元スレ少女「いつもここで会いますよね?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
101 = 1 :
―――バス 車内
少女(なんでだろう……すごく嬉しかったのに……今は会いたくなった……)
少女(苦しい……)
男(あれから結局一言も話してくれなかったな……)
男(なんかあったのかな……?)
男(まあ、年頃だし色々あるんだろうけど……なんかなぁ)
少女(はぁ……どうしたらいいのかなぁ……何か話したかったのに)
少女(今日はどこで降りるんだろう……?)
男「あ……」
少女(あ……!!目が合っちゃった!?)
男(俺のこと気にしてるのかな……?それとも……)
少女(はぁ……もういや……なんでこんな気持ちにならなきゃいけないの……?)
少女「早く降りたい……」
男(俺、嫌われたのか?)
運転手「ここから道路が荒れているため、少し揺れます。お立ち上がりなさいませんよう、お願いいたします」
102 = 59 :
運転者に惚れた
103 = 1 :
>>101
2行目訂正
少女(なんでだろう……すごく嬉しかったのに……今は会いたくなった……)
↓
少女(なんでだろう……すごく嬉しかったのに……今は会いたくなかった……)
104 :
圧倒的に支持をする。
107 = 1 :
運転手「次は、高校前―――」
少女「……」
男(あ……)
少女(いってらっしゃいって言ってくれないのかな?)
男(なんて声をかけたら……)
運転手「……」
少女(馬鹿……)
少女「すいません、降ります」
運転手「停車いたします。ご注意ください」
少女(いってきます……って言いたかったのに)
男(いってらっしゃいって言えなかった……)
運転手「ドアが閉まります」
少女「……」
男「……」
運転手「発車します。ご注意ください」
108 = 1 :
―――女子更衣室
女子高生「今日だね!やったね!!」
少女「う、うん……」
女子高生「なに?嬉しくないの?先輩ってかなり競争率高いから自慢になるよ?」
少女「いや……別に自慢したいわけじゃ」
女子高生「もう可愛いんだから、もっと自信もたなきゃ、ね?」
少女「う……うん」
女子高生「ほらほら、もういくよ?」
少女「あ、待ってよ」
少女(嫌なわけじゃない……先輩は面倒見もいいし……優しいし……きっと彼氏になってくれたら嬉しいと思う)
少女(だけど……なんだろう……違う……先輩はなんか違う……)
少女「もう……わかんない」
109 = 45 :
PCの前から動けません
111 = 1 :
―――街
男「さてと……どこに行こうか……」
男「今日は雑貨とかそういうお店を探してみるか」
男「本とか電化製品もいるときがあるだろうしなぁ」
男(ふう……はぁ……やっぱり俺、あの子になんか言ったんだろうな)
男(ああいう年頃は、何気ない一言で傷つくし……・)
男(俺もそうだったしなぁ)
男(はぁ……まあ、いいか)
男(彼女いない歴が人生とイコールで童貞の俺が、高校生の女の子と仲良くなれるわけねえんだし)
男(そうだよ……どうせ無理だったんだ)
男(変な期待してたんだな……俺)
男(はぁ……すげえ泣きたい……)
112 = 1 :
―――正午 高校 体育館
部員「「お疲れさまでしたー」」
先輩「あ、ちょっと」
少女「あ、はい?」
女子高生「おお。ガンバ!」
少女「もう……」
先輩「校門のところで待ってるから」
少女「は、はい」
先輩「バスに乗り過ごすと大変だから、遅れないようにな」
少女「わかり、ました」
先輩「……」
少女「……なにか?」
先輩「いや。じゃあ、楽しみにしてるから」
少女「あ、はい」
少女(私は……どうなんだろう?楽しみ、なのかな?)
113 = 106 :
私やっぱり、男さんの事が好きっ!
114 = 1 :
―――校門
少女「お、お待たせしました」
先輩「じゃあ、行こうか。そろそろバスも来るし」
少女「は、はい」
先輩「どこか行きたいところってある?」
少女「え、いえ……別に……」
先輩「そっか。じゃあ、俺が行きたいところで構わない?」
少女「あ、はい。勿論です!」
先輩「そっか……じゃあ、そうだなぁ」
少女(はぁ……なんでこんなにも悪いことしているような気分に……)
先輩「とりあえず駅前まで行こう」
少女「は、はい」
先輩「……」
少女「な、なにか?」
先輩「なんでもないよ。ほら、行こう」
115 = 1 :
―――街
先輩「喉乾かない?」
少女「はい。少し」
先輩「じゃあ、喫茶店にでも行こうか」
少女「はい」
先輩「確かこっちにスタバがあった気がするけど……」
少女「……」
男「はぁ……なんか目的なく歩くのって疲れるな……」
男「お……スタバがある……」
男「田舎でもあるもんなんだな……」
男(ここで休憩してから帰るか)
店員「いらっしゃいませー」
男「すいません、えっと―――」
116 = 45 :
休憩だめええええええええええ
118 = 1 :
―――スタバ
先輩「どれにする?奢ってあげるよ」
少女「え……そんな悪いですよ」
先輩「これぐらいはいいって。ほら」
少女「えー、でも」
男(あ……あの子だ……)
男(そっか……今日はデートか……)
男(はは……モテない男ってこういう場面に遭遇しやすいよな……笑えないけど)
少女「えっと……」
先輩「うん」
男(アイツ……かっこいいな。可愛いあの子にはピッタリだ……)
男(もう出ようか……)
少女「じゃあ―――あ」
男(まずい……見つかった!?……って、別にいいか。関係ないない)
少女(な、んで……こんなときに……こんなところで……あの人が……?!)
