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    元スレ男「俺の番号がない・・・嘘だろ・・・これ高校受験なんだぜ」

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    151 :

    おもしろいな

    153 :

    155 :

    >>154
    遺体です

    見なれたな、これ

    157 = 23 :

    さみい…さみいよぉ…

    158 = 149 :

    本当に自衛隊の方や消防隊員の方には頭が下がる。
    隊員の方も生きていることを望んで救助に当たっただろうに・・・。

    159 = 57 :

    新人は辞めたくなるだろうな

    160 :

    とっとと

    161 = 23 :

    さむいほしゅ

    162 = 1 :

    -第三章疑惑

    -翌日

    ザーザー

    「今日は雨か」

    「これじゃ自転車は無理だな。バス乗ってくか」

    「兄さんおはよう」

    「おはよう妹、今日はいつもより早いな」

    「雨の日はバス遅れやすいからいつもより早い便に乗らないと」

    「そういえば最近はずっとバスって言ってたな」

    「自転車だと兄さんと一緒のところ見られるかもしれないし」

    「……ははは、悪いな迷惑かけて」

    「別に。もう慣れたし」

    「そっか…」

    「……」

    164 = 1 :

    「じゃあ学校行こうか」

    「なんで兄さんと同じバスで行かないといけないのー」

    「……」

    「私次の便で行く」

    「次のだと学校に間に合わないでしょ」

    「ぶーぶー」

    「ほら早くいった」

    「行ってきます」

    165 = 1 :

    テクテク

    「あ、バスだ。かなり予定とずれてるな」

    「ダイヤ乱れてるのかな」

    「走れば乗れそうだな、走るか?」

    「…私はいい。兄さん先行ったら」

    「……そうか。じゃあ」タッタッタ

    ブオーン

    167 = 1 :

    -学校

    男友「なあ男、妹の寝顔撮ってきてくれたか」

    「撮ってくるわけないだろ」

    男友「えーじゃあバラしちゃおうかなー」ニヤニヤ

    「兄だってことのほうを隠しといてくれればどうだっていい」

    男友「じゃあ男が浪人したこと吹聴してくるわ」

    「まて」

    男友「兄だってことのほうは言わないから別にいいだろ?」

    「何が望みだ」

    男友「妹の寝顔」

    「無理」

    男友「なら交渉決裂」

    169 :

    男優普通にクズだなwww

    170 = 1 :

    「…なあ、男友」

    男友「なんだ?」

    「俺のじゃダメか?」

    男友「いるかボケ」

    「妹のはマジで無理なんだよー」

    男友「いや冗談だから、別にそこまで妹の寝顔ほしいわけではない。いや欲しいけど」

    「まあ我慢してくれ」

    171 = 125 :

    章のタイトルはかっこいいな

    172 = 1 :

    男友「でも男なら寝顔の撮ってきてくれそうだってのになー」

    「え、なんで?」

    男友「仲よさそうだし。たとえばれてもなんだかんだで妹は男のこと許しそうじゃん」

    「…そんなに仲良くないよ」

    男友「…へーそうなんだ、見た感じ仲よさそうだったのにな」

    「見た感じだけな」

    男友「……」

    男友「…俺は裏表なしにお前の友達だから」

    「何急にきもいこと言ってんだよ」

    男友「だからいつでも俺の寝顔撮っていいぞ」

    「需要のない供給は迷惑千万」

    173 = 1 :

    -帰り際

    クラメ「男君も同じ方向だったよね、よかったら一緒に帰らない?」

    「…いや…えっと」

    「今日は用事ないんでしょ?」

    「お、今日は暇だから…」

    男友「何言ってんだ、男は今日俺と帰る約束をしただろ」

    「約束の定義が両者の同意のもとに拠るものだとしたらした覚えはない」

    男友「まあままいいじゃん、たまには」

    174 = 153 :

    まわりくどいわ

    175 = 1 :

    「どこ行くんだ?」

    男友「とりあえず近くの喫茶店にでも」テクテク



    「なんか用か?」

    男友「ああ、かなり大事なことだ」

    「何だ?」

    男友「妹が今日元気なかったこと」

    「そうか?いつもと変わらなくね」

    男友「いや、いつもよりショボーンとしていた」

    (昨日の夜泣いてたみたいだからな)

    「でもたとえそうだとしても、いちいちお前が気にするほどのことでもない気がするんだが」

    男友「好きだから」

    177 :

    お義兄さんフラグ

    178 = 1 :

    「は?」

    男友「俺妹のこと好きだから」

    「嘘つけ」

    男友「からかって好きだとか言うわけないだろ」

    「…まぢか。」

    男友「おう」

    「…そうなのか、でも俺に言われても何もやってあげられないぞ」

    男友「だからなんで妹が今日元気なかったかを知りたいだけだ」

    「原因は文化祭で倒れたことだろ?お前も俺と一緒にいたから知ってる情報同じだと思うけど」

    男友「いや、今日はお前も暗いからな、なんか家であったんだろ?」

    「妹も気にしてるだろうし、わざわざ言う必要もないだろうと思ったから何も起きてない」

    男友「何も話さなかったのか?」

    180 = 1 :

    「おまえだって『本人が大丈夫って言ってるなら大丈夫だろ』って言ってただろ」

    男友「おいおい、あれはただ場の空気が乱れないように言っただけだよ」

    「そうだったのか」

    男友「嘔吐ならまだわかるが、気を失うなんて余程のことだろ」

    「でも家ではいつも通り普通だったぞ」

    男友「なら妹はもしかしたらなんか抱え込んでるものがあるんじゃないか?友達関係とか」

    男友「女同士のいじめは陰湿って聞くからな」

    「……その妹の悩みって俺のことじゃないのか?」

    181 = 160 :

