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元スレ鬼「ここは地獄なわけです」鬼「熱いですね」
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―――五年後
閻魔「―――つぎぃ」
女「……」
猫「……」
閻魔「じゃあ、問う―――」
女「あの」
閻魔「え、あ、なに?」
女「……この子をもう安らかに眠らせてあげたいんですけど」
閻魔「え……?」
女「もう十分に生きてくれましたから……だから……」
猫「……女……いいのか?」
女「うん」
閻魔「つまり、ペットを天国に連れて行けというのか?」
女「……いいえ。天国へも地獄へも連れていかないで」
閻魔「なに……?」
閻魔「―――つぎぃ」
女「……」
猫「……」
閻魔「じゃあ、問う―――」
女「あの」
閻魔「え、あ、なに?」
女「……この子をもう安らかに眠らせてあげたいんですけど」
閻魔「え……?」
女「もう十分に生きてくれましたから……だから……」
猫「……女……いいのか?」
女「うん」
閻魔「つまり、ペットを天国に連れて行けというのか?」
女「……いいえ。天国へも地獄へも連れていかないで」
閻魔「なに……?」
>>300
だれうま
だれうま
女「天国がどういうところかは知りませんが……でも、地獄に私がいるように感覚的には『生きている』んですよね?」
閻魔「え、まあ、うん」
女「それは苦しいことだと、この十年で分かりました」
閻魔「……」
女「死んでも尚、こうして誰かと出逢い、別れ、勇気づけられ、そして傷つく。それが私はつらい」
猫「……おんな……」
女「猫にもそんな想いをさせたくないです」
閻魔「―――天国というのは魂の楽園。終焉。そこに苦しみや悲しみはない」
女「―――でも、喜びもないんですよね?」
閻魔「え……あー、うん……そうかなぁ……そっか……そうかも」
女「そんな場所に永遠に居続けるなんて……死ぬより怖いです」
閻魔「猫がそう言ったのか?」
女「……いいえ。でも、この子は私の弟ですから」
猫「―――おんな!」
女「お姉ちゃんは弟のことをなんでも分かるんです。……自分勝手な思い込みかもしれませんけど」
閻魔「え、まあ、うん」
女「それは苦しいことだと、この十年で分かりました」
閻魔「……」
女「死んでも尚、こうして誰かと出逢い、別れ、勇気づけられ、そして傷つく。それが私はつらい」
猫「……おんな……」
女「猫にもそんな想いをさせたくないです」
閻魔「―――天国というのは魂の楽園。終焉。そこに苦しみや悲しみはない」
女「―――でも、喜びもないんですよね?」
閻魔「え……あー、うん……そうかなぁ……そっか……そうかも」
女「そんな場所に永遠に居続けるなんて……死ぬより怖いです」
閻魔「猫がそう言ったのか?」
女「……いいえ。でも、この子は私の弟ですから」
猫「―――おんな!」
女「お姉ちゃんは弟のことをなんでも分かるんです。……自分勝手な思い込みかもしれませんけど」
閻魔「なるほど……それがお前の答えか」
女「はい」
猫「……くそ……今日は乾燥してやがるな……目がかゆいぜぇ」
女「はいはい……ほら、こっちにおいで」
猫「にゃぁ」
閻魔「……猫、本当にいいのか?飼い主が言っていることは完全な無にするということだぞ?」
猫「……僕はこの女と居たいさ。でも、別れるくらいなら……もう消えちまいたいな」
閻魔「……」
猫「僕だけが天国に行けても何の意味もない。そこで無為に生かされるぐらいなら、消滅させてくれ」
女「猫……」
猫「……ありがとう。僕のことを精一杯気遣ってくれて」
女「ううん。私は地獄に落ちるべきだもの。男さんとは違う。五人の命を殺めた罰は、私が永遠に苦しんでも消えないから」
閻魔「分かった……では、猫よ。こっちにきなさい」
猫「おう……ありがとよ、女」
女「うん……バイバイ……」
女「はい」
猫「……くそ……今日は乾燥してやがるな……目がかゆいぜぇ」
女「はいはい……ほら、こっちにおいで」
猫「にゃぁ」
閻魔「……猫、本当にいいのか?飼い主が言っていることは完全な無にするということだぞ?」
猫「……僕はこの女と居たいさ。でも、別れるくらいなら……もう消えちまいたいな」
閻魔「……」
猫「僕だけが天国に行けても何の意味もない。そこで無為に生かされるぐらいなら、消滅させてくれ」
女「猫……」
猫「……ありがとう。僕のことを精一杯気遣ってくれて」
女「ううん。私は地獄に落ちるべきだもの。男さんとは違う。五人の命を殺めた罰は、私が永遠に苦しんでも消えないから」
閻魔「分かった……では、猫よ。こっちにきなさい」
猫「おう……ありがとよ、女」
女「うん……バイバイ……」
>>211
おまえ馬鹿じゃねーの?
