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元スレ妹「おにいちゃん、なんか最近冷たいかも…」

みんなの評価 : ★★
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なんで、バカなんだろう。
僕という、兄は。
こんな簡単なことなのに、妹を一人にさせて寂しい思いをさせてきた。
兄「…帰ろう」
妹「ぇ…?」
果たして、どこに?
多分、それは僕の居るべき場所なんだろう。
そっと頭を撫でて…
妹「…えへへ」
手を繋いで、帰った。
僕という、兄は。
こんな簡単なことなのに、妹を一人にさせて寂しい思いをさせてきた。
兄「…帰ろう」
妹「ぇ…?」
果たして、どこに?
多分、それは僕の居るべき場所なんだろう。
そっと頭を撫でて…
妹「…えへへ」
手を繋いで、帰った。
妹「~♪」
妹の部屋に帰ると、妹は鼻歌を歌いながら机に向かっていた。
兄「何やってんだ?」
妹「んー?日記書いてるのぉ」
ああ、そうだっけ…。
そういえばそんなこと言ってたな。
妹「……」
兄「どうした?」
妹はずっと黙っていて、どうやら困っていた様子だった。
妹「み、みないでぇ!」
肩に置いた手を、妹が手で振り払った。
妹の部屋に帰ると、妹は鼻歌を歌いながら机に向かっていた。
兄「何やってんだ?」
妹「んー?日記書いてるのぉ」
ああ、そうだっけ…。
そういえばそんなこと言ってたな。
妹「……」
兄「どうした?」
妹はずっと黙っていて、どうやら困っていた様子だった。
妹「み、みないでぇ!」
肩に置いた手を、妹が手で振り払った。
兄「お、おい…どうしたんだよ」
妹「ごっ、ごめんなさい…。日記みられると思って…」
兄「いや、見ないから大丈夫だよ」
妹「う、うん」
…なんだ?
こんなことで、ここまで必死になるような子じゃなかったはずだ。
いったい、どうしたというのだろう。
妹「ごっ、ごめんなさい…。日記みられると思って…」
兄「いや、見ないから大丈夫だよ」
妹「う、うん」
…なんだ?
こんなことで、ここまで必死になるような子じゃなかったはずだ。
いったい、どうしたというのだろう。
…っ。
(…まさか)
兄「…なあ、妹」
妹「なぁに?」
兄「今日のこと、ちゃんと覚えてるか?」
妹「……」
兄「悪いけど、日記帳…見せてくれないかな」
妹「…ん」
そして、妹が見せてくれたページは…
真っ白だった。
(…まさか)
兄「…なあ、妹」
妹「なぁに?」
兄「今日のこと、ちゃんと覚えてるか?」
妹「……」
兄「悪いけど、日記帳…見せてくれないかな」
妹「…ん」
そして、妹が見せてくれたページは…
真っ白だった。
兄「どうして…」
妹「…ごめんなさい」
兄「…日記、書けないのか…」
妹「……」
その場で、うな垂れるように妹が頷いた。
妹「ねぇ…どうしよう…おにいちゃん…」
兄「大丈夫、お兄ちゃんがついてるから…」
妹「…ん」
その場で妹を抱き寄せた。
“僕がついているから”
しかしそんなところで、どうにもならないわけで…。
妹「…ごめんなさい」
兄「…日記、書けないのか…」
妹「……」
その場で、うな垂れるように妹が頷いた。
妹「ねぇ…どうしよう…おにいちゃん…」
兄「大丈夫、お兄ちゃんがついてるから…」
妹「…ん」
その場で妹を抱き寄せた。
“僕がついているから”
しかしそんなところで、どうにもならないわけで…。
兄「あの、さ。明日…病院いこうか」
妹「え…病院? やだぁ!!」
大きな声言った。
部屋が揺れるくらいの、大きな声。
兄「ど、どうして?」
妹「病院は…やだ…」
どうしてなのか、妹が病院を嫌っている。
毛嫌いするような子だったのだろうか。
妹「え…病院? やだぁ!!」
大きな声言った。
部屋が揺れるくらいの、大きな声。
兄「ど、どうして?」
妹「病院は…やだ…」
どうしてなのか、妹が病院を嫌っている。
毛嫌いするような子だったのだろうか。
兄「どうして嫌なんだ?」
妹「だって……」
そのまま、黙り込んでしまった。
