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    元スレ佐天「無能力者…?」」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×5
    タグ : - とある科学の超電磁砲 + - とある魔術の禁書目録 + - ジャッジメント + - ハルヒ + - 一方通行打ち止め + - 中途半端 + - 佐天 + - 初春 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    401 = 356 :

    ヤンデレールガンなんて言葉をなぜ黒子が知っているw

    402 = 393 :

    >>398
    これ見て次のレス見てなければ危うく俺がヤンデレールガンになるところだった

    403 = 355 :

    「ハァ、ハァ、」
    少女は走る。一刻も早く幻想殺しの少年のもとへ。


    佐天が上条と別れてから15分、親友の家へと向かった佐天はとある学生寮の前に佇んでいた。

    佐天「うーいはるー」

    佐天「今の私の姿見たらなんて顔するかなー…笑うかなクズが来たと。」

    佐天「ふふ」

    佐天は親友の部屋へと向かうべく、エレベーターへと足を動かす。

    404 = 355 :

    カンコン-ン

    学生寮に機械的な音が響く。エレベーターが目的の階層へと着いた事を知らせる音だ。

    廊下を佐天は歩く。親友に別れを告げる為に。

    佐天「取れないや…血の臭い…」
    少女の右手はうっすらと赤みがかり少し腫れていた。血を消そうと乱暴に拭いしまったせいである。

    406 = 355 :

    やっべ、時系列考えて書いてなかった…

    佐天、上条と別れる

    禁書、上条を探しに行く

    禁書、上条を発見し通報

    佐天、初春の寮に到着

    美琴、上条が通り魔にあった事を知る


    順番に書いてなくてすいません。

    407 :

    「とれないや…血のにおい…」
    って誰のセリフだっけ?
    シンジとか?

    408 = 361 :

    俺もそのセリフ気になった
    誰だっけ?

    409 = 355 :

    ピンポ-ン

    来客が来た事を告げる音楽だ。

    初春「こんな時間に?誰だろう…」

    ピンポ-ン

    初春「はいはーい。今出ますよー」

    カチッ
    防犯の為にかけていた鍵を解除する。

    ガチャッ
    少し重たい扉が開く。開けた時に冷たい夜風が入り込んだ。

    初春「あれ?」

    そこには誰もいなかった。部屋から半分だけ体を出して辺りを見回しても人間など存在しない。あるのは一定の感覚で置かれていて、他の学生が住んでいる部屋の入口だけだ。

    初春「悪戯かな?」

    ドアを閉じようと、部屋へ体を後退させようとした瞬間、死角になっていたドアの裏側から腕が延びてきた。

    バサァ

    410 :

    シンジだな

    411 = 355 :

    初春「…え?」
    直ぐには理解出来ない。頭に花を栽培する人間に理解出来るはずがない。

    初春は自分の下半身に視線を落とし、穿いていたスカートが空中に舞っていた。そして視線を前に戻すと、髪が長い女の子が立っていた。

    佐天「うーいはるー」

    初春「っ佐天さん!?」

    412 = 355 :

    佐天「やーやー、元気にしてるかね?」
    何時もと変わらない笑顔だが、初春は若干の違和感を覚えた。

    初春「ど、どうしたのですか?こんな遅くに。」
    初春は少し緊張していた。それもそうだろう。彼女が佐天を変えた張本人だから。死ねば良いと思うよ。

    佐天「ややっ、特に用事という訳ではないのですがねー。」

    佐天「初春の顔が見たくなったの。」

    初春「はぁ…」

    413 = 355 :

    ご飯作るから買い物行ってきます。

    414 = 346 :

    ぶひひ

    416 :

    地の文おちつけw

    418 :

    鬱だな

    419 = 355 :

    初春「佐天さん」

    佐天「ん?」

    何かを警戒するように口を紡ぐ初春。自分が今日、唯一無二の親友に言った言葉を思い出していた。

    初春「その、今日はごめんなさい。佐天さんにあんな事言ってしまって。」
    佐天「あぁ、良いよ良いよ佐天涙子は気にしてませんよ?初春に説教なんて似合わないし。」
    あははと笑いながら話す。初春はそれだけで救われた。初春は話す。あの話は最近、能力開発を諦めかけていた佐天にたいする戒めと叱咤の意味があった事を。白井黒子と一緒になってやったという事も。

