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元スレ上条「常盤台女子寮の代理ですか・・・」
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ここまで来てるんのに、今さら言っても仕方ないだろ
実際、こんな雰囲気も悪くない
どうしても嫌なら自分で工夫すりゃ良いし
実際、こんな雰囲気も悪くない
どうしても嫌なら自分で工夫すりゃ良いし
パート化したSSスレって居心地悪いのがよくわかった
馴れ合いしたい奴ばっかなんだな
邪魔した
馴れ合いしたい奴ばっかなんだな
邪魔した
『第一級警報(コードレッド)』。それは、学園都市でもっとも危険度が高い警報である。
その警報は、普通ならばまず発動しない。基本的に、学園都市の警備体制は強固で、学園都市外から学園都市内に侵入者が来ることはないからだ。
そして、もしもその警報が発動した場合。警報が意味するのは――『テロリストの侵入が完全に確定した状態』。
五和「―――クッ!やっぱり学園都市の警備システムは手強いですね!」
大型のバイクを颯爽と駆る赤いライダースーツの少女は、天草式十字凄教の魔術師・五和である。
そして、その後部座席にはヘルメットを被ったごく普通の少年―――上条当麻がいた。
彼らの乗るバイクの後ろには、幾つもの装甲車やバイクが追いすがり、今彼らの置かれている状況を表していた。
それはもちろん、学園都市に侵入したテロリストこそが彼女だと示していることに他ならない。
その警報は、普通ならばまず発動しない。基本的に、学園都市の警備体制は強固で、学園都市外から学園都市内に侵入者が来ることはないからだ。
そして、もしもその警報が発動した場合。警報が意味するのは――『テロリストの侵入が完全に確定した状態』。
五和「―――クッ!やっぱり学園都市の警備システムは手強いですね!」
大型のバイクを颯爽と駆る赤いライダースーツの少女は、天草式十字凄教の魔術師・五和である。
そして、その後部座席にはヘルメットを被ったごく普通の少年―――上条当麻がいた。
彼らの乗るバイクの後ろには、幾つもの装甲車やバイクが追いすがり、今彼らの置かれている状況を表していた。
それはもちろん、学園都市に侵入したテロリストこそが彼女だと示していることに他ならない。
>>658
報告いらね
報告いらね
『――大人しく少年を解放して投降するじゃん!』
猛スピードで道路を疾走する装甲車からは、拡声器で警備員からの呼びかけが聞こえてきていた。
『――これ以上の抵抗を見せるなら、こちらにも考えがあるじゃん!』
ギギ、と上条の背後で金属同士の擦れる歪な音がした。
嫌な予感がする、と上条が冷や汗をかいたところで
『――《拡散捕縛弾》発射じゃん!』
ドシュドシュドシュ!背後から迫る弾丸が風を切る音が、上条の背筋に冷たいものを走らせる。
五和「少し無茶しますけど――耐えてください!」
先ほど五和に釘を刺された上条は、無言を貫く。そして、不意に妙な浮遊感を覚えた。
上条「――――ッ!!」
五和の駆る大型のバイクは突然車体を大きく傾け、そのままスリップして大きく回転し、そのすぐ真上を幾つもの砲弾が通過していった。
上条「――!?」
猛スピードで道路を疾走する装甲車からは、拡声器で警備員からの呼びかけが聞こえてきていた。
『――これ以上の抵抗を見せるなら、こちらにも考えがあるじゃん!』
ギギ、と上条の背後で金属同士の擦れる歪な音がした。
嫌な予感がする、と上条が冷や汗をかいたところで
『――《拡散捕縛弾》発射じゃん!』
ドシュドシュドシュ!背後から迫る弾丸が風を切る音が、上条の背筋に冷たいものを走らせる。
五和「少し無茶しますけど――耐えてください!」
先ほど五和に釘を刺された上条は、無言を貫く。そして、不意に妙な浮遊感を覚えた。
上条「――――ッ!!」
五和の駆る大型のバイクは突然車体を大きく傾け、そのままスリップして大きく回転し、そのすぐ真上を幾つもの砲弾が通過していった。
上条「――!?」
砲弾はまっすぐ進んでいき、遥か前方で着弾。
五和は回転の勢いを受け流しながら再び車体を起こすと、再び猛スピードで道路を駆ける。
『あっ!くそっ、第二撃準備じゃん!』
なにやら背後が慌ただしくなるが、五和はもはや止まらない。アクセルを緩めることなく、道路を猛進する。
そして、今までは6車線の大きな道路を走っていた五和だが、急にカーブすると細道に入る。
『バイク隊追うじゃん!空いてるのと近くに待機してる部隊はフルでこの道の出口を塞げ!』
後ろからはバイク隊。そして、前方の道からは
上条(――前からもバイク来てんじゃねえか!どうすんだよコレ!?)
