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元スレ勇者「みんなで幸せになろう」
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勇者の こうげき!
カンダダに 1346のダメージ!
カンダダ「が……盗賊! た、助けてくれ! 盗賊!」
勇者「聞くなっ! 盗賊!」
勇者の こうげき!
カンダダに 1346のダメージ!
勇者「……盗賊?」
勇者が ふと ふりかえると
盗賊「あ……あああああ」
盗賊が てにしたナイフで 僧侶の せなかを つきさしていた
僧侶「――」
こえもなく 僧侶は くずれおちた
カンダダ「げへ、げへへへへげへへへへへへへへへへ!」
勇者「僧侶!」
カンダダ「やりやがったぜコイツ! さすがは俺の娘だあ!」
盗賊「あああああああああああああああああああああああああああ!」
盗賊は くるったようにさけび 勇者に きりかかった!
勇者「やめろっ! やめてくれっ!」
カンダダ「ぎゃはははははは! いけねえ、笑い方忘れちまった。もういいや、シメといこうか」
勇者「え?」
カンダダ「おう、我が娘よ」
盗賊「あああああ……あ?」
カンダダ「僕ちんはお前なんかのパパじゃないですよーだ! べろべろばーのおしりぺんぺーん! ペンダントはあとで美味しくいただきます!」
盗賊「あ……あああああああああああああああああああああああああああ!!」
盗賊は てにした ナイフを みずからのくびに つきさした!
勇者「――ッッッ!」
カンダダ「ぎゃはははははは!! 完全勝利だぜえ! これでお前の仲間はもう――」
勇者の こうげき!
カンダダに 8648のダメージ!
カンダダを やっつけた!
勇者「……ちくしょう! みんな!」
勇者は 仲間のもとへ かけよった!
勇者「今、回復を!」
僧侶「……だ、だめ……です」
勇者「僧侶?」
僧侶「この先には……魔王が。魔王が……いるんです。倒して……魔王……を」
勇者「僧侶!」
僧侶は しんでしまった!
勇者は はいごにある おおきなとびらを みた
勇者「魔王……」
魔王使いの なきがらが ある
勇者「魔法使い……」
盗賊の なきがらも
勇者「盗賊……」
勇者は ふっと いきをはいた
勇者「仲間が死んで平和になる世界なんて、俺はいらない!」
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし 僧侶は いきかえらなかった
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし 魔法使いは いきかえらなかった
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし 盗賊は いきかえらなかった
勇者「な、なんで」
よしきた!
スレ立てから六時間経った。投下時間ナメてた。
途中で切るの嫌だからなにがなんでも最後までいきます。
今日仕事休みでよかった。
スレ立てから六時間経った。投下時間ナメてた。
途中で切るの嫌だからなにがなんでも最後までいきます。
今日仕事休みでよかった。
>>157
ちょっと見直した
ちょっと見直した
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし だれも いきかえらなかった
勇者「なんでだなんでだなんでだ!」
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし MPがたりない!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし MPがたりない!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし MPがたりない!
勇者は ザオラルのじゅもんを となえた!
しかし MPがたりない!
勇者「ちくしょう! ちくしょう!」
????「悔しいか、勇者よ」
勇者「え?」
勇者の はいごの とびらが ゆっくりと ひらいた
そして あらわれた
勇者「お前が……魔王か」
魔王、バラモス!
バラモス「蘇生呪文なんぞ、無駄だ」
勇者「なに?」
とつじょ バラモスのめが まばゆいひかりを はなった!
勇者「――ッ!」
魔王使いの からだは くだけちった!
僧侶の からだは くだけちった!
盗賊の からだは くだけちった!
勇者「……あ……あああ」
バラモス「人間とは、かくも弱き者。どうだ、お前も魔物にならぬか? お前が魔物になれば――」
勇者は こしをひくくおとし かまえたつるぎで まっすぐに バラモスを ついた!
勇者のつるぎは バラモスのノドを つらぬいた!
バラモス「が……あ……」
勇者は そのまま つるぎをねじり バラモスを まっぷたつに ひきさいた!
バラモスをやっつけた!
