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元スレ川嶋亜美「……ずるいよ、高須くん」
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~夏~
亜美「はあー、ホームルームも終わったし今日から夏休みかー」
竜児「おう、でも今年の夏は休みって感じはしないんだろうな」
亜美「受験勉強しなきゃいけないからね……あれ、そういえば高須君推薦とか受けないの?」
竜児「一応受けるつもりだ……でも、落ちた時のことも考えてちゃんと勉強しとかないとな」
亜美「そっか……私もちゃんと成績取っておけばよかったなー」
竜児「そういえば、川嶋は予備校の夏期講習とか取ってないのか?」
亜美「取ってるよー、祐作と同じところ」
竜児「なんだ、そこなら俺も行くぞ」
亜美「え?マジ?」
竜児「ああ……俺は行くつもりはなかったんだけどな、泰子が行っとけってうるさくてよ……」
竜児「で、北村に相談したらアイツが行ってるところが安くて分かりやすいって薦められてよ」
亜美「へえ、そうだったんだ……じゃあ、夏も会いそうだね」
亜美(祐作ナイス!)
亜美「はあー、ホームルームも終わったし今日から夏休みかー」
竜児「おう、でも今年の夏は休みって感じはしないんだろうな」
亜美「受験勉強しなきゃいけないからね……あれ、そういえば高須君推薦とか受けないの?」
竜児「一応受けるつもりだ……でも、落ちた時のことも考えてちゃんと勉強しとかないとな」
亜美「そっか……私もちゃんと成績取っておけばよかったなー」
竜児「そういえば、川嶋は予備校の夏期講習とか取ってないのか?」
亜美「取ってるよー、祐作と同じところ」
竜児「なんだ、そこなら俺も行くぞ」
亜美「え?マジ?」
竜児「ああ……俺は行くつもりはなかったんだけどな、泰子が行っとけってうるさくてよ……」
竜児「で、北村に相談したらアイツが行ってるところが安くて分かりやすいって薦められてよ」
亜美「へえ、そうだったんだ……じゃあ、夏も会いそうだね」
亜美(祐作ナイス!)
竜児「じゃあ、またな」
亜美「うん、またね」
亜美「あ、帰る前に駅前寄ってこうかな……」
実乃梨「ヘイ、そこのお嬢ちゃん!ちょっと時間ある?お茶してかない?」
亜美「……今時そんなナンパする奴いねえっつーの」
実乃梨「ありゃ、こりゃ失敬!今風のナンパ術についてちょっくらリサーチ不足でして」
亜美「実乃梨ちゃん久しぶりね、同じ学校だから結構会うと思ってたけどクラス離れると案外そうでもないのね」
実乃梨「そうだね、いやーやっぱあーみん見ると目の保養になるよ!」
亜美「……お前はおっさんかよ」
実乃梨「で、マジな話あーみん時間あるかな?……ちょっと話してかない?」
亜美「……いいよ、ここじゃあれだしスドバ行こうか」
実乃梨「……うん」
亜美「うん、またね」
亜美「あ、帰る前に駅前寄ってこうかな……」
実乃梨「ヘイ、そこのお嬢ちゃん!ちょっと時間ある?お茶してかない?」
亜美「……今時そんなナンパする奴いねえっつーの」
実乃梨「ありゃ、こりゃ失敬!今風のナンパ術についてちょっくらリサーチ不足でして」
亜美「実乃梨ちゃん久しぶりね、同じ学校だから結構会うと思ってたけどクラス離れると案外そうでもないのね」
実乃梨「そうだね、いやーやっぱあーみん見ると目の保養になるよ!」
亜美「……お前はおっさんかよ」
実乃梨「で、マジな話あーみん時間あるかな?……ちょっと話してかない?」
亜美「……いいよ、ここじゃあれだしスドバ行こうか」
実乃梨「……うん」
~スドバ~
亜美「……で、話ってなによ?」
実乃梨「前にさ、あーみん言ってたじゃん?……もし大河が戻って来なかったらって」
亜美「ああ……うん」
実乃梨「私さ、考えたんだけど……仮に大河が戻ってこなかったとしても私は何もしないよ」
亜美「……どうして?」
