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元スレ唯「じょうもんせいかつ!」

みんなの評価 : ★★
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律(狩りで私がリーダーシップをとって澪から軽音部の主導権を…)
・右手→石製のハンドアックス(石の部分は20cm×4cm×2cm)
・左手→なし
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→イグサのポシェット(食料・修理器具・小型石器入り)
小型の投槍
・右手→石製のハンドアックス(石の部分は20cm×4cm×2cm)
・左手→なし
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→イグサのポシェット(食料・修理器具・小型石器入り)
小型の投槍
紬「ふんふんんふーん♪」
・右手→黒曜石の大型槍
・左手→黒曜石の大型槍
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→ハンドアックス(律のものと同じ)×2
大型縄文土器のバックパック(蔓をつかって背に背負えるようにしたもの
中身には食料、総量10kg)
たくあん眉毛
・右手→黒曜石の大型槍
・左手→黒曜石の大型槍
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→ハンドアックス(律のものと同じ)×2
大型縄文土器のバックパック(蔓をつかって背に背負えるようにしたもの
中身には食料、総量10kg)
たくあん眉毛
梓(や、やってやれないです…)
・右手→小型の投槍
・左手→なし
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→いぐさのポシェット(食料・つぶて石入り)
竹製の水筒×2
※つぶて石…投げて対象に打撃を与える石ころ。
・右手→小型の投槍
・左手→なし
・頭→なし
・上半身→縄文人の服
・下半身→縄文人の半ズボン
・その他→いぐさのポシェット(食料・つぶて石入り)
竹製の水筒×2
※つぶて石…投げて対象に打撃を与える石ころ。
さっそく原生林奥へと足を踏み入れる一行
律「あっ、いつもの湧き水についたな。
水分補給しとくか。」
澪「水筒は二つしかないし、ここを拠点にするか、
遠くの水場を探すか…」
律「どうにかなるだろ、まー。」
澪「な!?適当すぎるぞお前!!」
澪「はぁ…本当に…
あ、みんな、体を動かして大量に汗をかくかもしれないし、
灰塩を食べて水を十分にとっておけよ。」
唯「おーけい!」
律「あっ、いつもの湧き水についたな。
水分補給しとくか。」
澪「水筒は二つしかないし、ここを拠点にするか、
遠くの水場を探すか…」
律「どうにかなるだろ、まー。」
澪「な!?適当すぎるぞお前!!」
澪「はぁ…本当に…
あ、みんな、体を動かして大量に汗をかくかもしれないし、
灰塩を食べて水を十分にとっておけよ。」
唯「おーけい!」
こうしてさらに奥へと進む一行。
澪(帰り道をちゃんと覚えておかないと…
でも方向感覚がぜんぜんつかめない…)
律(ぜーんぜん、出て来ねえなあ…)
梓「ムギ先輩、そんなにもって重くないんですか?」
紬「もっと持てるわよー?」
このあと、ほぼ半日、一行は歩き回ることになる。
糞や足跡、イノシシが地面を掘り返したと見られるあとは見つかったが、
イノシシ自体に遭遇することは無かった。
澪(帰り道をちゃんと覚えておかないと…
でも方向感覚がぜんぜんつかめない…)
律(ぜーんぜん、出て来ねえなあ…)
梓「ムギ先輩、そんなにもって重くないんですか?」
紬「もっと持てるわよー?」
このあと、ほぼ半日、一行は歩き回ることになる。
糞や足跡、イノシシが地面を掘り返したと見られるあとは見つかったが、
イノシシ自体に遭遇することは無かった。
一行には、間延びした倦怠感が現れ始めていた。
そのときである!
唯「あっ!あそこっ!」
律「どうした唯?」
唯「なんか、変な動物がいるよ!!」
律「なにっ!?」
律(よし、こっからは声を抑えていくぞ!)
そのときである!
唯「あっ!あそこっ!」
律「どうした唯?」
唯「なんか、変な動物がいるよ!!」
律「なにっ!?」
律(よし、こっからは声を抑えていくぞ!)
律(鳥だよな…少し大きめだ…)
紬(あれは…雉(きじ)よ!)
律(キジか…まあシシ鍋じゃなく焼き鳥にランクダウンしとくか…)
律(よし!目標前方2時の方向のキジ!
フォーメーショーンDだ!)
唯(ふぉーめーしょん?そんなのあったっけ??)
律(こういうのは気分なんだよ気分!それで士気が上がるんだって!!)
紬(あれは…雉(きじ)よ!)
