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    元スレのび太「ミサカちゃん…ここすっごく固くなってるよ…?」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 竜児 + - こっから先は通行止めだ + - のびた打ち止め + - のび太 + - ドラえもん + - レベル5”の転校生 + - 一方通行 + - 一方通行ごくう + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    窒素装甲か

    102 :

    サルの原理をコピペして残しといたのだが、無くしたという…

    104 = 97 :

    受身も取れず、二回、三回とバウンドするのび太―しかし無傷

    絹旗「お…窒素装甲(オフェンスアーマー)?」

    銃をブレザーの内ポケットにしまいながらのび太が答える

    のび太「さっきのモアイちゃんの発表を聞いて仕組みがわかったんだ
         同じ空力使いだから絶対に出来るって確信があった
         でもまだモアイちゃんみたいに重いもの持ち上げたりとかは出来ないかな…だからさ!」

    絹旗「??」

    のび太「これからも窒素装甲の使い方教えてよ!それに学会発表のやり方も!
          暗部なんてやめてさ!その代わり今みたいなやつが来たら僕がモアイちゃんを守る!」

    絹旗「…こっちの都合は超お構いなしですか
        いいですよ。超教えてやろうじゃないですか
        …その代わり私は知り合いに超依存するタイプですよ?」

    のび太「お互い様さ!」

    2人は笑いあった

    105 = 99 :

    上条当麻も顔負けのフラグ野郎ですね

    106 = 97 :

    ―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―

    絹旗「…というわけでお隣に超引っ越してきた絹旗最愛です。超よろしく
        超可愛いロボットがいるんですね。超シュール系なんで滝壷さんが超好きそうです」

    ドラえもん「シュ…シュール系だって!?」

    のび太「何でモアイちゃんがお隣に!?ここ長点上機の学生寮だよ!?」

    絹旗「霧ヶ丘から超転校したんですよ
        長点上機の編入試験は超難関と聞きましたが
        私の超頭脳を持ってすれば超余裕でしたね
        今日から長点上機学園高等部の1年生です」

    のび太「暗部はどうしたのさ?」

    絹旗「ああアレね…昨日、超正規な手順を踏んで退職しましたよ
        それでも口封じは超怖いですが…超守ってくれるんでしょう?」

    のび太「もちろんさ!ってもう一方の約束なんだけど…
          僕の学会発表のどこが悪かったか教えてよモアイちゃぁぁん」
                                            ・ ・ ・
    絹旗「まったく…能力は超天才のくせに頭は超悪いんですねのび太
        まずはその糞発表をお姉さんに超聞かせてから――」

    ドラえもん「いつの間にか…のび太くんがフラグ体質に!?」

    ―とある2人の空力学会 完―

    107 = 90 :

    絹旗が超可愛いぞ
    モアイのくせになまいきだぞ!

    108 = 97 :

    チャカチャカチャン

    ドラえもん『みせかけモテモテバッジ』

    ―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―

    絹旗「だーかーらー!何でそこで話が超飛ぶんですか
        前後の繋がりが超曖昧でしょう?
        超流れ良くするために間の説明を入れないと」

    のび太「えー?そんなことまで説明しないといけないのー?」

    のび太は今日もお隣さんの女子高生―絹旗最愛に学会発表のいろはを教えてもらっていた

    絹旗「学会ってのは自分の研究を超売り込みする場ですよ
        超バカなやつにでも超丁寧に教えないと意味が無いんです
        のび太がやってるのは超オナニーってやつですね」

    のび太「そ…そんなぁ」

    絹旗「その超足りない頭で超想像してみなさい
        ――のび太は超美少女絹旗サマの超天才的な研究発表を聞きに来ました
        そこで超始まったのは私のオナニー――ほら?超どん引きでしょう?」

    109 :

    みたい

    110 :

    オナニーみたいです

    111 = 97 :