    佐天「そっかそっか白井さんも絡んでるんだ…」
    初春は感じた。白井黒子の名を出した途端、少女の雰囲気が変わった。

    佐天「手間がかかるなぁ…」
    初春「…?何の事ですか?」

    421 = 355 :

    佐天「いやいや。こっちの話。」
    初春「…」

    初春「今日の佐天さんどこかおかしいですよ?」
    この言葉を聞いた佐天の頭は沸騰しそうになった。

    (自覚してないのかこのクソ野郎…叱咤?戒め?)

    (そんな言葉でまた頑張ろうという奴はいないんだよ。漫画やアニメの世界だけだっつーの。さっさと殺すか)

    どうにかして思考落ち着かせようとするが中々制御出来ない。

    初春「佐天さん?熱でもあるのですか」
    佐天の身を心配して手を額にあてようとするが…

    佐天「っ!?触るな!!」

    今まで抑えてきたはっきりとした拒絶の意思。

    初春「えっ…」


    422 :

    初春逃げて!

    423 = 393 :

    所で初春のレベル1の能力なんだっけ

    425 = 355 :

    佐天「はぁ…もう無理だ。心では抑えようとしても体が勝手に反応しちゃった」
    そういっておもむろに立ち上った少女は今までとは違う眼で初春を見ていた。

    佐天「ねぇ。初春。学園都市ではさ、無能力者はクズなんだよね?」

    佐天「無能力者は何をやっても駄目なんだよね?でもそれは学園都市だけの話。」
    初春「…」
    初春は信じられなかった。いつもスカートをめくったり、喫茶店で美味しそうにパフェを食べる少女の面影が少しも感じられなかった。

    初春「」

    これは違う。佐天さんじゃない。佐天の殻を被った誰かだ。

    426 :

    サテン・フォールか

    429 = 355 :

    佐天「ここではさ、能力がないと生きていけないじゃん?強い人は一人でも生きていけるけどさ。超電磁砲みたいに…けど、弱い奴は生きられない。群れるしかないんだよ。無能力者集団とか正にその通りだよね。」

    佐天「クズはクズなりに生活しろってか?」

    初春「…あなたは誰ですか!?」

    佐天「何言ってんだこいつ…売春…中身まで花畑になっちゃった?」

    初春「佐天さんはこんな人じゃない!」

    佐天「あんたに何が分かるって言うの?これがあたしだよ。あんたの言うクズな佐天涙子だよ」

    431 :

    初春カスすぎる

    432 :

    超能力に釣られて怪しげな学園都市に来たんだから自業自得だな

    433 = 393 :

    いいぞもっとやれ




    頼むから鍋食ってるであろう■■さんも出してあげてください。

    434 = 355 :

    初春「私の知っている佐天さんは…いつも私のスカートめくって、甘い物に眼がなくて…」

    佐天「……」

    初春「例え落ち込むような事があっても、すぐにまた立ち直って…いつも笑っている私の大好きな佐天さんはアナタみたいに人を見下したりしない!!」
    自分なりのありったけの言葉を紡いで眼の前の偽物に浴びせる。少女の眼から涙が溢れ、佐天涙子に抱き着いていた。

    佐天「売春…」


    佐天「ふふふ…よくそんな恥ずかしい事を言えるのね。」

    佐天「売春。人は何がキッカケで変わると思う?」

    初春「…」

    佐天「あたしはね、売春の言葉を聞いて変わったの。悩みに悩み抜いて変わったの。今の私なら前の私に出来ない事なんて簡単に出来る。」

    「例えば…」

    「こういう事だって。」

    435 = 361 :

    売春にしてるのはなんか意味あるの?

