私的良スレ書庫
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元スレ刹那「IS?」
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翌日。
「これより、再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める。
クラス代表者とは、対抗戦だけでなく、生徒会の会議や委員会への出席など、まあクラス長と考えてもらっていい。
自薦・他薦は問わない。誰か居ないか?」
千冬の話を受けて、自然と静まり返る教室。
誰がどう出るか、皆が牽制し合う……なか、一人、手を挙げる女子が。
「はいっ、セイエイ君を推薦します!」
内心、刹那は表情を渋める。
ただでさえ目立っているのだ、下手に注目されてしまっては、帰還の手段を探る時間が少なくなってしまう。
のだが、そんな刹那の心情を知る者など、ティエリアとELS以外には居なかった。
「私もそれがいいと思います」
もう一人、賛同する女子生徒。
人の連帯感と言うやつは、こう言うときばかり強くなっていけない。
「他にはいないのか? いないなら無投票当選だぞ」
確認をとる千冬。
この流れはまずい、そう刹那は歯噛みするが、
存在してないのか普通に箒と学園生活送ってるのか・・と思ったが束ちゃんが開発者である以上存在してないと考えた方がいいな
「納得がいきませんわ!」
後方から、がたん、と、机を叩く音。
聞き覚えの有る声に、刹那が振り向く。
案の定、憤りを隠せない様子で震えているのは、セシリア・オルコットであった。
「そのような選出は認められません!
男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!
このセシリア・オルコットに、そのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
頭に血が上っているのか、セシリアは矢継ぎ早に叫ぶ。
「大っ体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛でぇっ……!」
「……セシリア・オルコット」
今まで黙していた刹那が、セシリアの言葉を区切って口を開き、立ち上がった。
その顔は一見冷静だが、その胸の奥では熱い怒りがくすぶっている。
「そう言って他人を見下してばかりいては、それが歪みになる。
その歪みが、やがて大きな争いを呼ぶことになってしまう。
……歪みは断ち切らなければならない。お前は、変われ」
「……私が歪んでいる? 貴方、私を侮辱しますの!?」
「そうだ。小さな歪みが、いずれ大きな災厄を招く。
お前は変わらなければいけない。
変わらなければ、未来とは向き合えない」
きっぱりと言い切った刹那とセシリアの間に、不穏な空気が流れ始めた。
今にも歯軋りを始めそうなセシリアと、表情を崩しもしない刹那。
にらみ合いが十数秒続き……動いたのは、セシリアだった。
「……決闘ですわ!」
びしぃっ、と効果音が聞こえそうなほどに、セシリアは右手の人差し指を刹那に向ける。
失礼極まりない行動に対し、刹那は目をそらすこともせず、毅然とした態度で返答した。
00のMSってガンダムが目立ってるけど、イナクトやフラッグ、ティエレンも通常兵器じゃ破壊できない性能だった気がする
何言ってんだコイツってなりそうな気はしましたが
本編でも抽象的な物言いばっかりだったりするので
まあ相良軍曹みたいなものだと思ってもらえれば幸いです
「それでは駄目だ。争いあうのではない。
俺たちは、対話によって紛争を根絶しなければならない」
「あら、逃げるのですか?
ここまで大口を叩いておいて逃げ出すとは、やはり男性は男性のようですわね」
「そうではない、だが……」
「い・い・か・ら! 何なら、ハンデでもつけて差し上げましょうか?」
≪……刹那≫
(ティエリア?)
≪ここは素直に乗った方がいいだろう。
学園にこちらの価値を示す好機だ。
……加えて、対話を望むなら、対等の立場に持ち込む必要がある。
相手に対話の意思がないのなら、まずはこちらの存在を認めさせなければならない。
戦いは、破壊することだけじゃない。創り出すことだって出来る……そう言ったのは君だ≫
(…………)
「……了解した。その勝負を受けよう」
「話はまとまったようだな?」
セシリアと刹那の言い合いに介入する千冬。
いやに楽しそうな顔をしているが、それに突っ込む人間は一人も居合わせていなかった。
「それでは、勝負は次の月曜、第三アリーナで行う。
セイエイとオルコットは、それぞれ準備をしておくように」
◆
本編でも抽象的な物言いばっかりだったりするので
まあ相良軍曹みたいなものだと思ってもらえれば幸いです
「それでは駄目だ。争いあうのではない。
俺たちは、対話によって紛争を根絶しなければならない」
「あら、逃げるのですか?
ここまで大口を叩いておいて逃げ出すとは、やはり男性は男性のようですわね」
「そうではない、だが……」
「い・い・か・ら! 何なら、ハンデでもつけて差し上げましょうか?」
≪……刹那≫
(ティエリア?)
