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元スレ宗介「こちらウルズ7、常盤台中学の潜入に成功した」
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美琴「護衛会社?アンタ学生じゃないの?」
宗介「ああ、学生だがこれでも苦学生なのでな。副業として護衛会社を設立した
長点上機にいる相棒と……もう一人妙な相棒
とにかく3人で経営している」
アル《妙な相棒とは私のことでしょうか?》
宗介「アル……勝手に通信をするなとあれほど――」
美琴「アルって……さっきのトランザム?」
宗介「……!!」
アル《私がミス御坂をここに送り届けました》
美琴「なるほど。見るからに怪しいと思ってたらアンタ繋がりだったわけね
で?アンタら護衛会社が何で私なんかを護衛に?誰の依頼?」
宗介「それが……依頼主がわからないんだ。これを」
そう言って宗介が1枚の写真を取り出す
宗介「ああ、学生だがこれでも苦学生なのでな。副業として護衛会社を設立した
長点上機にいる相棒と……もう一人妙な相棒
とにかく3人で経営している」
アル《妙な相棒とは私のことでしょうか?》
宗介「アル……勝手に通信をするなとあれほど――」
美琴「アルって……さっきのトランザム?」
宗介「……!!」
アル《私がミス御坂をここに送り届けました》
美琴「なるほど。見るからに怪しいと思ってたらアンタ繋がりだったわけね
で?アンタら護衛会社が何で私なんかを護衛に?誰の依頼?」
宗介「それが……依頼主がわからないんだ。これを」
そう言って宗介が1枚の写真を取り出す
美琴「私の……写真……?」
宗介「ああ、送り主も不明でこの写真と『この子をしばらく護衛するように』という文面のみ
君が有名人だったのは幸運だったが、今思えばこれは……」
美琴「あの子たちの可能性があると?」
宗介「そうだ。それなら名前を言わなかったのにも納得がいく
どうだ御坂?妹達とやらには狙うだけの価値があったりするのか?」
美琴「あの子たち単体には……失礼ではあるけど能力的な商品価値はないわ
あるとすれば……あの子たち全体の“価値”」
宗介「??」
美琴「ミサカネットワークって言ってね。あの子たちは自分の脳波を電波として飛ばして
1つの巨大なネットワークを形成しているの。そこでは情報を共有が可能ってわけ
クローン体と学習装置で整理された『同一の脳波』だからこそ出来る芸当よ」
“情報の共有”という部分に宗介は引っかかった。
このシステム、根本的な部分は違えどどこかオムニ・スフィアに通じる部分がある
宗介(まさか……アマルガムの残党か?)
宗介「ああ、送り主も不明でこの写真と『この子をしばらく護衛するように』という文面のみ
君が有名人だったのは幸運だったが、今思えばこれは……」
美琴「あの子たちの可能性があると?」
宗介「そうだ。それなら名前を言わなかったのにも納得がいく
どうだ御坂?妹達とやらには狙うだけの価値があったりするのか?」
美琴「あの子たち単体には……失礼ではあるけど能力的な商品価値はないわ
あるとすれば……あの子たち全体の“価値”」
宗介「??」
美琴「ミサカネットワークって言ってね。あの子たちは自分の脳波を電波として飛ばして
1つの巨大なネットワークを形成しているの。そこでは情報を共有が可能ってわけ
クローン体と学習装置で整理された『同一の脳波』だからこそ出来る芸当よ」
“情報の共有”という部分に宗介は引っかかった。
このシステム、根本的な部分は違えどどこかオムニ・スフィアに通じる部分がある
宗介(まさか……アマルガムの残党か?)
