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元スレ芳佳「私達10人」
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エーリカ「う、うん……説明するよ」
エーリカ「私は、昨日禁固室に閉じ込められてから……一度眠ったんだ」
エーリカ「目が覚めたのは15時ごろかな……小窓の下に、食事があったよ」
シャーリー(私達が食事を差し入れた時か……)
シャーリー(返事は無かったが……やはり、ハルトマンは眠っていたんだな)
エーリカ「あんまり食べる気になれなくて……」
エーリカ「しばらくはベッドに横になって、ぼーっとしていたんだ」
エーリカ「二度寝しようかどうか、考えていたよ」
エーリカ『えっと……、19時、少し過ぎたころだったかな……』
~~~~~~~
エーリカ『私が、部屋で物思いに沈んでいたら――』
――禁固室の扉付近で、音が聞こえたんだ。
鍵が回るような音だったから、たぶん……あの時――
私は警戒しながら扉に近づいたよ。呼びかけても答えは無かった。
そして、差し入れ用の小窓から覗いた時――
誰かが、走り去っていく足音を聞いたんだ。
ゲルト『……足音、だと?』
うん……だから、あわてて外へ出てみたんだけど。
でも、誰もいなくて――、……。
シャーリー『……待った!』
シャーリー『外に出た? だって?』
シャーリー『鍵は、―――開いていたのか?』
~~~~~~~~~~~
う、うん。
たぶん……外にいた人が、外側から鍵を開けたんだと思う。
私は、内側の施錠を外しただけだよ――
シャーリー『……そして、外側から禁固室の鍵を使って、再び施錠したんだな?』
うん……みんなの処に、一旦戻ろうと思ったから……
私が鍵を持っていないのは、おかしいからね。元の状態に戻そうと思って。
これが、その時の鍵だよ。
ミーナ『……ええ』
ミーナ『禁固室の鍵――確かに回収したわ』
そして、廊下に出た時――
『サーニャ』と、出会ったんだ。
ゲルト『……サーニャ…か』
芳佳『その人形、――ですかぁ?』
うん。廊下の真ん中に、落ちていたんだ。
始めはエイラが置いていってくれたのかな……と思ったんだけど……
エーリカ『これを見て……怖くなっちゃって……』
ミーナ『……!』
ゲルト『……それは……血か!』
そう、この人形――背中にべったりと血の跡があるんだ……
拾い上げてからこの事に気付いて……考えていたら
――遠くの方で、銃声が聞こえたんだ。
ゲルト『……銃声』
シャーリー『おそらく、リーネの事件だろう』
シャーリー『……それを聞いたお前は?』
もちろん、みんなに合流しようとしたさ……
でも、人形の血の事もあるし、少し悩んでいたよ
そうしたら、みんなの方からこっちへ歩いてくるじゃないか…
わ、私……怖くなって、隠れちゃったんだ
>>461
逆裁3をやってて思いついたらしいから、オカルトが介入してもなんらおかしくはないさ
逆裁3をやってて思いついたらしいから、オカルトが介入してもなんらおかしくはないさ
━━ ミーナ『どうして……フラウ…!』 ━━
━━ 芳佳『な、なんでですか! 出られないはずじゃ……』 ━━
━━ ゲルト『あいつは……逃げたんだ……』 ━━
出るに、出られなくなっちゃってさ……
なんせ、血にまみれたサーニャを持ってるんだもん
どうしようかと思ったんだけど……みんな、司令室に立て籠もっちゃって……
たまに側にまで行ったんだけど――
ミーナに見つかるのが怖くて、踏み切れなかったんだよ。
ミーナ『ええ……』
なんかさっきの雰囲気が抜けない
シリアスな場面なのにニヤニヤしてしまう
シリアスな場面なのにニヤニヤしてしまう
ミーナ『時折、気付いていたわ。……能力の届くギリギリの範囲……』
ミーナ『誰かが、触れたような…妙な感覚があったもの』
ミーナ『そんな芸当ができるのは、私の能力を熟知してる、貴方ぐらいの者よね』
ミーナ『フラウ……』
ゲルト『中佐……気付いていたのか?』
ミーナ『……ええ。そして、ハルトマン中尉が犯人で有ると――その時は確信したわ』
ミーナ『でも、……そうすれば、この中に共犯者がいる事になる』