    のび太「いやぁ…モアイちゃんがやるならある意味うれし――」

    絹旗「黙れ!超黙れこの超のび太!
        そして私の下腹部を超ガン見するな超気持ち悪い
        …今のは例えが超悪かったけどだいたいそういう意味なんです」

    のび太「…はぁ~い」

    絹旗「…ったく、今日の授業は超終了です
        今日言ったところは明日までに超訂正しておきなさい」

    のび太「モアイちゃんもう帰るの?」

    絹旗「いえ今日もご飯を超いただきます」

    のび太「えー、またー?」

    絹旗「超依存するタイプと言ったでしょう?
        …ご飯の前に映画見ませんか?」

    絹旗は一つのDVDを取り出す

    112 = 97 :


    タイトルは『トラえもん、こび太と鉄人兵団』

    絹旗「見てくださいよこのパッケージ!
        ゆるキャラ狙ってるのかってぐらい超ふざけたマスコットの超キリッとした顔!
        そして超ダメダメなオーラを纏った少年がここぞとばかりにヒロイン風の少女を超庇うその姿!
        挙げ句の果てには○式のカラーチェンジでしかないパクリ超丸出しなロボット!
        これは超ガチで名作を狙ったもののこけてしまった天然物B級映画の匂いがします!!」

    絹旗は拳を握り力説する
    こう言ったB級映画には目が無いのだ

    のび太「いーや違うね!
          これはそう言ったミスマッチを狙ったギャップある作品だと僕は見た!
          きっと全人類の存亡をかけた戦いにまで発展するよこれ
          そして謎の女性との出会いが少年を強くする感動巨編に違いない!」

    絹旗「のび太のくせに超生意気言いますね
        B級映画の深淵に超誘ってあげますよ!」

    のび太「望むところだ!」

    絹旗「じゃあプレーヤー借りますね」

    立つのが面倒だった絹旗は四つん這いでプレーヤーのもとへ向かう

    113 :

    名作をなんてことしやがるwwwwww

    115 = 93 :

    誰か打ち止め呼んでー!

    116 = 97 :

    のび太「も…モアイちゃん!す…スカート危ないよ!」

    のび太にお尻を突き出した状態の絹旗は非常に悩ましい姿であった
    下着が見えるか見えないかギリギリのラインであり、眩しいぐらいの白い太ももが見える

    絹旗「見えないよう超計算してるんで。そこらへんのビッチとは超違うんです
        だいたい何が悲しくてのび太なんかに今夜のずりネタを超提供しなきゃいけな――あれ?」

    絹旗はプレーヤーに既にDVDが入っていることに気づく

    絹旗「前に見たDVDを超出し忘れてますよのび太」

    のび太「○×△□☆!!!!!!?????」

    絹旗「何をそんな超慌てて…ってうわぁ」

    絹旗がDVDを手に取る
    タイトルは『シスター×巫女 ~魔術と科学が乱交するとき~』――先日上条から借りたAVである

    117 :

    oh...
    つーか上条さんの趣味はいいのか、これ

    118 = 97 :

    のび太「ちょ…それは!!違うんだよモアイちゃん!!それは知り合いに――」

    絹旗「あーはいはい別に超どうでもいいですよ。それとも『きゃーのび太のえっち!』って答えを超期待してましたか?
        そんな性癖があったとは超知らずにどうもごめんなさい」

    のび太「そ…そんなわけないじゃないか!!返して!」

    のび太が手を伸ばすも絹旗は渡さない

    絹旗「しっかしまあ…こんな超くだらない企画モノで夜な夜な超サカっていると考えるとお姉さんは悲しいですよ
        そんなのだといつまで経っても彼女が超出来できないですよ?」

