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    元スレ佐天「モノの死が視える能力かぁ」

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    タグ : - デスノート + - 両儀式 + - 佐天 + - 直死の魔眼 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 358 :


    そして私はふと目に移った鏡を見た。

    「(う、そ……?)」

    鏡に映った私を見て言葉を失った。

    何故ならおかしいのは部屋だけではなく、私自身もだったからだ

    全身くまなく黒い線が見えて―――


    「い、いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


    そして暴れ狂う私が落ち着いたのは、その後入ってきたお医者さんに注射を打たれたしばらく後の事だった。

    402 = 358 :


    「大分、落ち着いたね?」

    「……はい、すいませんでした」

    お医者さんに訪ねられ、私は謝った。
    私は暴れ疲れ、今はなんだか眠気に襲われながら再びベッドについて横で椅子に座るお医者さんと話をしていた。

    「それにしても驚きだね?ただでさえ生死をさ迷う怪我をして今も絶対安静間違いないのにあんな風に暴れられるなんて」

    「はぁ…」

    「僕も長い間医者をやってるけどこんな元気な子はそうそう――いや、一人いたかな。ツンツン頭の少年なんだけど。幸い今はここに居ないけどね?」


    何やらその少年を思い出して苦い笑いを浮かべるお医者さん。
    余程手を焼いているのだろうかその表情はどこか息子を心配する父親のようだった。
    なんだかそれに私も釣られて笑ってしまう。

    と、そこへ

    「ところで、君のさっき言っていた黒い線の事なんだけど――よかったら詳しく話してみてくれないかな?」

    不意に、お医者さんは思い出したくない事を私にさらりと言ってきた。

    403 = 358 :


    「えっと、あの…」

    不意をくらったのか、なかなか言葉が出ない。
    そもそも、言ったところでこのお医者さんは信じてくれるのだろうか。
    どうやらそんな言い回しをするということはこの人には見えてないみたいだ。
    キチガイだと思われるかもしれない。
    なんていうことを私が考えていると。


    「大丈夫話してごらん、私もにわかには信じがたい話だけど…患者は僕の子供達でもある。君の力になりたんだ」

    私の気持ちを察してか、そんな事をお医者さんは言ってくれた。
    これでカエルのような顔をしていなければ、私は確実に惚れていたに違いない。
    私は少し気持ちが楽になったので、思いきって言ってみることにした。

    404 = 364 :

    すまんかった
    ちょっと気になっただけなんだ
    展開に期待しながら読んでる


    あと志貴は浄眼と直死の魔眼持ってたからモノの死の『点』が見えたってことは佐天さんはモノの死の点までは見えない?
    ネタ潰しとかにならないなら答えて欲しい

    405 = 346 :

    点についてはどれだけ死を理解できるかで視える視えないが決まるんじゃないかな
    浄眼持ってたから点が視えるではなかったはず

    406 = 358 :

    >>404
    あれ、志貴が点見えるのは式より深く死について理解してるからじゃなかったか?

    悪いがこの佐天さん、点が見えるぞ
    といってもかなり集中しないと見えないようにさせてあるが

    407 = 358 :


    ―――――――

    「なるほどね…黒い線か…」

    説明を終え一息つく。
    しどろもどろだったがなんとか伝わったようだ、なにせ自分ですらよくわからない状態なのだ
    説明できた時点でよくやれたと思う。

    「はい、そうなんです。実は今も見えていて…私、視覚障害なんですか…?」

    おそるおそる訪ねてみる。
    これで肯定されたらどうしよう…。

    が、お医者さんは私の問いにすぐには答えず、唸って黙ってしまった。
    そ、そんな重症なの私!?

