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元スレ川嶋亜美「……ずるいよ、高須くん」
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>>351-357
すまん、落ちたのかと思ってたぜ……
ちょっと待っててくれ、準備してくる
ちょっと待っててくれ、準備してくる
ブー ブー
竜児「……川嶋からか」
亜美『風邪には十分気をつけてるよ 元旦は亜美ちゃんの為に一万円くらい賽銭箱に突っ込んでね☆ おやすみ』
竜児「合格祈願して来いってか……」
ブー ブー
亜美「あ、返ってきた……高須君って案外返信速いしまめなのよね」
竜児『それでお前が受かるんだったら一万くらい突っ込んでやるよ』
亜美「……フフ、ケチな高須君が一万円も賽銭箱に入れるわけないのにね」
亜美「……さて、もう一頑張りしますか」
竜児「……川嶋からか」
亜美『風邪には十分気をつけてるよ 元旦は亜美ちゃんの為に一万円くらい賽銭箱に突っ込んでね☆ おやすみ』
竜児「合格祈願して来いってか……」
ブー ブー
亜美「あ、返ってきた……高須君って案外返信速いしまめなのよね」
竜児『それでお前が受かるんだったら一万くらい突っ込んでやるよ』
亜美「……フフ、ケチな高須君が一万円も賽銭箱に入れるわけないのにね」
亜美「……さて、もう一頑張りしますか」
~元旦~
チャリーン
パンッ パンッ
竜児「……よし、っと」
北村「何を願ってたんだ、高須?」
竜児「北村……」
北村「よっ、あけましておめでとう」
竜児「あけましておめでとう……でも、いいのか北村?この時期にほっつき歩いてて」
北村「あれ?高須には言わなかったっか?」
竜児「え……?」
北村「俺、卒業と同時にアメリカに留学することになったんだ」
竜児「は……」
竜児「はあああああっ!?」
チャリーン
パンッ パンッ
竜児「……よし、っと」
北村「何を願ってたんだ、高須?」
竜児「北村……」
北村「よっ、あけましておめでとう」
竜児「あけましておめでとう……でも、いいのか北村?この時期にほっつき歩いてて」
北村「あれ?高須には言わなかったっか?」
竜児「え……?」
北村「俺、卒業と同時にアメリカに留学することになったんだ」
竜児「は……」
竜児「はあああああっ!?」
北村「ハッハッハ!相変わらずいいリアクションだな、高須は」
竜児「だ、だって!お前が大学に行かないなんて想像出来るかよ!」
北村「いや、もちろんむこうの大学は受けるつもりだ」
竜児「ってことはあれか……狩野先輩を追いかけるんだな」
北村「ああ……やっぱり俺はあの人のことを諦めきれないみたいだ」
竜児「そっか……頑張れよ、北村」
北村「ああ、ありがとうな高須」
竜児「そうだ北村、寒いし家でおしるこ食ってくか?」
北村「おしるこか……いいな!でも、新年早々いいのか?」
竜児「おう、どうせ泰子は寝てるだろうし家に一人でいても暇だからな」
北村「なら、お邪魔させてもらうよ」
竜児「だ、だって!お前が大学に行かないなんて想像出来るかよ!」
北村「いや、もちろんむこうの大学は受けるつもりだ」
竜児「ってことはあれか……狩野先輩を追いかけるんだな」
北村「ああ……やっぱり俺はあの人のことを諦めきれないみたいだ」
竜児「そっか……頑張れよ、北村」
北村「ああ、ありがとうな高須」
竜児「そうだ北村、寒いし家でおしるこ食ってくか?」
北村「おしるこか……いいな!でも、新年早々いいのか?」
竜児「おう、どうせ泰子は寝てるだろうし家に一人でいても暇だからな」
北村「なら、お邪魔させてもらうよ」
~高須家~
北村「はあ……いい味だ、それに温まるな……やっぱり正月は畳にコタツでおしるこだよな」
北村「で、さっきは何を願ってたんだ?やっぱり逢坂のことか?」
竜児「もちろん大河のこともあるけど、さっきは川嶋のことだったな」
北村「亜美?なんで亜美なんだ?」
竜児「合格祈願してきてって言われたんだよ」
竜児「まあ、川嶋には色々と世話になってるからな……これで志望校に受かるんだったらお安い御用ってわけだ」