実乃梨「だって、私は後悔してないから……自分の選択に、私が選んだ道に後悔はしてないから」
実乃梨「確かにそれを選んだことで辛い思いもした……涙も流した……」
実乃梨「けど……私はそれを後悔しない……だって、それは私が決めたことだから」
実乃梨「私はあの日高須君に誓ったんだ……私が決めたことを頑張る、貫き通すって」
実乃梨「そして、それは高須君も信じてくれてる……だから!」
実乃梨「だから、私は決してブレたりしない……それが私の答えだよ、あーみん」
亜美「ふーん……それが実乃梨ちゃんの答えなんだ」
亜美(ホント……強いよね、この子は)
亜美「……で、話ってなによ?」
実乃梨「前にさ、あーみん言ってたじゃん?……もし大河が戻って来なかったらって」
亜美「ああ……うん」
実乃梨「私さ、考えたんだけど……仮に大河が戻ってこなかったとしても私は何もしないよ」
亜美「……どうして?」
実乃梨「だって、私は後悔してないから……自分の選択に、私が選んだ道に後悔はしてないから」
実乃梨「確かにそれを選んだことで辛い思いもした……涙も流した……」
実乃梨「けど……私はそれを後悔しない……だって、それは私が決めたことだから」
実乃梨「私はあの日高須君に誓ったんだ……私が決めたことを頑張る、貫き通すって」
実乃梨「そして、それは高須君も信じてくれてる……だから!」
実乃梨「だから、私は決してブレたりしない……それが私の答えだよ、あーみん」
亜美「ふーん……それが実乃梨ちゃんの答えなんだ」
亜美(ホント……強いよね、この子は)
実乃梨「でもね……あーみん」
亜美「?」
実乃梨「私はあーみんがやろうとしてることに一切口出しはしないよ」
亜美「……」
実乃梨「私は自分の幸せと同じくらいに大河の幸せを願ってるよ……けどね」
実乃梨「それと同じくらいにあーみんの幸せも願ってるんだよ」
亜美「実乃梨ちゃん……」
実乃梨「あーみんはさ……まだやりきってないんだよね?」
実乃梨「今まで子供みたいな私たちを見届けてくれたあーみんが自分の為に動くっていうのなら……」
実乃梨「それがあーみんが決めたことなのなら……あーみんはそれをやりきるべきだと思う」
実乃梨「私はそれを見届けるよ……どういう結末になっても、それはもうしょうがないことだと私は思うから」
亜美「?」
実乃梨「私はあーみんがやろうとしてることに一切口出しはしないよ」
亜美「……」
実乃梨「私は自分の幸せと同じくらいに大河の幸せを願ってるよ……けどね」
実乃梨「それと同じくらいにあーみんの幸せも願ってるんだよ」
亜美「実乃梨ちゃん……」
実乃梨「あーみんはさ……まだやりきってないんだよね?」
実乃梨「今まで子供みたいな私たちを見届けてくれたあーみんが自分の為に動くっていうのなら……」
実乃梨「それがあーみんが決めたことなのなら……あーみんはそれをやりきるべきだと思う」
実乃梨「私はそれを見届けるよ……どういう結末になっても、それはもうしょうがないことだと私は思うから」
亜美「……はあ、なによそれ」
実乃梨「え?」
亜美「これじゃあさ……実乃梨ちゃんにそこまで言われちゃったらさ……」
亜美「……ホントにちゃんとした形で決着をつけなきゃいけないじゃない」
実乃梨「あーみん……」
亜美「実乃梨ちゃん……私も自分の選んだ道を進むよ、それでそれに絶対後悔しないようにする」
実乃梨「へっへ、そっか……よし、あーみん手をグーにして出して!」
亜美「え?なによ、いきなり……」
実乃梨「いいから」
亜美「……こう?」
コツン
実乃梨「これは私たちの友情の証だ、頑張れよあーみん」
亜美「……頑張るよ、実乃梨ちゃん」
実乃梨「え?」
亜美「これじゃあさ……実乃梨ちゃんにそこまで言われちゃったらさ……」
亜美「……ホントにちゃんとした形で決着をつけなきゃいけないじゃない」
実乃梨「あーみん……」
亜美「実乃梨ちゃん……私も自分の選んだ道を進むよ、それでそれに絶対後悔しないようにする」
