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元スレまどか「おいでませ、ラーメンQB!」
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まどか「さやかちゃんさやかちゃん!」
さやか「どうしたのさ、そんなにはしゃいで」
まどか「知ってる? 近くにすごく美味しいラーメン屋さんができたんだって!」
さやか「へえ? 聞いたことないけど……」
まどか「せっかくだから行ってみない?」
さやか「うーん、まどかがそう言うなら付き合ってみてもいいかなー?」
まどか「やったー! さやかちゃん大好きー!」
ガラガラガラ
マミ「いらっしゃいませー! ラーメンQBにようこそ!」
QB「僕の食券を買ってお客さんになってよ!」
まどさや「……」
さやか「まどか……ラーメン屋の話って誰に聞いたの?」
まどか「……マミさん」
さやか「どうしたのさ、そんなにはしゃいで」
まどか「知ってる? 近くにすごく美味しいラーメン屋さんができたんだって!」
さやか「へえ? 聞いたことないけど……」
まどか「せっかくだから行ってみない?」
さやか「うーん、まどかがそう言うなら付き合ってみてもいいかなー?」
まどか「やったー! さやかちゃん大好きー!」
ガラガラガラ
マミ「いらっしゃいませー! ラーメンQBにようこそ!」
QB「僕の食券を買ってお客さんになってよ!」
まどさや「……」
さやか「まどか……ラーメン屋の話って誰に聞いたの?」
まどか「……マミさん」
さやか「マミさん、何やってるんですか!?」
マミ「何って、見ての通りのウェイトレスよ?」ヒラヒラ
まどか「ファミレスならともかく、ラーメン屋さんの店員さんはそんなフリフリの制服は着てないと思います……」
マミ「あら、ファミレスもラーメン屋も同じ飲食店よ? 差別はよくないわ」
まどか「差別とかじゃ……どうしてこんなことやってるんですか?」
マミ「キュゥべえがラーメン屋を開くから、ぜひ店員をしてくれって」
さやか「はあ、その格好でですか?」
マミ「ええ。こんな役を任せられるのはマミしかいない!ってね」テレテレ
さやか(うわあ……まんざらでもない)
マミ「何って、見ての通りのウェイトレスよ?」ヒラヒラ
まどか「ファミレスならともかく、ラーメン屋さんの店員さんはそんなフリフリの制服は着てないと思います……」
マミ「あら、ファミレスもラーメン屋も同じ飲食店よ? 差別はよくないわ」
まどか「差別とかじゃ……どうしてこんなことやってるんですか?」
マミ「キュゥべえがラーメン屋を開くから、ぜひ店員をしてくれって」
さやか「はあ、その格好でですか?」
マミ「ええ。こんな役を任せられるのはマミしかいない!ってね」テレテレ
さやか(うわあ……まんざらでもない)
QB「さあメニューを選んで食券を買ってよ!」
さやか「あんたはマイペースだね……」
まどか「あっ、でも色々揃ってるよ?」
さやか「んー? 醤油、味噌、塩、とんこつ……確かに一通りあるね」
まどか「さやかちゃん、せっかくだし食べていこうよ」
さやか「まあ、まどかがそう言うなら……じゃあ味噌かな」ガシャコン
まどか「私は醤油かな!」ガシャコン
マミ「は~い、味噌・醤油一丁!」
