元スレ俺「どっかに女が転がってね―かな・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
502 = 466 :
アナウンス「まもなく・・・駅・・・」
女「もうすぐ着くよ」
俺「電車の中が暖かくて眠くなる」
女「寝たら置いていく」
俺「だ、大丈夫です」
女「終点まで行っちゃえ」
俺「見捨てるなんてひどい・・・こっちのこと全然わからないのに」
女「携帯に連絡いれればいいじゃない」
俺「それもそうか」
503 = 466 :
俺「ここが女のホームタウン」
女「そんなに大したものもないけど」
俺「すーはーすーはー」
女「え、なにそれ」
俺「同じ空気を吸っている」
女「変わらないって」
俺「雪って食べられる?」
女「食べちゃだめ」
504 :
いいのう
505 = 466 :
女「来たはいいけど、何もすることがないんだよね」
俺「ぶらぶらするだけでいいよ」
女「そんなことで満足しちゃうの?」
俺「悪い?」
女「ずいぶんしあわせな人だと思って」
俺「褒められてるのかな、それ」
女「最上級の褒め言葉」
俺「じゃ、素直に受け取っておく」
506 = 466 :
俺「雪積もってる」
女「街中から比べるとね」
俺「真っ白なところに自分の足跡を残すのって楽しい」
女「そう?」
俺「あと雪に倒れこむのとか」
女「えいっ」
俺「わ・・・押すな」
女「やりたかったんでしょ?」
507 = 466 :
俺「楽しい・・・俺の型が残ってる」
女「子どもか」
俺「冷たい」
女「長いことやったら風邪引くよ」
俺「来いよ」
女「誘われた」
俺「いいから」
女「やめ・・・きゃあ」
508 = 466 :
俺「ふう・・・童心に返った気がする」
女「こういうのもたまにはいいかも」
俺「眠い」
女「寝るな・・・寝たら死ぬ!」
俺「もうむりそうです隊長・・・」
女「がんばれ!あとで救助がくるから・・・」
俺「すみません・・・隊ちょ・・・」
女「俺く・・・俺くぅぅぅん・・・」
509 = 466 :
女「・・・う・・・最後まで手を煩わせおって」
女「助けられなくて・・・すまない・・・」
女「隊長としてできることを精一杯してやろう」
女「安らかに眠れ・・・アーメン」
女「・・・・・・」せっせっ
俺「雪をかけるな」
女「・・・・・・」せっせっ
俺「俺死んでないから!埋めないで!」
510 :
何このバカップル
511 :
くそお
512 = 489 :
スチコ「バカップルが滑って落ちてこけろ!」イライラ
513 = 466 :
女「やりすぎた」
俺「寒い」
女「温めてあげようか?」
俺「愛の力で」
女「その程度の力では雪は解けない」
俺「その程度って・・・」
女「もっとかけてやるぅ」
俺「顔はやめて・・・凍傷になります・・・」
514 = 466 :
女「ごめんごめん。冷たかったね」
俺「痛い・・・もっと優しくやって?」
女「女子か」
俺「肌の皮膚は薄くてデリケートなんだから」
女「手袋とったらしもやけになるもん。もう、しょうがない」
俺「冷たすぎて感覚ないよ」
女「ん・・・」
俺「キスはわかる不思議」
515 = 466 :
女「くしゅん」
俺「寒いな、けっこう本気で」
女「雪ほろって」
俺「俺にやらせるのかよ」
女「あたし手がかじかんでるから」
俺「ほろうって何?」
女「え、方言?」
俺「そうか」
516 = 489 :
ほろうって方言なのか•••@宮城
517 = 466 :
女「歩き始めたはいいけど、することがないんだよね」
俺「本当何でもいいよ」
女「選択肢がないと困るなあ」
俺「きっとそのうち見つかるはず。そういえば歩道の端に雪山がずっと続いてる」
女「除雪が入るとこうなるの」
俺「登っていい」
女「危ないからだめ」
俺「いいじゃん」
女「危険だから登っちゃいけませんって小学校の時に注意されたもん」
518 = 466 :
女「戻ろっか」
俺「もう?」
女「うん。札幌にいた方がいろいろできるし」
俺「そうか・・・」
女「電車もちょうどありそうだし」
俺「あっ待って!やり残したことがある」
女「何?」
俺「終わるまで見ないで・・・」
>>516
ちょっとググってみたら方言だって書いてた
普通に使う?
