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    元スレ佐天「上条さん、か……クリスマスはどうするんだろ?」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 銀魂 + - いちゃいちゃ + - か......別に格好良いって + - これゾン + - とある魔術の禁書目録 + - ガンダム + - コア + - ヤンデレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 127 :

    >>245
    妖怪は妖怪同士フレンダとでも遊んできて下さい

    253 = 110 :


    御坂「…私は…いいや」

    初春「そ、そうですか…」

    佐天「何か…この後用事とかあるんですか…?」

    御坂「…ううん、特に無いけど…。ただまぁ、プレゼントは…またの機会でいいや」

    佐天「そ、そうですか…」

    初春「…(…猫の世話のこと…佐天さんにも言いたくないのかな…?)」

    初春「あ、あの…私、ちょっとお手洗いに行ってきますね!」

    御坂「ええ、行ってらっしゃい」

    初春「…そ、それじゃ…」

    タタタタッ

    佐天「(初春めぇ…逃げたな…)」

    御坂「あ、佐天さん?」

    佐天「は、はい?」

    254 = 110 :


    御坂「あのさ…あんま気を使わなくていいよ?」

    佐天「え…?」

    御坂「…いや、ほら…やっぱさ、確かに…あんなことがあったし…完璧に元の通りの関係に戻るのは無理かもしれないけどさ…」

    御坂「…でも、私は…もう、大丈夫だから。あいつのことはもう…区切り、ついたから」

    佐天「…御坂さん…」

    御坂「…佐天さんや初春さんにも、ひどいことしちゃったしね…。今更、後悔しても…遅いんだけど…」

    佐天「……」

    御坂「…ま、そういうわけだからさ!私のことは気にせず、あいつになんか買ってやりなよ」

    佐天「…はい」

    御坂「うん、それでいい。…それじゃ、うまくやんなさいよ?」

    佐天「はい!」

    御坂「よし…それじゃ…私は帰るね!バイバイ!」

    佐天「あっ…御坂さん…!」

    255 = 110 :


    タタタタッ…

    佐天「…い、行っちゃった…」

    佐天「…」

    …この一ヶ月、その話題には極力触れないようにしてきた

    …いつかは、こういう話をするとは思ってたけど…

    …でも、珍しいな…

    いつもの御坂さんなら、もっと強気なはずなのに…

    あのとき『諦めないから!』って、私に言ってたのに……

    ……まぁ、いいか

    とりあえず、初春と買い物に………

    佐天「…ていうか、まだ帰ってこないのかあいつは……」

    …まぁ、仕方ない

    その辺の公園のトイレにでも行ったんだろうし

    迎えに行ってやるか…

    256 = 110 :

    ――夜


    ・とある公園・


    一方「…で?」

    上条「いやぁ、コーヒー美味いなぁ。暖まる」

    一方「…おい」

    上条「しかしなんだこの寒さは。…冬ってのはあなどれねーな」

    一方「…おい!」

    上条「そういやぁ最近、鍋とか食ってねーなー。久しぶりにやるかな」

    一方「…おいコラッ!!」

    上条「…なんだようるせーなぁ…。人がせっかく晩飯の献立を考えてる時に…」

    一方「ンなことはどーでもいいんだよ!さっきから一人でベラベラ喋りやがって!」

    上条「何言ってんだよ。心の優しい上条さんが、せっかく友達が居なさそうなおまえの話し相手になってやってんのに…」

    一方「余計なお世話なんだよ!…チッ…くっだらねェ」

    257 = 110 :


    上条「とか言って、買ってやったコーヒーはちゃんと飲んでんじゃねーか」

    一方「それとこれとは話が別だ。コーヒーは飲まれるためにあンだよ」

    上条「素直に『買ってもらえて嬉しいです上条たん♪』って言えよ」

    一方「殺すぞ」

    上条「ははっ、わりぃわりぃ。じゃあ『コーヒー美味しいよ上条お兄ちゃん♪』って言え」

    一方「…よーし、わかった。今からテメェの脳内の血脈逆戻しにしてやっから頭出せ」

    上条「ははっ、やってみたまえクソ野郎」

    一方「…チッ」

    胸糞わりィ…

    何で俺はこんなとこで、こんな野郎と二人でコーヒーなんか飲んでんだ…


    上条「……で?」

    一方「…あァ?」

    上条「おまえ、こんなとこで何やってたんだ?」

    258 = 110 :