五和は回転の勢いを受け流しながら再び車体を起こすと、再び猛スピードで道路を駆ける。
『あっ!くそっ、第二撃準備じゃん!』
なにやら背後が慌ただしくなるが、五和はもはや止まらない。アクセルを緩めることなく、道路を猛進する。
そして、今までは6車線の大きな道路を走っていた五和だが、急にカーブすると細道に入る。
『バイク隊追うじゃん!空いてるのと近くに待機してる部隊はフルでこの道の出口を塞げ!』
後ろからはバイク隊。そして、前方の道からは
上条(――前からもバイク来てんじゃねえか!どうすんだよコレ!?)
前門のバイク隊、後門にもバイク隊。もはや道路は完全に封鎖され、五和と上条は逃げ場を失っていた。
五和「――上条さん!もっと強く私にしがみついてください!!」
五和が鬼気迫る声で、上条に指示を飛ばす。
上条は必死に五和にしがみついた。それはもはや腰にしがみつくという次元ではなく、もっとも力を入れてしがみつける位置―――五和の胸部に手をガッチリ回していた。
が、普段ならドキドキ焦る二人も、この時ばかりはそうもいかず。二人揃って必死の形相である。
上条「―――!」
前方のバイク隊は、もはや眼前に迫っていた。上条の脳裏には、嫌な想像がチラつく。
……まさか、バイク隊に突っ込む気じゃないよな?
五和「――上条さん!もっと強く私にしがみついてください!!」
五和が鬼気迫る声で、上条に指示を飛ばす。
上条は必死に五和にしがみついた。それはもはや腰にしがみつくという次元ではなく、もっとも力を入れてしがみつける位置―――五和の胸部に手をガッチリ回していた。
が、普段ならドキドキ焦る二人も、この時ばかりはそうもいかず。二人揃って必死の形相である。
上条「―――!」
前方のバイク隊は、もはや眼前に迫っていた。上条の脳裏には、嫌な想像がチラつく。
……まさか、バイク隊に突っ込む気じゃないよな?
そして。救世主は現れる。
上条「――――!?」
五和のバイクと前方のバイク隊。その真ん中に突如として現れた人影は、両サイドから迫り来るバイクに恐れをなすことなく、凛と立っていた。
そして、静かに腰を落とし、日本刀の切っ先が地面に向くように刀を振り上げるその人物は。
上条(――――神裂!?)
五和「――女教皇様……行きます!!」
五和のバイクは神裂、というよりは神裂の構える日本刀に向けて猛進する。
その神裂の日本刀の構え方は、日本刀と神裂を含めた全体的な形として上条にある物を連想させた。
それは、ジャンプ台。
五和「はぁぁぁぁああああああっ!」
五和のバイクは神裂の持つ2mの刀身を踏み越え、そのまま宙を舞った。
そして、その真下を警備員のバイク隊が通過していく。
上条「―――!」
上条「――――!?」
五和のバイクと前方のバイク隊。その真ん中に突如として現れた人影は、両サイドから迫り来るバイクに恐れをなすことなく、凛と立っていた。
そして、静かに腰を落とし、日本刀の切っ先が地面に向くように刀を振り上げるその人物は。
上条(――――神裂!?)
