のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,082人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ憂「お姉ちゃんを返して」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 自殺 + - けいおん! + - グロ + - バッドエンド + - メインキャラ全滅 + - ヤンデレ + - 作者が鬱 + - 完結 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    1 :

    【平沢家】

    ガチャ

    「おねえちゃーん!朝ご飯出来たよー」

    「…Zzz」

    「んもうお姉ちゃんったら…起きて起きてっ!ごーはーんーだーよーっ!」

    「ん、んへへ…そんなに食べらんないよう、ギー太ぁ」

    「いったいどんな夢見てるんだろう…」

    3 = 1 :

    【平沢家・朝食】

    「いただきます」

    「はい、どうぞ」

    ・・・・・・

    「軽音部の練習はどう?」

    「うん、すごく順調だよ!日に日にうまくなってる気がするし」

    「そっか。文化祭のステージ、楽しみにしてるね」

    「任せておきなさい!」フンス

    「…ふふっ」

    4 = 1 :

    「どうしたの、憂?」

    「軽音部の話してるときのお姉ちゃん、すごく幸せそうな顔してる」

    「そうかな?」

    「うん、とっても楽しそう」

    「私の高校生活は軽音部と一緒に歩んできたからね」

    「軽音部のみんなと演奏することは、今の私の生きがいなんだ!」

    「今度の文化祭が最後のステージだし、頑張らないとっ!」

    「うん、応援してるね。ほら、早く食べないと学校遅刻しちゃうよー」

    「なぬっ?!」

    「もう、お姉ちゃんったら…」

    5 = 1 :

    こんにちは。平沢憂です。
    季節は秋。文化祭のシーズンになりました。
    3年生のお姉ちゃんにとってこれが最後の文化祭。
    そして、軽音部としての最後のライブ。
    最近のお姉ちゃんはいつも以上にギターの練習をしてる。
    土日は図書館に行って軽音部の人たちと一緒に受験勉強。
    前に比べてお姉ちゃんと一緒にいる時間が減っちゃったけど
    頑張ってるお姉ちゃんを影ながら応援しています。

    「お姉ちゃん、早く早くー!」

    「ちょ、ちょっと待って憂…」

    「先行っちゃうよー?」

    「うぅっ、憂に見捨てられた…」

    「冗談だよお姉ちゃん。ほら、早く早くっ」

    6 = 1 :

    「あ、憂見て見て!にゃんこ!」

    「本当だ。かわいいね」

    「ちっ、ちっ、ちっ」

    すたたた

    「あー、逃げられちゃった…」

    「惜しかったね、お姉ちゃん」

    「憂!追いかけようっ!」

    「ダメだよお姉ちゃん!学校遅刻しちゃう」

    「ぶうーっ…憂のけち」

    今はお姉ちゃんと一緒に登校してる時が一番の楽しみ。
    どんなにお姉ちゃんが忙しくても、この時だけは一緒。
    他愛もない話をして、くだらないことで笑いあって…。
    お姉ちゃんの好奇心に振り回されることもあるけど、幸せだった。

    7 = 1 :

    【学校】

    「じゃあね、お姉ちゃん」

    「うん、まったねー」

    ・・・・・・

    【教室】

    「憂、おはよー」

    「おはよう梓ちゃん」

    「おっはよーう!」

    「純ちゃんもおはよう」

    8 = 1 :

    「なんか最近軽音部やたら気合入ってるねー」

    「文化祭近いからね。先輩たちにとっては最後のステージになるから」

    「ようやく部活らしくなったって感じ?」

    「ま、まぁ…。私としてはもっとガッツリやりたいんだけどね」

    「昨日だって唯先輩が―――」

    私は二人の会話を黙って聞いていた。
    梓ちゃんはお姉ちゃんの話ばかりしていた。
    すぐだらけちゃうお姉ちゃん。
    おいしそうにケーキを食べるお姉ちゃん。
    いざという時にすごい集中力を見せるお姉ちゃん。
    そこには私の知らないお姉ちゃんの姿があった。

    9 = 1 :

    「純!次の授業移動教室でだよ、先行っちゃうよ?」

    「ちょ、ちょっと待ってよ~」

    「…あ」

    (お姉ちゃんだ…)

    「それでそれで?」

    「でな、そん時の澪がな…」

    「わぁーっ!!!余計なこと言うな律ぅっ!」

    「あらあら」

    10 = 1 :

    訂正
    ×「純!次の授業移動教室でだよ、先行っちゃうよ?」

    「純!次の授業移動教室だよ、先行っちゃうよ?」

    12 = 1 :

    「あ、さわちゃん!」

    さわ子「あなたたち、もう授業始まるわよ。教室に戻りなさい」

    「ねぇーさわちゃーん、今日私たちの練習付き合ってよ!」

    さわ子「そうねぇ、でも吹奏楽の方も見なきゃならないし…」

    「先生、おいしいモンブランがあるんですけど~」

    さわ子「あなたたち、今日は厳しくいくわよ!」

    「おー!」

    「乗り換えはやっ!!」

    13 = 1 :