≪ここは素直に乗った方がいいだろう。
学園にこちらの価値を示す好機だ。
……加えて、対話を望むなら、対等の立場に持ち込む必要がある。
相手に対話の意思がないのなら、まずはこちらの存在を認めさせなければならない。
戦いは、破壊することだけじゃない。創り出すことだって出来る……そう言ったのは君だ≫
(…………)
「……了解した。その勝負を受けよう」
「話はまとまったようだな?」
セシリアと刹那の言い合いに介入する千冬。
いやに楽しそうな顔をしているが、それに突っ込む人間は一人も居合わせていなかった。
「それでは、勝負は次の月曜、第三アリーナで行う。
セイエイとオルコットは、それぞれ準備をしておくように」
◆
月曜。
いよいよ訪れた、決戦の日である。
(ティエリア、いけるか?)
≪粒子同調、GNドライヴマッチングクリア。
……この分なら問題はない、いけるはずだ≫
ELSに取り込まれたIS、実質刹那の専用機であるISエクシア(仮称)。
格納庫にて最終調整を行っている二人の面持ちは、真剣そのものである。
何度かテストは行ったが、この状態では初陣だ。
出来る限り、不安要素は排除しておきたい。
「セイエイ、やれるな?」
カタパルト内に、千冬の声がエコーする。
頷きで返して、刹那は機体に乗り込む。
「背中を預けろ。そうだ、座る感じでいい」
指示を受けながら、刹那は準備を進めていく。
――――access
「後はシステムが最適化する」
――――setup start
人口音声と共に、セットアップがオートで進行。
前方のモニターに提示される情報に目を通し、刹那は、そこに慣れ親しんだ名前を見つけた。
――――ガンダム、エクシア。
(……エクシア)
何度も世話になった、刹那の愛機。
ソレスタルビーイングの、第三世代ガンダム。
(敵機は……)
画面左上に表示された、敵方の情報。
名称――――ブルー・ティアーズ。
「セシリアさんの機体は、ブルー・ティアーズ。
遠距離射撃型のISです」
――――遠距離特化型。
近距離での高速戦闘を得意とするエクシアで相手をするには、いかんせん相性の悪いタイプであ
る。
だが、相手も専用機、こちらも擬似的ではあるが専用機。
条件は同等、勝てるかどうかはパイロット次第だ。
画面左上に表示された、敵方の情報。
名称――――ブルー・ティアーズ。
「セシリアさんの機体は、ブルー・ティアーズ。
遠距離射撃型のISです」
――――遠距離特化型。
近距離での高速戦闘を得意とするエクシアで相手をするには、いかんせん相性の悪いタイプであ
る。
だが、相手も専用機、こちらも擬似的ではあるが専用機。
条件は同等、勝てるかどうかはパイロット次第だ。
俺がガンダムだ
だが……改行を間違えた俺は、ガンダムになれない……
刹那が思考すると同時、真耶がスピーカー越しに最終確認を取る。
「ISには、絶対防御と言う機能があって、
どんな攻撃を受けても、最低限、操縦者の命は守られるようになっています。
ただその場合、シールドエネルギーは極端に消耗します。わかってますよね?」
絶対防御。ISには、どれほど追い込まれても、パイロットの生命は維持できる装置がある。
これ以上、破壊するだけの戦いはしない。それを念頭に置いていた刹那からすれば、ありがたい
要素であった。
「セイエイ、気分は悪くないか?」
千冬の問いかけに、刹那は首肯した。
「……そうか」
期待しているぞ、とでも言いたげに、千冬が笑う。
それを確認してから、刹那は視線を正面に戻した。
いよいよ、実戦だ。
戦闘自体は嫌と言うほどこなしてきたが、IS同士の一騎打ちはこれが最初。
どう転ぶかは、歴戦の勇士である刹那にも予測できない。
「……GNドライヴ、リポーズ解除。
プライオリティを、ティエリア・アーデから刹那・F・セイエイへ」
シーケンスをこなし、
「エクシア……目標を、駆逐する!」
カタパルトが、大きく前方へ滑走。
その上に鎮座していたエクシアが、勢いよく空中へ投げ出される。
≪刹那。どうだ?≫
「MSとは形態が違う……だが、ELSからのサポートはある。このままミッションを遂行する」
≪必要最低限の処理以外は、僕が受け持とう≫
理詰めで操縦するMSと違い、ISはもっと直感的な操作を必要とする。
いくらテストしたとは言え戸惑いはないでもないが、ISと融合したELSが刹那を支援しているのだ。
不可能と言い切るほど、可能性がないわけではない。
