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男「おい、姉貴ー」
姉「なによ?」
男「さっき確認したら、角瓶切れてたぞ?」
姉「はぁ……。で、なんでそれを私に?」
男「いやだって、姉貴、ハイボール好きじゃん……」
姉「気付いたんなら、母さんに言ってよ。私が買うわけじゃないんだから」
男「いや、でもさ……」
姉「そんで? 他に用はあるわけ?」
姉「なによ?」
男「さっき確認したら、角瓶切れてたぞ?」
姉「はぁ……。で、なんでそれを私に?」
男「いやだって、姉貴、ハイボール好きじゃん……」
姉「気付いたんなら、母さんに言ってよ。私が買うわけじゃないんだから」
男「いや、でもさ……」
姉「そんで? 他に用はあるわけ?」
男「用ってほどのことはないけど……」
姉「なら、私、部屋に行くから」
男「ちょ、ちょっと待ってくれっ」
姉「……もう、今度は一体、何?」
男「い、今からさ、昨日、録画した映画見るんだけど」
男「一緒に見……」
姉「──ない」
男「……そ、そうか」
姉「んじゃ」
男「…………」
姉「なら、私、部屋に行くから」
男「ちょ、ちょっと待ってくれっ」
姉「……もう、今度は一体、何?」
男「い、今からさ、昨日、録画した映画見るんだけど」
男「一緒に見……」
姉「──ない」
男「……そ、そうか」
姉「んじゃ」
男「…………」
男「母さん、おはよ」
母「おはよう……って、男、今日は早起きじゃない?」
男「ちょっとね、目が覚めちゃって」
母「これは、雨でも降るかしら」
男「し、失礼な」
母「いつもは声かけても、頑固としてベットから離れないのに」
男「それはそうだけどさ……」
母「明日からも、その調子で頼むわよ」
男「出来るだけ善処します」
母「ふふっ、期待しないで待ってるわ。まずは顔洗って来なさい」
男「りょうかーい」
母「おはよう……って、男、今日は早起きじゃない?」
男「ちょっとね、目が覚めちゃって」
母「これは、雨でも降るかしら」
男「し、失礼な」
母「いつもは声かけても、頑固としてベットから離れないのに」
男「それはそうだけどさ……」
母「明日からも、その調子で頼むわよ」
男「出来るだけ善処します」
母「ふふっ、期待しないで待ってるわ。まずは顔洗って来なさい」
男「りょうかーい」
男(いつもはワックスなんて付けないんだけど)
男(今日という日は特別だからな……)
男「しかし……」
男(んー……うまくセット出来ない……)
男(美容室の人の話だと、こうすればいいはずなんだけど)
男「……なんか、逆に変な感じになってる……」
男(どうしよう、どうする?)
男「……頭でも洗って、初めからやり直すか……」
母『男ー、もうとっくにご飯出来てるわよー』
男「あーうんっ、おいといてーっ」
母『いいの? 冷めちゃうわよー?』
男「いいから、すぐにいくからっ」
男(くそっ……早くしないとな……)
男「仕方ない……」
男(洗面所で洗ってしまおう……)
男(今日という日は特別だからな……)
男「しかし……」
男(んー……うまくセット出来ない……)
男(美容室の人の話だと、こうすればいいはずなんだけど)
男「……なんか、逆に変な感じになってる……」
男(どうしよう、どうする?)