    436 = 392 :

    上条さんとのいちゃいちゃの予定から凄まじい変化だな

    438 :

    いいね

    439 = 355 :

    初春「あっ…かっ…」
    背中に激痛が走る。上条当麻を刺したものと同じナイフが刺さっていたが初春ぬは何が刺さっているのかは分からない。

    初春「な…にを…」
    背中から何かを抜き出す感触がする。大人でも耐えれるか分からない痛みに、少女は足元から崩れ落ちる。

    佐天「」
    初春は佐天涙子の顔を見た。眼には光がなく、人を傷つける事を何とも思わない人間がいた。

    佐天「感謝するよ。初春。私が変われたのはアナタのおかげなんだから。言葉って凄いや。小説家や演出家に向いてるんじゃないの?」

    初春「」
    痛みに耐え切れず言葉が出ない。口だけが動き、呼吸すら満足に出来ないでいた。

    佐天「なに?喋れないの?痛みで喋れないのかなぁ?」
    佐天は呼吸すら満足に出来ず芋虫のようにうごめく少女をゴミを見るような目でみていた。

    442 = 355 :

    佐天「ふふ…かわいそう…助けを呼ぶ事も出来ないなんてっねぇ!?」

    ドゴォ

    初春「っ!?がぁああああ!!」
    佐天はうずくまる初春のお腹を蹴りあげた。部屋には叫び声が響きわたる。

    佐天「っ…うるさいなぁ…喋れるじゃん。何言ってるか分かんないけどさ。」


    このままでは殺される。佐天涙子に殺される。

    その時…

    ピンポ-ン
    来客を告げる音楽だが、ひどく間抜けに聞こえた。

    444 = 355 :

    佐天「人がお楽しみの最中だってのに…」

    ピンポ-ン
    「初春さーん?どうかしたのー?」


    出なければ…。今出ないと管理人を呼んで無理矢理にでも入ってくるだろう…もう後には戻れない。捕まるのなら目的を完遂してから捕まったほうが良い。

    佐天「仕方ない…アンタは声出すんじゃないよ?少しでも叫んだら今度は顔に刺してやるから。分かった?」

    初春「」コクコク
    苦痛の表情に歪めながら首だけを上下に動かす。

    佐天「…ふふ…あぁ、念のためテープで口塞ぐか。」ビリッ
    佐天はそばにあったテープを初春の口を基点に、後頭部を通り、一周させる。

    ピンポ-ン
    佐天「るっさいなぁ…あいつも殺すか…一人増えたぐらいどうても良いし」

    初春「!」ビクッ

    447 = 355 :

    佐天「はいはーい。佐天涙子が出ますよーっと」ガチャ

    「あら佐天さんこんばんは。さっき初春さんの叫び声が聞こえたけど、何かあったの?」

    佐天「あー…う、初春とさ物凄く怖いホラー映画みてたの。私は平気なんだけどさ、初春が全然…」

    「…そ、そう…」

    佐天「そーそー一緒にいた私もびっくりしちゃったよー。あはは」

    「なら良いけど…程々にしてね?私だけならともかく、周りに迷惑かかるから。ただでさえ壁薄いのに…」

    佐天「うぃーっす、佐天涙子軍曹、了解であります!」キリッ

    「はいはい。それじゃあ私はこれで…バタン」


    佐天「ふー…」

    448 :

    この涙子いいよおおおおおおおお

    450 = 355 :

    佐天「さてどう始末しましょうか、このゴミを。」

    初春「」
    ゴミと呼ばれた初春はまだ、佐天の変わりよう受け入れられないでいた。

    佐天「安心してなさい。すぐに楽にしてやるから。…ふふっ、手足をバラバラにして達磨にするのも良いかなー…裸にひん剥いて橋から投げ落とすか…私に持てるかな?」

    「あなたはどれがいい?」

    初春「」
    もう助からない。初春を絶望感が襲う。もうどんな言葉も無駄だろう。佐天涙子を止めるだけじゃ駄目だ。佐天涙子を殺さないと…


    最後に後頭部を何かで殴られた衝撃を受け、初春の人格はそこで潰えた。


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