五和「――女教皇様……行きます!!」
五和のバイクは神裂、というよりは神裂の構える日本刀に向けて猛進する。
その神裂の日本刀の構え方は、日本刀と神裂を含めた全体的な形として上条にある物を連想させた。
それは、ジャンプ台。
五和「はぁぁぁぁああああああっ!」
五和のバイクは神裂の持つ2mの刀身を踏み越え、そのまま宙を舞った。
そして、その真下を警備員のバイク隊が通過していく。
上条「―――!」
五和の腰が細かったのか上条さんの腕が長かったのか、要するに余ったんだろうな……
後ろはもはや見えなかった。だが、激しい衝撃音が聞こえることにより想像はついた。何台ものバイクが折り重なるようにクラッシュする音が。
上条「――――神裂ぃ!!」
五和「大丈夫です!それより舌を噛みますから口を開かないで下さい!!」
直後、バイクが地面に着地する衝撃が五和と上条を襲った。しかも、それは着地の衝撃などというよりは、バイクごと地面に叩きつけられる衝撃といった方が正しい。
そして、衝撃に頭をクラクラさせた上条の視界には、バイクの隣を並走する神裂の姿が入った。
神裂「壁まではもうすぐです!壁の向こう側には天草式のメンバーが待機しています!そちらに合流したら、彼らと共に行動してください!」
言うやいなや、神裂は軽々と疾走するバイクを追い抜き、遥か前方へと駆けていった。
上条(―――壁って、たしかここの壁には出口なかったぞ?)
上条「――――神裂ぃ!!」
五和「大丈夫です!それより舌を噛みますから口を開かないで下さい!!」
直後、バイクが地面に着地する衝撃が五和と上条を襲った。しかも、それは着地の衝撃などというよりは、バイクごと地面に叩きつけられる衝撃といった方が正しい。
そして、衝撃に頭をクラクラさせた上条の視界には、バイクの隣を並走する神裂の姿が入った。
神裂「壁まではもうすぐです!壁の向こう側には天草式のメンバーが待機しています!そちらに合流したら、彼らと共に行動してください!」
言うやいなや、神裂は軽々と疾走するバイクを追い抜き、遥か前方へと駆けていった。
上条(―――壁って、たしかここの壁には出口なかったぞ?)
いや、アレだ
上条さんの座高が高かったのか五和の座高が低かったかしたんだろう
上条さんの座高が高かったのか五和の座高が低かったかしたんだろう
両手でわしずかんでるとか思うから変になるのか、片腕腹で片腕胸つかんでると思えば・・・
五和「――上条さん。絶対に、私にしがみつく力を緩めないで下さい!」
後ろからはなにも聞こえない。追っ手の危機は去ったらしい。だが、上条はもっと強い危機を感じていた。
五和「――飛びますから!振り落とされたら助かりません!!」
残念ながら、いくら学園都市製と言えども空を飛ぶバイクは開発されていない。ということは。
上条の視界の奥に、静かに片膝をついて構える神裂の姿が見えた。
上条(――どうせ、さっきの方式なんだろーなー……)
半ば諦めに近い境地に至る上条。
しかし、現実はもっと破天荒だった。
五和「女教皇様!行きます!」
五和は、バイクの頭を持ち上げる。所謂ウィリーである。
後ろからはなにも聞こえない。追っ手の危機は去ったらしい。だが、上条はもっと強い危機を感じていた。
五和「――飛びますから!振り落とされたら助かりません!!」
残念ながら、いくら学園都市製と言えども空を飛ぶバイクは開発されていない。ということは。
上条の視界の奥に、静かに片膝をついて構える神裂の姿が見えた。
上条(――どうせ、さっきの方式なんだろーなー……)
半ば諦めに近い境地に至る上条。
しかし、現実はもっと破天荒だった。
五和「女教皇様!行きます!」
五和は、バイクの頭を持ち上げる。所謂ウィリーである。
そして、浮き上がった前輪は片膝をつく神裂に迫る。普通ならばこのまま前輪に頭を砕かれお陀仏だが、世界に一握りの選ばれた人間・聖人としての能力を持つ神裂はその限りではない。
神裂「はぁぁぁああああああっ!」
気合い、一閃。
神裂は持ち上がった前輪を掴み、そのまま野球の投球の如くバイクを投げ飛ばした。
上条の視界が、瞬く間に地面から離れていく。
ほぼ垂直に打ち上げられたバイクは、そのまま壁の最上部を見下ろし流すと、次第に勢いを無くして壁の向こう側へと落下を始めた。
