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元スレ唯「ポケモンマスターになるよ!」
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――ハナダシティ(ポケモンセンター)
黒髪の女性「……んっ……ここは……」
寝かせられていた女性が目を覚ます
唯「あっ、よかった。目が覚めたんだ~」
そういって唯は上から覗き込んだ
黒髪の女性「えっ?」
まず顔が目の前にある状況に疑問がでた
そして意識がはっきりとしていくと共に
自分の今の状況が理解できていく
後頭部にやわらかい感触、そしてそれはあたたかく
黒髪の女性「……ひざまくら……?」
確認をこめた疑問の言葉を発しながら、ガバッと起き上がる
唯「うん、そうだよ。それにしても目覚めてくれてよかったよぉ~。もう少しで私の足も限界を迎えるところだったよー」
ニコニコしながら言う唯とその側にひかえているリザード、自分のモンスターであるフーディンを見て
女性は一息ついた
黒髪女性「……あのときの攻撃はあなたね。」
女性はあっ、といい
「自己紹介がまだだったわね、私の名前はナツメよ。あのときはありがとう助かったわ」
ナツメと名乗った女性が頭を下げた
唯「私は唯だよ。……ところでナツメさんはあんなところで何をしていたの?飛んでいったあのトレーナーは?」
聞きたいことはいくつもあるが、まず出てきた疑問はこの二つだった。
ナツメは少し困った顔をした。
その様子は話すか話すまいか決めかねているようだった
ナツメ「……そうね、あなたもアイツに姿を見られたんじゃ、無関係ではいられない……わね」
「いいわ、話しましょう。私が予知した未来ともに」
そういうと
ナツメ「唯、あなたは超能力って信じるかしら?」
唯「……?……昔テレビで見たことがあるよ。スプーンを曲げたり、物を浮かせたりする力でしょ?う~ん、あればいいなとは思うし、信じたいとも思うよっ」
目を輝かせて話す唯に
ナツメ「ふふっ、唯。あなたは変わってるわね」
ナツメの表情が柔らかくなった
ナツメ「私はね、その超能力が使えるのよ」
唯「えぇ~~、ナツメさんがっ!!」
素直に驚く唯にナツメはスプーンを出してみせる
そして
唯の目の前に浮かせ、曲げた
唯「わぁお、すごい!すごいね、ナツメさん!!」
キラキラとした目をみて、ナツメはもう一度ふふっ、笑い
ナツメ「やっぱりあなたは変わってるわね」
唯「えぇ~、そんなに変わってないと思うんだけど……」
ナツメ「あら、少し話が逸れてしまったわね」
唯「あっ、そうだった。それでさっきの続きは……」
ナツメ「私は見てのとおり、超能力が使えるの。それこそ遠くのものを動かしたり、箱や壁にかこまれた中を透視したり」
「そして、予知能力……とかね」
意味深に告げた言葉に唯が息を呑む
ナツメ「そう、その予知能力で、とあることを予知したの。唯、あなたロケット団は知っている?」
唯「えっと……たしかポケモンを犯罪に使ったり、実験を行っている組織だよね。
……でも、たしか何年か前に解散したって……」
ナツメ「そう、ヤツらは2年前私の住んでいる町、ヤマブキシティを襲い、大会社シルフカンパニーを占領した」
「だけど、一人の少年によって、街は開放されロケット団もボスがいなくなり壊滅した。ということになっていたの」
唯「なって……いた?」
