私的良スレ書庫
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元スレマミ「台風のせいでやることがないわ」
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>>50
任せろ
任せろ
マミ「そ、それじゃあ、ご飯にする!?お風呂にする!?それとも……!」
杏子「待て待て待て待て!何かがおかしいぞ!というか何もかもおかしい!」
マミ「え!?だって、友達をお家に泊めるのなんて初めてだから、よく分からなくって……。」
杏子「はぁ、あのな……今まで通りでいいんだって。あたしとマミの関係が何か変わったか?」
マミ「……そうね、わかったわ!私頑張る!」キラキラ
杏子「だから頑張らなくていいんだって……。」
杏子「待て待て待て待て!何かがおかしいぞ!というか何もかもおかしい!」
マミ「え!?だって、友達をお家に泊めるのなんて初めてだから、よく分からなくって……。」
杏子「はぁ、あのな……今まで通りでいいんだって。あたしとマミの関係が何か変わったか?」
マミ「……そうね、わかったわ!私頑張る!」キラキラ
杏子「だから頑張らなくていいんだって……。」
俺がマミさん家行くからあんこは一人でTMレボリューションごっこでもしてろ
マミ「ちょっと待ってて!」
杏子「おい、分厚い鉄板なんか二枚も用意して……何やってんだ!?マミ!」
マミ「杏子、いまから私の得意料理……見せてあげる!」ガチャ
杏子「鉄板を重ねた!?備長炭に鉢まで用意して……なに作るつもりなんだよ!!」
マミ「はっ!」ジュワー
杏子「あれは……マグロ!マグロを鉄板の上に乗せて焼き上げているッ!しかし奇妙!肉汁が一切出ていない!」
マミ「これが私の得意料理……マグロのステーキよ!」
杏子「おい、分厚い鉄板なんか二枚も用意して……何やってんだ!?マミ!」
マミ「杏子、いまから私の得意料理……見せてあげる!」ガチャ
杏子「鉄板を重ねた!?備長炭に鉢まで用意して……なに作るつもりなんだよ!!」
マミ「はっ!」ジュワー
杏子「あれは……マグロ!マグロを鉄板の上に乗せて焼き上げているッ!しかし奇妙!肉汁が一切出ていない!」
マミ「これが私の得意料理……マグロのステーキよ!」
マミ「焼きあがったわ……どうぞご賞味あれ!」トン
杏子「ずいぶん早いんだな……。」パク
マミ「どう?」
杏子「……うおおおおっ!これは!圧倒的な旨味と味わい!こんな料理、食べたことねー……うまい!でも一体なんでこんなに……!」
マミ「その秘密は……『二枚の鉄板』よ!」
杏子「鉄板?」
マミ「マグロのステーキを焼く際に大事なのは火力よ。素早く焼き上げなければどうしても旨味が肉汁となって外に出ていってしまう」
杏子「そうか……だから鉄板を重ねて火力を上げたんだな!」
マミ「そうよ!料理は工夫をすることで、とってもおいしくなるの!」
杏子「すっげー!マミ、すげーよ!」キラキラ
マミ「ふふん」
杏子「ずいぶん早いんだな……。」パク
マミ「どう?」
杏子「……うおおおおっ!これは!圧倒的な旨味と味わい!こんな料理、食べたことねー……うまい!でも一体なんでこんなに……!」
マミ「その秘密は……『二枚の鉄板』よ!」
杏子「鉄板?」
マミ「マグロのステーキを焼く際に大事なのは火力よ。素早く焼き上げなければどうしても旨味が肉汁となって外に出ていってしまう」
杏子「そうか……だから鉄板を重ねて火力を上げたんだな!」
マミ「そうよ!料理は工夫をすることで、とってもおいしくなるの!」
杏子「すっげー!マミ、すげーよ!」キラキラ
マミ「ふふん」
杏子「あたしはいっつも食べる側だったからな……料理にこんな工夫がされてるなんて知らなかった」
マミ「ふふ、杏子もやってみる?」
杏子「え?やってみるって?」
マミ「今日の晩ご飯。一緒に作ってみない?もっとも買い物にはいけないから献立は任せてもらうけど」
杏子「お、教えてくれるなら……やってみるかな」
マミ「ふふ、杏子もやってみる?」
杏子「え?やってみるって?」
マミ「今日の晩ご飯。一緒に作ってみない?もっとも買い物にはいけないから献立は任せてもらうけど」
杏子「お、教えてくれるなら……やってみるかな」
マミ「火よ!火を支配するのよっ!」
あんこ「うおおおおおおっ!!」
あんこ「うおおおおおおっ!!」
マミ「まず、よく手を洗ってね……って爪伸びてるじゃない、爪切り貸してあげるから切ってらっしゃい」