    信じてます

    182 = 1 :

    男友「は?」

    「俺、妹に嫌われてるから」

    男友「お前はたぶん嫌われてない」

    「なんで」

    男友「いや絶対嫌われてない」

    「理由になってないだろ。…まあいいや色々それとなく聞いてみるわ」

    男友「頼んだ」

    「じゃあな」

    「……」

    「……妹が好きか」

    183 = 1 :

    -帰宅後

    「ただいまー」

    「お帰り」

    「……」スタスタ

    「兄さん」

    「ん?」

    「バスの時は別に一緒に帰ってあげてもいいよ」

    「ああ、今日は本当に男友と話があったから」

    「そうなんだー、じゃあ次は一緒に帰ろうか」

    「おお!」

    「どしたの?」

    「いや朝は俺のこと避けてたのに誘ってくれるなんて」

    「……クラメ女が兄さんと一緒に帰りたいって言ってたからだもん」

    「ふーん」

    184 = 1 :

    「でも朝は兄さんのせいで遅刻しちゃったんだから」

    「妹が走らなかったからいけないんだろ、人のせいにしてはいけません」

    「うぅ~、でもいつもなら次のバスでも間に合ったんだもん」

    「いつもはそうでも違うときだってある」

    「…次からは気をつけるよー」

    「そういえば妹は最近はずっとバス通いだったな」

    「うん楽だし」

    「でもたまには自転車で行ったほうが体にいいぞ」

    「…努力はする」

    「頑張れ」スタスタ

    186 = 142 :

    これは読めた

    187 = 31 :

    バス通学で痴漢にあってるんですね、分かります

    189 = 1 :

    すまん
    規制引っかかってた

    190 = 1 :

    -部屋

    「てっきり自転車だと俺と一緒に住んでいることが、ばれやすいからバス通いにしたんだと思っていたが」

    「違ったみたいだな」

    『うん楽だし』

    「まったく楽してるからダンスくらいで倒れるんだよ」

    「そういえば体育がある日はよく休んでたな…」

    「……」

    「…もしかして」

    191 = 148 :

    しえんしえん

    192 = 1 :

    「いやあくまで、もしかしての話だが…」

    「バスで楽してるから意識が飛ぶほどの息切れをおこしたんじゃなくて…」

    「意識が飛ぶほどの息切れがおこるからバス乗ってるとしたら…」

    「…そんなはずないか、もしそうだったらかなり難病じゃんww...」

    「……」

    「難病って遺伝とかが影響しやすいんだっけ」

    「なら俺はかなり健康だし、病気とかなったことないし」

    「だからそんなわけないか…」

    「……」

    193 = 1 :

    「母さん」

    「何?暗い顔して」

    「いや俺の父さんって何が原因で死んじゃったのかなって、ふと思って」

    「あんたは知ってるんだと思ってたけど」

    「まだ小さかったから、病気だったってことぐらいしか」

    「そうだったの?まあもうあんたも大きくなったからちゃんと教えてあげるわ」

    「父さんはね…肺が悪くてね」

    「…肺」

    「原発性肺高血圧症っていう難病でね」

    「それでぽっくり逝っちゃって」

    「あんたたちが大きくなった姿を見れなくて残念だったっていってたわよ」

    「…そうだったんだ」

    194 = 1 :

    「ねえ母さん…」

    (母『あんたは知ってるんだと思ってたけど』)

    「何?」

    「…もしかして妹はそのこと知ってるの?」

    「3か月前くらいにあんたと同じこと言いながら訊いてきたから教えてあげたわよ」

    「……」

    「どうかしたの?」

    「いや別に…教えてくれてありがとう」スタスタ

    195 = 3 :

    これが…調べたかった事……
    つながったな

    196 = 188 :

    なんだと・・・

    197 = 1 :

    -部屋

    「原発性肺高血圧症だっけ」

    「よし、Google先生に訊いてみるか」

     カタカタ
    人口100万当たり年間およそ1~2人の発症と考えられており、きわめて希な疾患です。
    一般に、原発性とか特発性とかの名称がついている病気は原因不明の病気です。
    はっきりした遺伝性疾患ではありませんが、家族性に発生する原発性肺高血圧症、あるいは一卵性双子に発生する原発性肺高血圧症が報告されています。
    原因不明の肺血管抵抗の上昇が主たる病因で、そのため進行すると右心不全を併発して死亡します。
    突然死することもあります。  

    「……っ」

    「2年後まで生きていられる確率は90%」

    「3年後までだと75%」

    「4年後は60%」

    「5年後…50%…」

    199 = 1 :

     カタカタ
    肺高血圧症の最終的な治療法として、肺移植、心肺移植があります。
    欧米では1991年から本格的に移植療法が行われてきました。
    ただし、日本では、脳死や臓器提供が少ないなどの問題があります。
    そのため移植に到達できる症例が少なく、また待機している患者さんも多いのが現状です。

    「日本臓器移植ネットワーク肺移植…」

    「累積待機130人」

    「移植25人」

    「待機中死亡……65人」

    「……」

    「難病の人は大変なんだなー」

    「まあ俺たちには全く関係ないから全然知らなかったぜ」

    200 = 1 :

     カタカタ
    肺高血圧症に特有の症状はありませんが、初期には軽い動作(階段をのぼったり、坂をのぼる)をしただけで息切れをしたり、疲れやすくなったりします。
    子供の場合、遊んでいる時、失神して病気が発見されることがあります。

    「……」

    「妹は俺と行くのが嫌だからバス乗ってるだけだし…」

    「倒れたのも寝不足だっただけだし…」

    「別に今も全然苦しそうじゃないし…」

    「……」


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