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    元スレ冬月「今なら俺も初号機に乗れそうな気がする」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    51 = 1 :

    コウゾウ「ま、そういうわけだからな。
         シンジくんがLCLを知っていても不思議ではないだろう」

    リツ子「……。
        (そう言っても、10年前といえば彼は3歳…。覚えているというの?
         納得がいかないわね…やはり何か隠しているのね…)」

    コウゾウ「君ももう下がりたまえ。
         サードチルドレンの今後に関してはこちらで進める」






    ゲンドウ「危なかったな」

    コウゾウ「ああ。やはり赤木博士は要注意だ」

    52 = 1 :

    <翌日>
    コンコン

    ゲンドウ「シンジか、入れ」

    ガチャ

    シンジ「……」

    ゲンドウ「……」

    シンジ「……」

    ゲンドウ「……」

    コウゾウ「(ゴニョゴニョ)おい碇!シンジくんとコミュニケーションをとるのではなかったのか」

    ゲンドウ「……シンジ」

    シンジ「はあ」

    ゲンドウ「おはよう」

    シンジ「え?ああ…お、おはよう…」

    ゲンドウ「……」

    シンジ「……」

    コウゾウ「……」

    53 = 1 :

    コウゾウ「…シンジくん、まず最初に聞いておきたいんだが
         また初号機には乗ってくれるのか?」

    シンジ「はあ。どっちでも…乗っても乗らなくても…どうでもいいですよ」

    コウゾウ「…本当にすまない。君にはまた辛い目にあわせてしまう」

    ゲンドウ「いいのかシンジ」

    シンジ「死にたいとは思わないけど、別に死んだら死んだで構わないし」

    ゲンドウ「シンジ!」

    シンジ「…なに」

    ゲンドウ「お前は死なない。 …私が守るから」

    シンジ「……」

    コウゾウ「……」

    ゲンドウ「…………///(カァー)」

    55 = 1 :

    シンジ「でも条件があるんだ」

    ゲンドウ「言ってみろ」

    シンジ「ネルフには所属しない」

    コウゾウ「!? どういう意味かね?」

    シンジ「命令に従う義務が出来るのが嫌なんです。
        今さら訓練も実験も大した意味を為さないでしょう」

    コウゾウ「むう、しかしそれは…組織としてまずいのだよ。
          他の者に示しが付かん」

    シンジ「訓練や実験はともかく、戦闘中の作戦に従わなければいけないのが致命的です。
        ミサ…葛城さんの作戦に。
        葛城さんは遡ってきていないのだから…」

    56 = 1 :

    コウゾウ「ああ、その点は心配ない。作戦の指揮は私がとる」

    シンジ「…葛城さんが大人しく降りるとは思えませんが…
        あの人は父親の…」

    コウゾウ「知っていたのかね」

    シンジ「…ええ」

    コウゾウ「そうなのだ。今のままでは彼女を降ろすのは難しい。
          そこで一つ提案があるんだ。
          次の使徒戦だけは彼女の指揮に従ってくれないか」

    シンジ「…………ああ、なるほど、わかりました」

    コウゾウ「ん?わかってくれたのか」

    シンジ「ええ、それで苦戦しているように見せればいいんですね」

    コウゾウ「その通り、すまんね。だから、どうだろう?
         やはりサードチルドレンとしてネルフに籍を置いてくれないかね?
         訓練や実験も必要最低限に抑える。週2回でいい」

    シンジ「わかりました。それなら構いません」

    57 = 1 :

    コウゾウ「それで、次の使徒は大丈夫そうかね」

    シンジ「ええ…前回もあれが無ければ勝っていたはずですから」

    コウゾウ「ああ、君のクラスメートだったな…
          今回はあんなことが無いようにシェルターの監視と警備を強化しておくよ。
          そうだ、クラスメートと言えば、シンジ君の転入手続きをまだ済ませていなかったな」

    シンジ「結構です」

    58 = 1 :

