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元スレ杏子「ワイルドタイガーだ!」

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杏子「ジャグジーすごかった……今どきの家ってのはあんなものまでついてんのか。子供が使ったらヤバいな」
杏子「あとは寝るだけか。確かこの部屋にベッドがあったはず……」
杏子「さっきはちらっと見ただけだから触ってないんだよね。どんな感触だろ……うぉおおお!」
杏子「もふもふもふもふ! やべぇな… …虎徹の布団ももふもふだったけど、それをはるかに上回るもふもふだぜ!」
杏子「これは寝心地やばいな……天国だぜ」
杏子「おやすみ虎徹!」
杏子「って何を言ってんだアタシは。もうアイツはいないじゃん……」
杏子「あとは寝るだけか。確かこの部屋にベッドがあったはず……」
杏子「さっきはちらっと見ただけだから触ってないんだよね。どんな感触だろ……うぉおおお!」
杏子「もふもふもふもふ! やべぇな… …虎徹の布団ももふもふだったけど、それをはるかに上回るもふもふだぜ!」
杏子「これは寝心地やばいな……天国だぜ」
杏子「おやすみ虎徹!」
杏子「って何を言ってんだアタシは。もうアイツはいないじゃん……」
数日後――
杏子「広くて快適な家」
杏子「エアコンもウン十万は取られないみたいだから使い放題ですげぇ涼しい」
杏子「ついでに扇風機を使うともっと涼しくなる」
杏子「食材はたんまりある」
杏子「キッチンの設備も十二分すぎる」
杏子「風呂は勝手に湧く上にジャグジーがきもちいい」
杏子「不満なんて……ないはずなんだけどな」
杏子「おかしいな、なんでだろう」
杏子「なんか、つまんねぇ」
杏子「広くて快適な家」
杏子「エアコンもウン十万は取られないみたいだから使い放題ですげぇ涼しい」
杏子「ついでに扇風機を使うともっと涼しくなる」
杏子「食材はたんまりある」
杏子「キッチンの設備も十二分すぎる」
杏子「風呂は勝手に湧く上にジャグジーがきもちいい」
杏子「不満なんて……ないはずなんだけどな」
杏子「おかしいな、なんでだろう」
杏子「なんか、つまんねぇ」
バーナビー「おはようございます、杏子さん」
虎徹「おう、杏子。今日は何かインタビューがあるらしいぞ」
バーナビー「あるらしいぞって……数日前から言われてたでしょう、まったく」
虎徹「そうだったか? 悪い悪い」
虎徹「ん、どうした杏子。さっきからだんまりだな」
バーナビー「オジサンのアホさ加減に嫌気が差したんじゃないんですか?」
虎徹「んだとぉ!」
バーナビー「……杏子さん?」
杏子「あ、悪い。少しぼーっとしてた」
バーナビー「そうですか。何かあったら僕も相談に乗りますよ」
虎徹「バニー、今朝変なものでも喰ったのか?」
バーナビー「失礼な人ですね、ホント」
虎徹「本当に大丈夫か杏子。体調悪いなら……」
杏子「大丈 夫だよ。仕事すっぽかすわけにはいかねぇ」
バーナビー「無理しないでくださいね」
虎徹「おう、杏子。今日は何かインタビューがあるらしいぞ」
バーナビー「あるらしいぞって……数日前から言われてたでしょう、まったく」
虎徹「そうだったか? 悪い悪い」
虎徹「ん、どうした杏子。さっきからだんまりだな」
バーナビー「オジサンのアホさ加減に嫌気が差したんじゃないんですか?」
