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    元スレ麦野「私が暗部に落ちる前に」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 麦野浜面 + - とらドラ! + - アイテム + - インフィニット・ストラトス + - ギアス + - フレンダ + - ブラックラグーン + - 浜面 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 23 :

    ────────

    ────

    ──

    絹旗「ちょっとフレンダ! 押さないでください!」

    フレンダ「絹旗こそ! ちょっと下がるわけよ!」

    滝壺「北北西から電波きてる……」

    絹旗「っだあー、ここからだと声が聞こえませんね」

    フレンダ「でも感じるのよ……あの辺り一帯に広がるピンク色のオーラを!」

    絹旗「ピンク色って……なんだか超いやらしいですね」

    フレンダ「ピンク色、もとい、バニー色な訳よ」

    絹旗「あー、なんかそれ聞いて隠れてるの超アホらしくなってきましたよ……」

    フレンダ「!」

    絹旗「どうしました!」

    102 = 89 :

    ねるほ

    103 :

    紫煙なんだよ

    105 = 23 :

    フレンダ「あ……あ……」

    絹旗「フレンダ……?」

    フレンダ「とある魔術の禁書目録、録画するの忘れてたーーーーっ!!!」

    ズコー

    絹旗「な……なんですか」

    フレンダ「ごめん、先帰るね」

    絹旗「帰るって、ちょ……」

    滝壺「きぬはた、かえろ?」

    絹旗「滝壺さんまで」

    滝壺「いいから、ね?」

    絹旗「むー」

    106 = 23 :

    黄泉川「そこの3人、ちょっと待つじゃん」


    フレンダ「……(い、今、気配なんかなかった訳よ!)」

    絹旗「……(……おそらく相当のやり手ですね、どうします?)」

    フレンダ「……(まだ麦野と浜面が中に居るし、事は荒立てない方が良さそうな訳よ)」

    滝壺「なんですか?」

    黄泉川「お? さっきの奴等と違ってちゃんとお話できるじゃん」

    フレンダ「さっきの?」

    黄泉川「なんか4人くらい静止を振り切ってここの廃工場に振り切って入ろうとしたから成敗したじゃん」

    絹旗「そうなんですか、それじゃあ私達は超失礼しますね」

    黄泉川「待つじゃん」

    107 = 23 :

    絹旗「何でしょうか?」

    黄泉川「この顔に見覚えあるじゃん?」

    滝壺「だれ?」

    黄泉川「昔、この辺りを根城にしてたスキルアウトの一員じゃん、名前は浜面仕上、こっちは駒場利徳」

    滝壺「しらない」

    黄泉川「そっか、ありがとじゃん」

    滝壺「お役に立てなくてごめんなさい」

    黄泉川「いいじゃん、それよりこんな古い工場で遊んでるといつ崩れてくるかわからないし危ないじゃん。早く帰るじゃん」

    フレンダ「それじゃあお言葉に甘えてそうさせてもらう訳よ」

    108 = 23 :

    黄泉川「ここには居ないか……ほかを当たるじゃんよ」



    フレンダ「……」

    絹旗「……」

    滝壺「……」

    絹旗「っだぁ~、超疲れました」

    フレンダ「何なのよあの警備員、絶対タダ者じゃない訳よ」

    滝壺「はまづらを探してたね」

    絹旗「滝壺さん……、嘘つくのに超微動だにしませんでしたね」

    フレンダ「世界最高の嘘発見器があったとしても感知できなさそうね」

    絹旗「超すごかったですよ」

    滝壺「それほどでも」

    フレンダ「照れちゃっても~、かわいいっ」

    109 = 23 :

    フレンダ「それよりあの写真の人、駒場っつったかしら?」

    絹旗「駒場、駒場利徳でしたっけ?」

    フレンダ「結局、誰なのよ?」

    滝壺「しらない」

    絹旗「誰なんでしょうね」

    フレンダ「浜面に関係ある人なのかな」

    絹旗「今度機会があったら聞いてみましょうか」

    滝壺「……」

    フレンダ「そういえば浜面の過去って、あたし等、なーんも知らないのよね」

    絹旗「それはお互い様では……?」

    フレンダ「まっ、一緒に働くからには、興味が無いわけじゃないのよね」

    111 = 96 :

    まってますの

    112 :

    私もまってますの!

    113 :

    まてませんの!

    116 :

    六武衆!

