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元スレ岡部「はじめましてだな、15年前の俺」
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岡部(これがうまくいきさえすれば、もうぬか喜びすることもなくなるだろう……)
岡部(今度こそ牧瀬紅莉栖を救うのだ…… “一度はシュタインズ・ゲートに辿りついた”俺よ……!)
────────────────────────
岡部(β世界線に戻ったと思ったら、何故か病院のベッドの上だった)
岡部(『私も…岡部のことが……』……紅莉栖……結局……俺はお前を犠牲にして……)
岡部(Dメールは世界線を移動するだけで、時間移動はできないが……一体この3週間に何が起こったんだ?)
岡部(この腹に巻かれてる包帯は一体……)
岡部(そもそも俺は本当にβ世界線に戻ってこられたのだろうか?紅莉栖はやはり……死んでしまったのか?)
岡部(まゆりはアトラクタフィールドの収束から逃れられたのか?)コンコン
まゆり「オカリン、入るよ~」
岡部「あ、ああ」(まゆりが生きている……!とりあえずまゆりにこの世界線での出来事を訊くしかないか)
ガチャ
岡部(今度こそ牧瀬紅莉栖を救うのだ…… “一度はシュタインズ・ゲートに辿りついた”俺よ……!)
────────────────────────
岡部(β世界線に戻ったと思ったら、何故か病院のベッドの上だった)
岡部(『私も…岡部のことが……』……紅莉栖……結局……俺はお前を犠牲にして……)
岡部(Dメールは世界線を移動するだけで、時間移動はできないが……一体この3週間に何が起こったんだ?)
岡部(この腹に巻かれてる包帯は一体……)
岡部(そもそも俺は本当にβ世界線に戻ってこられたのだろうか?紅莉栖はやはり……死んでしまったのか?)
岡部(まゆりはアトラクタフィールドの収束から逃れられたのか?)コンコン
まゆり「オカリン、入るよ~」
岡部「あ、ああ」(まゆりが生きている……!とりあえずまゆりにこの世界線での出来事を訊くしかないか)
ガチャ
まゆり「オカリン、もうすぐ退院できるんだって?」
岡部(そうなのか?ここはとりあえず話を合せるしか……)
岡部「そ、その通りだまゆり!」
岡部「この狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真はこれきしのケガではなんともないぞ!フゥーハッハッハ!」
まゆり「よかった~やっぱりオカリンはこの方が好きなのです」
岡部(ん?……いや普段どおりにしただけだが……わざわざ好きなどと?単に気を使われているだけか?)
まゆり「血まみれのオカリンを見た時は心臓が止まるかと思ったよ~」
岡部「血まみれの俺?牧瀬紅莉栖ではなく?」
まゆり「牧瀬……紅莉栖?もしかしてオカリンが救急車の中でうめいていた時に呼んでた名前ってその人?」
岡部「!……ああ、たぶんな。その牧瀬紅莉栖がラボメンって話は俺から聞いたことは……あるか?」
まゆり「ううん、ないよ」
岡部「……わかった」
岡部(そうなのか?ここはとりあえず話を合せるしか……)
岡部「そ、その通りだまゆり!」
岡部「この狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真はこれきしのケガではなんともないぞ!フゥーハッハッハ!」
まゆり「よかった~やっぱりオカリンはこの方が好きなのです」
岡部(ん?……いや普段どおりにしただけだが……わざわざ好きなどと?単に気を使われているだけか?)
まゆり「血まみれのオカリンを見た時は心臓が止まるかと思ったよ~」
岡部「血まみれの俺?牧瀬紅莉栖ではなく?」
まゆり「牧瀬……紅莉栖?もしかしてオカリンが救急車の中でうめいていた時に呼んでた名前ってその人?」
岡部「!……ああ、たぶんな。その牧瀬紅莉栖がラボメンって話は俺から聞いたことは……あるか?」
まゆり「ううん、ないよ」
岡部「……わかった」
岡部(このパターンは……また世界線が変わったのか?)
岡部(Dメールの取り消しがうまくいかず、β世界線ではなく他の世界線に移動してしまったのか?)
岡部(今の俺には牧瀬紅莉栖を助けた記憶はない……いや、そもそも紅莉栖は死んでいないのか?)
岡部(……自分の目で確かめないと何とも言えないが)
岡部「えーと、……それで今紅莉栖はどこにいるか知っているか?」
まゆり「うーん、そこまでまゆしぃは知らないのです」
岡部「そうか……」
岡部(なるべく早く探さないと……まゆりの時と同じように単に死期が延びただけなのかもしれないし)
岡部「ん?この箱は何だ?」
岡部(Dメールの取り消しがうまくいかず、β世界線ではなく他の世界線に移動してしまったのか?)
岡部(今の俺には牧瀬紅莉栖を助けた記憶はない……いや、そもそも紅莉栖は死んでいないのか?)