実乃梨「へっへ、そっか……よし、あーみん手をグーにして出して!」
亜美「え?なによ、いきなり……」
実乃梨「いいから」
亜美「……こう?」
コツン
実乃梨「これは私たちの友情の証だ、頑張れよあーみん」
亜美「……頑張るよ、実乃梨ちゃん」
亜美「そういえば実乃梨ちゃん、大学はどうするの?」
実乃梨「うん、それがソフトの強い体育大の推薦が取れそうなんだよ」
亜美「そう……よかったじゃない」
実乃梨「あーみんはどうするの?」
亜美「私は……行きたいところは大体決まってるから、あとは勉強するだけ」
実乃梨「そっか……それは大忙しですな」
亜美「じゃあ、私そろそろ行くね」
実乃梨「うん、またこうして会える機会を楽しみにしてるよ!」
亜美「同じ学校なんだからいつか会うでしょ?」
実乃梨「えへへ、それもそっか!じゃあね、あーみん!」
亜美「バイバイ、実乃梨ちゃん」
亜美「……」
亜美「……はあ、これでもう後には引けなくなっちゃったな」
亜美「もう……こうなったら頑張るしかないよね」
実乃梨「うん、それがソフトの強い体育大の推薦が取れそうなんだよ」
亜美「そう……よかったじゃない」
実乃梨「あーみんはどうするの?」
亜美「私は……行きたいところは大体決まってるから、あとは勉強するだけ」
実乃梨「そっか……それは大忙しですな」
亜美「じゃあ、私そろそろ行くね」
実乃梨「うん、またこうして会える機会を楽しみにしてるよ!」
亜美「同じ学校なんだからいつか会うでしょ?」
実乃梨「えへへ、それもそっか!じゃあね、あーみん!」
亜美「バイバイ、実乃梨ちゃん」
亜美「……」
亜美「……はあ、これでもう後には引けなくなっちゃったな」
亜美「もう……こうなったら頑張るしかないよね」
区切りがいいのと終わりが見えてきたので寝ます
明日の夕方には終わる予定です
明日の夕方には終わる予定です
~数週間後・予備校~
亜美「あ……」
竜児「おう」
北村「亜美、久しぶりだな」
亜美「久しぶりね……高須君に祐作」
北村「どうした亜美?なんかやつれてるぞ?」
亜美「受験で休業する前の最後の撮影をサイパンでやってきて今朝帰ってきたのよ……眠いし頭痛いしもう最悪」
竜児「おう……それはなんていうか大変だったな」
亜美「大変なんて所の騒ぎじゃないわよ……モデル仲間の友達がビーチで遊んでる中、私は一人単語帳捲ってるのよ?」
北村「ハッハッハ、偉いぞ亜美!それでこそ受験生の鑑だな!」
亜美「祐作、うっさい……笑い声が頭に響くのよ」
キーンコーン カーンコーン
北村「お、もう休憩時間は終わりか……授業に行くか」
亜美「あ……」
竜児「おう」
北村「亜美、久しぶりだな」
亜美「久しぶりね……高須君に祐作」
北村「どうした亜美?なんかやつれてるぞ?」
亜美「受験で休業する前の最後の撮影をサイパンでやってきて今朝帰ってきたのよ……眠いし頭痛いしもう最悪」
竜児「おう……それはなんていうか大変だったな」
亜美「大変なんて所の騒ぎじゃないわよ……モデル仲間の友達がビーチで遊んでる中、私は一人単語帳捲ってるのよ?」
北村「ハッハッハ、偉いぞ亜美!それでこそ受験生の鑑だな!」
亜美「祐作、うっさい……笑い声が頭に響くのよ」
キーンコーン カーンコーン
北村「お、もう休憩時間は終わりか……授業に行くか」
キーンコーン カーンコーン
亜美「やっと終わった……」
竜児「だ、大丈夫か川嶋……?」
亜美「うん……ちょっともう限界かも」
北村「亜美、ここに超強力な滋養強壮剤があるか飲むか?」
亜美「いらないわよ……家帰って寝る」
北村「そうか、高須はこの後授業なかったよな?」
竜児「おう、今日はもう帰るつもりだ……ここで残って勉強するよりは家でやる方がよっぽど集中出来るしな」
北村「なら、亜美を送ってってくれないか?その調子じゃ一人でまともに帰れそうもないしな」
竜児「いいぞ、川嶋行くぞ」
亜美「え……あ、うん」
亜美(祐作どうしたのよ……ちょっと最近気が利きすぎない?)
