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元スレ勇者「みんなで幸せになろう」
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勇者「ありがとう、僧侶」
僧侶「……てへへ」
勇者「しっかし、なんなんだアイツ」
戦士「盗賊っぽいな」
勇者「落ちぶれたなぁ」
戦士「知り合いなんだろ?」
勇者「まぁ、な」
魔法使い「あれ?」
僧侶「どうしました?」
魔法使い「あそこに、誰かいる」
魔法使いは 村の真ん中で うずくまる 少女をみつけた!
なぞの少女は ねつにうなされていた
よにんは 少女のかんびょうをしながら
かわりばんこに ねむりについた
そして
よが あけた!
※
少女「……ん」
勇者「あ、起きた」
魔法使い「おはよう」
少女「……」
勇者「はら、へってないか?」
魔法使い「戦士さん達を起こしてきますね」
魔法使いは 戦士たちを よびにいった
少女「……」
勇者「……」
少女「……」
勇者「……」
戦士「お、起きたのか」
僧侶「おはようございますー」
魔法使い「もう熱は引いてますね」
勇者「何も喋らない」
戦士「喋れないのかもな」
勇者「え?」
戦士「だってこんな滅んだ村のど真ん中で倒れてたんだぜ? 何かあったに違いない」
勇者「何か?」
僧侶「魔物に襲われた……とか」
戦士「まだ子供なのにな」
少女は いらっと した!
魔法使い「親が殺されてしまったのかもしれませんね」
勇者「魔法使いの発想が怖い」
僧侶「こんなに小さいのに、可哀想」
少女は さらに いらっとした!
勇者「とにかく何か食べさせないと」
魔法使い「そうですね。携帯用で味気無いですが、わたしが何か温かいものでも作りますね」
勇者「魔法使いのメシは旨いから、きっとコイツも元気になるよ」
魔法使い「……えへへ」
戦士「俺も食いてーな魔法使いのりょう――」
僧侶の こうげき!
戦士の おなかに こぶしが くりーんひっと!
戦士「ごふっ!」
僧侶「私が、つくる」
勇者「だとさ」
戦士「……ははは」
僧侶「なにが、食べたい?」
戦士「堅くないやつ」
勇者「なんだそれ」
戦士「アホかお前、僧侶の料理はダイヤモンドより――」
僧侶「……ぐすん」
ちょっと投下ペース落とす。五分刻みくらい。
まだまだ続くから眠い人は寝てください。
まだまだ続くから眠い人は寝てください。
戦士「あー、食べる食べる。うまいよ。うん。僧侶の作るメシはうまい」
勇者「アツいねーお二人さん」
戦士「ばッ! 別にそんなんじゃねーし! 別にさ! そんなんじゃねーから! おめーの席ねーから!」
勇者「いらねーよ」
僧侶「……子供が、見てるよ」
勇者「あ」
戦士「お前、子供の前で余計な事を言わすなバカ! 教育に悪いだろうが!」
ぷちっと おとがした!
少女「……じゃない」
勇者「ん?」
少女「あたしは! 子供じゃない!」
戦士「なんか言ってるぞ、子供が」
勇者「ああ、子供がよく言うあれだな」
僧侶「背伸びしたい年頃」
少女「な――」
勇者「まあまあ、子供の言うことなんか――」
少女の こうげき!
勇者の てくびに かみついた!
勇者「いたい!」
少女「ふがふが! ふがふが!」
勇者「いたいいたいいたい! おい戦士! なんとかしてくれ!」
戦士「お前さ、調味料とかちゃんと使ってんのか?」
僧侶「使ってる」
お試し●使えばさるさん関係ないんじゃないっけ?
てか勇者の言葉遣いが悪いのが気になるのぅ。
てか勇者の言葉遣いが悪いのが気になるのぅ。
戦士「味にムラがありすぎるんだよ。なんでそうなる?」
僧侶「てきとー」
戦士「料理覚えろ」
僧侶「いやだ」
戦士「魔法使いの料理食っちまうぞ?」
僧侶「もう戦士とはしゃべらない」
戦士「なっ! 卑怯だろ! おい」
僧侶「しーらない」
戦士「おい、僧侶! おい! 無視すんな! うん、悪かった。俺が悪かったからさ! な?」
僧侶「くすくす」
戦士と 僧侶は きゃっきゃうふふと たわむれている!
りあじゅうに わざわいあれ!
いおなずん!
しかし なにもおこなかった!
ちくしょー!