虎徹「んだとぉ!」
バーナビー「……杏子さん?」
杏子「あ、悪い。少しぼーっとしてた」
バーナビー「そうですか。何かあったら僕も相談に乗りますよ」
虎徹「バニー、今朝変なものでも喰ったのか?」
バーナビー「失礼な人ですね、ホント」
虎徹「本当に大丈夫か杏子。体調悪いなら……」
杏子「大丈 夫だよ。仕事すっぽかすわけにはいかねぇ」
バーナビー「無理しないでくださいね」
インタビュアー「ふんふん、なるほど……」
インタビュアー「そういえばクリムゾンランサーさんは大きな家に住んでるとか?」
杏子「!」
ワイルドタイガー「そうなんですよ、こいつん家本当でっかくて! しかも設備もすげぇ!」
ワイルドタイガー「俺の家とは大違いですよ」
杏子「虎徹の家の方がいい」ボソッ
インタビュアー「クリムゾンランサーさん、何かおっしゃいましたか?」
杏子「ん? あぁ何でもねぇよ。家か、でかすぎて持て余してるぜ」
インタビュアー「そういえばクリムゾンランサーさんは大きな家に住んでるとか?」
杏子「!」
ワイルドタイガー「そうなんですよ、こいつん家本当でっかくて! しかも設備もすげぇ!」
ワイルドタイガー「俺の家とは大違いですよ」
杏子「虎徹の家の方がいい」ボソッ
インタビュアー「クリムゾンランサーさん、何かおっしゃいましたか?」
杏子「ん? あぁ何でもねぇよ。家か、でかすぎて持て余してるぜ」
バーナビー「仕事も終わりましたし、お先に失礼しますね」
杏子「おつかれさん」
虎徹「おう、お疲れ」
杏子「なぁ虎徹」
虎徹「ん?」
杏子「今日虎徹の家に行ってもいいか?」
虎徹「構わねぇけど……まだエアコン直ってないぞ?」
杏子「別にいいよ」
杏子「おつかれさん」
虎徹「おう、お疲れ」
杏子「なぁ虎徹」
虎徹「ん?」
杏子「今日虎徹の家に行ってもいいか?」
虎徹「構わねぇけど……まだエアコン直ってないぞ?」
杏子「別にいいよ」
杏子「ただいま」
虎徹「おかえり……って何か変だな」
杏子「そーだな、ははっ」
虎徹「飯はもちろんチャーハンだ。朝作りだめしておいて冷蔵庫に保存しておいた」
杏子「レンジでチーンか」
虎徹「おう。杏子はどんなもん食ってるんだ?」
杏子「昨日の晩飯はビーフストロガノフ、だっけか。そんな感じの奴」
虎徹「えらく豪華じゃねーか。外に食べに行ったのか?」
杏子「いや、自分で作った」
虎徹「スッゲェ難しそうなものをよく作ったな」
杏子「いや、意外と簡単だったぜ。レシピ見ながらやれば誰でも作れる」
虎徹「へぇ、俺も今度やってみるかな」
杏子「嘘くせ0。虎徹はチャーハン以外作らなさそうだ」
虎徹「ばれたか」
虎徹「おかえり……って何か変だな」
杏子「そーだな、ははっ」
虎徹「飯はもちろんチャーハンだ。朝作りだめしておいて冷蔵庫に保存しておいた」
杏子「レンジでチーンか」
虎徹「おう。杏子はどんなもん食ってるんだ?」
杏子「昨日の晩飯はビーフストロガノフ、だっけか。そんな感じの奴」
虎徹「えらく豪華じゃねーか。外に食べに行ったのか?」
杏子「いや、自分で作った」
虎徹「スッゲェ難しそうなものをよく作ったな」
杏子「いや、意外と簡単だったぜ。レシピ見ながらやれば誰でも作れる」
虎徹「へぇ、俺も今度やってみるかな」
杏子「嘘くせ0。虎徹はチャーハン以外作らなさそうだ」
虎徹「ばれたか」
杏子「ごちそうさん。やっぱ虎徹のチャーハンはうまいねぇ」