岡部(……自分の目で確かめないと何とも言えないが)
岡部「えーと、……それで今紅莉栖はどこにいるか知っているか?」
まゆり「うーん、そこまでまゆしぃは知らないのです」
岡部「そうか……」
岡部(なるべく早く探さないと……まゆりの時と同じように単に死期が延びただけなのかもしれないし)
岡部「ん?この箱は何だ?」
>>3 話の構造上アニメ本編と重複部分が多いのは勘弁してね
まゆり「それはダル君から」
まゆり「頼まれてた物届けたよって伝言はあったけど、まゆしぃには中身はまだ知られちゃ困るみたい」
カパッ
岡部「ラボメンバッジ……」
岡部(しかも名前が全部そろっているとは……まあ確かにこれを作るように頼めるのは俺しかいないが……)
まゆり「どう?オカリンが頼んだ通りだった?」
岡部「え?あ、ああ」
岡部「まゆり、ちょっとトイレに行ってくる」
まゆり「うん、行ってらっしゃい」
岡部(まゆりには悪いが……一刻も早く紅莉栖を探さないと……その後の対応が全く違ってくる)
まゆり「それはダル君から」
まゆり「頼まれてた物届けたよって伝言はあったけど、まゆしぃには中身はまだ知られちゃ困るみたい」
カパッ
岡部「ラボメンバッジ……」
岡部(しかも名前が全部そろっているとは……まあ確かにこれを作るように頼めるのは俺しかいないが……)
まゆり「どう?オカリンが頼んだ通りだった?」
岡部「え?あ、ああ」
岡部「まゆり、ちょっとトイレに行ってくる」
まゆり「うん、行ってらっしゃい」
岡部(まゆりには悪いが……一刻も早く紅莉栖を探さないと……その後の対応が全く違ってくる)
岡部(まゆりだけに話を聞くのもあれだしな……ダルにもちょっと訊いたほうがいいか?)
岡部(とりあえずラボに行ってみるか……)
【ラボ】
ガチャ
ダル「あれ?オカリンもう退院したん?」
岡部「ああ、経過良好でな」
ダル「ところで、前頼んでたラボメンバッジはあんな感じでいいのかお?」
ダル「書いてあるアルファベットが意味不明なのが気になる件について」
岡部「とりあえずバッジはそれでいい(自分でも作らせた覚えはないが……)」
岡部「アルファベットについては後々話すつもりだ」
岡部「それよりダルよ、2,3訊きたいことがあるのだが……」
ダル「?」
岡部(とりあえずラボに行ってみるか……)
【ラボ】
ガチャ
ダル「あれ?オカリンもう退院したん?」
岡部「ああ、経過良好でな」
ダル「ところで、前頼んでたラボメンバッジはあんな感じでいいのかお?」
ダル「書いてあるアルファベットが意味不明なのが気になる件について」
岡部「とりあえずバッジはそれでいい(自分でも作らせた覚えはないが……)」
岡部「アルファベットについては後々話すつもりだ」
岡部「それよりダルよ、2,3訊きたいことがあるのだが……」
ダル「?」
岡部「ラボメンナンバー004を知ってるか?」
ダル「004?そんな人はいないと思われ」
岡部「では牧瀬紅莉栖のことは?」
ダル「それってオカリンがこの前呼んでた人のことかお?調べたら天才科学者らしいし」
ダル「もしかして先月ラジ館で会ったのって……」
岡部「その人が死んだとか、事件に巻き込まれたとかは聞いたことはあるか?」
ダル「今のところそれはないお」
岡部(ダルも似たようなものか……紅莉栖は一体どこに……?)
岡部(そもそもここは本当にβ世界線なのか?……世界線を確かめるには……)
岡部(そうか!……ダイバージェンスメーターがあれば……)
岡部(下のミスターブラウンの所に行けば、もしかしたらあるという可能性も)
ダル「004?そんな人はいないと思われ」
岡部「では牧瀬紅莉栖のことは?」
ダル「それってオカリンがこの前呼んでた人のことかお?調べたら天才科学者らしいし」
ダル「もしかして先月ラジ館で会ったのって……」
岡部「その人が死んだとか、事件に巻き込まれたとかは聞いたことはあるか?」
ダル「今のところそれはないお」
岡部(ダルも似たようなものか……紅莉栖は一体どこに……?)
岡部(そもそもここは本当にβ世界線なのか?……世界線を確かめるには……)
岡部(そうか!……ダイバージェンスメーターがあれば……)
岡部(下のミスターブラウンの所に行けば、もしかしたらあるという可能性も)
【ブラウン管工房】
岡部「ミスタァー、ブラウン!」
天王寺「は~、だから何度天王寺さんと呼べと……」
岡部「ん?そこにいるのは」
天王寺「ああ、今日からバイトに入ってもらってる子だ」
岡部「!!!」
萌郁「桐生、萌郁です」
天王寺「綯が転んだ所を助けてもらってな、ちょうど仕事もないっつうからうちで働いてもらうことになった」
岡部「そ、そう……ですか」
岡部(……世界線が変わっているのだから、この程度のことで驚いているわけにもいくまい)
天王寺「おい大丈夫か?」
岡部「え?ええ、まあ」
天王寺「ところで、うちに何か用か?」
岡部「ちょっとお尋ねしたいんですが……橋田鈴さんという方をご存じですか?」
岡部「ミスタァー、ブラウン!」
天王寺「は~、だから何度天王寺さんと呼べと……」
岡部「ん?そこにいるのは」