美琴「ただ妹達全員を護衛してるんじゃキリがないわよ
あの子たちもそれなりに強いし……半端なやつじゃそう簡単に手を出せないはずなんだけど」
宗介「何か特別な個体はいないのか?」
美琴「いる……でもその個体は私達よりも幼い姿なのよ
いろいろ引っかかるけど……これってやっぱり私絡みなんじゃ……」
冥土返し「特別……と言っていいかわからないけど、変わった個体ならいるよ?」
宗介「?あなたは?」
冥土返し「失礼、僕はこの病院の医者だよ。そして妹達の主治医でもある
部屋に立ち寄ったら興味深い話が聞こえてしまってね?」
美琴「変わった個体とは?」
冥土返し「そこの患者さんをここに連れてきた……19090号だよ?」
宗介・美琴「「!!?」」
あの子たちもそれなりに強いし……半端なやつじゃそう簡単に手を出せないはずなんだけど」
宗介「何か特別な個体はいないのか?」
美琴「いる……でもその個体は私達よりも幼い姿なのよ
いろいろ引っかかるけど……これってやっぱり私絡みなんじゃ……」
冥土返し「特別……と言っていいかわからないけど、変わった個体ならいるよ?」
宗介「?あなたは?」
冥土返し「失礼、僕はこの病院の医者だよ。そして妹達の主治医でもある
部屋に立ち寄ったら興味深い話が聞こえてしまってね?」
美琴「変わった個体とは?」
冥土返し「そこの患者さんをここに連れてきた……19090号だよ?」
宗介・美琴「「!!?」」
あのコ達一覧 抜粋
10032 基本。上条ラブ。上条から貰ったネックレスを着用している。学園都市在住
10033 超ドM。一方通行に踏まれたり蹴られたり蔑まれたりすることに快感を覚える。甘党
10039 自称御坂丸。痩せている学園都市在住
10050 グアテマラ在住
10090 フィリピン在住
10093 自他共に認めるオタ子
10100 服のデザインが得意
10404 読書好きで昔話マニア
10501 オーストリア在住
10801 末尾が801の娘は夢みる乙女
10855 ポーランド在住
10854 スペイン在住
11056 関西弁
11329 萌え上がるショタコンことショタレンジャーレッド
11899 ベネズエラ在住
12053 インド在住
12083 タイ在住
12481 スロベニア在住
13072 フランス在住
13576 囲碁センターがお気に入り
10032 基本。上条ラブ。上条から貰ったネックレスを着用している。学園都市在住
10033 超ドM。一方通行に踏まれたり蹴られたり蔑まれたりすることに快感を覚える。甘党
10039 自称御坂丸。痩せている学園都市在住
10050 グアテマラ在住
10090 フィリピン在住
10093 自他共に認めるオタ子
10100 服のデザインが得意
10404 読書好きで昔話マニア
10501 オーストリア在住
10801 末尾が801の娘は夢みる乙女
10855 ポーランド在住
10854 スペイン在住
11056 関西弁
11329 萌え上がるショタコンことショタレンジャーレッド
11899 ベネズエラ在住
12053 インド在住
12083 タイ在住
12481 スロベニア在住
13072 フランス在住
13576 囲碁センターがお気に入り
冥土返し「彼女は最初から少し変わっていた。あんまりこういう言い方をすると他の子達に失礼だが
19090号は他の子たちと比べて明らかに感情が豊かなのさ」
美琴「感情が……確かに他の子と比べて照れ屋に見えたわ」
冥土返し「それだけじゃない。彼女は感情を手に入れることで他の個体にないことを始めてね?」
宗介「他にないこと?」
冥土返し「ダイエットさ。他の個体に内緒でだよ?」
宗介「は?」
美琴「他の個体に内緒って……ネットワークは?」
冥土返し「そう、彼女はネットワークから切り離した“プライベート”の領域を手に入れたんだ
もっとも、他の子たちも最近個性が出つつあるからこういった領域は増えるだろうけどね?」
宗介「しかし……何故そのミサカだけ感情が豊かなのです?
番号から察するに最終ロットじゃない。彼女を境目に感情が豊かになったのならまだ話はわかるが……」
冥土返し「そこは僕もわからないんだよ。彼女が学習装置で感情を入力されたのが8月19日
……君はこの日に何か覚えはある?」
美琴「その日は……確か絶対能力進化計画の関連施設を潰した日
初めて施設側から大規模な応戦があった日だからよく覚えてる」
19090号は他の子たちと比べて明らかに感情が豊かなのさ」
美琴「感情が……確かに他の子と比べて照れ屋に見えたわ」
冥土返し「それだけじゃない。彼女は感情を手に入れることで他の個体にないことを始めてね?」
宗介「他にないこと?」
冥土返し「ダイエットさ。他の個体に内緒でだよ?」
宗介「は?」
美琴「他の個体に内緒って……ネットワークは?」
冥土返し「そう、彼女はネットワークから切り離した“プライベート”の領域を手に入れたんだ
もっとも、他の子たちも最近個性が出つつあるからこういった領域は増えるだろうけどね?」
宗介「しかし……何故そのミサカだけ感情が豊かなのです?