    のび太「ぐぅ…モアイちゃんに僕の何がわかるんだい!」

    絹旗「ほぅ…それはあれですか?のび太は超モテモテなイケメン少年だとでも?」

    のび太「ああそうさ!何てったって僕は“レベル5”の“第六位”だからね!
          長点上機の女の子は僕に憧れているに決まってる!」

    絹旗「へー、転入してきて一週間も経つ私はそんな話、超初耳ですけどね」

    のび太「ちゅ…中等部では超人気なんだよ!」

    絹旗「じゃあ私の前に超たくさん連れて来てくださいよ」
    のび太「ああいいとも♪」

    絹旗「明日の17時、公園に連れてきてくださいね」
    のび太「ああ!いいともぉ♪」

    119 = 97 :

    ―1時間後―

    ドラえもん「ふーやっと統括理事の仕事が終わった
            やっぱ年度末はいろいろと忙しいなー」

    のび太「ドラえもぉぉぉぉおん!」

    ドラえもん「…どうしたんだいのび太くんそんなにあわてて」

    のび太「女の子にモテモテになる道具出してよぉぉぉぉぉおおおおおお」

    ドラえもん「っ!?何ぜいたくなこと言ってんだこのフラグ男め!!
            きみは上条当麻にでもなりたいのか!?」

    のび太「かくかくしかじか」

    ドラえもん「何でまたそんな約束したんだい君は
            万年ドベでグズな君がモテるはずが無いじゃないか」

    のび太「言ってくれるじゃないかドラえもん
          君が眠っていた三年間で僕は変わったんだ!
          ホントに学園ではモテモテなんだぞ!?」

    のび太が言っていることは本当である――いや本当であった

    120 = 109 :

    犯人は電脳妖精

    121 = 97 :

    のび太が長点上機学園中等部に入学したてのとき
    のび太は嘘のように女の子にモテた

    「野比くんって可愛い顔してるよねー」
    「でも能力使うときキリッとしてて凄くカッコいいんだよ!」
    「それなのに天才!って感じな嫌味さが無いよねー
     勉強も普通!…ってぐらいだし」

    などともてはやされ、数人の女の子からはラブレターも貰った
    これも一重に“レベル5”の“第六位”というネームバリューがあったためである
    いわば芸能人と同じ学校になったようなニュアンスだ

    しかし、長点上機に入って1年、非日常であった“レベル5”は日常となり、のび太も正当な評価をされ始める

    「野比くんって…さえないというかパッとしない顔だよねー」
    「能力使うときさ…変な言葉遣いになってちょっと痛々しいよ…」
    「レベル5ってみんな頭いいんでしょ?…それなのに野比くんの成績って何であんなに微妙なの?」

    女の子なんてこんなものである

    123 = 109 :

    のびたはのびただった

    124 = 97 :

    のび太「何でクラスの女の子に全員電話しても誰も捕まらないのさ!!」

    ドラえもん「だからモテモテになる道具を出せと?」

    のび太「そうそう!モアイちゃんをギャフンと言わせてやるんだ!!」

    ドラえもん「そういう道具は無いことはないけど…」

    チャカチャカチャン♪

    ドラえもん『みせかけモテモテバッジ』

    125 :

    一瞬スレタイ的に違うのかと思ったけどやっぱりお前かw
    紫煙

    126 = 93 :

    烈火も相当頭悪いから問題ないぜ!

    127 = 109 :

    えろそうなスレタイからこのスレの偽物かとおもた

    128 = 97 :

    のび太「うお!いかにもモテそうな名前だぞ!」

    ドラえもん「使い方を説明するね
            まずこのバッジについてるカメラでね、女の子の写真を撮るんだ」

    のび太「そしたらその女の子が僕のこと好きになるの?
          1人じゃ意味ないよー!僕はモテモテになりたいんだ」

    ドラえもん「まあまあそんなにあわてないで最後まで聞いて
            その女の子の前でこのバッジをのび太くんがつけるとね
            バッジからモテモテ電波が発生してのび太くんはモテモテになるんだ
            ただし写真を記憶した女の子には効果がない」