ミーナ『食料が少なくなった機械に……怪しい二人を部屋から出して、様子を見る事にしたの』
ミーナ『共犯者を炙り出すために……ね』
芳佳「……」
芳佳「でも、あれって、危険なことじゃないんですかぁ……」
芳佳「もしもバルクホルンさんかシャーリーさんが共犯なら……もう一人が……」
ミーナ「……そうね」
ミーナ「でもね、宮藤さん、聞いてくれる?」
ミーナ「私達はミステリーの登場人物じゃない……ここは戦場なの」
ミーナ「5人いて、2人に上官殺しの容疑が掛かったら……」
ミーナ「その少数全員を始末してしまう――それだけの事よ」
ミーナ「……疑わしき者を全て罰せれば、残るのは正しい者だけでしょう?」
ゲルト「――それも、カールスラントの、軍則に乗っ取る物だ」
ゲルト「……異論はない」
芳佳「でも、あれって、危険なことじゃないんですかぁ……」
芳佳「もしもバルクホルンさんかシャーリーさんが共犯なら……もう一人が……」
ミーナ「……そうね」
ミーナ「でもね、宮藤さん、聞いてくれる?」
ミーナ「私達はミステリーの登場人物じゃない……ここは戦場なの」
ミーナ「5人いて、2人に上官殺しの容疑が掛かったら……」
ミーナ「その少数全員を始末してしまう――それだけの事よ」
ミーナ「……疑わしき者を全て罰せれば、残るのは正しい者だけでしょう?」
ゲルト「――それも、カールスラントの、軍則に乗っ取る物だ」
ゲルト「……異論はない」
芳佳「そ、そんな……」
エイラ「……」
エイラ「……だから、だな」
エイラ「だから、サーニャは死んだんだよ……」
エイラ「その馬鹿げた軍則……規則、…――お前達の、せいで」
エーリカ「エイラ……」
シャーリー「……」
シャーリー「話を、続けてもらえるか、ハルトマン」
未だに実はサーニャが生きてて最後に出てくると信じてやまない俺がいる
エーリカ「……うん。それから、……特に行動はしなかった」
エーリカ「途中、トゥルーデ達が食堂に向かって行ったけど、流石に付いては行かなかったよ」
エーリカ「あの時のトゥルーデに会ったら……言い訳出来る、自信が無いや」
ゲルト「……」
エーリカ「それから……ずっと、みんなの後をつけてたんだ」
エーリカ「みんながエイラの服を取りに戻ったのは確認出来たし……」
エーリカ「その後、シャーリーを追いかけて会議室に入っていったから」
エーリカ「私は扉の処で、立ち聞きさせてもらってたよ……」
ミーナ「私がそれに気付いたのは……エイラさんとシャーリーさんが言い争い始めたあたりからね」
…………。
ゲルト「ハルトマンの行方不明の状況は、理解した……」
ゲルト「然し……以前、何も状況は変わらないぞ」
ゲルト「容疑者が全て出そろった……と、言う事以外にはな……」
エイラ「……」
エーリカ「……」
ミーナ「この際、……エーリカとエイラさんをこの場で拘束して、」
ミーナ「私達が先に脱出してから迎えに来る――と云うのも一つの手なんだけど」
ミーナ「エイラさんの犯行は……まだ立証されていないわ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ミーナ「シャーリーさんには、まだ、言うべき事があるのよね?」
シャーリー「ああ」
シャーリー「エイラ……私は、お前に罪を認めて……償って欲しい」
エイラ「……」
シャーリー「これは、その為の……最後の勝負だ」
シャーリー「ハルトマンだけでなく……お前にも、犯行が可能だ、というな」
エイラ「……っ」
シャーリー「心して聞け」
シャーリー『エイラ・イルマタル・ユーティライネンこそ、この事件の真犯人である!』
シャーリー『まず、問題となるのは、二つの事件――』
シャーリー『リーネ銃撃事件、及びに、ルッキーニ殺害事件……』
シャーリー『この視点から、事件を追拾していく!』
【巡回中】 【死亡?】
ゲルト ミーナ ルッキーニ
╋━╋==╋━╋開放╋━╋╋━╋開放╋━╋==╋━╋
┃ 鍵B エ. ┃┃ ┃
┃ イ .┃┃ .犯人 ┃
┃ ラ ┃┃ 銃 リーネ ┃
┃ ┃┃ ┃
┃ エイラの寝室 ┃┃ シャーリーの寝室 ┃
━━┻━━━━━━━╋錠╋━┻┻━━━━━━━╋錠╋━┻━━
扉B 扉A
━━━━━━━━━━━━━━廊下━━━━━━━━━━━━━━
【禁固室】 【談話室】
