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元スレ京介「桐乃…お前は昔は素直でいい子だったのよな…」
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―――
――
―
深夜、ドアの向こうから物音が聞こえて、最初に想像したのは幽霊だった。
一人で二階で寝るようになってからというもの、
誰もいない廊下に幽霊が徘徊しているという想像は、常に頭の隅にあって、
しかもちょうど昨日の夜、怖い夢を見たばかりだった。
『誰だ?』
『…………』
誰何に答える声はなくとも、気配は依然としてそこにある。
俺が勇気を振り絞ってドアを開けたのと、桐乃が飛び込んできたのは同時だった。
『お兄ちゃんっ』
『なんだ、桐乃かぁ……どうしたんだ、こんな時間に?』
『あのね、キリノねぇ、とってもこわいユメを見てねぇ……ねむれないの』
普段なら『怖がりだなぁ、桐乃は』と馬鹿にしているところだが、
前日、怖い夢を見て、ついさっきまで寝付けなかった手前もあり、
『じゃあ、お兄ちゃんと一緒に寝るか』
『うんっ、キリノ、お兄ちゃんといっしょにねる!』
布団に入り、電気を消す。
たとえ俺が隣にいても、眠ってしまうことに抵抗があるのか、なかなか桐乃は目を瞑ろうとしなかった。
俺は桐乃を抱きすくめながら、
『お兄ちゃんがぎゅーってしといてやるから、桐乃は安心して眠りな』
――
―
深夜、ドアの向こうから物音が聞こえて、最初に想像したのは幽霊だった。
一人で二階で寝るようになってからというもの、
誰もいない廊下に幽霊が徘徊しているという想像は、常に頭の隅にあって、
しかもちょうど昨日の夜、怖い夢を見たばかりだった。
『誰だ?』
『…………』
誰何に答える声はなくとも、気配は依然としてそこにある。
俺が勇気を振り絞ってドアを開けたのと、桐乃が飛び込んできたのは同時だった。
『お兄ちゃんっ』
『なんだ、桐乃かぁ……どうしたんだ、こんな時間に?』
『あのね、キリノねぇ、とってもこわいユメを見てねぇ……ねむれないの』
普段なら『怖がりだなぁ、桐乃は』と馬鹿にしているところだが、
前日、怖い夢を見て、ついさっきまで寝付けなかった手前もあり、
『じゃあ、お兄ちゃんと一緒に寝るか』
『うんっ、キリノ、お兄ちゃんといっしょにねる!』
布団に入り、電気を消す。
たとえ俺が隣にいても、眠ってしまうことに抵抗があるのか、なかなか桐乃は目を瞑ろうとしなかった。
俺は桐乃を抱きすくめながら、
『お兄ちゃんがぎゅーってしといてやるから、桐乃は安心して眠りな』
>>305
9月10日
9月10日
『うん。お兄ちゃんの体、あったかいねぇ……』
桐乃が寝息を立て始めた頃、俺にも眠気が訪れた。
俺は桐乃の髪を撫でてやりながら、昨日見た悪夢のことなどすっかり忘れて、深い眠りについたのだった。
―――
――
―
ここまでは思い出せる。ここまでは。
が、どう記憶の糸を辿っても、俺が桐乃にちゅーされた場面を思い出せない。
何かの間違いなんじゃねえか、と手紙を見直すと、
「何かの間違いですよね」
と背面から手紙を覗き見ていたあやせが、震えた声で言った。
死の冷たい指先が首筋に纏わり付く錯覚がしたね。
俺は純粋な好奇心と、保身のために桐乃に尋ねた。
「なあ……この『おれいに、お兄ちゃんにちゅーをしました』ってのは……マジなのか?」
桐乃が寝息を立て始めた頃、俺にも眠気が訪れた。
俺は桐乃の髪を撫でてやりながら、昨日見た悪夢のことなどすっかり忘れて、深い眠りについたのだった。
―――
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ここまでは思い出せる。ここまでは。
が、どう記憶の糸を辿っても、俺が桐乃にちゅーされた場面を思い出せない。
何かの間違いなんじゃねえか、と手紙を見直すと、
「何かの間違いですよね」
と背面から手紙を覗き見ていたあやせが、震えた声で言った。
死の冷たい指先が首筋に纏わり付く錯覚がしたね。
俺は純粋な好奇心と、保身のために桐乃に尋ねた。
「なあ……この『おれいに、お兄ちゃんにちゅーをしました』ってのは……マジなのか?」
「ホントだけど?」
しれっとなんて爆弾発言しやがる!?
