私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ芳佳「私達10人」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★★×4
レスフィルター : (試験中)
【3Day 11:00 会議室】
扉の向こうから現れた少女――
この事件の最有力容疑者、であり、最後の鍵を握る登場人物である。
悲劇の最終場面にて登場する者は、二通りの配役しか許されない。
その心は悪魔か、天使か。
エーリカ・ハルトマンで、あった。
そして、その胸に抱かれた、ネコペンギン――
エイラが『サーニャ』と名付け、肌身離さず持ち歩いていた人形である。
「ただいま」
芳佳「お、おかえりなさい……」
ゲルト「貴様っ……」
エーリカ「……ただいま、トゥルーデ」
エーリカ「ほんとなら、もっと早く――みんなの前に姿を見せたかったんだけどさ」
エーリカ「……ごめん」
ゲルト「……馬鹿者」
ゲルト「お前は……今更顔を出して……」
ゲルト「……何のつもりだ…」
エーリカ「……トゥルーデ」
ゲルト「……」
ゲルト「……生きていてくれて……良かった…」ポロポロ
ゲルト「エーリカ……」
ミーナ「やはり……貴方だったのね。フラウ」
ミーナ「今まで……どこで何をしていたのか、聞かせてくれる?」
エーリカ「……はい!」
エイラ「……」キッ
ゲルト「……」
芳佳「……」
シャーリー(ハルトマン……だと……)
シャーリー(エイラの証言次第では……ハルトマン犯人説を押し切られる可能性もあったが…)
シャーリー(どうやら……勝機が見えてきたな……!)
エーリカ「まず……私が禁固室に閉じ込められて、」
エーリカ「そこから出るまで、がいいのかな?」
ゲルト「いや……その前に、少し」
ゲルト「坂本少佐が殺害された夜のおかしな起床について……説明しろ」
ゲルト「お前が、――『偶然、早く起きる』など、有り得ないのは周知の事実だ」
ゲルト「お前が早く目覚めた理由――知りたいものだな」
シャーリー(前日の、『朝が早いハルトマンの謎』……)
シャーリー(……聞いて置くにこしたことはないのかな?)
シャーリー「ハルトマン、教えてくれ。疑問は少ない方が良いのは事実だ」
エーリカ「……」
見てないけどどうせペリーヌをハブって笑いをとるやつなんだろ?
エーリカ「え、えーっと……」
エーリカ「ちょっと言いにくいことなんだけどさー……」
ゲルト「事件に関係無くとも、重要な事だ」
ゲルト「話せ、ハルトマン」
芳佳「教えて下さい、ハルトマンさん……!」
エーリカ「わ、わかった、話すよぉ……」
エーリカ「その……ミヤフジに……起こされたんだよぉ……」
芳佳「えっ!」
エーリカ「ミヤフジは寝惚けてただけかもしれないけど……」
エーリカ「宮藤はさ……私の事リーネと間違えたんだとは思うんだけど……」
エーリカ「後ろからいきなり抱きついてきて……」
シャーリー「……」
ミーナ「……」
宮藤「え? え?」
エーリカ「私の胸をさすりながらずっと耳元でごそごそ言ってるんだもん……」
エーリカ「もう……寝ていられないよ……」
芳佳「ふ、ふえぇ? わ、私……」
エイラ「……」
ゲルト「……」
エーリカ「後ろからいきなり抱きついてきて……」
シャーリー「……」
ミーナ「……」
宮藤「え? え?」
エーリカ「私の胸をさすりながらずっと耳元でごそごそ言ってるんだもん……」
エーリカ「もう……寝ていられないよ……」
芳佳「ふ、ふえぇ? わ、私……」
エイラ「……」
ゲルト「……」
エーリカ「ミヤフジが……私の胸を弄ぶから……」
エーリカ「もう、起きるしか無くなっちゃって……」
ミーナ「……」
シャーリー「宮藤に胸を触られたせいで、目が覚めてしまったと言う事か?」
シャーリー「確かに……宮藤はそんなとこもあるが……」
シャーリー「何と言うか……うん……」
芳佳「え、ええええ、そ、そんななここここととと!!」
エーリカ「最後の方は、ミヤフジが、こうやって足を絡めてきてさー……」
エーリカ「もう……ほとんど…無理矢理……」
ゲルト「ほう……」
エーリカ「中半……、その、目が冴えちゃって……」
ゲルト「……」
ミーナ「宮藤さん?」
芳佳「違いますっ! そんな事しませんっ!」
芳佳「女の子同士で、その、おかしいじゃないですか!」