兄「そうか…わかったよ」
妹に無理強いすることはできない。
そんなこと、したくはない。
かといって、記憶喪失の原因は分からないままだ。
(どうすればいいんだ…)
その後、夕飯を食べに妹を連れて1階に下りていった…。
妹「だって……」
そのまま、黙り込んでしまった。
兄「そうか…わかったよ」
妹に無理強いすることはできない。
そんなこと、したくはない。
かといって、記憶喪失の原因は分からないままだ。
(どうすればいいんだ…)
その後、夕飯を食べに妹を連れて1階に下りていった…。
母は帰ってこない。
仕事で遅くなるということで、ラップをかけた夕飯がテーブルにおいてあった。
妹「……」
黄色の星のマークがついた、僕が買ってやったノート。
妹はそれを大事そうに…しっかりと抱えていた。
兄「それ持ったままじゃ食べずらいだろ? ほら…」
妹「あっ…」
ノートを取り上げると、妹は泣きそうになってしまった。
兄「大丈夫…、ここに置いておくだけだから」
そう言うと、テーブルの上にそれを置く。
兄「さあ、食べよう」
妹「…うん」
仕事で遅くなるということで、ラップをかけた夕飯がテーブルにおいてあった。
妹「……」
黄色の星のマークがついた、僕が買ってやったノート。
妹はそれを大事そうに…しっかりと抱えていた。
兄「それ持ったままじゃ食べずらいだろ? ほら…」
妹「あっ…」
ノートを取り上げると、妹は泣きそうになってしまった。
兄「大丈夫…、ここに置いておくだけだから」
そう言うと、テーブルの上にそれを置く。
兄「さあ、食べよう」
妹「…うん」
妹「おにいちゃん…」
食事中、妹が小さな声で話しかけてきた。
妹「あたし…今日何してた?」
記憶がないから自分が何をしていたのか、それがわからないのだろう。
兄「…どこまで覚えてる?」
妹「えっと、…たぶん、朝家出た所まで…」
たしか、妹が学校に行く時だ。
食事中、妹が小さな声で話しかけてきた。
妹「あたし…今日何してた?」
記憶がないから自分が何をしていたのか、それがわからないのだろう。
兄「…どこまで覚えてる?」
妹「えっと、…たぶん、朝家出た所まで…」
たしか、妹が学校に行く時だ。
兄「えっとな…、たしか僕が学校の帰りに、おまえが迎えに来て…」
妹「うん…」
兄「それから…」
――「あたし達は兄妹なのに…」
あの時の妹の言葉がふと頭を過ぎった。
妹「それから?」
兄「それから…、一緒に帰ったんだよ。おまえを手を繋いでな」
妹「へぇー、そっかあ…。えへへ…」
妹は嬉しそうに、照れるように笑った。
妹「うん…」
兄「それから…」
――「あたし達は兄妹なのに…」
あの時の妹の言葉がふと頭を過ぎった。
妹「それから?」
兄「それから…、一緒に帰ったんだよ。おまえを手を繋いでな」
妹「へぇー、そっかあ…。えへへ…」
妹は嬉しそうに、照れるように笑った。
兄「…なぁ、後で散歩にでもいこうか」
妹「散歩…?」
兄「うん、たまには…さ。いいだろ?」
妹のために、何かをしてやりたかった。
強いて言えば、日記をかかせたかったんだ。
兄「ほら、近くに海あるだろ。海。そこにいこう」
妹「海って…、もう夜だよ?」
兄「大丈夫だ。泳ぐわけじゃないから…」
記憶を作ってやりたかった。
少しでも兄と居た時間を忘れないように、日記に記録させたかったのかもしれない。
妹「散歩…?」
兄「うん、たまには…さ。いいだろ?」
妹のために、何かをしてやりたかった。
強いて言えば、日記をかかせたかったんだ。
兄「ほら、近くに海あるだろ。海。そこにいこう」
妹「海って…、もう夜だよ?」
兄「大丈夫だ。泳ぐわけじゃないから…」
記憶を作ってやりたかった。
少しでも兄と居た時間を忘れないように、日記に記録させたかったのかもしれない。
妹「うん、わかったぁ…」
.
.
.
食事を摂り終わり、着替えて家を出る支度をする。
兄「ほら、もう行くぞ。着替えたか?」
妹「ぇ…何が?」
兄「何って…、まさかおまえ…」
妹「――?」
妹は着替えてなかった。
どうやら、これから出かけることすら忘れてしまったように。
.
