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    元スレ唯「じょうもんせいかつ!」

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    201 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:02:40.66 ID:P8En1w+F0 (+104,+29,-1)
    >>200
    ×・右手→なし
     ・左手→竹製の弓

    ○・右手→竹製の弓
     ・左手→なし
    202 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:04:43.75 ID:P8En1w+F0 (+95,+29,-116)
    (狩りで私がリーダーシップをとって澪から軽音部の主導権を…)
     ・右手→石製のハンドアックス(石の部分は20cm×4cm×2cm)
     ・左手→なし
     ・頭→なし
     ・上半身→縄文人の服
     ・下半身→縄文人の半ズボン
     ・その他→イグサのポシェット(食料・修理器具・小型石器入り)
          小型の投槍  
    203 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:11:11.89 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-133)
    「ふんふんんふーん♪」
     ・右手→黒曜石の大型槍
     ・左手→黒曜石の大型槍
     ・頭→なし
     ・上半身→縄文人の服
     ・下半身→縄文人の半ズボン
     ・その他→ハンドアックス(律のものと同じ)×2
          大型縄文土器のバックパック(蔓をつかって背に背負えるようにしたもの
          中身には食料、総量10kg)
          たくあん眉毛  
    204 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:16:19.34 ID:x9OxoxE40 (+14,+29,-14)
    ムギさんパネェ
    206 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:24:35.32 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-90)
    (や、やってやれないです…)
     ・右手→小型の投槍
     ・左手→なし
     ・頭→なし
     ・上半身→縄文人の服
     ・下半身→縄文人の半ズボン
     ・その他→いぐさのポシェット(食料・つぶて石入り)
          竹製の水筒×2

    ※つぶて石…投げて対象に打撃を与える石ころ。  
    207 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:28:06.44 ID:F71LDdU30 (+22,+29,-2)
    投槍…ケラックか
    208 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:32:56.99 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-107)
    さっそく原生林奥へと足を踏み入れる一行

    「あっ、いつもの湧き水についたな。
      水分補給しとくか。」

    「水筒は二つしかないし、ここを拠点にするか、
      遠くの水場を探すか…」

    「どうにかなるだろ、まー。」

    「な!?適当すぎるぞお前!!」

    「はぁ…本当に…
      あ、みんな、体を動かして大量に汗をかくかもしれないし、
      灰塩を食べて水を十分にとっておけよ。」

    「おーけい!」
    209 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:39:59.39 ID:P8En1w+F0 (+93,+30,-82)
    こうしてさらに奥へと進む一行。

    (帰り道をちゃんと覚えておかないと…
      でも方向感覚がぜんぜんつかめない…)

    (ぜーんぜん、出て来ねえなあ…)

    「ムギ先輩、そんなにもって重くないんですか?」

    「もっと持てるわよー?」 

    このあと、ほぼ半日、一行は歩き回ることになる。
    糞や足跡、イノシシが地面を掘り返したと見られるあとは見つかったが、
    イノシシ自体に遭遇することは無かった。
    210 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:45:43.07 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-51)
    一行には、間延びした倦怠感が現れ始めていた。
    そのときである!

    「あっ!あそこっ!」

    「どうした唯?」

    「なんか、変な動物がいるよ!!」

    「なにっ!?」

    (よし、こっからは声を抑えていくぞ!)
    211 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:50:44.57 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-106)
    (鳥だよな…少し大きめだ…)

    (あれは…雉(きじ)よ!)

    (キジか…まあシシ鍋じゃなく焼き鳥にランクダウンしとくか…)

    (よし!目標前方2時の方向のキジ!
      フォーメーショーンDだ!)

    (ふぉーめーしょん?そんなのあったっけ??)

    (こういうのは気分なんだよ気分!それで士気が上がるんだって!!)
    212 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:51:33.42 ID:n0iJvdNwO (+25,+30,-17)
    イグサがイクサに見えて、思わずイクササイズしちまった…
    213 : 以下、名無しにか - 2010/02/10(水) 23:55:56.90 ID:P8En1w+F0 (+95,+30,-82)
    キジ「アホー」※こんな鳴き方はしません

    (変な鳴声ですね…それに、狩るのはちょっと可哀想…)

    (梓、変なヒューマニズムに惑わされるな!)

    (澪、後方から援護を頼む。
      唯、私とギリギリまで近づいて投槍でしとめるぞ。)

    (りょ、了解…)

    (らじゃー!)

