元スレのび太「ミサカちゃん…ここすっごく固くなってるよ…?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 = 1 :
チーム創成期は惨めの一言に尽きた
いくら練習しても念動力者の変化球は打てない
どれだけ守備を固めても空力使いの打球は捉えきれない
能力無しに能力者を倒す
それが馬鹿げた理念であるということに気づき、一人、また一人とメンバーがやめていった
ジャイアンズのメンバーはたったの9人しか残らなかった
能力者チームからは
「侍(笑)、竹やりの間違いじゃねえの?」
「つーか侍ジャイアンツのパクリじゃんwww」
などと嘲笑もされた
それでも虚仮の一心で努力・対策を重ねた
晴れの日はひたすら練習して基礎体力・基礎技術・チームワークの向上
雨の日は苦手な勉強までして各能力を研究し、対応策を練った
その結果、チームが出来て1年が経った今では“鉄砲殺しの侍”と呼ばれるまでのチームとなったのだ
52 = 1 :
そんな彼らは本試合で夢の学区内優勝が目前まで迫っていた…のだが
余地「さあ…勝負だ剛田!」
ジャイアン「く…くそぉ!!」
本試合でのジャイアンと余地の戦績――3打席3被本塁打
つまりこの試合、サイキックスの全得点が余地のホームランによるものなのだ
ジャイアン(す…すまんみんな…最後の最後で俺がしくじってしまった)
ジャイアンは諦め、キャッチャーを見る
…しかし
スネ夫(諦めるなジャイアン!!)
キャッチャーであるスネ夫の目は死んでいなかった
その目が見据えるもの…それは“勝利”の二文字のみ
そしてスネ夫はサインを出す
『渾身のストレートでねじ伏せろ!』
ジャイアン(ははは…そうだよなぁスネ夫…
どうせ読まれるんなら小細工は無しだ!!)
ジャイアンが大きく振りかぶり――投げる
55 = 1 :
135km/h
文字通り渾身のストレートはうねりをあげてスネ夫のミットへと突き進む
余地(ど真ん中の豪速球!?だが甘い!!)
余地のバットが正確に真心を捉えた
余地(こ…これは!?)
56 = 1 :
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57 = 1 :
ジャイアン「セ…センタァアアアアア」
打球はセンター寄りの右中間に大きく弧を描いた
余地(クソッ…何て重い球だ!!だがこれはフェンス直撃!
あのセンターの足じゃ間に合わない!!俺たちの勝ちだ!!)
ジャイアン「ち…ちくしょぉおおおおおおおおおおお」
余地の思惑通りセンターの足では間に合わない
ランナーはタッチアップは狙わずに離塁し、3塁ランナーが帰還
そして2塁ランナーも帰還し、3塁ランナーと勝利の抱擁を――
余地「も…戻れお前らぁぁぁぁああああ!!
・ ・ ・
またあいつだ!!」
余地の“未来写生”は見てしまった…2秒後にフェンス直撃の球を捕球する“ライト”を
58 = 1 :
スネ夫「の…のび太ァ!!」
のび太「だぁぁぁあ!」
のび太が体をフェンスにぶつけながらもキャッチ――アウトだ
即座に体勢を整えてサードに矢のような送球を放った
2塁ランナー「う…ウソだろ!!」
喜びに浸っていた2塁ランナーが気付いたころにはもう遅かった
のび太が投げたボールは数回バウンドするも
吸い込まれるようにサードのグローブへ突き刺さった
審判「ス…スリーアウト!!ゲームセット!!」
59 = 1 :
ジャイアンズ「や…やったぁあああああああああああああ優勝だぁぁぁあああああああああああ」
ジャイアンズの一同がマウンドの上に集まり歓喜する
ジャイアン「お…俺たちは本当に優勝したのか…?
俺は夢を見ているんじゃないのか…?
おいスネ夫…俺のほっぺをつねって…」
ズブッ!
スネ夫がジャイアンの鼻に指を突っ込んだ
ジャイアン「痛ぇ!!」
スネ夫「何言ってんだよジャイアン!!のび太がやったんだよ!