519 = 489 :
>>518
使うよ
ほろって、ほろえよ、ほろう、ほろわなきゃ
と色々
520 = 466 :
女「まだ?」
俺「あとちょっとだから」
女「暇」
俺「できた!これ女の分」
女「雪・・・だるま?」
俺「ちゃ~ら~らららら~らららら~♪」
女「冬ソナ? 古いな・・・ちゅっ」
俺「やってみたかったんだって」
521 = 466 :
俺「ちなみに指輪は入っていない」
女「なあんだ」
俺「がっかりしないで」
女「そういえば、前にもらったやつつけてるよ」
俺「本当だ。おそろい」
女「いつ見てもかわいくないな」
俺「じゃあ次のは選んで」
女「いらない。これが大切だから」
>>519
なるほど、同じだ
522 = 466 :
俺「ふう・・・満喫した」
女「ただ寒いだけだったね」
俺「なかなか面白かったよ」
女「それならよかった」
――――
俺「次の電車までもうちょっとあるな」
女「あれ・・・」
俺「どうかした?」
女「しっ!」
523 = 466 :
女「あのひと絶対高校の時の同級生」
俺「地元だもん、会うよな」
女「気まずい」
俺「そうか?」
女「そうでしょ! 男なんか連れて」
俺「いいじゃん。 『え、このひと?あたしの彼氏~いいでしょ~うふふ』って」
女「い―や―」
俺「彼氏として紹介してくれないの?」
女「したいのは山々なんだけど・・・」
524 :
525 = 466 :
女>1「あれ?もしかして・・・」
女「あ、女1ちゃん?」
女>1「久しぶりだね~」
女「本当!高校卒業して以来かな?」
俺(うわ、しらじらしい)
女>1「こっちのひとは?」
女「え、あ、親戚。今遊びにきてるんだ」
女>1「初めましてぇ。あたし高校の時同じクラスだったんです」
女「・・・・・・」ギロリ
俺「あ、初めまして・・・?」
526 = 466 :
女>1「これからどこ行くの?」
女「札幌に行こうと思って」
女>1「あたしもそうなの!一緒に行かない?」
女「そ、そうね」
女>1「お兄さんすみません、お邪魔してしまって」
俺「いえいえ・・・」
俺(お兄さん・・・なんて素晴らしい響き!!!)
女>1「お兄さんはどちらからいらしたんですか?」
俺「えっと関東から・・・」
527 = 466 :
女>1「お兄さん、体調崩してないですか? 寒いから」
俺「今のところはね。女1ちゃんは優しいね」
女>1「そんなことないですよぉ。あ、かわいそう手が赤くなってる」
俺「これ?雪で遊びすぎたんだ」
女>1「冷た―い」
俺「あ、触ったら女1ちゃんの手が冷たくなっちゃうよ」デレデレ
女「・・・・・・」イライラ
女>1「えへへ」
528 = 462 :
静岡だがほろうなんてしらないな
529 = 466 :
女>1「お兄さんって・・・」
俺「うん・・・で・・・から・・・」
女(早く着いて!あたしこの女大嫌いなの!!!)
女>1「女ちゃんどうしたの?こわい顔してるよ」
女「な、何でもないよ」
女>1「さっきから何も話してないし・・・」
女(そっちが一方的に俺くんに話しかけてるんでしょ!)
俺(絶対怒ってる・・・)
ちょっと離れる
530 :
女が最初泣いてたのはなんだったの?