ナツメ「えぇ。だけど、最近になりところどころでその残党が目撃されているの。……ジョウトのほうでも、どうやら目撃されているみたいだけど……」
そして、とナツメは繋ぐと
ナツメ「私はその噂が耳に入ってきたときに2つの夢を見た。その夢の一つはミュウと呼ばれるポケモンを捕えようとしていること。もう一つはあるものを手に入れようとしてハナダの洞窟に入っていく夢だった」
そこで唯は ミュウ……と口にすると
一つのこと思い出す
唯「あぁ!!さっきの人の声、おつきみやまで聞いた声だ!そのときもミュウって言ってた」
おつきみやまでのピッピの儀式、その時聞こえた声を思い出していた
ナツメ「……やっぱり、やつらはミュウを狙っているのね」
唯「でも、そのミュウってポケモンでなにをしようとしているの?」
ナツメ「やつらはね……人工的にポケモンを作ろうとしているの」
唯「人工的に……つくりだす……?そんなことができるの?」
首をかしげる唯にナツメは
ナツメ「……数年前にミュウの遺伝子からとあるポケモンが作り出されたことがあるの」
ポツポツと語るナツメの口調は重い
ナツメ「作り出されたポケモンは、最強と呼ぶにふさわしい力をもっていた」
だけど
ナツメ「そのポケモンは決して人に懐くことはなく、
暴れ回り、そしてハナダの洞窟の最奥に生息するようになったの」
唯「そんな……じゃぁ、さっきのたたかっていたあの場所の近くは……」
ナツメ「そうよ、今もそのポケモンが生息しているわ」
そして
ナツメ「やつらは、ボスのいない今、力を求めたんでしょうね。でも、あのポケモンは決して人には懐かず捕まえることはできない」
「だから、やつらは新たに、ミュウを捕獲し、今度は自分達に忠実なモンスターを作ろうとした」
そこで唯に疑問が生じる
唯「あれっ、でも捕まえられないなら、なんであの場所に……」
ナツメ「やつらの目的はそのモンスターじゃないのよ……」
そう、と告ぎ
ナツメ「やつらがほしかったものは、破壊の遺伝子」
「その最強のポケモンの遺伝子よ」
「やつらはその遺伝子をも、組み込んでポケモンを作るきなのでしょうね」
ナツメ、唯、ともに深刻な顔になり場が静まる
その沈黙を先に破ったのは唯だった
唯「……あの人、逃げる前に目的のものは手に入った って言ってた。それってつまり……」
ナツメ「ええ、やつは手に入れていたわ」
唯「そんな、じゃぁ、そのポケモンを作る計画っていうのが、進んじゃうんじゃ……」
ナツメ「いいえ、まだ大丈夫だわ。やつらはあの様子じゃまだミュウを手に入れていない」
それにね、とナツメは続け
ナツメ「これ」
そういってナツメが唯の目の前にちらつかせたのは小さな小瓶のような容器だった
「VSゴルバット」〆
とりあえず、投下した直後に2つ気付いた
ポリゴンさんごめんなさい。そういえばあなたも人工的に……ゲフンゲフン
あと、ゲームじゃ、ミュウツーってミュウから生まれたんだったな……
お前らいくらあずにゃんTシャツがほしいからって、午後ティーの飲みすぎには気をつけろよっ!!
絶対だぞ、絶対に飲みすぎるなよっ!!
おなか壊すぞ。ソースは俺
ポリゴンさんごめんなさい。そういえばあなたも人工的に……ゲフンゲフン
あと、ゲームじゃ、ミュウツーってミュウから生まれたんだったな……
お前らいくらあずにゃんTシャツがほしいからって、午後ティーの飲みすぎには気をつけろよっ!!
絶対だぞ、絶対に飲みすぎるなよっ!!
