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元スレ唯「ポケモンマスターになるよ!」
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唯「う~ん、こんなことなら昨日の午前のうちにあずにゃんとデートにでもくればよかったよぉ」
そうゴチルと、
「………まぁ、でもしょうがないか。今はヒー太が付き合ってくれてるしね」
言って、隣をあるくリザードに微笑みかけた。
――またやってもうたぁあああ
唐突に後ろのほうから叫び声が響いた
唯「……なに……?」
疑問におもいながら振り向いた先には
小屋の姿しかなかった
唯「……中にだれかいるのかな?」
小屋の扉に近づき、ドアノブに手をかけた
唯「!!」
そこにいたのは人の顔をしたコラッタがぶつぶつ人語を呟いてる姿だった
そしてコラッタが開いたドアのほうへ視線をやったとき
唯「………ヒー太、火の粉」
コラッタ「…!?まって、まったって~な。ワイは人間。攻撃ストップっ、ストップや」
疑念に思考が停止した唯の行動に、コラッタは必死に叫ぶ
攻撃命令をだされたリザードは困った顔で、しっぽをふりあげようとしていた
唯「……コラッタ……だよね?」
コラッタ「だから、人間やて言うとんねん。とりあえず、今にも攻撃しそうなリザードをとめてくれへんか?」
唯「……ヒー太、とりあえずストップ」
その制止命令に、コラッタが大きく息を吐いた
コラッタ「危ないところやった。けど、ねえさんええタイミングや」
「一つ頼みがあるんやけど、きいてくれへんやろか?」
コラッタが頭を下げる
唯「……うん、まぁ……私が出来る範囲なら」
そう伝えると、コラッタが、ほな、と言いながら後ろにおいてある装置に駆け寄った
コラッタ「それじゃねえさん、ワイがそこの装置に入ったら、机の上にあるスイッチをおしてくれへんか?」
言いながら、コラッタが背を向け大きな装置の中に入っていく
その様子を見届けた唯は、言われたとおりに机の上にあったスイッチを押した
――プシューーー
スイッチをおした瞬間、装置から白い煙が吹き出た
そして
???「いやぁ、ねえさん。ほんまたすかったわぁ。昔も同じことやってもうて、二度とやらんと思っとってんけど」
そういいながら、コラッタの入った装置から出てきたのは青年。
唯より明らかに年上だ
???「あぁ、まだ自己紹介がまだやったな。ワイの名前はマサキ。パソコンの通信システムを作ったのもワイや」
マサキと自己紹介した青年がこちらに名前を訪ねるが
唯「……コラッタが人間になっちゃった……」
質問など頭に入ってこず、呆然とする唯が呟いた
マサキ「こら、コラッタちゃう!元から人間や。わけあってコラッタとくっついてもうただけや!……それできみ、名前は?」
呆然としていたことに、はっ!として
唯「唯!私は唯だよ」
慌てて答えた
マサキ「そうか、唯か。ええ名前や。
……それにしても唯、ほんま助かったでえ。
あのままやったらまたコラッタとしてすごさなあかんところやった」
「なにかお礼を……っといってもなにもあらへんかったなぁ……」
どうするかなぁ とマサキが頭を掻くと
そのようすに唯が
唯「いやぁ、お礼なんて……」
と言うが、考え込むマサキにその言葉は届かない
そして、マサキは一つのことを思いつき
マサキ「そやっ、ワイのお気に入りのポケモンのデータみせたろ」
そういうと、マサキは自分のパソコンの前に座り、カタカタといじりはじめた
唯「?」
そのようすをはてな顔で見ていると
マサキ「これやっ!!」
そこには
No.133 イーブイ
???
No.134 シャワーズ
???
No.135 サンダース
???
No.136 ブースター
???
唯「うわぁ!!」
画面に映るポケモンに思わず驚嘆の声をあげる
No.133 イーブイ
???
No.134 シャワーズ
???
No.135 サンダース
???
No.136 ブースター
???
唯「うわぁ!!」
画面に映るポケモンに思わず驚嘆の声をあげる
唯「ねぇねぇ、マサキさん!このポケモンってどこに生息してるのっ!?」
目を輝かせながら、マサキに尋ねた
マサキ「せやなぁ……イーブイは生息数が少なくてなぁ……もう少し前やったらなんとかなったかもしれんかってんけど」
唯「そうなんだぁ……」
輝きに満ちていた顔が、一瞬でシュンとする
唯「……ねぇ、マサキさん、せめてこのポケモンのデータポケモン図鑑に写せないかなぁ?」
せめてデータだけでも、と言葉を紡いだとき
マサキ「なんやっ、ポケモン図鑑もっとんのかいなぁ!もしかして、唯はマサラの出かぁ?」
唯「?……そうだよ~」
マサキ「なんや、それやったら今マサラに行ってみたらええことあるかもやで!」
そういいながらマサキは唯のほうへ振り向き声を張り上げた
そして
マサキ「実はな……タマムシ大学でこのイーブイってのが研究されとってんけど、一向に職員にも懐かんから研究もできないってことでワイがひきとってんや。でもな、そのイーブイがワイにも全然懐かんくて、最近オーキド博士のところに預けたんや」
「野生に逃がすにしても、マサラは一番適してるところやしな」
唯「……ねぇ、マサキさん、せめてこのポケモンのデータポケモン図鑑に写せないかなぁ?」
せめてデータだけでも、と言葉を紡いだとき
マサキ「なんやっ、ポケモン図鑑もっとんのかいなぁ!もしかして、唯はマサラの出かぁ?」
唯「?……そうだよ~」
マサキ「なんや、それやったら今マサラに行ってみたらええことあるかもやで!」
そういいながらマサキは唯のほうへ振りむき
そして
マサキ「実はな……タマムシ大学でこのイーブイってのが研究されとってんけど、一向に職員にも懐かんから研究もできないってことでワイがひきとってんや。でもな、そのイーブイがワイにも懐かんくて、最近オーキド博士のところに預けたんや」
「野生に逃がすにしても、マサラは一番適してるところやしな」
マサキはだから、と息を継ぎ
マサキ「今から、マサラにいったらイーブイに会えるかもしれへんで。懐きさえすれば、イーブイを仲間にできる可能性もあるっちゅうわけや」
唯「………」
黙って話しを聞いていた唯の顔に再びぱぁっと華が咲く
唯「よ~っし、いざマサラへっ!!」
おっー!!と張り切る唯にマサキは続けた
マサキ「こっから、マサラに行くんならクチバからディグダの穴を抜けていくのが一番はやいやろうなぁ」
「よしっ、とりあえず図鑑にデータは入れといたろ。ほら、図鑑だしや」
手を差し出したマサキに、図鑑を渡すため唯はカバンを探る。
が
唯「あれっ………」
ガサゴソとポケットにも手を突っ込んでみる
唯の額にたらりといやな汗が流れる
唯「…………図鑑どこかにおとしちゃった」テヘッ
「VSリザード」〆
>>1まだ?
