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元スレ梓「つぎはこの星をヤッテヤルデス」

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海岸
梓「約束どおりきたです」
梓「外傷も見たいから不可視モードを解除するです」
ウィーン シュウン
『梓様、お待ちしておりました。夜分遅くに申し訳ありません』
梓「その様子だと航行には影響はなさそうです」
『修理の目処がたちましたので、確実に二週間で長距離航行可能になります』
梓「……そうですか」
梓「それじゃあちょっくらバランサーの調整を」
「あずにゃん!!」
梓「!!」
梓「ゆ、唯先輩……!」
唯「あずにゃん……? あずにゃんだよね?」
梓「はい。私です」
唯「なに……これ?」
梓「ヤッテヤルデス星の宇宙船です」
『むったんと言います』
唯「ひっ、あ……宇宙……船? ほんとにあずにゃんは宇宙人さんだったの?」
梓「ヤッテヤルデス星人です」
唯「ねぇあずにゃん……どこかへいっちゃうの?」
梓「……」
唯「やだよ……いかないでよぉ……」
梓「唯先輩……」
唯「いっちゃだめ! まだいっぱいしたいことあるもん! もっともっと一緒に遊ぼうよ!!」
梓「……」
唯「あずにゃん!」 ギュウウ
梓「……唯先輩……のってみますか?」
唯「……え?」
このスレみてたら魔界大帝フェルナンデス思い出した。
タコナグリデッスーン
タコナグリデッスーン
☆☆☆
唯「わーすごい! 満天の星!」
梓「下も街の灯りが綺麗ですよ。確かにそこに人々が生きてるという命の証明です。だから私は街あかりが好きです」
唯「すごいすごい! こーんなに高いところとんでる!! ねぇどこからが宇宙なの!?」
梓「ちょっと! 狭いですから暴れるなです!」
唯「ねぇあずにゃん! あずにゃんはどの星からきたの? あっちのほう? それともあの一番光ってるやつ!?」
梓「ふふ、ここからじゃ観測できないですよ。もっともっと果てしなく遠い星です」
唯「へー、宇宙人はすごいなぁ!」
梓「地球人が遅れてるだけです」
唯「すごーい、飛行機よりはやい! 夢みたい!」
梓「早くて当然です」
唯「夢……だよね?」
梓「え? なんです?」
唯「夢だよ……だってあずにゃん、こんなのってありえないよ。宇宙人なんて……だからこれは夢」
唯「夢だもん。だからあずにゃんはいなくなったりしないもん……夢、楽しい夢……」
唯「わーすごい! 満天の星!」
梓「下も街の灯りが綺麗ですよ。確かにそこに人々が生きてるという命の証明です。だから私は街あかりが好きです」
唯「すごいすごい! こーんなに高いところとんでる!! ねぇどこからが宇宙なの!?」
梓「ちょっと! 狭いですから暴れるなです!」
唯「ねぇあずにゃん! あずにゃんはどの星からきたの? あっちのほう? それともあの一番光ってるやつ!?」
梓「ふふ、ここからじゃ観測できないですよ。もっともっと果てしなく遠い星です」
唯「へー、宇宙人はすごいなぁ!」
梓「地球人が遅れてるだけです」
唯「すごーい、飛行機よりはやい! 夢みたい!」
梓「早くて当然です」
唯「夢……だよね?」
梓「え? なんです?」
唯「夢だよ……だってあずにゃん、こんなのってありえないよ。宇宙人なんて……だからこれは夢」
唯「夢だもん。だからあずにゃんはいなくなったりしないもん……夢、楽しい夢……」
梓「……夢、そうですね……」
梓「夢のような時間でした」
唯「あずにゃん……」
梓「はい! 唯先輩のおっしゃるとおり私、宇宙人なんかじゃないです! ここは唯先輩の夢の中」
梓「だから唯先輩…………そんなに悲しい顔しないでください……」
梓「夢の中くらい、笑ってましょうよ。それが唯先輩らしさです」
唯「あずにゃん……ちゃんとしゃべれてる……あはは、夢なんだね、コレ、ありがとう」
梓「……私のほうこそ、ありがとうございます」
唯「こんなに楽しい思いをしたのははじめてだよ!」
梓「はい、私もです!」
