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元スレ勇者「旅に出る前に言っておきたいことがある」

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―――ルイーダ
武道家(女)「お?」
僧侶(女)「なんでしょうか?」
遊び人(女)「はぇ?」
勇者(男)「これから長い間旅をするんだ。関係を悪くしたくないだろ?」
武道家「まあ、うん」
勇者「仲間内でルールを決めよう」
僧侶「ルールですか」
遊び人「えー?めんどーだなぁ」
勇者「規則は大事だからな」
僧侶「そうですね。集団生活をする以上、ある程度の線引きはあってもいいかと」
武道家「それでどんな規則をつくるわけ?」
勇者「―――まず一つ目だ。みんなは俺のことを義理の兄だと思うこと」
武道家&僧侶&遊び人(なにいってるんだ、この人?)
武道家(女)「お?」
僧侶(女)「なんでしょうか?」
遊び人(女)「はぇ?」
勇者(男)「これから長い間旅をするんだ。関係を悪くしたくないだろ?」
武道家「まあ、うん」
勇者「仲間内でルールを決めよう」
僧侶「ルールですか」
遊び人「えー?めんどーだなぁ」
勇者「規則は大事だからな」
僧侶「そうですね。集団生活をする以上、ある程度の線引きはあってもいいかと」
武道家「それでどんな規則をつくるわけ?」
勇者「―――まず一つ目だ。みんなは俺のことを義理の兄だと思うこと」
武道家&僧侶&遊び人(なにいってるんだ、この人?)
勇者「飯は美味く作れ」
勇者「いつも綺麗でいろ」
勇者「できる範囲で」
勇者「かまわないから」
勇者「いつも綺麗でいろ」
勇者「できる範囲で」
勇者「かまわないから」
勇者「二つ目。俺を呼ぶときはお兄ちゃん」
武道家「あの、もしもし?」
勇者「まあ聞け。批判はあとで聞くから」
僧侶「……」
遊び人「ねえねえ、あの人、頭おかしいんじゃない?」
僧侶「うん」
勇者「三つ目。お兄ちゃんの言うことは絶対」
武道家「命令を聞けってことか?」
勇者「そうだ」
僧侶「……」
遊び人「ねえねえ。王様に報告しなくていいの?」
僧侶「そうですね……なんか変な勇者様に当たってしまったようです」
勇者「おいおい、なんだその目は。何が不満なんだ?」
武道家「あの、もしもし?」
勇者「まあ聞け。批判はあとで聞くから」
僧侶「……」
遊び人「ねえねえ、あの人、頭おかしいんじゃない?」
僧侶「うん」
勇者「三つ目。お兄ちゃんの言うことは絶対」
武道家「命令を聞けってことか?」
勇者「そうだ」
僧侶「……」
遊び人「ねえねえ。王様に報告しなくていいの?」
僧侶「そうですね……なんか変な勇者様に当たってしまったようです」
勇者「おいおい、なんだその目は。何が不満なんだ?」
武道家「いや……初めから変なんだけど」
勇者「え?なにが?」
僧侶「どうして兄と呼ばせたいんですか?」
勇者「俺は一人っ子で、いつも兄弟が欲しいと思っていた」
遊び人「うんうん」
勇者「兄弟や姉妹と一緒に買い物したり家で遊んだり、時にはお風呂も一緒に入ると聞いた」
武道家「まあ……そうだなぁ」
勇者「武道家には兄弟がいるのか?」
武道家「弟が一人いるけど……」
僧侶「私には姉が二人」
遊び人「私にはお兄ちゃんがいるよー」
勇者「そうか……なら、俺の気持ちなどわからないだろ……」
武道家「どうだろう……」
勇者「俺だって!!!妹とお風呂に入ったりしたいんだ!!!」
僧侶「……この人……ダメだ」
勇者「え?なにが?」
僧侶「どうして兄と呼ばせたいんですか?」