――25ばんどうろ
キョロキョロとしながら、唯は走っていた
少女の後ろについたリザードもおちつきなくあたりを見渡しながら、後を追う
唯「あああ、どうしよおおお、あるとしたら25番道路か24番道路だと思うんだけど~」
情けない声を発しながらつい5分前のことを思い出す
………
……
――みさきのこや(5分前)
マサキ「ポケモン図鑑落としたやて!?」
小さな小屋がマサキの声で満たされた
唯「うわああ、どうしよう……どこに落としたんだろう……」
マサキ「それはまずいでえ、あれは相当な貴重なものやし、使いようによっては悪用だってできてしまう。
もし悪人に拾われたら……」
唯「マサキさん、どうしよう~~~!」
マサキ「とりあえず、落ち着くんや。そんで最後に使った場所をおもいだしてみぃ」
あたふたとしていた唯が、えっと、と考え込み
唯「ここに来るとき24番道路でヒー太が進化したときにはあったから……」
マサキ「なんやっ、24番道路の時点であったんなら、可能性があるんは、24番道路と25番道路だけや!」
「今から急いで探しながら、戻ってみぃ」
唯「うんっ!そうするよ。マサキさんいろいろありがとうね~!!」
言って、ドアの外へと走り出す。
その背中にマサキは
マサキ「お~、気をつけていきやー」
――24番道路(ゴールデンボールブリッジ)
風のように25番道路をかけぬけてきた少女が急に足を止めた
唯だ
唯は肩で息をしながら、地面にかがみこみ
それを拾い上げる
唯「あったああああ!!、よかったよぉ~」
地面から拾ったものはポケモン図鑑。
唯「本当によかったよぉ~!ヒー太が進化したときに、落としちゃってたんだ……」
ほっと、一息ついた唯の袖を傍らにいたリザードは引っ張った
なにかを伝えようとしている
唯「なに、ヒー太?なにかあったの?」
問いかけながら、リザードの視線を追う
その先
水辺を挟んだ草むらに人がいる
???「フーディン!!みらいよち」
髪の長い綺麗な黒髪の女性がいた。
唯「(なにかとたたかっている?)」
目を凝らし草むらをじっと見る
すると
???「ゴルバット、つばさでうて」
今度は男の声が飛び出た
唯「(この声は……どこかで……)」
思い出そうとしていると
草むらから口の大きく開いたコウモリのモンスターが飛び出した
そして黒髪の女性の目の前にいたモンスターに突撃をかける
黒髪の女性「フーディン!サイケコウセンでうちおとせ!」
少女の前で両手にスプーンを構えているポケモンから、攻撃がはなたれる
しかし
???「遅いっ!ゴルバットかわせ!」
空を自在に飛び回るゴルバットと呼ばれたポケモンは、体をすこしずらしただけでよけてしまう
そして、つばさをかまえフーディンに突撃をかけたところで
さらに軌道を変えた
その狙いは
黒髪の女性「――っ!!」
大きくひろげられた羽が指示を出していた女性のおなかにつっこんだ
唯「なっ!!」
傍で見ていた唯が、驚きの声をあげる
そして
唯「大変!!ヒー太。りゅうのいかりであのコウモリを狙って」
リザードの口から生まれた炎弾がゴルバットめがけて飛んでいく
その攻撃はコウモリのつばさをかすめ
???「――!!だれだっ!こいつの仲間か!?」
男が叫ぶ
???「ゴルバット!ひくぞ」
男の声がもう一度響くと、ゴルバットがもう一度草むらの中にもぐりこんだ
そして
コウモリの両足に捕まった男が草むらから空へと飛び出した
黒服にRと書かれた服を纏っているその男と目があう
男は唯を一睨みすると
???「今の攻撃はお前か………ふん、まぁいい目的のものは手に入った。飛べゴルバット」
どんどん高度を上昇させていく
黒髪の女性「―――」
なにか小声で呟き、そのことでフーディンが動きを見せる。
そして
黒髪の女性「」バタリッ
その場に倒れてしまった
唯「ヒー太っ、行くよ!!」
はっ、とした唯がリザードを連れ、川を大回りしながら草むらにダッシュした
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