    シンジ「全て一度聞いた授業ですから」

    コウゾウ「むう、しかし授業だけが学校の全てではないだろう。
         将来のことも考えるとやはり学校には行った方がいい」

    シンジ「将来?あんなことが起きるのに将来も何もないでしょう」

    コウゾウ「…今回はああならないように最大限の努力をするつもりだ」

    シンジ「そうですか。
        "将来"は全部終わったとき僕が生きてたら、その時に考えますよ」

    コウゾウ「……本当にすまなかった」

    ゲンドウ「……」

    60 = 1 :

    ・・・・・・<ネルフ内、とある病室>・・・・・・

    レイ「……今日は碇君が葛城一尉とお見舞いに来たはず……
       …来なかった…碇君……何故……?
       …用済み…?…私は用済み……」


                                   .第二話 ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                        d⌒) ./| _ノ  __ノ

    61 = 1 :

    ミサト「週二日ァ!?」

    リツ子「そ。それがシンジくんがサードチルドレンになる為に出した条件」

    ミサト「ふっっっざけんじゃないわよ!
        ドイツのアスカなんてもう10年も訓練してるのよ!
        昨日今日やってきたばかりのシンジくんなんていくら時間があっても足りないってのに!」

    リツ子「私に怒鳴られてもどうしようもできないわ。
        副司令の決定よ」

    ミサト「…ちょっち文句言ってやんないと気が済まないわコレ」

    リツ子「およしなさいな。
        あなた、先の戦闘での失態を責められたばかりでしょう。
        シンジくんのことより自分のことを考えなさい。
        (何にせよシンジくんのことはあなたの手に余る問題だもの)」

    62 = 1 :

    ミサト「だからこそよ!次の戦いで汚名返上しなきゃいけないのに!
        その為にはシンジくんの訓練は不可欠なのよ!」

    リツ子「…とにかく、これは司令部の決定事項。上に言っても覆らないわ。
        そう、覆すならシンジくん自身の意思ね」

    ミサト「! それよ!」

    リツ子「でも、司令だってその辺は諭したでしょう、多分。
        お父さんの司令が言っても聞かなかったのに、あなたに説得できるかしら」

    ミサト「まっかせんしゃい!」

    リツ子「何かいい考えでもあるの?」

    ミサト「ええ。ほら、司令ったらあの時自分のこと"パパ"とか言ってたじゃないプッ
        あの司令が自分の息子にあんな低姿勢で挑むとは思ってもみなかったわププ
        いや~、あの時は笑いをこらえるのが大変だったわよ、プププ」

    リツ子「…で?」

    ミサト「だーかーら!甘ったれてんのよあのガキは!
        あの子に足りないのは厳しさよ!ガツンと大人の威厳ってのを見せてやるわ!!」

    64 = 1 :

    ・・・・・・<職員用居住区>・・・・・・

    ミサト「え~っと…FブロックB107…………この部屋ね」

    ピーンポーン

    「……」

    ミサト「シンジくーん、いるー?」

    ピンポピンポーン

    「……」

    ミサト「葛城よー、開けてくれないかしらー?」

    ピピピピンポピンポーン

    「……」

    ミサト「いるのは知ってるのよ、開けなさい!」

    ピピピンポピンピピピンポーンピピンポーン

    ミサト「シンジくん!開けなさい!」

    …ガチャ

    シンジ「…なんですか」

    65 = 1 :

    ミサト「どうして早く開けなかったの?」

    シンジ「…寝てたんですけど。
        それよりピンポン連打はやめてください…近所迷惑です」

    ミサト「だったら早く開けなさい!」

    シンジ「だから寝てt…

    ミサト「口ごたえするんじゃないの!」

    シンジ「…は?」

    66 = 1 :

    ミサト「私はあなたの上官なのよ。その辺をわかっているのかしら?
        中学生と言っても、ネルフに所属する以上そういったケジメは守ってもらうわ。
        司令の子供だからといって我儘は通らないわよ」