    (ドキドキ)
    214 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:08:03.37 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-97)
    (ギリギリまで近づけ…でも近づきすぎたら感づかれるから、あんまり近づくな…)

    (え!?ど、どっちなの!?)

    (カンだカン!自分の感性を信じるんだ!)

    ジリジリ…

    キジ「アホーアホー」

    「いまだ唯!」

    「応(おう)!」
    215 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:09:16.17 ID:4OchkFYS0 (-22,-10,+0)
    支援
    216 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:12:59.35 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-62)
    「はぁぁーー!」

    「えいっ!!」

    キジから8mほどの距離から投槍を投げる!

    キジ「アホー」

    そして全く命中しない!

    「あ、あり??」

    「ハズしたぁーー!!」
    217 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:19:45.63 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-277)
    (投槍は弓矢よりも狙いがつけられないのね。
      あと、飛んでいくスピードでも劣ってる…これじゃ威力も…
      鳥、というか素早い動物を狩るには不向きだわ。)

    「くっ…み、みお頼む!」

    「ああ!」

    矢をつがえ、弓を引き絞る澪。

    (!)

    ヒュン!

    澪が放った矢はキジのほんの少し側面をかすめて外れる。

    「くっ…」

    キジ「アンタラバカー」

    パサパサッツ…パサッ…

    キジは優雅に空中へ舞い上がると、唯達の頭上を軽く旋回して
    どこかへ飛んでいってしまった。
    218 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:26:59.70 ID:Di0Bqfhw0 (+59,+30,-58)
    「くっそ!ああくっそー!!」

    地団駄を踏んで悔しがる律。

    (でも、殺さなくて、ほんとによかった…)

    「あ、あのねりっちゃん…」

    「あっ!?なんだ!?」グワッ

    「ヒッ!な、なんでもないわ…」
    219 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:33:25.05 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-70)
    「攻撃の連携がぜんぜん取れてないな。
      それに武器の選択も間違ってた。」

    「ああ!そう!そうだよな!くそっ…」

    (りっちゃん荒れてるね…)

    (アレがはじまっちゃったのかしら?)

    それから小一時間周囲を探索したが、いかなる動物にも遭遇することは無かった。
    唯たちは協議の上、途中で新しく見つけた湧水の近くまで引き返し、
    そこで一晩明かすことに決めたのだった。
    220 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:41:20.74 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-108)
    パッ…パチッ…

    闇の中、かがり火がうごめき煌く。

    「…」

    律は口数少ないまま、食事をそうそうに切り上げ、
    横になって目を瞑る。

    「クッキーおいしいね♪」モグモグ

    「はい…」

    梓は曖昧に相槌を打つ。
    唯は食料として持ってきたどんぐりクッキー(灰塩味)を
    大そう気に入っているようだ。
    221 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:45:29.85 ID:BRcJYJkgO (-22,-10,+0)
    支援
    222 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:49:06.80 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-130)
    「ふぅ…」

    澪は時々、律の方に視線をやりながら、弓の"つる"の調整をしている。

    (りっちゃん、それにみんなも…疲れがたまってるのかな…)

    紬は、ぼんやりと、皆の方を心配そうに見やる。

    始めた頃は、非日常の中に突然入り込んだ日常感覚、が生まれた。
    しかし時間が経つにつれ、この二つは溶け合い、
    まったく別の、はじめて経験する感覚へと、唯達を晒す。
    彼女達も身をもって、それを覚えはじめている。

    こうしてまた一日、日が過ぎていった。
    223 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 00:56:15.50 ID:TUbMwYnxO (+32,+29,-12)
    >>218
    魚喰っといて殺さなくて良かったなんて
    流石梓偽善者汚いな偽善者きたない
    224 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:02:34.27 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-155)
    次の日、目を覚ますと唯たちは竪穴住居へと帰路を取る。
    大体一時間半ほどかかるだろうか?
    澪がかろうじて方向と目印を覚えていたため、何とか帰りつけそうだ。
    律は今日もほとど喋らない。
    いや、他の皆も。

    「ふぁーー…」

    「眠いの、唯ちゃん?」

    「んーちょっとねー。」

    ドン!!!

    「!!??」

    「な、なんだ…!?」

    それは突然に訪れる。背後で大きな音がする。
    重量のある何かが、何かに衝突したかのような…
    225 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:04:40.09 ID:4Mhlkzp0O (-3,+11,+0)
    226 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:08:32.29 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-115)
    背後5mほどの木陰に、唯達が追い求めていた動物がいた。

    「いの…シシ!?」

    (よりによって…皆さんのテンションが最悪なときに…)

    イノシシ「フ…フー…」

    イノシシは唯達に気付くと体躯を彼女達のほうに向ける。
    本来なら臆病な動物のはず。何かに気がたっているのだろうか?

