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    元スレ勇者「冒険の書が完結しない」

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    みんなの評価 : ★★★×6
    タグ : - DQ + - ゲーム + - 僧侶 + - 勇者 + - 魔王 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    これは期待できるSS
    支援

    102 = 96 :

    僧侶の恥ずかしい96回が気になってしょうがないんですが

    103 :

    良い奴だな

    104 = 7 :

    ――

    勇者「――というわけなんだ」

    賢者「時の保存書……」

    僧侶「そんな……いくら頑張っても時間が巻き戻されるなんて……」

    戦士「やっぱり理解不能だったぜ!」

    勇者「巻き戻しの条件は一つ。オレたちが魔王を倒すこと」

    勇者「いや、たぶん正確には違うな。俺たちがこの物語の、役目を終えることだ」

    僧侶「物語? なんだかロマンチックですね」

    賢者「王の時も少し話しましたが、その役目を与えているものというのは何者なのでしょうか?」

    勇者「分からない。分からないが――オレたちの概念を遥かに超越した存在だ」

    僧侶「……神……でしょうか?」

    勇者「さあな。けれど、僧侶が崇拝しているような存在とは別のものだと思う」

    勇者「支配者……いや……創造主……?」

    勇者「とにかくそれが定めた縛りがある限り、このループから抜け出すことはできない」

    戦士「Zzz」

    105 = 25 :

    気になって寝れない

    107 = 13 :

    >>102
    そりゃおめー、お、お、オナ…

    108 = 7 :

    勇者「前回は巻き戻しが起こる直前に、冒険の書をメラで燃やした。だが」

    勇者「この通り効果はなかった。だから今回はこの冒険の書を」

    勇者「『魔王を倒す前』に燃やそうと思うんだが、どう思う? 賢者」

    賢者「そうですね……時の保存書としての効力は残っているとはいえ、やはり同じ結果になると思います」

    賢者「いくらこの時点で冒険の書を抹消しても、過去の記録がある以上は巻き戻しの呪縛は解けないでしょう」

    勇者「オレもそう思う。だから今回は、そこからさらに一歩進めてみようと思う」

    賢者「といいますと?」

    勇者「その前にまず、もう一度冒険の書に記録をしよう」

    僧侶「またお城に戻るんですか?」

    勇者「ああ。今まで単に機会がなかったが、みんなの信用を得た『今』を記録すれば、今後同じことをする手間が省けるからな」

    賢者「――しかしながら、勇者さん視点でしか本質を理解できないセリフですね。我々には未知の領域です」

    僧侶「そ、そうです。私たちはまだ、魔王に会ったことすらないんですよ?」

    勇者「大丈夫、なんとかなる。それにしてもこのギャップにも大分慣れてきたな」

    勇者「よし起きろ戦士。もう一度城に行くぞ。ほら!」

    戦士「ぶあっくしょおおおい!」  勇者「いいからもう」

    109 = 28 :

    Ⅶみたいに神と戦うのか
    胸熱

    110 :

    なにこれおもしろい
    支援

    111 = 19 :

    96回は勇者に告白しようと思ったが断念した回数だな

    112 = 96 :

    >>107
    旅の途中でお腹が痛くなった回数か!
    数えられたらそりゃ恥ずかしいよな

    113 = 7 :

    【王の間】

    「――そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」

    勇者「はい」

    「……」

    「しかと きろくしたぞよ」

    「どうじゃ? また すぐに たびだつ つもりか?」

    勇者「いいえ」

    「では しばし やすむがよい! また あおう! ゆうしゃよ!」

    勇者「お休みなさいませ」



    勇者「これでよし。宿屋で一晩明かして明日魔王を倒すぞ」

    戦士「え? 終わり? 何しにきたの!?」

    賢者「やはり当事者でなければ、意味のある行為には見えませんが」

    僧侶「勇者様のすることにきっと間違いはありませんよっ」

    勇者(だといいんだけどな……)

    114 = 73 :

    勇者に回復魔法掛けた回数じゃね?
    魔王戦で4回使ったとして

    115 = 7 :

    【宿屋】

    ゆうしゃは メラを となえた! ▼

    ぼうけんのしょは あとかたもなくもえつきた! ▼

    勇者「よし」

    戦士「おおおおおいおいいいのかよこれえええ」

    僧侶「う……分かってはいましたが、今までの冒険の足あとがこんな簡単に……」

    賢者「勇者さん。先の勇者さんの話も織り込み済みで言わせていただきますと」

    賢者「私たち視点では、勇者さんがいきなり訳の分からない理由で冒険の書を燃やしたようにしかみえないのですが」

    勇者「『永遠に平和な日々を過ごせない』リスクと天秤にはかけられない。どうかここはオレを信じてくれ」

    僧侶「し、信じます!」

    賢者「勇者さんがそこまで言うのなら」

    戦士「もう俺には訳が分からんよ!」

    勇者「さて……寝るぞ! 明日は決戦だ!!」

    戦士「そうそれ! そういう分かりやすい流れにしてくれよ!」

    勇者(……効力のあるうちに冒険の書を抹消……果たしてこれで『何者か』の呪縛を解いたことになるのだろうか……)

    116 = 95 :

    勇者×戦士を妄想した回数だろ

    117 = 93 :

    ひょっとしてこれはまた最初からフラグか

    118 = 73 :

    >>116
    他人は一緒に数えれないだろw

    次が16歳の朝のくだりだったら吹くw

    119 = 7 :

    ――

    勇者「おはようみんな、準備はいいか」

    僧侶「いつでもオーケーですっ」

    賢者「特に異常は」

    戦士「眠い! 寝不足だ! だが気合でカバーできるぜ!」

    勇者「よしいざ出陣だ」

    ゆうしゃは ルーラをとなえた! ▼


    【魔王城城門】

    勇者「よしちゃっちゃか行くぞ、すぐやるぞ」

    賢者「昨晩勇者さんがまくし立てたデータが真実であれば、魔王など軽く丸腰ひねるがごとしですが」

    僧侶「神よ、どうか我らにご加護を……」

    戦士「う~ん眠い! だが! 気合でカバーできるぜ!!」

    勇者「よし、みんな行くぞ!」

    勇者(うまくいかなかったときの時間のロスが精神的に惜しい。今回は最速タイムを弾き出すつもりでいこう!)