勇者「俺は一人っ子で、いつも兄弟が欲しいと思っていた」
遊び人「うんうん」
勇者「兄弟や姉妹と一緒に買い物したり家で遊んだり、時にはお風呂も一緒に入ると聞いた」
武道家「まあ……そうだなぁ」
勇者「武道家には兄弟がいるのか?」
武道家「弟が一人いるけど……」
僧侶「私には姉が二人」
遊び人「私にはお兄ちゃんがいるよー」
勇者「そうか……なら、俺の気持ちなどわからないだろ……」
武道家「どうだろう……」
勇者「俺だって!!!妹とお風呂に入ったりしたいんだ!!!」
僧侶「……この人……ダメだ」
僧侶「……>>1……ダメだ」
勇者「俺だって妹と買い物したり部屋で遊んだりしたいんだ!!」
武道家「わかったから、落ち着けって!!」
遊び人「帰りたい……」
僧侶「そうだね」
勇者「くそ……馬鹿にしやがって……魔王を倒すより俺にとっては大切なことなんだ……」
武道家「泣くなよ?!」
勇者「妹が……欲しいです……うぅ……」
僧侶(なんだか憐れ……)
遊び人「ねえねえ、勇者さん」
勇者「ん?」
遊び人「勇者さんは何歳なの?」
勇者「16歳だけど?」
遊び人「そっか、なら大丈夫だね。私、14歳だからー!」
勇者「なに!?14歳でバニーガール姿とか……気は確かか!?」
遊び人「え……でも、これユニホームだし……」
武道家「わかったから、落ち着けって!!」
遊び人「帰りたい……」
僧侶「そうだね」
勇者「くそ……馬鹿にしやがって……魔王を倒すより俺にとっては大切なことなんだ……」
武道家「泣くなよ?!」
勇者「妹が……欲しいです……うぅ……」
僧侶(なんだか憐れ……)
遊び人「ねえねえ、勇者さん」
勇者「ん?」
遊び人「勇者さんは何歳なの?」
勇者「16歳だけど?」
遊び人「そっか、なら大丈夫だね。私、14歳だからー!」
勇者「なに!?14歳でバニーガール姿とか……気は確かか!?」
遊び人「え……でも、これユニホームだし……」
勇者「……転職しろ……バニー姿の妹なんていらん」
遊び人「ふぇ!?」
僧侶「勇者様!!」
勇者「……僧侶は?」
僧侶「え……?」
勇者「年齢だ」
僧侶「……えと……」
勇者「言いなさい」
僧侶「……15……です」
勇者「よし」
僧侶(何がよしなんだか……)
勇者「武道家は?」
武道家「私?」
勇者「何歳だ?」
武道家「18歳だけど……」
遊び人「ふぇ!?」
僧侶「勇者様!!」
勇者「……僧侶は?」
僧侶「え……?」
勇者「年齢だ」
僧侶「……えと……」
勇者「言いなさい」
僧侶「……15……です」
勇者「よし」
僧侶(何がよしなんだか……)
勇者「武道家は?」
武道家「私?」
勇者「何歳だ?」
武道家「18歳だけど……」
勇者「そうか……武道家はお姉ちゃんになるんだな」
武道家「おいおい、お姉ちゃんて呼ぶ気か?」
勇者「じゃあ、姉貴?」
武道家「あ……いや」
勇者「ねえねえ?」
武道家「気持ち悪い」
勇者「ねえやん……違うな……姉さん?」
武道家「好きにしろ……」
勇者「じゃあ、よろしく。お姉ちゃん」
武道家「うぇ……」
僧侶「はぁ……」
遊び人「あの……勇者さん?」
勇者「……」
遊び人「―――お兄ちゃん?」
勇者「なんだ?」
武道家「おいおい、お姉ちゃんて呼ぶ気か?」
勇者「じゃあ、姉貴?」
武道家「あ……いや」
勇者「ねえねえ?」
武道家「気持ち悪い」
勇者「ねえやん……違うな……姉さん?」
武道家「好きにしろ……」
勇者「じゃあ、よろしく。お姉ちゃん」
武道家「うぇ……」
僧侶「はぁ……」
遊び人「あの……勇者さん?」
勇者「……」
遊び人「―――お兄ちゃん?」
勇者「なんだ?」
>>16
膨らみかけじゃない?