    シンジ「…今は勤務時間外なんですけど」

    ミサト「何言ってるの?今はまだお昼の2時よ」

    シンジ「…ですから、今日は僕は出勤日ではないんです。
        僕の出勤は火・木の週二日って、聞いてませんか?」

    ミサト「そんなの関係ないの!
        ネルフは超法規の特務機関!休日だろうが勤務時間外だろうが
        非常時には命令に従う義務があるの!わかる!?」

    シンジ「今は非常時なんですか?」

    ミサト「…っ!!」

    シンジ「お帰りください」

    バタン

    68 = 1 :

    ・・・・・・<リツ子研究室>・・・・・・

    ミサト「あんのクソガキィ~~~~!!」

    リツ子「…仕事の邪魔をするなら帰ってくれないかしら」

    ミサト「何言っても聞く耳もたないのよ!

    リツ子「わたし忙しいのだけれど」

    ミサト「なんっでアンタはそんな冷静なのよ!」

    リツ子「仕方ないでしょう。上が決めたことなんだから。
        とりあえず次の火曜はシンジくんのシンクロテストが入ってるし
        その時に色々と訊いてみるわよ」

    ミサト「…シンクロ率80%だっけ?あれはどういうことなの?」

    リツ子「だから今は何もわからないって言ってるでしょう。
        (聞く耳もたないのはミサトも同じね…)
        そうそう、シンジくんのスケジュールなんだけど
        火曜が実験、木曜が訓練になってるから」

    ミサト「…ふふふ」

    リツ子「なに?気味悪いわね」

    ミサト「そう、訓練があるのよね…
        みっちりしごいてやるわあのクソガキ、血ヘド吐くまでやってやるわ!
        大人の怖さっていうのを教えてあげなきゃね…ふふふ」

    69 = 1 :

    ・・・・・・<火曜日>・・・・・・


    マヤ「シンクロ率、82.1%で安定。ハーモニクス異常ありません」

    リツ子「…大したものね。この前のはまぐれじゃなかったようね」

    マヤ「すごいですね…」

    リツ子「…わかってはいたけどね」

    マヤ「え?」

    リツ子「いえ、なんでもないわ…。
        シンジくん、聞こえる?あがっていいわよ」

    シンジ「はあ」

    リツ子「シャワー浴びて着替えたら私の研究室に来てちょうだい」

    シンジ「はあ」

    70 = 1 :

    ・・・・・・<リツ子研究室>・・・・・・


    リツ子「かけてちょうだい」

    シンジ「はあ」

    リツ子「そうね…訊きたいことはたくさんあるのだけれど
        何から訊こうかしら」

    シンジ「……」

    リツ子「この前の戦闘のことなんだけれど
        どうやってATフィールドを張ったの?」

    71 = 1 :

    シンジ「…ATフィールド?」

    リツ子「…使徒が使ってた光の防壁。あなたも使ってたでしょう」

    シンジ「はあ、使ってましたか?わかりません」

    リツ子「ATフィールドを破るには同じくATフィールドが必要なの。
        まさしく初号機が使徒のATフィールドを破ったとき
        初号機からもATフィールドの発生を確認したわ」

    シンジ「はあ、そうなんですか。よくわかりません」

    リツ子「…じゃあ使徒と戦っていた時に考えていたことを
        なるべく詳しく教えてくれる?」

    シンジ「はあ、ただ助走をつけて力いっぱい殴ろうと。
        で、実際その通り殴りつけて。気付いたら勝ってました」

    リツ子「そう。じゃあコアを狙ったのは何故?」

    72 = 5 :

    さるさんには気をつけろよ

    73 = 1 :

    シンジ「コア?」

    リツ子「…使徒の胸にあった赤い玉よ。そこを殴ったでしょう」

    シンジ「はあ、そうでしたっけ。別にどこに狙いをつけていたわけではありませんが。
        偶然そこにヒットしたんでしょう」

    リツ子「コアは使徒の弱点なの。一撃で偶然そこを捉えたというのかしら?」

    シンジ「…言いたいことがよくわかりませんが」

    リツ子「率直に訊くわ。あなた何者?」

    75 = 1 :