おなか壊すぞ。ソースは俺
スレ違いだけど、初代ポケモンアニメの脚本家だった首藤剛志さんが亡くなられたらしい
消防の頃お世話になった人も多いんじゃないか
ソース
↓
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/101028/gam1010281345000-n1.htm
消防の頃お世話になった人も多いんじゃないか
ソース
↓
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/101028/gam1010281345000-n1.htm
――どこかの空
ゴルバットの足に捕まり飛ぶ男がいる
???「くっ……あの女、やってくれたな……」
男の手には折れ曲がったスプーンが一本
――ランス、いっぱい食わされたようだな
男の腕につけられたポケギアとよばれるものから声が響く
ランス「あの女、覚えていろよ……そしてもう一人の女も……」
ランスの悪意は唯にも向けられようとしていた。
――5番道路
ナツメ「私は一度ヤマブキシティに戻るから、ここでお別れよ」
「あなたはクチバを目指すのだから、地下通路だったわね」
ハナダの南部にあるヤマブキゲートの前でナツメはそう言った
唯「うん、ナツメさんも気をつけてね!」
ナツメに背を向け、さよならを告げる
ナツメ「えぇ……唯あなたも気をつけてね」
そういったナツメは唯の背中を眺め、フーディンに手をつき
ナツメ「あなたとはまた会えるわ。ごきげんよう、唯」
フッと消える
唯がもう一度振り返ったときにはナツメの姿は消えていた
唯「いっちゃった……。よーし、わたしも頑張るぞーー」
手の中に握られた小さな容器を一度見つめ、それごと腕を振り上げた
さかのぼること一時間前
………
……
ハナダのポケモンセンターで、唯はナツメに尋ねた
唯「その入れ物は?」
唯の目の前に出された容器について尋ねる
ナツメ「これが、破壊の遺伝子よ」
その言葉に、唯はへっ?とまぬけな顔をした
そして
唯「ええっ~~~~!!あれ、でもさっきの男の人が持って行ったって……えっあれ?」
困惑している唯を傍目にナツメは楽しそうに笑う
ナツメ「あらっ、手に入れていた とは言ったけど、持って行ったとは言っていないわ」
唯「えっ、でもどうしてナツメさんがそれを」
ナツメ「この子と、そうね、あなたのおかげといってもいいかしら」
そういいながらナツメはそっとフーディンを撫でた
唯「?」
ナツメ「簡単な”トリック”よ。……そうトリックなの」
いまいち言っている意味を理解していない唯にナツメはフーディンに手を置き、言葉を続ける
ナツメ「この子はね、トリックって言う相手と自分の持っているものを取り替えられるの」
「つまり、ヤツが飛んでいったときにヤツの持っていた破壊の遺伝子とこのフーディンの持ち物と取り替えたってこと」
唯は思い出す。ナツメが倒れる前なにかを呟いていたことを
唯「あっ!あの時だね!」
でも
唯「ナツメさんはこれからどうするの?もしあの人にすり替えたことがばれたら……」
ナツメ「簡単な”トリック”よ。……そうトリックなの」
いまいち言っている意味を理解していない唯にナツメはフーディンに手を置き、言葉を続ける
ナツメ「この子はね、トリックって言う相手と自分の持っているものを取り替えられる技が使えるの」
「つまり、ヤツが飛んでいったときにヤツの持っていた破壊の遺伝子とこのフーディンの持ち物と取り替えたってこと」
唯は思い出す。ナツメが倒れる前なにかを呟いていたことを
唯「あっ!あの時だね!」
でも
唯「ナツメさんはこれからどうするの?もしあの人にすり替えたことがばれたら……」
ナツメ「そうね、私もヤマブキで今までのように ってわけにはいかないかもね」
「そこそこ名前も知れてしまっているし」
後半は小声で言ったので唯の耳には届かなかった
すると唯が
それなら と言い
唯「わたし一緒に行こうよ!これでもわたしバッチ2つも持ってるんだよっ」
エッヘンといいながら胸を張る
ナツメ「あらっ、唯はジムを巡っているの……ね」
ナツメは意外そうな顔をして、唯を見た
唯「あ~っ、今意外そうな顔をしたね~」
ごめんなさいとナツメは笑いながら言い、