121 = 1 :
先輩「どうかした?」
少女「あの!ここ出ましょう!!」
先輩「どうして?」
少女「そ、れは……」
先輩「どうかしたの?」
少女「だって……」
男(はぁ……帰ろう……まだ半分残ってるけど……もういいや)
男(あんなカッコいい奴を彼氏にできるなんて……あの子はやっぱり性格もいいんだろうなぁ)
少女「あ……」
先輩「どうしたの?」
少女「い、え……」
先輩「場所、変えようか?」
少女「あ、こ、こで、いいです……すいませんでした」
先輩「そう」
少女(別に……あの人に見られても……関係ないよ……うん……だって、あの人は私のことなんて……なんとも思ってないんだから)
122 = 59 :
うへー、たまらんぜ
123 = 1 :
先輩「はい、お待たせ」
少女「あ、すいません」
先輩「さてと……これからどうしようか?」
少女「えっと……そうですね……」
先輩「……どこか行きたい?」
少女「え?いえ……別に、ないです」
先輩「―――嘘でしょ?」
少女「―――え?」
先輩「行きたいところ、あるんだろ?」
少女「で、ですから……別に」
先輩「でも、行きたくてうずうずしてる。俺のことなんてどうでもいいって思ってる。違う?」
少女「そんなことありません!!」
先輩「本当に?」
少女「だって……先輩とデートなんて……光栄というか……」
先輩「でも……全然、楽しそうじゃないよね?」
125 :
この先輩本当のイケメンじゃねぇか
少しでもNTRを心配した俺を許してくれ
126 :
先輩イケメンすぎる
127 :
これが本物のイケメンだよな
128 = 1 :
少女「いえ!楽しいです!」
先輩「どうして俺とデートしようって思ったの?」
少女「え、それは……」
先輩「どうせ、あの子に無理矢理なんだろ?」
少女「……」
先輩「はぁ……そういうの迷惑なんだけどな」
少女「すいません」
先輩「もういいよ。―――帰る」
少女「あ……」
先輩「まだ何か飲むなら、奢るけど?」
少女「いえ……」
先輩「あっそ。じゃあ、また明日。部活で」
少女「は、い……」
先輩「……ふん」
少女(私って……本当にだめだな……)
130 = 59 :
なん・・・だと・・・、先輩急にそっけなくなった・・・(;ω; )
でも先輩の「・・・」がいつこいつをホテルまで持ち込もうかの「・・・」でなくてよかった
132 :
あ゙あ゙あ゙
133 = 29 :
運転手はいつ出番が来るのだろう
134 = 1 :
―――駅前 バス停
男「えっと……帰りのバスは……うへぇ……・1時間以上もあるな」
男(まあ、しょうがないか……休憩時間が大幅に減ったしな)
男「あー!!もうなんか、どうでもよくなったぁ!!」
男(本当に……どうでもいい……)
先輩「……帰りのバスは……あと10分か」
男(あ……こいつ……は!?)
先輩「丁度いいな」
男(なんであの子と一緒じゃないんだ……!?)
男(この野郎……って、今日はもうデートが終わりってだけだろうな……)
男(デートしたことないからわかんねーや、あははははは)
男「はぁ……」
先輩「―――何か、飲みます?」
男「え?」
先輩「コーヒー飲み損なってたでしょ?実は見てました」
136 :
世の中にはクソみたいなイケメンは大勢いる
138 = 29 :
先輩はホモ
139 = 132 :
本物のイケメンだな
140 = 1 :
先輩「すいません。奢って頂いて。頂きます」
男「どーぞ」
先輩「……失礼ですけど。あの子とお知り合い、ですか?」
男「え?い、いや……別に」
先輩「でも、貴方を見たとたんに店を出たいって言いだしたんですよ」
男「そうなのか……偶然じゃないか?」
先輩「で、貴方が出た後に彼女は諦観した……まるで浮気現場を見られたかのように」
男「だから……他にも客はいただろう」
先輩「でも、あの子の視線は貴方しか見てなかった。俺には一切、向けてくれなかったんです」
男「そんなバカな……」
先輩「本当ですよ」
男「……」
先輩「きっと貴方のことが好きなんですね。彼女は」
男「そんなわけない。俺と彼女は……毎朝、バス停で会うだけで……なにもない」
先輩「会うだけ?へえ……そうですか」
141 = 86 :
先輩「コーヒー飲み損なってたでしょ?実は見てました」
古泉で再(ry
142 = 45 :
先輩まじイケ面
144 = 132 :
イケメンとは成る可くして成るのか…
145 = 1 :
男「な、なんだ?」
先輩「会うだけ……毎朝会うだけ……」
男「そうだ」
先輩「それがどれだけ俺にとって羨ましいかわかりますか?」
男「え……?」
先輩「……ずっと、期待してた」
男「お、い……」
先輩「いつかデートできたらいいなって……ずっと……」
男「……」
先輩「俺、貴方のこと大嫌いです」
男「な!?」
先輩「すいません。初対面なのに。でも、今、俺は凄く怒ってますから」
男「君は……もしかして……」
先輩「1時間と言わず、彼女がここにくるまで何時間でも待っていてください。―――絶対に彼女を泣かせるな」
男「君……」
146 :
先輩イケメンすぎだろ
147 :
先輩・・・
148 :
かっこいいな…
149 = 59 :
男「君……敬語忘れないように……」
150 :
誰かこのイケメンを幸せにしてあげて
みんなの評価 : ★★★
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