天王寺「ああ、今日からバイトに入ってもらってる子だ」
岡部「!!!」
萌郁「桐生、萌郁です」
天王寺「綯が転んだ所を助けてもらってな、ちょうど仕事もないっつうからうちで働いてもらうことになった」
岡部「そ、そう……ですか」
岡部(……世界線が変わっているのだから、この程度のことで驚いているわけにもいくまい)
天王寺「おい大丈夫か?」
岡部「え?ええ、まあ」
天王寺「ところで、うちに何か用か?」
岡部「ちょっとお尋ねしたいんですが……橋田鈴さんという方をご存じですか?」
天王寺「いや、知らないな」
岡部「!……そうですか」
岡部(ブラウンが橋田鈴を知らない……ということは当然ダイバージェンスメーターもないということになる)
岡部(これでは1%を超えているのか確かめられないか……待てよ)
岡部(そもそもこの世界線では阿万音鈴羽が1975年に行ったということがないのか)
岡部(それはつまりその必要がなかったということか)
岡部(とりあえず事態は改善している、SERNにDメールが見つかることはないとみて間違いなさそうだな……)
岡部(そうなると最大の謎はやはり紅莉栖の存在がどうなっているか……)
岡部「ふむ、色々と参考になったぞ、ミスターブラウン!」
天王寺「だから天王寺と……もう行っちまったか……相変わらずだな」
岡部(とはいっても探すあてがそんなにはない……とりあえずラジ館やホテルをあたってみるか……)
岡部「!……そうですか」
岡部(ブラウンが橋田鈴を知らない……ということは当然ダイバージェンスメーターもないということになる)
岡部(これでは1%を超えているのか確かめられないか……待てよ)
岡部(そもそもこの世界線では阿万音鈴羽が1975年に行ったということがないのか)
岡部(それはつまりその必要がなかったということか)
岡部(とりあえず事態は改善している、SERNにDメールが見つかることはないとみて間違いなさそうだな……)
岡部(そうなると最大の謎はやはり紅莉栖の存在がどうなっているか……)
岡部「ふむ、色々と参考になったぞ、ミスターブラウン!」
天王寺「だから天王寺と……もう行っちまったか……相変わらずだな」
岡部(とはいっても探すあてがそんなにはない……とりあえずラジ館やホテルをあたってみるか……)
………………………………
岡部「!!!」
紅莉栖(やっと……会えた!)
紅莉栖「あなたを探していたんです!助けてくれた、お礼を言いたくて」
岡部「紅莉栖…(紅莉栖が……生きている……!)」
紅莉栖「あの、大丈夫ですか?(なんだろう……初めて会った時と同じ顔をしている……)」
岡部「え?あ、はい」
紅莉栖「先日は、本当にありがとうございました」
岡部「こ、こちらこそ……(何も……覚えていないのに)」
岡部「と、とりあえず……こんな所で立ち話もなんですので、うちのラボに来てもらえませんか?」
紅莉栖「えっ、いいんですか?お邪魔しちゃって」
岡部「は、はい」
岡部「!!!」
紅莉栖(やっと……会えた!)
紅莉栖「あなたを探していたんです!助けてくれた、お礼を言いたくて」
岡部「紅莉栖…(紅莉栖が……生きている……!)」
紅莉栖「あの、大丈夫ですか?(なんだろう……初めて会った時と同じ顔をしている……)」
岡部「え?あ、はい」
紅莉栖「先日は、本当にありがとうございました」
岡部「こ、こちらこそ……(何も……覚えていないのに)」
岡部「と、とりあえず……こんな所で立ち話もなんですので、うちのラボに来てもらえませんか?」
紅莉栖「えっ、いいんですか?お邪魔しちゃって」
岡部「は、はい」
ラボ】
まゆり「あ!オカリン退院したならしたってまゆしぃにもちゃんと言って欲しいのです」
まゆり「あれ?そこにいるのは……」
ダル「!まさかの牧瀬氏ktkr」
紅莉栖「お、お邪魔します……」
岡部(とりあえずラボに連れてきてしまったが……紅莉栖にもその時のことを話してもらうしかないか……)
………………………………
まゆり「それでオカリンはケガをしていたんだね」
まゆり「オカリンに訊いた時は、よく覚えていないって言っていたから本当のことが分かって良かったのです」
岡部(なるほど……俺が刺された?時の記憶はなかったことになってるのか)
岡部(そのほうが都合がいいが。実際ないんだし)
ダル「しかし今牧瀬氏の言ったことが全部本当なら、電車男の比じゃないフラグが立ちまくりだろ常考」
紅莉栖「///」
まゆり「もう、ダル君紅莉栖ちゃんの事からかっちゃダメなのです」
まゆり「あ!オカリン退院したならしたってまゆしぃにもちゃんと言って欲しいのです」
まゆり「あれ?そこにいるのは……」
ダル「!まさかの牧瀬氏ktkr」
紅莉栖「お、お邪魔します……」
岡部(とりあえずラボに連れてきてしまったが……紅莉栖にもその時のことを話してもらうしかないか……)
………………………………
まゆり「それでオカリンはケガをしていたんだね」
まゆり「オカリンに訊いた時は、よく覚えていないって言っていたから本当のことが分かって良かったのです」
岡部(なるほど……俺が刺された?時の記憶はなかったことになってるのか)
