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元スレ鬼「ここは地獄なわけです」鬼「熱いですね」

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1 :

「地獄ってこう変なイメージありますよね」

「うんうん」

「針地獄とか血の池地獄とか」

「バカかと、アホかと」

「ですねー」

「地獄ってところはそんなに甘いもんじゃないわけよ」

「うんうん」

「閻魔様に舌を抜かれるなんて馬鹿馬鹿しいにもほどがあるっしょ」

「いえーい」

「人間ってほんと想像力が無駄に豊かというかなんというか」

「そうですね」

「おーい。二名様ご案内してたもれー」

「うーす」

「そういえば、今年はお盆休みなかったなぁ」

3 :

なにこいつ独り言言ってんだ

4 = 1 :

「ここは……」

「え……え……?」

「お、どうもどうも」

「うわぁあああ!!?!?」

「鬼……!?」

「はぁい、鬼です」

「ようこそ、地獄へ」

「こちらのソファにおかけください」

「はぁ……」

「すいません」

「どうぞ粗茶ですが」

「どうも……」

「えー、では、地獄のシステムについてなんですが」

「まってください!!ここ地獄なんですか!?俺、死んだんですか?」

「めっさ、死んでますよ?」

6 :

伸びないよ^^;
次は頑張ろうね^^;

9 = 1 :

「そ、そんな……」

「はぁ……」

「なんで死んだか、覚えてないんですか?」

「え、ええ」

「えっと……男さんは幼女をレイプしようとして……チンコ噛まれてショック死ですね」

「うわぁ」

「ええええ!!?!?!いやいや!!!」

「あ、すいません。間違えました。自殺ですね」

「びっくりしますよ」

「女さんは死刑ですね。あはは」

「……」

「じゃあ、えっと、地獄のシステムについて説明しますね。おーい」

鬼娘「はーい。えっと、地獄には八種類の地獄に分かれてまして、まあ、どこに行くか決めてもらえるようになってます」

「自分で行きたいところ決めて良いんですか?」

「はい。最近、イメージしてた地獄と違う!ってクレームが多くて。ニーズにお応えしなければなりませんし」

10 :

なんか、ドラゴンボールの地獄のイメージ

11 = 1 :

「鬼さんも大変なんですね」

「まあね」

鬼娘「では、八大地獄について説明致しますね」

鬼娘「まずは、等活地獄。ここでは小さな生き物の世話を延々とやってもらう地獄です」

「生き物って?」

鬼娘「ハムスターとかフェレットですね」

「あら、かわいい」

鬼娘「次に黒縄地獄。ここでは最高の鍛冶師を目指してもらいます」

「鍛冶師?」

鬼娘「最近、職人が減ってるじゃないですか?」

「金棒職人が欲しいんですよ」

「なるほど」

鬼娘「で、つぎが―――」

(なんだか、楽しそう……)

12 :

この鬼語尾にだっちゃが付いても違和感ない

13 :

マンキンの超鬼がトラウマ

14 = 1 :

鬼娘「はい、以上です。何かご質問は?」

「一度選んだ地獄は変更できないんですか?」

「一カ月以内なら可能です。ただし、一カ月を過ぎると100年間は変更できません」

「100年……」

鬼娘「で、同じ地獄で一兆年過ごすことができれば天国にいけます」

「はぁ……気が遠くなるわね」

「でも、金棒職人として大成すると100年で天国にいけることもありますよ?がんばってください」

「……」

鬼娘「では、地獄のほう何にしますか?」

「多くの男性はどこを選ぶんですか?」

鬼娘「それは……やっぱり、衆合地獄ですね……鬼娘と一日一回SEXする地獄ですし」

「やっぱり……」

「まあ、でも、大変ですよ?SEXなんて三日で飽きるし、鬼娘はみんなエロいし」

鬼娘「あー先輩ひどーい、セクハラー」

「え?あ、ごめん」

15 = 12 :

エロ地獄一兆年は拷問すぎるな

16 = 1 :

「じゃあ、女性は?」

鬼娘「えっと……叫喚地獄とかですかね」

「確か一日一升瓶の日本酒を飲む場所でしたっけ?」

「女性って死んでからのストレスを酒で発散させようとする傾向があるみたいで」

「そうなんですか」

鬼娘「あとは焦熱地獄も人気ですね。ダイエットできるから」

「そうなの?」

「まあ、プールもありますしね。ただ、体重は理想でキープしてもらうことが条件です」

「キープできないと?」

鬼娘「最終地獄、阿鼻地獄に行っていただきます」

「確か……その人にとって一番嫌な事をされ続ける地獄でしたね?」

鬼娘「大概の人はゴキブリ風呂になるんですけどね」

「いやぁ……そんなのぉ……」

「さ、決めてください。まあ、時間をかけてくれてもいいですけど」

鬼娘「どうせ死んでますから、時間なんてあってないがごとしー」

17 :

