元スレまどか「おいでませ、ラーメンQB!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 :
ライバル少ないなら、ある程度の味さえあれば、客はマミさんで釣れる気がする
52 = 1 :
ほむら「まずはとんこつの命。白濁スープを作るわ」ゴトンゴトン
さやか「うわ、ごっつい骨だなあ」
ほむら「豚の大腿骨部分よ。ゲンコツとも呼ばれるわ。これをハンマーで」ゴッゴッ
まどか「ハンマーで?」
ほむら「は、ハンマーで……」ゴッ!ゴッ!
杏子「力が足りねーな、貸してみな?」ヒョイ バキッ ベキッ
ほむら「ありがとう……そう、こんなふうに砕いていくわ」
マミ「割った方が骨からエキスが出るのよね?」
ほむら「ええ。割った骨の汚れや血は綺麗に取り除くわ。エキスの元の骨髄まで取らないように」ゴシゴシ
さやか「はーい」ゴシゴシ
53 = 1 :
さやか「あらかた終わったから、あとは煮込んでいけばいいの?」
ほむら「そうだけど、焦ってはいけないわ。このままダシを取るとクセと臭みの強いスープになってしまう」
ほむら「まずは寸胴鍋で下茹でする必要があるわ」ガラガラ ジャー
マミ「だいたいどれくらい茹でればいいのかしら?」カチッ ボッ
ほむら「4~50分くらいね」
まどか「そんなに? せっかくとれたスープが無駄になっちゃいそう……」
ほむら「その心配はないわ。骨のエキスはそのくらいじゃ染み出さない。むしろここでクセを抜いておくのが大切なのよ」
杏子「ふーん……便利にできてるんだな、とんこつって」
ほむら「先人の知恵よ」
54 = 14 :
ほむほむ
55 = 20 :
ゲンコツ砕けないほむほむかわいい
56 :
中学生は働いちゃ駄目じゃないのか
57 = 1 :
50分後
ほむら「時間になったらお湯を捨ててゲンコツを取り出……して……」プルプル
さやか「はいはい、力仕事には不向きなんだから無理しない」ヒョイ ダパー
ほむら「……助かるわ」
ほむら「いよいよ下処理が終わったゲンコツからスープの抽出ね」
ほむら「鍋にゲンコツと一緒にタマネギ、長ネギ、ショウガ、ニンニクなんかの野菜、それに塩、醤油、酒を加えて煮込んでいくわ」
杏子「~♪」ドボンドボン
マミ「……あら? ちょ、佐倉さん!? なにリンゴなんて入れてるの!?」
杏子「わっ、大丈夫だって、美味くなるって!」
ほむら「ええ、リンゴなどの果物類もスープに甘みを加えるのに最適よ」
マミ「そ、そうなんだ……」
杏子「な?」
58 = 20 :
ほむほむさやさや
59 :
さやかちゃんは力持ちかわいい!
60 = 1 :
ほむら「さて、煮込んでいる間にチャーシューね」
杏子「……」ジー
マミ「佐倉さん? その視線は何?」
杏子「いや、別にー?」
ほむら「……コホン。チャーシューと一口に言っても色々種類があるわ。どんなものがいいかしら」
まどか「えっと……薄めで味がしっかりしたチャーシューがいいかなって」
さやか「やっぱ炙りチャーシューでしょ!」
マミ「厚手のとろけるチャーシュー……これこそ至高だわ」
杏子「いっそ豚以外でチャーシュー作ってみたらどうだ? 鶏ハムとか」
ほむら「そうね……ここは>>64を採用しましょう」
61 = 31 :
マミさん
62 = 12 :
とろとろチャーシュー
63 = 40 :
豚の角煮
64 = 56 :
QB
66 = 12 :
oh…
67 :
替えがないと言ってるそばから……
68 = 20 :
残機ラストキュゥべえ!
69 = 31 :
一機やらせてもらってよかですか
70 = 43 :
宇宙の偏狭に派遣されて現地の生物に食われるQBかわいい
71 :
ぴちゅーん
72 = 1 :
QB「……」ポツン
QB(いや、僕はこの店のオーナーなんだ。けして仲間はずれなんかじゃない)
QB(その証拠にほら、ラーメンの完成度はぐんぐん高まっていくじゃないか。僕の人望のなせる技だね)
QB(そうさ、人間の味覚に合う物は人間に作らせればいい。僕は経営方面で力を発揮すればいいのさ)ブツブツ
マミ「……キュゥべえ?」
QB「な、なんだいマミ?」ハッ
マミ「何してるのよ、こんなところで。主役がいなくなっちゃ駄目でしょう? 工程も進んでるんだから」
QB「え……僕、邪魔じゃないのかい?」
マミ「そんな訳ないじゃない……ほら、みんな待ってるわよ。おいで」
QB「う、うん……! ありがとうマミ!」ダッ
ほむら「というわけで、チャーシューを作るわ」ガシッ
QB「きゅっぷい?」ブラーン
73 :
宇宙の神秘が詰まったQB旨い!