    シンジ「碇シンジです」

    リツ子「そういうことじゃないわ。
        どうして使徒とエヴァを知っていたの?」

    シンジ「いや、知りませんでしたけど」

    リツ子「知りもしないエヴァをあんなに上手く乗りこなし
        知りもしない使徒の弱点を見抜き一撃で葬ったというわけ?」

    シンジ「はあ、そうなんじゃないですか」

    リツ子「…どうしても教える気はないみたいね」

    シンジ「いやあ、知ってることは全て教えてるつもりですけど」

    リツ子「…もう今日はこれでいいわ、下がってちょうだい」

    シンジ「はあ、失礼します」

    バタン

    リツ子「……」

    76 = 1 :




    ミサト「で?何かわかったわけ?」

    リツ子「大した収穫はないわ。
        ただ、エヴァと使徒のことをここに来る前から知っていたのは確かのようね」

    ミサト「どうやって」

    リツ子「とことんしらばっくれてたわ。
        シンジくん自身の意思で言わないのか、司令に口止めされてるのか」

    ミサト「文字通りの秘蔵っ子ってわけね。
        ま、いいわ。明後日は訓練の日、私の出番ね…ふふふ
        力ずくでも聞き出してやるわ、ふふ」

    リツ子「何を考えているの、拷問でもするつもり?」

    ミサト「なーに物騒なこと言ってんのよ、あくまで訓練よ、ク・ン・レ・ン♪
        ま、ちょーっちキツイかもしれないけど、人類の未来のためだから仕方ないわね!
        でも、知ってること話してくれたら訓練も少し優しくしてあげるか・も・ねってだけのことよん」

    77 = 1 :

    ・・・・・・<ネルフ内、とある病室>・・・・・・

    レイ「……明日で退院……碇君…一度も来なかった……
       ……何故……?碇君…何があったの……?
       …でも学校……学校に行けば会える…碇君……」


                                   .第三話 ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                        d⌒) ./| _ノ  __ノ

    79 :

    私怨

    80 = 1 :

    ・・・・・・<第三新東京市立第壱中学校>・・・・・・

    レイ「……」

    生徒A「(ヒソヒソ)あ、綾波さんよ…」

    生徒B「(ヒソヒソ)どうしたのかしら…あの怪我」

    レイ「(……碇君…いない……まだ来ていないの?)

    81 :

    紫煙

    82 = 1 :

    教師「えー、じゃあHR始めます」

    レイ「(碇君…来ない……欠席?)

    教師「出席を取ります。相田ー」

    ケンスケ「はーい」

    教師「上田ー」

    上田「はーい」

    レイ「!? 碇君は!?」

    教師「ん?どうしましたか綾波さん」

    レイ「碇君…」

    教師「イカリ?誰かねそれは」

    レイ「(…どういうことなの……)」

    83 = 1 :

    レイ「…早退します」

    教師「え?ちょっ、綾波さ…

    84 :


    きになる

    85 :

    やっと新しいのが読めるな

    86 = 1 :

    ・・・・・・<リツ子研究室>・・・・・・

    コンコン

    リツ子「開いてるわよ」

    ガチャ

    レイ「失礼します」

    リツ子「レイ?あなた今日から学校でしょう?」

    レイ「い…サードチルドレン」

    リツ子「え?」

    レイ「サードチルドレンはどこですか?」

    88 = 1 :

    リツ子「レイ…あなた彼のこと知ってるの?」

    レイ「……いえ」

    リツ子「どうしてあなたがシンジくんを探しているの?」

    レイ「…………………戦闘」

    リツ子「え?」

    レイ「使徒との戦闘について…と、エヴァの操縦
       …について、訊きたいことが」

    リツ子「……」

    レイ「……」

    リツ子「(シンジくんはレイのことを知っているのかしら…
         ……彼なら何を知っていてもおかしくないわね。
         知っているとしたらどこまで知っているのか…
         フフ、なるほどこれは面白いかもしれないわね)」

