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元スレ櫻子「なんだこれ」
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櫻子「本籍ってどこだろう?」
向日葵「うーん……多分住所と同じでいいんじゃないかしら……?」
櫻子「そっか」カキカキ
櫻子「はっ……!」
向日葵「どうしたの?」
櫻子「これは……非常に重要な問題だよ……!」
向日葵「どれ?」
櫻子「次の【(4)婚姻後の夫婦の氏】って項目……」
向日葵「あ……」
向日葵「うーん……多分住所と同じでいいんじゃないかしら……?」
櫻子「そっか」カキカキ
櫻子「はっ……!」
向日葵「どうしたの?」
櫻子「これは……非常に重要な問題だよ……!」
向日葵「どれ?」
櫻子「次の【(4)婚姻後の夫婦の氏】って項目……」
向日葵「あ……」
櫻子「ええっと……まぁ私が『つま』なんだし、私の方でいいよね」
向日葵「で、でも『大室 向日葵』って変じゃないかな……?」
櫻子「うーん……確かに違和感がある」
向日葵「じゃ、じゃあ『古谷 櫻子』の方がいい……?」
櫻子「そっちもそっちで違和感だなぁ」
向日葵「どうしよう……?」
櫻子「……決めた! ひまちゃんは私の嫁に来るんだし、やっぱり『大室 向日葵』がいいよ!」
向日葵「そ、そうかな?」
櫻子「絶対そうだよ!」
向日葵「で、でも『大室 向日葵』って変じゃないかな……?」
櫻子「うーん……確かに違和感がある」
向日葵「じゃ、じゃあ『古谷 櫻子』の方がいい……?」
櫻子「そっちもそっちで違和感だなぁ」
向日葵「どうしよう……?」
櫻子「……決めた! ひまちゃんは私の嫁に来るんだし、やっぱり『大室 向日葵』がいいよ!」
向日葵「そ、そうかな?」
櫻子「絶対そうだよ!」
櫻子「できたー!」
向日葵「後は証人ね」
櫻子「また撫子に頼む?」
向日葵「でもこれ2人いるみたいだけど……」
櫻子「じゃあ生徒会の先輩にでも頼もっか?」
向日葵「ええっ?! 恥ずかしいですわ……」
櫻子「ひまちゃん、戻ってる戻ってる」
向日葵「はっ! 生徒会という単語を聞いてつい……さーちゃん、ごめんね?」
櫻子(うっ……。最近『ですの』ばっかりだったから、このひまちゃんが可愛すぎる件……)
向日葵「さーちゃん?」
櫻子「なっ、なんでもない! じゃあここは、明日先輩達に頼もう?」
向日葵「本当に先輩達にするんだ……」
櫻子「いいじゃん、どうせそのうちバレるんだろうし」
向日葵「そうかなぁ……」
向日葵「後は証人ね」
櫻子「また撫子に頼む?」
向日葵「でもこれ2人いるみたいだけど……」
櫻子「じゃあ生徒会の先輩にでも頼もっか?」
向日葵「ええっ?! 恥ずかしいですわ……」
櫻子「ひまちゃん、戻ってる戻ってる」
向日葵「はっ! 生徒会という単語を聞いてつい……さーちゃん、ごめんね?」
櫻子(うっ……。最近『ですの』ばっかりだったから、このひまちゃんが可愛すぎる件……)
向日葵「さーちゃん?」
櫻子「なっ、なんでもない! じゃあここは、明日先輩達に頼もう?」
向日葵「本当に先輩達にするんだ……」
櫻子「いいじゃん、どうせそのうちバレるんだろうし」
向日葵「そうかなぁ……」
向日葵「じゃ、じゃあ私今日はもう帰るね。そろそろ撫子さん達帰ってくる頃だろうし……」
櫻子「待った」
向日葵「へ?」
櫻子「危うくあやふやにするところだったけど、私、まだひまちゃんの気持ちちゃんと聞いてないよ?」
向日葵「あ――」
櫻子「私だけにあんな恥ずかしい告白させておいて、それで1人だけ逃げるなんて、そんな事しないよねひまちゃん?」