QB「君たちの注文はエントロピーを凌駕した!」
さやか「あんたはマイペースだね……」
まどか「あっ、でも色々揃ってるよ?」
さやか「んー? 醤油、味噌、塩、とんこつ……確かに一通りあるね」
まどか「さやかちゃん、せっかくだし食べていこうよ」
さやか「まあ、まどかがそう言うなら……じゃあ味噌かな」ガシャコン
まどか「私は醤油かな!」ガシャコン
マミ「は~い、味噌・醤油一丁!」
QB「君たちの注文はエントロピーを凌駕した!」
さやか「注文しておいてなんだけど、あんたラーメンなんて作れるの?」
QB「美樹さやか、僕たちの科学力を侮っちゃいけないよ。人間の食べ物くらい朝飯前さ」
QB「科学的に効率を追求した完璧な調理工程! 人体に最適な栄養バランス!」
QB「さらに可愛い動物シェフに、美人のウェイトレスまでいるとくれば、繁盛しない方がおかしいくらいだろう?」
マミ「やだ、キュゥべえったら、美人だなんて!」テレテレ
さやか「……なんだか物凄く不安なのはなんでだろう」
まどか「あはは……自信有りそうだし、大丈夫じゃないかな?」
QB「美樹さやか、僕たちの科学力を侮っちゃいけないよ。人間の食べ物くらい朝飯前さ」
QB「科学的に効率を追求した完璧な調理工程! 人体に最適な栄養バランス!」
QB「さらに可愛い動物シェフに、美人のウェイトレスまでいるとくれば、繁盛しない方がおかしいくらいだろう?」
マミ「やだ、キュゥべえったら、美人だなんて!」テレテレ
さやか「……なんだか物凄く不安なのはなんでだろう」
まどか「あはは……自信有りそうだし、大丈夫じゃないかな?」
QB「へいおまち!」
マミ「は~い、お待たせしました! 味噌QBと醤油QBで~す!」
さやか「嫌なメニュー名だなあ……」
まどか「あ、でも見た目は美味しそうだよ? レンゲにキュゥべえのイラストがプリントされてて可愛いね」
さやか「まあね……んじゃ」
まどさや「「いただきまーす」」
ズズー ズルズル ズゾゾ
マミ「どうかしら?」
QB「素晴らしいだろう?」
マミ「は~い、お待たせしました! 味噌QBと醤油QBで~す!」
さやか「嫌なメニュー名だなあ……」
まどか「あ、でも見た目は美味しそうだよ? レンゲにキュゥべえのイラストがプリントされてて可愛いね」
さやか「まあね……んじゃ」
まどさや「「いただきまーす」」
ズズー ズルズル ズゾゾ
マミ「どうかしら?」
QB「素晴らしいだろう?」
さやか「げふっ、げほっ……! 何これ?」
まどか「麺がびちゃびちゃして柔らかい……スープに味がないよお……」
まどさや「「マズい……」」
マミ「え? え?」
QB「君たちは何を言ってるんだい? 素晴らしいメニューじゃないか!」キュップイ!
QB「まずスープ、君たち人間が過剰摂取しすぎている塩分を限りなくおさえ、各種栄養素を配合した完璧な出来!」
QB「さらに素早い仕上がりのために、茹でおきした麺をサッとお湯にくぐらせる効率的な調理工程!」
QB「非の打ち所がないじゃないか!」
さやか「打ち所しかないわっ!」
まどか「麺がびちゃびちゃして柔らかい……スープに味がないよお……」
まどさや「「マズい……」」
マミ「え? え?」
QB「君たちは何を言ってるんだい? 素晴らしいメニューじゃないか!」キュップイ!