律(キジか…まあシシ鍋じゃなく焼き鳥にランクダウンしとくか…)
律(よし!目標前方2時の方向のキジ!
フォーメーショーンDだ!)
唯(ふぉーめーしょん?そんなのあったっけ??)
律(こういうのは気分なんだよ気分!それで士気が上がるんだって!!)
キジ「アホー」※こんな鳴き方はしません
梓(変な鳴声ですね…それに、狩るのはちょっと可哀想…)
律(梓、変なヒューマニズムに惑わされるな!)
律(澪、後方から援護を頼む。
唯、私とギリギリまで近づいて投槍でしとめるぞ。)
澪(りょ、了解…)
唯(らじゃー!)
紬(ドキドキ)
梓(変な鳴声ですね…それに、狩るのはちょっと可哀想…)
律(梓、変なヒューマニズムに惑わされるな!)
律(澪、後方から援護を頼む。
唯、私とギリギリまで近づいて投槍でしとめるぞ。)
澪(りょ、了解…)
唯(らじゃー!)
紬(ドキドキ)
律(ギリギリまで近づけ…でも近づきすぎたら感づかれるから、あんまり近づくな…)
唯(え!?ど、どっちなの!?)
律(カンだカン!自分の感性を信じるんだ!)
ジリジリ…
キジ「アホーアホー」
律「いまだ唯!」
唯「応(おう)!」
唯(え!?ど、どっちなの!?)
律(カンだカン!自分の感性を信じるんだ!)
ジリジリ…
キジ「アホーアホー」
律「いまだ唯!」
唯「応(おう)!」
律「はぁぁーー!」
唯「えいっ!!」
キジから8mほどの距離から投槍を投げる!
キジ「アホー」
そして全く命中しない!
律「あ、あり??」
唯「ハズしたぁーー!!」
唯「えいっ!!」
キジから8mほどの距離から投槍を投げる!
キジ「アホー」
そして全く命中しない!
律「あ、あり??」
唯「ハズしたぁーー!!」
紬(投槍は弓矢よりも狙いがつけられないのね。
あと、飛んでいくスピードでも劣ってる…これじゃ威力も…
鳥、というか素早い動物を狩るには不向きだわ。)
律「くっ…み、みお頼む!」
澪「ああ!」
矢をつがえ、弓を引き絞る澪。
澪(!)
ヒュン!
澪が放った矢はキジのほんの少し側面をかすめて外れる。
澪「くっ…」
キジ「アンタラバカー」
パサパサッツ…パサッ…
キジは優雅に空中へ舞い上がると、唯達の頭上を軽く旋回して
どこかへ飛んでいってしまった。
あと、飛んでいくスピードでも劣ってる…これじゃ威力も…
鳥、というか素早い動物を狩るには不向きだわ。)
律「くっ…み、みお頼む!」
澪「ああ!」
矢をつがえ、弓を引き絞る澪。
澪(!)
ヒュン!
澪が放った矢はキジのほんの少し側面をかすめて外れる。
澪「くっ…」
キジ「アンタラバカー」
パサパサッツ…パサッ…
キジは優雅に空中へ舞い上がると、唯達の頭上を軽く旋回して
どこかへ飛んでいってしまった。
律「くっそ!ああくっそー!!」
地団駄を踏んで悔しがる律。
梓(でも、殺さなくて、ほんとによかった…)
紬「あ、あのねりっちゃん…」
律「あっ!?なんだ!?」グワッ
紬「ヒッ!な、なんでもないわ…」
地団駄を踏んで悔しがる律。
梓(でも、殺さなくて、ほんとによかった…)
紬「あ、あのねりっちゃん…」
律「あっ!?なんだ!?」グワッ
紬「ヒッ!な、なんでもないわ…」
澪「攻撃の連携がぜんぜん取れてないな。
それに武器の選択も間違ってた。」
律「ああ!そう!そうだよな!くそっ…」
唯(りっちゃん荒れてるね…)
紬(アレがはじまっちゃったのかしら?)
それから小一時間周囲を探索したが、いかなる動物にも遭遇することは無かった。
唯たちは協議の上、途中で新しく見つけた湧水の近くまで引き返し、
そこで一晩明かすことに決めたのだった。
それに武器の選択も間違ってた。」
律「ああ!そう!そうだよな!くそっ…」
唯(りっちゃん荒れてるね…)
紬(アレがはじまっちゃったのかしら?)