向日葵「う……うう……///」
櫻子「なんでそこでひまちゃんが恥ずかしがってるのさ! 恥ずかしいのは私の方なんだけど……」
向日葵「だ……だって……」グスッ…
櫻子「うわぁ?! ひ、ひまちゃん泣いてる?! もしかして泣いてる?!」
櫻子「待った」
向日葵「へ?」
櫻子「危うくあやふやにするところだったけど、私、まだひまちゃんの気持ちちゃんと聞いてないよ?」
向日葵「あ――」
櫻子「私だけにあんな恥ずかしい告白させておいて、それで1人だけ逃げるなんて、そんな事しないよねひまちゃん?」
向日葵「う……うう……///」
櫻子「なんでそこでひまちゃんが恥ずかしがってるのさ! 恥ずかしいのは私の方なんだけど……」
向日葵「だ……だって……」グスッ…
櫻子「うわぁ?! ひ、ひまちゃん泣いてる?! もしかして泣いてる?!」
向日葵「だってだって……あんなの恥ずかしくて真似出来ないよ……」グスグス…
櫻子「べ、別に真似しろだなんて言って無いから! た、ただ私にもちゃんと言葉で言って欲しいなー? なんて……」
向日葵「そう……?」
櫻子「そうそう! 大丈夫だから……」
櫻子(な、なんか泣き虫な所まで昔に戻っちゃってる……?!)
向日葵「じゃあ……言うね……?」
櫻子「う、うん……」
向日葵「さーちゃん……えっと……大好き……!」
櫻子「」
櫻子「べ、別に真似しろだなんて言って無いから! た、ただ私にもちゃんと言葉で言って欲しいなー? なんて……」
向日葵「そう……?」
櫻子「そうそう! 大丈夫だから……」
櫻子(な、なんか泣き虫な所まで昔に戻っちゃってる……?!)
向日葵「じゃあ……言うね……?」
櫻子「う、うん……」
向日葵「さーちゃん……えっと……大好き……!」
櫻子「」
~翌日~
櫻子(気付いたら朝だった)
櫻子(私は昨日、気を失っていたらしい)
櫻子(その……多分、さーちゃんに『大好き』って言われた時に……)ピンポーン
撫子「櫻子ー! ひま子が迎えに来てるよー?」
櫻子「……」
櫻子「えっ?!」
撫子「あー、まだ櫻子部屋みたいだから上がっていってよ?」
櫻子「えっ?! えっ?!」
向日葵「その……じゃあ、お邪魔します……」
櫻子「えっ?! えっ?! えっ?!」
向日葵「櫻子? 入りますわよ?」
櫻子「ええっ?!」
櫻子(気付いたら朝だった)
櫻子(私は昨日、気を失っていたらしい)
櫻子(その……多分、さーちゃんに『大好き』って言われた時に……)ピンポーン
撫子「櫻子ー! ひま子が迎えに来てるよー?」
櫻子「……」
櫻子「えっ?!」
撫子「あー、まだ櫻子部屋みたいだから上がっていってよ?」
櫻子「えっ?! えっ?!」
向日葵「その……じゃあ、お邪魔します……」
櫻子「えっ?! えっ?! えっ?!」
向日葵「櫻子? 入りますわよ?」
櫻子「ええっ?!」
向日葵「おはよう櫻子」
櫻子「あ……向日葵……」
向日葵「なにボケっとしてるんですの? さっさと学校に行きますわよ?」
櫻子「う、うん……」
櫻子(あれ……ひまちゃ――向日葵戻ってる……?)
向日葵「ほら、さっさと着替えて。朝ごはん、どうしますの?」
櫻子「あ、歩きながら食べるよ……」
向日葵「お行儀が悪いですわね。まぁ、櫻子なら仕方ないでしょうけど」
櫻子「うん……」
櫻子(も、もしかしてあれは全部夢だったのかな……? そんなー……私の一世一代の告白は一体どうなったんだよぅ……)
櫻子「あ……向日葵……」
向日葵「なにボケっとしてるんですの? さっさと学校に行きますわよ?」
櫻子「う、うん……」
櫻子(あれ……ひまちゃ――向日葵戻ってる……?)