QB「まずスープ、君たち人間が過剰摂取しすぎている塩分を限りなくおさえ、各種栄養素を配合した完璧な出来!」
QB「さらに素早い仕上がりのために、茹でおきした麺をサッとお湯にくぐらせる効率的な調理工程!」
QB「非の打ち所がないじゃないか!」
さやか「打ち所しかないわっ!」
マミ「どれどれ……ううっ、これはちょっと……」チュル…カタン
QB「まったく、人間は味覚なんていう不確かなものに頼ろうとするんだね。わけがわからないよ」
さやか「あたしは味の考慮なしでラーメン業界に殴りこむ、その根性がわけがわからないよ……」
まどか「マミさん、味見とかしなかったんですか?」
マミ「キュゥべえがあまりに自信満々だったんで、つい……」
さやか「そもそもなんでラーメン屋なんてやろうと思ったのさ?」
QB「……」
QB「それを話すと長くなるね……」
QB「まったく、人間は味覚なんていう不確かなものに頼ろうとするんだね。わけがわからないよ」
さやか「あたしは味の考慮なしでラーメン業界に殴りこむ、その根性がわけがわからないよ……」
まどか「マミさん、味見とかしなかったんですか?」
マミ「キュゥべえがあまりに自信満々だったんで、つい……」
さやか「そもそもなんでラーメン屋なんてやろうと思ったのさ?」
QB「……」
QB「それを話すと長くなるね……」
QB『はい、こちら見滝原地区担当インキュベーター、個体名キュゥべえ』
本部『ご苦労。突然だが、君に伝えなければならないことがある』
QB『はあ、なんでしょうか』
本部『魔法少女プロジェクトだが……思わしい結果が得られなくてね。大幅な人員削減が決定した』
QB『それはまた、急な話ですね』
本部『そう……そしてキュゥべえ。君も整理対象となってしまった』
QB『ははあ、なるほど……えええええええッ!?』
QB『待ってください、僕は他地区に比べてもかなりの成果を挙げているはず!』
本部『しかし、見滝原地区にはワルプルギスの夜の襲来も近いし、君自身があまり幹部に好かれていなくてね』
QB『そ、そんな……! 突然そう言われても、補給が切れたら僕はこんな見知らぬ星でどうすれば!?』
本部『幹部にかけあってみるさ……それまでは持ちこたえてくれ』プツッ
QB『あっ……ちょっ!? 本部!? もしもし! もしもーーーし!』
本部『ご苦労。突然だが、君に伝えなければならないことがある』
QB『はあ、なんでしょうか』
本部『魔法少女プロジェクトだが……思わしい結果が得られなくてね。大幅な人員削減が決定した』
QB『それはまた、急な話ですね』
本部『そう……そしてキュゥべえ。君も整理対象となってしまった』
QB『ははあ、なるほど……えええええええッ!?』
QB『待ってください、僕は他地区に比べてもかなりの成果を挙げているはず!』
本部『しかし、見滝原地区にはワルプルギスの夜の襲来も近いし、君自身があまり幹部に好かれていなくてね』
QB『そ、そんな……! 突然そう言われても、補給が切れたら僕はこんな見知らぬ星でどうすれば!?』
本部『幹部にかけあってみるさ……それまでは持ちこたえてくれ』プツッ
QB『あっ……ちょっ!? 本部!? もしもし! もしもーーーし!』
QB「……と、いうわけなのさ」
まどか(リストラ……)
マミ(再就職でラーメン屋で独立……)
さやか(脱サラして夢見ちゃった中年みたいな……)
QB「そこでだ。この星……特に日本は安定したラーメンブーム。見滝原に有名なラーメン屋はないんだから、チャンスだと思ってね」
さやか「いやあ、これじゃどうやってもお客さん来ないと思うよ」
QB「……それは困るんだ」
QB「一時的とはいえ本部からの補給・支援が止まる以上、僕には何の力もない」
QB「そんな僕がこの星で生きていくためには力が! つまり金がいるんだよ!」
さやか(うわあ……)
まどか(リストラ……)
マミ(再就職でラーメン屋で独立……)