岡部(そのほうが都合がいいが。実際ないんだし)
ダル「しかし今牧瀬氏の言ったことが全部本当なら、電車男の比じゃないフラグが立ちまくりだろ常考」
紅莉栖「///」
まゆり「もう、ダル君紅莉栖ちゃんの事からかっちゃダメなのです」
ヴィーッヴィーッ
岡部「ダル、携帯が鳴っているぞ」
ダル「ほぉい……だ、だれ?…父さん?何?オカリン?…オカリン!謎の女が変われってさ!」
岡部「誰だ?」
鈴羽「お願い!今すぐラジ館屋上に来て!」
岡部「ああ?お前は…」
鈴羽「私は、2036年から来た、橋田至の娘、阿万音鈴羽!」
岡部「鈴羽!?…ちょっと待て、鈴羽が何でここにいるんだ!?」
鈴羽「お願い、私の言うことを信じて!牧瀬紅莉栖を救うために!」
鈴羽「詳しい事は後で話す、今はとにかくラボにいる人間全員を連れてきて!」
岡部「ダル、携帯が鳴っているぞ」
ダル「ほぉい……だ、だれ?…父さん?何?オカリン?…オカリン!謎の女が変われってさ!」
岡部「誰だ?」
鈴羽「お願い!今すぐラジ館屋上に来て!」
岡部「ああ?お前は…」
鈴羽「私は、2036年から来た、橋田至の娘、阿万音鈴羽!」
岡部「鈴羽!?…ちょっと待て、鈴羽が何でここにいるんだ!?」
鈴羽「お願い、私の言うことを信じて!牧瀬紅莉栖を救うために!」
鈴羽「詳しい事は後で話す、今はとにかくラボにいる人間全員を連れてきて!」
【ラジ館屋上】
鈴羽「電話でも言ってた通り、ちゃんと全員いる?岡部倫太郎、牧瀬紅莉栖、椎名まゆり、橋田…至」
岡部「ああ」
鈴羽「今の岡部倫太郎には、牧瀬紅莉栖を助けた記憶がないはず。そうだよね?」
岡部「そうだ」
鈴羽「今からそれをしに行くんだ……これを使って」
まゆり「なんだろう?」
ダル「ロボじゃね?変形とかしたりして」
岡部「タイムマシンだ……」
まゆり「え?」
ダル「マジ?」
紅莉栖「!……じゃあ私の理論は……」
鈴羽「そう、正しかった。このタイムマシンは2010年に発表された牧瀬紅莉栖の論文が元になって作られた」
鈴羽「電話でも言ってた通り、ちゃんと全員いる?岡部倫太郎、牧瀬紅莉栖、椎名まゆり、橋田…至」
岡部「ああ」
鈴羽「今の岡部倫太郎には、牧瀬紅莉栖を助けた記憶がないはず。そうだよね?」
岡部「そうだ」
鈴羽「今からそれをしに行くんだ……これを使って」
まゆり「なんだろう?」
ダル「ロボじゃね?変形とかしたりして」
岡部「タイムマシンだ……」
まゆり「え?」
ダル「マジ?」
紅莉栖「!……じゃあ私の理論は……」
鈴羽「そう、正しかった。このタイムマシンは2010年に発表された牧瀬紅莉栖の論文が元になって作られた」
紅莉栖「これが……タイムマシン!……私の……私の考えが……」
紅莉栖「あの!ええと……阿万音鈴羽さんでしたっけ?」
鈴羽「はい?」
紅莉栖「その……ちょっと中を見せてもらえないかしら?タイムマシンの」
鈴羽「ごめん、それはできない。今は時間がないし、タイムパラドックスが起きる可能性があるから」
岡部「鈴羽、お前は2036年から来たと言っていたが……」
鈴羽「……そうだけど?」
岡部「……そもそもここはどこの世界線なんだ?」
岡部「俺の記憶は3週間分途切れているようなものだから、β世界線に戻ったのかハッキリとはわからないのだが」
鈴羽「!そうそう、そうだよね……おじさんから渡されていたんだ……これを」
岡部「それは……ダイバージェンスメーター!」
岡部「1.048596……1%の壁は超えている!」
鈴羽「そう。だからとりあえず椎名まゆりの事は心配しなくても大丈夫」
岡部「良かった……ではこの記憶の齟齬は?」
紅莉栖「あの!ええと……阿万音鈴羽さんでしたっけ?」
鈴羽「はい?」
紅莉栖「その……ちょっと中を見せてもらえないかしら?タイムマシンの」
鈴羽「ごめん、それはできない。今は時間がないし、タイムパラドックスが起きる可能性があるから」
岡部「鈴羽、お前は2036年から来たと言っていたが……」
鈴羽「……そうだけど?」
岡部「……そもそもここはどこの世界線なんだ?」
岡部「俺の記憶は3週間分途切れているようなものだから、β世界線に戻ったのかハッキリとはわからないのだが」
鈴羽「!そうそう、そうだよね……おじさんから渡されていたんだ……これを」
岡部「それは……ダイバージェンスメーター!」
岡部「1.048596……1%の壁は超えている!」
鈴羽「そう。だからとりあえず椎名まゆりの事は心配しなくても大丈夫」
岡部「良かった……ではこの記憶の齟齬は?」
鈴羽「おじさんはリーディング・シュタイナーを持っているでしょ?」
鈴羽「だから世界線を変えても以前の世界線の記憶を継続して持ち続ける」
鈴羽「それは、逆にいえば今の世界線の記憶に再構成されないってこと」
鈴羽「おじさんが3週間前に見た、牧瀬紅莉栖が血まみれで倒れている記憶は未来のおじさん……」
鈴羽「つまり今からの事なんだけど、それは介入する前の記憶だから……」
岡部「そういうことだったのか。それで今から3週間前に戻って紅莉栖を救い、世界線を変えるということだな?」
鈴羽「その通り!」
紅莉栖「確かに、今の話で全体的には辻褄は合っていそうね」