北村「そうか……でも、高須のおかげで亜美は大分変わったよ……幼なじみとして、それには本当に感謝している」
竜児「俺は何もしてねえよ、北村……アイツが、川嶋が変わろうとしたから変われたんだろう」
北村「そうだな……さて、と」
北村「あまり長居しても迷惑になるからな、そろそろ帰るとするよ」
竜児「そうか、また新学期にな」
北村「ああ、ではまたな高須!」
竜児「じゃあな、北村!」
北村「はあ……いい味だ、それに温まるな……やっぱり正月は畳にコタツでおしるこだよな」
北村「で、さっきは何を願ってたんだ?やっぱり逢坂のことか?」
竜児「もちろん大河のこともあるけど、さっきは川嶋のことだったな」
北村「亜美?なんで亜美なんだ?」
竜児「合格祈願してきてって言われたんだよ」
竜児「まあ、川嶋には色々と世話になってるからな……これで志望校に受かるんだったらお安い御用ってわけだ」
北村「そうか……でも、高須のおかげで亜美は大分変わったよ……幼なじみとして、それには本当に感謝している」
竜児「俺は何もしてねえよ、北村……アイツが、川嶋が変わろうとしたから変われたんだろう」
北村「そうだな……さて、と」
北村「あまり長居しても迷惑になるからな、そろそろ帰るとするよ」
竜児「そうか、また新学期にな」
北村「ああ、ではまたな高須!」
竜児「じゃあな、北村!」
~冬休み明け~
竜児「やっぱこの時期って生徒減るよな……」
北村「まあ、それはしょうがないことだと思うけどな」
北村「受験を目前に控えてプレッシャーもかかってるだろうしストレスも溜まってるだろうからな」
竜児「学校に行ってるような状況じゃないってことか……」
北村「さて、そろそろ帰るとするか。高須はどうする?」
竜児「あ、俺職員室に用があるから先帰ってくれ」
北村「そうか、じゃあまた明日な」
竜児「おう、また明日な」
竜児「やっぱこの時期って生徒減るよな……」
北村「まあ、それはしょうがないことだと思うけどな」
北村「受験を目前に控えてプレッシャーもかかってるだろうしストレスも溜まってるだろうからな」
竜児「学校に行ってるような状況じゃないってことか……」
北村「さて、そろそろ帰るとするか。高須はどうする?」
竜児「あ、俺職員室に用があるから先帰ってくれ」
北村「そうか、じゃあまた明日な」
竜児「おう、また明日な」
竜児「失礼しました」
てくてく てくてく
竜児「かのうや寄って帰るとするか……」
実乃梨「高須君!」
竜児「あ、櫛枝」
実乃梨「いやー、あけおめだねー!」
竜児「おう、あけおめだな。櫛枝、その格好は部活か?」
実乃梨「うん!身体作っといて春に備えないとね、もう三月には練習に参加することになってるんだよ!」
竜児「へえ……お前はどんどん夢の実現に近づいてるな」
実乃梨「約束したからね……この意地は死んでも貫き通すって」
竜児「そうだな……頑張れよ、櫛枝」
実乃梨「おうよ!じゃあ、私はマスタングスペシャルの練習をしなけりゃいけないからいくよ!」
竜児「……お前はいつから競走馬になったんだよ」
実乃梨「へっへ!じゃあね!」
竜児「おう」
てくてく てくてく
竜児「かのうや寄って帰るとするか……」
実乃梨「高須君!」
竜児「あ、櫛枝」
実乃梨「いやー、あけおめだねー!」
竜児「おう、あけおめだな。櫛枝、その格好は部活か?」
実乃梨「うん!身体作っといて春に備えないとね、もう三月には練習に参加することになってるんだよ!」
竜児「へえ……お前はどんどん夢の実現に近づいてるな」
実乃梨「約束したからね……この意地は死んでも貫き通すって」
竜児「そうだな……頑張れよ、櫛枝」
実乃梨「おうよ!じゃあ、私はマスタングスペシャルの練習をしなけりゃいけないからいくよ!」
竜児「……お前はいつから競走馬になったんだよ」
実乃梨「へっへ!じゃあね!」
竜児「おう」
~数週間後~
ピンポーン
竜児「はーい」
ガチャ
亜美「久しぶり、高須君」
竜児「川嶋……!おう、久しぶりじゃねえか。どうしたんだ、いきなり?」
亜美「じゃーん、見てこれ」
竜児「合格通知書……受かったのか、川嶋!……しかもここ、俺と一緒の大学じゃねえかよ!」