74 :
麺はもちろんバリ固で
75 :
QBは栄養価が高いってなんかで言ってたな
76 = 1 :
ほむら「まずはインキュベーターの体毛を綺麗に剃るわ」
さやか「ほら、大人しくしてなさい! ザクッといっても知らないよ?」ジョリジョリ
QB「ヒイッ!? サーベルを使うことはないんじゃないのかい!? せめてクリームを使っておくれよ!」
杏子「おお……随分貧相な体になったな」
ほむら「次はタコ糸で縛っていくわ。これによって肉が縮んだり煮崩れたりするのを防ぎ、味が良く染みるようになるのよ」
マミ「キュゥべえ? いい子だから大人しくしてなさい?」
QB「ちょ、マミ、痛い! 糸が食い込んで痛いよ! しかもなんて格好させるんだい!? あ、でもなんだかちょっと初めての感覚が……!」
77 = 71 :
ハリガネが一番うまい
78 :
そういえば、QBハウスって床やがあるな
81 :
ほむら「縛ったらそのままゲンコツの鍋の中へ」
杏子「よしきた」ポイ
QB「えっ、まだ心の準備……ああああああああ」ドボン ゴボゴボ
グツグツグツグツ
ほむら「茹で時間で固さを調節するわ。固めなら1時間、柔らかめなら3時間といったところかしら」
ほむら「QBの肉質はわからないから、時々竹串で刺して固さを見ながら煮込んでいきましょう」
ほむら「ちなみにキュゥべえだけでは足りないので、豚バラのチャーシューも同じように用意してあるわ」
まどか「ふう、縛るの大変だったよ」ボチャン トポン
82 = 71 :
え?
え?
83 = 81 :
3時間後
ほむら「茹で上がったインキュベーターと豚バラを醤油ダレに漬け込むわ」
ほむら「今回は薄口醤油、濃口醤油、ニンニク、ショウガ、ネギを加えたタレを使うわ」
QB「」ホカホカ ポチャン
ほむら「漬け込み時間もお好みだけど、3時間くらいかしら」
まどか「スープの方は凄いアクだね……」
ほむら「こまめなアク取りが必要になるわ。この工程がスープの出来を左右するわよ」
マミ「気合が入るわね」
84 :
何 故 殺 し た
85 = 81 :
ほむら「さて、夜も遅くなってきたので、ここからは一人暮らし組が中心になるわ」
杏子「まどかとさやかも泊まってけばいいのになー」
マミ「というか、火を止めて明日じゃ駄目なの?」
ほむら「少なくとも白濁スープが完成するまでは手は離せないわ。これも美味しいラーメンのためよ」
杏子「じゃあ仕方ねーか」
ほむら「そういうこと……では、ここで鶏がらスープをとるわ」
マミ杏「「はあ?」」
86 :
QBリストラされたあげく茹でられるとかカワイソス
87 :
豚バラ「一人ぼっちは寂しいもんな…一緒にいてやるよインキュベーター…」
88 :
>>86
でもその後は美少女たちの胃袋の中だよ
ある意味幸せな人生
89 = 81 :
マミ「とんこつスープをとってるのにどうして鶏がらなのよ? それも今更になって……」
ほむら「今から作っていけばちょうどゲンコツと同じくらいに出来上がるからよ」
杏子「そういうことじゃなくてさ……」
ほむら「……そうね、説明不足だったわ」
ほむら「とんこつのみでスープを作る時、こってりなら水を足さず、あっさりなら水を足しながらスープを取るといいと言われているわ」
ほむら「けれど、それでは濃厚なとんこつスープはとれても、あっさりとこってりの調節はできない」
ほむら「そこで、本来なら追加投入でもいい鶏がらを別でスープにし、2種類を合わせることであっさり・こってりの両方を楽しめるようにするのよ……!」
杏子「……なるほど」ジュルリ
マミ「ちゃんと順を追って説明してほしいものだわ」キュルルル…
90 = 86 :
>>88
寧ろ食べてもらえたらいいよねなレベル
91 :
>>1がやたらラーメンに詳しいのが気になるな
即席でこんだけ詳しく書けるって、職人かよ
92 :
そういや麺やほむらってラーメン屋があるらしいな
93 = 81 :
ほむら「それでは鶏がらスープをとっていくわ」
ほむら「とり方はシンプル。ぶつ切りにした鶏がらを鍋に入れて、さらにタマネギなんかのさっきと同じ野菜類、酒などの調味料を加えて煮込むだけ」
ほむら「3時間ほど煮込んで、濾してガラと分ければ完成だわ」
マミ「本当、意外に簡単なのね?」
ほむら「いいえ、工程はシンプルだけど絶え間ないアク取りが重要になる……地道で根気のいる作業よ。ここからが正念場だわ」
杏子「あたしらが味の良し悪しを握ってるってわけか……面白いじゃねーか!」
ほむら「巴マミはゲンコツの鍋、佐倉杏子は鶏がらの鍋をお願い。私はチャーシューの状態を見て仕上げをしていくわ」
マミ杏「「了解!」」
94 :
あれ…?
QBいなくなったなら本末転倒じゃ…
95 :
ほむほむ
96 :
>>94
気づいてもつっこまないのが紳士のたしなみ
97 :
>>91ラーメン職人ですね
98 = 81 :
チャーシュー漬け込みから3時間経過
ほむら「醤油ダレからインキュベーターと豚バラを引き上げるわ」ザパア
QB「」シットリ
ほむら「バットの上で冷まして、あら熱が取れてからタコ糸を外す。今回は茹でてから漬け込んだので熱はすぐに取れるわね」シュルシュル
ほむら「糸を外したら室温に馴染むくらいまでおいて、それからお好みの厚さにスライス」サクッサクッ
マミ杏「……」ジュル…
ほむら「……一切れずつなら味見してもいいわよ」
マミ杏「……!」パアアア
100 :
うっめ!これめっちゃうっめ!ぱねえ!!まじぱねえ!!
みんなの評価 : ★★
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