    「・・・・・・」

    「憂ー!何してるのー?いっちゃうよー!」

    「あ、待ってよー!」

    お姉ちゃん、楽しそうだったな。
    澪さんたちといる時のお姉ちゃんって、あんな顔してるんだ。

    14 = 1 :

    【昼休み】

    キーンコーンカーンコーン

    「お腹空いたぁ…」

    「お昼にしよっか」

    「ねぇ!購買ですっごくほしいパンがあるの!二人ともお願いっ、協力して!」

    「えぇーっ…一人で行けばいいじゃん」

    「まぁまぁそう言わずに、行こっ?」

    「ありがとう!やっぱりもつべきものは友達だね」

    「まったく…」

    (お姉ちゃんに、会えるかな)

    15 = 1 :

    【廊下】

    「あぁーずぅーにゃんっ!」がばっ

    「にゃうんっ!」

    「ゆ、唯先輩?!なんですかいきなり!」

    「ん~?たまたま見かけたからさぁ」

    「見かけたからって抱きつかないでくださいっ!」

    「ちぇーっ。あずにゃんのいけずぅ…」

    「そんなこと言ってもダメですっ」

    「そうだ!ねぇねぇ、あずにゃん。昼休み何か予定ある?」

    「いえ、特には…」

    「今からちょっとだけ練習しない?」

    16 = 1 :

    「ほ、本当ですかっ?!やりますっ!やりましょう!!」

    「じゃあいこっ、あずにゃん」

    「はいっ!!憂、純、ごめんねっ」すたたた

    (あの唯先輩から練習しようだなんて…。うれしくて涙が出そうだよう)

    「ありゃー…私ら置いてかれちゃったねぇ」

    「………いいな」ぼそっ

    「…憂?」

    「へっ?ど、どうしたの純ちゃん?!」

    「いや、何かボーっとしてたからさ」

    「そ、そう?そんなことないよっ!ほ、ほら。教室戻ってお昼食べよっ」

    17 = 1 :

    自分でもわかってた。
    無意識に「いいな」って口に出してたこと。
    ちょっとだけ、梓ちゃんに妬いた。
    澪さんたちはクラスも同じなんだなって考えると、もっと妬けた。
    だって朝も、昼も、放課後も、お姉ちゃんと一緒なんだもん。
    家では一緒にいられるけれど、一生懸命練習してるお姉ちゃんの邪魔はしたくなかった。
    それに、あんな楽しそうなお姉ちゃんの顔なんて見たことなかった。
    たかが昼休み一緒に練習するだけのことなのに、今の私にはそれすらもうらやましく思えた。

    「ただいまー。二人ともごめんね」

    「いいっていいって!その様子じゃだいぶ充実した練習が出来たみたいね」

    「うんっ、本当に楽しかった!唯先輩がね―――」

    「・・・・・・」

    胸の奥が、チクッとした。

    18 :

    ほうほう

    19 = 1 :

    そんなこんなで一日が過ぎた。
    さわ子先生が見てくれたってお姉ちゃんはすごくよろこんでいた。

    この日を境にお姉ちゃんの帰りが遅くなっていった。
    朝も朝練だからって、いつもより早く家を出て行くようになった。(結局私が起こしているんだけど)
    一緒だった登校もとうとうしなくなってしまった。
    ご飯の時間ですらバラバラになることが増えた。

    もうずっと、お姉ちゃんと話してすらいないように思えた。
    今までこんなことなかったのに。同じ家にいる感覚すらしなかった。

    20 :

    面白そうだな

    21 = 1 :

    いよいよ文化祭が間近にせまってきた。
    お姉ちゃんは朝から晩までギターに夢中だった。
    私のことなんか、忘れてしまったかのように…。
    夜、私の足は無意識のうちにお姉ちゃんの部屋に向かっていた。
    部屋からはギターの音がする。

    こんこん

    「お姉ちゃん」

    「あ、憂。どうしたの?」

    「あのね…」

    22 = 11 :

    ほう

    23 :

    ここからの流れ

    >>1擁護

    誰も見てませんか?

