元スレインデックス「おねしょしちゃったんだよ…」 上条「貸しなさい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 :
>>196
ジーンズ店主にすら給料出さないあのブラック企業がそんなことするわけないだろ
202 :
インなんとかが残念でしたね
203 :
よくも俺のステイルを
204 :
まわやな
205 :
途中で上条が無言で逃げた訳はなんだったのか聞きたい
206 = 120 :
>>205
インデックスの事故の数日前
上条「はぁ…今月も食費かさんだなぁ…」
禁書「とうまーっもうお菓子がないんだけど?!」
上条「いやー…あの…インデックスさん?」
ガブッ
ぎゃあああああ
禁書「ひどいんだよとうま!わたしが飢え死にしちゃったらどうするつもりなのかな?!」
上条「…………」(コイツさえいなければ…)イライラ
禁書「とうまー!聞いてるのかな?!」
上条「はっ…俺は何を…」(インデックスを守るって決めたのは俺じゃないか!…しっかりしなきゃ…)
ピリリリリピリリリリ
上条「ん…?母さん?」
207 = 120 :
上条「はいもしもし」
詩菜「あ、当麻さん?元気にしてますか?」
上条「ああ、おかげさまで元気です」
詩菜「まあ…そうでしょうねぇ…」
上条「え?」
詩菜「いえ、こっちの話です。それより今月の生活費振り込んでおきましたよ」
上条「助かります~」(これでもやし地獄から抜け出せる…!)
詩菜「で、通帳の残高を確認したんだけど…」
上条(やべっ…)
詩菜「あんなにあったのにゼロってどういうことですか?」イライラ
上条「す、すみません…」(インデックスの食費のせいだ…くそっ…)
詩菜「…とにかく、これからは少し節約してもらわないと…言いたくありませんけど、お父さんのお給料も5割カットでかなり厳しいんです」イライラ
上条「はい…はい…すみませんすみません」ペコペコ
詩菜「というわけで、今月から少し仕送りは減らしますからね…悪いけどうまく遣り繰りしてね」
上条「はい…えっ?」
プツッ
ツーッツーッ…
208 = 120 :
上条「…………!」
バタバタ
ガチャリ
禁書「とうまー?出掛けるの?じゃあキャラメルコーン買ってきてーっ」
上条「…………」
バタン
銀行
上条「頼む…!」
上条「おい…嘘だろ…」
「三万も減ってる…」
209 = 120 :
禁書「いっただっきまーす」ガツガツ
上条「…………」
禁書「あれ?とうま具合悪いの?もやししか食べてないんだよ?」
上条「……もやしが…好きなんだよ…」
禁書「ふーん…じゃあこのハンバーグもらうねっ」
上条(…三万浮かせるには…こうするしかない…)
上条(インデックスにはひもじい思いさせたくないし…)
上条(俺が…俺が我慢すれば…)
210 = 120 :
禁書「じゃあとうま、おやすみーっ」
上条「待て、湯たんぽ忘れてるぞ」
禁書「ありがとう!これがあるとすぐに眠れるんだよ」ニコニコ
上条「早く寝ろよー」
上条「さて、上条さんも寝ますかね…」
ぐぎゅうう…
上条「…腹減った…」
211 :
おもすれ
212 = 120 :
上条「…水…飲もう…」フラフラ
上条「ごくごく…」
上条「だめだ…全然腹にたまらねぇ…」
冷蔵庫
上条「あ…プリン…」
上条「い、いや…だめだ…これはインデックスのおやつじゃないか…」ブンブン
上条「なんで…なんで俺の金で買ったものなのに我慢しなくちゃいけないんだ…?」
上条「そうだ…インデックス…インデックスさえいなけりゃ…!」
213 = 120 :
上条「そうだ…インデックスの…あいつのせいで…」フラフラ
禁書「すー……すー……」
上条「…こいつが…こいつさえいなきゃ…俺は…」フラフラ