番号から察するに最終ロットじゃない。彼女を境目に感情が豊かになったのならまだ話はわかるが……」
冥土返し「そこは僕もわからないんだよ。彼女が学習装置で感情を入力されたのが8月19日
……君はこの日に何か覚えはある?」
美琴「その日は……確か絶対能力進化計画の関連施設を潰した日
初めて施設側から大規模な応戦があった日だからよく覚えてる」
>>156
内輪ネタにしかならない誰得設定はやめろよ
内輪ネタにしかならない誰得設定はやめろよ
冥土返し「ふむ……混乱もあいまって学習装置に誤作動でもあったのかね?」
宗介「話はさっぱり読めんが、そんな話はミサカに聞けばいいんじゃないのか?」
美琴「……それもそうね」
冥土返し「彼女なら今日が定期健診だから――」
看護師「――先生!一人が……!ミサカ19090号さんが見当たりません!!」
冥土返し「落ち着いて……ね?他の妹達なら場所がわかるんじゃないかな?」
看護師「それが……!ネットワークでも見つけられないみたいです!」
美琴「ま、まさか……!?」
宗介「考えたくはないが……このような場合
案外“最悪のパターン”というものが起こったりするものだ…!」
宗介「話はさっぱり読めんが、そんな話はミサカに聞けばいいんじゃないのか?」
美琴「……それもそうね」
冥土返し「彼女なら今日が定期健診だから――」
看護師「――先生!一人が……!ミサカ19090号さんが見当たりません!!」
冥土返し「落ち着いて……ね?他の妹達なら場所がわかるんじゃないかな?」
看護師「それが……!ネットワークでも見つけられないみたいです!」
美琴「ま、まさか……!?」
宗介「考えたくはないが……このような場合
案外“最悪のパターン”というものが起こったりするものだ…!」
>>156
そういうの超いらないです
そういうの超いらないです
美琴「先生!あの子の部屋に案内して!あの子確か用事があるっぽいこと言ってたわ
何か記録が残ってるかも!」
冥土返し「本当かい?君、案内してあげて」
看護師「は、はい!こちらです」
―――
――
看護師「ここです!で、でもロックが……!」
宗介「どけ、ここは安全かつ確実に爆h(ry」
美琴「アンタは黙ってなさい!私が開けるわよ!」
ピピー。プシュー!
宗介「あ、開いただと?今君は何を?」
美琴「あん?電子ロックなんて私の前じゃ紙屑同然よ
本来能力ってもんは工夫すりゃなんだって出来るわよ」
宗介「……工夫か」
美琴「それより何か情報を探す!」
宗介「了解した」
何か記録が残ってるかも!」
冥土返し「本当かい?君、案内してあげて」
看護師「は、はい!こちらです」
―――
――
看護師「ここです!で、でもロックが……!」
宗介「どけ、ここは安全かつ確実に爆h(ry」
美琴「アンタは黙ってなさい!私が開けるわよ!」
ピピー。プシュー!
宗介「あ、開いただと?今君は何を?」
美琴「あん?電子ロックなんて私の前じゃ紙屑同然よ
本来能力ってもんは工夫すりゃなんだって出来るわよ」
宗介「……工夫か」
美琴「それより何か情報を探す!」
宗介「了解した」
19090号の部屋は綺麗に片付いている。そんな中で1つの電子端末を探し出すのは容易だった。
美琴「情報ロック解除!プライベート覗いてごめんね」
宗介「何かあるか?」
美琴「……あった!!これは…!?」
お前に感情を与えた布束砥信は預かっている。彼女の命が惜しければお前の感情が生まれた場所に来い。
ネットワークは使うな。一人で来い。
宗介「布束……?知っている名か?」
美琴「そんな……!!あのギョロ目が……あの子に感情を?
布束ってのは学習装置の開発・監修をした長点上機学園の学生であり科学者よ」
宗介「長点上機?少し待て、相棒に確認を取ってみる」
美琴「相棒?」
美琴「情報ロック解除!プライベート覗いてごめんね」
宗介「何かあるか?」
美琴「……あった!!これは…!?」
お前に感情を与えた布束砥信は預かっている。彼女の命が惜しければお前の感情が生まれた場所に来い。
ネットワークは使うな。一人で来い。
宗介「布束……?知っている名か?」
美琴「そんな……!!あのギョロ目が……あの子に感情を?