18 :

そうだ、地獄行こう

19 = 1 :

「……じゃあ」

「私は……」

男&女「等活地獄で」

「ほぉ」

鬼娘「なるほどなるほど」

「あ、あなたもですか?」

「あなたも?」

鬼娘「分かりました。ではこちらに来てください」

「はい」

「……」

鬼娘「でも、生き物を育てるのって大変ですよ?」

「はい。でも、死んだのにセックスなんてしたくないですし」

「私も別に体重を気にしてないから」

鬼娘「そうですか。―――では、行ってらっしゃいませー♪」

20 :

うむ 続けたまえ

22 = 1 :

――等活地獄

カランカラーン

鬼店員「いらっしゃいませー、地獄のペットショップ『ゴートゥーヘル』にようこそー」

「あの、ここでペットを飼うとのことなんですか」

鬼店員「そうですね。無償提供させて頂いてます」

「普通のペットショップみたいだけど……」

「この鬼シーズーってなんですか?」

鬼店員「ああ、普通のシーズーです。人間界から仕入れました」

「へえ」

鬼店員「血統書付きですよ?」

「この鬼ミドリガメも?」

鬼店員「はい。普通のミドリガメです」

「鬼ウサギ……鬼アメリカンショート……鬼柴犬……」

「鬼フェレット……鬼マングース……」

鬼店員「どれにします?どの子もいい子ですから、育てやすいですよ?」

23 :

ちいさい生き物がゴキブリとかそういうオチんちんだったら許さない

24 :

構わん、続けろ

25 = 1 :

「じゃあ……この鬼金魚で」

「私は鬼ウサギにしようかなぁ……あ、やっぱり鬼ペルシアンにします」

鬼店員「ありがとうございますー。えっと、二点でゼロ円になりまーす。こちらレシートですから」

「どうも」

「ところでどこで飼えばいいんですか?」

鬼店員「あ、そうですね。おーい」

鬼娘「はーい」

鬼店員「この人たちを飼育小屋に案内してあげて」

鬼娘「はーい。では、こちらですぅ」

「はい」

「お願いします」

鬼娘「お二人ともここは初めてぇ?」

「はい。初地獄で……」

鬼娘「初めは大変だと思いますけど、がんばってくださいねぇ?」

「は、はい」

26 = 1 :

地獄の練馬区 高野台 3丁目 ワンルームマンション

鬼娘「ここですぅ」

「へえ……意外と良い部屋ですね」

「あの……私達、二人で住むんですか……?」

鬼娘「え?じゃあ、私と三人ですみますぅ?」

「ええ?!」

「あ、いや、そういう話では……」

鬼娘「そうですねぇ……最初は大変ですもんねぇ……わっかりましたぁ!私が一肌ぬぎますよぉ」

「いや、だから……」

鬼娘「とりあえずぅ、その金魚さんをどこかに置いたほうがいいですよぉ?」

「そ、そうだな……じゃあ、このテーブルの上に……」

「この子もケージの中にいれとこう……」

「にゃーん」

鬼娘「かわいいですねぇ……うりうり」

「にゃーん♪」

27 :

空は赤黒かったりするの?

28 = 1 :

「……餌でもやるか」

金魚「……(パクパク」

「あの、私にも撫でさせてください!」

鬼娘「もうちょっとだけー」

「にゃーん」

「それ、私が選んだんですよ!?」

鬼娘「きゃー、このお姉さんこわいにゃー?」

「にゃー」

鬼娘「ほら、この子も怖いっていってますよぉ?」

「なんでよぉ!!」

金魚「……」

「うん……金魚も悪くないな」

鬼娘「うりうり♪」

「だから、私にも触らせてー!!」

31 = 1 :

―――夕方

鬼娘「よしよし」

「にゃーん」

「はぁ……結局、鬼娘さんに懐いた……」

「ところで、こうやってペットの世話をするだけでいいんですか?」

鬼娘「まあ、そうですね。ここはそういう地獄ですし」

「……」

「なんか別に苦しくないんですけど……」

鬼娘「でも、必ずペットを飼ってもらいますからねぇ……きっと大変ですよ?」

「そうかな……俺はこの状況の方がちょっと……あの……」

「変なこと考えてます?」

鬼娘「すけべー」

「いや、だから……!!」

金魚「……」

鬼娘「金魚さんも男さんのスケベっぷりに呆れてますね」

32 :

これは…
支援

33 = 1 :