鈴羽「!…………」
岡部(確かに辻褄は合っていそうな感じもするが……)
岡部(今ここに紅莉栖がいるのだから、アトラクタフィールドの収束の結果そうなっていると考えればいいのか?……)
鈴羽「じゃあ、来てくれるかな?岡部倫太郎」
岡部(気になる点がないとはいえないが……行かなければ紅莉栖は助からない訳だし)
岡部「……わかった」
鈴羽「だから世界線を変えても以前の世界線の記憶を継続して持ち続ける」
鈴羽「それは、逆にいえば今の世界線の記憶に再構成されないってこと」
鈴羽「おじさんが3週間前に見た、牧瀬紅莉栖が血まみれで倒れている記憶は未来のおじさん……」
鈴羽「つまり今からの事なんだけど、それは介入する前の記憶だから……」
岡部「そういうことだったのか。それで今から3週間前に戻って紅莉栖を救い、世界線を変えるということだな?」
鈴羽「その通り!」
紅莉栖「確かに、今の話で全体的には辻褄は合っていそうね」
鈴羽「!…………」
岡部(確かに辻褄は合っていそうな感じもするが……)
岡部(今ここに紅莉栖がいるのだから、アトラクタフィールドの収束の結果そうなっていると考えればいいのか?……)
鈴羽「じゃあ、来てくれるかな?岡部倫太郎」
岡部(気になる点がないとはいえないが……行かなければ紅莉栖は助からない訳だし)
岡部「……わかった」
鈴羽「すぐ乗って!」
岡部「二人乗れるのか?」
鈴羽「もっちろん!私の父さんの作った最高傑作なんだから!」
ダル「???」
鈴羽「携帯は置いていって。向こうのおじさんの携帯と混線する可能性があるから」
岡部「行ってくる」
まゆり「うん。頑張ってね」
紅莉栖「あ、あの!」
岡&鈴「?」
紅莉栖「戻ってきたら……詳しい話を聞かせてもらえませんか?」
岡部「わかっているよ」
岡部「二人乗れるのか?」
鈴羽「もっちろん!私の父さんの作った最高傑作なんだから!」
ダル「???」
鈴羽「携帯は置いていって。向こうのおじさんの携帯と混線する可能性があるから」
岡部「行ってくる」
まゆり「うん。頑張ってね」
紅莉栖「あ、あの!」
岡&鈴「?」
紅莉栖「戻ってきたら……詳しい話を聞かせてもらえませんか?」
岡部「わかっているよ」
岡部「これが、タイムマシン…」
鈴羽「うん、1975年と2000年に立ち寄ってきたけど、状態は良好」
鈴羽「もっとも、そろそろ燃料がヤバいけどね……」
岡部「!…待て…過去から未来にも行けるのか?」
鈴羽「当たり前じゃん!タイムマシンなんだから!」
岡部(そうか……あの時とは世界線が違うから……)
鈴羽「座って。向かうのは7月28日の12時前」
鈴羽「到着する場所は変えられないから、あんまり前過ぎると騒ぎが起きて牧瀬紅莉栖の行動が変わる可能性がある」
鈴羽「初めてだと結構Gがキツイから、覚悟して」
ヒュイーン
岡部「これは…」
鈴羽「必ず出るんだ。時のかけらみたいなもん。キレイでしょ?」
鈴羽「うん、1975年と2000年に立ち寄ってきたけど、状態は良好」
鈴羽「もっとも、そろそろ燃料がヤバいけどね……」
岡部「!…待て…過去から未来にも行けるのか?」
鈴羽「当たり前じゃん!タイムマシンなんだから!」
岡部(そうか……あの時とは世界線が違うから……)
鈴羽「座って。向かうのは7月28日の12時前」
鈴羽「到着する場所は変えられないから、あんまり前過ぎると騒ぎが起きて牧瀬紅莉栖の行動が変わる可能性がある」
鈴羽「初めてだと結構Gがキツイから、覚悟して」
ヒュイーン
岡部「これは…」
鈴羽「必ず出るんだ。時のかけらみたいなもん。キレイでしょ?」
2010年7月28日
鈴羽「行くよ!」
岡部「ま…待て……胃液が逆流して……」
鈴羽「もう、だらしないなあ。急いで!」
鈴羽「この時間にいる自分との接触は避けて。深刻なタイムパラドックスが起きるから」
鈴羽「彼女が刺されるまでどのくらい?」
岡部「あと、20分といったところか」
鈴羽「私はタイムマシンのセッティングしとくから、おじさんは彼女を守って」
岡部「おじさんはやめろ」
岡部(7月28日、血まみれで倒れていた牧瀬紅莉栖を見たあの日)
岡部(おれはまゆりと一緒に中鉢博士の会見を見に来て、屋上の物音を聞いて……)ガチャ
タッタッタッタッ
まゆり『このシリーズあんまり残ってないのにまゆしぃは・・・』
鈴羽「行くよ!」
岡部「ま…待て……胃液が逆流して……」
鈴羽「もう、だらしないなあ。急いで!」
鈴羽「この時間にいる自分との接触は避けて。深刻なタイムパラドックスが起きるから」
鈴羽「彼女が刺されるまでどのくらい?」
岡部「あと、20分といったところか」
鈴羽「私はタイムマシンのセッティングしとくから、おじさんは彼女を守って」
岡部「おじさんはやめろ」
岡部(7月28日、血まみれで倒れていた牧瀬紅莉栖を見たあの日)
岡部(おれはまゆりと一緒に中鉢博士の会見を見に来て、屋上の物音を聞いて……)ガチャ
タッタッタッタッ
まゆり『このシリーズあんまり残ってないのにまゆしぃは・・・』
岡部(そういえば、まゆりはこの後、7階のうーぱの所に……マズイ!)