亜美「やっと終わった……」
竜児「だ、大丈夫か川嶋……?」
亜美「うん……ちょっともう限界かも」
北村「亜美、ここに超強力な滋養強壮剤があるか飲むか?」
亜美「いらないわよ……家帰って寝る」
北村「そうか、高須はこの後授業なかったよな?」
竜児「おう、今日はもう帰るつもりだ……ここで残って勉強するよりは家でやる方がよっぽど集中出来るしな」
北村「なら、亜美を送ってってくれないか?その調子じゃ一人でまともに帰れそうもないしな」
竜児「いいぞ、川嶋行くぞ」
亜美「え……あ、うん」
亜美(祐作どうしたのよ……ちょっと最近気が利きすぎない?)
てくてく てくてく
亜美「高須君、ここ最近は何してたの?」
竜児「え?特に何もしてないぞ……基本はいつも通り家事をやって、勉強をして……」
竜児「夏期講習がある日は予備校に通う……そんな感じだな」
亜美「へえ……やっぱ受験生の夏ってそんな感じよね……まあ、普通の受験生は家事はしないだろうけどさ」
竜児「おう、そうだろうな」
亜美「あ、そうだ……高須君、ちょっと家に寄ってかない?お土産買ってきたんだ」
竜児「お土産?川嶋が、俺に?」
亜美「なによ?亜美ちゃんからお土産もらえるのに何か不満なの?」
竜児「いや……なんつーか意外だったからよ」
竜児「けど、考えてみれば今年の冬にも大河にお土産買って来てたりしてるんだよな」
亜美「ああー、あれはタイガーに頼まれたからね……ってか、そういえばタイガーから連……あ」
亜美(ヤバっ……今まで意図的に触れてなかったのに……疲れのせいかこんな所でミスった)
竜児「……来てねえよ、多分アイツも受験だったりなんだりで忙しいんだろうな」
竜児「……でも、大河はきっとどっかで頑張ってんだと思う……だから、俺はその邪魔になるようなことは出来ねえよ」
亜美「高須君、ここ最近は何してたの?」
竜児「え?特に何もしてないぞ……基本はいつも通り家事をやって、勉強をして……」
竜児「夏期講習がある日は予備校に通う……そんな感じだな」
亜美「へえ……やっぱ受験生の夏ってそんな感じよね……まあ、普通の受験生は家事はしないだろうけどさ」
竜児「おう、そうだろうな」
亜美「あ、そうだ……高須君、ちょっと家に寄ってかない?お土産買ってきたんだ」
竜児「お土産?川嶋が、俺に?」
亜美「なによ?亜美ちゃんからお土産もらえるのに何か不満なの?」
竜児「いや……なんつーか意外だったからよ」
竜児「けど、考えてみれば今年の冬にも大河にお土産買って来てたりしてるんだよな」
亜美「ああー、あれはタイガーに頼まれたからね……ってか、そういえばタイガーから連……あ」
亜美(ヤバっ……今まで意図的に触れてなかったのに……疲れのせいかこんな所でミスった)
竜児「……来てねえよ、多分アイツも受験だったりなんだりで忙しいんだろうな」
竜児「……でも、大河はきっとどっかで頑張ってんだと思う……だから、俺はその邪魔になるようなことは出来ねえよ」
亜美「……」
亜美(ホント……寂しそうだけど、タイガーのことを話す時の顔が一番いい表情してるよね)
亜美(私がどれだけ頑張っても……決して見せてくれない表情)
亜美(私はそれが悔しくて……羨ましい)
亜美(けど……)
亜美(最後までやりきるって決めたから……!)