男「……頭でも洗って、初めからやり直すか……」
母『男ー、もうとっくにご飯出来てるわよー』
男「あーうんっ、おいといてーっ」
母『いいの? 冷めちゃうわよー?』
男「いいから、すぐにいくからっ」
男(くそっ……早くしないとな……)
男「仕方ない……」
男(洗面所で洗ってしまおう……)
ジャバジャバ。
姉『あーもうくそっ、寝坊したーっ!』
母『あら、お姉ちゃん、おはよ』
姉『母さん、何でもっと早く起こしてくんないの!?』
ジャバジャバ。
母『だって、いつもはもっと起きるの遅いじゃない』
姉『今日はゼミ発表の打ち合わせで、早く行かなきゃだめなんだってっ!』
母『そんなこと言われても、母さんは知りません』
姉『もうっ! とりあえず、化粧しないとっ!』
母『あーでも、今、男が使ってるわよー』
たたたたたっ。
男「……ん?」
姉『あーもうくそっ、寝坊したーっ!』
母『あら、お姉ちゃん、おはよ』
姉『母さん、何でもっと早く起こしてくんないの!?』
ジャバジャバ。
母『だって、いつもはもっと起きるの遅いじゃない』
姉『今日はゼミ発表の打ち合わせで、早く行かなきゃだめなんだってっ!』
母『そんなこと言われても、母さんは知りません』
姉『もうっ! とりあえず、化粧しないとっ!』
母『あーでも、今、男が使ってるわよー』
たたたたたっ。
男「……ん?」
姉「ちょっとっ!」
男「はい? だれ?」
姉「わたしよ、わたしっ」
男「その声は姉貴か。おはよう」
姉「律儀に朝の挨拶してる場合じゃなくて、あんた、何してんの!」
男「悪いけど、今使ってるから」
姉「だからさ、ここで髪洗わなくてもいいじゃんっ!」
男「こっちにも事情があんだよ。とりあえず、待ってくれよ」
姉「あーもうっ! 時間ないのっ!」
男「そんなこと言ったって、今、手が離せないから」
ジャバジャバ。
男「はい? だれ?」
姉「わたしよ、わたしっ」
男「その声は姉貴か。おはよう」
姉「律儀に朝の挨拶してる場合じゃなくて、あんた、何してんの!」
男「悪いけど、今使ってるから」
姉「だからさ、ここで髪洗わなくてもいいじゃんっ!」
男「こっちにも事情があんだよ。とりあえず、待ってくれよ」
姉「あーもうっ! 時間ないのっ!」
男「そんなこと言ったって、今、手が離せないから」
ジャバジャバ。
姉「いいからその手を止めろっ!」
キュキュッ。
男「あっ、蛇口ひねんなってっ!」
姉「下に化粧水とか入ってんのよっ! どいてくんないと取れないっ!」
男「目にシャプーが入るーいてぇーっ!」
ジタバタ。
姉「ちょっ、ちょっと! 暴れないでよっ!」
男「いてぇーくそ染みるーっ!」
バンっ。
姉「きゃっ!」
男「うおっ」
バタンッ。
キュキュッ。
男「あっ、蛇口ひねんなってっ!」
姉「下に化粧水とか入ってんのよっ! どいてくんないと取れないっ!」
男「目にシャプーが入るーいてぇーっ!」
ジタバタ。
姉「ちょっ、ちょっと! 暴れないでよっ!」
男「いてぇーくそ染みるーっ!」
バンっ。
姉「きゃっ!」
男「うおっ」
バタンッ。
姉「いったぁー……あんた、何するのよっ!」
男「ぶつかってごめん。……だが、ここは譲れないんだ」
姉「……あっ!」
キュキュッ……。
……ジャバジャバ。
姉「…………」
姉「そ、そう……あんた、反抗するのね、この私にっ」
男「もうちょっとなんだから、我慢してくれよ」
姉「今すぐどきなさい。まだ罪には問わないから」
男「悪いな、こっちも時間がねぇんだ」
姉「…………」
男「ぶつかってごめん。……だが、ここは譲れないんだ」
姉「……あっ!」
キュキュッ……。
……ジャバジャバ。
姉「…………」
姉「そ、そう……あんた、反抗するのね、この私にっ」
男「もうちょっとなんだから、我慢してくれよ」