それから小一時間周囲を探索したが、いかなる動物にも遭遇することは無かった。
唯たちは協議の上、途中で新しく見つけた湧水の近くまで引き返し、
そこで一晩明かすことに決めたのだった。
パッ…パチッ…
闇の中、かがり火がうごめき煌く。
律「…」
律は口数少ないまま、食事をそうそうに切り上げ、
横になって目を瞑る。
唯「クッキーおいしいね♪」モグモグ
梓「はい…」
梓は曖昧に相槌を打つ。
唯は食料として持ってきたどんぐりクッキー(灰塩味)を
大そう気に入っているようだ。
闇の中、かがり火がうごめき煌く。
律「…」
律は口数少ないまま、食事をそうそうに切り上げ、
横になって目を瞑る。
唯「クッキーおいしいね♪」モグモグ
梓「はい…」
梓は曖昧に相槌を打つ。
唯は食料として持ってきたどんぐりクッキー(灰塩味)を
大そう気に入っているようだ。
澪「ふぅ…」
澪は時々、律の方に視線をやりながら、弓の"つる"の調整をしている。
紬(りっちゃん、それにみんなも…疲れがたまってるのかな…)
紬は、ぼんやりと、皆の方を心配そうに見やる。
始めた頃は、非日常の中に突然入り込んだ日常感覚、が生まれた。
しかし時間が経つにつれ、この二つは溶け合い、
まったく別の、はじめて経験する感覚へと、唯達を晒す。
彼女達も身をもって、それを覚えはじめている。
こうしてまた一日、日が過ぎていった。
澪は時々、律の方に視線をやりながら、弓の"つる"の調整をしている。
紬(りっちゃん、それにみんなも…疲れがたまってるのかな…)
紬は、ぼんやりと、皆の方を心配そうに見やる。
始めた頃は、非日常の中に突然入り込んだ日常感覚、が生まれた。
しかし時間が経つにつれ、この二つは溶け合い、
まったく別の、はじめて経験する感覚へと、唯達を晒す。
彼女達も身をもって、それを覚えはじめている。
こうしてまた一日、日が過ぎていった。
次の日、目を覚ますと唯たちは竪穴住居へと帰路を取る。
大体一時間半ほどかかるだろうか?
澪がかろうじて方向と目印を覚えていたため、何とか帰りつけそうだ。
律は今日もほとど喋らない。
いや、他の皆も。
唯「ふぁーー…」
紬「眠いの、唯ちゃん?」
唯「んーちょっとねー。」
ドン!!!
唯「!!??」
澪「な、なんだ…!?」
それは突然に訪れる。背後で大きな音がする。
重量のある何かが、何かに衝突したかのような…
大体一時間半ほどかかるだろうか?
澪がかろうじて方向と目印を覚えていたため、何とか帰りつけそうだ。
律は今日もほとど喋らない。
いや、他の皆も。
唯「ふぁーー…」
紬「眠いの、唯ちゃん?」
唯「んーちょっとねー。」
ドン!!!
唯「!!??」
澪「な、なんだ…!?」
それは突然に訪れる。背後で大きな音がする。
重量のある何かが、何かに衝突したかのような…
背後5mほどの木陰に、唯達が追い求めていた動物がいた。
律「いの…シシ!?」
梓(よりによって…皆さんのテンションが最悪なときに…)
イノシシ「フ…フー…」
イノシシは唯達に気付くと体躯を彼女達のほうに向ける。
本来なら臆病な動物のはず。何かに気がたっているのだろうか?
梓「こっち向いて…に、にじり寄って…きます!?」
律「いの…シシ!?」
梓(よりによって…皆さんのテンションが最悪なときに…)
イノシシ「フ…フー…」
イノシシは唯達に気付くと体躯を彼女達のほうに向ける。
本来なら臆病な動物のはず。何かに気がたっているのだろうか?
梓「こっち向いて…に、にじり寄って…きます!?」
澪「くっ…に、逃げ…」
律「いーや狩る!!」
澪「ば、馬鹿っ!!昨日のキジとは違うんだぞ!?」
イノシシはゆっくり、ゆっくりと、相撲取りのように寄りきり進み、
体躯を前方に屈める。
紬「来るわっ!!」
律「いーや狩る!!」
澪「ば、馬鹿っ!!昨日のキジとは違うんだぞ!?」
イノシシはゆっくり、ゆっくりと、相撲取りのように寄りきり進み、
体躯を前方に屈める。
紬「来るわっ!!」
律「澪!怖いなら指くわえてみてろ!!唯、投槍用意!!」
唯「うん!」
イノシシ「フーーーーー!!!」
ドッドッドッ!!!