竜児「おい、川嶋……?」
亜美「え……あ、ゴメン!なに?」
竜児「着いたぞ、お前の家」
亜美「あ……そうだったねゴメン、あがって!」
竜児「お、おう……」
竜児(なんか変だな……川嶋の奴)
亜美(ホント……寂しそうだけど、タイガーのことを話す時の顔が一番いい表情してるよね)
亜美(私がどれだけ頑張っても……決して見せてくれない表情)
亜美(私はそれが悔しくて……羨ましい)
亜美(けど……)
亜美(最後までやりきるって決めたから……!)
竜児「おい、川嶋……?」
亜美「え……あ、ゴメン!なに?」
竜児「着いたぞ、お前の家」
亜美「あ……そうだったねゴメン、あがって!」
竜児「お、おう……」
竜児(なんか変だな……川嶋の奴)
竜児「お邪魔します」
亜美「ちょっと待っててね、帰ってきた時は力尽きててキャリーバック伯父さんの家に置いてきたのよ」
亜美「あ、クローゼットの中覗いたりしないでよ」
竜児「……誰がするかよ」
亜美「じゃあ、取ってくるね」
亜美(そうだ……ちょっと高須君のこと驚かしてみようかな)
バタンッ
亜美「ちょっと待っててね、帰ってきた時は力尽きててキャリーバック伯父さんの家に置いてきたのよ」
亜美「あ、クローゼットの中覗いたりしないでよ」
竜児「……誰がするかよ」
亜美「じゃあ、取ってくるね」
亜美(そうだ……ちょっと高須君のこと驚かしてみようかな)
バタンッ
竜児「亜美のパンツ・・・」クンカクンカ
亜美(ちょっと!?私が居ない間になにやってんの??)
亜美(ちょっと!?私が居ない間になにやってんの??)
竜児「はあ……」
竜児「そういえば……川嶋の部屋に入るのは二度目なんだよな」
ガチャ
竜児「あの時は……」
大河『駆け落ちしますけん!本気ですけん!』
竜児「ククク……なんで方言だったんだろうな……」
竜児「……なあ、どっかで頑張ってるんだよな……大河?」
亜美「……」
亜美(決めたんだ……私は自分の選んだ道を後悔しないって)
亜美「お待たせ、高須君!」
竜児「そういえば……川嶋の部屋に入るのは二度目なんだよな」
ガチャ
竜児「あの時は……」
大河『駆け落ちしますけん!本気ですけん!』
竜児「ククク……なんで方言だったんだろうな……」
竜児「……なあ、どっかで頑張ってるんだよな……大河?」
亜美「……」
亜美(決めたんだ……私は自分の選んだ道を後悔しないって)
亜美「お待たせ、高須君!」
亜美「これ、泰子さんと食べてね」
竜児「おう、ありがとうな」
亜美「そ・れ・か・ら」
ぷちっ ぷちっ
竜児「え……?って、お、おう!?」
竜児「な……なにやってんだよ、川嶋!?」
亜美「どう?これ撮影の時に気に入ってそのまま買い取った水着なんだけどさ、似合ってるかなー?」
竜児「に、似合ってるって!だ、だからもう服着ろよ!」
亜美「フフフ、去年も水着姿は見てるのに顔赤らめっちゃって……高須君カワイイー」
ゴロンッ
亜美「今年は海にも行けないだろうし、別荘にも行けないだろうからさ、しっかりと拝んでいけば?」
竜児「ね、寝っ転がらなくていいから!ふ、服を着ろよ川嶋!」
亜美「あ……なんか横になったら急に眠くなってきちゃった……そういえば……亜美ちゃん限界だった……んじゃん」
竜児「おい、その前に服を着ろよ……なあ!」
竜児「……川嶋?」
竜児「おう、ありがとうな」
亜美「そ・れ・か・ら」
ぷちっ ぷちっ
竜児「え……?って、お、おう!?」
竜児「な……なにやってんだよ、川嶋!?」
亜美「どう?これ撮影の時に気に入ってそのまま買い取った水着なんだけどさ、似合ってるかなー?」
竜児「に、似合ってるって!だ、だからもう服着ろよ!」
亜美「フフフ、去年も水着姿は見てるのに顔赤らめっちゃって……高須君カワイイー」
ゴロンッ
亜美「今年は海にも行けないだろうし、別荘にも行けないだろうからさ、しっかりと拝んでいけば?」
竜児「ね、寝っ転がらなくていいから!ふ、服を着ろよ川嶋!」
亜美「あ……なんか横になったら急に眠くなってきちゃった……そういえば……亜美ちゃん限界だった……んじゃん」
竜児「おい、その前に服を着ろよ……なあ!」