亜美「そう、高須君のこと驚かせようと思って……どう、びっくりした?」
竜児「おう、すげえ驚いたぞ……だって、お前の第一志望は別の所って聞いてたからよ」
亜美「フフ、そうでしょ?春からまたよろしくね……ねえ、亜美ちゃんの合格記念にご飯作ってよ」
竜児「ああ、それはいいけどよ……急だったから何も準備してねえぞ?」
亜美「大丈夫、今日は何でもいいからさ」
竜児「わかった、じゃあ上がれよ」
亜美「お邪魔しまーす」
ピンポーン
竜児「はーい」
ガチャ
亜美「久しぶり、高須君」
竜児「川嶋……!おう、久しぶりじゃねえか。どうしたんだ、いきなり?」
亜美「じゃーん、見てこれ」
竜児「合格通知書……受かったのか、川嶋!……しかもここ、俺と一緒の大学じゃねえかよ!」
亜美「そう、高須君のこと驚かせようと思って……どう、びっくりした?」
竜児「おう、すげえ驚いたぞ……だって、お前の第一志望は別の所って聞いてたからよ」
亜美「フフ、そうでしょ?春からまたよろしくね……ねえ、亜美ちゃんの合格記念にご飯作ってよ」
竜児「ああ、それはいいけどよ……急だったから何も準備してねえぞ?」
亜美「大丈夫、今日は何でもいいからさ」
竜児「わかった、じゃあ上がれよ」
亜美「お邪魔しまーす」
亜美ちゃんの靴下はいた脚をくんかくんかしたい心の底からそう思う
亜美「あれ?泰子さんは?」
竜児「泰子、今日は出かけてるんだよ」
竜児「なんか夜もそのまま仕事に行くから帰ってこないみたいだ」
亜美「へえ……そうなんだ」
竜児「えーっと……米がまあまあと、卵にネギに焼豚か……チャーハンでいいか?」
亜美「うん、チャーハンでいいよ」
竜児「わかった、ちょっと待ってろよ。その辺でくつろいでてくれ」
亜美「はーい」
竜児「泰子、今日は出かけてるんだよ」
竜児「なんか夜もそのまま仕事に行くから帰ってこないみたいだ」
亜美「へえ……そうなんだ」
竜児「えーっと……米がまあまあと、卵にネギに焼豚か……チャーハンでいいか?」
亜美「うん、チャーハンでいいよ」
竜児「わかった、ちょっと待ってろよ。その辺でくつろいでてくれ」
亜美「はーい」
亜美「ねえ高須君」
竜児「なんだ?」
亜美「もうすぐ卒業だね」
竜児「ああ……そうだな」
亜美「私と高須君が出会ったのはおととしの五月で、一年半くらいしか経ってないけどさ……」
亜美「この高校生活はホントに楽しかったよ……色々とあったけどね」
竜児「……なんだよ急に?」
亜美「ううん、何でもない……卒業するんだなーって思ったらさ、急にしんみりしちゃった」
竜児「まあ、しんみりしたくなるのもわかるけどよ……でもよ」
竜児「俺と川嶋は少なくてもあと4年は同じ学校になるんだからさ、これからも仲良くしてこうぜ」
亜美(仲良く……か)
亜美「……うん」
竜児「なんだ?」
亜美「もうすぐ卒業だね」
竜児「ああ……そうだな」
亜美「私と高須君が出会ったのはおととしの五月で、一年半くらいしか経ってないけどさ……」
亜美「この高校生活はホントに楽しかったよ……色々とあったけどね」
竜児「……なんだよ急に?」
亜美「ううん、何でもない……卒業するんだなーって思ったらさ、急にしんみりしちゃった」
竜児「まあ、しんみりしたくなるのもわかるけどよ……でもよ」
竜児「俺と川嶋は少なくてもあと4年は同じ学校になるんだからさ、これからも仲良くしてこうぜ」
亜美(仲良く……か)
亜美「……うん」
竜児「ほら、出来たぞチャーハン」
亜美「いただきまーす……うん、美味しい」
亜美「ねえ高須君」
竜児「うん?」
亜美「みんなでさ、家の別荘に卒業旅行に行こうよ」
亜美「私と高須君と実乃梨ちゃんと祐作と……タイガーでさ、また一昨年の夏みたいに」
竜児「ああ、いいなそれ……でも、行けるのかな」
竜児「櫛枝は部活、北村は留学、大河は……大河はどうなるかわかんねえからな」
亜美「大丈夫だって、なんとかなるよきっと」
亜美「それで仮にその三人が駄目だったら、私と高須君の二人で行けばいいし」
竜児「俺と川嶋の二人で行ったってしょうがねえだろう……まあ、提案してみるよ」
亜美(……しょうがなくもないんだけどな)