芳佳「人の胸を揉むなんて……そんな、そんな事するわけがありません!」
芳佳「別にハルトマンさんの胸に興味がないわけじゃありませんけど、そこまではしません!」
芳佳「仮にもしもそんな事があったとしても、私は寝ていて無意識だったんです!」
芳佳「私はそんな趣味ありませんし、その、誤解しないで下さい!」
芳佳「いや、そもそも私、寝相悪くなんてありませんから! 無罪です無罪!」
ゲルト「……なに、後で実際に確かめてみれば良いことだ」
芳佳「う、あうう……」
ゲルト「……」
ミーナ「宮藤さん?」
芳佳「違いますっ! そんな事しませんっ!」
芳佳「女の子同士で、その、おかしいじゃないですか!」
芳佳「人の胸を揉むなんて……そんな、そんな事するわけがありません!」
芳佳「別にハルトマンさんの胸に興味がないわけじゃありませんけど、そこまではしません!」
芳佳「仮にもしもそんな事があったとしても、私は寝ていて無意識だったんです!」
芳佳「私はそんな趣味ありませんし、その、誤解しないで下さい!」
芳佳「いや、そもそも私、寝相悪くなんてありませんから! 無罪です無罪!」
ゲルト「……なに、後で実際に確かめてみれば良いことだ」
芳佳「う、あうう……」
ゲルト「宮藤、確かめるために今夜は一緒に寝るぞ。これは命令だ」
どうどうと空中でシャーロット・E・イェーガー大尉の胸を揉んだのはどこの誰でしたかな?
芳佳「ハルトマンさん……!」
エーリカ「ごめんミヤフジ……あんまり、言いたくなかったんだけど……」
エーリカ「そういう、事なんだ……」
芳佳「でも私……憶えてないですし……」
エーリカ「う、うん……私も、忘れる……」
エーリカ「犬に噛まれたと思って……忘れるさ……」
芳佳「……」
シャーリー「…」
ミーナ「…」
ゲルト「…」
エイラ(なんだこの空気)
エーリカ「ごめんミヤフジ……あんまり、言いたくなかったんだけど……」
エーリカ「そういう、事なんだ……」
芳佳「でも私……憶えてないですし……」
エーリカ「う、うん……私も、忘れる……」
エーリカ「犬に噛まれたと思って……忘れるさ……」
芳佳「……」
シャーリー「…」
ミーナ「…」
ゲルト「…」
エイラ(なんだこの空気)
エーリカ「だからその……六時頃開放された時に……」
エーリカ「しかえしに、ミヤフジを起こしてやったんだようー……」
芳佳「……」
芳佳「……しかえし?」
エーリカ「へ!? あ、いや、その……さ」
エーリカ「……胸を……」
エーリカ「……」
芳佳「……」
芳佳「ハルトマンさんの……えっち」
エーリカ「あぅ……」
エーリカ「ち、ちがうよ、私、そんな……」
エーリカ「……」
芳佳「……」
エーリカ「……」
エーリカ「その、……芳佳の胸も、柔らかかったね……」
芳佳「………もう……」
ゲルト「……」
ゲルト「おいエーリカ、それはどういう事だ。――詳しく話せ」
ミーナ「トゥルーデ、落ち着きなさい。……フラウ、話を戻しましょう」
エーリカ「私が夜に一度外出したのは……あの時説明した通り……」
エーリカ「トゥルーデが返ってきていると思って、自分の部屋に戻ったんだよ」
シャーリー(エーリカが部屋から出たのは、0400時以降が確定……)
シャーリー(およそ犯行時間であろう0000-0200時とは、無関係か……・)
エーリカ「またミヤフジの部屋に戻った時は……ミヤフジに捕まって、朝までずっと……」
芳佳「……」チラッ
シャーリー「あー、……」ゴホン
シャーリー「ともかく、これで初日の怪しい行動が解ったな」
ミーナ「然し……アリバイ外の行動だから…」
ミーナ「重要になるのは、二日目からの行動ね」
前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
みんなの評価 : ★★★×4類似してるかもしれないスレッド
- 上条「百合子?」 (771) - [27%] - 2011/3/28 9:46 ★★★
- 妹「私が妹だよ」 (847) - [27%] - 2011/9/15 11:00 ★★
- 千早「うっうー!」 (122) - [24%] - 2012/7/11 4:15 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について