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    元スレ男「俺の番号がない・・・嘘だろ・・・これ高校受験なんだぜ」

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    201 = 1 :

    -夜

    「なあ明日は自転車で学校行こうぜ」

    「なんで?別にバスでもいいじゃん」

    「明日、帰りに妹とよりたいところがあるから」

    「嫌、ひとりで行け」

    「朝は俺、時間ずらして学校行くから」

    「嫌」

    「お願いだから」

    「しつこいなぁー嫌って言ってるでしょ」

    202 = 1 :

    「…嫌なのは」

    「…息切れがひどいからか?」

    「はぁ?何言っt

    「少しの動作でもものすごい疲労感と激しい息切れが襲うからか?」

    「っ…違う!兄さんと一緒にいるのが嫌だからに決まってるでしょ!」

    「本当にそうなのか?」

    「あたりまえ、なんで今日はそんなにしつこいの!?」

    「不必要に関わらないでって言ったじゃん!喋りかけないでって言ったじゃん!」

    「最近馴れ馴れしいんだよ!兄さんなんか私にとってただの汚点でしかないのに」

    「本当に鬱陶しいから!自覚してよ!」

    「もう二度関わらないで!!」タッタッタ

    「……」

    204 = 1 :

    -部屋

    「ははは、やっぱり俺が嫌いなだけだったか…」

    「何あほなこと考えて心配してるんだよww恥ずかしいwww」

    「……」

    男友『お前はたぶん嫌われてない』

    「嫌われてるから」

    男友『いや絶対嫌われてない』

    「……」

    「……」スタッ

    205 = 1 :

    -妹の部屋

    コンコン

    「……」

    「入るぞ」

    「来ないで」

    ガチャ

    「何してるんだ」

    「なんでもいい、兄さんには関係ない」

    「…顔上げろよ」

    「……」

    「なんで泣いてるんだよ」

    「…っぅ…ぅぅ」

    207 = 1 :

    「自転車で行くのが嫌なのは俺のことが嫌いだからか?」

    「……」

    「…違うんだな」

    「……」

    「……」

    「…ぅぅ…」

    「……今まで気付いてやれなくてすまない」

    「…なんで兄さんも泣いてるのよぉ」

    「ごめんな」

    208 = 177 :

    バットはやだよ

    209 = 1 :

    「…私も黙っててごめんね」

    「……」

    「…もしかしたら私、重い病気かもしれない」

    「治らないぐらい重い病気かもしれない…」

    「数年後には死んd

    「明日は学校休んで病院行こうか」

    「…うん」

    「それじゃあ」

    「…もしかしたら今日がさいg……いや、寂しいから…一緒に寝ようよ」

    「うん、わかった」



    -第三章疑惑 終

    210 :

    医者「これはただ妹さんの体力がないだけですね」

    212 = 23 :

    寒い
    頼むからハッピーにしてくれ
    妹が不幸になる話はきつい

    213 = 177 :

    >>210
    願う

    215 = 148 :

    >>210
    もはやそうであってほしい

    216 :

    >>210
    でもここまで来てそれってのもなんかな・・・
    個人的にはバットのほうがいいかもしれない

    217 = 1 :

    第四章治療

    -翌朝

    「母さん」

    「何?真剣な顔して」

    「病院行こうと思って」

    「そう……」

    「……」

    「気づけなくてごめんなさいね」

    「黙っててごめん」

    「昼になったら大学病院行きましょ」

    「うん」

    219 = 1 :

    「妹にはどう伝えればいいのでしょうか?」

    「恐らく自分が父と同じ病気だということには気が付いているとは思いますが」

    医者「それならば私が伝えます」

    医者「そして妹さんには性急にフローラン治療を行います」

    「手術するんですか?」

    医者「いいえ、薬物を注入するだけです。ただし24時間にわたって持続的に静脈注射をする治療です」

    医者「そのため静脈にカーテルという管を持続留置する必要があります」

    「そうですか…妹をよろしくお願いします」

    220 = 1 :

    -病室 フローラン治療を導入してから数日後

    「調子はどうだ?」

    「うん、なんともないよ。治療が効いてるみたい」

    「そうかよかったな」

    「男友君、他の友達、それと兄さんも来てくれるからそこまで寂しくもないし」

    「そうか、よかった」

    「でも学校行けないからこれじゃあ進学できないね」

    「…そうだな」

    「あー、やっとこれで兄さんと違う学年になれるよ」

    「いや、俺も留年すれば妹と同じ学年になれる(キリッ」

    「兄さんはちゃんと学校行ってよ、私の分まで」

    221 :

    >>210
    それ以外認めたくない

    222 :

    カーテル…

    223 :

    私の名はカーテル・・・

    224 = 1 :

    「でも一人じゃ寂しいだろ?母さんもずっと仕事だし」

    「しっかり学校行って勉強しないとダメだよ…医者になりたいんでしょ?」

    「それどこ情報ー?どこ情報よー?」

    「男友君が教えてくれたんだ」

    「…まぢか。」

    「兄さんが助けてくれるまで私、死なないから…頑張ってよ」

    「おk」

    「また学校落ちたりしたら許さないからね」

    「大丈夫だ、まかせとけ」

    225 = 1 :

    -学校

    男友「妹の様態どうだ?」

    「本人いわく良好」

    男友「そうかよかった」

    「たぶん急に様態が悪くなるなんてことはないと思う」

    男友「今日も見舞いに行くか」

    「毎日悪いな」

    男友「いや俺が好きでやってることだから」

    226 = 223 :

    これは・・・時間が飛ぶ予感!

