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元スレまどか「魔法少女なんてものがない、そんな世界だったら」

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スレッド評価: スレッド評価について
みんなの評価 : ★★
タグ : - 18禁 + - さやか + - まどほむ + - レズ + - 百合 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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151 = 29 :

>>150
>>43

152 :

俺のさやかちゃんがこんなクズなわけないだろ!
いい加減にしろ!

153 = 123 :

ほむほむあああああああああああああああああああああああああああ

154 = 1 :

ほむら「美樹さん……でしたっけ? どうして私の家の前に……」

さやか「あー、住所なら名簿を見て……。って、そういう意味じゃないよね……」

ほむら「……」

さやか「用があるの」

ほむら「……?」

さやか「単刀直入に言うよ。まどかと距離を置いてくれないかな。
     ううん、もう金輪際まどかには話しかけないで欲しい」

ほむら「どっ、どうしてそんな……。そんなの絶対に嫌!」

さやか「まどかの為なのよ」

ほむら「……えっ?」

さやか「いじめの主犯格がね、こう言ってきたの。
     まどかと暁美さんが一緒だといじめ甲斐が無い。2人を引き離したいって」

ほむら「そ、それ……で……」

さやか「それでこうも言ったわ。暁美さんがまどかと距離を置くのなら、
     まどかに対する嫌がらせは止めてもいいかな、ってね」

155 = 1 :

さやか「アンタとまどかが物凄く仲が良いのは分かってる。だけど……、ごめん。
     まどかの為にも、距離を置いてやってくれないかな?」

ほむら「……」

さやか「正直言うとね……。アンタとまどかの関係をうっかりクラスで喋っちゃったのはアタシなんだ」

ほむら「っ!?」

さやか「ごめんなさい。まさかこんなことになるなんて、思っても、みなく……て……」

次第に、さやかの声が涙交じりになっていく

さやか「虫のいい話だってことは分かってる!
     だけど、まどかが虐められるところは……、これ以上見たくなくって……」

ほむら「……」

さやか「ごめん……なさい……。本当に……ごめんなさい……」

156 = 34 :

…支援

157 = 121 :

さやかってほんとクズ…

158 = 1 :

ほむら「……私、あなたのことは好きになれそうにない」

さやか「うん、当然……だよ……ね」

ほむら「でも、まどかが虐められてるところを見たくないって部分だけは、よく分かる」

さやか「……」

ほむら「だから……、あなたの言う通りまどかと距離を置くことにするね」

さやか「あり……がとう……。本当にごめっ……、んな、さい……」

さやかはほむらに頭を下げたまま涙を流し続けた

159 :

まあ、演技だろうな

160 = 1 :

――――


翌朝
ほむらが教室に入ると、やはりひそひそ話が始まった

ほむら(辛いなぁ……)

こういうことに慣れという言葉は存在しない
と、足に何かが引っかかるのを感じた

ほむら「きゃっ!?」

ほむらはバランスを崩し、盛大に床に転んでしまった
誰かが足を突き出して、わざとほむらを転ばせたようだった

クラスメイト3「ださっ」

ほむら「……」

痛さと悔しさで涙目になった

161 :

胸が苦しくなるな

162 = 1 :

いつまでも床に寝たままという訳にもいかない
服についたほこりを手で払い、かばんから飛び出した教科書の回収にとりかかる

ほむら「……あっ」

教科書の1冊が足で踏み潰された

クラスメイト2「あ、ごっめーん! 気が付かなかった!」

教科書を踏んだ女生徒は、白々しくそう言ってのけた

ほむら「……」

足跡がつき、表紙がぐしゃぐしゃによれてしまった教科書を拾い上げる

ほむら(ついこの間まで新品だったのに……)

ほむらは、また何かされる前にと、素早く自分の席についた

163 = 1 :

「……キモイよねー、……」

「……、……ないよ、レズとか……」

ひそひそと自分のことを噂しているのが聞こえてくる
もしかしたら自分の悪口ではないものも混ざっているのかもしれない
しかし、ほむらには、周りの全員が自分の陰口を叩いているかのように思えてならなかった

ほむら「……」

なんとなくやりきれなくなり、机の上に頭を伏せる

「寝たふりしてる」

「絶対起きてるよ、あれ」

ほむら「……ぐすっ」

164 = 43 :

VIPじゃまどほむにブヒブヒ言うだけで、なぜ周りから阻害されるか理解できない
結果周りを叩いて現実逃避するしかないんだよね
実際には>>118が書いたようにいくつも悪手を踏んでるのに、それが理解できない