    俺は見てるよ。続けて

    眠いので保守お願いしますw

    保守w>>1早く来い。馴れ合いタイム

    >>1キターーw。ずっと待ってたよwおかえり()↓
    以下繰り返し

    24 = 1 :

    わがままなのは自分でもわかってた。子供だってことも。
    お姉ちゃんの邪魔はしまいとずっと我慢してきた。
    だけど、もう限界だった。
    お姉ちゃんに構ってほしかった。

    「今度の土曜日、一緒にお出かけしない…?」

    「んー…」

    一瞬お姉ちゃんが考えた。昔はすぐに「いいよ!」って言ってくれたのに。
    断られたらどうしよう。お姉ちゃんの返事が怖くて怖くてしょうがなかった。

    「いいよ!今週は特に予定もないから」

    「本当っ?!ありがとうお姉ちゃん!」

    うれしかった。本当にうれしかった。
    お姉ちゃんとお出かけなんて久し振りだった。
    何着ていこうかな、どこ行こうかな。
    頭の中はそんなことでいっぱいだった。

    25 = 1 :

    【翌日・放課後】

    キーンコーンカーンコーン

    「はーっ、終わったぁ…」

    「午後の授業ずっと寝てたじゃん!」

    「だってお昼食べたあとは眠くなるんだもん!!!」

    「ぎゃ、逆ギレ!?」

    「んじゃ私はジャズ研行くから!じゃねっ」

    「もーっ…」

    「梓ちゃん、私も帰るね」

    「あっ、待って憂!」

    26 = 1 :

    「どうしたの?」

    「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど…いい?」

    「うん、いいよ。何をするの?」

    「これなんだけ…どっ!」

    どさっ

    「すごいたくさん…。これはなに?」

    「部活で使おうと思って持ってきたんだ」

    28 = 1 :

    「毎日少しずつ持ってきてたらいつの間にかこんなになっちゃって…」

    「それで――」

    「これを運ぶのを手伝ってほしい、でしょ?」

    「えへへ…その通り」

    「うん、いいよ」

    「ありがとう」

    29 = 1 :

    【音楽室】

    「梓ちゃん遅いわねぇ…。せっかくおいしいタルトがあるのに」

    「先に食べちゃおうよー」

    「バカ言え、梓がかわいそうだろ!」

    ガチャ

    「遅くなってすいません」

    「おっそいぞー…ってなんじゃその大量の機材は!!」

    30 = 1 :

    「家から色々持ってきました。使えるかなと思って」

    「すごい量のエフェクター…。それに録音機材まである」

    「ひゃあー…たまげたねこりゃ」

    「ちょっと持ってきすぎちゃって…憂にも手伝ってもらったんです」

    「憂ちゃん。お茶でいいかしら?」

    「いえ、お構いなく」

    「そんなことよりあずにゃん、これなぁに?!」

    (そんなこと………か)

    31 :

    はやくするんだ

    32 = 1 :

    「これですか?これはワウっていって、これをつなげて踏みながら弾くと…」

    うぉん うぉん うぉ~ん

    「すごーい!!!私にもやらせて!」

    「いいですよ」

    「みんな見て見て!」

    うぉん うぉん うぉぉぉ~ん

    「す、すげぇ…なんか上手い人みたいに見える」

    33 = 1 :

    「へへへ、すごいでしょ!これは?」

    「あぁ、エフェクターです。私が使おうかなって」

    「ブルースドライバーに、お…オーバードライブ??」

    「波紋のことだ、唯」

    「ウソを言うなっ!」メメタァ

    「おぱぅ!」

    「何やってるんですか先輩たち…」

    34 = 1 :

    「あずにゃんばっかり色々つけてずるいー!私も何かつけたいよぉ」

    「うーん、レスポールは音がいいから下手にエフェクターでいじらない方が好みなんですけど…」

    「えぇーっ!つーけーたーいーつーけーたーいーっ!」

    「しょうがないですね…。じゃあLINE6でもつけてみます?」

    「おぉ、なんかかっこいい!」

    「マルチエフェクターなんですけど、ここをこうして――」

    「なぁなぁ梓!ツインペダルはないのか?!ツインペダル」

    「ないですよ!それにツインペダル使うような曲なんてないじゃないですか」

    「えーっ、私だってドコドコしたいぃー!」

    35 = 1 :

    「あずにゃんって本当にすごいね!」

    「そっ、そんな…//こんなの常識ですよ」

    「あーっ、梓のやつ照れてやんのー!」

    「顔真っ赤だな」

    「なっ///そ、そんなことないですっ!」

    「あずにゃん………」

    「…へ?」

    「かわいいーっ!」ぎゅっ

    「ひゃあっ!や、やめてくださいっ///」

    (キマシタワー!!!)ズキュゥゥゥゥン

    36 = 1 :

    「んもお照れちゃってかわいいんだからぁ」すりすり

    「て、照れてなんか…///うぅ…」

    「いいっ…。実にいいっ…」ゴゴゴゴゴ

    「おーい、ムギ。かえってこーい」

    「・・・・・・」ぎりっ

    来るんじゃなかった。
    心の底からそう思った。
    ちっともお姉ちゃんは私のことを見てくれない。
    ただ呆然と、お姉ちゃんを見ているだけだった。
    どうしてこんなに辛い思いをしなきゃならないの?
    胸の奥が締め付けられた。ただただ、辛かった。

