私的良スレ書庫
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元スレ妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」
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妹の小さい体は、僕の腕の中にすっぽりはまってしまう。
石鹸の良いにおいがして、少しくすぐったい感じがする。
(…………)
静かな空気が、室内を張りつめる。
妹「……」
兄「なぁ…」
妹「…んぅ?」
少し眠たいのか、ウトウトとした声で妹は返事した。
…何を言いたかったんだっけ。
今更になって、そんなことを考え始めた。
兄「おまえは…もし僕が――」
妹「うん…」
石鹸の良いにおいがして、少しくすぐったい感じがする。
(…………)
静かな空気が、室内を張りつめる。
妹「……」
兄「なぁ…」
妹「…んぅ?」
少し眠たいのか、ウトウトとした声で妹は返事した。
…何を言いたかったんだっけ。
今更になって、そんなことを考え始めた。
兄「おまえは…もし僕が――」
妹「うん…」
もし僕が――
そこまで言いかけて、やめた。
妹「どうしたの…?」
兄「いや、なんでもないよ」
“もし僕が、兄じゃなかったらどうする?”
なんで…。
どうして、そんなバカなことを訊こうとしたのか。
絶対に口にしないと――そう誓ったことを今、破棄しようとした。
そんな自分に、酷く腹が立った。
今更になって、言うつもりだったのか? この愚か者は。
そこまで言いかけて、やめた。
妹「どうしたの…?」
兄「いや、なんでもないよ」
“もし僕が、兄じゃなかったらどうする?”
なんで…。
どうして、そんなバカなことを訊こうとしたのか。
絶対に口にしないと――そう誓ったことを今、破棄しようとした。
そんな自分に、酷く腹が立った。
今更になって、言うつもりだったのか? この愚か者は。
兄「もう、眠いだろ?」
妹「んーんぅ、全然ねむくない…よ」
半目のまま言われても、説得力もあったものじゃない。
そんな妹の姿に、少し苦笑してしまう。
妹「…ん」
妹の体を後ろから抱きしめた。
柔らかく、温かく、そして可愛らしい。
…何を、悩んでいたのだろう。
どうして、妹と離れようかなんて真剣に考えたのだろう。
また、この子を一人にするつもりだったのか――僕は。
妹「んーんぅ、全然ねむくない…よ」
半目のまま言われても、説得力もあったものじゃない。
そんな妹の姿に、少し苦笑してしまう。
妹「…ん」
妹の体を後ろから抱きしめた。
柔らかく、温かく、そして可愛らしい。
…何を、悩んでいたのだろう。
どうして、妹と離れようかなんて真剣に考えたのだろう。
また、この子を一人にするつもりだったのか――僕は。
兄「そう…だよな」
妹「ん…ぅ?」
少し、おかしかったのかな。
もう、妹と離れるなんて言わない。
僕は知ってしまったんだ。
妹のそばにいなきゃいけないこと――そして、僕が妹のそばに居たいことを。
そっと、頭を撫でる。
(ごめんな…、寂しい思いさせて)
そうだよな。
僕はこの子のお兄ちゃんだものな。
兄「…そろそろ寝ようか?」
妹「すぅ…」
すでに、眠りについているようだった。
僕は起こさないように枕元まで運び、そっと電気を消した。
妹「ん…ぅ?」
少し、おかしかったのかな。
もう、妹と離れるなんて言わない。
僕は知ってしまったんだ。
妹のそばにいなきゃいけないこと――そして、僕が妹のそばに居たいことを。
そっと、頭を撫でる。
(ごめんな…、寂しい思いさせて)
そうだよな。
僕はこの子のお兄ちゃんだものな。
兄「…そろそろ寝ようか?」
妹「すぅ…」
すでに、眠りについているようだった。
僕は起こさないように枕元まで運び、そっと電気を消した。
(そういえば、久々だな…)
…この子の隣で寝るのは。
(そもそも、お泊りなんてあんまりしないか)
妹の布団にゆっくりと入ると、心の中で『…おやすみ』と呟いた。
カーテンの隙間から月の光が入り込み、部屋を照らす。
薄暗い天井をみつめながら、徐々に眠りにつこうとした…。
腕に抱きつく、妹の感触を覚えながら――
,'⌒,ー、 _ ,,.. X
〈∨⌒ /\__,,.. -‐ '' " _,,. ‐''´
〈\ _,,r'" 〉 // // . ‐''"
,ゝ `</ / 〉 / ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / / . {'⌒) ∠二二> - - - - - - -
_,.. ‐''" _,,,.. -{(⌒)、 r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
'-‐ '' " _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐' ;; ‐ -‐ _- ちょっくらコンビニ行ってくる
- ‐_+ ;'" ,;'' ,'' ,;゙ ‐- ー_- ‐
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なんだこのスレは……っ
ざわ…
こんな、こんなスレを立てられたら……っ
ざわ…
支援っ! 支援せざるをえないじゃないか……っ!
