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元スレ一方「野球大会、だァ……?」

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セロリさん(ここで三下を打ち取ってMVP…打ち止めとイチャイチャ…)
上条さん「その幻想をぶち殺す」
上条さん「その幻想をぶち殺す」
青ピ「出たー!!」
吹寄「やった、走れー! 土御門!!」
麦野「くっ!」
絹旗「これは――」
黄泉川「……ファール!」
小萌『上条君の打球はいい当たりでしたが、レフト線僅かに切れてファールです! 惜しかったですねー』
上条「くそっ、引っ張りすぎた」
垣根「……タイム頼む」
黄泉川「おう。タイム!!」
吹寄「やった、走れー! 土御門!!」
麦野「くっ!」
絹旗「これは――」
黄泉川「……ファール!」
小萌『上条君の打球はいい当たりでしたが、レフト線僅かに切れてファールです! 惜しかったですねー』
上条「くそっ、引っ張りすぎた」
垣根「……タイム頼む」
黄泉川「おう。タイム!!」
>>449
オシリス・イシスのアイオンで頑張ってるんだからホルスはダメ
オシリス・イシスのアイオンで頑張ってるんだからホルスはダメ
タッタッタ
垣根「おい、さすがに無理だ。あの球じゃ抑えられねえぞ」ボソボソ
一方「……」ブツブツ
垣根「何言ってんだよ。今からでも俺が――」
一方「……、くくくけけきここかかか」
垣根「……イカれたか?」
一方「さっさと戻れメルヘン! よォやく楽しめそォだ!!」
垣根「……ハッ! 打たれんじゃねーぞコラ!」タッ
黄泉川「プレイ!」
一方(く、は、さすがはヒーローだ)
垣根「おい、さすがに無理だ。あの球じゃ抑えられねえぞ」ボソボソ
一方「……」ブツブツ
垣根「何言ってんだよ。今からでも俺が――」
一方「……、くくくけけきここかかか」
垣根「……イカれたか?」
一方「さっさと戻れメルヘン! よォやく楽しめそォだ!!」
垣根「……ハッ! 打たれんじゃねーぞコラ!」タッ
黄泉川「プレイ!」
一方(く、は、さすがはヒーローだ)
一方(そォだよなァ。オマエはそォでなきゃいけねェよなヒーロー!!)ゴゴッ
上条(!? なんだ? 一方通行の雰囲気が……?)
ユニフォームの上からも強く感じる威圧感に、上条は思わず身を震わせる。
誰の目からもはっきりと判別できるほどに、一方通行の纏う空気が変わっていた。
一方通行にとって、上条当麻の存在は大きい。
実験を止めて、一万もの妹達を救いだし、自分に道を示してくれた。
口に出して認めることはないが、一方通行の根幹とも言える部分は、上条の影響を多分に受けている。
ただ、根本までは変わらない。
一方通行は今でも、自分が上条のようなヒーローになれるとは思っていない。
それでも――
(絶対に、負けられねェンだ!!!)
上条(!? なんだ? 一方通行の雰囲気が……?)
ユニフォームの上からも強く感じる威圧感に、上条は思わず身を震わせる。
誰の目からもはっきりと判別できるほどに、一方通行の纏う空気が変わっていた。
一方通行にとって、上条当麻の存在は大きい。
実験を止めて、一万もの妹達を救いだし、自分に道を示してくれた。
口に出して認めることはないが、一方通行の根幹とも言える部分は、上条の影響を多分に受けている。
ただ、根本までは変わらない。
一方通行は今でも、自分が上条のようなヒーローになれるとは思っていない。
それでも――
(絶対に、負けられねェンだ!!!)