    のび太「うん?凄い道具だけど何でその女の子には効かないの?」

    ドラえもん「…要するにね、モテモテになることで意中の女の子の嫉妬心を煽る道具ってわけ」

    のび太「なるほど!すごーい!!」

    ドラえもん「正直…モテない男が気休めに使うみじめな道具だけど…ホントにいる?」

    のび太「いいから。それかしてよドラえもん!」

    ドラえもん「君はプライドってものがないなー」

    130 = 97 :

    ―翌日・とある公園―

    絹旗「で?超誰も来ないんですがやっぱり嘘ですかのび太?」

    のび太「今に見てなモアイちゃん!」

    既に絹旗の写真は盗撮済み
    あとは女の子が近くに通るのを待つのみである

    「ねえ…アレ見てよ!長点上機の“射程圏内”よ!」
    「ええ!?あのレベル5の!?」
    「サインもらいましょう!」

    キャーキャー

    絹旗「なっ!?」

    131 = 97 :

    のび太「ぐへへ…困るなぁ~君たちぃ。ちゃんと順番守ってよぉ~。写真?いいよいいよ一緒に撮ろうか」

    「いやんもう!肩に手なんて伸ばしちゃてぇ~」
    「いいなぁー私も写真一緒にお願いします!」
    「素敵な笑顔…」

    気が付けばのび太の周りは人だかりが出来ていた

    美琴「の…のび太…この前のデートだけどさ…楽しかったわよ。ドッキリ仕掛けちゃってごめんね」
    のび太「み…美琴ちゃん!?」

    気づけば美琴がのび太の腕を抱いていた

    御坂「お姉さまだけずるいです…とミサカは対抗して反対の腕を攻めます」
    のび太「美紀ちゃんも!?」(※美紀=御坂妹の御坂家での名前)

    2人の高校生に両腕を取られる

    のび太「ふ…2人ともしょうがないなぁ~、あは…あははははは
          どうだいモアイちゃん?これでわかっただろう?」

    絹旗「の…のび太のくせにホントに超モテモテだったとは…超迂闊でした」

    絹旗が肩をわなわな震わせている

    のび太「わかればいいんだよわかれば。わっはっはっはっはっは」

    上条「い…いったい何ですか?この人だかりは?」

    133 = 97 :

    のび太「あっ!上条さん」

    するとのび太を取り囲む女の子たちに異変が起きた

    「あなたは、この間は不良に絡まれているところ助けていただいてありがとうございました///」
    「足を怪我したときに病院に送っていただきありがとうございました///」
    「公園で1人、失恋で落ち込んでいたときに相談に乗っていただき――」
    「重い荷物を運んでいただき――」
    「道案内していただき――」

    上条「うおっ…そういやそういうこともあったような…って多っ!!」

    のび太「えっ?ええ!?」

    気が付けばのび太の取り巻きは全て上条の周りに集まっていた

    美琴「ちょ…ちょっとアンタ女の子に囲まれて何デレデレしてんのよ!?」

    美琴ものび太の前を離れ、上条の腕を引っ張る

    御坂「あなたは歩くたびにフラグを立てているんですか
          とミサカは呆れつつもお姉さまに追従します」

    のび太「ちょっと!…2人とも待って!」

    上条「と…とりあえず逃げろ!!」

    「ちょっと待ってくださ~い」

    上条は走り去り、女の子たちは上条を追っていった

    135 = 97 :

    のび太「僕の幻想…ぶち殺された…ガックシ…」

    絹旗「…どうやら彼の方が超モテモテだったみたいですね
        のび太ごときがモテようなんて超早いんですよ」

    のび太「グスン…何でそんなに元気なのさ?」

    のび太はバッジを取りつつたずねる

    絹旗「さあ~?それより昨日見る予定だった映画でも超見るとしましょう」

    打ち止め「のび太ぁ~」

    のび太「あれ…?今日テストじゃなかったの?ミサカちゃん?」

    136 = 97 :