ざわ… ざわ…
ざわ…
こんな、こんなスレを立てられたら……っ
ざわ…
支援っ! 支援せざるをえないじゃないか……っ!
ざわ… ざわ…
(――きた)
…いつものやつだ。
寝ているとき。
あまりよくない夢をみてしまう時に限って、それは襲ってくる。
全身がしびれるように、自分の体を抑えつける。
指先ひとつも思い通りにならず、とてつもない恐怖感に囚われる。
耳鳴りがひどい。女性の悲鳴のようなものが、だんだん強まっていく…。
全身から冷や汗がふきだし、奥深い闇の中で僕は恐怖という鎖でしばりつけられている。
怖い、怖い、怖い。
目をひらいた先に幽霊がにらみ付けているんじゃないか、そんな事を考えてしまうと目が開かなくなる。
「…ちゃん」
…なんだ? 悲鳴以外に、誰かの声が聞こえてくる。
「に…ちゃん」
もう、聞きなくない。
耳を塞ぎたくなるような気持ちで、力強く目を瞑る。
妹「おにいちゃん」
兄「……っ」
視線の先には、優しげな妹の顔があった…。
なんともいえない開放感に、心の底から安堵に包まれていく。
妹「汗…すごいよ?」
ああ――
兄「…すまない」
なんだろう、この澄んだような気持ちは。
室内の空気が透き通っていて、肺が冷たい空気で満たされる。
妹「…また、いつものあれ?」
兄「ああ。でも、もう大丈夫」
妹「ん…」
いつものように妹の頭を撫でてやると、どこか心地よさうな声を上げた。
妹「ご飯できてるよ。いこっ」
兄「ああ」
兄「っ」
ベッドから降り、立ち上がろうとしたところで眩暈と吐き気のような感覚に襲われ、その場で立ちくらむ。
どうやら、気分は最悪だ。
妹「だっ、大丈夫!?」
あわてて僕にしがみつき、支えようとがんばる妹の姿。
兄「大丈夫…たいしたことない」
それに、そんなに体重かけられたら余計に悪化しそうだ…
妹の不安げな顔に、心の中で少し苦笑してしまう。
妹「まだ、休んでいたほうがいいよ…ご飯持ってくるから、おにいちゃんはベッドで休んでて」
兄「…大丈夫だから。気にするなよ、な?」
妹「んぅー…」
いちいち大げさだ。この程度、普段のを比べればまだたいしたことないというのに。
ベッドから降り、立ち上がろうとしたところで眩暈と吐き気のような感覚に襲われ、その場で立ちくらむ。
どうやら、気分は最悪だ。
妹「だっ、大丈夫!?」
あわてて僕にしがみつき、支えようとがんばる妹の姿。
兄「大丈夫…たいしたことない」
それに、そんなに体重かけられたら余計に悪化しそうだ…
妹の不安げな顔に、心の中で少し苦笑してしまう。
妹「まだ、休んでいたほうがいいよ…ご飯持ってくるから、おにいちゃんはベッドで休んでて」
兄「…大丈夫だから。気にするなよ、な?」
妹「んぅー…」
いちいち大げさだ。この程度、普段のを比べればまだたいしたことないというのに。
(…でも、な)
不安に満ちて今にも泣きそうな妹。
これを知らん顔するのは、どうやら僕にとっては難しそうだ。
兄「…わかったよ。少しの間ベッドで休んでる」
妹「う、うん。そうしたほうがいいよ…。今ご飯もってくるね」
……。
果たして、いつからだっただろうか。
強烈な金縛りにかかるようになったのは。
それは、子供の頃、両親をなくしたとき?――
あるいは生まれつき?――
(どちらにせよ…)
こればっかりは、治せそうにない。
そのせいで、妹にも心配をかけてしまっている
不安に満ちて今にも泣きそうな妹。
これを知らん顔するのは、どうやら僕にとっては難しそうだ。
兄「…わかったよ。少しの間ベッドで休んでる」
妹「う、うん。そうしたほうがいいよ…。今ご飯もってくるね」
……。
果たして、いつからだっただろうか。
強烈な金縛りにかかるようになったのは。