「そういえば……なんかお腹減ってきた」

「私も」

鬼娘「じゃ、ご飯にしますかぁ。私ってこう見えてもお料理とくいなんですよぉ?」

「そうなんですか?」

鬼娘「はい♪」

「死んでもお腹って空くんだ……生きてるときと変わらないわね」

「そうですね」

鬼娘「じゃ、なにをつくりましょうか?」

「そういえばこの部屋、家具も家電も一式そろってますね」

「冷蔵庫とか一体なにが……」

鬼娘「なんでも揃ってますよぉ?」

「ほんとだ……ぎっしりある……」

鬼娘「食材は自動で補充されますから、尽きることはまずありません。安心してください」

「はぁ」

「テレビまで……なにかやってるかな?」

34 :

ペットは死ぬのか

35 :

地獄へ逝こう

36 = 1 :

テレビ『はーい!こんにちはー!!赤鬼と青鬼のニュースの時間でーす!!』

「……」

「はい、これ。前菜にモロキュー」

「あ、ありがとう……(もそもそ」

テレビ『では、一発目のニュースからだ。今日、地獄の大阪市浪速区で鬼娘のブラジャーが相次いで盗まれるという事件が発生したぜ』

テレビ『ひゅー、今時の鬼娘も大変だ』

「……」

鬼娘「よっと、ほっと」

「にゃーん」

鬼娘「あ、男さーん。猫さんに猫缶あげてくださーい」

「ああ、わかりました……これか……おーい、こいこい」

「にゃーん♪」

テレビ『犯人が早く見つかるといいね、青鬼?」

テレビ『そうだな。じゃあ、二発目の事件だ。地獄の北海道で鬼娘の胸が激しく揉まれる事件が発生。犯人は鬼中学生らしいぜ』

「……地獄も大変ね」

37 = 30 :

>>34
だろうな

38 = 1 :

―――夜

「洗い物は俺がします」

鬼娘「えーそんなぁ、私がしますよぉ」

「ふわぁぁ……」

「にゃふぁぁ」

「眠いのー?」

「にゃあ」

「そっかそっか。もう寝る?」

「にゃ……」

鬼娘「あ、女さん。お風呂、お先にどーぞ」

「え?お風呂もあるの?」

「俺は最後でいいですから」

「じゃあ、お先に失礼しちゃう」

鬼娘「どうぞ。―――あ、ドラマ『振り返れば鬼がいる』の時間ですぅ」

「さてと、さくっと済ませるか」

39 :

普通に読んでたのに、
『地獄の練馬区高野台』で吹いてしまった自分が悲しい。

40 :

>>1が30代のおっさんということが判明しました

41 = 1 :

「―――ふう、さっぱりした」

「……じゃあ、この子たちは普通に死ぬわけ?」

鬼娘「ここは生き物の尊さを身を持って知ってもらう地獄ですからぁ」

「はぁ……なるほど……生き物は大体10年くらい生きるから……」

「何の話ですか?」

鬼娘「この地獄のことを少し」

「ペットは普通に寿命で死んでしまうみたいなの」

「そうなんですか?」

鬼娘「人間界から仕入れてきた子たちですからね」

「じゃあ……10匹ほど飼ってようやく別の地獄に行けるってわけですか……」

鬼娘「天国に行こうと思ったら最低でも千億匹程度は飼っていただきます」

「その分だけお別れをしないといけないってことですね……」

「そういうことか……」

鬼娘「もちろん飼い方が悪いと早死にしますし、寿命の短い生き物を繰り返し飼ってしまうと大変ですね。ちなみにペットを殺害したら阿鼻地獄行きですよぉ?」

「それは分かってるわ」

42 :

あれ?
ちょっと地獄行ってくる

43 :

ちょっと地獄臭漂ってきたかも?

44 = 1 :

「すー……すー……」

「そっか……そういうことだったのね……」

鬼娘「この地獄はかなり脱落者が多いんですよぉ」

金魚「……(スイスイ」

「そうなんですか?」

鬼娘「ペットの死を何万回と繰り返したあたりで、大概の人は発狂しちゃって、生き物を殺してしまう傾向がありますね」

「そんな……!?」

鬼娘「初めはみなさん「そんなことはない」って思うんですけど……実際は……やっぱり辛いですから」

「……」

金魚「……?」

「そうかもしれないな……」

鬼娘「それに……もう一つ、この地獄の特徴が……」

「まだ、あるんですか?」

鬼娘「ある一定期間、動物と過ごすと、動物と会話できるようになってしまうんです。閻魔様がより感情移入しやすくさせるためにと……」

「なにぃ!?」

45 :

面白い

46 :

>>42
きさま・・・

48 :

自殺したら地獄行きかそうかそうks

49 :

一般に地獄と言われて想像するのは八大焦熱地獄
他に八大極寒地獄というのがあるけど、「焼けた剣が降り注ぐ地獄」「煮えたぎる鉛を飲まされる地獄」と焦熱地獄がバリエーション豊かなのに比べ、
極寒地獄は「血が凍るくらい寒い」「喋れなくなるくらい寒い」とか投げやりすぎるw

50 = 46 :

>>48
命を奪うには変わりないから・・・スレチだなすまん


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