    打ち止め「早く終わったからのび太ん家で遊ぼう思ったの!ってミサカはミサカは活動指針を述べてみたり!
           こんな公園で何してたの?ってミサカはミサカは隣にいるお姉さんをチラリと見ながら質問してみる」

    絹旗「…何ですか?この超媚びキャラは」

    空気が凍りつく

    打ち止め「こ…媚びてなんかないよ!ってミサカはミサカは否定してみたり
           というかあなたは誰なの?ってミサカはミサカはたずねてみる」

    絹旗「その喋り方なんてまさに超媚びキャラじゃないですか
        私はのび太の部屋のお隣に住んでいる超お姉さん的存在ですよ」

    打ち止め「ちょ…超超つけてキャラ付けしてるあなたに言われたくないもん!ってミサカはミサカは憤慨してみたり!」

    絹旗「私のこれは超口癖です。対してあなたのその喋り方は口癖を通り越して超狙っているとしか――」

    のび太「ちょ…ちょっとモアイちゃんもミサカちゃんも喧嘩しないでよー!」

    ………

    タケコプターで上空から様子を見ていたドラえもんがしみじみ述べる

    ドラえもん「やれやれ…道具なんて使わなくてもモテモテだと気づけばいいのに」

    ―みせかけモテモテバッジ 完―

    137 :

    上条さんは素かよ
    マジパネェ

    138 = 97 :

    ストックは@1
    サルになったらすみません
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

    『とある姉妹の姉妹喧嘩』

    ―とある学生寮・電磁姉妹部屋―

    8月15日
    夏休み真っ只中のクソ暑い日に
    2人の姉妹は喧嘩していた

    美琴「アンタねぇ!!そういうのを贅沢って言うんでしょうが!」

    御坂「贅沢ではありません。とミサカは間髪入れずに訂正を求めます」

    喧嘩の原因は御坂妹の買い物
    本日夕ご飯の当番であった御坂妹は食材の買い出しに行ったのだが…

    美琴「この牛肉やケーキのどこが贅沢じゃないって言うのよ!?
        アンタ家の経済状況わかってる?」

    打ち止めを含む妹達9970人を新たに娘として迎えた御坂家はたいへん生活苦なのだ

    141 = 97 :

    御坂「ですから特売品を買ったので無駄遣いではありません
          とミサカは自己の正当性を主張します」

    美琴「だーかーらー!特売品でも豚肉や鶏肉買えばその分お金が浮くでしょうが!!
        それにケーキに関しては完全な無駄遣いじゃないの!…ったく今日は何の記念日でも無いのに」

    御坂「…覚えていないのですか?」

    美琴「ん?アンタの誕生日は5月でしょ?…私の誕生日も違うし」

    御坂「…もういいですよ。とミサカはお姉様の記憶力に幻滅します」

    美琴「はぁ!?何でアンタが逆ギレしてんのよ!怒ってるのは私の方よ!」

    御坂「…ミサカたちがいなければお姉様はお金持ちお嬢様でしたものね
          とミサカは言い残して家を出ます」

    美琴「ちょ…!?何もそこまで言って無いでしょ!?なに拗ねてんのよ戻りなさい!」

    御坂「…買い忘れがあったので出かけるだけです。夕方には戻ります」

    美琴「ちょっとまだ何か買う――」

    バタン!

    御坂妹はドアを締めて走り出した

    御坂(今日は…お姉様と“ミサカ”が初めて会った日ですよ…)

    142 = 97 :

    ―第七学区・とあるスーパー―

    御坂(ここにも無い…)

    御坂妹はスーパーの入り口に置いているであろう“とある物”を探していた――これでもう4件目だ

    御坂(やはり絶版になったのでしょうか…)

    のび太「あっ!美紀ちゃんだ!こんにちはー」

    御坂「どうも」

    のび太「“こんなもの”見て何してるの?まさか欲しいの?意外だなー」

    御坂「いえ…欲しいものはもうないみたいです
          とミサカは落胆します…っ!!」

    御坂妹がのび太を見てハッとする

    のび太「どうしたの美紀ちゃん?」

    御坂「ミサカを過去に連れて行って下さい
          とミサカは両手を握り懇願します」

    144 = 97 :