岡部(仕方ない……奥の階段から8階に戻るか)
まゆり『うーぱだよ!メタルうーぱ!』
岡部(ん?メタルうーぱなど出したか?……いや、今そんなことを考えている場合では)
岡部(ここまで来れば……)
紅莉栖「!……すみません」
岡部「く……紅莉栖……」
紅莉栖「どうして私の名前を?」
岡部(紅莉栖が……生きている……!)
岡部(いや、この時は元々生きている所を見たではないか……)
紅莉栖「どこかでお会いしましたっけ?」
岡部(仕方ない……奥の階段から8階に戻るか)
まゆり『うーぱだよ!メタルうーぱ!』
岡部(ん?メタルうーぱなど出したか?……いや、今そんなことを考えている場合では)
岡部(ここまで来れば……)
紅莉栖「!……すみません」
岡部「く……紅莉栖……」
紅莉栖「どうして私の名前を?」
岡部(紅莉栖が……生きている……!)
岡部(いや、この時は元々生きている所を見たではないか……)
紅莉栖「どこかでお会いしましたっけ?」
岡部「紅莉栖…」
紅莉栖「聞いてます?……!」バサッ
紅莉栖「なんなんです?質問に答えてください!」
岡部「俺は……お前を……」
紅莉栖「?」
ピンポンパンポン♪『これより、8階ホールにて……』
岡部「!」タッタッタッタッ
紅莉栖「待って!待ちなさい!……」
………………………………
中鉢『え~、基本的なタイムマシンの・・・』
紅莉栖「聞いてます?……!」バサッ
紅莉栖「なんなんです?質問に答えてください!」
岡部「俺は……お前を……」
紅莉栖「?」
ピンポンパンポン♪『これより、8階ホールにて……』
岡部「!」タッタッタッタッ
紅莉栖「待って!待ちなさい!……」
………………………………
中鉢『え~、基本的なタイムマシンの・・・』
鈴羽「計画書には、おじさんは牧瀬紅莉栖をマークできるはずだってあったけど…できる?」
岡部「ああ」
鈴羽「それと、彼女を外に連れ出すのは危険だから」
鈴羽「彼女の行動を大幅に変更させると過去改変が起き、世界線が変わって救出に失敗する可能性が高い」
岡部「7月28日に紅莉栖が取ったと考えられる行動をさせろということか…」
岡部『ドォークタァァァーーー!!』
岡部「!」
岡部(もうすぐ……紅莉栖はここで……本当に来るのか?)
岡部(……!もしかして、別の場所から移されてここに……そうか、その可能性も……)テクテクテク
岡部「!」
岡部「紅莉栖!やはり、これからここで……読んでいるのは……タイムマシン!だから紅莉栖が世界線を変える鍵に」
岡部「ああ」
鈴羽「それと、彼女を外に連れ出すのは危険だから」
鈴羽「彼女の行動を大幅に変更させると過去改変が起き、世界線が変わって救出に失敗する可能性が高い」
岡部「7月28日に紅莉栖が取ったと考えられる行動をさせろということか…」
岡部『ドォークタァァァーーー!!』
岡部「!」
岡部(もうすぐ……紅莉栖はここで……本当に来るのか?)
岡部(……!もしかして、別の場所から移されてここに……そうか、その可能性も……)テクテクテク
岡部「!」
岡部「紅莉栖!やはり、これからここで……読んでいるのは……タイムマシン!だから紅莉栖が世界線を変える鍵に」
中鉢「何の用だ?」
紅莉栖「あのね、これを読んでほしいの、パパ!」
岡部(パパ?……中鉢博士!)
紅莉栖「パパが、7年ぶりに連絡をくれて……会見を見に来いって言ってくれたでしょ?それがきっかけになったの」
紅莉栖「頭に浮かんだことをまとめてみたら、もしかしたらタイムマシンが作れるんじゃないかって……」
紅莉栖「パパの意見を聞かせてほしいの」
岡部(まさか……紅莉栖の父親が……)
紅莉栖「もし、それが認められたら学会を追放されたパパのリベンジに」
中鉢「追放されたのではない!私の方が嫌気がさして見切りをつけたのだ!」
紅莉栖「ごめん……」
中鉢「……悪くない内容だ」
紅莉栖「本当?私ね、パパさえよければそれを共同署名で発表してもいいって思ってるの。だってきっかけはパパが」
中鉢「馬鹿なことを言うな。帰れ!」
紅莉栖「え?」
紅莉栖「あのね、これを読んでほしいの、パパ!」
岡部(パパ?……中鉢博士!)