それは、子供の頃、両親をなくしたとき?――
あるいは生まれつき?――
(どちらにせよ…)
こればっかりは、治せそうにない。
そのせいで、妹にも心配をかけてしまっている
>>73
多分俺がシコシコしまくってたから
多分俺がシコシコしまくってたから
妹「…おまたせ」
おぼんを持って、妹が朝食をはこんできた。
そそっかしい足の運び方だった。
机に置かれたそれは、焼き魚とご飯と味噌汁――
味噌汁の良い匂いが漂い、食欲をそそられる。
兄「ありがとう…美味しそうだな。おまえはどこで食べるんだ?」
妹「んー? おにーちゃんと一緒」
そういって、部屋を出た後また自分の朝食を持って歩いてきた。
妹と一緒の部屋で食事。
妹「いただきますっ」
兄「いただきます」
両手を合わせる――子供の頃のように。
妹「ねぇ、おにいちゃん。今日はどうするの?」
兄「ん…、どうしようか。おまえはどこか行きたい所とかあるのか?」
妹「あんまり…。おにいちゃんの所ならついていくよぉ」
兄「そうか」
そういえば、昔からそんなんだったけ。
僕の行く所には、服の袖を掴んでは何処にでも付いてくる。
そんな子だ…僕の妹は。
妹「おにーちゃん、少し髪伸びてきた?」
兄「ん…」
そう言われてみれば、そんな気がする。
考えてみればもう2ヶ月半も髪切ってないような…。
兄「そうだな、今日は床屋行こうか」
妹「えー、あたしが切ってあげようとしたのに…」
残念そうな表情をする妹。
…ただでさえ不器用な妹に切らせたら、どんな髪型になるのか想像がつかない。
というか、させたくない。
兄「いや、今日は床屋に行こう。ついでに、おまえの好きな物も買ってやるよ」
妹「えっ、ほんとぉ?」
兄「ああ。ご飯食べたら、着替えて行くか」
妹「うんっ!」
家を出て数分、バスに乗って数十分がたった頃。
妹「すぅ…」
兄「……」
僕の肩にもたれながら、静かに眠る妹。
(もしかして、昨日寝てなかったんじゃないか…?)
そんなこと思い、終点の駅前に到着した所で妹を起こす。
妹「ん…、んぅ」
兄「ほら、降りるぞ」
妹「んぅ……すぅ…」
…だめだ、これ。
妹は一度眠るとなかなか起きない。
(…仕方がないか)
そのまま妹を背負い、運賃2人を支払ってバスを降りた。
妹「すぅ…」
兄「……」
僕の肩にもたれながら、静かに眠る妹。
(もしかして、昨日寝てなかったんじゃないか…?)
そんなこと思い、終点の駅前に到着した所で妹を起こす。
妹「ん…、んぅ」
兄「ほら、降りるぞ」
妹「んぅ……すぅ…」
…だめだ、これ。
妹は一度眠るとなかなか起きない。
(…仕方がないか)
そのまま妹を背負い、運賃2人を支払ってバスを降りた。
すれ違う人々が、こちらを見ているような気がした。
妹「すぅ…」
ただでさえ都会で人が多いというのに、小さい女の子をおんぶして歩いているというこの状況…
目立つに決まっている。
(…まあ、いいか)
たいしたことはない。
街の雑踏を目じりに、妹を背負って歩く。
妹「んぅ? ……あれ」
どうやら、目を覚ましたようだ。
妹「あれ、おにいちゃん…。」
兄「昨日、寝てなかったのか?」
妹「ぁ…、ごめんなさい」
兄「いいよ、別に」
妹「すぅ…」
ただでさえ都会で人が多いというのに、小さい女の子をおんぶして歩いているというこの状況…
目立つに決まっている。
(…まあ、いいか)
たいしたことはない。
街の雑踏を目じりに、妹を背負って歩く。
妹「んぅ? ……あれ」
どうやら、目を覚ましたようだ。
妹「あれ、おにいちゃん…。」
兄「昨日、寝てなかったのか?」
妹「ぁ…、ごめんなさい」
兄「いいよ、別に」
妹「おにいちゃんと同じ部屋で寝るの…、久しぶりだったから」
だから――ドキドキして眠れなったと?