膨らみかけじゃない?
遊び人「私、転職しないとダメ?」
勇者「ダーマ神殿というところで転職ができるらしい。そこへ行ったら転職しような?」
遊び人「う、うん……」
僧侶「さて、規則はこれで全部ですか?」
勇者「まて。野宿のときのルールも決めよう」
武道家「野宿?」
勇者「そうだよ、お姉ちゃん?」
武道家「ぐ……」
勇者「男が俺だけという特殊な状況だから、色々と……困るだろ?」
遊び人「なにがぁ?」
僧侶「あの……言わんとすることは分かりますが……わざわざルールとして定めなくても……」
武道家「そうだ。空気を読めばいいだろ」
勇者「俺は女性のことを全く知らないんだ!!!」
僧侶「ひぃ?!」
勇者「失言して嫌われたくないんだよ!!もう独りは嫌なんだ!!」
勇者「ダーマ神殿というところで転職ができるらしい。そこへ行ったら転職しような?」
遊び人「う、うん……」
僧侶「さて、規則はこれで全部ですか?」
勇者「まて。野宿のときのルールも決めよう」
武道家「野宿?」
勇者「そうだよ、お姉ちゃん?」
武道家「ぐ……」
勇者「男が俺だけという特殊な状況だから、色々と……困るだろ?」
遊び人「なにがぁ?」
僧侶「あの……言わんとすることは分かりますが……わざわざルールとして定めなくても……」
武道家「そうだ。空気を読めばいいだろ」
勇者「俺は女性のことを全く知らないんだ!!!」
僧侶「ひぃ?!」
勇者「失言して嫌われたくないんだよ!!もう独りは嫌なんだ!!」
武道家「いや……何があったんだよ?」
勇者「……俺は勇者の息子として周囲の期待を受けてきた。それは誰にも理解してもらえない重圧だった」
僧侶「はぁ」
勇者「分かるか!?5歳のときから「お前は魔王を倒すんだ」と言われ続けてきた俺の気持ちが!?」
遊び人「お兄ちゃん……大変だったんだね」
勇者「ありがとう……そう、大変だったんだ」
武道家「それで?」
勇者「大人たちからの受ける期待に対して、同年代たちの目は冷ややかだった」
僧侶「それは、どうしてです?」
勇者「嫉妬だ」
武道家「嫉妬?」
勇者「大人から持て囃される俺という存在は疎ましかったんだろう」
僧侶「それは……ありえそうですね」
勇者「次第に誰も遊んでくれなくなり……俺は独りぼっちになっていったんだ」
遊び人「ぐす……おにいちゃん……かわいそう……」
勇者「……俺は勇者の息子として周囲の期待を受けてきた。それは誰にも理解してもらえない重圧だった」
僧侶「はぁ」
勇者「分かるか!?5歳のときから「お前は魔王を倒すんだ」と言われ続けてきた俺の気持ちが!?」
遊び人「お兄ちゃん……大変だったんだね」
勇者「ありがとう……そう、大変だったんだ」
武道家「それで?」
勇者「大人たちからの受ける期待に対して、同年代たちの目は冷ややかだった」
僧侶「それは、どうしてです?」
勇者「嫉妬だ」
武道家「嫉妬?」
勇者「大人から持て囃される俺という存在は疎ましかったんだろう」
僧侶「それは……ありえそうですね」
勇者「次第に誰も遊んでくれなくなり……俺は独りぼっちになっていったんだ」
遊び人「ぐす……おにいちゃん……かわいそう……」
勇者「大人たちからの重圧。同世代からの疎外。俺は自然と心を閉じた」
武道家「そうか……」
僧侶「なるほど」
遊び人「おにいちゃん……」
勇者「そんな毎日を過ごす中で、俺はふと思った。―――兄弟や姉妹がいれば、こんなことはなかったはずだと」
僧侶「というと?」
勇者「家族でありながら近い年齢……そしてなにより、俺の心を深く理解してくれる存在だろ?」
武道家「悩み事とかは……まあ、よく聞いてたな」
勇者「流石はお姉ちゃん」
武道家「なんか……それ、ちょっとキモ―――」
僧侶「し!」
勇者「だから、俺は将来仲間を得たとき、妹を作ろうと思ったんだ!!」
武道家「兄や弟はいらないのか?」