    90 = 1 :

    レイ「…赤木博士」

    リツ子「え?ああ、ごめんなさい。シンジくんね。
        そうね、会って話を聞いてみるのも今後の為にいいかもしれないわね。
        本部に住んでるから会ってみるといいわ」

    レイ「…本部に?」

    リツ子「ええ、職員用の居住区よ。いま住所書いてあげる」

    レイ「(本部に住んでる…? …どういうことなの……)」

    91 = 1 :

    ・・・・・・<職員用居住区>・・・・・・

    レイ「…FブロックB107……ここ。
       ……ここに…碇君が…」

    ピンポーン


    ・・・・・・<リツ子研究室>・・・・・・

    リツ子「…着いたようね。
        フフ、職員用居住区なら監視カメラの備えはバッチリよ」

    92 = 1 :

    ピンポーン

    「……」

    レイ「……」

    ピンポーン

    「……」

    レイ「……」

    ガチャ

    シンジ「…はい………あ、綾波…?

    レイ「!!」

    シンジ「……
       (あれ?僕ってまだ綾波と面識ない筈だよね…
        なんで?あ、いま"綾波"って言っちゃった。
        まずかったかな…まあいいや、別にどうでも)」

    レイ「そう…碇君もなのね…」

    シンジ「!!」

    《リツ子「…さすがに音声までは拾えないけど…今のシンジくんの唇…
         間違いなく"あやなみ"と言っていたわ…」》

    93 = 1 :

    シンジ「…もしかして…綾波も?」

    レイ「碇君……碇君!」

    ぎゅっ!

    シンジ「あ、あ、綾波!?」

    《リツ子「…レイがいきなりシンジくんを抱き締めた…?どういうこと…?」》

    レイ「碇君…ひとつになりましょう」

    94 :

    相変わらず使徒の「うわー!」でわろてしまうわ

    95 = 1 :

    シンジ「え、ちょっ、待っ…
        (え?どういうこと?"ひとつになりましょう"って…
    え、それって確か第16使徒の時の…でもあの時綾波は…
         この綾波は2人目?3人目?いや、この綾波の体は間違いなく2人目だけど
         遡ってきてるってことは中身は3人目?
         でも"ひとつに~"って言ってたのは2人目の…あれ、わかんない
         3人目も言ってたっけ?いや、3人目の綾波とはほとんど話してないし
         いや、でも聞いた気が、あれ、なんでだろう、ああ、あの巨大化した綾波の…
         あの辺記憶が曖昧で…ってとにかくこの状況はよくないよ
         ネルフは監視カメラだらけだもん、これリツ子さんあたりに見られてたらまた面倒な…
         ねえ、初対面のはずの二人がこんな…どうしよう、とりあえず綾波に、どうしよう…

         …………いいや、別にどうでも。副司令になんとかしてもらえば」

    96 = 5 :

    なん…だと!

    97 = 5 :

    また冬月に責任をwwwww

    99 = 1 :

    レイ「碇君…」

    シンジ「あの、綾波。話があるんだ、ちょっと…とりあえず離れてくれないかな」

    レイ「…このままでも話はできるわ」

    シンジ「いや、まずいんだよ。僕らは"初対面"だから…その…察してよ。
        (盗聴まではされてないとは思うんだけど…ここで話すのはまずいよね)」

    レイ「…わかったわ」

    シンジ「司令執務室に行こう」

    レイ「何故」

    シンジ「副司令から詳しく話を聞くといいよ」

    100 = 1 :

    ・・・・・・<総司令官執務室>・・・・・・

    プルルルルル…ガチャ

    ゲンドウ「私だ…………繋げ。
         ……私だ。 …………わかった」ガチャ

    コウゾウ「誰だ?」

    ゲンドウ「シンジだ。今から来る。レイも一緒だ」

    コウゾウ「レイ?…………ま、まさかレイも…?」

    ゲンドウ「…おそらく」


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