布束ってのは学習装置の開発・監修をした長点上機学園の学生であり科学者よ」
宗介「長点上機?少し待て、相棒に確認を取ってみる」
美琴「相棒?」
かなめ『ええ……そうよ!布束さんは私と同じクラス
でもずっと行方不明らしいのよ』
宗介「……!行方不明になった日はわかるか!?」
かなめ『アンチスキルの報告によると……“8月19日”!』
美琴「……そんな」
繋がったかもしれない。自分が病理解析研究所を襲撃し、学園都市の暗部と交戦したあの日
布束はその日から行方不明になっているのだ。これは偶然とは考えにくい。
宗介「では君が暴れた混乱に乗じて彼女に感情を入力したと?」
美琴「理由はわからないけど……そう考えて間違いないわね
あのギョロ目も……戦っていたなんて」
宗介「悔やむのはやってからだ!病理解析研究所に急ぐぞ!」
美琴「待って!あの日襲撃する予定だった研究所はもう一個あるの!
Sプロセッサ社の脳神経応用分析所!あの子がどちらで学習装置の調整を受けたかわからないわ」
宗介「くそっ……他のミサカはわからないのか?」
でもずっと行方不明らしいのよ』
宗介「……!行方不明になった日はわかるか!?」
かなめ『アンチスキルの報告によると……“8月19日”!』
美琴「……そんな」
繋がったかもしれない。自分が病理解析研究所を襲撃し、学園都市の暗部と交戦したあの日
布束はその日から行方不明になっているのだ。これは偶然とは考えにくい。
宗介「では君が暴れた混乱に乗じて彼女に感情を入力したと?」
美琴「理由はわからないけど……そう考えて間違いないわね
あのギョロ目も……戦っていたなんて」
宗介「悔やむのはやってからだ!病理解析研究所に急ぐぞ!」
美琴「待って!あの日襲撃する予定だった研究所はもう一個あるの!
Sプロセッサ社の脳神経応用分析所!あの子がどちらで学習装置の調整を受けたかわからないわ」
宗介「くそっ……他のミサカはわからないのか?」
10032号『結論から言うと、わかりません。あの時期のミサカたちはいろんな研究所を転々としていたため
番号が近くても研究所がバラバラでした――とミサカは懇切丁寧に説明します。
付け加えますと、そのころから19090号の“プライベート”は始まっており
ネットワーク上の情報収集も困難です――とミサカは補足説明をします』
美琴「ダメか……二手に分かれましょう!」
宗介「駄目だ!君は危険すぎる!」
美琴「私はあんたなんかよりよっぽど強いわよ!
あの子を助けたいの!?助けたくないの!?」
宗介「くっ……アル!」
アル《何でしょう?》
宗介「俺を脳神経応用分析所に、御坂を病理解析研究所に送れ!
その後は二か所の中間距離で応援の要請があるまで待機しろ」
アル《ラージャ》
宗介「……これでいいか御坂?」
美琴「ええ、完璧よ」
番号が近くても研究所がバラバラでした――とミサカは懇切丁寧に説明します。
付け加えますと、そのころから19090号の“プライベート”は始まっており
ネットワーク上の情報収集も困難です――とミサカは補足説明をします』
美琴「ダメか……二手に分かれましょう!」
宗介「駄目だ!君は危険すぎる!」
美琴「私はあんたなんかよりよっぽど強いわよ!
あの子を助けたいの!?助けたくないの!?」
宗介「くっ……アル!」
アル《何でしょう?》
宗介「俺を脳神経応用分析所に、御坂を病理解析研究所に送れ!
その後は二か所の中間距離で応援の要請があるまで待機しろ」
アル《ラージャ》
宗介「……これでいいか御坂?」
美琴「ええ、完璧よ」
病理解析研究所。ここは8月19日に美琴が襲撃した研究所であり今は廃墟と化している
宗介「ここでいいか?」
美琴「十分よ。ここは私が調べるからアンタは脳神経応用分析所に急いで!」
宗介「了解した」
―――
――
美琴「それじゃあ……!!」
美琴は自身の能力を極限まで広げ、施設の内部の状況を詮索する。
美琴(施設の動力が何箇所か生きてる!?前に調べた時には完全に死んでいたのに!?)