竜児「……川嶋?」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「ホントに寝やがったのか、こいつ?……はあ」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「おい川嶋、起きろ……風邪引くぞ」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「……」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「とりあえず、脱いだシャツだけでもかけていってやるか」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「鍵がかかってないのは心配だけど、長居するのあれだしやむを得ないよな……」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「じゃあ、またな川嶋……お土産ありがとうな」
バタンッ
亜美「……」
亜美「……高須君のバカ」
竜児「ホントに寝やがったのか、こいつ?……はあ」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「おい川嶋、起きろ……風邪引くぞ」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「……」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「とりあえず、脱いだシャツだけでもかけていってやるか」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「鍵がかかってないのは心配だけど、長居するのあれだしやむを得ないよな……」
亜美「……すうー……すうー」
竜児「じゃあ、またな川嶋……お土産ありがとうな」
バタンッ
亜美「……」
亜美「……高須君のバカ」
~翌日~
北村「お、亜美!おはよう」
竜児「おう、川嶋」
亜美「……」
すたすた すたすた
北村「なんだ?亜美の奴、えらく不機嫌だな?高須、昨日亜美となんかあったのか?」
竜児「いや、なんもねえけど……」
北村「そうか……なら、こういう時は触れぬが仏だな」
竜児「そうだな……」
竜児(やっぱ昨日起きるまで待っとくべきだったのか……?)
北村「お、亜美!おはよう」
竜児「おう、川嶋」
亜美「……」
すたすた すたすた
北村「なんだ?亜美の奴、えらく不機嫌だな?高須、昨日亜美となんかあったのか?」
竜児「いや、なんもねえけど……」
北村「そうか……なら、こういう時は触れぬが仏だな」
竜児「そうだな……」
竜児(やっぱ昨日起きるまで待っとくべきだったのか……?)
キーンコーン カーンコーン
亜美「……」
竜児「おい、川嶋」
亜美「なに?ついて来ないでよ、キモいんですけど」
竜児「キモいって……あのな、お前が不機嫌そうだから声かけてるんだろ」
亜美「は?亜美ちゃんのどこが不機嫌そうだって言うの?」
竜児「思いっきり態度に表れてるじゃねえかよ……昨日勝手に帰ったことで怒ってるなら謝るからよ」
亜美「は?なに勘違いしてんの?亜美ちゃん怒ってないって言ってんじゃん!大体さ……!」
竜児「……なんだよ?」
亜美「いい、何でもない……高須君、あっちでしょ?じゃあね」
竜児「お、おい川嶋!……ったく、なんだよあれ」
てくてく てくてく
亜美(……あんな態度取ったってしょうがないのにね)
亜美(大体、高須君があんなやり方で釣られるようならこんな苦労してないっつーの)
亜美(なんか……近づこうとすれば近づこうとするほどその距離の遠さを感じるな)
亜美「……」
竜児「おい、川嶋」
亜美「なに?ついて来ないでよ、キモいんですけど」
竜児「キモいって……あのな、お前が不機嫌そうだから声かけてるんだろ」
亜美「は?亜美ちゃんのどこが不機嫌そうだって言うの?」
竜児「思いっきり態度に表れてるじゃねえかよ……昨日勝手に帰ったことで怒ってるなら謝るからよ」
亜美「は?なに勘違いしてんの?亜美ちゃん怒ってないって言ってんじゃん!大体さ……!」
竜児「……なんだよ?」
亜美「いい、何でもない……高須君、あっちでしょ?じゃあね」
竜児「お、おい川嶋!……ったく、なんだよあれ」
てくてく てくてく