.
.
食事を摂り終わり、着替えて家を出る支度をする。
兄「ほら、もう行くぞ。着替えたか?」
妹「ぇ…何が?」
兄「何って…、まさかおまえ…」
妹「――?」
妹は着替えてなかった。
どうやら、これから出かけることすら忘れてしまったように。
妹「おにいちゃん、どこか行くの?」
兄「あ、…ああ。おまえも一緒に来るか?」
妹「うんっ!行く」
無邪気な笑顔。
兄「じゃあ…ほら、着替えて支度しような…」
泣き出してしまいそうなのをこらえて、僕はそう言った。
そして妹が着替え終わり、部屋から出てきた。
.
.
.
兄「あ、…ああ。おまえも一緒に来るか?」
妹「うんっ!行く」
無邪気な笑顔。
兄「じゃあ…ほら、着替えて支度しような…」
泣き出してしまいそうなのをこらえて、僕はそう言った。
そして妹が着替え終わり、部屋から出てきた。
.
.
.
空白の日記帳は、妹の記憶を体現したものなのか
日付だけが記されて、他は空白なのを想像した・・・泣きそうだ
日付だけが記されて、他は空白なのを想像した・・・泣きそうだ
お、俺は信じているからな!
妹の記憶喪失はただの演技であり、ただ単純に兄に近づきたい、
兄に自分のことを想っていてほしいだけである、とな!
妹の記憶喪失はただの演技であり、ただ単純に兄に近づきたい、
兄に自分のことを想っていてほしいだけである、とな!
これはハッピーエンド…これはハッピーエンド…これは…
保守
保守
兄「寒いか…?」
妹「んーんぅ…だいじょぶ。コートきてきたから」
兄「…行こう、か」
妹「うん…」
僕は夜の闇に向かい、歩いた。
小さな、妹の手を引きながら。
妹「……きれい」
夜空には満天の星――。
吐く息が、白く染まる。
兄「ああ…」
それはさながら、散らばった宝石のようで。
妹「んーんぅ…だいじょぶ。コートきてきたから」
兄「…行こう、か」
妹「うん…」
僕は夜の闇に向かい、歩いた。
小さな、妹の手を引きながら。
妹「……きれい」
夜空には満天の星――。
吐く息が、白く染まる。
兄「ああ…」
それはさながら、散らばった宝石のようで。
黄色の日記帳を、大事に抱える妹。
本当に、大事そうに。
妹「ねぇ、どこに行くの…?」
兄「海だよ。きっと、星がよく見えるさ」
妹「…楽しみだね」
手を繋いで、僕たちは歩いた。
何時間経ったのだろう。
しばらく歩くと、視線の先には何もない場所がみえた。
真っ暗で、広漠とした砂浜。
兄「ほら、見えてきた」
妹「あれが…海?」
兄「うん…、夜だからあんまり見えないけど」
本当に、大事そうに。
妹「ねぇ、どこに行くの…?」
兄「海だよ。きっと、星がよく見えるさ」
妹「…楽しみだね」
手を繋いで、僕たちは歩いた。
何時間経ったのだろう。
しばらく歩くと、視線の先には何もない場所がみえた。
真っ暗で、広漠とした砂浜。
兄「ほら、見えてきた」
妹「あれが…海?」
兄「うん…、夜だからあんまり見えないけど」
僕たちは砂浜に座り込むと、夜空を見上げた
妹「……」
兄「……」
波の音を聴きながら、僕たちは黙ったままでいた。
目の前に広がる真っ暗な海。
月の光に照らされた海。
不思議な時間が流れる砂浜で、時を過ごす。
妹「ぁ……」
何かを思い出したかのように、妹はノートをパラパラとめくる。
妹「今度こそ書かなきゃ…」
兄「ああ、日記か…」
妹「……」
兄「……」
波の音を聴きながら、僕たちは黙ったままでいた。
目の前に広がる真っ暗な海。
月の光に照らされた海。
不思議な時間が流れる砂浜で、時を過ごす。
妹「ぁ……」
何かを思い出したかのように、妹はノートをパラパラとめくる。
妹「今度こそ書かなきゃ…」
兄「ああ、日記か…」
妹は可愛らしいシャーペンを取り出すと、ノートに書き始める。
妹「…ふふ」
書いている途中、笑いを漏らした。
いったい、どんなことを書いているのだろう。
少し気になってしまう。
だから、訊きたくもなった。
兄「どんなこと書いてるんだ?」
妹「んー? 内緒ぉ…」
そう言い、くすくすと笑う僕の妹。
ゆっくりと、ただ時間だけが流れていった。
妹「…ふふ」
書いている途中、笑いを漏らした。
いったい、どんなことを書いているのだろう。
少し気になってしまう。
だから、訊きたくもなった。
兄「どんなこと書いてるんだ?」
妹「んー? 内緒ぉ…」
そう言い、くすくすと笑う僕の妹。
ゆっくりと、ただ時間だけが流れていった。
妹「…書き終わったぁ」
妹はノートを閉じた。
そして――
妹「んぅ…」
妹が、僕の膝の上に寝転んだ。
兄「…ったく、甘えん坊め」
そういいつつも、妹の頭を優しく撫でている自分。
妹「甘えん坊じゃ……だめ?」
兄「……いいよ、別に」
妹「…んぅ」
背中を撫でると、心地よさそうな声を上げた。
妹「ねぇおにーちゃん」
兄「なんだ?」
妹「あたしのこと、好きー?」
兄「……ああ」
好き。
それはどう言った意味で?