姉「今すぐどきなさい。まだ罪には問わないから」
男「悪いな、こっちも時間がねぇんだ」
姉「…………」
トコトコトコ……。
男「姉貴、分かってくれたか」
男「なんだかんだ言って、弟想いの良い姉ちゃんだ」
ジャバジャバ。
姉『かーさんっ』
母『どうしたの? 何か凄い音したけど?』
姉『ううん、大丈夫。それよりさ……』
母『え、なに?』
姉『長い棒、ないかな? 先が尖ってたりすると、とってもいいん……』
男「──姉貴ーっ! 替わるよ今すぐ替わるよーっ!」
男「姉貴、分かってくれたか」
男「なんだかんだ言って、弟想いの良い姉ちゃんだ」
ジャバジャバ。
姉『かーさんっ』
母『どうしたの? 何か凄い音したけど?』
姉『ううん、大丈夫。それよりさ……』
母『え、なに?』
姉『長い棒、ないかな? 先が尖ってたりすると、とってもいいん……』
男「──姉貴ーっ! 替わるよ今すぐ替わるよーっ!」
男「くそー、結局、遅刻しちまった」
男「しかし、姉貴の奴、なんて最低なんだ。弟の穴を狙うなんてな……」
男「最近は俺に冷たいし、ここは一発ぶちかましてやんないとな」
男「ぐへへ、ぶちかますって。俺、ぶちかましちゃうって」
女友「……うっ、気持ち悪いやつだな……」
男「何がいいかな、隙があったら昔馴染みのカンチョーとかしてやるか」
男「テレビのリモコンとろうとした隙に、ぐさっ、オーノーっ!」
男「あの姉貴が『オーノー』って、くくっ」
男「ぷ、ぷははっ」
男「うはははははははははっ!!」
教師「そこっ、うるさいっ!」
男「あ、すみません……」
男「しかし、姉貴の奴、なんて最低なんだ。弟の穴を狙うなんてな……」
男「最近は俺に冷たいし、ここは一発ぶちかましてやんないとな」
男「ぐへへ、ぶちかますって。俺、ぶちかましちゃうって」
女友「……うっ、気持ち悪いやつだな……」
男「何がいいかな、隙があったら昔馴染みのカンチョーとかしてやるか」
男「テレビのリモコンとろうとした隙に、ぐさっ、オーノーっ!」
男「あの姉貴が『オーノー』って、くくっ」
男「ぷ、ぷははっ」
男「うはははははははははっ!!」
教師「そこっ、うるさいっ!」
男「あ、すみません……」
男「よう、元気か」
女友「いつになく、気持ち悪いな男」
男「まあ、それほどでもないさ」
女友「別に褒めてないんだが……」
男「お前には既に話したが、今日、俺告白する」
女友「……そうか、頑張れ」
男「髪型、変じゃないよな?」
女友「いつもと違うな。今日は、お洒落をしてきたのか」
男「まあな、やはり告白にはインパクトが大事だろう」
女友「それは私が教えたことなんだがな」
男「あと、意外性もな」
女友「もう、何も言うまい」
男「で、どう? 女友の目からして、イケてるか?」
女友「いつになく、気持ち悪いな男」
男「まあ、それほどでもないさ」
女友「別に褒めてないんだが……」
男「お前には既に話したが、今日、俺告白する」
女友「……そうか、頑張れ」
男「髪型、変じゃないよな?」
女友「いつもと違うな。今日は、お洒落をしてきたのか」
男「まあな、やはり告白にはインパクトが大事だろう」
女友「それは私が教えたことなんだがな」
男「あと、意外性もな」
女友「もう、何も言うまい」
男「で、どう? 女友の目からして、イケてるか?」
女友「私の価値観は他の女子とは違うから、あまり参考にならんが、いいか?」
男「おう、いつもみたく教えてくれよ」
女友「少し頑張りすぎている気はするが、まあ、いいと思うぞ」
男「そうか、遅刻した甲斐があった」
女友「しかし、予定だと今日の早朝に行うはずではなかったのか」
男「そうなんだが……予定変更だな」
女友「授業後は、彼女も部活に行ってしまうだろうし、どうする?」