勇者「16歳にもなって女の子と話したことがなかったから……その……それに妹がいいかなって」
僧侶「……」
武道家「そうか……」
僧侶「なるほど」
遊び人「おにいちゃん……」
勇者「そんな毎日を過ごす中で、俺はふと思った。―――兄弟や姉妹がいれば、こんなことはなかったはずだと」
僧侶「というと?」
勇者「家族でありながら近い年齢……そしてなにより、俺の心を深く理解してくれる存在だろ?」
武道家「悩み事とかは……まあ、よく聞いてたな」
勇者「流石はお姉ちゃん」
武道家「なんか……それ、ちょっとキモ―――」
僧侶「し!」
勇者「だから、俺は将来仲間を得たとき、妹を作ろうと思ったんだ!!」
武道家「兄や弟はいらないのか?」
勇者「16歳にもなって女の子と話したことがなかったから……その……それに妹がいいかなって」
僧侶「……」
>>12
和み過ぎておしっこ漏れた
和み過ぎておしっこ漏れた
遊び人「―――お兄ちゃん!!」
勇者「おいおい、なにを急に抱きついて……」
遊び人「辛かったんでしょ?苦しかったんでしょ?私がお兄ちゃんをいっぱい、慰めてあげるね?」
勇者「お前……」
遊び人「お兄ちゃん……お兄ちゃんはもう、一人じゃないからね?」
勇者「ああ……嬉しいよ」
僧侶「……」
武道家「……」
勇者「……(チラッ」
僧侶(なんかアイコンタクトを……)
武道家「―――あーもう、私は甘えたがりの弟なんていらないぞ?」
勇者「お姉ちゃん……」
武道家「ちゃんと強くなれ。そしたら姉でいてやってもいいから」
勇者「わかった……俺、強くなるよ!!―――お姉ちゃんのために!!」
遊び人「おにいちゃん、かっこいいー♪」
勇者「おいおい、なにを急に抱きついて……」
遊び人「辛かったんでしょ?苦しかったんでしょ?私がお兄ちゃんをいっぱい、慰めてあげるね?」
勇者「お前……」
遊び人「お兄ちゃん……お兄ちゃんはもう、一人じゃないからね?」
勇者「ああ……嬉しいよ」
僧侶「……」
武道家「……」
勇者「……(チラッ」
僧侶(なんかアイコンタクトを……)
武道家「―――あーもう、私は甘えたがりの弟なんていらないぞ?」
勇者「お姉ちゃん……」
武道家「ちゃんと強くなれ。そしたら姉でいてやってもいいから」
勇者「わかった……俺、強くなるよ!!―――お姉ちゃんのために!!」
遊び人「おにいちゃん、かっこいいー♪」
僧侶「……」
勇者「……(チラッチラッ」
僧侶「分かりました!!―――ただし、呼びかたは兄さんで良いですね?」
勇者「なんで?」
僧侶「お、おにいちゃんは……その……なんかむずがゆいというか……」
勇者「分かった。僧侶の好きな呼び方でいいから」
僧侶「で、では……兄さん。そろそろ出発しましょうか」
勇者「まて。野宿でのルールは……」
武道家「それは私はきっちり教えてやる。ルールにすんな。はずかしい」
勇者「そうか……お姉ちゃんがそういうなら」
遊び人「ねえねえ、僧侶お姉ちゃん」
僧侶「は、はい?」
遊び人「野宿でのルールってなに?」
僧侶「それは……これから嫌でも分かりますから」
遊び人「ふーん」
勇者「……(チラッチラッ」
僧侶「分かりました!!―――ただし、呼びかたは兄さんで良いですね?」
勇者「なんで?」
僧侶「お、おにいちゃんは……その……なんかむずがゆいというか……」
勇者「分かった。僧侶の好きな呼び方でいいから」
僧侶「で、では……兄さん。そろそろ出発しましょうか」
勇者「まて。野宿でのルールは……」
武道家「それは私はきっちり教えてやる。ルールにすんな。はずかしい」
勇者「そうか……お姉ちゃんがそういうなら」
遊び人「ねえねえ、僧侶お姉ちゃん」
僧侶「は、はい?」
遊び人「野宿でのルールってなに?」
僧侶「それは……これから嫌でも分かりますから」
遊び人「ふーん」
>>31
関白失脚だっけ?