向日葵「ほら、さっさと着替えて。朝ごはん、どうしますの?」
櫻子「あ、歩きながら食べるよ……」
向日葵「お行儀が悪いですわね。まぁ、櫻子なら仕方ないでしょうけど」
櫻子「うん……」
櫻子(も、もしかしてあれは全部夢だったのかな……? そんなー……私の一世一代の告白は一体どうなったんだよぅ……)
向日葵「さーちゃん……」
櫻子「?!」
向日葵「あ、あのね? あの後私、考えたんだけど……やっぱり皆の前で昔みたいになるのは恥ずかしいから……」
櫻子「あ……う、うん……」
向日葵「だ、だから! さーちゃんと2人きりの時は――」コンコン
撫子「おうい、お二人さん遅刻するぞー?」ガチャッ
向日葵・櫻子「「!!」」ビクッ
撫子「なに、どしたの? 朝からキスの練習でもしていちゃついてたの? あー、お熱いねぇ」ケラケラ
櫻子「ば、馬鹿じゃないの?! どうして私が――! 私が……向日葵……なんかと……」
向日葵「と、当然ですわ! 撫子さんもそんな勘違いなさらないでくださいな!」
櫻子「?!」
向日葵「あ、あのね? あの後私、考えたんだけど……やっぱり皆の前で昔みたいになるのは恥ずかしいから……」
櫻子「あ……う、うん……」
向日葵「だ、だから! さーちゃんと2人きりの時は――」コンコン
撫子「おうい、お二人さん遅刻するぞー?」ガチャッ
向日葵・櫻子「「!!」」ビクッ
撫子「なに、どしたの? 朝からキスの練習でもしていちゃついてたの? あー、お熱いねぇ」ケラケラ
櫻子「ば、馬鹿じゃないの?! どうして私が――! 私が……向日葵……なんかと……」
向日葵「と、当然ですわ! 撫子さんもそんな勘違いなさらないでくださいな!」
花子「もうバレバ――」ガシッ
撫子「ハイハイ、それよりさっさと学校行った方がいいんじゃないの?」
花子「むぐぐっ……むーー!!」ブンブン
向日葵「そ、そうですわ櫻子! ほら、急いで!」
櫻子「う、うんわかってるって!」
撫子「いってらっしゃーい」フリフリ
花子「ぐむむっ……ぷはー! 撫子、何するの酷いじゃんか!」
撫子「ああいうのは、最初は知らないフリして見守ってあげるのがいいんだよ」
花子「そうなの?」
撫子「きっとそうだよ」
花子「よくわかんない」
撫子「いつかわかるよ。何せ私らの妹だからね」
花子「撫子そればっか」
撫子「ハイハイ、それよりさっさと学校行った方がいいんじゃないの?」
花子「むぐぐっ……むーー!!」ブンブン
向日葵「そ、そうですわ櫻子! ほら、急いで!」
櫻子「う、うんわかってるって!」
撫子「いってらっしゃーい」フリフリ
花子「ぐむむっ……ぷはー! 撫子、何するの酷いじゃんか!」
撫子「ああいうのは、最初は知らないフリして見守ってあげるのがいいんだよ」
花子「そうなの?」
撫子「きっとそうだよ」
花子「よくわかんない」
撫子「いつかわかるよ。何せ私らの妹だからね」
花子「撫子そればっか」
~教室~
櫻子「ギリギリセーフだったね……」ゼェゼェ…
向日葵「そうですわね……」ハァハァ…
あかり「櫻子ちゃん向日葵ちゃん、おはよー」
ちなつ「おはよう、ギリギリだったみたいね」
櫻子「あ、うん、おはよう」
向日葵「おはよう……」
あかり「うん?」
ちなつ「え?」
向日葵「ごっ、ございますですわ!」
あかり「ひ、向日葵ちゃん?!」
ちなつ「ど、どうしたの急に? 大声で挨拶なんてして……」
櫻子「ギリギリセーフだったね……」ゼェゼェ…
向日葵「そうですわね……」ハァハァ…
あかり「櫻子ちゃん向日葵ちゃん、おはよー」
ちなつ「おはよう、ギリギリだったみたいね」
櫻子「あ、うん、おはよう」
向日葵「おはよう……」