のび太のやつ…この状況でスリーアウト取りやがった!!」
ジャイアン「そうだ…のび太のやつはどうした?」
61 = 1 :
のび太「ジャーイアーン!スネ夫~」
のび太が遅れてマウンドにやってくる
ジャイアン「よ…よくやったぞ心の友よぉぉおおおお
お前がいなければ…俺たちは終わりだった!!」
のび太「そんなことないよ!ジャイアンの豪速球が無ければあの球はホームランだったさ!」
センター「そ…それでもあのプレイはすげえよ助っ人!!」
本日のび太は助っ人としてジャイアンズに参加している
先日行われた準決勝で正規のライトはクロスプレーの際に足を骨折したためである
その結果勝ち越しサヨナラ勝利をしたジャイアンツであったが
ジャイアンツには控えの面子がいない
誰もが絶望した、試合には登録している選手しか参加できないからである
スネ夫「あ…そういやのび太が登録したままだよ!」
ジャイアンズ設立時、無理やり名前を使われたのび太は選手登録がされていたのだ
62 = 1 :
のび太「今日はミサカちゃんと遊ぶ約束だったんだけど…
久しぶりの野球も楽しいね!ジャイアン!」
ジャイアン「な…何ぃ!?」
打ち止め「おーい!のび太~!」
観客席の最前列から手を振る少女――打ち止めだ
打ち止め「カッコよかったよ!ってミサカはミサカは惜しみない賛辞を送ってみたり!
で…さっきので何点目?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
のび太「そういうルールじゃないよミサカちゃん…」
セカンド「おい…あのこめちゃくちゃ可愛くない?助っ人の彼女?」
サード「馬鹿お前知らないの?あれ常盤台の“電脳妖精”だよ」
レフト「えっ!?電脳妖精って長点上機の“射程圏内”の彼女じゃなかった!?」
ジャイアン「あれ?言ってなかったか?あの助っ人が――」
スネ夫「あいつこそが長点上機の“射程圏内”だよ
ああ見えて我が校のエースさ…もっとも電脳妖精と付き合ってるってのは間違いだけどね」
一同「!!!!!?」
ショート「すげーよ助っ人!流石レベル5は野球も上手いんだな!」
63 = 1 :
ジャイアン「そういやのび太…お前いつの間にあんなセンター寄りのシフトしてたんだ?」
素直な疑問だった
のび太は3年前、一方通行の死(勘違い)、ドラえもんの別れから改心し、努力をした
その結果、運動神経もずば抜けて向上したのだが――
スネ夫「いくら足が速くてもあれは間に合わないだろ?
もしライト線ギリギリだったらどうしたのさ?」
ジャイアン「今日の試合やたら気の利いたシフトばかりだったな」
のび太「ああアレね。弾道予測しただけさ」
ジャイアン「…ダンドーヨソク?」
スネ夫「ゲェっ!?」
64 :
とんだ孔明だな
65 = 1 :
のび太「うん。僕の能力…というかただ演算だけどね
あいつがバット振り始めた瞬間からボールがどこに落ちるかわかったわけ
スタートが早かったからギリギリ間に合ったよ」
ジャイアン「…つまりアレかのび太…?お前は能力を使ったのか…?」
のび太「うーん…直接風を操ったわけじゃないけど…そういや感知はしてたなー
共同研究は弾道予測関連ばかりだから能力と言えば能力になるのかな?」
スネ夫「ジャ…ジャイアン!!のび太は難しい言葉ばかり使ってるけど能力じゃないよ?
決して風でボール操ったとか未来を予知したとかそんなのじゃないからね!?
言ってみればすごい勘みたいなものだよ!勘!」
スネ夫は必死にフォローに入る
打ち止め「勘っていうのは失礼だよ!あそこまで完璧な弾道予測は他のレベル5にはできないんだよ
ってミサカはミサカは訂正を求めてみたり!」
スネ夫のフォローも虚しく
のび太を待ち切れなかった打ち止めが降りて来るなりジャイアンの火に油を注いだ
66 = 1 :
打ち止め「そんなことより早く遊びに行こうよ~
ってミサカはミサカは腕を引きつつ周囲にアピールしてみたり!」
のび太「うん!じゃあ行こっか!…ってどうしたのジャイアン?