関白失脚だっけ?
―――魔王の城
魔物「報告します!!南西の街は完全に陥落。そこに住む人間たちも既に降伏しております!!」
魔王「うむ……分かった下がってよいぞ」
魔物「ははー!」
魔王「ふむ……これで5つ目か……」
魔王「順調に進んでおるな……」
魔王「―――しかし、なんだこの虚無感は?」
魔王「人間どもを追い詰めてもまるで達成感が得られない……」
魔王「どういうことなのだ……」
魔王「―――ふ、いかんな。魔王の我がこんなことでは」
魔王「スライムよ!!」
スライム「はぁーい!」
魔王「我は城を離れる。人間どもの生活を観察してくるぞ」
スライム「わかりました!影武者はお任せください!」
魔王「うむ!では、行ってくるぞ!!ふははははは!!」
魔物「報告します!!南西の街は完全に陥落。そこに住む人間たちも既に降伏しております!!」
魔王「うむ……分かった下がってよいぞ」
魔物「ははー!」
魔王「ふむ……これで5つ目か……」
魔王「順調に進んでおるな……」
魔王「―――しかし、なんだこの虚無感は?」
魔王「人間どもを追い詰めてもまるで達成感が得られない……」
魔王「どういうことなのだ……」
魔王「―――ふ、いかんな。魔王の我がこんなことでは」
魔王「スライムよ!!」
スライム「はぁーい!」
魔王「我は城を離れる。人間どもの生活を観察してくるぞ」
スライム「わかりました!影武者はお任せください!」
魔王「うむ!では、行ってくるぞ!!ふははははは!!」
―――街道
魔物「ぐるるるるる!!!」
勇者「出たな!!いくぞ、みんな!!」
僧侶「はい!!」
武道家「でぁぁ!!!」
魔物「ぐるきゅぷー!!」
遊び人「きゅあぁあ!!お兄ちゃん、たすけてぇぇ!!」
勇者「俺の妹に手を出すんじゃねえ!!!」
魔物「ぎゃっは!?」
遊び人「ありがとう♪」
勇者「気にするな」
魔物「がぁぁああ!!」
僧侶「く……!?ゆ、勇者さま!!お力をお貸しください!!!」
勇者「……」
僧侶「ちょ……たすけ……きゃぁああ!!!」
魔物「ぐるるるるる!!!」
勇者「出たな!!いくぞ、みんな!!」
僧侶「はい!!」
武道家「でぁぁ!!!」
魔物「ぐるきゅぷー!!」
遊び人「きゅあぁあ!!お兄ちゃん、たすけてぇぇ!!」
勇者「俺の妹に手を出すんじゃねえ!!!」
魔物「ぎゃっは!?」
遊び人「ありがとう♪」
勇者「気にするな」
魔物「がぁぁああ!!」
僧侶「く……!?ゆ、勇者さま!!お力をお貸しください!!!」
勇者「……」
僧侶「ちょ……たすけ……きゃぁああ!!!」
>>37
勇者wwwwwwwwww
勇者wwwwwwwwww
魔物「げへへへ」
僧侶「やめ……て……しょく、しゅを……ぁ……」
武道家「おい!!勇者、僧侶を助けろ!!」
勇者「―――分かったよ。お姉ちゃん!!」
僧侶「あ……だめぇ……」
魔物「ぐふふふ」
勇者「―――らぁああああ!!!」
魔物「ぐふぅぅぅぅぅぅ!?!??」
僧侶「ん……」
勇者「大丈夫か?」
僧侶「は、はい……って、なんですぐに助けてくれないんですか!?」
勇者「……」
遊び人「僧侶お姉ちゃん、ちゃんと呼ばないと」
僧侶「はぁ……兄さん、これからは……ちゃんと守ってくださいね?」
勇者「任せろ。それが兄の務めだ!」