杏子「そこからかよ……。」
マミ「準備ができたら、髪の毛が入ったりしないように三角巾を巻くわ」シュッ
杏子「徹底的だな」シュッ
マミ「普段はここまでやらないけど教えるから一応……って杏子!」
杏子「ん?」
マミ「三角巾が幽霊が頭に巻く『アレ」みたいになってるわよ……巻き直してあげるからこっち来なさい」
杏子「ちゃんと出来たと思ったんだけど……。」デローン
杏子「そこからかよ……。」
マミ「準備ができたら、髪の毛が入ったりしないように三角巾を巻くわ」シュッ
杏子「徹底的だな」シュッ
マミ「普段はここまでやらないけど教えるから一応……って杏子!」
杏子「ん?」
マミ「三角巾が幽霊が頭に巻く『アレ」みたいになってるわよ……巻き直してあげるからこっち来なさい」
杏子「ちゃんと出来たと思ったんだけど……。」デローン
三角巾をつけてあげるってことは、目の前にマミさん自身が迫ってくるわけだな
マミ「まず玉ねぎをみじん切りにするのよ」
杏子「みじん切りだな!」シャキーン
マミ「(包丁が危なっかしいわね……。)いい?左手はネコの手よ、まずは半分に切ってから」
杏子「せい!」ドス
マミ「そうそう、次は裏側を切らないように手前を浮かせて……。」
杏子「え?」ザグッ
マミ「遅かった……。」
杏子「みじん切りだな!」シャキーン
マミ「(包丁が危なっかしいわね……。)いい?左手はネコの手よ、まずは半分に切ってから」
杏子「せい!」ドス
マミ「そうそう、次は裏側を切らないように手前を浮かせて……。」
杏子「え?」ザグッ
マミ「遅かった……。」
マミ「……さて、だいぶ苦戦したけどみじん切りは終わったわね」
杏子「うぐっ……目が……目がぁ……!」グスッ
マミ「ほら、しっかりして、つぎはこの玉ねぎをいためるのよ」
杏子「『いためる』……?これでもか!これでもか!」ペシペシ
マミ「いためつけるんじゃない!」
杏子「通じてよかったよ」
マミ「ええ」
杏子「うぐっ……目が……目がぁ……!」グスッ
マミ「ほら、しっかりして、つぎはこの玉ねぎをいためるのよ」
杏子「『いためる』……?これでもか!これでもか!」ペシペシ
マミ「いためつけるんじゃない!」
杏子「通じてよかったよ」
マミ「ええ」
ジュウウウウ……。
杏子「玉ねぎがだいぶしんなりしてきたぞ」
マミ「そろそろいいわね、じゃあ次はタネを作りましょうか」
杏子「た、タネ!?でもあたし達女だ……!」
マミ「ストップストーップ!何の話よ!料理の話よ料理の話!」
杏子「お、おう……で、なんだよタネって」
マミ「まずボウルにひき肉を入れてよーくこねてちょうだい」
杏子「おう!」コネコネ
マミ「次にさっき炒めた玉ねぎを2/3ほど加える」バララ
杏子「残りはどうすんだ?」コネコネ
マミ「ソースに使うのよ」
杏子「玉ねぎがだいぶしんなりしてきたぞ」
マミ「そろそろいいわね、じゃあ次はタネを作りましょうか」
杏子「た、タネ!?でもあたし達女だ……!」
マミ「ストップストーップ!何の話よ!料理の話よ料理の話!」
杏子「お、おう……で、なんだよタネって」
マミ「まずボウルにひき肉を入れてよーくこねてちょうだい」
杏子「おう!」コネコネ
マミ「次にさっき炒めた玉ねぎを2/3ほど加える」バララ
杏子「残りはどうすんだ?」コネコネ
マミ「ソースに使うのよ」
マミ「そして塩コショウを加えるわ」サッサッ
杏子「あたしはどうすりゃいーんだ?」
マミ「そのまま混ぜてて」
杏子「おう……何してんだマミ?」
マミ「卵を混ぜているのよ」カチャカチャ
杏子「それはどうすんだ?」
マミ「そこに投入……するのよッ!」ドロー
杏子「ひゃ!」
マミ「そんでもってパン粉」サッサッ
杏子「おう」コネコネ
マミ「ラストは牛乳ー」ドボドボ
杏子「んで、こねればいいんだな!」コネコネ
マミ「ええ」
杏子「あたしはどうすりゃいーんだ?」
マミ「そのまま混ぜてて」
杏子「おう……何してんだマミ?」
マミ「卵を混ぜているのよ」カチャカチャ
杏子「それはどうすんだ?」
マミ「そこに投入……するのよッ!」ドロー
杏子「ひゃ!」
マミ「そんでもってパン粉」サッサッ
杏子「おう」コネコネ
マミ「ラストは牛乳ー」ドボドボ
杏子「んで、こねればいいんだな!」コネコネ
マミ「ええ」
ボケじゃなくて天然なあんあんくぁいい
お料理上手なマミさんまじ天使
お料理上手なマミさんまじ天使
マミ「もういいかな……。」
杏子「ん?」
マミ「じゃあ次はタネ一個分を手にとって丸めて……こうするの!」ペチン!ペチン!ペチン!