男「昼休みにやる」
女友「……本気か?」
男「ああ、至難の業だがな」
女友「無理しないで、部活が終わるのを待ったっていいんだぞ?」
男「いや、決意が鈍る前に実行したい」
男「おう、いつもみたく教えてくれよ」
女友「少し頑張りすぎている気はするが、まあ、いいと思うぞ」
男「そうか、遅刻した甲斐があった」
女友「しかし、予定だと今日の早朝に行うはずではなかったのか」
男「そうなんだが……予定変更だな」
女友「授業後は、彼女も部活に行ってしまうだろうし、どうする?」
男「昼休みにやる」
女友「……本気か?」
男「ああ、至難の業だがな」
女友「無理しないで、部活が終わるのを待ったっていいんだぞ?」
男「いや、決意が鈍る前に実行したい」
女友「……そうか。なら、私も微力ながら手伝ってやる」
女友「恐らく彼女は女友達同士で昼食を食べるだろうからな」
女友「私が呼び出して、一人きりの状態にしてやる」
男「……いつも悪いな」
女友「いいんだ、これぐらい。昔の借りを少しずつ返しているだけさ」
男「本当に、ありがとうよ」
女友「いい、気にするな」
男「やるよ、女友。俺は、やってやるっ」
男「俺には見えるっ」
男「彼女が恥ずかしそうに、俺の告白を受け入れる姿が、なっ」
女友「恐らく彼女は女友達同士で昼食を食べるだろうからな」
女友「私が呼び出して、一人きりの状態にしてやる」
男「……いつも悪いな」
女友「いいんだ、これぐらい。昔の借りを少しずつ返しているだけさ」
男「本当に、ありがとうよ」
女友「いい、気にするな」
男「やるよ、女友。俺は、やってやるっ」
男「俺には見えるっ」
男「彼女が恥ずかしそうに、俺の告白を受け入れる姿が、なっ」
エミ「──ごめんなさい」
男「へっ?」
エミ「男くんとは付き合えません」
男「ちょっ、ちょっと待ってよっ! 何が、何が問題っ?」
エミ「えっと、クラスも違うし、それにあんまり男くんのこと知らないし」
男「それはこれから知っていこうっ、みたいなノリは……」
エミ「…………」
男「──駄目みたいですね、ハハハ」
ガチャッ。
エース「エミッ!」
エミ「あっ、エースくん」
男「……え? エース? 誰それ、留学生?」
男「へっ?」
エミ「男くんとは付き合えません」
男「ちょっ、ちょっと待ってよっ! 何が、何が問題っ?」
エミ「えっと、クラスも違うし、それにあんまり男くんのこと知らないし」
男「それはこれから知っていこうっ、みたいなノリは……」
エミ「…………」
男「──駄目みたいですね、ハハハ」
ガチャッ。
エース「エミッ!」
エミ「あっ、エースくん」
男「……え? エース? 誰それ、留学生?」
エミ「いや、彼は、私がマネジャーを勤めるサッカー部のストライカーで」
エース「そうだ、俺がエースだ」
男「あ、そうっすか。紛らわしいですね」
エミ「どうしたの? 今、ちょっと男くんと話してて、後でもいいかな?」
男「そうそう、今は大事な話の最中なんだ。邪魔者は消えてくれよ」
エース「……エミ、お前」
エミ「えっ……」
エース「そいつの告白受けるのか? 運動もしていない帰宅部なんだぞ?」
男「いや、帰宅部かんけーねぇだろ」
エース「リフティング100回出来んのか。どうなんだお前っ!」
男「えっ、なにその挑発……。ちなみに、出来ないけど、何だよ?」
エミ「え、そうなの?」
エース「そうだ、俺がエースだ」
男「あ、そうっすか。紛らわしいですね」
エミ「どうしたの? 今、ちょっと男くんと話してて、後でもいいかな?」
男「そうそう、今は大事な話の最中なんだ。邪魔者は消えてくれよ」
エース「……エミ、お前」
エミ「えっ……」
エース「そいつの告白受けるのか? 運動もしていない帰宅部なんだぞ?」
男「いや、帰宅部かんけーねぇだろ」