紅莉栖「パパが、7年ぶりに連絡をくれて……会見を見に来いって言ってくれたでしょ?それがきっかけになったの」
紅莉栖「頭に浮かんだことをまとめてみたら、もしかしたらタイムマシンが作れるんじゃないかって……」
紅莉栖「パパの意見を聞かせてほしいの」
岡部(まさか……紅莉栖の父親が……)
紅莉栖「もし、それが認められたら学会を追放されたパパのリベンジに」
中鉢「追放されたのではない!私の方が嫌気がさして見切りをつけたのだ!」
紅莉栖「ごめん……」
中鉢「……悪くない内容だ」
紅莉栖「本当?私ね、パパさえよければそれを共同署名で発表してもいいって思ってるの。だってきっかけはパパが」
中鉢「馬鹿なことを言うな。帰れ!」
紅莉栖「え?」
中鉢「この論文は、私の名前で発表する」
紅莉栖「そんな…!まさかパパ盗むの?…そんなことだけはしない人だと思ってたのに!」
中鉢「黙れ!」ガッ
紅莉栖「キャアッ!」
中鉢「よくも盗むなどと!何故お前はそんなに優秀なのだ!娘が親より優秀でいい道理などない!」
中鉢「お前さえいなければ……私は優秀でいられたのだ!お前さえいなければ!」
岡部「ウワアアアアアア!」ドカッ
紅莉栖「ケホッケホッ」
中鉢「?……お前さっきの……!そういうことか」
中鉢「貴様ら示し合わせて私の会見を台無しにしようとしていたんだな。フフフ、フフフ、そうか、そういうことか」
シャキン
紅莉栖「パパ!」
岡部(守るんだ!紅莉栖を!)
紅莉栖「そんな…!まさかパパ盗むの?…そんなことだけはしない人だと思ってたのに!」
中鉢「黙れ!」ガッ
紅莉栖「キャアッ!」
中鉢「よくも盗むなどと!何故お前はそんなに優秀なのだ!娘が親より優秀でいい道理などない!」
中鉢「お前さえいなければ……私は優秀でいられたのだ!お前さえいなければ!」
岡部「ウワアアアアアア!」ドカッ
紅莉栖「ケホッケホッ」
中鉢「?……お前さっきの……!そういうことか」
中鉢「貴様ら示し合わせて私の会見を台無しにしようとしていたんだな。フフフ、フフフ、そうか、そういうことか」
シャキン
紅莉栖「パパ!」
岡部(守るんだ!紅莉栖を!)
中鉢「私を…バカにするなああ」ブンッブンッ
カラカラーン 岡部「!」
中鉢「おのれぇ!…!フフフフ」
紅莉栖「もうやめてパパ!お願い!」
中鉢「私に、指図するなあああ!」岡部「しまった!」
紅莉栖「あっ…が」
中鉢「貴様に…何が分かる……私の気持ちが…私のこの屈辱が…地獄が!」
紅莉栖「パパ…うう」
中鉢「お前さえいなければ……お前さえいなければ!」
岡部「やめろ……やめろおおおおおおお!」
カラカラーン 岡部「!」
中鉢「おのれぇ!…!フフフフ」
紅莉栖「もうやめてパパ!お願い!」
中鉢「私に、指図するなあああ!」岡部「しまった!」
紅莉栖「あっ…が」
中鉢「貴様に…何が分かる……私の気持ちが…私のこの屈辱が…地獄が!」
紅莉栖「パパ…うう」
中鉢「お前さえいなければ……お前さえいなければ!」
岡部「やめろ……やめろおおおおおおお!」
紅莉栖「パパ!」ブスリ
……ポタポタ……
岡部「紅莉栖………紅莉栖!」
紅莉栖「あっ……カハッ」
中鉢「フ、フ、ハハハハ!バカどもが…お前らはふさわしい末路だ、ハハハハハハ、」
紅莉栖「ごめん、なさい、……巻き込んじゃって……」
岡部「どうして……」
紅莉栖「父親だから………パパに認められたくて……それだけで……」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「怖いよ……私、死にたくない……死にたくない……死に」
岡部「紅莉栖……うわあああああああああああああああああああ」
……ポタポタ……
岡部「紅莉栖………紅莉栖!」
紅莉栖「あっ……カハッ」
中鉢「フ、フ、ハハハハ!バカどもが…お前らはふさわしい末路だ、ハハハハハハ、」
紅莉栖「ごめん、なさい、……巻き込んじゃって……」
岡部「どうして……」
紅莉栖「父親だから………パパに認められたくて……それだけで……」
岡部「紅莉栖……」
紅莉栖「怖いよ……私、死にたくない……死にたくない……死に」
岡部「紅莉栖……うわあああああああああああああああああああ」
岡部(何故だ……何故だ何故だ何故だ……紅莉栖がなんで死ぬんだ?8月21日に生きているのを見ているのに!)
岡部(これじゃあ過去改変じゃないか!どうなっている?鈴羽は俺に何をさせたかったんだ?)
岡部(これじゃあわざわざ俺に殺させているようなものじゃないか!)
2010年8月21日
グイーン
ま&ダ「!」
まゆり「もう戻ってきた!」
まゆり「オカリーン!」タッタッタ
ま&ダ「!」
ダル「オカリンその血!」岡部「俺が殺した俺が殺した俺が殺した」
鈴羽「大丈夫、これはおじさんの血じゃないから」
岡部「俺が紅莉栖を殺した、俺が紅莉栖を殺した、俺が紅莉栖を殺した」
まゆり「オカリン…」
岡部(紅莉栖は……そりゃいるわけが……ないか……)
岡部(これじゃあ過去改変じゃないか!どうなっている?鈴羽は俺に何をさせたかったんだ?)
岡部(これじゃあわざわざ俺に殺させているようなものじゃないか!)