531 = 489 :
顔は中の上~上の下あたりか「俺」は
532 :
そんな顔で彼女ほしいとかいってたのかしねよ
535 = 466 :
女>1「お兄さん、おいしいもの食べました?」
俺「ラーメンとか?」
女>1「あたしいいお店知ってますよ!連れて行って・・・」
女「あ、着いたね。じゃあこれで!」
女>1「もうちょっとお話しない?」
女「これから用事があるのよ!ごめんね」
女>1「そうなんだぁ・・・お兄さんまた」
俺「ま、またね」
女>1「許せない・・・あいつに彼氏なんて・・・」
536 = 466 :
俺「ごめん」
女「なんで謝るの?」
俺「怒ってるだろ?」
女「怒ってない!」
俺「だからごめんって」
女「怒ってないって言ってるでしょ」
俺「じゃあなんだよ!」
女「放っておいて!」
537 = 466 :
俺「・・・行きやがった」
俺「一体俺がどうしたって言うんだ」
俺「ただ話してただけなのに」
俺「はあ・・・また面倒くさいことに」
俺「しょうがないヤツだ」
俺「俺そんなに楽しそうだったか?」
俺「今追いかけてもキレられそうだし」
俺「そっとしておくか」
538 = 466 :
女「何なのよあいつ、突然現われて!」
女「あの女のせいで俺くんと喧嘩するなんて最悪」
女「あたしあの女がずっと大嫌いだった」
女「ひとの持ち物を全部調べ上げて羨ましがるふりをして、陰ではねちねちと妬んで」
女「はあ・・・もうやだ。落ち着きたい」
女「今のままじゃ俺くんにぐちぐち言っちゃいそうだし」
女「ごめんね俺くん」
女「もう少ししたら連絡するから・・・」
539 = 466 :
女>1「あれ、お兄さんじゃないですか」
俺「あ、さっきの」
女>1「女さんは?」
俺「あ、急用を思い出したって言って・・・」
女>1「お暇ですか?」
俺「まあ・・・」
女>1「じゃああたしと遊びませんか?」
俺「い、いや・・・きみも用事あるんでしょ?」
女>1「いいんです。ちょっと早めにきたので。さ、行きましょう」
540 :
女1ぶっ潰す 本気でバラバラにする 奈落の底に葬りさる
おい 俺様に女1への処罰の許可を
541 = 489 :
>>540
いいお
542 = 540 :
でもどうやればいいんだ
543 = 466 :
女>1「スタバでも入りましょ」
俺「うん・・・」
女>1「お兄さんって女ちゃんの彼氏ですよね?」
俺「えっ・・・?」
女>1「だって同じ指輪してたし。わかりますよ」
俺「ばれてたか・・・」
女>1「あのこどうですか?」
俺「まあそこそこかわいいと思うし、今しあわせかな」
女>1「へぇ・・・」
544 = 466 :
女>1「でもあのこ、高校の時すごかったんですよ。知ってました?」
俺「いや、何も」
女>1「特別に教えてあげます!」
俺「あ、ありがとう」
女>1「まず、魔性の女ってことで超有名でした」
俺「初耳」
女>1「大人しそうに見えてなかなかのやり手でしたよ?」
俺「ふ、ふ―ん・・・」
女>1「最高で・・・たしか5人と同時に付き合ってたんですよ」
545 = 489 :
女の顔中の中~上の下くらいかこれで処女てwww
546 :
これは俺が男を上げるフラグ
547 = 466 :
女>1「それからぁ・・・すごく奔放でした」
俺「何に?」
女>1「大きい声じゃ言えないですけど、性に関して」
俺「えぇ?」
女>1「なんて言うんですか、ヤリマン・・・みたいな」
俺「本当?」
女>1「してくれれば誰でもいいって感じで」
俺「嘘だろ?」
548 :
処女だって言ってたじゃないか!
女1に耳をかすな!
549 = 466 :
女>1「まあでもそれは、全て彼女のせいじゃないと思うんです」
女>1「両親からあんまり愛を受けられなかったみたいで」
女>1「その分男の人に求めちゃったわけです」
女>1「それってかわいそうだと思いませんか?」
女>1「この話を聞いてちょっと悲しくなっちゃったと思いますけど」
女>1「変わらず彼女を愛してあげてくださいね」
女>1「あたしからのお願いです」
俺「・・・うん」
550 = 466 :
女>1「あ、時間だ」
俺「・・・・・・」
女>1「聞いて・・・ます?」
俺「あ、うん。ごめん」
女>1「待ち合わせの時間がきちゃったので、あたし行きますね」
俺「そうか・・・今日はありがとう」
女>1「こちらこそ。それでは」
俺「うん・・・じゃあ」
女>1「あんな女に彼氏なんていらないんだよ」
みんなの評価 : ★★
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