いきなり当たりだろうか?――いや、私たちの動きを察知してのフェイクかもしれない
美琴「まあ、どの道全部ブッ潰してお終いよこんなもん!!」
宗介「ここでいいか?」
美琴「十分よ。ここは私が調べるからアンタは脳神経応用分析所に急いで!」
宗介「了解した」
―――
――
美琴「それじゃあ……!!」
美琴は自身の能力を極限まで広げ、施設の内部の状況を詮索する。
美琴(施設の動力が何箇所か生きてる!?前に調べた時には完全に死んでいたのに!?)
いきなり当たりだろうか?――いや、私たちの動きを察知してのフェイクかもしれない
美琴「まあ、どの道全部ブッ潰してお終いよこんなもん!!」
脳神経応用分析所。美琴が向かった病理解析研究所に負けず劣らずの巨大な研究機関があり
大型のトレーラーを何台も収容出来るであろうと思えるぐらいの空間が広がっている。
宗介「アル。指示通り中間地点で待機だ」
アル《ラージャ。“例の装備”……使うのですか?》
宗介「当然だ。元々こういう任務のために開発したものだ
出し惜しみする理由は無い」
アル《そうですか、ではご武運を》
アルを見送り、施設をうかがう。
宗介(いるな)
施設から伝わるピリピリした空気を宗介は肌で感じ取った。
フェイクであれ、本命であれ、戦闘は避けられないだろう――そう確信が持てる
大型のトレーラーを何台も収容出来るであろうと思えるぐらいの空間が広がっている。
宗介「アル。指示通り中間地点で待機だ」
アル《ラージャ。“例の装備”……使うのですか?》
宗介「当然だ。元々こういう任務のために開発したものだ
出し惜しみする理由は無い」
アル《そうですか、ではご武運を》
アルを見送り、施設をうかがう。
宗介(いるな)
施設から伝わるピリピリした空気を宗介は肌で感じ取った。
フェイクであれ、本命であれ、戦闘は避けられないだろう――そう確信が持てる
宗介「まさかこんなに早く改良型を使うことになるとはな」
そう言って宗介はおもむろに装備を整える。
そして――
,>-、_ `ー、;;;;;;|::... `ヽ,
/:::..{ ̄`ヽ,_ | }_ノ ̄`、 ヽ
./:::...,ri |::`~' 〕 _,,,-一! :i i
{:::....{;;;\_ノ} ´~|:.{ `、 i :i l
!:...(_);;;;;;ノ.:i |:r!、_ハi ..::} :i
_}_::...`ー´、ノ |:|;;;;ノ.:! i::.....:::ノ :i
`ー-、;;;ム |0-'.::i ト--'´ ..::/
´"''~゙゛、、,r-一ー、 !、;;;;/ i ゙゛ ::ノ
/: 'v´ ̄`ヽ 、L_;;;-ー´
\/ {::. `,゛ `,
::../\ '、::.. ,i::.. ノ i ボン太くん「ふもっふ!」
::::::,-一、.. `ー-一´`ー-一'´ /
:::/;;;;;;;;;;;`ー、_:::::::::::..._ノ_::::::_ノ´
`|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`、;-、_;-´;;;;;;`i´
!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;へ;;};;;;;;`i;;;;;;;;;;;;;}\
宗介改め最新型パワードスーツ“ボン太くん”は戦場へと赴くのであった。
そう言って宗介はおもむろに装備を整える。
そして――
,>-、_ `ー、;;;;;;|::... `ヽ,
/:::..{ ̄`ヽ,_ | }_ノ ̄`、 ヽ
./:::...,ri |::`~' 〕 _,,,-一! :i i
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/: 'v´ ̄`ヽ 、L_;;;-ー´
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::../\ '、::.. ,i::.. ノ i ボン太くん「ふもっふ!」
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宗介改め最新型パワードスーツ“ボン太くん”は戦場へと赴くのであった。
それにしてもトランザムアルとコンビ組んでると思うと絵面的にちょっとシュール
暇だ――とスキルアウトの少年は思う。
現在地は脳神経応用分析所内。外部から来たという真っ黒な組織から与えられた任務は簡単だった
「この写真の女以外は通すな、通ろうとすれば誰であろうと射殺しろ」
スキルアウトA「おーおー相も変わらずおっかない街だねぇここは」
などと軽口をたたくが、内心びびっている。
スキルアウトA「でもまあ……さっきのお譲ちゃんは通ったし……もう誰も来ないよな?