あかり「うん?」
ちなつ「え?」
向日葵「ごっ、ございますですわ!」
あかり「ひ、向日葵ちゃん?!」
ちなつ「ど、どうしたの急に? 大声で挨拶なんてして……」
向日葵「はっ……!」
櫻子「あ、あはははは! ひーちゃ――向日葵、実は昨日変なもの食べちゃって……」
ちなつ「変なもの? 道に落ちてたかりんとうとか?」
あかり「あはは、ちなつちゃんそれはないよ~。でもそれはどっちかといえば、櫻子ちゃんの役割だよねー」
櫻子「あ、あかりちゃんひっど~」
あかり「あはは、ごめんね」
向日葵「……」
ちなつ「えっと、向日葵ちゃん……?」
向日葵「……! え、えっと……なんでしょう吉川さん」
ちなつ「大丈夫? 具合悪かったりしない?」
向日葵「だ、大丈夫です。どこも問題ありませんわ」
あかり「でも、いつもならさっきのとこで櫻子ちゃんの事怒るよね~」
櫻子(何かいつもと感覚が違うと思ったら……確かに)
櫻子「あ、あはははは! ひーちゃ――向日葵、実は昨日変なもの食べちゃって……」
ちなつ「変なもの? 道に落ちてたかりんとうとか?」
あかり「あはは、ちなつちゃんそれはないよ~。でもそれはどっちかといえば、櫻子ちゃんの役割だよねー」
櫻子「あ、あかりちゃんひっど~」
あかり「あはは、ごめんね」
向日葵「……」
ちなつ「えっと、向日葵ちゃん……?」
向日葵「……! え、えっと……なんでしょう吉川さん」
ちなつ「大丈夫? 具合悪かったりしない?」
向日葵「だ、大丈夫です。どこも問題ありませんわ」
あかり「でも、いつもならさっきのとこで櫻子ちゃんの事怒るよね~」
櫻子(何かいつもと感覚が違うと思ったら……確かに)
ちなつ「でも本当に具合悪かったら言ってね? 保健室に連れて行ってあげるから」
あかり「そうだよ? 向日葵ちゃんに何かあったら大変だからね」
向日葵「お二人とも……ありがとうございます……」キーンコーンカーンコーン
櫻子「ほ、ほら向日葵。早く席について。HR始まっちゃう」
向日葵「うん……あ……! えっと……は、はい! ごめんなさい……」
あかり(やっぱりなんだか様子がおかしいよね……心配だよぉ……)
ちなつ(これは……間違いなく何かあったわね。主にこの2人の間に)キュピーン
櫻子「っ……?!」ゾクッ
櫻子(何だか寒気が……。後ろの席から冷気が流れ込んできたような……ちなつちゃんから……?)
あかり「そうだよ? 向日葵ちゃんに何かあったら大変だからね」
向日葵「お二人とも……ありがとうございます……」キーンコーンカーンコーン
櫻子「ほ、ほら向日葵。早く席について。HR始まっちゃう」
向日葵「うん……あ……! えっと……は、はい! ごめんなさい……」
あかり(やっぱりなんだか様子がおかしいよね……心配だよぉ……)
ちなつ(これは……間違いなく何かあったわね。主にこの2人の間に)キュピーン
櫻子「っ……?!」ゾクッ
櫻子(何だか寒気が……。後ろの席から冷気が流れ込んできたような……ちなつちゃんから……?)
~昼休み~
櫻子「向日葵、それじゃ生徒会室に行こう」
向日葵「えっ……」
櫻子「その……あれの証人を先輩にお願いするって言ったじゃん」
向日葵「でもやっぱり……恥ずかしいよ……ですわ……」
櫻子「あーもー、こういうのはキッチリ決めとかないと駄目なの!」
向日葵「……さーちゃ――櫻子がそう言うんでしたら……」
櫻子「じゃあ行くよ? あ、あれはちゃんとクリアじゃないファイルに入れてあるから、見られる事は無いと思うし」
向日葵「気が利いてる……ますのね……」
ちなつ(証人……? ファイル……? まさか何かの事件にでも巻き込まれて……?!)