僧侶「やめ……て……しょく、しゅを……ぁ……」
武道家「おい!!勇者、僧侶を助けろ!!」
勇者「―――分かったよ。お姉ちゃん!!」
僧侶「あ……だめぇ……」
魔物「ぐふふふ」
勇者「―――らぁああああ!!!」
魔物「ぐふぅぅぅぅぅぅ!?!??」
僧侶「ん……」
勇者「大丈夫か?」
僧侶「は、はい……って、なんですぐに助けてくれないんですか!?」
勇者「……」
遊び人「僧侶お姉ちゃん、ちゃんと呼ばないと」
僧侶「はぁ……兄さん、これからは……ちゃんと守ってくださいね?」
勇者「任せろ。それが兄の務めだ!」
―――夜営
遊び人「お兄ちゃん、お腹すいちゃった」
勇者「もう少しまってろ。今、お姉ちゃんが美味しいカレーを作ってくれている」
武道家「ったく……なんで私が手料理を……」
勇者「お姉ちゃんの手料理なんて、全世界の一人っ子が夢見るんだ!!」
武道家「熱弁すんなよ!!」
僧侶「はぁ……酷い目にあった……」
遊び人「大丈夫?」
僧侶「うん……遊び人ちゃんはいい子ですね?」
遊び人「えへへ、そっかな?」
勇者「……(じー」
僧侶「なんですか?」
遊び人「あ……もう、お兄ちゃん。ちょっと離れただけじゃないの、もー♪」
勇者「え……い、いやぁ……あはは」
遊び人「甘えん坊なんだから、お兄ちゃんは♪……そこがかわいいけどね」
遊び人「お兄ちゃん、お腹すいちゃった」
勇者「もう少しまってろ。今、お姉ちゃんが美味しいカレーを作ってくれている」
武道家「ったく……なんで私が手料理を……」
勇者「お姉ちゃんの手料理なんて、全世界の一人っ子が夢見るんだ!!」
武道家「熱弁すんなよ!!」
僧侶「はぁ……酷い目にあった……」
遊び人「大丈夫?」
僧侶「うん……遊び人ちゃんはいい子ですね?」
遊び人「えへへ、そっかな?」
勇者「……(じー」
僧侶「なんですか?」
遊び人「あ……もう、お兄ちゃん。ちょっと離れただけじゃないの、もー♪」
勇者「え……い、いやぁ……あはは」
遊び人「甘えん坊なんだから、お兄ちゃんは♪……そこがかわいいけどね」
>勇者「お姉ちゃんの手料理なんて、全世界の一人っ子が夢見るんだ!!」
男兄弟しかいない奴も含めてやってくれ…
男兄弟しかいない奴も含めてやってくれ…
僧侶(一人っ子ってここまで歪むものなんでしょうか……)
遊び人「きゃぁ……もう、お兄ちゃんのエッチー」
勇者「ちょっと胸に手が当たっただけだろぉ」
遊び人「もうエッチなお兄ちゃんなんて嫌い!」
勇者「あ……ごめん。もうしないからぁ」
遊び人「ホントに?」
勇者「うん」
遊び人「わかった。じゃあ、カレーのお肉分けてくれたら、許してあげるね?」
勇者「それぐらいならお安い御用だ!!」
遊び人「あと、私のニンジンも食べて、ね?」
勇者「ああ!ニンジンは大好物だ!!」
遊び人「きゃー!お兄ちゃん、だーいすき♪」
勇者「あっはっはっは。こらこら、抱きつくな。僧侶が見てるじゃないか」
僧侶「……ダメかもしれない、この勇者様」
武道家「一人だけ甘やかしてんじゃねーよ……」
遊び人「きゃぁ……もう、お兄ちゃんのエッチー」
勇者「ちょっと胸に手が当たっただけだろぉ」
遊び人「もうエッチなお兄ちゃんなんて嫌い!」
勇者「あ……ごめん。もうしないからぁ」
遊び人「ホントに?」
勇者「うん」