背中に装備されたGNドライヴから粒子を撒き散らし、刹那は推力を獲得。
空中での姿勢制御をこなし、先に戦場で待っていた敵手――――セシリア・オルコットと向かい合う。
「最後のチャンスをあげますわ」
「チャンス?」
自身満々と言った風で言葉を紡ぐセシリア。
「私が一方的な勝利を得るのは自明の理。
今ここで謝ると言うのなら、許してあげないこともなくってよ?」
「俺が勝利する可能性は低いだろう……だが、始める前から諦めたくない」
反抗した刹那に、セシリアは余裕の風情を漂わせたまま、
「そう……残念ですわ。
それなら……」
右手に携えた、大型のライフルを構えた。
それに遅れて、エクシアのディスプレイに赤い枠の警告文が出現する。
(敵IS、射撃体勢に移行……来るか)
「お別れですわね!」
全体のサイズに比して、大きすぎる銃口を持ったその兵器から、青白い閃光が飛び出した。
射線上に刹那を置いたその敵意は、一直線にエクシアを射抜く道を辿る。
刹那が、それに反応できないわけはない。
戦闘機でロールをするように体をひねり、最低限の動きで射撃を回避。
目標を見失った敵意の権化は地面に着弾し、砂埃を上げる。
そんな情報を取り入れる暇もなく、刹那は加速。
エクシアの真価は、接近戦において発揮される。
遠方から来る敵弾を避け続けたところで、そこに一切のチャンスはなく、それは出来の悪い曲芸にすらなり得ない。
「遠距離射撃型の私に、近距離格闘型の装備で挑もうとは……笑止ですわっ!」
そんなことは、セシリア側も百も承知だ。
刹那の接近を拒むべく、異形のライフル――――スターライトmkⅢでもって弾幕を張る。
一射、二射、三射、四射……
あのような大口径かつ高火力を誇りながら、この連射力。
銃身が焼きつかないことから鑑みるに、やはりISのテクノロジーには底知れぬものがある。
銃口の向きから光弾のルートを見抜き、刹那は最短経路を突き抜ける。
銃弾の雨の中を、白と青の流星が駆け抜けた。
上下左右に機体を揺らしながら、刹那は疾走する。
確かに、セシリア・オルコットの狙いは正確だ。
刹那の進路を推測し、そこに置くように狙撃する予測力も、目を見張るものがある。
だが。所詮ライフルはライフル、直線しか描けないのだ。
過去に刹那が相対した連中、
ルイス・ハレヴィの駆るレグナントの偏向ビームや、
リボンズ・アルマークが搭乗したリボーンズガンダムのフィンファングなどに比べて、セシリアの攻撃は真っ直ぐすぎる。
あのような大口径かつ高火力を誇りながら、この連射力。
銃身が焼きつかないことから鑑みるに、やはりISのテクノロジーには底知れぬものがある。
銃口の向きから光弾のルートを見抜き、刹那は最短経路を突き抜ける。
銃弾の雨の中を、白と青の流星が駆け抜けた。
上下左右に機体を揺らしながら、刹那は疾走する。
確かに、セシリア・オルコットの狙いは正確だ。
刹那の進路を推測し、そこに置くように狙撃する予測力も、目を見張るものがある。
だが。所詮ライフルはライフル、直線しか描けないのだ。
過去に刹那が相対した連中、
ルイス・ハレヴィの駆るレグナントの偏向ビームや、
リボンズ・アルマークが搭乗したリボーンズガンダムのフィンファングなどに比べて、セシリアの攻撃は真っ直ぐすぎる。
女の子だらけの中でトランザムバーストで量子空間とか
うらやまし過ぎて腹立ってきた
うらやまし過ぎて腹立ってきた
加えて、刹那はピンポイントで対セシリアの練習を積んでいたと言えるのも大きい。
ガンダムエクシアの実体剣は、GNフィールドを貫通するために搭載されたものだ。
寝返りが起きた際、情報が漏洩するのを避けるために、対ガンダムタイプ性能の高い機体が必ず一機配備されるのである。
それが、刹那のガンダムエクシアであった。
故に、刹那は対ガンダムを想定した訓練をこなしてきたのである。
対キュリオス、対ヴァーチェ、対ナドレ……
ここで活きてくるのが、対デュナメス戦である。
デュナメスの主兵装は、GNスナイパーライフルだ。
高濃度のGN粒子を更に圧縮することで、弾速と威力を上昇させるギミックが使われている。
セシリアの専用機、ブルー・ティアーズは、このデュナメスと似通った性質を持っていた。
即ち、高速射撃の連射により、自身のアドバンテージを保った状態で戦えると言う点である。
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