あかり「ち、ちなつちゃんの顔とかポーズとか、その他も色々と怖いよぉ……」
櫻子「向日葵、それじゃ生徒会室に行こう」
向日葵「えっ……」
櫻子「その……あれの証人を先輩にお願いするって言ったじゃん」
向日葵「でもやっぱり……恥ずかしいよ……ですわ……」
櫻子「あーもー、こういうのはキッチリ決めとかないと駄目なの!」
向日葵「……さーちゃ――櫻子がそう言うんでしたら……」
櫻子「じゃあ行くよ? あ、あれはちゃんとクリアじゃないファイルに入れてあるから、見られる事は無いと思うし」
向日葵「気が利いてる……ますのね……」
ちなつ(証人……? ファイル……? まさか何かの事件にでも巻き込まれて……?!)
あかり「ち、ちなつちゃんの顔とかポーズとか、その他も色々と怖いよぉ……」
櫻子「あ、でも今日2年生は昼休みに何かあるって言ってたよね。あかりちゃん、何だっけ?」
あかり「えっ? あ、えーと確かお巡りさんが学校に来るって言ってたような……」
ちなつ(お巡り……って刑事が学校に来るですって?! 本格的に事件に匂いがするわね!)
櫻子「あ、そっか。防犯なんとかの説明とかだっけ?」
あかり「そうそう、そんな感じだったと思うよ~。私達1年生は明日みたいだね~」
櫻子「だってさ向日葵、昼休みは無理みたいだから放課後にしよう」
向日葵「うん……」コク
あかり(向日葵ちゃん、やっぱり元気無いなぁ)
ちなつ(これは結衣先輩にも伝えて、放課後監視するしか無いわね……)
あかり「えっ? あ、えーと確かお巡りさんが学校に来るって言ってたような……」
ちなつ(お巡り……って刑事が学校に来るですって?! 本格的に事件に匂いがするわね!)
櫻子「あ、そっか。防犯なんとかの説明とかだっけ?」
あかり「そうそう、そんな感じだったと思うよ~。私達1年生は明日みたいだね~」
櫻子「だってさ向日葵、昼休みは無理みたいだから放課後にしよう」
向日葵「うん……」コク
あかり(向日葵ちゃん、やっぱり元気無いなぁ)
ちなつ(これは結衣先輩にも伝えて、放課後監視するしか無いわね……)
~放課後~
櫻子「よしっ。向日葵、行くよ」
向日葵「うん――はい……」
あかり「あ、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、また明日ね?」
櫻子「えっ?! あ、う、うん! また明日!」
向日葵「ご、ごきげんようですわ……」
あかり「ひ、向日葵ちゃんがいつもより更に丁寧になってる……?」
櫻子「……さっさと行こうか」
向日葵「……」コクコク
ちなつ(よし……尾行開始よ……!)
櫻子「よしっ。向日葵、行くよ」
向日葵「うん――はい……」
あかり「あ、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、また明日ね?」
櫻子「えっ?! あ、う、うん! また明日!」
向日葵「ご、ごきげんようですわ……」
あかり「ひ、向日葵ちゃんがいつもより更に丁寧になってる……?」
櫻子「……さっさと行こうか」
向日葵「……」コクコク
ちなつ(よし……尾行開始よ……!)
