私的良スレ書庫
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元スレ京子「あぁ……死にたい。もう……やだよ…」
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「ひゅー…京ひゅー…子ひゅー…?」
蚊の鳴くほどの声という言い回しがあるが結衣の声はそれを具現化したような声だった。
以前のクリっとした円な瞳の面影はなく生気の薄い虚ろな瞳と京子は目線があった。
「ひゅー…そ…っかひゅー…まだヒュー…お…父ひゅー…さんひゅー…仕事ひゅー…中ひゅー…だもひゅー…んねそれひゅー…に今日ひゅー…おひゅー…母さんはひゅー…来れなひゅー…らしひゅー…いしひゅー…」
蚊の鳴くほどの声という言い回しがあるが結衣の声はそれを具現化したような声だった。
以前のクリっとした円な瞳の面影はなく生気の薄い虚ろな瞳と京子は目線があった。
「ひゅー…そ…っかひゅー…まだヒュー…お…父ひゅー…さんひゅー…仕事ひゅー…中ひゅー…だもひゅー…んねそれひゅー…に今日ひゅー…おひゅー…母さんはひゅー…来れなひゅー…らしひゅー…いしひゅー…」
もう以前の声も思い出せない。
「結衣…。隣ーー座っていい?」
結衣のベットの隣には椅子があった。
「いいひゅー…よひゅー…げほっ!げほっ!」
「あ、あぁ!もう喋らなくても大丈夫だよ結衣」
「結衣…。隣ーー座っていい?」
結衣のベットの隣には椅子があった。
「いいひゅー…よひゅー…げほっ!げほっ!」
「あ、あぁ!もう喋らなくても大丈夫だよ結衣」
何も食べられないのだろう。点滴の管が結衣の体に絡みついていた。
「ひゅー…京…子ひゅー…綺麗ひゅー…になひゅー…ったひゅー…ねひゅー…」
確かに京子は肌の張りも良くなったしニキビも消えた。
「ひゅー…良か…っひゅー…た」
「良くなんかないよ…」
「ひゅー…ひゃー…?」
「良くなんかないよ!」
「ひゅー…京…子ひゅー…綺麗ひゅー…になひゅー…ったひゅー…ねひゅー…」
確かに京子は肌の張りも良くなったしニキビも消えた。
「ひゅー…良か…っひゅー…た」
「良くなんかないよ…」
「ひゅー…ひゃー…?」
「良くなんかないよ!」
そんな状態になってまだ心配する結衣って・・・
これは京子死ねフラグか・・・
これは京子死ねフラグか・・・
「良…く…うぅっ……ない…よ…う」
結衣を、あかりを、ちなつをーーいや親友を踏み台にして手に入れた幸せで幸せでなんかなれるものか。
親友を蹴落とせば幸福が手に入れるだなんてそんなものは虚構の公式だ!
気付くのが遅過ぎた。
「ひゅー…ひゅー…ねぇひゃー…京子ひゅー…」
「うぅ…っ…な、なに?」
今までの全て結衣の口から明かされる。
結衣を、あかりを、ちなつをーーいや親友を踏み台にして手に入れた幸せで幸せでなんかなれるものか。
親友を蹴落とせば幸福が手に入れるだなんてそんなものは虚構の公式だ!
気付くのが遅過ぎた。
「ひゅー…ひゅー…ねぇひゃー…京子ひゅー…」
「うぅ…っ…な、なに?」
今までの全て結衣の口から明かされる。
結衣は途切れ途切れの言葉で全てを京子に語ったーー。
結衣の元友人に京子を嫌わせたくなかった
こと。
京子と関わったら京子が嫌われると思い自分から距離を置いたこと。
さらに徹底させる為クラスメイトに冷たくしたこと。
それが原因でクラスメイトとかは陰湿な虐めを受けたこと。
目に見えて京子が元気になっていく樣を見続けていたこと。
結衣の元友人に京子を嫌わせたくなかった
こと。
京子と関わったら京子が嫌われると思い自分から距離を置いたこと。
さらに徹底させる為クラスメイトに冷たくしたこと。
それが原因でクラスメイトとかは陰湿な虐めを受けたこと。
目に見えて京子が元気になっていく樣を見続けていたこと。
こんな状態になったのは本望であり後悔はしていないこと。
京子のことを恨んでいないこと。
元気になった京子の笑顔が嬉しかったこと。
全てをーー。
「ひゅー…私はひゅー…京…子のひゅー…ことひゅー…大…好きひゅー…だひゅー…からひゅー…ねひゅー…」
全てをーー語った。
京子のことを恨んでいないこと。
元気になった京子の笑顔が嬉しかったこと。
全てをーー。
「ひゅー…私はひゅー…京…子のひゅー…ことひゅー…大…好きひゅー…だひゅー…からひゅー…ねひゅー…」
全てをーー語った。
夕日を軸に再び世界は淡い橙色に染まっていく。ーーと言ってみるものの14年間見続けてきたものだ。今更大して感動もない。
私たちはあのあと結衣の両親が見舞いに来るまで世間話に花を咲かせていた。
第三者が聞けばくだらな過ぎて苦笑してしまいそうな話ばかりだった。
ーー姿、声は違えど結衣は結衣。私の『大親友』船見結衣なのだ。
またの面会を約束した時に私たちは熱い握手をしていた。結衣の力は児戯にも等しかったが私には潰れてしまいそうな握力を感じた。
そうそう。
別れる瞬間私は「結衣が死んだら私も死んでやる!」と言ったんだっけ。
あれは我ながら臭かったなぁ。
はは、まぁ結衣が死ぬことは絶対にないさ。
何故なら「結衣が死んだら殺してやるからな!」って念を押したからね。
「私が死んだら一緒に死ぬんじゃないのか!?」ってツッコミが入ったけどね。
いやー!結衣はツッコミの腕が上がったねぇ~!
まぁ私が育てたからね、なーんつって。
あー今日は楽しかったなぁ。
明日はあかり、ちなつちゃんとお見舞いに行ってやーーーーパァーーーーーーッ!!
ゴシャガガガリャガガギギグギャギャギャラララララララララララララrrrrrrrrrr。
私たちはあのあと結衣の両親が見舞いに来るまで世間話に花を咲かせていた。
第三者が聞けばくだらな過ぎて苦笑してしまいそうな話ばかりだった。
ーー姿、声は違えど結衣は結衣。私の『大親友』船見結衣なのだ。
またの面会を約束した時に私たちは熱い握手をしていた。結衣の力は児戯にも等しかったが私には潰れてしまいそうな握力を感じた。
そうそう。
別れる瞬間私は「結衣が死んだら私も死んでやる!」と言ったんだっけ。
あれは我ながら臭かったなぁ。
はは、まぁ結衣が死ぬことは絶対にないさ。
何故なら「結衣が死んだら殺してやるからな!」って念を押したからね。
「私が死んだら一緒に死ぬんじゃないのか!?」ってツッコミが入ったけどね。
いやー!結衣はツッコミの腕が上がったねぇ~!
まぁ私が育てたからね、なーんつって。
あー今日は楽しかったなぁ。
明日はあかり、ちなつちゃんとお見舞いに行ってやーーーーパァーーーーーーッ!!
ゴシャガガガリャガガギギグギャギャギャラララララララララララララrrrrrrrrrr。
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