    37 = 1 :

    ガチャ

    さわ子「まったくあなたたち騒がしいわねぇ」

    「あ、さわちゃん!」

    さわ子「あら、今日はタルト?おいしそうね」

    「いま、紅茶いれますね」

    「さわちゃん、吹奏楽の方はいいの?」

    「はい、どうぞー」

    さわ子「あ、ありがとう。いいのよいいのよ大して練習もしてないし」

    「さらっととんでもないこと言ったな…」

    38 = 27 :

    やんでれ

    39 = 1 :

    さわ子「そんなことよりあなたたちの方こそどうなの?ちゃんと練習してるの?」

    「もちろんだよさわちゃん!」フンス

    「この状況から言えることじゃないけどな…」

    「そうです!このまったりした時間をもっと練習に充てましょうよ!」

    「それはダメだ梓!私たちは放課後ティータイムだからな」

    「いや、説明になってないから」

    さわ子「そうねぇ…。今週は私土日とも学校いるし、音楽室開放してもいいわよ?」

    「本当かっ?!よーし、じゃあ今週の土日は強化合宿だ!」

    (えっ…?)

    40 = 1 :

    「おい律!勉強はどうするんだ!?」

    「夜すればいいじゃーん。それにもう本番まで時間がないんだぜ?勉強なんかしてる場合じゃないだろ?」

    「律のくせに正論…だと…?」

    「というわけで、軽音部強化合宿に賛成の人ー!」

    「はーい!」

    「はいです!」

    「…よし、やろう!」

    「・・・・・・」

    41 = 1 :

    「あれ?唯は?」

    「うーん、実は土曜日憂と約束があるんだ」

    「うえぇーっ!せっかくさわちゃんが音楽室開放してくれるって言うのにー」

    「でも先約があるならしょうがないか」

    「そうですね…」

    「ねぇ、憂。お出かけさ、また今度で大丈夫?」

    「え…?」

    「せっかくさわちゃんが用意してくれた機会だから、めいっぱい練習したいんだ」

    「・・・・・・」

    43 = 1 :

    「だ、大丈夫だよ!そんな大した用でもないから…」

    「じゃあ決まりだな!」

    「ごめんね、憂」

    「うん、平気だから…。じゃあ、私はこのへんで…」

    「憂、手伝ってくれてありがとう!」

    「ううん、練習…頑張ってね」

    ガチャ

    「・・・・・・」

    44 = 1 :

    ウソをついた。大丈夫なわけがなかった。
    久し振りのお姉ちゃんとのお出かけなのに。
    また軽音部にお姉ちゃんをとられちゃった。
    ううん、そんな卑屈な考えしちゃダメ。
    お姉ちゃんだって頑張ってるんだ。
    我慢しなきゃ。我慢しなきゃ。
    頑張ってるお姉ちゃんの邪魔をしちゃいけない。

    「うっ…」

    だけど

    「ううっ…えぐ…」

    やっぱり我慢出来なかった。
    涙がぽろぽろとこぼれ落ちた。

    「うぐっ…。ひっく…。お姉ちゃぁん…」

    45 = 11 :

    切ないな

    46 = 1 :

    泣きながら一人で家に帰った。
    鏡を見たら目が真っ赤だった。

    「ただいまー」

    「おかえり、お姉ちゃん。今日は早かったね」

    「どうしたの憂?目腫れてるっぽいけど」

    「…ちょっとお昼寝してたから。ご飯出来たら呼ぶね」

    「ほーい!」

    47 = 1 :

    「いただきます」

    「はい、どうぞ」

    久しぶりのお姉ちゃんと一緒の夕食。
    だけど、素直に喜べなかった。
    ソファーの上にあるギターのせいだ。
    結局ご飯が出来るまで、お姉ちゃんはリビングで練習していた。
    目の前にいる私を見向きもせず、練習していた。

    「あの後ね、さわちゃんが練習見てくれたんだ!」

    「それでね、あずにゃんのエフェクター見たら急にさわちゃんしんみりしちゃって」

    「私もこれ使ってたわって言ってさ、そのあと一緒に弾いたんだよ!」

    「そっか…よかったね」

    50 = 1 :

    ちっとも会話にならなかった。
    泣くのを我慢するのに必死だった。
    お姉ちゃんが軽音部の話をするたびに、泣きそうになっていた。
    どうして私のことを見てくれないの?
    お姉ちゃん、お姉ちゃん…。

    「それでね、りっちゃんが――」

    ごごごご

    ぐらぐらぐらぐら

    「じ、地震?!」

    「きゃああああっ!!!」


    1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 自殺 + - けいおん! + - グロ + - バッドエンド + - メインキャラ全滅 + - ヤンデレ + - 作者が鬱 + - 完結 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について