虎徹「そりゃどーも。で、どうしたんだ? チャーハン食いにきただけでもないだろ」
杏子「まぁ、な」
杏子「…………」
杏子「あのさ……アタシ、またここに住んじゃ駄目かな」
虎徹「はい!?」
杏子「や、やっぱ迷惑だよな……忘れてくれ」
虎徹「誰も迷惑なんて言ってないだろ。ちょっと、驚いただけだ」
虎徹「あの家はすげぇ快適そうだったのに……何か不満なところがあったのか?」
杏子「そうじゃねぇ、かなり居心地よかったよ」
虎徹「じゃあなんでまた」
杏子「笑うなよ?」
虎徹「お、おう」
杏子「ひ、一人で暮らすのはさ、その……ちょっとつまんねぇっていうか、アレだアレ」
杏子「今までは一人で生きてきたから平気だったけど、いつの間にか虎徹と暮らすのが当たり前になっててさ……」
虎徹「…………」
杏子「起きても話す相手がいねぇ。ご飯を作ってくれる人もいねぇ、自分が作っても食べるのは自分だけ」
杏子「帰ってきても、おかえりって言ってくれる人はいねぇ。寝るときにおやすみっていう相手もいねぇ」
杏子「ひとりは寂しい、ひとりは嫌だ」
虎徹「なんだ、俺と同じじゃないか」
杏子「え?」
虎徹「俺も友恵が逝ってから長い間一人で生きてきてよ、それが当たり前だった」
虎徹「でもいつの間にか杏子と暮らすようになって、それが楽しくてさ」
虎徹「それが失われてちょいと途方にくれてたのさ」
杏子「虎徹……」
虎徹「ってーわけで今からここはお前の家だ」
杏子「お、おう!」
杏子「今までは一人で生きてきたから平気だったけど、いつの間にか虎徹と暮らすのが当たり前になっててさ……」
虎徹「…………」
杏子「起きても話す相手がいねぇ。ご飯を作ってくれる人もいねぇ、自分が作っても食べるのは自分だけ」
杏子「帰ってきても、おかえりって言ってくれる人はいねぇ。寝るときにおやすみっていう相手もいねぇ」
杏子「ひとりは寂しい、ひとりは嫌だ」
虎徹「なんだ、俺と同じじゃないか」
杏子「え?」
虎徹「俺も友恵が逝ってから長い間一人で生きてきてよ、それが当たり前だった」
虎徹「でもいつの間にか杏子と暮らすようになって、それが楽しくてさ」
虎徹「それが失われてちょいと途方にくれてたのさ」
杏子「虎徹……」
虎徹「ってーわけで今からここはお前の家だ」
杏子「お、おう!」
虎徹「でもあの家どーすんだ? せっかくロイズさんが用意してくれたのに」
杏子「ま、一応取っておこうかな。いつこの家が燃えるかもわかんねーし」
虎徹「ひどっ!」
杏子「もしみんなで集まったりすることになったら、便利だろ。メチャクチャ広いからな」
虎徹「なるほど、そりゃ確かに」
杏子「まだ食材が大量にあるから、持ってこれるだけ持ってくるか」
杏子「あと扇風機とか、他にも…」
虎徹「おいおいどんだけあるんだよ。そんなに持ってこれるのか?」
杏子「大丈夫大丈夫。こっちには無敵のハンドレッドパワーを持った男がいるからな」
虎徹「荷物持ちかよ!?」
数日後――
ルナティック「君たちの語る正義は実に弱く、脆い」
ルナティック「救うことも裁くことも出来ない哀れなヒーロー達よ、まだ己の愚かさに気づかないというのか」
ルナティック「そんな諸君らに本当の正義を教えてあげようじゃないか」
ルナティック「人を殺した者は、その命を持って償わせる」
ルナティック「私の名はルナティック。私は私の正義で動く」
バーナビー「オジサン、しっかりしてください!」