上条「――――~~~!!?」
五和「――大丈夫、ですっ!下では天草式の皆さんが待機してます……上条さん!失礼します!」
五和はバイクのハンドルから手を離し、そのまま前に回されていた上条の腕を掴むと――
上条「――――~~っ!!!?」
バイクを蹴り飛ばした。その勢いで、五和と上条の体もやや前進し、バイクはあっという間に離れた位置に吹き飛んでいった。そして―――
神裂「はぁぁぁああああああっ!」
気合い、一閃。
神裂は持ち上がった前輪を掴み、そのまま野球の投球の如くバイクを投げ飛ばした。
上条の視界が、瞬く間に地面から離れていく。
ほぼ垂直に打ち上げられたバイクは、そのまま壁の最上部を見下ろし流すと、次第に勢いを無くして壁の向こう側へと落下を始めた。
上条「――――~~~!!?」
五和「――大丈夫、ですっ!下では天草式の皆さんが待機してます……上条さん!失礼します!」
五和はバイクのハンドルから手を離し、そのまま前に回されていた上条の腕を掴むと――
上条「――――~~っ!!!?」
バイクを蹴り飛ばした。その勢いで、五和と上条の体もやや前進し、バイクはあっという間に離れた位置に吹き飛んでいった。そして―――
―――うさん!
上条「―――ぅ――」
――みじょうさん!
上条「―――うぁ――」
かみじょうさん!
上条さん!上条さん!
上条「うっ……ここは、どこだ?」
目を開けた上条の視界に映ったのは上条を見下ろす何人もの人影。そしてその頭上で揺れる錆びたクレーンに、穴だらけのトタン屋根。そこは、寂れた廃工場だった。
五和「よかった……目が覚めたんですね」
上条「五和……ここは?っていうか、今何時?」
五和「ここは、学園都市の外周近くの廃工場、今は23:55分です」
上条「俺は……どうなって……」
五和「気を失っていただけです。まあ、あんな落下を体験したんだから無理もないですけど」
上条「………で、今何してんの?」
五和「『縮図巡礼』の準備です。もっとも、移動するのは私たちじゃありませんが」
上条「―――ぅ――」
――みじょうさん!
上条「―――うぁ――」
かみじょうさん!
上条さん!上条さん!
上条「うっ……ここは、どこだ?」
目を開けた上条の視界に映ったのは上条を見下ろす何人もの人影。そしてその頭上で揺れる錆びたクレーンに、穴だらけのトタン屋根。そこは、寂れた廃工場だった。
五和「よかった……目が覚めたんですね」
上条「五和……ここは?っていうか、今何時?」
五和「ここは、学園都市の外周近くの廃工場、今は23:55分です」
上条「俺は……どうなって……」
五和「気を失っていただけです。まあ、あんな落下を体験したんだから無理もないですけど」
上条「………で、今何してんの?」
五和「『縮図巡礼』の準備です。もっとも、移動するのは私たちじゃありませんが」
上条「は?」
五和「とりあえず、上条さんは工場の外へ。右手があると儀式に影響がでますから」
上条「ああ、悪い悪い」
上条は慌てておき上がり、五和に連れられ外へ出た。空は満天の星が輝いていた。
上条「……で、なにがなんなの?」
五和「あの……まず先に謝ります!本当にごめんなさい!!」
ズバッ!とキレのある直角の礼に気押されながらも、上条は努めて冷静に返す。
上条「いや、謝ってもらうよりも、俺は状況が知りたいんだって。一体、なんで俺は学園都市から連れ出されたんだ?何が起きているんだ?」
五和「………」
いつも快活な彼女にしては珍しく、表情を暗くするとうつむいて黙りこくった。そして、ポツリと呟く。
五和「……実は、私たちも詳しくは知らないんです」
五和「とりあえず、上条さんは工場の外へ。右手があると儀式に影響がでますから」
上条「ああ、悪い悪い」
上条は慌てておき上がり、五和に連れられ外へ出た。空は満天の星が輝いていた。
上条「……で、なにがなんなの?」
五和「あの……まず先に謝ります!本当にごめんなさい!!」
ズバッ!とキレのある直角の礼に気押されながらも、上条は努めて冷静に返す。
上条「いや、謝ってもらうよりも、俺は状況が知りたいんだって。一体、なんで俺は学園都市から連れ出されたんだ?何が起きているんだ?」
五和「………」
いつも快活な彼女にしては珍しく、表情を暗くするとうつむいて黙りこくった。そして、ポツリと呟く。