どうして、こいつはこんなにも僕に固執するのだろう。
同じ年頃の中学生は、兄弟なんて避けるようなものだと思うけど…
妹「おにいちゃんのおんぶ、久しぶりだね」
兄「そうか? 昨日してやっただろ」
妹「…え? そだっけ?」
(……?)
兄「それより、そろそろ降りてくれ」
妹「えー。背中あったかいのに」
少なくとも、去年までランドセルを背負っていたような妹だ。
誰かに甘えたがるのも、仕方がないことなのかもしれない。
それに、この子は…
この子は…
――この子は、なんだって?
少なくとも、この子は普通だ。
そう、普通の女の子。
今更、兄を亡くしたショックで――とか関係無い。
…今は僕がこの子の兄なんだ。
誰かに甘えたがるのも、仕方がないことなのかもしれない。
それに、この子は…
この子は…
――この子は、なんだって?
少なくとも、この子は普通だ。
そう、普通の女の子。
今更、兄を亡くしたショックで――とか関係無い。
…今は僕がこの子の兄なんだ。
兄「なぁ…」
妹「なぁに? おにいちゃん」
僕は――
兄「僕は、おまえのお兄ちゃんだもんな」
そうだ。
妹「あ、あたりまえだよぉ。どうしたの?」
兄「いや、なんでもないよ。なんとなくさ」
妹「――?」
果たしてそれは、兄だと確認できたことの嬉しさからだろうか?
気付いたら、微笑んでいた。
妹「なぁに? おにいちゃん」
僕は――
兄「僕は、おまえのお兄ちゃんだもんな」
そうだ。
妹「あ、あたりまえだよぉ。どうしたの?」
兄「いや、なんでもないよ。なんとなくさ」
妹「――?」
果たしてそれは、兄だと確認できたことの嬉しさからだろうか?
気付いたら、微笑んでいた。
“1000円カット”
そう大きく書かれた看板の床屋に入ると中は混雑していた。
(こりゃ、結構かかりそうだな)
妹を椅子に座らせ、その隣に自分も座る。
妹「……」
妹は足をばたつかせ、辺りを見回しているようで、とにかく落ち着きがなかった。
兄「…ほら」
僕は妹の背中に腕を回し、とんとんと2回叩く。
――落ち着け。
幼い頃からの、そういう合図。
妹「ん…」
そうすると妹は落ち着き、その場でじっと座った。
そう大きく書かれた看板の床屋に入ると中は混雑していた。
(こりゃ、結構かかりそうだな)
妹を椅子に座らせ、その隣に自分も座る。
妹「……」
妹は足をばたつかせ、辺りを見回しているようで、とにかく落ち着きがなかった。
兄「…ほら」
僕は妹の背中に腕を回し、とんとんと2回叩く。
――落ち着け。
幼い頃からの、そういう合図。
妹「ん…」
そうすると妹は落ち着き、その場でじっと座った。
一時間ぐらい経っただろうか。
名前を呼ばれ、ようやく自分の番がきた。
兄「あ、はい」
席を立ち、理容椅子に向かうと…
妹「……」
妹がついてきた。
兄「…おまえは、あそこで待ってるの」
妹「…んぅ」
そう言うと渋々と自分の場所に帰っていった。
名前を呼ばれ、ようやく自分の番がきた。
兄「あ、はい」
席を立ち、理容椅子に向かうと…
妹「……」
妹がついてきた。
兄「…おまえは、あそこで待ってるの」
妹「…んぅ」
そう言うと渋々と自分の場所に帰っていった。
チョキチョキ。チョキチョキ。
そんなハサミの音を聴きながら、目を瞑る。
切られた髪が、束になって床に落ちていく。
半目を開けると、大きな鏡。
その鏡の中に映る妹の姿が、なにやら微笑ましい。
ふとももに手を置き、行儀良く座っていて…
時々、僕のほうを見て――笑顔で手を振ってくる。
我ながら可愛らしい妹だ。
散髪が終わり、料金を支払うと、妹を連れて店を出る。
妹「おつかれさま。かっこよくなったね」
兄「そうかな…。おまえも行儀良かったな」
妹「えへへ…」
途中から…だけどな。
あえてそんなことは口にはしなかった。
兄「――雑貨屋」
妹「えっ?」
兄「あ、いや雑貨屋にでも行こうか」
.