ワイルドタイガー「だ、大丈夫だバニー」
杏子「畜生、バケモンかよコイツ……」
ルナティック「君たちの語る正義は実に弱く、脆い」
ルナティック「救うことも裁くことも出来ない哀れなヒーロー達よ、まだ己の愚かさに気づかないというのか」
ルナティック「そんな諸君らに本当の正義を教えてあげようじゃないか」
ルナティック「人を殺した者は、その命を持って償わせる」
ルナティック「私の名はルナティック。私は私の正義で動く」
バーナビー「オジサン、しっかりしてください!」
ワイルドタイガー「だ、大丈夫だバニー」
杏子「畜生、バケモンかよコイツ……」
数日後――
バーナビー「オジサン、しっかりしてください!」
ワイルドタイガー「だ、大丈夫だバニー」
杏子「畜生、バケモンかよコイツ……」
ルナティック「君たちの語る正義は実に弱く、脆い」
ルナティック「救うことも裁くことも出来ない哀れなヒーロー達よ、まだ己の愚かさに気づかないというのか」
ルナティック「そんな諸君らに本当の正義を教えてあげようじゃないか」
ルナティック「人を殺した者は、その命を持って償わせる」
ルナティック「私の名はルナティック。私は私の正義で動く」
杏子(人殺し、か)
虎徹「どうした杏子。アイツが言ったこと気にしてんのか?」
虎徹「別にお前は人を殺してなんていないだろ、気にすんな」
杏子「あ、あのさアタシ、実は家族を……」ピロリロリン
虎徹「電話? 楓か。もしもーし」
楓『今お父さんの家に向かってるから、逃げないでね!』
虎徹「えぇ! そりゃどういう……」
楓『じゃ!』ガチャ ツーツー
虎徹「おい楓……あ、切れた。すまん杏子、何だった?」
杏子「あ、いや、なんでもない。それよりそっちこそ何かあったんじゃないの?」
虎徹「あぁ、いきなり楓がこっち来るって言い出してよ……参ったなぁ」
杏子「いや、むしろ誤解を解くチャンスだろ。実際にアタシを見れば浮気相手なんておもわないさ」
虎徹「なるほど!」
虎徹がそんなことを言ってる間に、家の扉の鍵が開けられた。そして扉を開け、居間に向かって足音が迫る。
虎徹「え?」
虎徹「どうした杏子。アイツが言ったこと気にしてんのか?」
虎徹「別にお前は人を殺してなんていないだろ、気にすんな」
杏子「あ、あのさアタシ、実は家族を……」ピロリロリン
虎徹「電話? 楓か。もしもーし」
楓『今お父さんの家に向かってるから、逃げないでね!』
虎徹「えぇ! そりゃどういう……」
楓『じゃ!』ガチャ ツーツー
虎徹「おい楓……あ、切れた。すまん杏子、何だった?」
杏子「あ、いや、なんでもない。それよりそっちこそ何かあったんじゃないの?」
虎徹「あぁ、いきなり楓がこっち来るって言い出してよ……参ったなぁ」
杏子「いや、むしろ誤解を解くチャンスだろ。実際にアタシを見れば浮気相手なんておもわないさ」
虎徹「なるほど!」
虎徹がそんなことを言ってる間に、家の扉の鍵が開けられた。そして扉を開け、居間に向かって足音が迫る。
虎徹「え?」
楓「ただいま」
杏子「早ッ!」
虎徹「か、楓ぇえええ! 久しぶりぃいいいいい! パパ楓に会えなくて寂しかったよぉおおおお!」
楓「うっとうしいからやめてってば……ってちょっと、こんな小さな子に手を出したの!? 最ッ低!」
虎徹「違う、違うって! パパの話を聞いてくれよ楓ぇ」
楓「お父さんなんて、お父さんなんて……」 グーキュルルルッ