唯「こんなに不思議なのに、リアルな夢も……はじめて」
梓「……」
梓「泣かないで」ナデナデ
唯「あずにゃん……」
梓「いつまでも見守っています……唯先輩のこと」
梓「……もうすぐ降りますよ」
唯「……うん」
梓「最後にもう一度下をみてください」
唯「……うん」
梓「見えますよね。たくさん光ってるでしょう? これが唯先輩の暮らす星。私の大好きな地球です」
梓「宇宙の端っこにありながらもひときわ輝く。愛の星」
梓「ここに来てよかった……心から……」
梓「そして、あなたに出会えて……良かった…………」
唯「恥ずかしいこと、言わないでよぉ……ぐす、ヒッグ」
梓「楽しい夢をいつかは終りを迎えます」
梓「夢から覚める頃には、朝日が登っていて、また新しい一日がはじまる」
梓「私たち人間、いや全ての命は、星と光と、そして宇宙とともに生きているんです」
梓「だから、どんなに遠く遠く離れていても、私と唯先輩は、この宇宙でつながっています」
梓「それだけは忘れないで……」
梓「さぁ、夢みる時間は終わりです。また元気にたくさん遊びましょう。それでは、おはようございます唯先輩――――――
――――――――☆
――――――☆
――――☆
――☆
唯「んー……ふぁ~……ん、まぶし……」
唯「朝ぁ~……?」
唯「…………はっ!!」
唯「あずにゃん!!」ガバッ
唯「あずにゃん! あずにゃん!」
律「なんだぁ~、朝からさわがしいなー」
澪「んー……もうちょっと、眠らせて……」
紬「ムニャムニャ……もーひとこえ……」
唯「あずにゃん! あずにゃんはっ!!?」
律「ん? 梓ぁ?」
唯「あずにゃん……どこっ!?」
律「その辺でくるまって……あれ?」
澪「んー……どうした?」
紬「おふぁよー……唯ちゃん早起きね……」
唯「あずにゃんがいないんだよ!!」
唯「あずにゃん!!」
唯「ッ!!」ダッ
律「お、おいどこいくんだ唯!」
唯「あずにゃんは……あずにゃんは……夢だよ! 夢っていったじゃん!」タッタッ
唯「いかないで……あずにゃん!!」
「あ、おはようです唯先輩」
唯「んえ?」
梓「聞こえなかったです? おはようです。先起きて朝御飯たべてたんです」モグモグ
唯「ほぇ……? あずにゃん……あずにゃん!!」
梓「……」
唯「あずにゃ~ん」ギュウウ
梓「朝っぱらからなんです。暑いです」
唯「よかったー……夢でよかったー……あああー、はぁー」
梓「……」
唯「そうだよねー、いくらなんでもありえないよあんなの。えへへごめんね。なんでもないの!」
梓「……」
唯「んぅ~、あずにゃん。今日もいっぱい遊ぼうね~」スリスリ
梓「……はい。そうするです」
唯「えへへ~やっぱこの変な喋り方じゃないとねーあずにゃん」
梓「もうっ、離れるです! 暑苦しいです!」
梓「……」
唯「どったの?」
梓(昨日のフライトで一つわかったことがある)
梓(唯先輩が指さした星。この星からは、あんなに強い星の光を観測することはできない)
梓(唯先輩、もしかしたら、もう私には二週間も時間はのこっていないのかもしれません)
梓(あなたのこの屈託のない笑顔も、あと何回みれることか……)
梓(ごめんなさい。ごめんなさい……私、また飛ばなくてはいけません)
「ごめんなさい」
唯「ほえ~? なんか言った? まぁいいや、もっと抱きつかせて~えへへ~」
ギュウウ
第二話
『星の光』
おしまい
唯「どったの?」
梓(昨日のフライトで一つわかったことがある)
梓(唯先輩が指さした星。この星からは、あんなに強い星の光を観測することはできない)
梓(唯先輩、もしかしたら、もう私には二週間も時間はのこっていないのかもしれません)
梓(あなたのこの屈託のない笑顔も、あと何回みれることか……)
梓(ごめんなさい。ごめんなさい……私、また飛ばなくてはいけません)
「ごめんなさい」
唯「ほえ~? なんか言った? まぁいいや、もっと抱きつかせて~えへへ~」
ギュウウ
第二話
『星の光』
おしまい
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