ハルトマン サーニャ 芳佳 シャーリー
シャーリー『まずは一つ目……『サーニャの行方不明』に目を付けようじゃないか!』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
逆にこれ書いてるのペリーヌさんなんじゃね
財産すっからかんになったからミステリー作家デビューとか
財産すっからかんになったからミステリー作家デビューとか
シャーリー『サーニャが一人で出歩くはずがない……ことは、』
シャーリー『もはや誰の目にも明白だ』
シャーリー『つまり、……誰かが禁固室の前、ハルトマンの元まで、届けた事になる!』
エイラ『……』
エイラ『……それが、私だって言うのか……?』
シャーリー『そうだ』
シャーリー『お前は、16:00過ぎに私達と別れてから……禁固室の鍵を開けに戻った』
シャーリー『金庫室前で見つかったサーニャの人形が、何よりの証拠だ』
エイラ『……』
エイラ『まだ、駄目だな。―― 一つ、証言をするぞ』
エイラ『私は……そうだな、禁固室前には行っていない』
エイラ『……そもそも、部屋からは出ていないんだ…』
シャーリー『ならば、サーニャの消失を、どう説明付けるつもりだ……』
シャーリー『お前は、確かに証言したさ。寝る前にはサーニャがいた、とな……』
エイラ『……』
エイラ『……そこ、だよな……』
エイラ『私の部屋のガラスは……割れていたんだろう?』
シャーリー『……!』
>>484
橋のためか
橋のためか
エイラ『なら、話は簡単だ』
エイラ『ハルトマンは、……私のサーニャを盗み出したんだよ』
エイラ『リーネを殺した時にな!』
ハルトマン←─┐
│┌───────┐
╋━╋==╋━╋││╋━╋╋━╋ |╋━╋==╋━╋
┃ 鍵B エ. ││ ┃┃ | ┃
┃ イ └┘ ┃┃ ②└────┐ ┃
┃ ラ サーニャ③ .┃┃. 銃 リーネ │ ┃
┃ ┃┃ │ ┃
┃ ┃┃ │ ┃
━━┻━━━━━━━╋─╋━┻┻━━━━━━━╋①╋━┻━━
扉B 扉A│
←西階段 談話室→
━━━━━━━━━━━━━━廊下━━━━━━━━━━━━━━
①ハルトマンはリーネと共に部屋に入り、殺害後、もしくは前に扉を内側から施錠
②リーネ殺害後、銃をその場に放置し、窓から逃走
③エイラの寝室に侵入(窓を破壊?)、サーニャを持ち去る
シャーリー『……』
シャーリー『……なら、……ハルトマンの禁固室の鍵は、』
シャーリー『誰が開けた、と説明出来るんだ?』
エイラ『……一人、いるだろ? こんな事しそうな奴が』
エイラ『行方不明になって、翌日死体で見つかった……』
シャーリー『……ルッキーニ、か……』
~~~~~~~~~~~
エイラ『そうだ! ルッキーニが禁固室の鍵を開けたんだ!』
エイラ『そして、その後ハルトマンに殺されたんだな!』
エーリカ『……でもさあ、明らかにおかしいじゃん』
エーリカ『私が犯人だとしても……なんで、エイラの部屋に忍び込んで、』
エーリカ『サーニャを盗む必要があるんだよー』
エイラ『……』
エイラ『……サーニャはみんなに愛される存在だからな』
エイラ『盗まれたっておかしくはないさ……』
ミーナ『……エイラさん? 真面目に発言してくれるかしら』
ミーナ『今のはかなり心証が悪いわよ……?』
ゲルト『……』
シャーリー『残念だが……さらに、心証が悪くなるであろう一手がここにあるのさ』
エイラ『……!』
シャーリー『人形に付いていた……血痕、だ』
シャーリー『エイラ……これは、一体、誰の血……なんだろうな?』
エイラ『……それはもちろん……ルッキーニの……』
エイラ『……!』
シャーリー『そう、ルッキーニの血だ』
シャーリー『ならば、どうなるかな? エーリカが犯人だとすれば……』
シャーリー『少し、……つじつまが会わなくなるんじゃないのか?』
あ、あなたたち…!ちょっと失礼ですわよ…!
だいたい私は名門ガリア貴族のエリートウィッチペリーヌ・クロステルマンさんなどこれっぽっちも知りませんわ…!
だいたい私は名門ガリア貴族のエリートウィッチペリーヌ・クロステルマンさんなどこれっぽっちも知りませんわ…!
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