    ―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―

    ドラえもん「別にいいけど…いったいいつにいくのさ?」

    御坂「4年前の…8月15日」

    ドラえもん「その日はまだ…!!
            …歴史を変えるのは許されないよ?
            何があっても後悔しないね?」

    御坂「…はい」

    のび太「何?何かあるのその日?僕も行く!」

    ドラえもん「…いいの美紀ちゃん?」

    御坂「構いません」

    ドラえもん「美紀ちゃん…じゃあのび太くんをお願いね
            あと一応この石ころ帽子渡しておくね」

    御坂「感謝します」

    145 = 97 :

    ―4年前・8月15日―

    のび太「着いたー!あれ?美紀ちゃんどこか行くの?」

    御坂「用事を済ませに…“探し物”がありますので
          20:00までにはここ戻るので適当にぶらついていて下さい
          とミサカは約束を取り付けます」

    約束するなり御坂妹は走ってどこかへ行ってしまった

    のび太「あ!ちょっと待っ――うーん…あの強引さ
          なんだかんだ言って姉妹全員そっくりだなー
          …暇だしどこか行くか」

    ―とある公園―

    のび太「ああ暇だ…3年前の僕にあっても仕方ないしな~
          …っ!?あれ?あんなところにミサカちゃんが2人いる!?」

    のび太の視線の先には2人の“打ち止め”がいた――いや

    のび太「そっかそういやここ4年前か~
          じゃああれは美琴ちゃんと美紀ちゃんってことだ
          しっかし三人揃ってほんとそっくりなもんだ」

    のび太はこっそり草むらに隠ながら様子を見る

    147 = 97 :

    美琴と御坂妹は2人でしゃがみ込み黒い子猫を見ている

    美琴「――私の体から出る微弱な電波に反応されちゃうの」

    美琴の手の先には黒い子猫がビクビクしている

    ミサカ「…ミサカもダメなようですね」

    美琴「はぁ…」
    ミサカ「………」

    のび太「ふふふ、2人で子猫とじゃれてるんだ」

    美琴「そぉぉぉぉじゃなくってぇぇぇぇぇええええ!!!!!
        アンタ私の…クローンなわけ?」

    ミサカ「はい」

    そこから2人の言い合いが始まった

    のび太「そっか、2人が初めて会った日なんだね
          おっ?動いたぞ!ちょっと様子を見てみよーっと!」

    のび太はこっそり後をつけることにした

    148 = 97 :

    美琴と御坂妹は相変わらず言い合いを続け――
    というより美琴が一方的につっかかっている

    通行人「あっ!常盤台の双子が喧嘩してる」
    美琴「こ…こいつは妹なんかじゃない!!」

    のび太「あっはっは!美琴ちゃんったら照れてやんの」

    その後も御坂妹が「紅茶飲みたい」だの「ハンバーガー食べたい」だの言い散々美琴を連れまわしていた
    その姿はまるで――

    のび太「まるで本当の双子みたいだ。2人は昔から仲良かったんだな~」

    午後19:30
    気がつけば辺りは暗くなっていた

    のび太「そろそろ集合場所に行かないとな~
          ん?美琴ちゃん何してるんだ?」

    美琴は屈みながら御坂妹の服に何かを取り付けている

    ミサカ「何でしょう?」

    美琴「いいからジっとしてなさい…出来た!」

    御坂妹の服には“ゲコ太の缶バッジ”が付けられていた
    本日美琴が苦労の末、ガチャガチャで手に入れたものである

    149 :

    うわあああああああ、この話は・・・・・・
    一方さん好きな俺でも、御坂妹が好きすぎてつらいやつじゃないか・・・
    つ④

    150 = 91 :

    あの日か・・・支援


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