でもあれだよなァ……こういうときに限ってカツッって足音がして……そいつに俺は殺され――」
プニュ……
スキルアウトA「ひぃぃぃいぃ!?……ってアレ?」
プニュッ……プニュッ……プニュッ……プニュッ……
スキルアウトA「何だこの足音……?」
ボン太くん「ふぅぅぅうもっふ!!」
スキルアウトA「はい?」
現在地は脳神経応用分析所内。外部から来たという真っ黒な組織から与えられた任務は簡単だった
「この写真の女以外は通すな、通ろうとすれば誰であろうと射殺しろ」
スキルアウトA「おーおー相も変わらずおっかない街だねぇここは」
などと軽口をたたくが、内心びびっている。
スキルアウトA「でもまあ……さっきのお譲ちゃんは通ったし……もう誰も来ないよな?
でもあれだよなァ……こういうときに限ってカツッって足音がして……そいつに俺は殺され――」
プニュ……
スキルアウトA「ひぃぃぃいぃ!?……ってアレ?」
プニュッ……プニュッ……プニュッ……プニュッ……
スキルアウトA「何だこの足音……?」
ボン太くん「ふぅぅぅうもっふ!!」
スキルアウトA「はい?」
ACE:Rじゃガンダムとかとも一緒に戦ってたボン太くんじゃないか!
脳神経応用分析所、最深部。
ここはミサカ19090号から最終ロットまでが生産された場所である。
今ここにいるのは3名。ミサカ19090号と取引相手のコート男
そして人質である布束砥信だ。
19090号「や、約束通りミサカは一人で来ました」
コート男「よくできましただな。ようこそミサカ19090号」
スーツの男は30代半ばの東洋人と言ったところだろうか?
日本人かもしれない。
19090号「……あなたは何故ミサカを狙うのですか?
――とミサカは犯行の動機を探ります」
コート男「そうだな……では昔話をしようか」
19090号「???」
ここはミサカ19090号から最終ロットまでが生産された場所である。
今ここにいるのは3名。ミサカ19090号と取引相手のコート男
そして人質である布束砥信だ。
19090号「や、約束通りミサカは一人で来ました」
コート男「よくできましただな。ようこそミサカ19090号」
スーツの男は30代半ばの東洋人と言ったところだろうか?
日本人かもしれない。
19090号「……あなたは何故ミサカを狙うのですか?
――とミサカは犯行の動機を探ります」
コート男「そうだな……では昔話をしようか」
19090号「???」
コート男「昔昔、あるところに悪い組織がありました
戦争を裏から手引きし、その収益でお金設けをする悪い組織です」
19090号「???」
コート男「そんな中、世界に1つの正義の味方が現れました――笑っちゃうよな?
その正義の味方はいかなる国家にも属さない、軍事による平和維持活動を主とする
対テロ極秘傭兵組織です」
19090号「――“ミスリル”……」
コート男「おお!流石にミスリルの噂ぐらいは聞いたことあるのか。感心感心
そんなミスリルもな、悪い組織――アマルガムからすれば実は大した組織ではなかった
アマルガムと比べると組織は小さかったし、技術力も1段劣っていた
だがな、予想以上に頑張るあいつらに目を向けすぎてな?内側の“毒”に気付けなかったんだよ」
19090号「クーデター……?」
戦争を裏から手引きし、その収益でお金設けをする悪い組織です」
19090号「???」
コート男「そんな中、世界に1つの正義の味方が現れました――笑っちゃうよな?