勇者「……あ」
勇者「……あああああ」
勇者「……………わああああああああああああああああああああああああ!!!!」
勇者は さけび あばれ バラモスのしろを めちゃくちゃに した!
こうして
いくつものぎせいをかさね
勇者の たびは
おわりをつげた――
【アリアハン】
村人A「勇者様だ! 勇者様が帰ってきたぞ!」
勇者「……」
村人B「英雄だ! 彼こそ、この世界の英雄だ!」
勇者「……」
母「ああ、おかえりなさい勇者。こんなにボロボロになって」
勇者「……城」
母「え?」
勇者「城に、行ってくる」
母「そうね、わかったわ。終わったらすぐに帰ってきなさいね」
勇者「……」
勇者は なにもいわずに しろにむかって あるきだした
母「……どうしたのかしら」
爺「無理もない。疲れておるのじゃろう」
母「そうね、何か美味しいものでも――」
勇者「……」
勇者の あゆみはおそく まるで しにんのような それ
【アリアハン城内】
王様「よくぞ、よくぞもどってきた! 勇者よ!」
大臣「勇者さまはこの国の英雄じゃ!」
王様「なんと、一人で魔王を倒したのか?」
勇者「……?」
王様「素晴らしい! そなたにはアリアハンに伝わるこの剣を与え――」
勇者は だまって 王様のかおに ひとふりのナイフを さしだした
王様「な、なんじゃこれは?」
勇者「俺の、仲間だ」
王様「仲間? まさか?」
勇者「……」
大臣「なんと……しかしこれからこの国は」
勇者「あ?」
勇者は こおりつくような つめたいめで 大臣を にらみつけた!
大臣「ひッ!」
勇者「それで終わりか? 俺の仲間に対して、それで、終わりか?」
王様「す、すまぬ勇者よ。そなたにはなんでも褒美を」
勇者「だったら仲間を生き返らせてくれ」
王様「遺体は?」
勇者「無い」
大臣「それでは……」
勇者「ちっ」
勇者は しろを たちさろうとした!
王様「待て! 勇者よ! 宴の準備が!」
勇者「そんなもん、いらない」
勇者は しろから たちさった!
王様「勇者よ、不甲斐なき王を許してくれ」
大臣「難しいものですな。勇者という生き物も」
王様「大臣!」
大臣「しかしですな! 政治というものは――」
王様「黙れと言うとるに! 衛兵にその首をはねさせるぞ!」
大臣「……失礼を」
王様「どうか、勇者の行く道に、悪意無き光が降り注ぎますよう――」
そして そのひ いらい 勇者は アリアハンのまちから すがたをけした
母「勇者ったら、まだかしら」
あさも ひるも よるも
母はずっと 勇者のかえりを まちつづけた
※
【とある村】
戦士「おらぁ!」
戦士の こうげき!
あらくれものを やっつけた!
戦士「ちくしょう次から次へと! この村には何も無いぞ!」
戦士は あれいらい むらを まもっている
戦士「勇者達はそろそろ、魔王城についたころかな?」
勇者たちの しょうりをねがう せんし
そんな せんしの はいごに かげ
勇者「……戦士」
戦士「ん、おお!? 終わったのか?」
勇者「……ああ」
この支援の少なさなら一時間に10レス投下が限界だから6分刻みにするといい
さるは毎時00分にリセットされる
さるは毎時00分にリセットされる
>>179
了解、ありがとう。
了解、ありがとう。
あまり邪魔したくないから黙ってる俺みたいなやつもいっぱいいると思う
支援少ないけどみてる人はいるからな
支援少ないけどみてる人はいるからな
戦士「そうか。よく頑張った。それで、他のみんなは?」
勇者「しんだ」
戦士「え?」
勇者「みんな、みんな、しんだ」
戦士「僧侶も、か?」
勇者「ああ」
戦士の こうげき!
勇者に 1のダメージ!
勇者「いたくないよ」
戦士「……ちくしょう」
戦士の こうげき!
勇者に 1のダメージ!
戦士の こうげき!
勇者に 1のダメージ!
戦士の こうげき!
勇者に 1のダメージ!
戦士の こうげき!
勇者に 1のダメージ!