おまえ馬鹿じゃねーの?
>>313
せっかく消えてくれたのに触れたらまた来ちゃうだろ
せっかく消えてくれたのに触れたらまた来ちゃうだろ
鬼娘「……こっちでしょうか?」
鬼娘「それとも……」
天使「誰だ!!!」
鬼娘「シット!!」
天使「鬼が侵入しているぞー!!」
天使「まてー!!!」
鬼娘「きゃぁぁ!!!!男さんに出会うまではぁぁぁぁぁ!!!!!!」
天使「地獄にかえれぇぇ!!!!」
鬼娘「ひぃぃん!!!」
男「―――こっちだ!!」
鬼娘「あ!?男さん!!!もう!!新妻を置いて五年間もどこにいたんですかぁ!!!」
男「地獄に戻る方法を考えてたんだ。君を迎えに行きたくて」
鬼娘「え……」
金魚「うっふんですの」
鬼娘「あー金魚さん。お久しぶりですぅ!」
鬼娘「それとも……」
天使「誰だ!!!」
鬼娘「シット!!」
天使「鬼が侵入しているぞー!!」
天使「まてー!!!」
鬼娘「きゃぁぁ!!!!男さんに出会うまではぁぁぁぁぁ!!!!!!」
天使「地獄にかえれぇぇ!!!!」
鬼娘「ひぃぃん!!!」
男「―――こっちだ!!」
鬼娘「あ!?男さん!!!もう!!新妻を置いて五年間もどこにいたんですかぁ!!!」
男「地獄に戻る方法を考えてたんだ。君を迎えに行きたくて」
鬼娘「え……」
金魚「うっふんですの」
鬼娘「あー金魚さん。お久しぶりですぅ!」
天使「君は……!?」
天使「君、その鬼となにか関係があるのか?!」
男「この子は、俺の嫁です」
鬼娘「はぁん♪」
金魚「うっふんですの」
天使「なんだと?―――しかし、君……鬼はこちらには居られない規則になっているんだ」
男「それは調べたので知っています」
天使「では……」
男「俺、地獄に戻ります」
天使「正気か!?」
男「はい」
金魚「こっちに来たことで私の魂も固定されて、もう老いることはありませんの」
男「そう。だから、ずっと家族で過ごすことができる。それに、あと二人迎えに行かないといけないんです」
天使「二人だと?」
男「―――天国は良いところだけど、俺の家族がいませんでした。だから、地獄に帰ります!」
天使「君、その鬼となにか関係があるのか?!」
男「この子は、俺の嫁です」
鬼娘「はぁん♪」
金魚「うっふんですの」
天使「なんだと?―――しかし、君……鬼はこちらには居られない規則になっているんだ」
男「それは調べたので知っています」
天使「では……」
男「俺、地獄に戻ります」
天使「正気か!?」
男「はい」
金魚「こっちに来たことで私の魂も固定されて、もう老いることはありませんの」
男「そう。だから、ずっと家族で過ごすことができる。それに、あと二人迎えに行かないといけないんです」
天使「二人だと?」
男「―――天国は良いところだけど、俺の家族がいませんでした。だから、地獄に帰ります!」
>>333
ギョピちゃんみたいに浮いてるかも
ギョピちゃんみたいに浮いてるかも
―――地獄の門
閻魔「はぁ……失格」
男性「―――ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
閻魔「ったく、どいつもこいつも男さんや女さんみたいに骨のある答えを出してくれないのかしら」
猫「そりゃあ、無理だろ」
閻魔「やっぱり?―――あ、猫缶いる?」
猫「頂くぞ」
閻魔「にしても……魂だけになって老いることがなくなったから、なんつーか、態度でかくなったね」
猫「そうかな?」
閻魔「消滅したかったんじゃないのー?うりうり」
猫「よせ、肉球を突くな。仕方ないだろ。消える直前に鬼娘がまた迎えにくるって言ったんだから」
閻魔「迎えにくるって……あの子、天国に行ったんでしょ?そんな簡単には……」
バタン!!!