エース「リフティング100回出来んのか。どうなんだお前っ!」
男「えっ、なにその挑発……。ちなみに、出来ないけど、何だよ?」
エミ「え、そうなの?」
男「はっ? いや、サッカー苦手だし出来ないっすよ」
エミ「……そうなんだ……」
男「そんなことでショックを受けてもらっても……」
エース「なんて奴だ、お前の血は青いに決まってる」
男「いや、赤いよ」
エース「エミ、こんな奴ほっといてさ……」
エミ「え、なに……?」
男「ま、まさか」
男(ここで告白なんかされたら、俺のメンツが……)
エミ「……そうなんだ……」
男「そんなことでショックを受けてもらっても……」
エース「なんて奴だ、お前の血は青いに決まってる」
男「いや、赤いよ」
エース「エミ、こんな奴ほっといてさ……」
エミ「え、なに……?」
男「ま、まさか」
男(ここで告白なんかされたら、俺のメンツが……)
エース「──サッカーしようぜっ!」
エミ「…………」
男「…………」
エミ「……男くん」
男「あ、はい」
エミ「そういうわけだから、ごめんね」
男「そ、そうか。俺も引き止めて悪かった」
エミ「じゃあ、私、教室戻るから」
男「は、はい、さよならー」
ガチャン。
エミ「…………」
男「…………」
エミ「……男くん」
男「あ、はい」
エミ「そういうわけだから、ごめんね」
男「そ、そうか。俺も引き止めて悪かった」
エミ「じゃあ、私、教室戻るから」
男「は、はい、さよならー」
ガチャン。
男「…………」
エース「…………」
男「で? お前いつまでいんの?」
エース「いや、エミが凄い負のオーラ出すもんでな……」
男「んじゃ、俺も行くけど」
トコトコトコ。
エース「ちょっと待てっ!」
男「あ? なんか用か?」
エース「サッカー部に……」
男「──入んねーよ、馬鹿」
……ガチャン。
エース「…………」
男「で? お前いつまでいんの?」
エース「いや、エミが凄い負のオーラ出すもんでな……」
男「んじゃ、俺も行くけど」
トコトコトコ。
エース「ちょっと待てっ!」
男「あ? なんか用か?」
エース「サッカー部に……」
男「──入んねーよ、馬鹿」
……ガチャン。
コンコン。
男「姉貴ー姉貴ー」
コンコンコン。
男「いるんだろー開けてくれよー」
姉『あーもううるさいっ!』
ガチャ。
男「やっと入れてくれたな」
姉「十五分も粘るなんて……あんた何なわけ?」
男「え? 俺は、弟だけど」
姉「なんでこんな弟持ったんだろ……」
男「まぁまぁ、いいから、俺の話を聞いてくれよ」
姉「はぁー……今日はなに?」
男「振られた」
姉「い、いきなり核心ね……」
男「姉貴ー姉貴ー」
コンコンコン。
男「いるんだろー開けてくれよー」
姉『あーもううるさいっ!』
ガチャ。
男「やっと入れてくれたな」
姉「十五分も粘るなんて……あんた何なわけ?」
男「え? 俺は、弟だけど」
姉「なんでこんな弟持ったんだろ……」
男「まぁまぁ、いいから、俺の話を聞いてくれよ」
姉「はぁー……今日はなに?」
男「振られた」
姉「い、いきなり核心ね……」
男「隣のクラスにめっちゃ可愛い子がいたんだ」
姉「それで一目惚れしちゃったと」
男「ああ、正しく」
姉「しかし、あんたも恋多き人生歩んでるわね」
男「そうか?」
姉「振られた回数言ってみなさいよ」
男「……十二回」
姉「私なら、死にたくなる回数ね」
男「そういうこと言うなよ、こっちも辛いんだからさ」
姉「で、その子とは面識あったわけ?」
男「……今日、初めて会話した」
姉「はあ?」
男「だから、仕方なかったんだよっ! 接点なんて無かったし……」
姉「接点ていうのは、自分で作るもんでしょうが」
男「それはそうだけど……」
姉「それで一目惚れしちゃったと」
男「ああ、正しく」