    「現時点じゃ何も言えないね?とりあえず知り合いのカウンセラーでも呼んでみるから、しばらく入院していなさい。あ、あと入院中は面会謝絶だからそこのところよろしくね?」

    と、流されると同時にさらりと面会謝絶等と言われ、ぎょっとする私。
    初春や御坂さん達に会いたかったのになあ…残念。

    そして話も終わったようで、お医者さんは椅子から立ち上がり扉に向かう。
    しばらくは大人しくしていようと、布団を被る。このまま少し…


    「君のそれは、ここ学園都市じゃ説明できない…オカルト的なものなのかもしれないね…」

    眠れるはずもなく、去り際に言われたお医者さんの言葉を考えながら、私は目を瞑っていた―――――。

    408 = 346 :

    式と志貴では方向性は違うのものの式のが死について理解深いと思うぞ
    志貴が根源と繋がったのに対して式は根源そのものなんだし

    409 = 364 :

    勘違いしてたみたいだ
    回答サンクス

    410 = 358 :

    >>408
    となると点が見える見えないの差ってなんなんだろうか
    制御できるかできないかの差かな?

    411 = 358 :


    病院。夜

    「あぁ、ああ。そういう話なんだ、だから近日中にこっち来てくれると助かるんだがね?」

    「……君の性質は充分知っている。だからこそ頼んでいるんだ、あいにく僕は科学側の人間だからね?こういう話は魔術側である君に向いてると思うんだね」

    先程の医者は何やら真剣な表情で電話の向こうの相手と会話をしていた。
    この科学の街、学園都市で魔術なんて言葉を平然と使っている辺り、この男の特異性が知れる。


    412 = 346 :

    >>410
    ぶっちゃけらっきょと月姫での設定の差だと思う
    だからその辺は好きにすればいいんじゃないかな
    式が概念特化で志貴が生物特化みたいに佐天さんも他の方向に特化してると面白いと思います

    413 :




    やがて、電話も一段落ついたのか、彼は携帯電話閉じ椅子に腰かけた。


    「(あの少女の目…どうなっているんだろうね)」

    別に視覚障害が珍しいというわけではない。
    ただあの少女の目は普通のそれとはどこか違う気がした。


    何がそう思わせるかはわからない。
    ただあの目を見ていると、どこか恐怖を覚えるのだ。



    ――次の瞬間。殺されそうな恐怖を
    ――何もかも、あの目に奪われてしまうような恐怖を


    「…………」

    その異常性を感じたからこそ、彼は彼女を呼んだのだ。

    自分のように科学の人間ではなく、こういうオカルトに詳しい"青崎橙子"を


    少女の非日常は、終わることを知らない―――――。

    414 = 413 :

    >>412
    特化か…いいなそれ
    ありがとう是非参考にするよ!

    てかさるくらっちゃったけど一回投下控えた方がいいかな
    あと4,5ぐらいあるんだけど

    415 = 364 :

    式の魔眼の方が志貴より数段上ってのを今知った

    416 = 413 :

    >>415
    らしいな、式は色々とチートすぎるwwwww
    少なくとも、らっきょの中じゃほぼ無敵だと思う

    417 = 413 :


    「はあい、元気ー?…あら、意外と元気そうねえ、もっと暗いものを想像していたんだけども」

    入院してから数日が経ち、そろそろ一日中呆けているのにも飽きを感じていた頃
    面会謝絶の私の元に奇妙な女の人がやってきた。

    後ろで束ねた燃えるような赤い髪と、豊満なボディが印象的な彼女は、私の姿をまじまじと見て初対面ながらそんな失礼な事を言って述べた。掛けている眼鏡がより豊満さを強調している気がする。

    「…悪かったですね。思ったよりも元気そうで」

    毒を吐く。

    「あーいやいやそういう意味で言ったんじゃないのよ。気を悪くしたらごめんなさいね」

    と、悪びれた様子もなく謝る女性。
    つい悪態を、ついたけどこの人誰なんだろう…。
    と、私のそんな気持ちを察したのか


    「あぁ、はじめまして。
    私は青崎燈子という者よ。
    ここの医者の指名であなたのカウンセリングに来たカウンセラーってわけ。よろしくね?」


    青崎燈子、彼女はそう名乗ると大人の余裕のような柔らかい笑顔を浮かべた。

    418 = 364 :

    月姫読本から抜粋

    志貴の眼は元々『ありえざるモノを視る』ためのもの。それが二度の臨死体験によって(根源)と繋がってしまい、脳が死を理解できるようになってしまった。直視の魔眼は志貴の脳髄とセットという事である。