閻魔「おう!?天国の門が開いた!?」
男「―――ぷはぁ!!やった!!入口だ!!」
閻魔「はぁ……失格」
男性「―――ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
閻魔「ったく、どいつもこいつも男さんや女さんみたいに骨のある答えを出してくれないのかしら」
猫「そりゃあ、無理だろ」
閻魔「やっぱり?―――あ、猫缶いる?」
猫「頂くぞ」
閻魔「にしても……魂だけになって老いることがなくなったから、なんつーか、態度でかくなったね」
猫「そうかな?」
閻魔「消滅したかったんじゃないのー?うりうり」
猫「よせ、肉球を突くな。仕方ないだろ。消える直前に鬼娘がまた迎えにくるって言ったんだから」
閻魔「迎えにくるって……あの子、天国に行ったんでしょ?そんな簡単には……」
バタン!!!
閻魔「おう!?天国の門が開いた!?」
男「―――ぷはぁ!!やった!!入口だ!!」
閻魔「あ!男さん!?」
猫「待ちわびたぜ!!」
男「ごめん、鬼娘と合流できなくて」
猫「まあ、いいけど。お、金魚ちゃんも元気そうだね。金魚鉢も新調したんだ」
金魚「わかっちゃったですの?はずかしいですのー」
鬼娘「あの閻魔様」
閻魔「女さんでしょ?分かってるって、ペット地獄にいるから」
男「またペットを育ててるんですか」
閻魔「あの子も好きだからね」
男「ありがとうございます!」
閻魔「男さん……あなたもまた永久に家族を看取ることになるけど、いいの?」
男「―――生きていたときは俺は一人でした。でも、今はこんなにも素晴らしい家族が支えてくれている。だから、もう自分には負けない。負けるわけないんです!!」
閻魔「そう……じゃあ、地獄にいってらっしゃい♪」
金魚「うぉぉぉぉぉ!!!!」
鬼娘「―――きゃぁああああああ!!!!!」
猫「待ちわびたぜ!!」
男「ごめん、鬼娘と合流できなくて」
猫「まあ、いいけど。お、金魚ちゃんも元気そうだね。金魚鉢も新調したんだ」
金魚「わかっちゃったですの?はずかしいですのー」
鬼娘「あの閻魔様」
閻魔「女さんでしょ?分かってるって、ペット地獄にいるから」
男「またペットを育ててるんですか」
閻魔「あの子も好きだからね」
男「ありがとうございます!」
閻魔「男さん……あなたもまた永久に家族を看取ることになるけど、いいの?」
男「―――生きていたときは俺は一人でした。でも、今はこんなにも素晴らしい家族が支えてくれている。だから、もう自分には負けない。負けるわけないんです!!」
閻魔「そう……じゃあ、地獄にいってらっしゃい♪」
金魚「うぉぉぉぉぉ!!!!」
鬼娘「―――きゃぁああああああ!!!!!」
>>6
今どんな気持ち?
今どんな気持ち?
>>344
なんかお前のID凄いな
なんかお前のID凄いな
女「……ふふ」
ヘビ「姉さん……いつもどこか楽しそうっすね」
女「そうかな?」
ヘビ「まるで……誰かが迎えにくるのを待っているような……そんな目をしてる」
女「へへへ……」
金魚「あーいたですのーー!!」
ヘビ「む?」
女「あ……!」
鬼娘「はひぃ……さがしましたよぉ」
猫「女ぁぁ!!!会いたかったぜぇぇ!!!」
女「あははは、迎えに来てくれたの!?」
鬼娘「これ、新しい家族ですか?」
女「うん、ニシキヘビくん。ほら、ごあいさつ」
ヘビ「これは鬼娘に猫さん……どうもヘビです」
男「そっか……また家族が増えたんだ……」
ヘビ「姉さん……いつもどこか楽しそうっすね」
女「そうかな?」
ヘビ「まるで……誰かが迎えにくるのを待っているような……そんな目をしてる」
女「へへへ……」
金魚「あーいたですのーー!!」
ヘビ「む?」
女「あ……!」
鬼娘「はひぃ……さがしましたよぉ」
猫「女ぁぁ!!!会いたかったぜぇぇ!!!」
女「あははは、迎えに来てくれたの!?」
鬼娘「これ、新しい家族ですか?」
女「うん、ニシキヘビくん。ほら、ごあいさつ」
ヘビ「これは鬼娘に猫さん……どうもヘビです」
男「そっか……また家族が増えたんだ……」
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