小さな少女がいる。
ある人物のクローンとして生まれ、クローン達を統括する役割を与えられたが故に、途轍もない苦難を背負うことになった少女が。
その少女と出会い、一方通行は自分の弱さを痛感した。
学園都市第一位の称号を得ても、少女一人も守りきれない自分の情けなさに辟易することもあった。
――それでも、少女の前では『最強』を名乗り続けることを決めた――
「決めたンだよ……」
一方通行の声が響く。
「俺は決めたンだ! MVPを取ってあのガキと遊園地に行くって!! あのガキを喜ばせてやろうって!!」
それは魂からの叫びだった。
第一位の称号も、善人も悪党も関係ない、ただ一人の人間としての悲痛な願い。
ある人物のクローンとして生まれ、クローン達を統括する役割を与えられたが故に、途轍もない苦難を背負うことになった少女が。
その少女と出会い、一方通行は自分の弱さを痛感した。
学園都市第一位の称号を得ても、少女一人も守りきれない自分の情けなさに辟易することもあった。
――それでも、少女の前では『最強』を名乗り続けることを決めた――
「決めたンだよ……」
一方通行の声が響く。
「俺は決めたンだ! MVPを取ってあのガキと遊園地に行くって!! あのガキを喜ばせてやろうって!!」
それは魂からの叫びだった。
第一位の称号も、善人も悪党も関係ない、ただ一人の人間としての悲痛な願い。
「それを否定できンのかよ!? あのガキだけが、楽しめないなンてことがあっていいのかよ!? なあヒーロー!!」
その威圧と叫びを全身に受けてなお、上条は口を開く。
「その程度かよ……」
「……なン、だとォ?」
「その程度か、って言ってんだよ!! 一方通行!!」
上条の咆哮が一帯に響き渡る。
一方通行の強き願いを受けても、惑うことなく。
「MVPだと? ふざけんじゃねえ! そんなもんに頼らねえと相手を誘えねえほど、お前はちっぽけな存在なのかよ!?」
「お前が誘えよ! 自分の意思で、自分の言葉で!! 一緒に行きたい、それを伝えるのに何の問題があるって言うんだよ!?」
その威圧と叫びを全身に受けてなお、上条は口を開く。
「その程度かよ……」
「……なン、だとォ?」
「その程度か、って言ってんだよ!! 一方通行!!」
上条の咆哮が一帯に響き渡る。
一方通行の強き願いを受けても、惑うことなく。
「MVPだと? ふざけんじゃねえ! そんなもんに頼らねえと相手を誘えねえほど、お前はちっぽけな存在なのかよ!?」
「お前が誘えよ! 自分の意思で、自分の言葉で!! 一緒に行きたい、それを伝えるのに何の問題があるって言うんだよ!?」
問題 >>461
返ってきた言葉を、一方通行は噛みしめる。
ただ、噛みしめながらも決して――引き下がらない。
「……分かったよォなクチを…きくンじゃねェ!!」
「おかしいだろォが!! 俺みたいな奴が遊園地だなンて明らかにおかしいだろ!! 元々無理があるンだよ!!
俺みたいなクソッたれの不健康の象徴みたいな細くて白い奴がよォ! 爽やかに、遊園地行こうぜ! なンて言えねェだろォが!!
どォ考えたって場違いだろォがよ!! だから口実が必要だったンだよ!!」
咆哮と共に、一方通行の右腕に力が集まる。
学園都市第一位の能力によって、凝縮された力が。
「そもそも前提がおかしいンだよ!! 何でだよ!! 何でどいつもこいつも俺を変態(ロリコン)って呼ぶンだよ!!
好きになった奴が、偶々ロリだっただけだろォが!! 何でそれだけで犯罪者呼ばわりされなきゃならねェンだよ!!
好きな奴を好きって言うのさえ俺には許されねえってのかよ!? なァ、ヒーロー!!」
最強の超能力者の思いの丈をぶつけられてなお、無能力者の少年は声を発する。
「……関係ねえだろ」
ただ、噛みしめながらも決して――引き下がらない。
「……分かったよォなクチを…きくンじゃねェ!!」
「おかしいだろォが!! 俺みたいな奴が遊園地だなンて明らかにおかしいだろ!! 元々無理があるンだよ!!
俺みたいなクソッたれの不健康の象徴みたいな細くて白い奴がよォ! 爽やかに、遊園地行こうぜ! なンて言えねェだろォが!!
どォ考えたって場違いだろォがよ!! だから口実が必要だったンだよ!!」
咆哮と共に、一方通行の右腕に力が集まる。
学園都市第一位の能力によって、凝縮された力が。
「そもそも前提がおかしいンだよ!! 何でだよ!! 何でどいつもこいつも俺を変態(ロリコン)って呼ぶンだよ!!