亜美「うん、よろしくね」
亜美「いただきまーす……うん、美味しい」
亜美「ねえ高須君」
竜児「うん?」
亜美「みんなでさ、家の別荘に卒業旅行に行こうよ」
亜美「私と高須君と実乃梨ちゃんと祐作と……タイガーでさ、また一昨年の夏みたいに」
竜児「ああ、いいなそれ……でも、行けるのかな」
竜児「櫛枝は部活、北村は留学、大河は……大河はどうなるかわかんねえからな」
亜美「大丈夫だって、なんとかなるよきっと」
亜美「それで仮にその三人が駄目だったら、私と高須君の二人で行けばいいし」
竜児「俺と川嶋の二人で行ったってしょうがねえだろう……まあ、提案してみるよ」
亜美(……しょうがなくもないんだけどな)
亜美「うん、よろしくね」
亜美「ごちそうさまでした」
竜児「ほら、デザートのアイスだ」
亜美「あら、気が利くのね」
竜児「今日は特別だぞ」
亜美「うん、ありがとう」
亜美「……次学校あるのいつだっけ?」
竜児「卒業式の二日前じゃなかったか、確か」
亜美「じゃあ、あと三日しか学校にも行かないんだ……そっか」
竜児「さっきの話じゃないけどよ……確かに寂しくなるよな」
亜美「……うん」
竜児「ほら、デザートのアイスだ」
亜美「あら、気が利くのね」
竜児「今日は特別だぞ」
亜美「うん、ありがとう」
亜美「……次学校あるのいつだっけ?」
竜児「卒業式の二日前じゃなかったか、確か」
亜美「じゃあ、あと三日しか学校にも行かないんだ……そっか」
竜児「さっきの話じゃないけどよ……確かに寂しくなるよな」
亜美「……うん」
亜美「じゃあ、今日は帰るね」
竜児「おう、気をつけて帰れよ」
亜美「うん、またね」
竜児「またな」
バタンッ
てくてく てくてく
亜美「はーあ……」
亜美(卒業式、か……)
亜美「あと四年も猶予あるんだけどな……」
亜美(やっぱり……)
亜美「やりきらなきゃ……駄目だよね」
竜児「おう、気をつけて帰れよ」
亜美「うん、またね」
竜児「またな」
バタンッ
てくてく てくてく
亜美「はーあ……」
亜美(卒業式、か……)
亜美「あと四年も猶予あるんだけどな……」
亜美(やっぱり……)
亜美「やりきらなきゃ……駄目だよね」
~卒業式~
木原「亜美ちゃーん!」
香椎「亜美ちゃん」
亜美「麻耶、奈々子……!卒業おめでとう!」
木原「亜美ちゃんもおめでとう!二年の時しか同じクラスになれなかったけど、亜美ちゃんと友達になれて良かったよ!」
香椎「卒業してからも三人で遊んだりしようね」
亜美「もちろんだよ!」
香椎「そうだ、これから三人でスドバにでも行かない?」
亜美「ゴメン……今日はちょっと無理なんだ」
木原「亜美ちゃーん!」
香椎「亜美ちゃん」
亜美「麻耶、奈々子……!卒業おめでとう!」
木原「亜美ちゃんもおめでとう!二年の時しか同じクラスになれなかったけど、亜美ちゃんと友達になれて良かったよ!」
香椎「卒業してからも三人で遊んだりしようね」
亜美「もちろんだよ!」
香椎「そうだ、これから三人でスドバにでも行かない?」
亜美「ゴメン……今日はちょっと無理なんだ」
木原「え?どうして?仕事?」
亜美「ちょっとね……やり残したことがあるんだ」
香椎「そっか、じゃあしょうがないね……じゃあ亜美ちゃん、また連絡するね」
木原「え?奈々子どういうこと?」
亜美「うん、またね二人とも!」
木原「え?ちょっと待ってよ亜美ちゃーん!ねえ、どういうことなの奈々子?」
香椎「ふふふ、どういうことだろうね?」
てくてく てくてく
亜美「……2-Cの教室で待ってます、っと……これでいいかな?……うん」
亜美「ちょっとね……やり残したことがあるんだ」
香椎「そっか、じゃあしょうがないね……じゃあ亜美ちゃん、また連絡するね」
木原「え?奈々子どういうこと?」
亜美「うん、またね二人とも!」
木原「え?ちょっと待ってよ亜美ちゃーん!ねえ、どういうことなの奈々子?」
香椎「ふふふ、どういうことだろうね?」
てくてく てくてく
亜美「……2-Cの教室で待ってます、っと……これでいいかな?……うん」
能登「よっ、高須に北村!」
春田「高っちゃ~ん、北村先生~、そつおめ~!」