イノシシが突進し始める。
標的は…梓!
梓「あっ…!?」
律「早いっ!!」
紬「あぶないっ!!」
紬は覆いかぶさるようにして、梓をイノシシから庇う。
ドンッ!!!
イノシシはその横を突進し、そのまま別の大木に衝突する。
唯「うん!」
イノシシ「フーーーーー!!!」
ドッドッドッ!!!
イノシシが突進し始める。
標的は…梓!
梓「あっ…!?」
律「早いっ!!」
紬「あぶないっ!!」
紬は覆いかぶさるようにして、梓をイノシシから庇う。
ドンッ!!!
イノシシはその横を突進し、そのまま別の大木に衝突する。
律「!?」
梓「あ…あ…」
梓「ハッ!ムギ先輩大丈夫ですか!?」
梓は紬のほうに顔を向ける。
紬はすでに、槍を構えて起ち上がっている。
紬「ぜんぜん!」ニコッ!
梓「よかった…!」ジワ
梓「あ…あ…」
梓「ハッ!ムギ先輩大丈夫ですか!?」
梓は紬のほうに顔を向ける。
紬はすでに、槍を構えて起ち上がっている。
紬「ぜんぜん!」ニコッ!
梓「よかった…!」ジワ
律「動かない!?死んだか…」
澪「いや、気を抜くな!!」
律「!」
律「ああ!ゆい、あいつに目掛けて槍を投げるぞ!
澪も頼む!」
唯「うん…!」
澪「ああ!」
澪「いや、気を抜くな!!」
律「!」
律「ああ!ゆい、あいつに目掛けて槍を投げるぞ!
澪も頼む!」
唯「うん…!」
澪「ああ!」
紬(やっぱり…投槍は弓矢に比べて有効な武器じゃないんだ…)
唯「あずにゃんを睨んでるみたい!!」
梓「ヒッ…」
紬「また来るわ!」
律「澪、距離をとってあたし等の背後から狙え!ムギ、お前の長槍一本貸せ!」
紬「うん!」
紬は律のすぐ目前へ槍を放る。
律はすぐさま片手で掴みあげる。
唯「あずにゃんを睨んでるみたい!!」
梓「ヒッ…」
紬「また来るわ!」
律「澪、距離をとってあたし等の背後から狙え!ムギ、お前の長槍一本貸せ!」
紬「うん!」
紬は律のすぐ目前へ槍を放る。
律はすぐさま片手で掴みあげる。
イノシシは再び唯達に向いはじめる。
いや、おそらくは梓に向って、だ。
澪はイノシシの側面に再び矢を射掛ける。
ヒュン!
わき腹に突き刺さりはしたがイノシシは動きを止めず、再び前かがみに。
いや、おそらくは梓に向って、だ。
澪はイノシシの側面に再び矢を射掛ける。
ヒュン!
わき腹に突き刺さりはしたがイノシシは動きを止めず、再び前かがみに。
澪「く、頑丈…」
律「あきらめるな!何度も射掛けろ!!」
律「ムギ!イノシシ挟んであたしの反対側にいけ!両側から仕掛ける!
唯は梓を庇いつつ逃げて引き付けろ!」
唯「うん!」
イノシシが突進する。
律「あきらめるな!何度も射掛けろ!!」
律「ムギ!イノシシ挟んであたしの反対側にいけ!両側から仕掛ける!
唯は梓を庇いつつ逃げて引き付けろ!」
唯「うん!」
イノシシが突進する。
律「やぁぁーー!!!」
律の長槍がイノシシの首の辺りを傷つけ、反動で律は背後に倒れる。
長槍は突き刺さりこそしなかったが、イノシシの動きを止めた。
紬(今!!)
紬は一直線にイノシシに突進する。
紬「はぁぁっ!!!!」
ズっ!ググ…
紬(嫌な…感触…)
紬の長槍はイノシシの下腹深く突き刺さる。
イノシシ「フーーーーーーーーーーー!!!!」
苦しげな声をあげ、打ち倒れるイノシシ。
律の長槍がイノシシの首の辺りを傷つけ、反動で律は背後に倒れる。
長槍は突き刺さりこそしなかったが、イノシシの動きを止めた。
紬(今!!)