好きになった奴が、偶々ロリだっただけだろォが!! 何でそれだけで犯罪者呼ばわりされなきゃならねェンだよ!!
好きな奴を好きって言うのさえ俺には許されねえってのかよ!? なァ、ヒーロー!!」
最強の超能力者の思いの丈をぶつけられてなお、無能力者の少年は声を発する。
「……関係ねえだろ」
「……ッ!?」
「周りの声がなんだっていうんだよ!! そんなもんに屈してお前はそれでいいのかよ!?
お前は今まで守ってきたんだろ!? そいつに対する想いを持ち続けてきたんだろう!?
それを諦めちまっていいのかよ!? お前のその気持ちは、そんな簡単に捨てちまえるようなものじゃねえはずだろ!!
大して知りもしない連中の言葉で、一番大切なものから無理矢理目を背けて、それでお前は満足なのかよ!?」
無能力者の少年は一歩も引き下がらない。
一方通行の右腕に集まる力の奔流を見ても、一歩たりとも。
「お前がずっと持っていた想いだ!! お前だけが胸を張って主張できる想いだ!!
そこに他人なんて入れていいのかよ!? お前が誇りを持てるならそれでいいだろ!!
お前の人生だろ!? お前が決めろよ!!」
「変態(ロリコン)だと言われようが、お前自身が胸を張れる行動をとってみろよ!!」
「……それでも、それでも社会ってやつの風当たりは強いンだよおおおおおおおおおおおお!!!!」
「周りの声がなんだっていうんだよ!! そんなもんに屈してお前はそれでいいのかよ!?
お前は今まで守ってきたんだろ!? そいつに対する想いを持ち続けてきたんだろう!?
それを諦めちまっていいのかよ!? お前のその気持ちは、そんな簡単に捨てちまえるようなものじゃねえはずだろ!!
大して知りもしない連中の言葉で、一番大切なものから無理矢理目を背けて、それでお前は満足なのかよ!?」
無能力者の少年は一歩も引き下がらない。
一方通行の右腕に集まる力の奔流を見ても、一歩たりとも。
「お前がずっと持っていた想いだ!! お前だけが胸を張って主張できる想いだ!!
そこに他人なんて入れていいのかよ!? お前が誇りを持てるならそれでいいだろ!!
お前の人生だろ!? お前が決めろよ!!」
「変態(ロリコン)だと言われようが、お前自身が胸を張れる行動をとってみろよ!!」
「……それでも、それでも社会ってやつの風当たりは強いンだよおおおおおおおおおおおお!!!!」
一方通行の右腕から、能力によって莫大な運動エネルギーを得た軟球が上条当麻に向かって放たれる。
遠慮も無く、容赦も無く。
その圧倒的な力は全てを刈り取る、――はず、だった。
「……いいぜ、お前がまだ変態(ロリコン)への非難を気にし続けるっていうのなら――」
「――まずは、そのふざけた幻想をぶち壊す!!!」
上条当麻がかざした右手に、ボールに込められた力は全て打ち消された。
一方通行の能力で得たはずの、速度も、衝撃も、余波も、その全てが。
その光景を目の当たりにしても、一方通行は驚きを表さなかった。
むしろ、それが当り前であるかのように受け止めていた。
(……そォだ。やっぱりオマエは最高だぜェ、ヒーロー)
遠慮も無く、容赦も無く。
その圧倒的な力は全てを刈り取る、――はず、だった。
「……いいぜ、お前がまだ変態(ロリコン)への非難を気にし続けるっていうのなら――」
「――まずは、そのふざけた幻想をぶち壊す!!!」
上条当麻がかざした右手に、ボールに込められた力は全て打ち消された。
一方通行の能力で得たはずの、速度も、衝撃も、余波も、その全てが。
その光景を目の当たりにしても、一方通行は驚きを表さなかった。
むしろ、それが当り前であるかのように受け止めていた。
(……そォだ。やっぱりオマエは最高だぜェ、ヒーロー)
一方「く、くははははは、次だ、次の一球で必ず――」
黄泉川「……デッドボール」
一方「………………はァ?」