そんなにわなわなと震えて?」
ジャイアン「の…のび太てめぇぇええええええええええええええ
神聖な侍ジャイアンズに泥を塗りやがってぇぇえええええ
それにミサカちゃんとそんなにイチャイチャしやがってぇぇぇぇぇえええええ」
のび太「何で!?僕何かした…ってうわぁぁぁあああああああああああああああああ」
ジャイアンにぼこぼこにされるのび太
打ち止め「…ミサカ何か悪いこと言った?ってミサカはミサカは確認を取ってみる」
スネ夫「…やれやれだよ」
ジャイアン「お前なんか…お前なんかギッタンギッタンのケチョンケチョンにしてやるぅぅううううううううう」
ジャイアンはジャイアンズのたった1つの理念を掲げ、それを達成した
―燃えろ侍ジャイアンズ! 完―
67 = 25 :
ジャイアンは根は優しいがプライドと誇りが高いからな
そのわりにいまだレベル1なのはかわいそうな気もする
68 = 1 :
パー速でやるのが筋だっただろうか
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
野比のび太 “レベル5” “射程圏内” “第六位”
正式な区分は“空力使い”
大気操作、風の扱いはお手のもの
のび太はモデルガンに“空気の弾”を詰め込み、射出する
その最高射程は6km(10kmというのは噂の誇張表現)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『とある2人の空力学会』
69 = 41 :
まぁガキ大将つとめてるしな
70 = 1 :
―第五学区・とある大学―
3月上旬
年度末で来年度への準備が慌しいこの季節
ここでは空力能力者による学会が行われていた
のび太「トホホ…」
メガネを掛けた中学生――野比のび太は落ち込んでいる
原因は先程行った学会発表にある
『誘導装置を必要としない弾道ミサイル迎撃システムの開発』
というテーマで発表を行ったのだが…
一方通行「…学会発表するっつうから学会入会費払ってまで見にきたのによォ?
ンだァ?あの無様なプレゼンは」
71 = 1 :
のび太を説教しているのは――“元第一位”の一方通行
今は学園都市暗部から身を引き、民間の極秘諜報機関で働いている
同時に、のび太の能力を開発した師匠でもある
のび太「…そんなにダメでしたか?」
一方通行「ありァ聞いてたやつらは全く理解してなかったぞ?
わかってたのはオマエと共同研究してる科学者か俺ぐらいだ
典型的なオナニープレゼンってヤツだなァ」
のび太「うう…やっぱり発表は苦手だなぁ…」
レベル5となり急激に天才へと変貌したのび太であるが
やはりまだまだ中学生、発表能力が不足していた
一方通行「落ち込ンでねェで他の発表聞いて上手い部分は吸収しろ
次の学会ではちったァマシなプレゼン聞かせろよ」
72 = 1 :
のび太「…師匠の言う通り他の能力者の発表でも聞こうかな」
パンフレットを覗き、今行っている発表で面白そうなものを探す
ふと自分と同じ兵器部門に興味深いタイトルを見つけた
『“窒素装甲”の原理解明と兵器運用への展望』
のび太「窒素装甲って確か…?」
発表者の名前を見る
霧ヶ丘女学院1年 絹旗最愛
のび太「キヌハタ…モアイ?」
73 = 1 :
―とある講堂―
霧ヶ丘女学院の制服を着た少女、絹旗最愛は淡々と発表をしていた
窒素装甲
絹旗最愛が所有するレベル4の能力
空気中の『窒素』を自在に操り、圧縮した窒素の塊を制御することで
自動車を軽々と持ち上げるパワーや、直撃した銃弾を逆に潰す程の頑丈さを発揮する
今はそれの原理を説明し、それを機械によって再現する…という発表を行っている
絹旗「…以上で発表を終了させていただきます」
座長「ただいまの発表について何か質問はありますか?」
数名の科学者が鋭い質問をする
絹旗は慌てることなくそつなく対処。短いながらも的確で有意義な受け答えが続いた
のび太「ほえー凄いなぁモアイちゃんは」
聴衆が皆キョトンとし、曖昧な質問しか来なかった自分の時とは大違いだ
質疑応答が終わり、絹旗が退室する
のび太「あっ!!ちょっと話を聞こう!!」
のび太は慌てて後を追った
75 = 1 :
絹旗「まったく…表でのお小遣い稼ぎとは言え
学会発表ってのは相変わらず超面倒臭いですね
超早く帰って映画にでも――」
のび太「モアイちゃ~ん!」
絹旗「っ!?あなたはあの時の“レベル5”?」
のび太は3年前、暗部である絹旗に命を狙われ、戦ったことがある
ちなみに勝負の結果はのび太の勝利
のび太「やっぱりあのときの君だね!久しぶり!