紬は一直線にイノシシに突進する。
紬「はぁぁっ!!!!」
ズっ!ググ…
紬(嫌な…感触…)
紬の長槍はイノシシの下腹深く突き刺さる。
イノシシ「フーーーーーーーーーーー!!!!」
苦しげな声をあげ、打ち倒れるイノシシ。
律「や、やたっ!!」
澪「律、ムギ!怪我ないか!?」
律の背後から澪が声をかける。
律「大丈夫だ!」
紬「私も!」
澪は律に近づこうとするが、
その刹那―
澪「律、ムギ!怪我ないか!?」
律の背後から澪が声をかける。
律「大丈夫だ!」
紬「私も!」
澪は律に近づこうとするが、
その刹那―
イノシシはゆっくりと起き上がる。
そして律のほうへ…
最後の力で、律を道連れにしようとするかのように。
律「あっ…」
律とイノシシの距離で今突撃されれば…
律「や、ばっ…」
澪「くっそーー!!!」
ヒュン!
澪はすぐさま弓を引き絞り射掛ける。
が、澪の放った矢は外れてしまった、ように見え…
そして律のほうへ…
最後の力で、律を道連れにしようとするかのように。
律「あっ…」
律とイノシシの距離で今突撃されれば…
律「や、ばっ…」
澪「くっそーー!!!」
ヒュン!
澪はすぐさま弓を引き絞り射掛ける。
が、澪の放った矢は外れてしまった、ように見え…
?「…」
ヒュン!
外れたように見えた矢は、なぜかイノシシの眉間から深々と突き立っていた。
ゆっくりと、横臥するように倒れるイノシシ。
律「あ、あぶ、あぶなか…」
澪「りつーーー!!」
ヒュン!
外れたように見えた矢は、なぜかイノシシの眉間から深々と突き立っていた。
ゆっくりと、横臥するように倒れるイノシシ。
律「あ、あぶ、あぶなか…」
澪「りつーーー!!」
澪は背後から律を抱きしめる。
澪「よ、よかっだ…よかっだぁーー!!」ヒッヒック…
律「へへっ…////」
紬(心のビデオカメラ起動開始。高画質モードon)ハァハァ
少し離れた木陰
?「たく、世話をやかせてくれるわね…」
澪「よ、よかっだ…よかっだぁーー!!」ヒッヒック…
律「へへっ…////」
紬(心のビデオカメラ起動開始。高画質モードon)ハァハァ
少し離れた木陰
?「たく、世話をやかせてくれるわね…」
そして一行は、蔓と木の棒でイノシシを縛り上げると、
梓を除いた四人がかりで背負い、竪穴住居へと帰路についたのだった。
けれど…逆さまに木に括り付けられ、
次第に体温を失っていくイノシシを、横目に見て…
梓「…」
梓(気が落ち着いてみたら、やっぱり、生き物を殺すのって…)
梓(それに、なんだかわからないけれど、このイノシシ、
何かに取り憑かれてるようだった…)
梓を除いた四人がかりで背負い、竪穴住居へと帰路についたのだった。
けれど…逆さまに木に括り付けられ、
次第に体温を失っていくイノシシを、横目に見て…
梓「…」
梓(気が落ち着いてみたら、やっぱり、生き物を殺すのって…)
梓(それに、なんだかわからないけれど、このイノシシ、
何かに取り憑かれてるようだった…)
-竪穴住居-
律「ただいまー!」
澪「重かった…百キロ近くあるぞコイツ…」
唯「さわちゃん!見てーーーー!!」
さわ子「あー?何よ昼間ッから…ヒック」
梓「またお酒飲んでる…」
律「ただいまー!」
澪「重かった…百キロ近くあるぞコイツ…」
唯「さわちゃん!見てーーーー!!」
さわ子「あー?何よ昼間ッから…ヒック」
梓「またお酒飲んでる…」
唯「イノシシつかえまえたよー!」
さわ子「へーやったわね!どらどら…」
さわ子「…」
さわ子(ふむ、コイツは…やっぱりね。)
さわ子「まずまずの大きさね!お昼ごはん食べたら解体しましょうか!」
梓「か、かいたい!?」
さわ子「肉片にしないと食べられないでしょうが…」
梓「う…」
さわ子「へーやったわね!どらどら…」
さわ子「…」
さわ子(ふむ、コイツは…やっぱりね。)
さわ子「まずまずの大きさね!お昼ごはん食べたら解体しましょうか!」
梓「か、かいたい!?」
さわ子「肉片にしないと食べられないでしょうが…」
梓「う…」
-そして解体準備開始-
さわ子「穴を掘って、それに木組みを立てて、
イノシシを吊るす土台を作りましょう。」
唯「はーい!」