桐乃、お前分かってんのか?文字通り俺の生死がかかってんだぞ!
ここはマジでも冗談で書いたことにしといてくれよ!
「あんたが憶えてないのは、あたしが……寝てるあんたにキスしたから」
おい待て、それ以上の語りはやめろ。
さっきから「嘘、嘘嘘ウソウソウソウソ」という呪詛にも似た響きが聞こえてきて、現在進行形で俺の寿命が縮んでるんだが。
そのときの俺は、よほど深刻な顔つきだったのだろうか、
髪を指先で弄っていた桐乃は、ふと俺の方を見て、表情を硬くすると、
「ま、まさかあんたってば、あたしが唇にキスした……とか思ってないよね?」
「え?違うの?」
「あーキモいキモい。いくら小さな頃のあたしが……その……あんたに気を許してたからって、
唇にキスするワケないじゃん。あたしはほっぺにキスしたの。勘違いすんなっ」
しれっとなんて爆弾発言しやがる!?
桐乃、お前分かってんのか?文字通り俺の生死がかかってんだぞ!
ここはマジでも冗談で書いたことにしといてくれよ!
「あんたが憶えてないのは、あたしが……寝てるあんたにキスしたから」
おい待て、それ以上の語りはやめろ。
さっきから「嘘、嘘嘘ウソウソウソウソ」という呪詛にも似た響きが聞こえてきて、現在進行形で俺の寿命が縮んでるんだが。
そのときの俺は、よほど深刻な顔つきだったのだろうか、
髪を指先で弄っていた桐乃は、ふと俺の方を見て、表情を硬くすると、
「ま、まさかあんたってば、あたしが唇にキスした……とか思ってないよね?」
「え?違うの?」
「あーキモいキモい。いくら小さな頃のあたしが……その……あんたに気を許してたからって、
唇にキスするワケないじゃん。あたしはほっぺにキスしたの。勘違いすんなっ」
なんだ、本当に俺の考えすぎだったのか。
まあ、ほっぺのちゅーくらいなら、ぎりぎり、兄妹のスキンシップの範疇に入るよな、きっと……。
「だから、あやせも安心して」
と桐乃が言い、
「そうだったんだぁ」
とあやせが答える。
が、あやせの笑顔に、安堵感から来るものとは違う、作り物めいたぎこちなさが見て取れたのは、
ラブリーマイエンジェルの信奉者たる俺だけだろうか?
一瞬、桐乃は嘘をついていて、あやせはそれに気づいているんじゃないか――という憶測が脳裏を掠め、すぐに消えていった。
>>319 八枚目の内容
まあ、ほっぺのちゅーくらいなら、ぎりぎり、兄妹のスキンシップの範疇に入るよな、きっと……。
「だから、あやせも安心して」
と桐乃が言い、
「そうだったんだぁ」
とあやせが答える。
が、あやせの笑顔に、安堵感から来るものとは違う、作り物めいたぎこちなさが見て取れたのは、
ラブリーマイエンジェルの信奉者たる俺だけだろうか?
一瞬、桐乃は嘘をついていて、あやせはそれに気づいているんじゃないか――という憶測が脳裏を掠め、すぐに消えていった。
>>319 八枚目の内容
>>319
gj
gj
>>319
gjとしか言えない
gjとしか言えない
>>319
よくやった
よくやった
>>319
ぐっじょぶ
ぐっじょぶ
『お兄ちゃんへ。
キリノはお兄ちゃんとあらいっこするのが大好きです。
でも、さいきん、お兄ちゃんはいっしょにおふろに入ってくれません。
どうしてまなちゃんとキリノがいっしょに入るのはよくて、
お兄ちゃんとキリノがいっしょに入るのはダメなの?