五和「……実は、私たちも詳しくは知らないんです」
上条「?」
五和「……『上』からの命令で、上条さんを学園都市から連れ出せ、と。それだけ言われました」
五和は、言葉を慎重に選びながら、少しずつ語る。
五和「……そして、貴方にこれだけは必ず、伝えろと。そう……言われました……」
五和は、泣きそうな顔で、ポツリと呟いた。
五和「……禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え、と」
上条「―――っ!?」
上条はしばらく自分の耳を疑った。だが、五和と彼の間を吹き抜ける冷たい風が、どうしようもなく現実だと知らしめた。
上条「――そっか。……ありがとな、五和」
上条は、涙を流して崩れ落ちた五和を静かに抱き寄せた。
上条「……お前のせいじゃねえ。だから、大丈夫だ五和。お前が泣く必要なんかねえんだ」
五和「……でもっ………私は………」
五和「……『上』からの命令で、上条さんを学園都市から連れ出せ、と。それだけ言われました」
五和は、言葉を慎重に選びながら、少しずつ語る。
五和「……そして、貴方にこれだけは必ず、伝えろと。そう……言われました……」
五和は、泣きそうな顔で、ポツリと呟いた。
五和「……禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え、と」
上条「―――っ!?」
上条はしばらく自分の耳を疑った。だが、五和と彼の間を吹き抜ける冷たい風が、どうしようもなく現実だと知らしめた。
上条「――そっか。……ありがとな、五和」
上条は、涙を流して崩れ落ちた五和を静かに抱き寄せた。
上条「……お前のせいじゃねえ。だから、大丈夫だ五和。お前が泣く必要なんかねえんだ」
五和「……でもっ………私は………」
上条「安心しろ五和。……俺もインデックスも、必ず笑って帰ってくる。そして、必ずいつもの日常を取り戻す」
上条は、記憶のあるこの半年を思い浮かべた。インデックスと笑いあった記憶。インデックスに噛まれた記憶。インデックスと遊んだ記憶。インデックスに困らされた記憶。
そして、その周りある、様々な人間との出会い。そのどれもが、かけがえなく。
そして、上条は決意する。
上条「――これが、こんな誰かが泣かなければいけないのが俺の日常だっていうのなら」
上条「まずは、その幻想をぶち壊す」
そして、上条当麻は飛ぶ。
日本を離れて、遥か海の向こうの島国―――イギリスへと。
常磐台編、一旦終了
上条は、記憶のあるこの半年を思い浮かべた。インデックスと笑いあった記憶。インデックスに噛まれた記憶。インデックスと遊んだ記憶。インデックスに困らされた記憶。
そして、その周りある、様々な人間との出会い。そのどれもが、かけがえなく。
そして、上条は決意する。
上条「――これが、こんな誰かが泣かなければいけないのが俺の日常だっていうのなら」
上条「まずは、その幻想をぶち壊す」
そして、上条当麻は飛ぶ。
日本を離れて、遥か海の向こうの島国―――イギリスへと。
常磐台編、一旦終了
なんだかシリアスなムードで常磐台編に区切りが付きました
ぶっつけとノリで書いているので、突っ込み所は多々ありそうですが、目をつぶっていただければ幸いです
さあ、それではイギリス清教女子寮編に参りたいと思います
といってもプロローグ的な触りの部分だけです
本編は明日以降になります
それから、もう面倒なんで批判レスはスルーしてください
別に俺はなんとも思わないので、個人的な意見を言いたい人には言わせてさしあげましょう
それでは、起きている方がいらっしゃるかは分かりませんが、もうしばらくお付き合い下さい
ぶっつけとノリで書いているので、突っ込み所は多々ありそうですが、目をつぶっていただければ幸いです
さあ、それではイギリス清教女子寮編に参りたいと思います
といってもプロローグ的な触りの部分だけです
本編は明日以降になります
それから、もう面倒なんで批判レスはスルーしてください
別に俺はなんとも思わないので、個人的な意見を言いたい人には言わせてさしあげましょう
それでは、起きている方がいらっしゃるかは分かりませんが、もうしばらくお付き合い下さい
>>1頑張ってほしいんだよ!