勇者「なんだあのときめきメモリアルな二人」
少女「ウザいね」
勇者「そうだな――ってお前なぁ!」
少女「うっさい! あたしは子供じゃない!」
魔法使い「はい、クリームシチューができましたよ」
勇者「わっ、うまそうだなぁ」
魔法使い「子供向けに、甘さたっぷりです☆」
少女「ぬ、ぬわーーーー!」
※
少女「……」
勇者「はー、旨かった」
魔法使い「戦士さんと僧侶ちゃんは?」
勇者「ほっとけよあんな青春バタフライなチキンカツでメロンパイな二人」
魔法使い「ちょっとなに言ってるかわかりません」
少女「……」
戦士「お、メシ食ったのか」
勇者「お前にはやらねーぞ。魔法使いのメシは俺のもんだ」
魔法使い「え? それってどういう」
戦士「お前、大胆な奴だな」
勇者「いや、え? あ、あれ?」
僧侶「くすくす」
少女「……」
戦士「また喋らなくなったな」
勇者「わけわかんないな」
少女「……し……った」
戦士「あん?」
少女「……おいしかった」
少女は ぼそりと つぶやいた!
いやだってファンタジーとかつまんないじゃん。
ファンタジー書いて物書き気取ってるやつの鼻っ柱を全力で明かしてやりたい。
その上ドラクエの二次小説とか出尽くしてるし、どう批判してやろうかと楽しみで仕方ない。
ファンタジー書いて物書き気取ってるやつの鼻っ柱を全力で明かしてやりたい。
その上ドラクエの二次小説とか出尽くしてるし、どう批判してやろうかと楽しみで仕方ない。
勇者「そりゃよかったな。ガキ向けの味付けだからうまいだろ?」
魔法使い「勇者様もうまいうまいって言って食べてましたよね?」
勇者「う」
戦士「ガキだな」
勇者「うぅ」
少女「だから! あたしは子供じゃない!」
勇者「まだ言ってるよ」
僧侶「何歳ですか?」
少女「15だ!」
よにんは とても おどろいた!
勇者「はあああ? 俺の一つ下だ」
戦士「俺や僧侶の一つ下だな」
勇者「戦士って俺と同い年かよ! 気色悪い」
戦士「知るかよ」
魔法使い「わたしの三つ下です」
勇者「魔法使いは年上だったのか」
戦士「姉さん女房だな」
勇者「やかまし」
魔法使い「もうっ」
戦士「しっかし、こんな小さいのになー」
少女「うるさい!」
勇者「で、そんなお前はこんなとこでなにしてた?」
>>73
その!ninjaレベル…夏厨か…
その!ninjaレベル…夏厨か…
この前大学で勇者SS書いてる人がいたんだが、まさか>>1なのかな?
少女「なんでもいいだろ!」
勇者「よくないだろバカ。危ないだろバカが」
少女「うるさい!」
魔法使い「デザートにプリンがあるよ?」
少女「プリン! 食べる!」
勇者「なら言え。なにしてた?」
少女「うー」
勇者「俺のプリンもやるから」
少女「ほんと!?」
勇者「ああ」
少女「あたしは、盗賊だ!」
戦士「あ?」
僧侶「盗賊?」
盗賊「あのカンダダって奴を追ってきた!」
魔法使い「どうして?」
盗賊「あいつは、あたしの大切な物を奪ったんだ」
勇者「あらやだ、エロい」
戦士「時々お前みたいな奴がが勇者なんだなって不安になるよ俺は」
勇者「なんで?」
戦士「自分の胸に聞けよ」
盗賊「親の形見のペンダントだ! それを盗まれた!」
魔法使い「そうなの。ご両親は亡くなったの?」
盗賊「わからない。どこかにいる……かもしれない。あたしを捨てて、どこかへ行った」
勇者「ひどい親だな」
盗賊「うるさい!」
勇者「な、なんだよ」
盗賊「あたしはずっと一人で生きてきた! 物を盗んで、食べて、汚く生きてきた! 親だけがあたしの希望なんだ!」
勇者「……悪かった」
盗賊「もうほっといてよ!」
魔法使い「……」
戦士「どうする?」
勇者「うーん」
盗賊「プリンはやくちょうだい! 食べたらもう行く」
魔法使い「……」
勇者「魔法使い?」
魔法使い「勇者様、わたし、この子を旅に連れて行きたいです」
勇者「どうして?」
魔法使い「……可愛いから」
盗賊「なッ! 誰が川井だ! あたしは盗賊だ!」
勇者「可愛いって言ったんだよ」
盗賊「か、河合でもないぞ! 盗賊だ!」
戦士「俺、なんとなくコイツの性格がわかった」
勇者「似てるからだろ」
戦士「誰がだよ」
僧侶「くすくす」
魔法使い「一緒に、行かない?」
盗賊「あ、あたしはこんなに、汚いんだぞ!」
魔法使い「一緒にお風呂に入ろう、ね?」
盗賊「いやだ! うるさい! いかないぞ! あたしはずっと一人なんだ!」
僧侶「プリン、あげますよ?」
盗賊「行く!」
勇者「単純だ」
魔法使い「可愛いなあ」
盗賊「か、Cawaii!なんて知らないぞ! あたしはそんなファッション雑誌読んだことなんか――」
戦士「どこから突っ込めば」
勇者「だからエロいって」
魔法使い「……」
僧侶「……魔法使いさん」
魔法使い「はい」
俺「カーーーーーンwwwwwwwwwwwwwww」
カス「ろん」
カス「ろん」
魔法使いは 勇者の くびすじに どくばりを つきさした!