虎徹「ぷっ」
杏子「ぷぷっ、腹減ってんのか」
楓「う、うるさいわね!」
杏子「アタシたちもちょうど飯にしようと思ったんだ、食おうぜ」
杏子「早ッ!」
虎徹「か、楓ぇえええ! 久しぶりぃいいいいい! パパ楓に会えなくて寂しかったよぉおおおお!」
楓「うっとうしいからやめてってば……ってちょっと、こんな小さな子に手を出したの!? 最ッ低!」
虎徹「違う、違うって! パパの話を聞いてくれよ楓ぇ」
楓「お父さんなんて、お父さんなんて……」 グーキュルルルッ
虎徹「ぷっ」
杏子「ぷぷっ、腹減ってんのか」
楓「う、うるさいわね!」
杏子「アタシたちもちょうど飯にしようと思ったんだ、食おうぜ」
楓「なるほどねー。お父さんの同僚の娘さんなんだ」
杏子「そーゆーこと。うちの親父は仕事がメチャクチャ忙しくてさ、たまに虎徹の家に世話になってんのよ」
虎徹(こんなにスラスラと嘘を作れるなんてすげぇな)
虎徹「とにかく、楓の誤解が解けてよかったよ」
楓「ごめんね、早とちりしちゃって」
虎徹「謝らなくていいさ。むしろ謝るのはパパの方だよ。なかなか帰ってやれなくてごめんな」
そう言いつつ楓の頭に手のひらをあて、わしゃわしゃと撫でる虎徹。
楓「もうお父さん、力強すぎ! 髪型崩れちゃったじゃない」
虎徹「おっと、ごめんごめん。頭なでるのなんて久しぶりでさ」
楓「まったく……次はちゃんとなでてよね」
杏子「…………」
杏子「虎徹、アタシちょっと出かけてくるわ」
虎徹「ん? 分かった」
杏子「ごゆっくり……ってそっちの家なんだからアタシが言うのも変だな」
杏子「そーゆーこと。うちの親父は仕事がメチャクチャ忙しくてさ、たまに虎徹の家に世話になってんのよ」
虎徹(こんなにスラスラと嘘を作れるなんてすげぇな)
虎徹「とにかく、楓の誤解が解けてよかったよ」
楓「ごめんね、早とちりしちゃって」
虎徹「謝らなくていいさ。むしろ謝るのはパパの方だよ。なかなか帰ってやれなくてごめんな」
そう言いつつ楓の頭に手のひらをあて、わしゃわしゃと撫でる虎徹。
楓「もうお父さん、力強すぎ! 髪型崩れちゃったじゃない」
虎徹「おっと、ごめんごめん。頭なでるのなんて久しぶりでさ」
楓「まったく……次はちゃんとなでてよね」
杏子「…………」
杏子「虎徹、アタシちょっと出かけてくるわ」
虎徹「ん? 分かった」
杏子「ごゆっくり……ってそっちの家なんだからアタシが言うのも変だな」
杏子(久々に会ったんだ。親子水入らずでのんびりしてくれよ)
杏子(ルナティックは言った。人殺しは悪、その命を持ってしか償えない……と)
杏子(アタシは今まで何人の命を奪ってきたんだろう)
杏子(親父に妹。そしてグリーフシードを回収するために、アタシが見逃した使い魔に殺された人たち)
杏子(直接アタシが手を下したわけじゃないけど、みんなアタシが殺したようなもんだ)
杏子(そんなアタシがヒーローなんてやってて、本当にいいのかな?)
杏子(ルナティックは言った。人殺しは悪、その命を持ってしか償えない……と)
杏子(アタシは今まで何人の命を奪ってきたんだろう)
杏子(親父に妹。そしてグリーフシードを回収するために、アタシが見逃した使い魔に殺された人たち)
杏子(直接アタシが手を下したわけじゃないけど、みんなアタシが殺したようなもんだ)
杏子(そんなアタシがヒーローなんてやってて、本当にいいのかな?)