北村「春田に能登、卒業おめでとう」
竜児「おう、おめでとう!春田……お前そういえば進路どうなったんだ?」
春田「高っちゃん、北村……聞いて驚くなよ~?なんと、俺美大に受かりましたあ~!」
北村「そうか!良かったな、春田!」
竜児「美大!?マ、マジかよ……良かったじゃねえかよ、春田」
竜児「……ってか、さっきから何をキョロキョロしてるんだ能登は?」
能登「えっ!?キョロキョロしてる?俺が?し、してないよ!全然!」
春田「高っちゃ~ん、北村先生~、そつおめ~!」
北村「春田に能登、卒業おめでとう」
竜児「おう、おめでとう!春田……お前そういえば進路どうなったんだ?」
春田「高っちゃん、北村……聞いて驚くなよ~?なんと、俺美大に受かりましたあ~!」
北村「そうか!良かったな、春田!」
竜児「美大!?マ、マジかよ……良かったじゃねえかよ、春田」
竜児「……ってか、さっきから何をキョロキョロしてるんだ能登は?」
能登「えっ!?キョロキョロしてる?俺が?し、してないよ!全然!」
春田「高っちゃん、北村先生……実は能登っちは麻耶さまを探してるんだよ~!」
能登「はっ!?な、なに言っちゃってんだよ春田!俺別に木原なんか探してねーし!」
竜児「木原?」
北村「そうか、つまりこういうことなんだな……能登は木原にホの字なんだな」
春田「大当たり~!」
能登「ちょ、な、何言っちゃってんだよ!だから、木原なんて……」
北村「木原ならさっき向こうで見たぞ」
能登「え?マジ……って、違うからね!マジそういうのじゃないから!」
竜児「ハハハ……」
竜児「……あ」
竜児「悪い、ちょっと行ってくる!」
能登「え?どこ行くの高須?ちょっと助けてよ!」
春田「人の心配はいいからさ~、告っちゃえよ~能登っち!」
北村「そうだ、いい機会だと思うぞ能登!男なら当たって砕けろ!」
能登「砕けちゃダメじゃん!って、マジでそういうのじゃないから~!」
能登「はっ!?な、なに言っちゃってんだよ春田!俺別に木原なんか探してねーし!」
竜児「木原?」
北村「そうか、つまりこういうことなんだな……能登は木原にホの字なんだな」
春田「大当たり~!」
能登「ちょ、な、何言っちゃってんだよ!だから、木原なんて……」
北村「木原ならさっき向こうで見たぞ」
能登「え?マジ……って、違うからね!マジそういうのじゃないから!」
竜児「ハハハ……」
竜児「……あ」
竜児「悪い、ちょっと行ってくる!」
能登「え?どこ行くの高須?ちょっと助けてよ!」
春田「人の心配はいいからさ~、告っちゃえよ~能登っち!」
北村「そうだ、いい機会だと思うぞ能登!男なら当たって砕けろ!」
能登「砕けちゃダメじゃん!って、マジでそういうのじゃないから~!」
~2-C~
亜美「はあ……緊張してきた」
亜美「メイク崩れてたりしないかな……一応さっき確認したけど」
亜美「うん……もう一度ちょっとトイレで確認して来ようかな」
ガラガラッ
亜美「はあ……」
亜美(今日で終わるかもしれない……そう思うとすごく怖い)
亜美(けど、今日から始まるのかもしれない……だから)
亜美(だから、今日は最後までやりきらないと……伝えないと)
てくてく てくてく
「あ……」
亜美「はあ……緊張してきた」
亜美「メイク崩れてたりしないかな……一応さっき確認したけど」
亜美「うん……もう一度ちょっとトイレで確認して来ようかな」
ガラガラッ
亜美「はあ……」
亜美(今日で終わるかもしれない……そう思うとすごく怖い)
亜美(けど、今日から始まるのかもしれない……だから)
亜美(だから、今日は最後までやりきらないと……伝えないと)
てくてく てくてく
「あ……」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……くっ!」
ガラガラッ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……!」
タッタッタ タッタッタ
竜児「はあ……はあ……くっ!」
ガラガラッ
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