さやか(脱サラして夢見ちゃった中年みたいな……)
QB「そこでだ。この星……特に日本は安定したラーメンブーム。見滝原に有名なラーメン屋はないんだから、チャンスだと思ってね」
さやか「いやあ、これじゃどうやってもお客さん来ないと思うよ」
QB「……それは困るんだ」
QB「一時的とはいえ本部からの補給・支援が止まる以上、僕には何の力もない」
QB「そんな僕がこの星で生きていくためには力が! つまり金がいるんだよ!」
さやか(うわあ……)
きゅっぷい
さや「何あれ?」
ほむ「甘々ね」
まど「流石マミさんだねー」
杏子「日頃からこんなことしてんのかな~」
QB「日頃はケーキとかだよ!マミはケーキとかお菓子とかそんな存在だろ?!」
ほむ「何女子中学生みたいな甘々なこと言ってるのかしら」
まど「キュゥべえは夢見がちなんだねー」
さや「何あれ?」
ほむ「甘々ね」
まど「流石マミさんだねー」
杏子「日頃からこんなことしてんのかな~」
QB「日頃はケーキとかだよ!マミはケーキとかお菓子とかそんな存在だろ?!」
ほむ「何女子中学生みたいな甘々なこと言ってるのかしら」
まど「キュゥべえは夢見がちなんだねー」
まどか「うーん、でもラーメン屋さんは……というか、飲食店は向いてないんじゃないかな?」
マミ「そうねえ……働きたいなら他にもやり方が」
QB「いや、もう後には引けないんだ」
QB「なにせ店舗確保、店内の内装、券売機の設置、機材・材料その他もろもろで、かなりの先行投資をしているからね」
さやか「ええー……そんなの、リストラされたあんたがどこから」
QB「それはもちろんマミの生活資金の口座から前借りして」
マミ「えっ」
QB「……」
マミ「えっ……えっ?」
QB「マミ、どうしたんだい?」
マミ「……」
ゲシゲシゲシゲシ <ナニスルンダイマミ!? アアッソコハラメェ!!
さやか「これはひどいなあ……」
まどか「マミさん可哀想……こんなの絶対おかしいよ……」
マミ「そうねえ……働きたいなら他にもやり方が」
QB「いや、もう後には引けないんだ」
QB「なにせ店舗確保、店内の内装、券売機の設置、機材・材料その他もろもろで、かなりの先行投資をしているからね」
さやか「ええー……そんなの、リストラされたあんたがどこから」
QB「それはもちろんマミの生活資金の口座から前借りして」
マミ「えっ」
QB「……」
マミ「えっ……えっ?」
QB「マミ、どうしたんだい?」
マミ「……」
ゲシゲシゲシゲシ <ナニスルンダイマミ!? アアッソコハラメェ!!
さやか「これはひどいなあ……」
まどか「マミさん可哀想……こんなの絶対おかしいよ……」
???「お困りのようね」
さやか「そ、その声は!」
???「私はラーメン好きな人の味方で、ラーメンの味を無視する馬鹿の敵」
まどか「ホムラチャン!!」
ほむら「話は聞かせてもらったわ。他ならぬラーメ……まどかのため。私に任せなさい」
ほむら「この店を見滝原一のラーメン屋にしてみせるわ」
さやか(転校生はラーメン好きだったのか……)
まどか(ほむらちゃん、ヨダレが……)
さやか「そ、その声は!」
???「私はラーメン好きな人の味方で、ラーメンの味を無視する馬鹿の敵」
まどか「ホムラチャン!!」
ほむら「話は聞かせてもらったわ。他ならぬラーメ……まどかのため。私に任せなさい」
ほむら「この店を見滝原一のラーメン屋にしてみせるわ」
さやか(転校生はラーメン好きだったのか……)
まどか(ほむらちゃん、ヨダレが……)
QB「何だい、暁美ほむら。ここは僕の店だよ? 誰に断って手を加えようっていうんだい?」ムギュウ
マミ「……」グリグリ
まどか「マミさん、そろそろその辺りで……ほら、キュゥべえがせんべえになっちゃいますよ?」
ほむら「インキュベーター……それなら現状のまま開店して、繁盛する可能性が万に一つもあると思うのかしら?」
QB「それは……」
QB「まずは、改善点から聞かせてもらいたいね」