~生徒会室~
櫻子「こ、こんちゃーす」
向日葵「し、失礼しますわ」
綾乃「あら2人共、何だか随分と久しぶりな気がするわね」
千歳「ほんまやわぁ、週末とお昼休みに会わなかっただけやのにねえ?」
綾乃「さて、今日の仕事もぱっぱと片付けちゃいましょうかしら」
櫻子「あ、あの!」
綾乃「? 何よ急に、びっくりするじゃないの」
千歳「何か偉く緊張しとるみたいやねぇ? 古谷さんも今日は何だかずっと下向いとるし……」
櫻子「せ、先輩方にお願いがありまして!」
櫻子「こ、こんちゃーす」
向日葵「し、失礼しますわ」
綾乃「あら2人共、何だか随分と久しぶりな気がするわね」
千歳「ほんまやわぁ、週末とお昼休みに会わなかっただけやのにねえ?」
綾乃「さて、今日の仕事もぱっぱと片付けちゃいましょうかしら」
櫻子「あ、あの!」
綾乃「? 何よ急に、びっくりするじゃないの」
千歳「何か偉く緊張しとるみたいやねぇ? 古谷さんも今日は何だかずっと下向いとるし……」
櫻子「せ、先輩方にお願いがありまして!」
綾乃「お願い? 何かしら」
千歳「お腹が減ってるから、綾乃ちゃんのプリンを分けて欲しいんとちゃうの? 歳納さんみたいに」
綾乃「だだだだ誰が歳納京子なんかにあげるもんですか! って、あ、もしかしてそれで古谷さん元気が――」
櫻子「全然違います」
向日葵「……」
綾乃「じょ、冗談よ。千歳が変な事言うから――」
千歳「もー、綾乃ちゃんも冗談が通じん人やな~」
綾乃「悪かったわね。で、話の腰折ってごめんなさい。お願いって何?」
櫻子「お願いは……その……これです!」サッ
綾乃「……?」
千歳「……?」
向日葵「……///」
櫻子「……///」
綾乃・千歳「へ……?」
千歳「お腹が減ってるから、綾乃ちゃんのプリンを分けて欲しいんとちゃうの? 歳納さんみたいに」
綾乃「だだだだ誰が歳納京子なんかにあげるもんですか! って、あ、もしかしてそれで古谷さん元気が――」
櫻子「全然違います」
向日葵「……」
綾乃「じょ、冗談よ。千歳が変な事言うから――」
千歳「もー、綾乃ちゃんも冗談が通じん人やな~」
綾乃「悪かったわね。で、話の腰折ってごめんなさい。お願いって何?」
櫻子「お願いは……その……これです!」サッ
綾乃「……?」
千歳「……?」
向日葵「……///」
櫻子「……///」
綾乃・千歳「へ……?」
~生徒会室前~
結衣「ちょ、ちょっとちなつちゃん押さないで……」
ちなつ「でも、早くしないと事件の一部始終を見損ねちゃいますよ?!」
京子「あーんちなつちゃーん、私も押してよー」
ちなつ「何言ってるんですか、京子先輩は勝手についてきたんじゃないですか。私、この事は結衣先輩にしか言ってませんよ?」
あかり「あのねっ! あかりも! あかりもいるよ!?」
ちなつ「あ、うん」
結衣「京子が呼んだの?」
京子「ううん」
あかり「えっ! さっき廊下であかり皆に誘拐されたよね?! ううん……あれは誘拐どころか拉致だよぉ……」
ちなつ「ちょっと、あかりちゃん黙ってて」
あかり「ガーン……」
結衣「ちょ、ちょっとちなつちゃん押さないで……」
ちなつ「でも、早くしないと事件の一部始終を見損ねちゃいますよ?!」
京子「あーんちなつちゃーん、私も押してよー」
ちなつ「何言ってるんですか、京子先輩は勝手についてきたんじゃないですか。私、この事は結衣先輩にしか言ってませんよ?」
あかり「あのねっ! あかりも! あかりもいるよ!?」
ちなつ「あ、うん」
結衣「京子が呼んだの?」
京子「ううん」
あかり「えっ! さっき廊下であかり皆に誘拐されたよね?! ううん……あれは誘拐どころか拉致だよぉ……」
ちなつ「ちょっと、あかりちゃん黙ってて」
あかり「ガーン……」
ちなつ「とりあえず、扉に聞き耳を立てて……」
―――! ―――!
京子「どう? 何か聞こえる?」
結衣「ちょ、京子……! 顔近いって……///」
京子「ん? 結衣、何か言った?」
ちなつ「……京子先輩、場所変わりますよ。こっちの方がよく聞こえるでしょうから」
京子「え? ホント? わーい、珍しくちなつちゃんが優しい!」
結衣「……バカ」
あかり「あ、あかりもー! あかりも聞きたいよー!」
―――! ―――!