なぜなら、読者自身がそうやって孤立してるのに「DQNシネよ」と周囲にばかり責任を押しつけるぼっちだから

165 :

でもこのさやかはゴミ屑

167 :

いじめの描写現実っぽい(リアル)だねwww
もしかしてそういう体験あるのかな?www

168 = 1 :

少しして、ほむらの耳にある声が飛び込んできた

まどか「おはようほむらちゃん! ……あれ? もしかして寝てる?」

ほむら(まどか……)

ほむらは、まどかに泣きつくたくなる自分を必死で抑えた
ここでまどかに話しかけたら、これからもまどかをいじめに巻き込むことになる
自分が我慢しさえすれば、まどかは酷い目にあわずにすむのだ

まどか「また後でお話ししようね……?」

まどかは寂しそうな声色でそう言うと、自分の席へと戻っていった

ほむら(これでいいんだ。1人で頑張らなくちゃ……)

169 :

でもお前らもさやかの立場だったら同じことするんだろ?

171 = 29 :

>>165
親友がいきなり現れたレズっぽいぼっちのせいでいじめに巻き込まれそうならなんか動くだろ
が、肝心のまどかが「あたしほむらちゃんと二人っきりで帰るから」と言って輪に入れようとしない

明らかにほむほむをぼっちと認識し、にもかかわらず仲間を増やすどころか減らしたまどっちの失敗
早期にさやかと仁美と四人で帰っておかないからこういうことになる

そういう気遣い・友達付き合いできないといつまで経ってもぼっちはぼっちっすよ

173 = 1 :

ほむらは休み時間のたびに寝たふりをした
まどかは毎回毎回話しかけに来るのだが、ほむらは一切反応を返さなかった
そうこうする内に、昼食の時間をむかえる

まどか「ほむらちゃーん! お昼食べよう!」

さすがにこの時ばかりは、寝たふりだけでは誤魔化しきれない

ほむら(辛いけど……、はっきり断らないと……)

まどか「今日はほむらちゃん寝不足だったのかな?
      実を言うと私も、昨夜はなかなか―――」

ほむら「ごっ、ごめんなさい……。私、お昼は一人で食べたいの」

174 = 94 :

しえん

175 = 1 :

まどか「え……?」

ほむら「ううん。お昼だけじゃなくて、帰りも1人が良い」

まどか「ほむら……ちゃん?」

ほむら「まどかといると、その……」

なんとかまどかを突き放そうと、色々思考を巡らせる
しかしほむらには、まどかを罵倒する言葉が1つも思いつかなかった
仕方なく、心にも無い嘘をつく

ほむら「同性愛者扱い……、されるのが……もう嫌なの」

まどか「……そっか、そうだったんだ……。
     ごめんね、ほむらちゃんの気持ちに気付いてあげられなくって」

まどかは、泣きそうな声でそう呟くと、ふらふらと教室を出ていった

ほむら「うっ……、ああ、うあぁぁ……」

まどかの姿が見えなくなってから、ほむらは声を出して泣いた

176 :

ほむらちゃん…

177 = 1 :

事情を知らない生徒達は怪訝そうな顔でほむらの方を見る
そんな中、いじめの主犯者達は、楽しそうに笑いあっていた

クラスメイト1「おっもしろー!」

クラスメイト2「やっぱバラバラにしたのは正解だったね」

クラスメイト3「つーかさ、実際のところ鹿目さんって、自分がいじめられるよりも
         他人がいじめられているのを見る方が苦手そうなタイプだよね」

クラスメイト2「おー。そう考えると、なんか超効率的に虐めてる感じ」

クラスメイト3「もしかして私いじめの才能あるかも」




さやか(本当にごめんね、転校生……)

さやかは心の中でほむらに謝るも、実際の行動に移すことはできなかった

179 :

折り返し地点か・・・

180 = 172 :

ほむらがぼっちでいるという根本的原因を解決せずに
「ほむらちゃんと一緒にいてあげている自分に満足」
という動機でほむらに近づくまどか

女の子に中身を嫌われているという根本的原因を解決せずに
「画面の中の女の子なら顔や年収のことうるさく言わないお!」
という動機で二次元を買い漁るお前ら


うん、そっくりだ

182 = 1 :

――――



まどか「ぜーんぶ、私の勘違いだったのかなぁ……」

屋上でひとしきり泣いた後、
まどかは、やはりほむらのことを考えていた

まどか「私の一方的な思いを、優しいほむらちゃんはなかなか否定できずに、それであんなに思いつめて……」

仁美「それは違うと思いますわ」

まどか「仁美ちゃん……?」

仁美「ええ。お隣、失礼します」

まどか「うん……」

仁美「まどかさんとは、なんだか久しぶりに会話をするような気がしますわね」

まどか「そうだね……。なんか、ごめんね」

184 = 45 :