亜美(……あんな態度取ったってしょうがないのにね)
亜美(大体、高須君があんなやり方で釣られるようならこんな苦労してないっつーの)
亜美(なんか……近づこうとすれば近づこうとするほどその距離の遠さを感じるな)
~数日後~
亜美「……」
竜児「……おう」
亜美「……なにしてんの、こんなところで?」
竜児「かのうやの帰りだよ……お前は予備校の帰りか?」
亜美「うん……」
竜児「そうか……」
亜美「……」
竜児「……」
亜美「ねえ」 竜児「なあ」
竜児「……先、話せよ」
亜美「……高須君から先に話して」
竜児「……わかった」
竜児「あのさ……今日飯食いに来ないか?」
亜美「え……」
亜美「……」
竜児「……おう」
亜美「……なにしてんの、こんなところで?」
竜児「かのうやの帰りだよ……お前は予備校の帰りか?」
亜美「うん……」
竜児「そうか……」
亜美「……」
竜児「……」
亜美「ねえ」 竜児「なあ」
竜児「……先、話せよ」
亜美「……高須君から先に話して」
竜児「……わかった」
竜児「あのさ……今日飯食いに来ないか?」
亜美「え……」
竜児「いや、今日よ……泰子の奴、お店の人と飯食ってから仕事行くって言ってたからよ」
竜児「俺一人分だけ作るのもあれだし、よかったらなんだけどさ……って、何笑ってるんだよ?」
亜美「フフ、ゴメン……いや、だってさ……私も今同じようなこと言おうとしてたから」
亜美「やっぱ私たちって似たもの同士なんだなー、って思ったのよ」
竜児「そうか……よし、じゃあ今から家行くぞ」
亜美「……うん」
亜美(ホントさ……たまにこういうところを見せられるからさ)
亜美(私は高須君に惹かれ続けるんだろうな……)
亜美(……ずるいよね、ホント)
竜児「俺一人分だけ作るのもあれだし、よかったらなんだけどさ……って、何笑ってるんだよ?」
亜美「フフ、ゴメン……いや、だってさ……私も今同じようなこと言おうとしてたから」
亜美「やっぱ私たちって似たもの同士なんだなー、って思ったのよ」
竜児「そうか……よし、じゃあ今から家行くぞ」
亜美「……うん」
亜美(ホントさ……たまにこういうところを見せられるからさ)
亜美(私は高須君に惹かれ続けるんだろうな……)
亜美(……ずるいよね、ホント)
いっぱいいすぎて普通には読めない名字の人が出てくるよりよっぽどいい
~高須家~
亜美「ごちそうさまでした」
竜児「お粗末さまでした」
亜美「美味しかった……高須君ホント料理上手いよね、一家に一台欲しいよ」
竜児「俺はロボットかよ」
亜美「そういう意味じゃないって」
竜児「なら、あれか……今度料理教えてやろうか?」
亜美「亜美ちゃん料理はパス」
竜児「出来て損はないと思うけどな」
亜美(毎日作ってやるよ……とかは言ってくれないよね、やっぱ)
亜美「まあ、いっか……」
竜児「うん?何がだよ?」
亜美「なんでもなーい」
亜美「ごちそうさまでした」
竜児「お粗末さまでした」
亜美「美味しかった……高須君ホント料理上手いよね、一家に一台欲しいよ」
竜児「俺はロボットかよ」
亜美「そういう意味じゃないって」
竜児「なら、あれか……今度料理教えてやろうか?」
亜美「亜美ちゃん料理はパス」
竜児「出来て損はないと思うけどな」
亜美(毎日作ってやるよ……とかは言ってくれないよね、やっぱ)
亜美「まあ、いっか……」
竜児「うん?何がだよ?」
亜美「なんでもなーい」
亜美「じゃあそろそろ帰ろうかな、明日の予習もしなきゃいけないし」
竜児「おう、そうだな」
亜美「高須君、今日はありがとう……また食べに来るね」
竜児「おう、いつでも来い」
亜美「って言っても、次はお互いに受験が終わったあとになるのかな」
竜児「だろうな」
亜美「それじゃあ、またね」
竜児「おう、またな」
亜美「……」
亜美「……帰ったら少し勉強頑張ろうっと」
竜児「おう、そうだな」
亜美「高須君、今日はありがとう……また食べに来るね」
竜児「おう、いつでも来い」
亜美「って言っても、次はお互いに受験が終わったあとになるのかな」
竜児「だろうな」
亜美「それじゃあ、またね」
竜児「おう、またな」
亜美「……」
亜美「……帰ったら少し勉強頑張ろうっと」
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