家族として――
兄妹として――
あるいは、また別の意味で?
妹「じゃあ、ちゅーしよーよ」
兄「……は?」
どうやら、つまりこれはそういうことらしい。
兄「何言ってるか、分かってるのか?」
妹「だめ…?」
兄「ダメっていうか…」
困った。
どう対応していいのやら。
兄「おまえは、なんでしたいと思うんだ?」
妹「えー、だって好きだから」
好きだから。
だからキスをしたい。
ただ、好きといってもそれには色んな意味があるわけで。
妹「だめ…?」
兄「ダメっていうか…」
困った。
どう対応していいのやら。
兄「おまえは、なんでしたいと思うんだ?」
妹「えー、だって好きだから」
好きだから。
だからキスをしたい。
ただ、好きといってもそれには色んな意味があるわけで。
俺の予想
妹は自分と兄が血のつながりがないことに気づいている
病気かなにかで妹が死に兄が日記をみて泣く
上はいいが下はダメ絶対
妹は自分と兄が血のつながりがないことに気づいている
病気かなにかで妹が死に兄が日記をみて泣く
上はいいが下はダメ絶対
家族としての好意。
友達としての好意。
恋人としての好意。
兄「おまえは、僕のこと…いや、兄のことをどう思ってるんだ?」
妹「だからぁ、好き」
兄「いや、そうじゃなくて…家族だと思って好きだとか、恋人だと思って好きとか…いろいろあるだろ?」
妹「んー…、でも“好き”は“好き”でしょ?」
兄「…そうか」
思わず笑ってしまう――
…どうやら、こいつにとって『好き』というのは特別な意味を持ってなくて
ただ、単純に『好き』なんだ。
友達としての好意。
恋人としての好意。
兄「おまえは、僕のこと…いや、兄のことをどう思ってるんだ?」
妹「だからぁ、好き」
兄「いや、そうじゃなくて…家族だと思って好きだとか、恋人だと思って好きとか…いろいろあるだろ?」
妹「んー…、でも“好き”は“好き”でしょ?」
兄「…そうか」
思わず笑ってしまう――
…どうやら、こいつにとって『好き』というのは特別な意味を持ってなくて
ただ、単純に『好き』なんだ。
>>244
予想ってすげえ邪魔になるって知ってる?
予想ってすげえ邪魔になるって知ってる?
もうハッピーでもバッドでもいい!
どっちでも受け入れられる気がする
どっちでも受け入れられる気がする
>>244
何故書き込んだ。
何故書き込んだ。
兄だとか、家族だとかそんなものは関係なくて。
兄「わかったよ」
妹「…してくれるの?」
兄「いいよ。…でも、ほっぺにな」
妹「…うん」
――ちゅっ
そして膝の上で、僕は妹のほっぺにキスをした。
妹「……えへへ」
兄「満足か?」
妹「んー」
兄「わかったよ」
妹「…してくれるの?」
兄「いいよ。…でも、ほっぺにな」
妹「…うん」
――ちゅっ
そして膝の上で、僕は妹のほっぺにキスをした。
妹「……えへへ」
兄「満足か?」
妹「んー」
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