姉「しかし、あんたも恋多き人生歩んでるわね」
男「そうか?」
姉「振られた回数言ってみなさいよ」
男「……十二回」
姉「私なら、死にたくなる回数ね」
男「そういうこと言うなよ、こっちも辛いんだからさ」
姉「で、その子とは面識あったわけ?」
男「……今日、初めて会話した」
姉「はあ?」
男「だから、仕方なかったんだよっ! 接点なんて無かったし……」
姉「接点ていうのは、自分で作るもんでしょうが」
男「それはそうだけど……」
男「隣のクラスにめっちゃ可愛い子がいたんだ」
姉「それで一目惚れしちゃったと」
男「ああ、正しく」
姉「しかし、あんたも恋多き人生歩んでるわね」
男「そうか?」
姉「振られた回数言ってみなさいよ」
男「……十二回」
姉「私なら、死にたくなる回数ね」
男「そういうこと言うなよ、こっちも辛いんだからさ」
姉「で、その子とは面識あったわけ?」
男「……今日、初めて会話した」
姉「はあ?」
男「だから、仕方なかったんだよっ! 接点なんて無かったし……」
姉「接点ていうのは、自分で作るもんでしょうが」
男「それはそうだけど……」
姉「それで一目惚れしちゃったと」
男「ああ、正しく」
姉「しかし、あんたも恋多き人生歩んでるわね」
男「そうか?」
姉「振られた回数言ってみなさいよ」
男「……十二回」
姉「私なら、死にたくなる回数ね」
男「そういうこと言うなよ、こっちも辛いんだからさ」
姉「で、その子とは面識あったわけ?」
男「……今日、初めて会話した」
姉「はあ?」
男「だから、仕方なかったんだよっ! 接点なんて無かったし……」
姉「接点ていうのは、自分で作るもんでしょうが」
男「それはそうだけど……」
姉「どうしてこうも、短絡的というか、アホというか」
男「……アドバイス下さい」
姉「……また?」
男「お願いだよ……頼れるのは姉だけなんだよ……」
姉「そろそろ、そういうのも卒業してくんないとさ」
男「耳が痛い」
姉「大体さ、正直言って、あんたにはもうこりごりなのよ」
男「そ、そこまで言わなくても……」
姉「何度もアドバイスしてんのに、全く役に立ってないし」
姉「それでまた『姉貴ー姉貴ー』って泣きついてきて」
男「うぅ……」
姉「何なの? 新手の迷惑師なの?」
男「ち、違うって! 俺も悪気あるわけじゃ……」
姉「よくもまあ、そう失敗してくるもんですね」
男「……それは、姉貴が告白したことないからだろ……」
男「……アドバイス下さい」
姉「……また?」
男「お願いだよ……頼れるのは姉だけなんだよ……」
姉「そろそろ、そういうのも卒業してくんないとさ」
男「耳が痛い」
姉「大体さ、正直言って、あんたにはもうこりごりなのよ」
男「そ、そこまで言わなくても……」
姉「何度もアドバイスしてんのに、全く役に立ってないし」
姉「それでまた『姉貴ー姉貴ー』って泣きついてきて」
男「うぅ……」
姉「何なの? 新手の迷惑師なの?」
男「ち、違うって! 俺も悪気あるわけじゃ……」
姉「よくもまあ、そう失敗してくるもんですね」
男「……それは、姉貴が告白したことないからだろ……」
姉「告白したからって、何の自慢にもなんないのよ?」
男「それは、姉さんが……美人だから」
男「雑誌のモデルやってるとか……普通有り得ないって」
姉「……ふぅー」
姉「母さんと死んだ父さんの良い遺伝子がアンタにもあるはずなんだけどね」
男「…………」
姉「もしかして、血がつながってなかったり?」
男「おい、やめろよ……」
姉「ふふ、あながち、間違いじゃなかったりしてね」
男「……ッ」
姉「そうそうミチコって覚えてる?」
男「……知らね、忘れた」
姉「私の高校ん時の友達なんだけどさ、こないだ家に遊びにいったわけよ」
姉「そしたら、そこにミチコの弟がいてさ」