京子「どう? 何か聞こえる?」
結衣「ちょ、京子……! 顔近いって……///」
京子「ん? 結衣、何か言った?」
ちなつ「……京子先輩、場所変わりますよ。こっちの方がよく聞こえるでしょうから」
京子「え? ホント? わーい、珍しくちなつちゃんが優しい!」
結衣「……バカ」
あかり「あ、あかりもー! あかりも聞きたいよー!」
~生徒会室内~
綾乃「……これ……その……、婚姻……届……よね?」
櫻子「……はい」
千歳「あ、あはは……2人共、これはちょっと冗談きついで――」
櫻子「冗談なんかじゃありません!」
綾乃・千歳「「?!」」ビクッ
櫻子「あ、すみません……。で、でも、これは私達にとっては大事な事なんです……」
綾乃「ええと……きっとお役所はこれを受理する事は無いと思うけど……?」
櫻子「わかってます。これは記念みたいなものなんです」
千歳「詳しい事情はようわからんけど、2人共本気みたいやねぇ」
綾乃「ち、千歳……?」
綾乃「……これ……その……、婚姻……届……よね?」
櫻子「……はい」
千歳「あ、あはは……2人共、これはちょっと冗談きついで――」
櫻子「冗談なんかじゃありません!」
綾乃・千歳「「?!」」ビクッ
櫻子「あ、すみません……。で、でも、これは私達にとっては大事な事なんです……」
綾乃「ええと……きっとお役所はこれを受理する事は無いと思うけど……?」
櫻子「わかってます。これは記念みたいなものなんです」
千歳「詳しい事情はようわからんけど、2人共本気みたいやねぇ」
綾乃「ち、千歳……?」
千歳「ええよ、ウチで良かったら書いたる~」
綾乃「ちょっと、千歳? 本気なの?」
千歳「勿論。綾乃ちゃんだって2人が真剣なのくらい、わかってるやろ?」
綾乃「う……ええまぁ確かに……。ていうか、あなた達いつの間にそんな関係になってたのかしら……?」
櫻子「えっと……昨日からです……」
綾乃「昨日からって……また随分と唐突ね……」
千歳(元々十分に、そういう関係やったと思うんやけどなぁ……。本人達が認めへんかっただけで)
櫻子「その……副会長にも書いて欲しいんですけど……」
綾乃「け、けどどうして私なの? 他に誰かいなかったのかしら……」
櫻子「私達の身近な人で、一番信用出来る年上の人で、丁度2人同時にいるっていうのが先輩達だったんです」
綾乃「なるほど……。証人は2人必要なのね……」
千歳「そやでー? 綾乃ちゃんの時は、うちが片方なったるから、もう片方の人ちゃんと探しておいてなー?」
綾乃「ちちちち千歳?! からかうのはやめて頂戴……!」
千歳「あはは、うち本気やで~?」
綾乃「ちょっと、千歳? 本気なの?」
千歳「勿論。綾乃ちゃんだって2人が真剣なのくらい、わかってるやろ?」
綾乃「う……ええまぁ確かに……。ていうか、あなた達いつの間にそんな関係になってたのかしら……?」
櫻子「えっと……昨日からです……」
綾乃「昨日からって……また随分と唐突ね……」
千歳(元々十分に、そういう関係やったと思うんやけどなぁ……。本人達が認めへんかっただけで)
櫻子「その……副会長にも書いて欲しいんですけど……」
綾乃「け、けどどうして私なの? 他に誰かいなかったのかしら……」
櫻子「私達の身近な人で、一番信用出来る年上の人で、丁度2人同時にいるっていうのが先輩達だったんです」
綾乃「なるほど……。証人は2人必要なのね……」
千歳「そやでー? 綾乃ちゃんの時は、うちが片方なったるから、もう片方の人ちゃんと探しておいてなー?」
綾乃「ちちちち千歳?! からかうのはやめて頂戴……!」
千歳「あはは、うち本気やで~?」
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