上条「そうだ…インデックスが…いなければ…これで…刺しちまえば……」フラフラ
禁書「うーん…すぅ…すぅ…」
上条「悪く思わないでくれよ…お前が…お前が悪いんだ…!」フラフラ
スッ…
禁書「うーん…とーまぁ…」ニコッ
上条「…!」
214 = 120 :
上条「俺は…何を…」
カランッ
禁書「すぅ…すぅ…」
上条「ぁ…あ…ごめんな…ごめん、インデックス…!俺は…っ」ボロボロ…
上条「お前を…守るって決めたのに…!なのに…っ!」ボロボロ…
上条「うわああああ……っ」
禁書「すぅ…すぅ…プリン…買ってきてよ…」
上条「ひっく…許してくれ…インデックス…!」ボロボロ…
216 = 120 :
その後も、上条は自分の食費を切りつめては浮いたお金をインデックスに使ってやった。
インデックスには辛い思いをさせたくないという一心で、自分は空腹だと音をあげる胃腸を殴りつけ、水道水をがぶ飲みし続けた。
そんな上条の苦労も知らず、インデックスは満腹になるまで食べ続け、おやつをねだる。
上条は時折沸き上がる激しい殺意を押し込めながら彼女の願いを出来る限り叶えてやった。
ただ、彼女の―――無邪気なインデックスの笑顔を見ていたかった。
ところが、間もなく彼の極限まですり減らされた精神は悲鳴を上げることとなる。
218 = 120 :
禁書「とうまあああああごめんなさいぃ~」ドンドンドンドン
ドアの向こうから聞こえてくるのは、インデックスの悲痛な謝罪。
上条「はぁ…はぁ………」
その日、帰宅した上条は信じられない光景を目の当たりにしていた。
壁にぴったり沿うように設置していたベッドが、跡形もなくなっていたのだ。
言い訳ばかりするインデックスに、遂に上条のなかの何かがぶち切れた。
上条「出てけって言ってるんだよ!」
気がつくと、彼はいたいけな少女を部屋から追い出していたのだ。
219 :
またこのパターンかよ
インデックスは美少女だから上条じゃなくても飼ってくれる人いるよ
220 = 120 :
上条が我に帰ったのは、戻ってきた彼女を再び突き放してしばらくしてからだった。
上条「俺は…一体何を…」
彼は少女を追い返したことを激しく後悔した。インデックスはどうしているだろうか。どこかの路地裏で泣いているかもしれない。
おなかをすかせて、自分の名前を呼んでいるかも…。
そう考えると居ても立ってもいられなくなって、上条は部屋を飛び出した。
221 :
>>6
クソワロタwwwwwwwwwww
>>6のおかげでレジェンドスレだなwwwwww
222 = 136 :
しえん
223 = 120 :
幸い、彼女は知り合いと一緒だった。
上条「インデックス!」
名前を呼ぶと、少女は嬉しそうに駆け寄ってきた。
よかった。本当によかった…。
そのときは心の底からそう思った。
禁書「かおり、ばいばーい」
ところが、神裂と別れてしばらくすると激しい後悔の念が沸き上がってきたのだ。
どうして迎えに来てしまったんだろう。
どうしてインデックスを見つけてしまったんだろう。
あと少しで…もう少しで自由になれたというのに…。
禁書「とうま!待ってぇ!とうま!」
気がつくと、上条は少女を置いて全速力で走りだしていた。
225 :
上条さんがお人好しすぎて狂ってる・・・
226 = 120 :
上条「はぁ…はぁ…」
真っ暗な部屋に辿りつく頃には、冬だと言うのに汗だくになっていた。
上条「やった…」
上条「やった!!自由だ!俺は自由なんだ!!あはははははははは!!!」
狂ったように笑う上条の目から止めどなく涙が溢れていた。
その涙が喜びからなのか悲しみからなのかは誰にも分からない。
恐らく、上条自身にさえも。
227 = 120 :
>>205
こんな感じです。
229 = 155 :
インデックスがほのぼのかわいいssが読みたいんだよ!