その正義の味方はいかなる国家にも属さない、軍事による平和維持活動を主とする
対テロ極秘傭兵組織です」
19090号「――“ミスリル”……」
コート男「おお!流石にミスリルの噂ぐらいは聞いたことあるのか。感心感心
そんなミスリルもな、悪い組織――アマルガムからすれば実は大した組織ではなかった
アマルガムと比べると組織は小さかったし、技術力も1段劣っていた
だがな、予想以上に頑張るあいつらに目を向けすぎてな?内側の“毒”に気付けなかったんだよ」
19090号「クーデター……?」
コート男「そう、幹部の一人が暴走してた。今まで民主主義だったアマルガムの指揮系統を独裁国家にまとめ上げた
――しかしその野望も崩壊したミスリルの残党に叩き潰された。
今まで通り民主主義制度を取り入れていたアマルガムなら幹部の一人がやられたぐらいでは痛くもなかったが
今回はそうもいかなかった。お陰で大変だったよ。崩壊したアマルガムを何とか形だけでも取り戻すのは」
19090号「それがミサカにどう繋がるんですか?」
コート男「おっと。前置きが長くてすまなかった。重大な話はここからさ
今のアマルガムは何とか形だけは取り戻した。だが1つ大きく足りないものがある
――技術力さ。クーデターを起こした若造が持つ知識が生命線だったんでね
そいつが死んだら新たな知識が生み出せなくなる……これは非常に痛い」
19090号「そういう話でしたらミサカは力不足です。そのような知識は持ち得ていません」
コート男「俺達が欲しいのは正確に言えばその“ネットワーク”さ」
19090号「!?」
コート男「その死んだ男が持っていた知識の拠り所がね
上手くは説明出来ないんだが君たちのネットワークに酷似している部分があるんだよ
それに目をつけさせてもらった」
――しかしその野望も崩壊したミスリルの残党に叩き潰された。
今まで通り民主主義制度を取り入れていたアマルガムなら幹部の一人がやられたぐらいでは痛くもなかったが
今回はそうもいかなかった。お陰で大変だったよ。崩壊したアマルガムを何とか形だけでも取り戻すのは」
19090号「それがミサカにどう繋がるんですか?」
コート男「おっと。前置きが長くてすまなかった。重大な話はここからさ
今のアマルガムは何とか形だけは取り戻した。だが1つ大きく足りないものがある
――技術力さ。クーデターを起こした若造が持つ知識が生命線だったんでね
そいつが死んだら新たな知識が生み出せなくなる……これは非常に痛い」
19090号「そういう話でしたらミサカは力不足です。そのような知識は持ち得ていません」
コート男「俺達が欲しいのは正確に言えばその“ネットワーク”さ」
19090号「!?」
コート男「その死んだ男が持っていた知識の拠り所がね
上手くは説明出来ないんだが君たちのネットワークに酷似している部分があるんだよ
それに目をつけさせてもらった」
コート男「そういったネットワークに接続出来る人間を俺達は『ささやかれし者』と呼んでいてね
実はこの素養がある人間を強制的に目覚めさせる技術はほぼ確立しているんだよ
なに、単にクスリ漬するだけさ。簡単だろ?」
19090号「み、ミサカにもその素養があると?」
コート男「詳しくはわからない。素養があるかもしれないし、やってみたら駄目かもしれない
でもやってみないとわからないだろ?やってみる価値はある。俺はチャレンジャーなんだ
ただクスリ漬には条件があってね――有る程度知識・感情が成熟した人間じゃないと効かないんだよ」
19090号「それでミサカを?」
コート男「そうだ。稀に生まれてすぐに目覚める変わり種もいるが
普通なら思春期を過ぎた高校生ぐらいが目安だ。そして君にも
……いや、妹達の中で君が唯一条件を満たしている」
急激に、コート男の顔が冷酷なものになった。
自分に対してモルモット以上の価値を見出していない――そんな表情
きっとクスリ漬が失敗しても、大して気にも掛けずに次のプランに進むような男であろう。
怖い――とミサカ19090号の顔が恐怖に歪む
コート男「あはは!そうさ!その顔さ!その顔こそ感情の表れ!妹達の中で君しか持っていないものだよ」
実はこの素養がある人間を強制的に目覚めさせる技術はほぼ確立しているんだよ
なに、単にクスリ漬するだけさ。簡単だろ?」
19090号「み、ミサカにもその素養があると?」
コート男「詳しくはわからない。素養があるかもしれないし、やってみたら駄目かもしれない
でもやってみないとわからないだろ?やってみる価値はある。俺はチャレンジャーなんだ