今日はゆぶねに、ゆずをうかべるとお母さんが言っていました。
ひさしぶりに、お兄ちゃんといっしょに入りたいです』
―――
――
―
浴室に入ってからしばらくして、脱衣所の扉が開いた。
『ねえ、お兄ちゃん、どうしてお風呂に行くとき、キリノに何も言ってくれなかったの?』
『……忘れてたんだよ。ごめんな』
『いい』
いいって何が、と聞くと、衣擦れの音が返ってきた。
『おい、ちょっと待てって。俺、もう少ししたら出るから……』
『ダメ。キリノはお兄ちゃんのせなか、流してあげるんだもん』
当時、俺は小学五年生、桐乃は小学二年生で、俺は朧気ながらに、性の知識を持ち始めていた。
だから桐乃と一緒に風呂に入ることを避けるようになったのだが……。
脱衣所と浴室を隔てる仕切りが開き、起伏のかけらもない桐乃の裸身が露わになる。
『えへへ』
と桐乃は無垢な笑顔を浮かべて、俺が浸かっている湯船に、体を滑り込ませてきた。
キリノはお兄ちゃんとあらいっこするのが大好きです。
でも、さいきん、お兄ちゃんはいっしょにおふろに入ってくれません。
どうしてまなちゃんとキリノがいっしょに入るのはよくて、
お兄ちゃんとキリノがいっしょに入るのはダメなの?
今日はゆぶねに、ゆずをうかべるとお母さんが言っていました。
ひさしぶりに、お兄ちゃんといっしょに入りたいです』
―――
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浴室に入ってからしばらくして、脱衣所の扉が開いた。
『ねえ、お兄ちゃん、どうしてお風呂に行くとき、キリノに何も言ってくれなかったの?』
『……忘れてたんだよ。ごめんな』
『いい』
いいって何が、と聞くと、衣擦れの音が返ってきた。
『おい、ちょっと待てって。俺、もう少ししたら出るから……』
『ダメ。キリノはお兄ちゃんのせなか、流してあげるんだもん』
当時、俺は小学五年生、桐乃は小学二年生で、俺は朧気ながらに、性の知識を持ち始めていた。
だから桐乃と一緒に風呂に入ることを避けるようになったのだが……。
脱衣所と浴室を隔てる仕切りが開き、起伏のかけらもない桐乃の裸身が露わになる。
『えへへ』
と桐乃は無垢な笑顔を浮かべて、俺が浸かっている湯船に、体を滑り込ませてきた。
>>329-335
おまわりさんコイツラです
おまわりさんコイツラです
>>334
お前も混ざってるぞ
お前も混ざってるぞ
>>337
別にスレ立てはしてねーだろ
別にスレ立てはしてねーだろ
子供二人といえど、一緒に入れば湯船は手狭で、
楽な体勢を追求すると、俺が桐乃を後ろから抱きかかえる格好になる。
『いい匂いだねぇ、お兄ちゃん』
ツンツン、と湯に浮かんだ柚子をつついて遊ぶ桐乃。
『ああ、そうだな』
と適当に相づちを打ちながら、俺は可能な限り、妹の裸体から意識を反らしていたように思う。
体が温まった頃、俺たちは湯船から出て、バスチェアに腰掛けた。
『じっとしててね、お兄ちゃん』
桐乃はボディタオルにソープを染みこませ、よく泡立ててから、俺の背中を擦ってくれた。
『気持ちいい?』
『ああ。すげー気持ちいいよ』
『えへへ、桐乃、上手でしょ』
楽な体勢を追求すると、俺が桐乃を後ろから抱きかかえる格好になる。
『いい匂いだねぇ、お兄ちゃん』
ツンツン、と湯に浮かんだ柚子をつついて遊ぶ桐乃。
『ああ、そうだな』
と適当に相づちを打ちながら、俺は可能な限り、妹の裸体から意識を反らしていたように思う。
体が温まった頃、俺たちは湯船から出て、バスチェアに腰掛けた。
『じっとしててね、お兄ちゃん』
桐乃はボディタオルにソープを染みこませ、よく泡立ててから、俺の背中を擦ってくれた。
『気持ちいい?』
『ああ。すげー気持ちいいよ』
『えへへ、桐乃、上手でしょ』
>>345
全国のパパさん達に聞いてみな
全国のパパさん達に聞いてみな
>>345
お前の親もお前の子供の頃はそう思ってたんだ
お前の親もお前の子供の頃はそう思ってたんだ
みんなの評価 : ★★★×4
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