遊び人「わかった。じゃあ、カレーのお肉分けてくれたら、許してあげるね?」
勇者「それぐらいならお安い御用だ!!」
遊び人「あと、私のニンジンも食べて、ね?」
勇者「ああ!ニンジンは大好物だ!!」
遊び人「きゃー!お兄ちゃん、だーいすき♪」
勇者「あっはっはっは。こらこら、抱きつくな。僧侶が見てるじゃないか」
僧侶「……ダメかもしれない、この勇者様」
武道家「一人だけ甘やかしてんじゃねーよ……」
遊び人「―――ふう、お腹いっぱい」
武道家「すげえ、お腹がぽっこりしてるな」
遊び人「みないでよぉ」
勇者「それにしても美味しかった。流石はお姉ちゃんだ」
武道家「いや……弟の世話とかしてたし……まあ、ちょっとだけな」
僧侶「料理は全般出来るのですか?」
武道家「そうだなぁ……簡単なやつだけかな。手の込んだのは無理」
僧侶「カレーみたいに具材をお鍋で煮詰めるだけならってことですか?」
武道家「ひでえ言い草だけど……ま、その通りだ」
僧侶「なるほど……」
遊び人「あ……よいしょ」
武道家「気を付けろよ?」
遊び人「うん」
勇者「どこに行くんだ?ついて行こうか?」
僧侶「ちょっと……ゆう……じゃなくて、兄さん!!デリカシーを持ってください!」
武道家「すげえ、お腹がぽっこりしてるな」
遊び人「みないでよぉ」
勇者「それにしても美味しかった。流石はお姉ちゃんだ」
武道家「いや……弟の世話とかしてたし……まあ、ちょっとだけな」
僧侶「料理は全般出来るのですか?」
武道家「そうだなぁ……簡単なやつだけかな。手の込んだのは無理」
僧侶「カレーみたいに具材をお鍋で煮詰めるだけならってことですか?」
武道家「ひでえ言い草だけど……ま、その通りだ」
僧侶「なるほど……」
遊び人「あ……よいしょ」
武道家「気を付けろよ?」
遊び人「うん」
勇者「どこに行くんだ?ついて行こうか?」
僧侶「ちょっと……ゆう……じゃなくて、兄さん!!デリカシーを持ってください!」
勇者「え?でも……危ないぞ?」
遊び人「あ……平気だから……」
勇者「お兄ちゃんも一緒に行ってやるって」
遊び人「だからぁ……」
武道家「おい、勇者」
勇者「なに?」
武道家「こっちこい」
勇者「なんだよ?」
遊び人「うぅ……(モジモジ」
武道家「女の子が何も言わずに立ち上がったときは、用を足すときだ」
勇者「な、んだと……?」
武道家「だから、一緒にいくとかいうな」
勇者「わ、わかった。―――ごめん、遊び人。まさか、おしっこだとは―――」
武道家「何もわかってねえじゃねえか!!!」
勇者「ぐほぉぁ!?!」
遊び人「あ……平気だから……」
勇者「お兄ちゃんも一緒に行ってやるって」
遊び人「だからぁ……」
武道家「おい、勇者」
勇者「なに?」
武道家「こっちこい」
勇者「なんだよ?」
遊び人「うぅ……(モジモジ」
武道家「女の子が何も言わずに立ち上がったときは、用を足すときだ」
勇者「な、んだと……?」
武道家「だから、一緒にいくとかいうな」
勇者「わ、わかった。―――ごめん、遊び人。まさか、おしっこだとは―――」
武道家「何もわかってねえじゃねえか!!!」
勇者「ぐほぉぁ!?!」
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