    「こっち向いて…に、にじり寄って…きます!?」
    227 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:17:39.94 ID:Di0Bqfhw0 (+53,+30,-58)
    「くっ…に、逃げ…」

    「いーや狩る!!」

    「ば、馬鹿っ!!昨日のキジとは違うんだぞ!?」

    イノシシはゆっくり、ゆっくりと、相撲取りのように寄りきり進み、
    体躯を前方に屈める。

    「来るわっ!!」
    228 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:26:03.17 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-102)
    「澪!怖いなら指くわえてみてろ!!唯、投槍用意!!」

    「うん!」

    イノシシ「フーーーーー!!!」

    ドッドッドッ!!!

    イノシシが突進し始める。
    標的は…梓!

    「あっ…!?」

    「早いっ!!」

    「あぶないっ!!」

    紬は覆いかぶさるようにして、梓をイノシシから庇う。

    ドンッ!!!

    イノシシはその横を突進し、そのまま別の大木に衝突する。
    229 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:35:39.67 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-71)
    「!?」

    「あ…あ…」

    「ハッ!ムギ先輩大丈夫ですか!?」

    梓は紬のほうに顔を向ける。
    紬はすでに、槍を構えて起ち上がっている。

    「ぜんぜん!」ニコッ!

    「よかった…!」ジワ
    230 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:41:46.66 ID:Di0Bqfhw0 (+48,+30,-45)
    「動かない!?死んだか…」

    「いや、気を抜くな!!」

    「!」

    「ああ!ゆい、あいつに目掛けて槍を投げるぞ!
      澪も頼む!」

    「うん…!」

    「ああ!」
    231 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:48:43.12 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-96)
    (やっぱり…投槍は弓矢に比べて有効な武器じゃないんだ…)

    「あずにゃんを睨んでるみたい!!」

    「ヒッ…」

    「また来るわ!」

    「澪、距離をとってあたし等の背後から狙え!ムギ、お前の長槍一本貸せ!」

    「うん!」

    紬は律のすぐ目前へ槍を放る。
    律はすぐさま片手で掴みあげる。
    232 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 01:55:32.22 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-49)
    イノシシは再び唯達に向いはじめる。
    いや、おそらくは梓に向って、だ。

    澪はイノシシの側面に再び矢を射掛ける。

    ヒュン!

    わき腹に突き刺さりはしたがイノシシは動きを止めず、再び前かがみに。
    233 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:05:34.30 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-58)
    「く、頑丈…」

    「あきらめるな!何度も射掛けろ!!」

    「ムギ!イノシシ挟んであたしの反対側にいけ!両側から仕掛ける!
      唯は梓を庇いつつ逃げて引き付けろ!」

    「うん!」

    イノシシが突進する。
    234 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:15:13.70 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-138)
    「やぁぁーー!!!」

    律の長槍がイノシシの首の辺りを傷つけ、反動で律は背後に倒れる。
    長槍は突き刺さりこそしなかったが、イノシシの動きを止めた。

    (今!!)

    紬は一直線にイノシシに突進する。

    「はぁぁっ!!!!」

    ズっ!ググ…

    (嫌な…感触…)

    紬の長槍はイノシシの下腹深く突き刺さる。

    イノシシ「フーーーーーーーーーーー!!!!」

    苦しげな声をあげ、打ち倒れるイノシシ。
    235 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:19:51.48 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-73)
    「や、やたっ!!」

    「律、ムギ!怪我ないか!?」

    律の背後から澪が声をかける。

    「大丈夫だ!」

    「私も!」

    澪は律に近づこうとするが、
    その刹那―
    237 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:26:29.62 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-112)
    イノシシはゆっくりと起き上がる。
    そして律のほうへ…
    最後の力で、律を道連れにしようとするかのように。

    「あっ…」

    律とイノシシの距離で今突撃されれば…

    「や、ばっ…」

    「くっそーー!!!」

    ヒュン!

    澪はすぐさま弓を引き絞り射掛ける。
    が、澪の放った矢は外れてしまった、ように見え…
    238 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:34:10.39 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-38)
    「…」

    ヒュン!