バーナビー「くっ、能力が切れた! 後は頼みます!」
ルナティック「隙だらけだな!」
バーナビー「早い!? 能力が切れた今、攻撃を食らったらまずい……」
ルナティック「しばらくの間、ご退場願おうか! フン!」
バーナビーに炎が宿ったボウガンが放たれる。能力が切れた彼には防御も回避も無意味。
バーナビー「うわああああああ!」
ワイルドタイガー「させるか!」
間一髪でバーナビーと矢の間に割り込むワイルドタイガー。
しかし矢にはかなりの炎が込められており、かなりのダメージを受けてしまった。
ワイルドタイガー「クッ、大丈夫かバニー?」
バーナビー「オ、オジサン……」
ワイルドタイガー「だーっ、痛みがちょっとシャレにならねぇ……ぐぁっ!」
杏子「二人とも下がってろ!」
ルナティック「フン! 脆い、脆すぎるぞヒーローよ」
ルナティック「そんな脆いものが主張する正義よりも、私の正義こそが正しいと証明できそうだな」
ルナティック「そう……人殺しは生きていてはならないという正義こそが正しい、とな!」
ルナティック「隙だらけだな!」
バーナビー「早い!? 能力が切れた今、攻撃を食らったらまずい……」
ルナティック「しばらくの間、ご退場願おうか! フン!」
バーナビーに炎が宿ったボウガンが放たれる。能力が切れた彼には防御も回避も無意味。
バーナビー「うわああああああ!」
ワイルドタイガー「させるか!」
間一髪でバーナビーと矢の間に割り込むワイルドタイガー。
しかし矢にはかなりの炎が込められており、かなりのダメージを受けてしまった。
ワイルドタイガー「クッ、大丈夫かバニー?」
バーナビー「オ、オジサン……」
ワイルドタイガー「だーっ、痛みがちょっとシャレにならねぇ……ぐぁっ!」
杏子「二人とも下がってろ!」
ルナティック「フン! 脆い、脆すぎるぞヒーローよ」
ルナティック「そんな脆いものが主張する正義よりも、私の正義こそが正しいと証明できそうだな」
ルナティック「そう……人殺しは生きていてはならないという正義こそが正しい、とな!」
杏子「クソッ、黙れ!」
ルナティックの人殺しという言葉に反応したのか、やけくそに槍を振り回す杏子。
そんな攻撃にルナティックが当たるはずもなく、余裕でかわして行く。
ルナティック「動きに迷いがあるようだな……まさか貴様、ヒーローのくせに人を殺したことがあるのか?」
杏子「なっ!?」
ルナティック「わかりやすい反応をありがとう。ヒーローには失望したよ」
杏子「ア、アタシは……」
ルナティック「何も言わなくていい。後でじっくりと調べれば全て分かる」
ルナティック「ヒーローが人殺しだと知ったら、シュテルンビルトの市民はどう思うだろうな!」
杏子「アタシは……」
ルナティック「おや、動きがずいぶんと鈍くなってきたな。そんなことで私には勝てん……タナトスの声を聞け!」
ルナティックが杏子目掛けて、炎を纏ったボウガンの矢を連射する。
ワイルドタイガー「杏子、避けろ!」
ルナティックの人殺しという言葉に反応したのか、やけくそに槍を振り回す杏子。
そんな攻撃にルナティックが当たるはずもなく、余裕でかわして行く。
ルナティック「動きに迷いがあるようだな……まさか貴様、ヒーローのくせに人を殺したことがあるのか?」
杏子「なっ!?」
ルナティック「わかりやすい反応をありがとう。ヒーローには失望したよ」
杏子「ア、アタシは……」
ルナティック「何も言わなくていい。後でじっくりと調べれば全て分かる」
ルナティック「ヒーローが人殺しだと知ったら、シュテルンビルトの市民はどう思うだろうな!」
杏子「アタシは……」
ルナティック「おや、動きがずいぶんと鈍くなってきたな。そんなことで私には勝てん……タナトスの声を聞け!」
ルナティックが杏子目掛けて、炎を纏ったボウガンの矢を連射する。
ワイルドタイガー「杏子、避けろ!」
杏子「くっ!」
杏子は槍を風車のように回転させて何とか矢を弾く。
そしてその槍を蛇腹状に変化させ、変幻自在の機動によりルナティックの身体を狙う。