    志貴→浄眼をベースとした直視の魔眼ということか

    419 = 413 :

    >>418
    昼食べてた

    その話は型月wikiでも聞いたことあるな…志貴の直死は本当の本当に偶然の産物であるとか
    どこまでイレギュラーなんだよアイツwwww


    しかし人いないな…進めようにも進められないぞ

    421 = 413 :


    青崎橙子と名乗った女性は、どこか胡散臭い空気を纏った女性だった。

    カウンセラーというには余りに軽薄な様子であり、かといって私を騙しているにしては余りに言葉に嘘がない気がした。

    そんな彼女に私はどう対応すればいいかわからず、戸惑う一方だった。

    そして何気ないやりとりが続いた後、いきなり橙子さんは私に尋ねてきた。

    「その目、黒い線が見えてるんだって?」

    その時、橙子さんの空気が変わった。

    そして理解した、今までの胡散臭さの正体を。


    これが、この人の本性なんだと

    422 = 413 :


    そして私は、しぶしぶながら黒い線について説明した

    ――今のところ、目に映るものには全て線が見えるということ
    ――そして、最近には線上に何か大きな点のようなものが見えてきたということ
    ――それを見ていると、何か恐怖を覚えてしまうことすら話した。


    橙子さんは、私が話しているのを真剣に聞き取り、何度も頷きながら相槌を打っていた。
    変な顔をされないのは、唯一の救いだった。

    そして話終え、しばらく無言に徹する橙子さんに若干怯えを感じていると

    橙子さんは一言、ぽつりと呟いた



    「直死の魔眼、か」

    423 = 413 :

    とりあえず書きためた分はここまで


    需要ないかな…結構頑張ったんだが

    425 = 247 :

    少なくとも俺は見てるから
    ぜひ続けてください

    426 = 388 :

    実はそれなりに読んでる
    上条さんが出てないからな

    427 = 245 :

    自分は型月詳しくないからあまり発言しないが
    ずっと見てたぜ

    428 = 413 :

    お、お前ら……


    感動した。頑張る。
    上条さんは今回中盤から出てくるよ、美琴とイチャイチャする機械にする予定
    当然戦うけどね

    429 = 364 :

    あるね

    431 = 413 :

    そして今見ててくれてた超絶イケメン達に聞きたいんだけど禁書でも型月でもいいからどうしても出してほしいキャラっている?
    今のうち聞いときたい

    432 = 245 :

    >>430
    ㌧ ちょっと読んでくる

    >>431
    超電磁砲組の四人がいれば俺は何も言うことなし

    433 = 413 :

    超電磁砲の四人か、それは大丈夫
    ちゃんと見せ場作ってあるよ


    他は?今なら割りと無理な設定でも頑張って組み込んでやるぜ!

    434 = 346 :

    なるべく禁書キャラだけで書いてほしい
    佐天さんが直死を持ってどういう物語になるのかが興味あったので

    435 = 413 :

    >>434
    そうか…
    でも残念だがやっぱり型月キャラも出てくるかなあ
    ストーリーの要になってるし

    期待に添えられなくてすまん…

    436 = 346 :

    いやお気にせずに、かってに想像してただけだし

    437 :

    月姫のメインクラスを出すならやっぱり上条さんとの絡みがほしいね
    特にみんな気になってる幻想殺しとの絡みはあったらうれしい

    438 = 413 :

    という訳で少しまた書き貯めてきます
    落ちてないことを祈るがwww


    次は5時頃にきたいと思うんでよろしくですにゃー

    439 :

    吸血殺しは さ い きょ う

    440 = 413 :

    誰それ?

    442 = 247 :

    >>439
    ■■さんこんな所にまで来て何やってるんですか

    443 :

    ■■はアルクに勝てるのだろうか

    444 :

    亀だけど死の線とか点は魔眼なしで刺しても意味ないってアラヤがいってたな

    446 = 245 :

    447 :

    型月しらねえとさっぱりわからねえなこれ

    450 :

    月姫は漫画読んだりとかメルブラちょっとやったくらいなんで全然わからん
    原作やるべき?
    っていうかまだ売ってるとこあるのかな


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