    外れたように見えた矢は、なぜかイノシシの眉間から深々と突き立っていた。
    ゆっくりと、横臥するように倒れるイノシシ。

    「あ、あぶ、あぶなか…」

    「りつーーー!!」
    239 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:40:58.21 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-93)
    澪は背後から律を抱きしめる。

    「よ、よかっだ…よかっだぁーー!!」ヒッヒック…

    「へへっ…////」

    (心のビデオカメラ起動開始。高画質モードon)ハァハァ





    少し離れた木陰

    「たく、世話をやかせてくれるわね…」
    240 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:50:35.63 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-159)
    そして一行は、蔓と木の棒でイノシシを縛り上げると、
    梓を除いた四人がかりで背負い、竪穴住居へと帰路についたのだった。

    けれど…逆さまに木に括り付けられ、
    次第に体温を失っていくイノシシを、横目に見て…

    「…」

    (気が落ち着いてみたら、やっぱり、生き物を殺すのって…)

    (それに、なんだかわからないけれど、このイノシシ、
      何かに取り憑かれてるようだった…)
    241 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 02:56:46.02 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-83)
    -竪穴住居-

    「ただいまー!」

    「重かった…百キロ近くあるぞコイツ…」

    「さわちゃん!見てーーーー!!」

    さわ子「あー?何よ昼間ッから…ヒック」

    「またお酒飲んでる…」
    242 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:03:51.84 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-72)
    「イノシシつかえまえたよー!」

    さわ子「へーやったわね!どらどら…」

    さわ子「…」

    さわ子(ふむ、コイツは…やっぱりね。)

    さわ子「まずまずの大きさね!お昼ごはん食べたら解体しましょうか!」

    「か、かいたい!?」

    さわ子「肉片にしないと食べられないでしょうが…」

    「う…」
    243 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:10:39.86 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-55)
    -そして解体準備開始-

    さわ子「穴を掘って、それに木組みを立てて、
        イノシシを吊るす土台を作りましょう。」

    「はーい!」

    さわ子「コイツの重みに耐えれるのを作らないといけないから
        太くて頑丈なやつを持ってくるのよ。」

    -土台作成中-
    244 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:13:28.79 ID:5gmWX8a20 (-22,-10,+0)
    支援
    245 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:16:41.26 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-74)
    さわ子「よし、吊るし上げまで完了!」

    さわ子「えっとりっちゃんは確か、イノシシの解体を見たことあるって言ってたわね?」

    「うん、田舎のじいちゃんちに行った時に何回かね。」

    さわ子「解体プロセスもわかってる?」

    「もち!」

    さわ子「じゃ、りっちゃんは補助お願いね。
        あんたらの腕じゃ無理だろうから私がメインでやります。」
    246 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:25:42.78 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-100)
    ※澪は解体が怖いので竪穴住居に退散しました。
     イノシシ狩りに参加しといてなんですが。

    (ずっと気になってたんだけど、
      なんで先生はこの手のことに詳しいんだ?)

    (サバイバル好きの彼氏でも居たのかしら?)

    さわ子「んっ!?なんか言った!!??」

    「な、なーにもー…」

    「言ってないです…」アセアセ
    247 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:34:34.36 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-73)
    「…」ガクガク

    さわ子「あずさちゃん、怖いなら、
        澪ちゃんみたいに竪穴住居に帰ってて良いのよ?」

    「だ、大丈夫です…」

    さわ子「じゃ、はじめますか。
        まず、イノシシのお尻の穴に布を入れておきます。」

    「なんでー?」

    「ウンコで肉が汚れることがあるからなんだってさ。」

    「ほー。」
    248 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:40:07.29 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-45)
    「あ、その前に。」

    イノシシに向って手を合わせる律。

    さわ子「ずいぶんと信心なことじゃない。」

    「じいちゃんに、こうしろって言われてるんだ。」

    そして、さわ子と律は石包丁でイノシシの皮を剥いでいく。
    249 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 03:46:33.00 ID:Di0Bqfhw0 (+50,+30,-28)
    「ぅ…」ガクガク

    「…」

    「…」

    さわ子(この子たちよく頑張ってるわね…)

    さわ子(さて…)

    -皮剥ぎ完了-
    250 : 以下、名無しにか - 2010/02/11(木) 04:01:28.69 ID:Di0Bqfhw0 (+55,+30,-63)
    「ヒ…ヒ…」ガクガクガク

    「…」ガクガク

    唯と梓は身を寄せ合って震えている。

    「あんまり脂肪がついてないですね?」

    紬はもう慣れたようだ。

    さわ子「まあ、そりゃそうよ。夏場だもの。
        冬篭り前が一番おいしいんでしょうけど。」
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