2010年8月21日
グイーン
ま&ダ「!」
まゆり「もう戻ってきた!」
まゆり「オカリーン!」タッタッタ
ま&ダ「!」
ダル「オカリンその血!」岡部「俺が殺した俺が殺した俺が殺した」
鈴羽「大丈夫、これはおじさんの血じゃないから」
岡部「俺が紅莉栖を殺した、俺が紅莉栖を殺した、俺が紅莉栖を殺した」
まゆり「オカリン…」
岡部(紅莉栖は……そりゃいるわけが……ないか……)
鈴羽「おじさん。辛いだろうけど、まだ諦めちゃダメ。もう一度、過去に戻るだけの燃料は残っている」
岡部「うるさいっ!どうせまた行っても同じだ!アトラクタフィールドの収束によって紅莉栖は死んでしまうんだ……」
ヴィーッヴィーッ
まゆり「オカリンの携帯だ」
ダル「メール?」
鈴羽「開けて!」
まゆり「でも…」鈴羽「いいから!」
まゆり「テレビを見ろ……?」
ダル「テレビ…」
岡部「うるさいっ!どうせまた行っても同じだ!アトラクタフィールドの収束によって紅莉栖は死んでしまうんだ……」
ヴィーッヴィーッ
まゆり「オカリンの携帯だ」
ダル「メール?」
鈴羽「開けて!」
まゆり「でも…」鈴羽「いいから!」
まゆり「テレビを見ろ……?」
ダル「テレビ…」
『中鉢博士を乗せた飛行機は、貨物室に火災を起こしながらも、かろうじて亡命先のロシアに着陸した模様です』
『それにしても助かったよ。これが金属探知器にかかったおかげで論文が焼けずに済んだのだ』
まゆり「ああー!まゆしぃのメタルうーぱ!ほら見て!ここにまゆしぃの名前書いてあるもん!」
ダル「ホントだ、でもなんでロシアに?」
鈴羽「あの論文が、全ての始まりなんだ。これをきっかけに大国間で熾烈なタイムマシン開発競争が始まる」
鈴羽「時間を制することは世界を制するも同じだからね。そして、世界大戦に発展する」
鈴羽「57億人の命がかかってるの。牧瀬紅莉栖を救って、世界線を変えて!」
岡部「…無理だよ……まゆりの時と同じなんだ。どんなにあがこうが、結果は変わらない。紅莉栖は死ぬんだ」
『それにしても助かったよ。これが金属探知器にかかったおかげで論文が焼けずに済んだのだ』
まゆり「ああー!まゆしぃのメタルうーぱ!ほら見て!ここにまゆしぃの名前書いてあるもん!」
ダル「ホントだ、でもなんでロシアに?」
鈴羽「あの論文が、全ての始まりなんだ。これをきっかけに大国間で熾烈なタイムマシン開発競争が始まる」
鈴羽「時間を制することは世界を制するも同じだからね。そして、世界大戦に発展する」
鈴羽「57億人の命がかかってるの。牧瀬紅莉栖を救って、世界線を変えて!」
岡部「…無理だよ……まゆりの時と同じなんだ。どんなにあがこうが、結果は変わらない。紅莉栖は死ぬんだ」
岡部「……待てよ?おかしくないか?今おこなったことは過去の改変のはず」
岡部「第三次世界大戦のきっかけになるのが牧瀬紅莉栖の論文だと言うのなら……」
岡部「!……鈴羽……お前まさか……」
岡部「第三次世界大戦を防ぐために、未来から来て俺に紅莉栖を殺させるのが本当の目的だったのか?」
鈴羽「……それは違う。牧瀬紅莉栖の生死はアトラクタフィールドの収束範囲内」
鈴羽「牧瀬紅莉栖の生きている未来から来て過去の彼女を殺すことなどできない」
岡部「じゃあ何故彼女は死んだ?俺がβ世界線に戻った時は生きていたのに!あれは幻だったとでも言うのか!?」
岡部「第三次世界大戦のきっかけになるのが牧瀬紅莉栖の論文だと言うのなら……」
岡部「!……鈴羽……お前まさか……」
岡部「第三次世界大戦を防ぐために、未来から来て俺に紅莉栖を殺させるのが本当の目的だったのか?」
鈴羽「……それは違う。牧瀬紅莉栖の生死はアトラクタフィールドの収束範囲内」
鈴羽「牧瀬紅莉栖の生きている未来から来て過去の彼女を殺すことなどできない」
岡部「じゃあ何故彼女は死んだ?俺がβ世界線に戻った時は生きていたのに!あれは幻だったとでも言うのか!?」
まゆり「ねえ、阿万音鈴羽……さん?」
鈴羽「何?」
まゆり「その……詳しい事はよくわからないけれど、今オカリンがしていることは鈴羽さん個人の計画なの?」
鈴羽「ううん。この計画は、未来の岡部倫太郎と橋田至…父さんと私で進められたもの」
岡部「じゃあ何でこんなことになっているんだ!?」
ダル「オ、オカリン……ちょっと落ち着いたほうがいいって……」
まゆり「ねえオカリン?」
岡部「何…だ?まゆり」
まゆり「オカリンはその……鈴羽さんのこと……もう知っているんでしょ?」
岡部「ああ、そうだ。お前たちは覚えていないだろうけどな……」
鈴羽「何?」
まゆり「その……詳しい事はよくわからないけれど、今オカリンがしていることは鈴羽さん個人の計画なの?」
鈴羽「ううん。この計画は、未来の岡部倫太郎と橋田至…父さんと私で進められたもの」
岡部「じゃあ何でこんなことになっているんだ!?」
ダル「オ、オカリン……ちょっと落ち着いたほうがいいって……」
まゆり「ねえオカリン?」
岡部「何…だ?まゆり」
まゆり「オカリンはその……鈴羽さんのこと……もう知っているんでしょ?」
岡部「ああ、そうだ。お前たちは覚えていないだろうけどな……」
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