最初のスレからずっと追い続けてやっと追いついた…
そしてラブコメにニヤニヤしていたら
いきなりのシリアス展開に私、目を回しております
そしてラブコメにニヤニヤしていたら
いきなりのシリアス展開に私、目を回しております
ロンドン・聖ジョージ大聖堂
上条「……ここに来るのは、いつぶりだろう」
上条「……最後にインデックスに会って、学園都市に帰ったとき以来か」
上条「……まさか、こんな形で戻るハメになるなんてな」
上条「…………待ってろ、インデックス」
上条「俺は、必ずお前と再会してみせる」
上条「そしたら、また狭い寮で暮らそう」
上条「風斬だって会いたがってるんだ」
上条「……絶対に、またお前と……」
上条「……うし」
ガチャ ギィィィィィ
「あら、随分と早く来たるのね、幻想殺しの少年」
上条「……ここに来るのは、いつぶりだろう」
上条「……最後にインデックスに会って、学園都市に帰ったとき以来か」
上条「……まさか、こんな形で戻るハメになるなんてな」
上条「…………待ってろ、インデックス」
上条「俺は、必ずお前と再会してみせる」
上条「そしたら、また狭い寮で暮らそう」
上条「風斬だって会いたがってるんだ」
上条「……絶対に、またお前と……」
上条「……うし」
ガチャ ギィィィィィ
「あら、随分と早く来たるのね、幻想殺しの少年」
上条「ローラ……最大主教さん。お久しぶりです」
ローラ「そんなに無理をして呼びなれぬ名で呼ぶことはいらねけりなのよ。ローラさんで構わぬわ」
上条「はい」
ローラ「……やはり警戒しておるわね?まあ、無理もなきよね」
上条「………」
ローラ「そなたを拉致したのは他でもない、ただアレイスターとの交渉の駒が欲しかっただけよ」
上条「………」
ローラ「その分、そなたには充分な待遇を約束したるわ。住居、食事、衣類、その他生活に必要な物は全てきちんと提供したるし、なにより……」
上条「俺は!……俺は、そんな待遇で心を揺らがされたりはしない。……決めたんだ。俺は必ずインデックスとまた生活するって」
ローラ「………」
上条「……待遇とかはどうでもいい。とにかく、どうなれば俺は学園都市に帰れるのか、どうなればインデックスとまた暮らせるのか。それだけ教えてくれ」
ローラ「そんなに無理をして呼びなれぬ名で呼ぶことはいらねけりなのよ。ローラさんで構わぬわ」
上条「はい」
ローラ「……やはり警戒しておるわね?まあ、無理もなきよね」
上条「………」
ローラ「そなたを拉致したのは他でもない、ただアレイスターとの交渉の駒が欲しかっただけよ」
上条「………」
ローラ「その分、そなたには充分な待遇を約束したるわ。住居、食事、衣類、その他生活に必要な物は全てきちんと提供したるし、なにより……」
上条「俺は!……俺は、そんな待遇で心を揺らがされたりはしない。……決めたんだ。俺は必ずインデックスとまた生活するって」
ローラ「………」
上条「……待遇とかはどうでもいい。とにかく、どうなれば俺は学園都市に帰れるのか、どうなればインデックスとまた暮らせるのか。それだけ教えてくれ」
ローラ「……人の話は最後まで聞きたるものよ、幻想殺しの少年。……貴方は、なにかを勘違いしたるようね」
上条「……?」
ローラ「……衣食住の確保。それからもう一つは……禁書目録との生活。それが貴方に与えられし待遇よ」
上条「!?……ま、まさか、インデックスと……また、一緒に暮らせるのか?」
ローラ「当たり前よ。私とて、右方のフィアンマを打ち破ってくれた恩人にそのような仕打ちはしないわ」
上条「……そうか、五和のあれは……」
『禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え』
上条「……このことだったのか。……ハハッ、なんだよ紛らわしい……」