ルナティック「チッ、動きが読めん。厄介な武器だな」
地上にいては捕らえられる可能性があると判断したルナティックは、炎を噴射して空中に退避。
ルナティック「だが、ここまでは届くまい」
その時、ルナティックの背後からワイルドタイガーが突っ込んできた。
腰をひねりつつ猛スピードで接近し、ルナティックにぶつかる瞬間に腰のひねりを利用し拳を叩きつける。
ルナティック「ガハッ!」
ルナティック「クッ! その怪我でここまで動くとはな。ここは退くが……楽しみにしているがいい、クリムゾンランサー!」
杏子は槍を風車のように回転させて何とか矢を弾く。
そしてその槍を蛇腹状に変化させ、変幻自在の機動によりルナティックの身体を狙う。
ルナティック「チッ、動きが読めん。厄介な武器だな」
地上にいては捕らえられる可能性があると判断したルナティックは、炎を噴射して空中に退避。
ルナティック「だが、ここまでは届くまい」
その時、ルナティックの背後からワイルドタイガーが突っ込んできた。
腰をひねりつつ猛スピードで接近し、ルナティックにぶつかる瞬間に腰のひねりを利用し拳を叩きつける。
ルナティック「ガハッ!」
ルナティック「クッ! その怪我でここまで動くとはな。ここは退くが……楽しみにしているがいい、クリムゾンランサー!」
ワイルドタイガー「くっそ、逃げやがったか……」
ワイルドタイガー「ランサー、さっきルナティックと何を話してたんだ?」
杏子「別に、なんでもねぇよ」
ワイルドタイガー「本当かぁ? 怪しいな」
杏子「……本当さ」
ワイルドタイガー「そ、そうか。ならいいんだけどよ」
ワイルドタイガー(いつもなら、しつこく聞くと怒るんだけどな……)
ワイルドタイガー「ランサー、さっきルナティックと何を話してたんだ?」
杏子「別に、なんでもねぇよ」
ワイルドタイガー「本当かぁ? 怪しいな」
杏子「……本当さ」
ワイルドタイガー「そ、そうか。ならいいんだけどよ」
ワイルドタイガー(いつもなら、しつこく聞くと怒るんだけどな……)
>>148
親不孝だけど、それでもあの両親ならまどかのことを誇ってくれる気がする
親不孝だけど、それでもあの両親ならまどかのことを誇ってくれる気がする
虎徹「相談? 構わねぇぞ」
杏子「サンキュ。恩に着るぜ」
虎徹「それで、何の相談だ?」
杏子「詳しくは言えないんだけどよ……」
杏子「自分が手を下したわけじゃないけど、自分が何らかの形で犯罪に関与しちまったとしたら……どうなんだろうなって」
虎徹「自分がやったわけじゃないけど、自分のせいで犯罪が行われた場合……か」
虎徹「自分が誰かに命令なり依頼なりをして犯罪を起こさせた、わけじゃないよな?」
杏子「あぁ、違う。自分がよかれと思ってやったことが、巡り巡って家族を殺しちまった」
虎徹「家族を、殺した……?」
杏子「今まで黙ってて悪かった。どうしても、言えなかったんだ」
虎徹「……それでルナティックの言葉に反応したわけか」
杏子「あぁ。この際だ、すべて話すよ。アタシの正体とかもな」
杏子「サンキュ。恩に着るぜ」
虎徹「それで、何の相談だ?」
杏子「詳しくは言えないんだけどよ……」
杏子「自分が手を下したわけじゃないけど、自分が何らかの形で犯罪に関与しちまったとしたら……どうなんだろうなって」
虎徹「自分がやったわけじゃないけど、自分のせいで犯罪が行われた場合……か」
虎徹「自分が誰かに命令なり依頼なりをして犯罪を起こさせた、わけじゃないよな?」
杏子「あぁ、違う。自分がよかれと思ってやったことが、巡り巡って家族を殺しちまった」
虎徹「家族を、殺した……?」
杏子「今まで黙ってて悪かった。どうしても、言えなかったんだ」
虎徹「……それでルナティックの言葉に反応したわけか」
杏子「あぁ。この際だ、すべて話すよ。アタシの正体とかもな」
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