勇者「もっとほんきでやってくれ。ころしてくれ、おれを」
戦士「――ッ!」
戦士の こうげき!
勇者に 175のダメージ!
戦士「ちくしょう、ちくしょうちくしょうちくしょうちくしょうちくしょう!」
勇者も 戦士も ただただ なみだをながすばかり だった
※
【日が暮れて】
戦士「落ち着いたかよ?」
勇者「ああ」
戦士「どんだけ殴らせるんだ。手が痛い」
勇者「ごめんな」
戦士「もう、殺してくれとか情けないこと言うなよ?」
勇者「ああ」
戦士「よし、じゃあ行くぞ!」
勇者「……どこに?」
戦士は にやりとわらって じめんを ぽんぽんと ふんだ
戦士「この下」
勇者「は?」
戦士「でっかい穴がどっかにあって、飛び込んだ先に別の世界が広がってる。そこにも、魔王がいる」
勇者「ほんとに? なんで知ってんの?」
戦士「色々調べたんだ。倒すぞ、そいつを」
勇者「なんで?」
戦士「なんでって、魔王がいなかったら僧侶は死なずに済んだ」
勇者「でも、バラモスとは違うんだろ?」
戦士「細かい事情は知らん。知りたくもない。けどな、勇者」
勇者「なに?」
戦士「俺は、魔王が気に入らない。それだけだ」
勇者「わかりやすいな」
戦士「一緒に行ってくれるか?」
勇者「もちろん」
戦士「じゃ、行くか」
勇者「二人だけで?」
戦士「一人で充分だがな」
勇者「言ってろ。行くぞ」
戦士「ああ」
勇者と 戦士
ふたりのたび
戦士「あ、その前に」
勇者「ん?」
戦士「ダーマ神殿に寄るぞ」
勇者「?」
そして さいごのたびが はじまった!
もうちょっとだけ つづくんじゃ!
※
【ダーマ神殿】
神父「転職したいのか?」
戦士「ああ」
勇者「転職?」
戦士「ちょっと黙ってろ」
神父「なんの職業に?」
戦士「賢者だ」
神父「は?」
勇者「は?」
戦士「賢者にしてくれ」
神父「さとりのしょ、は?」
戦士「なんだそれ」
神父「賢者になるために必要なアイテムじゃ」
戦士「どこにある?」
神父「どっかの塔」
戦士「知ってるか?」
勇者「いろんなものをすっとばしたから知らないな」
戦士「おい、魔王を倒した勇者様が知らないって言ってるぞ? そんなアイテム無いんだろ? 嘘つくなハゲ」
神父「なっ!」
勇者「おいおい」
戦士「なあ頼むよ、俺、どうしても賢者になりたいんだ。頼むよ、じいさん」
神父「……仕方がないのう。もう魔王もいないし。いいか」
戦士「やった!」
勇者「ごり押しだ」
神父「では戦士よ、賢者の――」
戦士「そういうのはいい。変身すりゃいいんだろ」
神父「むぅ、わしの楽しみを奪うとは……それっ」
とつじょ 戦士のからだが ひかりつつまれ
戦士「お?」
戦士は
戦者「おおお?」
賢者になった!
賢者「よっしゃあああああ!」
勇者「むさっくるしいのが美青年になった! 転職こわい」
賢者「ありがとなハゲ!」
神父「は、はははハゲちゃうわ! 剃ってんねん!」
賢者「そりゃ悪かった。ほんとありがとな!」
神父「ほ、ほんとだよ! ほんとに、ほんとに剃ってるんだからねっ!」
勇者「なにがどうしてそんなキャラ」
賢者「行こう」
勇者「あ、うん」
勇者と 戦士 あらため 賢者は ダーマしんでんを あとにした
※
【どこかの大穴】
勇者「なんだこれ」
賢者「この下にいるんだ。憎たらしい魔王がさ」
勇者「そうか」
賢者「あ、そうだ!」
勇者「ん?」
賢者「その、僧侶をだな、刺した……盗賊のナイフは、どこにある?」
勇者「ここに」
賢者「かせ」
賢者は 勇者の てから らんぼうに 盗賊のナイフを もぎとった
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