モアイって名前だったんだ!」
絹旗「『さいあい』です
何ですかその鼻が超高そうな名前は」
のび太「サイアイちゃん…言いにくいからモアイちゃんでいいや!
ねーねーモアイちゃんお腹空かない?一緒にご飯食べようよー」
76 = 1 :
―とある大学・食堂―
のび太「凄いねーモアイちゃんは
僕あんな上手な発表出来なかったよ」
のび太はラーメンを啜りながら言う
絹旗「ああ…『何だが凄そうなこと言っているけど超難解でよくわからない発表をした中学生』
って君だったんですね。私も初めての発表は超緊張してそうなりましたよ」
絹旗はサンドイッチをつまみながら適当に答える
のび太「ホント!じゃあ僕もモアイちゃんみたいになれるかな?」
絹旗「さあ?超努力すれば出来るんじゃないですか?」
絹旗(それにしても警戒心が超薄いお子様ですね
昔殺し合ったこと超忘れているのでは?)
のび太「そういやさぁ~
今日はみんなとは一緒じゃないんだね」
絹旗の手がぴたっと止まる
のび太が言う『みんな』とはおそらく“アイテム”を指すのだろう
絹旗「滝壺さんは…君はあったことありませんでしたね」
のび太「うん、麦野さんとフレンダちゃんしか知らないや
2人とも元気?」
77 :
モアイちゃんで鼻水噴出してしまった
78 = 1 :
絹旗「…2人とも超昔に死にましたよ」
のび太「…え?」
絹旗「超付け加えますとフレンダを殺したのは麦野です
そんな麦野もアイテムの下部組織の超アホに殺されました
・ ・ ・ ・ ・
そんな世界です
わかったら私に超馴れ馴れしく話かけないことですね」
絹旗は2人分の伝票を持ちその場を去った
のび太は絹旗を見ながら呆然としている
絹旗(あの子は学園都市の“暗部”を超知らなさ過ぎる)
絹旗は何故か若干の苛立ちを覚えていた
80 = 1 :
―とある大通り―
絹旗「まったく…超純粋なお子様ほど困ったものはないですね」
絹旗は大学を出てすぐの道路で呟く
すると、絹旗のすぐ側に黒いワンボックスカーが止まりその中から黒ずくめの男が出てきた
その手に持つものは…銃
ドガガガガガガガ
絹旗「!?」
白昼堂々、男は銃を乱射してきた
周りにいた通行人は悲鳴を上げて一斉に逃げ出す
絹旗は窒素装甲で守られるも銃弾の衝撃を殺し切れず地面に叩きつけられていた
絹旗「それは…軽機関散弾銃」
軽機関散弾銃
学園都市製の速射が可能な散弾銃であり
近距離での威力は窒素装甲でも防ぎきることが困難な代物だ
81 = 1 :
襲撃者「この間はよくもうちの組織を潰してくれたな…絹旗最愛」
どうやら先日潰したテロ組織の残党らしい
絹旗(…またですか)
絹旗はそう思った
アイテムが崩壊して3年。それ以降絹旗は誰とも組まずに仕事をし続けた
標的を殺しては逆に命を狙われる毎日…そんな毎日に疲れきった絹旗は任務中での死を望むようになっていた
しかし“暗闇の五月計画”の被験者である絹旗は
一方通行の演算パターンを参考に最適化された自動防御能力を持つためそれが許されない
いくら狙撃をされようが窒素装甲は絹旗の身を守るのだ…しかし
絹旗(軽機関散弾銃ですか…アレなら私を殺すのは超簡単ですね)
襲撃者が倒れている絹旗に銃口を向ける
絹旗「親に超捨てられ、モルモットになり、暗殺者となって、仲間を超失い、1人さびしく死ぬ
…いかにもB級映画の雑魚役みたいですね。まったく…超クソッタレな人生でした」
襲撃者「わかってるじゃねえか」
襲撃者が引き金を引いた
83 :