さわ子「コイツの重みに耐えれるのを作らないといけないから
太くて頑丈なやつを持ってくるのよ。」
-土台作成中-
さわ子「穴を掘って、それに木組みを立てて、
イノシシを吊るす土台を作りましょう。」
唯「はーい!」
さわ子「コイツの重みに耐えれるのを作らないといけないから
太くて頑丈なやつを持ってくるのよ。」
-土台作成中-
さわ子「よし、吊るし上げまで完了!」
さわ子「えっとりっちゃんは確か、イノシシの解体を見たことあるって言ってたわね?」
律「うん、田舎のじいちゃんちに行った時に何回かね。」
さわ子「解体プロセスもわかってる?」
律「もち!」
さわ子「じゃ、りっちゃんは補助お願いね。
あんたらの腕じゃ無理だろうから私がメインでやります。」
さわ子「えっとりっちゃんは確か、イノシシの解体を見たことあるって言ってたわね?」
律「うん、田舎のじいちゃんちに行った時に何回かね。」
さわ子「解体プロセスもわかってる?」
律「もち!」
さわ子「じゃ、りっちゃんは補助お願いね。
あんたらの腕じゃ無理だろうから私がメインでやります。」
※澪は解体が怖いので竪穴住居に退散しました。
イノシシ狩りに参加しといてなんですが。
律(ずっと気になってたんだけど、
なんで先生はこの手のことに詳しいんだ?)
紬(サバイバル好きの彼氏でも居たのかしら?)
さわ子「んっ!?なんか言った!!??」
律「な、なーにもー…」
紬「言ってないです…」アセアセ
イノシシ狩りに参加しといてなんですが。
律(ずっと気になってたんだけど、
なんで先生はこの手のことに詳しいんだ?)
紬(サバイバル好きの彼氏でも居たのかしら?)
さわ子「んっ!?なんか言った!!??」
律「な、なーにもー…」
紬「言ってないです…」アセアセ
梓「…」ガクガク
さわ子「あずさちゃん、怖いなら、
澪ちゃんみたいに竪穴住居に帰ってて良いのよ?」
梓「だ、大丈夫です…」
さわ子「じゃ、はじめますか。
まず、イノシシのお尻の穴に布を入れておきます。」
唯「なんでー?」
律「ウンコで肉が汚れることがあるからなんだってさ。」
唯「ほー。」
さわ子「あずさちゃん、怖いなら、
澪ちゃんみたいに竪穴住居に帰ってて良いのよ?」
梓「だ、大丈夫です…」
さわ子「じゃ、はじめますか。
まず、イノシシのお尻の穴に布を入れておきます。」
唯「なんでー?」
律「ウンコで肉が汚れることがあるからなんだってさ。」
唯「ほー。」
律「あ、その前に。」
イノシシに向って手を合わせる律。
さわ子「ずいぶんと信心なことじゃない。」
律「じいちゃんに、こうしろって言われてるんだ。」
そして、さわ子と律は石包丁でイノシシの皮を剥いでいく。
イノシシに向って手を合わせる律。
さわ子「ずいぶんと信心なことじゃない。」
律「じいちゃんに、こうしろって言われてるんだ。」
そして、さわ子と律は石包丁でイノシシの皮を剥いでいく。
梓「ぅ…」ガクガク
唯「…」
紬「…」
さわ子(この子たちよく頑張ってるわね…)
さわ子(さて…)
-皮剥ぎ完了-
唯「…」
紬「…」
さわ子(この子たちよく頑張ってるわね…)
さわ子(さて…)
-皮剥ぎ完了-
梓「ヒ…ヒ…」ガクガクガク
唯「…」ガクガク
唯と梓は身を寄せ合って震えている。
紬「あんまり脂肪がついてないですね?」
紬はもう慣れたようだ。
さわ子「まあ、そりゃそうよ。夏場だもの。
冬篭り前が一番おいしいんでしょうけど。」
唯「…」ガクガク
唯と梓は身を寄せ合って震えている。
紬「あんまり脂肪がついてないですね?」
紬はもう慣れたようだ。
さわ子「まあ、そりゃそうよ。夏場だもの。
冬篭り前が一番おいしいんでしょうけど。」
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- 澪「どうもNNTでぇーす!」 (552) - [60%] - 2010/7/23 18:00 ★★★×5
- 士「ディ」唯「けいおん!」 (569) - [58%] - 2010/3/10 4:01 ★★★×4
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