    118 = 65 :

    早く書くんですの

    119 :

    じつによいぞ

    120 = 103 :

    捕手なんだよ

    121 = 112 :

    保守にゃーん

    123 = 103 :

    捕手なんだよ

    129 = 103 :

    捕手なんだよ

    130 = 112 :

    保守なのよ

    132 :

    追い付いた

    136 = 23 :

    フレンダ「浜面だってほら、ひょっとしたらどこかの国の王子様かもしれないし」

    滝壺「はまづらが王子様?」

    絹旗「なんですかそれ、どこの超アホアホキングダムですか」

    フレンダ「わっかんないわよ~、だいたい、ここに来る前どうしてたかなんて本人以外わかんないもんね」

    絹旗「なんか超興味沸いてきましたよ」

    滝壺「南南西から電波きてる……」

    フレンダ「今度皆の前で吐かせるわけよ、きひひっ」

    137 :

    スレタイが私が部落に落ちる前に見えた訳よ

    139 = 23 :

    絹旗「超罰ゲームでもやりますか」

    フレンダ「浜面限定罰ゲーム大会? いいねいいね」

    絹旗「超かわいそうですけど、超お似合いなのが悲しいですね」

    滝壺「お似合い」

    フレンダ「そんじゃもう解散って事でいいかな? あたし先帰るね」

    絹旗「あ、待ってくださいよ」

    滝壺「どこいくのフレンダ」

    フレンダ「サバ缶」

    絹旗「昨日超勝ってたじゃないですか」

    フレンダ「昨日とは違う味が新発売な訳よ、全国を代表するコレクターとしては抑えときたいアイテムなのっ」

    絹旗「サバ缶コレクターって全国に何人居るんですか……」

    141 = 23 :

    ────────

    ────

    ──


    「……浜面仕上の捕獲に失敗した?」

    「は、はいっ」

    「どういう事だ、きちんと現状を報告しろ」

    「それが……」

    142 = 23 :

    「……なるほどな、あの第四位が関与しているのか」

    「どうしましょう」

    「アレはまだ浜面仕上が所持している、間違いないな?」

    「は、はい」

    「ふむ……どうしたものか……」

    143 = 23 :

    「社長、しかしアレには我が社の命運が……」

    「わかっている」

    「社長」

    「ここは学園都市……、これ以上騒ぎを大きくして他の組織から目をつけられるのは得策ではない……静観する他あるまい」

    「しかし!」

    「なぁに、ただ何もせず待つと言っているわけじゃない」

    「?」

    「果報は寝て待て……ここには金で動く連中なら五万といるだろうさ」

    144 = 23 :

    ◇ ◇ ◇ ◇



    ──あんまり覚えてないのよねー昔の事って。能力開発していた事くらいしか覚えてないかも。

    ──というのは嘘だ、本当は全部覚えている。

    ──ただ、思い出すにはあまりに無味乾燥で、思い出すには値しない出来事だらけが支配していて

    ──黒と灰色しかない世界の事ばかりが支配していて、

    ──夜な夜な、私の心をチクチクと刺すように音も無くやってくるんだ。

    145 = 23 :

    『あの子が……原子崩し』

    ──そこでは誰も私の名前を呼んではくれなかった。

    『今日から君の能力開発を担当する事になった』

    ──白衣を着た男が私の前にやってきて薄っぺらい顔で笑う。

    『今日からよろしく頼むよ、原子崩し』

    ──毎回繰り返される意味の無い遣り取り、これで一体何回目なのだろうか。

    146 = 23 :

    ──朝が来る。

    ──足音が聞こえて、起床を促される。

    ──窓すらない研究施設の隅の部屋で与えられた物と言えば、研究者の男が趣味で読んでいるという本くらいだった

    『おはよう、原子崩し』

    ──特徴の無い声が抜けていく。

    ──ああ、今日もあのつまらない時間が始まるのか。

    ──そう考えるとイヤになる。

    『どうした? 行くぞ』

    ──いっそ目の前の男を殺してしまえばこの意味の無い日々に終わりがくるのだろうかと思って

    ──白衣を赤色で染め上げた事もあった。

    148 = 23 :

    ──人を殺したという実感は無かった。

    ──、なんだ、こんなものか。

    ──かんたんじゃないか。

    ──簡単なこと、じゃないか。

    ──いつも通り、普段やっている実験の通りに照準を合わせて、能力を解放する

    ──それだけで目の前の男は動かなくなってしまった。

    ──本当に。

    ──息をするのと同じ感覚で能力を解放しただけ

    ──たったそれだけの事だったんだ。

    149 = 23 :

    ──騒ぎを聞きつけた警備員が私の部屋に集まってきた。

    ──なのに誰一人として私を咎める物は居ず

    ──ただ、畏怖

    ──ただ、無関心

    ──淡々と、業務的に遺体を回収して消えていった。

    『素晴らしい……素晴らしい力だ、原子崩し』

    ──おかしいな

    ──悪い事をした子供は怒られるんじゃないのか

    ──少なくとも本で読んだ世界では、そうなっていたのに。

    『これは実験の計画を少し前倒しにしてもいいかもしれないな、ははははは』

    150 = 138 :

    ほっしゅ


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