ほむら「ええ、構わないわ」
マミ「……」グリグリ
まどか「マミさん、そろそろその辺りで……ほら、キュゥべえがせんべえになっちゃいますよ?」
ほむら「インキュベーター……それなら現状のまま開店して、繁盛する可能性が万に一つもあると思うのかしら?」
QB「それは……」
QB「まずは、改善点から聞かせてもらいたいね」
ほむら「ええ、構わないわ」
ほむら「まずはスープについて」
QB「4種類の風味を用意し、塩分を極限までカットした栄養たっぷりのスープさ。自信作だよ」
ほむら「この時点で、ラーメン屋としては180度間違っているわ」
QB「えっ」
ほむら「よく聞きなさい、インキュベーター。人間はラーメン屋に来る時点で、自分の健康なんてどうでもいい……!」
QB「な、何だってーーー!?」
ほむら「栄養や健康を気にする人間にラーメン屋に入る資格なんてないわ。ラーメンとは体に悪いもの」
ほむら「パンチの効いた塩気! 背脂ギトギト上等の心意気……! 味のために健康を捨てた者の修羅のメニュー……それがラーメンよ」
QB「4種類の風味を用意し、塩分を極限までカットした栄養たっぷりのスープさ。自信作だよ」
ほむら「この時点で、ラーメン屋としては180度間違っているわ」
QB「えっ」
ほむら「よく聞きなさい、インキュベーター。人間はラーメン屋に来る時点で、自分の健康なんてどうでもいい……!」
QB「な、何だってーーー!?」
ほむら「栄養や健康を気にする人間にラーメン屋に入る資格なんてないわ。ラーメンとは体に悪いもの」
ほむら「パンチの効いた塩気! 背脂ギトギト上等の心意気……! 味のために健康を捨てた者の修羅のメニュー……それがラーメンよ」
ほむら「そして麺について」
QB「茹でおきをサッと温める最高の回転率を誇る調理法さ!」
ほむら「ラーメンへの冒涜だわ……!」ザワッ
まどさやマミ(……ッ!?)ゾクッ
ほむら「麺はラーメンの顔にして主戦力。スープを絡め、その味と食感を楽しむためのものよ」
ほむら「茹でおきの麺にはコシがなく、またすすり込んだ時の弾力もない。そして水分を吸いすぎているため、スープの味がまったく絡まない」
ほむら「インスタントのフライ麺や乾麺にすら足下にも及ばない、最悪の調理工程だわ……!」ゴゴゴゴ
まどさやマミ「……」ガクガクブルブル
QB「茹でおきをサッと温める最高の回転率を誇る調理法さ!」
ほむら「ラーメンへの冒涜だわ……!」ザワッ
まどさやマミ(……ッ!?)ゾクッ
ほむら「麺はラーメンの顔にして主戦力。スープを絡め、その味と食感を楽しむためのものよ」
ほむら「茹でおきの麺にはコシがなく、またすすり込んだ時の弾力もない。そして水分を吸いすぎているため、スープの味がまったく絡まない」
ほむら「インスタントのフライ麺や乾麺にすら足下にも及ばない、最悪の調理工程だわ……!」ゴゴゴゴ
まどさやマミ「……」ガクガクブルブル
QB「あ、暁美ほむら、君の言い分はよくわかったさ! 確かに僕のラーメンには問題があった、認めよう」
QB「でもね、これは僕の命運をかけたビッグビジネスなんだ。おいそれと人に任せられるものじゃ……」
ほむら「そういえばあなた、補給切れということは……今殺すとスペアもなしで死ぬのかしら」
QB「」ギクッ
マミ「……これ以上駄々こねると、ティロるわよ?」ジャキッ
QB「……」ダラダラ
QB「なんなりとお使いください、暁美ほむらマネージャー」ヘコヘコ
ほむら「よろしい。これから私のことはMGほむほむと呼ぶように」
QB「でもね、これは僕の命運をかけたビッグビジネスなんだ。おいそれと人に任せられるものじゃ……」
ほむら「そういえばあなた、補給切れということは……今殺すとスペアもなしで死ぬのかしら」
QB「」ギクッ
マミ「……これ以上駄々こねると、ティロるわよ?」ジャキッ
QB「……」ダラダラ
QB「なんなりとお使いください、暁美ほむらマネージャー」ヘコヘコ