ナツメ「そういうことなら、唯に守ってもらうっていうのもいいかもしれないわ」
そして、でも、と継ぐと
ナツメ「それならこっちを守ってもらおうかしら」
差し出したのは、さきほどの液体の満たされた容器に入った破壊の遺伝子だった
ナツメ「おそらく、私はこれから狙われ続ける……だから、これを唯に守ってもらいたいの」
そういって、ナツメは唯の反応をまつ
そして唯は
唯「……私にできるかな……?」
ナツメ「ええ、唯。私はあなたに託したいとおもったから頼んでいるの」
そして唯はナツメの手に己の手を伸ばし
唯「うん、わたしがきっちりこれを守るよ」
……
………
時は戻りヤマブキシティ
さきほど唯と別れたナツメはヤマブキシティの民家の中にいた
ナツメ「ごめんね、唯。危険なものを預けてしまって……。
でも、私はあまりにも皆に顔が知られてしまっている……」
そう呟いたナツメは、机の前まで歩いていき
ハサミを手に取った
そして自分の長い後ろ髪にあて、
ナツメ「こうすれば――」
バッサリと切った
ナツメ「多少はマシにもなるでしょう……。短くすると毛先がはねてしまうけど、しかたないわね」
そうしてナツメは祈る
ナツメ「唯、どうか無事で」
――クチバシティ(ジム前)
唯「さぁ、クズクズとしているというわけにもいかなくなったし、ジム戦も済ませてしまおう!」
オー と一人でいいながら、目の前の大きな施設を見る
唯はポケモンセンターでポケモンたちを回復させ、クチバジムの前
ここが電気タイプのジムということは、先ほどのポケモンセンターのジョーイさんから聞いていた
ジムの前に掲げられた看板を声にだしてよむ
唯「いなずま……あめりかん?」
唯「たのも~~~~!!」
いつもと同じようにジムに入る
そこには
???「オー……用心深い ミー としたことが……
なんて タイミング での挑戦者ネ!!」
ジム内を見渡してみれば、そこには大量のゴミ箱
そして、そのゴミ箱を漁るアメリカ人がいた
???「システムの調整中のタイミング に来るとは、ユーはラッキーガールネ」
「カモーン!! コート は こっちネ」
サングラスをかけたガタイのいいアメリカ人は唯を奥に招き入れた
唯「………」
唯はしゃべらない
なぜなら
唯「あわわわ、外人さんだよぉ~……英語…英語……」
???「ヘイ、ガール。早くコッチに来るといいネ!」
案内されたのは地面が土で固められたバトルフィールドだった
???「バトルのルールは ワン オン ワン いいネ?」
唯がコクリッとうなずくと
「オー……自己紹介がまだでしたネ、ミーの名はマチス。元アメリカの空軍少佐ネ」
名乗るマチスはサングラスをとりながら言う
マチス「ヘイ、リトルガール! ミー は センソウちゅう エレクトリック ポケモン を つかって 生き延びたネ!」
「ミンナ ビリビリ うごけない。 ユー の ポケモンも 同じ道を たどる。 ちがいない」
「さぁ、ゴー ネ! ライチュウ!!」
ライチュウ「ライライッ!!」
繰り出されるのは1mくらいのネズミのモンスター
オレンジ色の体毛と、長いしっぽが特徴的だ
唯「わぁ!!ライチュウってことは、トキワの森で見たピカチュウの進化系かな~」
「抱きつきたいよ~~」
フカフカしていそうなモンスターを見、いつもの唯のクセがでそうになる
唯「おっと、ジム戦を忘れるところだったよ……」
「今回も勝つよー!!行ってリュー太」ボンッ
ミニリュウ「リューー!」
ミニリュウをフィールドにだし、図鑑でライチュウの情報をチェックする
No.026 ライチュウ
からだに でんきが たまってくると
こうげきてきな せいかくにかわる。
くらいところで ひかってみえる。
マチス「準備は イイみたいネ!なら、さっそくゴー ネ。 ライチュウ、でんこうせっか!!」
長い耳でその言葉を捕らえたライチュウは走り出す
そのスピードは体格に左右されず、速い
唯「リュー太、こっちも神速で対抗して!」
地を這う竜が、風を気って突撃した
両者ぶつかり合う
マチス「オー!ユー も なかなか の パワー ネ!」
そういったマチスにはどこか余裕がある
マチス「でも、ビリビリには 気をつけるネ!」
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