    227 = 125 :

    東大医学部合格パータン

    229 = 210 :

    ハーバード大学合格チーターパン

    231 = 1 :

    -病院

    男友「元気ー?」

    「うん元気だよ、あれ?今日は一人なんだ」

    男友「男は掃除してたからおいてきた」

    「掃除さぼっちゃだめだよ」

    男友「今日は大事な用事があったから」

    「用事?私に?」

    男友「そう、妹に」

    「え、何?」

    男友「いきなりで悪いけど…」

    「……」

    男友「……」

    232 = 3 :

    玉砕乙、骨は拾ってやる

    233 = 210 :

    男友「僕に男をください」

    234 = 1 :

    男友「俺…」

    男友「実はずっと妹のこと好きだったんだ」

    男友「妹が病気でも全然構わない」

    「え?…//」

    「……」

    男友「……」

    「…ありがとう……でもごめん」

    男友「病気だろうと俺は全然気にしないから」

    235 = 1 :

    「…そういってくれて嬉しいけど、私治らない病気だから男友君に絶対迷惑かける…だからごめん」

    男友「だからどんな病気だろうと…」

    「……」

    男友「……」

    「…他に好きな人がいるんだ」

    男友「…兄妹同士の恋は駄目なんだよ」

    「それでもいい、たとえ結ばれなくても…」

    男友「……」

    「……」

    男友「やっぱりそうか、そう言うと思ってたわ」

    「…でも嬉しかったよ」

    男友「そういってくれると俺も嬉しいよ」

    男友「それじゃあ」スタッ

    「また来てね」ノシ

    男友「もちろん」ガチャ

    236 :

    「ゴメンね、私は兄さんが好きだから」

    237 :

    >>236

    238 = 221 :

    NTRじゃなくてよかった

    239 = 236 :

    寒くて手が上手く動かなかったから遅くなったorz

    240 :

    スレタイ見て
    なぜか受験日当日かと勘違いした

    241 = 1 :

    「終わったのか?」

    男友「ああ、告った」

    「…告白したのか」

    男友「おう」

    「結果は、返事はどうだったんだ?」

    男友「いやー、断られちゃったよ」

    「…そうか」

    男友「せいぜい幸せになりやがれ」

    「……」

    男友「それじゃあな」

    242 = 177 :

    >>241
    えっ?

    243 = 210 :

    >>242
    えっ?

    244 = 1 :

    -病院 二週間後

    医者「お忙しいところ呼び出してすみません」

    「何かあったんですか?」

    医者「フローラン治療を始めてから2週間が経過しました」

    医者「症状の経過を確かめるために検査を行ったのですが…」

    「……」

    医者「非常に申しあげにくいのですが、妹さんの生活の質(QOL)の改善や治療効果は全く得られませんでした」

    「…ということは、妹にはフローラン治療が効かないということですか?」

    医者「はい、残念ながらそうです」

    245 = 3 :

    246 :

    えんだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

    247 = 127 :

    タイタニック乙

    248 = 1 :

    「それじゃあ妹が5年間生きられる確率は…50%しかないんですか?」

    医者「……はい」

    「先生、医者なんだろ?もちろん妹を助けてくれるんだろ?」

    「…やめなさい」

    「医者は人の命を救うためにいるんじゃないのかよ!?」

    「一人の命もすくえない医者n

    「やめなさい!」

    「……すみません」

    医者「いえ、力になってあげられない私が悪いのですから」

    250 = 1 :

    医者「原発性肺高血圧は本当にごく稀な病気なため、私自身も教科書の中でしか見たことがなかったもので」

    医者「恐らく妹さんは原発性肺高血圧の中の肺静脈閉塞性肺高血圧(PVOD)、もしくは肺毛細血管腫症(PCH)の可能性が高いです」

    医者「とりあえず近隣の大学病院と肺高血圧に詳しい岡山大学の先生に検査の仔細を送っておきました」

    医者「すぐには返事は来ないでしょうが、もしかしたら朗報が来るかもしれません」

    医者「まだ諦めないでください」

    医者「それとこのことは妹さんには伝えないでください」

    「でも…」

    医者「いくら原発性肺高血圧だといっても昨日の今日に亡くなるわけではありません」

    医者「本人はフローラン治療が効いていると思っているのですから、今このことを伝えると様態が悪化するでしょう」

    医者「妹さんのために隠しておいてあげてください」

    母・「…わかりました」


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