男「それは、姉さんが……美人だから」
男「雑誌のモデルやってるとか……普通有り得ないって」
姉「……ふぅー」
姉「母さんと死んだ父さんの良い遺伝子がアンタにもあるはずなんだけどね」
男「…………」
姉「もしかして、血がつながってなかったり?」
男「おい、やめろよ……」
姉「ふふ、あながち、間違いじゃなかったりしてね」
男「……ッ」
姉「そうそうミチコって覚えてる?」
男「……知らね、忘れた」
姉「私の高校ん時の友達なんだけどさ、こないだ家に遊びにいったわけよ」
姉「そしたら、そこにミチコの弟がいてさ」
姉「それがまた、美少年なんだわ。正直、うわーいいなぁーって」
男「…………」
姉「はぁー……私もこんな弟じゃなければなぁ……」
男「……なんで」
姉「え?」
男(なんだよ……なんでそこまで言われなきゃいけないんだ……)
男(血が繋がってないかもしれないなんて……冗談でも言っては駄目だろ……)
男(くそっ……俺だって、俺だってそんなの何度も思ったさ……)
男(どうして自分だけ、顔が似てないんだとか……)
男(だから、出来るだけ、明るく楽しく生きようって……そうやってさっ……)
姉「あんた、何黙ってんの? 何かいいなさいよ」
男(昔は、俺にべったりでいつも一緒にいてくれたのにな……)
男(……姉貴が高校に入ってからは、いつも、こんな扱いだ……)
男(『弟なんていらなかった』『キモい』そうやって言われ続けた……)
男「…………」
姉「はぁー……私もこんな弟じゃなければなぁ……」
男「……なんで」
姉「え?」
男(なんだよ……なんでそこまで言われなきゃいけないんだ……)
男(血が繋がってないかもしれないなんて……冗談でも言っては駄目だろ……)
男(くそっ……俺だって、俺だってそんなの何度も思ったさ……)
男(どうして自分だけ、顔が似てないんだとか……)
男(だから、出来るだけ、明るく楽しく生きようって……そうやってさっ……)
姉「あんた、何黙ってんの? 何かいいなさいよ」
男(昔は、俺にべったりでいつも一緒にいてくれたのにな……)
男(……姉貴が高校に入ってからは、いつも、こんな扱いだ……)
男(『弟なんていらなかった』『キモい』そうやって言われ続けた……)
男(でも、姉貴が……姉さんが、好きだったから、今までは気にしないようにしてきたけど)
男(……もう、やってらんねー、我慢の限界だ……)
姉「ねぇ、ちょっと聞い……」
男「──もういいよ」
姉「は? 何が?」
男「分かったよ、そんなに俺が嫌なら今後一切、迷惑かけないからさ」
姉「な、なに、一丁前に怒っちゃったわけ?」
男「そういうことじゃねえよ。邪魔して悪かったな」
姉「ちょ、ちょっと、まだ話は……」
男「んじゃあな」
ガチャ。
姉「……もう、なんのよ……」
男(……もう、やってらんねー、我慢の限界だ……)
姉「ねぇ、ちょっと聞い……」
男「──もういいよ」
姉「は? 何が?」
男「分かったよ、そんなに俺が嫌なら今後一切、迷惑かけないからさ」
姉「な、なに、一丁前に怒っちゃったわけ?」
男「そういうことじゃねえよ。邪魔して悪かったな」
姉「ちょ、ちょっと、まだ話は……」
男「んじゃあな」
ガチャ。
姉「……もう、なんのよ……」
>>33
死にたい……
死にたい……
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>>36
つまり・・・どういうことだってばよ・・・?
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>>38
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