ほむら「よろしい。これから私のことはMGほむほむと呼ぶように」
ほむら「まずはメニューについてだけれど……」
ほむら「初めてラーメンを作るような店で、4種類もの味に手を出すようでは他店に太刀打ちできるものは作れないわ」
ほむら「スープの味は一つに絞った方がいい。今回は」
まどか「醤油だね!」
さやか「味噌か。わかってるね転校生」
マミ「とんこつしかないわね」
杏子「塩!」
ほむら「……」
さやか「うお、あんたいつの間に!?」
杏子「食い物のあるところにいつもあたしはいるんだぜ?」キリッ
さやか「いや、全然決まってないからね?」
ほむら「初めてラーメンを作るような店で、4種類もの味に手を出すようでは他店に太刀打ちできるものは作れないわ」
ほむら「スープの味は一つに絞った方がいい。今回は」
まどか「醤油だね!」
さやか「味噌か。わかってるね転校生」
マミ「とんこつしかないわね」
杏子「塩!」
ほむら「……」
さやか「うお、あんたいつの間に!?」
杏子「食い物のあるところにいつもあたしはいるんだぜ?」キリッ
さやか「いや、全然決まってないからね?」
ほむら「そうね……マネージャーとして強権を発動させるのは簡単だけれど」
ほむら「ラーメンの味それぞれに良さがある。どれも捨て難いわ」
ほむら「なるべくみんなの意見を採用していくとしましょう」
杏子「つまりどうなるんだ?」
ほむら「スープの味は>>43ということよ」
ほむら「ラーメンの味それぞれに良さがある。どれも捨て難いわ」
ほむら「なるべくみんなの意見を採用していくとしましょう」
杏子「つまりどうなるんだ?」
ほむら「スープの味は>>43ということよ」
博多ラーメンにすればいいじゃん
なんか麺が煮えあがってないほど客が喜ぶみたいだし
なんか麺が煮えあがってないほど客が喜ぶみたいだし
ほむら「見滝原はラーメン所とは言えない。複数の味を選べる、そこそこの店がほとんどだわ」
ほむら「よく言えば王道、悪く言えばパンチが弱く平凡。そんな中で無難なラーメンは埋没してしまう」
QB「なるほど、そこで僕のラーメンが」
マミ「キュゥべえは黙っててね?」グリッ
QB「」ムギュ
ほむら「そう。ここはあえて見滝原には馴染みの薄い、個性的なラーメンで攻めるべき」
ほむら「博多とんこつ……! これしかないわ!」
ほむら「よく言えば王道、悪く言えばパンチが弱く平凡。そんな中で無難なラーメンは埋没してしまう」
QB「なるほど、そこで僕のラーメンが」
マミ「キュゥべえは黙っててね?」グリッ
QB「」ムギュ
ほむら「そう。ここはあえて見滝原には馴染みの薄い、個性的なラーメンで攻めるべき」
ほむら「博多とんこつ……! これしかないわ!」
まどか「とんこつって、実は私食べたことないんだよね」
さやか「うーん……まずくはないけど、あたしは一度食べるとしばらくはいいかなあ」
ほむら「地方によっては馴染みが薄いかもしれないけれど、本場では母乳の代わりにスープが用いられると言われるほどの王道よ」
ほむら「濃厚なスープと食べやすい極細麺のコラボレーションはあなどれないわ」
マミ「さすがね、暁美さん……ラーメン愛が伝わってくるわ」
杏子「で、どーすんだ? マミでダシでも取」
マミ「」ジャキッ
杏子「ごめんなさい」
さやか「うーん……まずくはないけど、あたしは一度食べるとしばらくはいいかなあ」
ほむら「地方によっては馴染みが薄いかもしれないけれど、本場では母乳の代わりにスープが用いられると言われるほどの王道よ」
ほむら「濃厚なスープと食べやすい極細麺のコラボレーションはあなどれないわ」
マミ「さすがね、暁美さん……ラーメン愛が伝わってくるわ」
杏子「で、どーすんだ? マミでダシでも取」
マミ「」ジャキッ
杏子「ごめんなさい」
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