.
.
やはり休日というわけなのか、デパートの中は人で満たされていた。
親子連れ――恋人連れ――
僕らのような兄妹連れは、あまり居ないようだ。
やはり稀なのかもしれない。この年頃で兄妹でくるというのは…。
妹「……」
僕の袖を掴んだままの妹。
兄「おまえエスカレーター苦手だっけ?」
妹「……」
そのまま、こくんと頷いた。
エスカレーターを降りる際も、やや危なっかしい感じだった。
妹「えっ?」
兄「あ、いや雑貨屋にでも行こうか」
.
.
.
やはり休日というわけなのか、デパートの中は人で満たされていた。
親子連れ――恋人連れ――
僕らのような兄妹連れは、あまり居ないようだ。
やはり稀なのかもしれない。この年頃で兄妹でくるというのは…。
妹「……」
僕の袖を掴んだままの妹。
兄「おまえエスカレーター苦手だっけ?」
妹「……」
そのまま、こくんと頷いた。
エスカレーターを降りる際も、やや危なっかしい感じだった。
3階にある雑貨屋。
そこには、様々なものが売っていた。
キーホルダー…ぬいぐるみ…可愛らしい文房具…アクセサリー
少なくとも、ウチの妹が気を引きそうなものばかりだ。
そう思い妹の方をみると、どうやら本当にそうらしく、瞳を輝かせていた。
兄「なんでもいいぞ…好きなの選べよ」
妹「ほんとぉ? えっと、じゃあねー…」
妹はしばらく見回った後、何かを持ってこちらに駆け寄ってくる。
手に持っていたのは、ノートだった。
兄「そんなものでいいのか?」
妹「うん…。毎日日記書くのぉ」
日記…か。
妹にしては意外だな、と思った。
そこには、様々なものが売っていた。
キーホルダー…ぬいぐるみ…可愛らしい文房具…アクセサリー
少なくとも、ウチの妹が気を引きそうなものばかりだ。
そう思い妹の方をみると、どうやら本当にそうらしく、瞳を輝かせていた。
兄「なんでもいいぞ…好きなの選べよ」
妹「ほんとぉ? えっと、じゃあねー…」
妹はしばらく見回った後、何かを持ってこちらに駆け寄ってくる。
手に持っていたのは、ノートだった。
兄「そんなものでいいのか?」
妹「うん…。毎日日記書くのぉ」
日記…か。
妹にしては意外だな、と思った。
レジに足を運び、それを購入。
妹「~♪」
兄「ご機嫌だな」
妹「うんっ!」
スキップまでして――本当に、来て良かったと思った。
妹のこんな楽しそうな顔をみれるのならば、たまには2人で出かけるのも悪くないかな、なんて…。
そして妹を連れて店を出ようとした所で、妹の足が止まった。
兄「ん…」
友人「よう、兄。何してんのー…って、兄妹で買い物か」
兄「ああ、そうだけど」
妹「……」
妹が、僕の後ろに隠れてまったく出てこなかった。
友人「はは……」
兄「すまない。嫌ってるわけじゃないと思うだが…」
妹「……」
服を掴む妹の手が、ギュッと強くなる。
――どうしてだろう…な。
この子は、明るい子ではない。
かといって、特別人見知りってわけでもない。
兄「昔から、こうなんだよな…」
おびえた様子の妹の頭をさすりながら、そういった。
この話はエロくなくていい
キスまででいい
後は書かなくていい
キスまででいい
後は書かなくていい
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