黄泉川「……デッドボール」
一方「………………はァ?」
黄泉川「ほら、少年。さっさと一塁に行くじゃん」
上条「あ、はい」タッタッタ
土御門「よっと、ホームイン!」
土御門(こいつアホだにゃー)
黄泉川「ゲームセット!! 四対三で――」
一方「よ、黄泉川ァァァァ!! ちょっと待ちやがれェェェ!! デッドボールってなンだ!?」
黄泉川「バッターにボールが当たった。どー見てもデッドボールじゃんか」
一方「な、な……なンだと」
垣根「いや! ちょっと待ってくれよ! ここまで引っ張ってデッドボールで終了ってのはあんまりじゃねえか!?」
麦野「そ、そうよ! 冗談きついってば!」
黄泉川「何言ってるんだ、ルールなんだから当たり前じゃん」
上条「あ、はい」タッタッタ
土御門「よっと、ホームイン!」
土御門(こいつアホだにゃー)
黄泉川「ゲームセット!! 四対三で――」
一方「よ、黄泉川ァァァァ!! ちょっと待ちやがれェェェ!! デッドボールってなンだ!?」
黄泉川「バッターにボールが当たった。どー見てもデッドボールじゃんか」
一方「な、な……なンだと」
垣根「いや! ちょっと待ってくれよ! ここまで引っ張ってデッドボールで終了ってのはあんまりじゃねえか!?」
麦野「そ、そうよ! 冗談きついってば!」
黄泉川「何言ってるんだ、ルールなんだから当たり前じゃん」
垣根「く……」
麦野「それは、そうだけど……」
浜面「待て! 待ってくれ!」
黄泉川「なんだ浜面? ルールは曲げられないぞ」
浜面「違う! そうじゃなくて今のはデッドボールにならないんじゃねえか!?」
一方「……?」
麦野「どういう……」
浜面「デッドボールって確かさ、出来る限り回避行動をとったうえでそれでも避けられなかった場合に与えられるものだろ!?」
垣根「そうか! さっきのバッターはむしろ自分から手を伸ばしてたし……」
浜面「そういうことだ! あれはボールに当たりにいったとも取れるんじゃないか!?」
黄泉川「……しかし、投球のコースは完全に打者に向いてたし、避けきれずに思わず手が出たという可能性も……」
麦野「それは、そうだけど……」
浜面「待て! 待ってくれ!」
黄泉川「なんだ浜面? ルールは曲げられないぞ」
浜面「違う! そうじゃなくて今のはデッドボールにならないんじゃねえか!?」
一方「……?」
麦野「どういう……」
浜面「デッドボールって確かさ、出来る限り回避行動をとったうえでそれでも避けられなかった場合に与えられるものだろ!?」
垣根「そうか! さっきのバッターはむしろ自分から手を伸ばしてたし……」
浜面「そういうことだ! あれはボールに当たりにいったとも取れるんじゃないか!?」
黄泉川「……しかし、投球のコースは完全に打者に向いてたし、避けきれずに思わず手が出たという可能性も……」
>>487
だよな
だよな
垣根「俺にはボールにしっかり反応したうえで、右手を伸ばしたように見えたぜ!? あんたはどう見えたんだよ審判!」
黄泉川「……むぅ、一理あるじゃん」
一方「……!」
浜面「だ、だろ? だから……」
黄泉川「はぁ、わかったじゃんか。デッドボールは無しにするじゃん。……一方通行!!」
一方「な、なンだ!?」
黄泉川「能力使用で反則負けじゃん!! この大馬鹿野郎!」
一方「」
浜面「……え」
垣根「……あー」
黄泉川「……むぅ、一理あるじゃん」
一方「……!」
浜面「だ、だろ? だから……」
黄泉川「はぁ、わかったじゃんか。デッドボールは無しにするじゃん。……一方通行!!」
一方「な、なンだ!?」
黄泉川「能力使用で反則負けじゃん!! この大馬鹿野郎!」
一方「」
浜面「……え」
垣根「……あー」
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