杏子「な、なんだ!?何やってんだ!?」
マミ「こうやって両手でキャッチボールするみたいにして、タネの中の空気を抜くの。やってみて?」
杏子「よ、よし……こうか?」ペチペチペチ
マミ「そうそう、出来てる出来てる!」
杏子「ん?」
マミ「じゃあ次はタネ一個分を手にとって丸めて……こうするの!」ペチン!ペチン!ペチン!
杏子「な、なんだ!?何やってんだ!?」
マミ「こうやって両手でキャッチボールするみたいにして、タネの中の空気を抜くの。やってみて?」
杏子「よ、よし……こうか?」ペチペチペチ
マミ「そうそう、出来てる出来てる!」
マミ「よし、全部のタネを分け終わったわね。次は形を整えましょう」クニクニ
杏子「なあマミ、タネの真ん中をヘコませてるのはなんでだ?」
マミ「ん?これはね……焼くと形が変わるからよ。こうしておくと中心がこんもり盛り上がって、ちょうどよくなるの」
杏子「ふーん……じゃああたしも!」ムニ
マミ「そうそう」
杏子「なあマミ、タネの真ん中をヘコませてるのはなんでだ?」
マミ「ん?これはね……焼くと形が変わるからよ。こうしておくと中心がこんもり盛り上がって、ちょうどよくなるの」
杏子「ふーん……じゃああたしも!」ムニ
マミ「そうそう」
杏子「全部できたな……あとは焼くだけだ!」
マミ「そうね、まずはフライパンに油を引くのよ」
杏子「わかった!」
ジュウウウウウウ
杏子「よし、油はこんなもんかな……。」
マミ「じゃあタネを乗せていきましょう、重なってしまわないように気をつけて」
杏子「おう!」ペトッ ジュウウウウウウ
杏子「うまそーな匂い……!」ジュルッ
マミ「焼き色がついたらフライ返しで返すのよ」
杏子「わかってるよ……そらっ!」クルッ
マミ「うまい!とても初めてとは思えないわ!」
杏子「へへ……この調子で残りもやってくよ!」
マミ「そうね、まずはフライパンに油を引くのよ」
杏子「わかった!」
ジュウウウウウウ
杏子「よし、油はこんなもんかな……。」
マミ「じゃあタネを乗せていきましょう、重なってしまわないように気をつけて」
杏子「おう!」ペトッ ジュウウウウウウ
杏子「うまそーな匂い……!」ジュルッ
マミ「焼き色がついたらフライ返しで返すのよ」
杏子「わかってるよ……そらっ!」クルッ
マミ「うまい!とても初めてとは思えないわ!」
杏子「へへ……この調子で残りもやってくよ!」
杏子「よっし!全部返した!」
マミ「それじゃ、ひを弱めてフライパンの蓋を閉めるのよ」
杏子「あれ?これでできあがりじゃないのか?」
マミ「ええ、まだ中まで火が通っていないから……こうやってじっくり焼いていくのよ」
杏子「ふーん……でもいつ焼きあがったかわかんなくない?」
マミ「その心配はないわ、この竹串で確かめるのよ!」ババーン
杏子「竹串ぃ?」
マミ「これをハンバーグに突き刺して透明な肉汁が出てきた頃が、焼きあがった頃合いよ」
杏子「よーし、それじゃ早速……!」
マミ「ストーップ!まだ蓋閉めたばっかりでしょうが!」
マミ「それじゃ、ひを弱めてフライパンの蓋を閉めるのよ」
杏子「あれ?これでできあがりじゃないのか?」
マミ「ええ、まだ中まで火が通っていないから……こうやってじっくり焼いていくのよ」
杏子「ふーん……でもいつ焼きあがったかわかんなくない?」
マミ「その心配はないわ、この竹串で確かめるのよ!」ババーン
杏子「竹串ぃ?」
マミ「これをハンバーグに突き刺して透明な肉汁が出てきた頃が、焼きあがった頃合いよ」
杏子「よーし、それじゃ早速……!」
マミ「ストーップ!まだ蓋閉めたばっかりでしょうが!」
>>81
あんなこといいな できたらいいな
あんなこといいな できたらいいな
──五分後
杏子「……そろそろ、いいかな」パカ
マミ「確かめてみたら?」
杏子「えい」プス
トロ……。
杏子「あ……!」
マミ「無事に焼きあがったようね。お皿に取り分けるわよ」
杏子「やった!完成だ!」
マミ「ところがもうちょっとだけ続くのよこれが」
杏子「なん……だと……!」グギュルルルルル
杏子「……そろそろ、いいかな」パカ
マミ「確かめてみたら?」
杏子「えい」プス
トロ……。
杏子「あ……!」
マミ「無事に焼きあがったようね。お皿に取り分けるわよ」
杏子「やった!完成だ!」
マミ「ところがもうちょっとだけ続くのよこれが」
杏子「なん……だと……!」グギュルルルルル
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