スレタイで一瞬別人かと思ったじゃねえかwwwww
でも見つけられて良かった
84 = 1 :
やはりこのスレタイはアウアウだったか…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
絹旗「…え?」
襲撃者「なっ何故死なねえ!?」
絹旗の窒素装甲は作動していない
ふと絹旗は左方を見る――10m先のアスファルトが抉れていた
のび太「昼間っから女の子相手にはしゃいでンじゃねェよロリコン」
絹旗の右方にいたのはのび太――両手にはエアガンを持っている
襲撃者「な…何したんだてめえ!!」
のび太「オマエの銃弾を全て撃ち落しただけさ」
襲撃者「くっ…!!」
男が銃を構える――しかしのび太の早撃ちの前にあっけなく敗れ気絶した
絹旗「…メチャクチャなこと超簡単に言ってのけますね」
85 = 1 :
のび太「無事でよかったよモアイちゃン」
絹旗「超勝手なことを言ってくれますね
…まあ一応超ありがとうと言っておきます」
―死ぬのが今日じゃなかっただけのことです
のび太「ン?何か言った?」
絹旗「…言ってませんよ」
絹旗がスカートに手を伸ばす
現れた白い太ももにあるホルスターから小型の銃を取り出した
狙う先は――気絶している襲撃者
のび太「っ!?何すンだ!!」
絹旗「何って超殺すに決まってるじゃないですか
相手も超その気だったんですし」
のび太「ンなことしたらまた仕返しが来るじゃねェか!!
いつか本当に死ぬぞォ?」
絹旗「…そんなこと超判りきっていますよ!
超殺して、超仕返しにあって、超返り討ちにして
それを超繰り返していくうちにいつか死ぬ
それが暗部の末路ってものです」
86 :
初春ちゃんメインのお話はまだかい?
88 :
俺はこのスレタイでもすぐ気付いたのだが…
89 = 37 :
サルったか・・?支援
90 :
いいぜ、お前がサルったってんなら
その幻想をぶち殺す!!!
支援
91 :
別の人かとおもったら・・・支援
97 :
サルってましたorz
保守ありがとうございます
どのぐらいの間隔だとアウトなんですかね
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
のび太「…だったら暗部を辞めればいい!!」
絹旗「そ…そんなことが超簡単に――」
のび太「出来る!!俺の師匠はそォやって生きてるンだ!
その先は俺が守る!」
絹旗「暗部を…辞める…」
そのとき絹旗は気づいた
襲撃者が意識を取り戻しこちらに軽機関散弾銃を向けていることを
絹旗(っ!?この子だけは!!!)
98 :
俺も初めは最愛をモアイって呼んでた
さいあいは言いにくいだろあれ
99 :
一人称「僕」だったろ
100 = 97 :
サルって連投しなければセフセフ?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
絹旗がのび太と襲撃者の間に割って入ろうとしたそのとき
のび太「…試してみるか!」
のび太が絹旗の腕を掴み自分の後ろに放り投げる
絹旗「ばっ…馬鹿――」
ドガガガガガガガガァン
のび太の身体が宙に舞う――傷一つなく
のび太「痛ェな!!」
宙に舞ったままの体勢でのび太は発砲
鼻・顎・鳩尾…空気の弾で襲撃者の急所を的確に撃ち今度こそ完全に気絶させた
しばらくは目が覚めないであろう
みんなの評価 : ★★
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