勇者「がはっ!」
勇者は たおれてしまった
盗賊「なにやってんの?」
戦士「薄々気付いてたが、こいつ変態だ」
僧侶「こわい」
魔法使い「……まったく」
さーびす たいむ!
魔法使いは 勇者を ひざまくらした!
勇者に ひざまくらかな?
ひざまくら されたことないから ひょうげんが わからない!
ちくしょー!
魔法使い「起きるまで待ちましょうか」
毒針で刺されて起きれるのか
と思ったけど急所に刺さってないから問題なかった支援
と思ったけど急所に刺さってないから問題なかった支援
盗賊「めんどくさいやつだなー」
僧侶「くすくす」
とうぞくが なかまになった!
たびのなかまが ふえ みんな よろこんだ!
しかし――
それはどうじに
なかまとの
わかれのあいず
でもあった!
戦士「……」
せんしは ひとり なにかをおもい とおいそらを あおいでいた――
※
【早朝、宿屋にて】
戦士「俺はここで抜けさせてもらう」
勇者「は?」
魔法使い「え?」
とある町にたどりついた 勇者たち そこでつげられた しょうげきのことば!
勇者「なにいってんだ?」
魔法使い「そうですよ。なにを――」
戦士「なにも、聞かないでくれ」
勇者「そうはいくかよ。とにかく僧侶と盗賊を――」
戦士「やめろ!」
勇者「な、なんで?」
戦士「盗賊はともかく、僧侶は起こすな」
魔法使い「なぜ? それすら教えてはくれないのですか?」
戦士「あいつは、俺に依存してるから。俺がいないとダメだから」
勇者「だったらお前がいないと」
戦士「それは違う。戦いなんて、誰がいつ死ぬかわからないだろう? だから――」
勇者の こうげき!
戦士は なぐられ ふっとんだ!
魔法使い「ゆ、勇者さま!」
勇者「ちゃんと説明しろよ。意味がわからん」
戦士「お、お前が」
勇者「あ?」
戦士「お前が、メラゾーマをよけなかったから」
勇者「は?」
戦士「あんな雑魚が放つわけわからんメラゾーマ。よけれたはずだろ? なぜよけなかった?」
勇者「それは……」
戦士「言ってやろうか? もしお前がアレをよけたら、あの村の墓がめちゃくちゃになったからだ」
勇者「ッ!」
戦士「だから――」
勇者「それがなんの関係がある!」
戦士「俺は! あの村が大切なんだ!」
勇者「……」
戦士「諦めてたんだ、俺。一度滅んだ村は再建できないって。でも、そんな村をお前は守ってくれた。だから俺も」
勇者「魔王はどうすんだ? お前がアッサリ片付けるんじゃないのか?」
戦士「村を滅ぼした魔王が憎いから、そう決めてた。だけどお前を見てると、な」
勇者「……なんだよ」
戦士「なにかを、誰かを、守るのも悪くないなって思った」
勇者「……」
戦士「頼むよ、勇者。誰かを憎むんじゃなく、誰かを守る道を俺は選びたい」
魔法使い「勇者様」
勇者「…………わかったよ」
戦士「ありがとう、勇者。次にお前が来る時は、ピカピカにしておいてやるよ」
勇者「……期待、しとく」
魔法使い「でも僧侶ちゃんが」
戦士「そうだ。それがもう一つの頼みだ」
勇者「頼み?」
戦士「俺から離れた僧侶を、お前が一人前にしてやってくれ」
勇者「なんで?」
戦士「この先、もしも俺が死んだとしたら、その時は僧侶も死ぬだろう。そんなんじゃ駄目なんだ」
勇者「重いな」
戦士「たのむ」
勇者「……わかった」
戦士「ありがとう」
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