    120 = 25 :

    勇者にも数えられることで恥ずかしいことってなんだ

    121 = 25 :

    >>117
    マナー守ろうよ、きみ

    122 = 14 :

    朝までに終わるんだろうな

    123 = 7 :

    ――

    勇者「あと一発! これで終わり!」

    ゆうしゃの こうげき!
    まおうに ××のダメージを あたえた!
    まおうを たおした!! ▼

    魔王『ぐおおおっ。おのれにんげんどもめ。だが このからだくちようとも――』

    勇者「よし、城に帰るぞ!」

    賢者「魔王がまだなにか言ってますが」

    勇者「後で聞かせてやる、すぐに帰還だ」

    僧侶「えっ……終わっ……えっ? えっ?」

    戦士「ん……んん!? 倒した? もしかしてもう倒しちゃったのか? っしゃあああああ!!」

    賢者「我々のここまでの苦労をあざ笑うかのような瞬殺っぷりでしたね」

    僧侶「勇者様の天才的な指示の賜物です!」

    戦士「っしゃあああ勇者最高! ってどうした勇者! もっと喜べよ!!」

    勇者「いいから帰るぞ! 王に会いにいく!」

    戦士「なにイライラしてんだよ!」  勇者「もう飽きたんだよ!」

    124 :

    魔王『だが このからだくちようとも わがたましいはえいえんにふめつ。ぐふっ』


    >>むむ?

    126 :

    なんか怖いなこれ
    夢の中で夢を見ていてその夢も夢でさらにその夢も…みたいな怖さがある

    127 = 7 :

    ――

    【王の間】

    「ゆうしゃよ よくぞ だいまおうを たおした!」

    「こころから れいを いうぞ! そなたこそ まことの ゆうしゃ!」

    「そなたのことは えいえんに かたりつがれてゆくであろう!」

    戦士「よっしゃー凱旋だー!」

    賢者「展開が早すぎて順応に時間がかかります」

    僧侶「あ、あの勇者様……勇者様?」

    勇者(……さて、果たして呪縛は解かれているか?)

    勇者(どうなる? これでダメだったら……)





     そして でんせつが はじまった!




    130 = 65 :

    さあどうなる

    132 = 7 :



    「よくぞ もどった!」

    「ではゆくがよい! ゆうしゃよ!」

    勇者「…………」

    僧侶「勇者様?」

    戦士「どうした勇者ぼーっと突っ立って!」

    賢者「……この、今の地点に巻き戻されたのですか?」

    勇者「……ああ……」

    僧侶「え? い、今、戻ってきたんですか?」

    勇者「……ああ。四回目の、魔王討伐を、終えたところだ」

    戦士「何言ってんだ、魔王はこれから倒しに行くんだろ!」

    勇者「…………」

    勇者(効力がある状態の冒険の書を抹消しても、過去の冒険の書の記録がある限り、全て無意味……)

    勇者(残している手段は……)

    勇者(気が進まないが……他に試す手も思いつかない……)

    133 :

    なんとなくラストは分かってしまう。だがどうやってそこに向かうのか

    135 :

    ですよねー

    136 = 65 :

    よかった最初からじゃなかった

    137 = 7 :

    ゆうしゃは メラを となえた! ▼

    ぼうけんのしょは あとかたもなくもえつきた! ▼



    戦士「あっ!?」

    僧侶「えっ!?」

    賢者「!?」

    勇者「王様」

    勇者「もう一度、冒険の書に記録をお願いします」

    僧侶「ちょ、ちょっと勇者様何を言って……」

    戦士「おいコラ! 気でも狂ったのかよ!」

    賢者「皆さん、ここは勇者さんに任せましょう」

    勇者「……」

    勇者(冒険の書を消滅させた上で、王に冒険の書の記録を要請……)

    勇者(これがどうなるのか少し気になっていた)

    勇者(解決策とは思えないが、何か手がかりくらいは掴めるかもしれない……)

    138 = 134 :

    朝まで落ちるなよ!

    139 = 7 :

    「――そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」

    勇者「お言葉ですが王様、冒険の書はもうこの世にありません」

    「――そなたらの たびのせいかを この ぼうけんのしょに きろくしても よいかな?」

    勇者「いえですから、冒険の書は」

    賢者「勇者さん、様子が!」

    「この  ぼうけんの   しょ    にに     に     」

    戦士「おい勇者、こいつぁ いうこ  ん よ  !」

    僧侶「      者   様 」



    勇者(そ、そうか……本来あるはずのアイテムがないために、王は与えられた役目を果たせない!)

    勇者(ルールに露骨に干渉したことで、世界を保つ歯車が狂ってしまったのか!?  れ   は  もう  わりなの   ?

    「ゆう  111111111111
     
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    143 :

    うわぁぁああああああああ

    144 :

    怖すぎて涙出た

    145 = 56 :

    カセットふーふーしないとな

    146 :

    冒険の書のコピーは出来ないのか

    147 = 96 :

    デロデロデロデロデロデン

    148 = 126 :

    寝れなくなるだろ…

    149 = 73 :

    勇者=プレイヤー目線みたいだから初めからでも勇者は記憶残ってるのかな

    150 :

    やべえ
    絶望感パネェ


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