230 :
物理的に殺しに来るビリビリの方が質悪いよな
あれでツンデレとか言ってんだから可笑しいわ
231 :
磯デスクさんまじきめえwww
232 = 120 :
>>229
当麻に出会う直前
禁書「ここが学園都市…」
禁書「魔術結社から逃げ切るには最適の場所なんだよ」
禁書「それにしても見たことないものがいっぱいなんだよ!」キラキラ
禁書「それに…なんだか甘い匂いが…」
初春「う~ん!やっぱりあの店のアイスはおいしいですね~」ペロペロ
佐天「ほんとだねー!今度御坂さんと白井さんにも教えてあげようよ!」ペロペロ
初春「はい!ってわあっ」ドンッ
禁書「わあああ」キラキラ
佐天「う、初春大丈夫?!」
初春「は、はい…あの、ごめんなさい」ペコリ
禁書「それ、なんていうキャンディなのかな?!」キラキラ
初春「え…?あの…」
233 = 120 :
佐天「外人…?留学生かな?」
禁書「そのキャンディとっってもおいしそうなんだよ!!」キラキラ
初春「えっと…ジス・イズ・ア・アイスクリーン!!」バーン
禁書「あいすくりーむ?初めて聞いたんだよ!」キラキラ
佐天「通じた?!」
234 = 120 :
禁書「一口ちょうだい!!」
佐天・初春「えっ…?」
初春「えーっと、そこの角を曲がったところにお店g」
禁書「あなたのあいすくりーむ、一口もらえると嬉しいなっ」ニコニコ
初春(やべぇ…外人やべぇ…)
235 = 120 :
佐天「ご、ごめんなさい私たちちょっと急いでるんで!初春、行くよ」グイグイ
初春「はいぃ!」ダダダダ
禁書「あっ…行っちゃったんだよ…日本人って冷たいかも…」
初春・佐天「はぁっ…はぁっ…」ゼーゼー
初春「な、なんだったんでしょうかあの子…」
佐天「さぁねぇ…新手の物ごいじゃない?」
237 = 120 :
公園
ぎゅるるるる…
禁書「はぁ…おなかすいた…」
禁書「もうお金ないんだよ…」
コロコロ…
禁書「ん?ボール…?」
幼児「お姉ちゃーん、ボール投げてー」
禁書「なにしてるのかな?」
幼児「ドッジボールだよー」
禁書「どっちぼーる?なんだか知らないけど楽しそうなんだよ!仲間に入れてほしいんだよ!」
幼児「うん、いいよー」
238 :
さるよけしえんなんだよ
241 = 120 :
禁書「はぁ…はぁ…」
幼児「お姉ちゃん弱ー!」アハハ
禁書「ま、まだまだぁ!なんだy」
アナウンス『学生の皆さん、最終下校時間です』
幼児「あ、帰る時間だーお姉ちゃんじゃあねー」
禁書「えっ?帰っちゃうんだよ?」
幼児「ばいばーい」
禁書「…ばいばーい…」
242 = 120 :
ぎゅるるる…
禁書「うう…遊んだらますますおなかすいたんだよぉ…」トボトボ
自販機「毎度ありー!」
禁書「?!」
「は、箱がしゃべったんだよ?!」
自販機「こんちはー!お姉ちゃん、なんかこうてってやー」
禁書「さ、さすが学園都市なんだよ…なんかピカピカ光ってるし…」
ぐきゅー…
禁書「そうだっ!この箱にお願いすればいいんだよ!」
243 = 120 :
禁書「くださーいなっ」
自販機「姉ちゃん、お金入れてくれんと売れへんのやー」
禁書「お金?」
自販機「せや」
禁書「お金…ないんだよ」
自販機「…………」
禁書「でも…でもとってもおなかがすいてるんだよ…ひとつだけでいいんだよ」
自販機「…………」
禁書「どうして黙っちゃうのかな?!こんなに沢山あるんだからひとつくらいいいじゃない!!」ドンドン
?「ちょっと、何してるの?」
244 = 224 :
しえん
245 = 120 :
禁書「この箱がくれないんだよ!ひとつだけでいいのに!」
美琴「??」(えーっと…きっとお金を入れたのにジュースが出てこなかったのよね)
美琴「ああ、ちょっと下がってて」
禁書「?…うん!」
美琴「っしゃぁおらあああああ!!」ビシィッ
自販機「わーん酷いわぁー」ゴトゴト
禁書「すごいすごーい!いっぱい出てきたんだよ!!」
美琴「はい、山分けね」
禁書「ありがとうなんだよ!やっぱり日本人は優しいんだよ!」
自販機「姉ちゃんら酷いわーそんなことされたら商売あがったりやでー」ウワアアン
246 = 121 :
自販機青ピだろ
250 = 120 :
禁書「ありがとうー」
美琴「じゃあね~」
トコトコ
禁書「助かったんだよ!これだけあればおなかいっぱいに…って」
禁書「これ…全部飲み物かも…」
みんなの評価 : ★★
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