ただクスリ漬には条件があってね――有る程度知識・感情が成熟した人間じゃないと効かないんだよ」
19090号「それでミサカを?」
コート男「そうだ。稀に生まれてすぐに目覚める変わり種もいるが
普通なら思春期を過ぎた高校生ぐらいが目安だ。そして君にも
……いや、妹達の中で君が唯一条件を満たしている」
急激に、コート男の顔が冷酷なものになった。
自分に対してモルモット以上の価値を見出していない――そんな表情
きっとクスリ漬が失敗しても、大して気にも掛けずに次のプランに進むような男であろう。
怖い――とミサカ19090号の顔が恐怖に歪む
コート男「あはは!そうさ!その顔さ!その顔こそ感情の表れ!妹達の中で君しか持っていないものだよ」
>>192 実はもう描き終えてまっする
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
コート男「まさかこんな女が本当に撒餌になるとはなぁ
学園都市もこの作戦には珍しく協力的でな?安くで売ってくれたよ」
布束「な……何故あなたが……ここに来たの?」
そこで布束が初めて口を開く。布束はひどく衰弱しているのが一目でわかるような姿になっていた。
19090号「あなたは……ミサカたちに外の世界を教えてくれました。
ミサカには……感情を教えてくれました。ミサカは……あなたを見捨てない!」
そう言って19090号は隠し持っていたサブマシンガンと取り出し
フルオート射撃でコート男に鉛玉をばらまく
19090号「護衛も付けずにミサカを対峙したことを後悔してください。と、ミサカは――っ!?」
コート男「何、対策はしているさ」
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コート男「まさかこんな女が本当に撒餌になるとはなぁ
学園都市もこの作戦には珍しく協力的でな?安くで売ってくれたよ」
布束「な……何故あなたが……ここに来たの?」
そこで布束が初めて口を開く。布束はひどく衰弱しているのが一目でわかるような姿になっていた。
19090号「あなたは……ミサカたちに外の世界を教えてくれました。
ミサカには……感情を教えてくれました。ミサカは……あなたを見捨てない!」
そう言って19090号は隠し持っていたサブマシンガンと取り出し
フルオート射撃でコート男に鉛玉をばらまく
19090号「護衛も付けずにミサカを対峙したことを後悔してください。と、ミサカは――っ!?」
コート男「何、対策はしているさ」
あれだけの銃弾を浴びて、有りえないことにコート男は傷1つついていない。
コート男「このコートな、鞭のように銃弾を弾くことが出来る『アクティブな』防弾衣なんだよ
そして、もちろんだが護衛は付けている」
コート男がそう言うと、フードを被った2人の大男が頭上から降りてきた。
コート男「超小型AS<アラストル>、抵抗はするなよ?なるべく五体満足で持ち帰りたいんでな」
コート男「自己紹介が遅れた。俺はアマルガム幹部の一人『ミスタAu』だ
前任者の息子にあたる」
布束「に、…逃げて。こいつらの科学力は普通じゃない……!」
19090号「で、でも……み、ミサカは……」
ミスタAu「チェックメイトさ。大人しく投降――」
ピリリリリ!乾いた空気にミスタAuの携帯電話が鳴り響いた。
ミスタAu「……どうした?」
スキルアウト『ぬいぐるみが……ぬいぐるみが……ぁぁぁあああああああああああ』
ミスタAu「???」
コート男「このコートな、鞭のように銃弾を弾くことが出来る『アクティブな』防弾衣なんだよ
そして、もちろんだが護衛は付けている」
コート男がそう言うと、フードを被った2人の大男が頭上から降りてきた。
コート男「超小型AS<アラストル>、抵抗はするなよ?なるべく五体満足で持ち帰りたいんでな」
コート男「自己紹介が遅れた。俺はアマルガム幹部の一人『ミスタAu』だ
前任者の息子にあたる」
布束「に、…逃げて。こいつらの科学力は普通じゃない……!」
19090号「で、でも……み、ミサカは……」
ミスタAu「チェックメイトさ。大人しく投降――」
ピリリリリ!乾いた空気にミスタAuの携帯電話が鳴り響いた。
ミスタAu「……どうした?」
スキルアウト『ぬいぐるみが……ぬいぐるみが……ぁぁぁあああああああああああ』
ミスタAu「???」
もしもこのコート男がガウルンだったらボン太くんとの夢の競演が出来ていた
既に書き終えているのなら、仮に>>1が寝たとしても保守すれば良いだけの事
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