ローラ「……どうやら誤解は解けたるようね」
上条「……?」
ローラ「……衣食住の確保。それからもう一つは……禁書目録との生活。それが貴方に与えられし待遇よ」
上条「!?……ま、まさか、インデックスと……また、一緒に暮らせるのか?」
ローラ「当たり前よ。私とて、右方のフィアンマを打ち破ってくれた恩人にそのような仕打ちはしないわ」
上条「……そうか、五和のあれは……」
『禁書目録と再び会いたいのなら、大人しく指示に従え』
上条「……このことだったのか。……ハハッ、なんだよ紛らわしい……」
ローラ「……どうやら誤解は解けたるようね」
ローラ「まあ学園都市にいつ帰せるかは分からぬが……とにかく、そういうことよ」
上条「……はい」
ローラ「聞き分けのよい子は利口なりけるわね。……それでは、まずは住居の相談になりけるのだけど……」
ガチャッ
神裂「上条当麻!……よかった、無事でしたか」
ローラ「なによ、その言いぐさは。まるで私が幻想殺しの少年になにかするようではないか」
神裂「……信用できないことが貴方を貴方たらしめているものですよ、最大主教。
……上条当麻、住む場所を決めるのでしたね?扉を開けるときに聞こえました」
上条「ああ、まあそうだな」
神裂「……いつか交わした話を、覚えていますか?」
上条「えーっと……寮の管理人、だっけ?」
神裂「はい。………いかがですか?」
上条「は?」
上条「……はい」
ローラ「聞き分けのよい子は利口なりけるわね。……それでは、まずは住居の相談になりけるのだけど……」
ガチャッ
神裂「上条当麻!……よかった、無事でしたか」
ローラ「なによ、その言いぐさは。まるで私が幻想殺しの少年になにかするようではないか」
神裂「……信用できないことが貴方を貴方たらしめているものですよ、最大主教。
……上条当麻、住む場所を決めるのでしたね?扉を開けるときに聞こえました」
上条「ああ、まあそうだな」
神裂「……いつか交わした話を、覚えていますか?」
上条「えーっと……寮の管理人、だっけ?」
神裂「はい。………いかがですか?」
上条「は?」
拉致られたとはいえバイトを途中放棄
こりゃ次に寮監にあった時が怖いな
こりゃ次に寮監にあった時が怖いな
神裂「今、あの子が住んでいるのもあそこですし、なにより寮の皆さんも喜びます。丁度良い機会ですから、この際いかがです?」
上条「……たしかに、それがいいのかもな。よし、そうしよう」
神裂「ありがとうございます上条当麻。……ということでよろしいですね、最大主教」
ローラ「構わぬわよ。そちらに任せたるわ」
神裂「はい。……それでは、参りましょう上条当麻」
上条「あ、ああ」
こうして、上条当麻の人生三度目の寮監の仕事が、幕をあげる
イギリス清教女子寮編 スタート
上条「……たしかに、それがいいのかもな。よし、そうしよう」
神裂「ありがとうございます上条当麻。……ということでよろしいですね、最大主教」
ローラ「構わぬわよ。そちらに任せたるわ」
神裂「はい。……それでは、参りましょう上条当麻」
上条「あ、ああ」
こうして、上条当麻の人生三度目の寮監の仕事が、幕をあげる
イギリス清教女子寮編 スタート
支援なんだよ、うん。支援はする。
でもね、少し馴れ合いと雑談が過ぎるんじゃないかなって……ね?
うん、ごめん。文句あるなら見なきゃいいんだよな。
でもね、一応ここVIPで――ああ、いや何でもない。ごめん。
でもね、少し馴れ合いと雑談が過ぎるんじゃないかなって……ね?
うん、ごめん。文句あるなら見なきゃいいんだよな。
でもね、一応ここVIPで――ああ、いや何でもない。ごめん。
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