まさかの仁美登場

185 = 170 :

>>180
つまり俺は女子中学生ということか

186 = 34 :

久しいな

187 = 1 :

仁美「まどかさんが席を立たれた後、暁美さんは泣いていましたわ」

まどか「そう、なんだ……。ほむらちゃん優しいから、
     私に本当のこと言うのが泣くほど辛かったのかな……?」

仁美「あれはそういう涙ではなかったように思います」

まどか「そんなことないよ……、だってほむらちゃんは……」

仁美「暁美さんが、器用な演技のできるような方に見えますか?」

まどか「えっ?」

仁美「もちろん私は詳しいことは存じません。
    ですが、今まで暁美さんがまどかさんに見せ続けてきた顔と、先ほどの言動。
    その片方だけが嘘だとした場合、それがどちらであるかというのは……、蚊帳の外の私にも判断できます」

まどか「……そう、だね」

188 = 1 :

まどか「ほむらちゃん、ちょっと不器用な子だもんね。
     演技であんなに嬉しそうにプリクラ撮れる子じゃ……ないよね」

仁美「暁美さんを近くで見てきたまどかさんがそう言うのなら、きっとそうなのでしょうね」

まどかは指で涙を拭い、仁美の方に向き直る

まどか「私、今日までのほむらちゃんとの思い出をもう一度信じてみる」

仁美「恐らく暁美さんにもきっと何か事情があったんだと思います。
     頑張ってください。応援していますわ」

まどか「うん。ありがとう、仁美ちゃん。
      それと……、ここ最近のこと、ごめんなさい」

190 = 116 :

この青パン

191 = 1 :

教室に戻るとまどかは、ほむらと共同で買ったピンクの手帳を取り出した
そしてそれを、机に伏せて寝たふりをしているほむらに渡そうと試みる

まどか「これ、受け取ってくれる?」

ほむら「……」

ほむらは顔を伏せたまま反応を返さない

まどか(今は無理に気持ちを押し付けない方がいいのかもしれないけど……)

まどか(せめてこれだけは受け取って欲しいな)

まどか「手帳、ほむらちゃんの鞄の中に入れておくね。
     もし気が向いたら、お家に帰ってから読んでみてね」

結局その日、まどかとほむらが学校で直接言葉を交わすことはなかった

192 = 123 :

やだ仁美ちゃんかっこいい

193 = 121 :

仁美△

194 = 21 :

仁美はアニメでもいいやつだったな、うん

195 = 1 :

――――


【手帳、2ページ目】



今日はほむらちゃんとの初プリクラ(前のページに貼ったよ)! そして初ショッピング!
普通のことのはずなのに凄く楽しかったのは、
きっと一緒にいたのがほむらちゃんだったから
これからも2人でたくさん思い出作りたいなって、そう思ったよ

プリクラを撮る時、私達は恋人なのかなって、ほむらちゃんそんなことを聞いたよね?
私は……、恋人なんじゃないかなって思ってる
お互いに好きで、キスをしてて、もうちょっと進んだこともしてて

でも、今日のことで、やっぱりきちんと告白って形をとるべきなんじゃないかって感じたの
だから……、できたら今日の5時半、公園のベンチにきてください
そこで私の気持ちを伝えます

ごめんね、文章なんて回りくどい形で誘っちゃって
でも、やっぱり色々と不安で、踏ん切りがつかなくって
こんな駄目な私だけど、もし良かったら、待ち合わせ場所に来て下さい

長くなっちゃったけどこんなところかな
ではでは

196 = 34 :

いい子やで…

197 :

仁美はさやかの事情なんて知らなかったんだからある意味筋は通してるだろ
きょーすけのケガ治ったから告白したのかよとも思うかもしれんが

198 :

あかさ

199 = 1 :

――――



公園のベンチで、まどかは1人ほむらを待っていた

まどか(ほむらちゃんきてくれるかなぁ……)

まどか(なんて、それ以前に文章を読んでくれるかどうかも分かんないか)

まどか(まあ、それならそれで、仕方ないのかな)

まどか(時間は……って、まだ4時台か)

日が落ち始め、風が徐々に冷たくなってきた
思わずぶるりと身震いしてしまう

まどか(缶のココアでも飲もうかな)

まどかは財布を取り出しながら自販機の方へと向かった

200 :

>>197
筋というか、あの時点で上條くんは誰のものでもないからね
さやかにあらかじめ宣言する分いい子なのになぜか叩かれるっていう


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