    一方「…はっ、テメェには関係ねェことだ」

    上条「まさか……一人でブランコ乗りに来たのか……?……可哀想な子…」

    一方「いい加減、本気で殺すぞテメェ」

    上条「やめとけ。一人でブランコなんてトラウマ抱えたまま成長したら、ろくな大人になれねーぞ」

    一方「おい、誰かこいつの口をホッチキスで止めろ」

    上条「心配すんな。そんなトラウマは幻想だ。俺がぶち壊」

    一方「もういいから死ねよテメェ!」

    上条「…あーあー、うるせーなぁ…。んで、何でこんなとこにいんだよ?」

    一方「だから、テメェには関係ねーんだよ」

    上条「…はぁ。そうかい」

    一方「…テメェは」

    上条「…ん?」

    一方「テメェはここに何しにきたんだ」

    259 = 180 :

    初春「上条×一方はジャスティス」

    260 = 110 :


    上条「…おいおい、自分は話さねぇくせに、人には聞いてくんだな」

    一方「…チッ」

    上条「…まぁ、いいか」

    一方「…」

    上条「いやぁ、なんでだろうな…。この公園に来るのは久しぶりなんだが…」

    上条「…なんか、来たくなってな」

    一方「…はァ?」

    上条「…人に聞いといて何だその言いぐさは」

    一方「…いや、テメェこそこの公園にトラウマでも持ってんのかと」

    上条「…んー、まぁ、あながち間違っちゃいねーっていうか…」

    一方「…あァ?」

    上条「まぁ、大切な場所でもあるんだけどな…」

    一方「何だそりャ…。わけわかんねー奴だ」

    上条「…そうだな。自分でもよくわかんねぇって時もある」

    261 = 126 :

    美琴があっさりしすぎて何か企ててるんじゃないかと不安になってきた

    262 = 110 :


    一方「…」

    上条「ただまぁ、色々あったんだよ。この公園で…」

    一方「…なんだおまえ、ここでゴジラとでも戦ったのか?もしそうなら笑ってやるよ」

    上条「…」

    一方「…?」

    上条「………ぷっ」

    一方「…あ?」

    上条「…あははははっ!」

    一方「…おい、何でテメェが笑ってんだよ」

    上条「い、いや、ははっ、なんつーか…ははははっ」

    一方「やべェ、キレそう」

    上条「あー、わりぃわりぃ……いやぁ、あまりにもおまえの言ってることが的を射ててな」

    一方「…は?」

    上条「…確かに、戦ったよ………ゴジラと」

    263 = 120 :

    だんだん怖くなってくる

    264 = 110 :


    一方「……はァ?」

    上条「…はい、俺の話はこれで終わり」

    上条「おまえの番だぞ」

    一方「……チッ」

    一方「…人を探している」

    上条「…人?」

    一方「正確に言やァ、ガキだ。女のガキ。テメェもよく知ってるクローンの…」

    上条「おまわりさーん!ここにロリコンがいます!ロリコンが幼女を狙ってますー!」

    一方「おい死ねテメェ!!いや、殺す!」

    上条「…はぁ、ったく。冗談の通じねぇ奴だな」

    一方「通じねぇよバカ野郎。……で、昨日まで一緒だったんだが……朝になったら居なかったンだよ」

    上条「…へぇ。なんか特徴とかは?」

    265 = 110 :


    一方「…あー、強いて言うなら…」

    上条「強いて言うなら?」

    一方「…アホ毛」

    上条「…はぁ。アホ毛ねぇ…」

    一方「ま、テメェには関係ねェことだけどな…」

    上条「…んなこたぁねーさ」

    一方「は?」

    267 = 110 :


    上条「…関係ねェ、って思ってることが、案外自分に関係あったりすんだよ……っと…」

    スタスタスタ

    上条「じゃあな。その子に会ったら、白髪のロリコンが探してるって言っといてやるよ」

    一方「おい待てコラ。とりあえずここで俺に殺されていけ」

    上条「そいつぁ結構だ。生憎、これからやることがあるんでね」

    一方「…あァ?」

    上条「…ほら、もう明後日クリスマスだろ?」


    買いに行くんだよ、プレゼント

    …………

    268 = 110 :

    ………

    ―街―


    佐天「…いない」

    一通りこの辺りをまわったけど…

    居ない

    …まったく、一体どこのトイレに行ってるのよ…

    佐天「………」


    …嫌だな

    あんまり意識しないようにしてきたけど

    やっぱり、嫌な想像をしてしまう

    そんなわけないって思ってても

    ふと、頭をよぎる

    一ヶ月前の…初春に起こったこと

    269 :

    >>1
    さっき前の作品見たよー
    上条さんかっこよすぎワロタ

    270 = 126 :

    御坂姉妹怖いです……

    271 = 108 :

    打ち止めかわいいよ打ち止め

    273 = 110 :


    ―――ドクンッ


    …心臓が、鳴る

    未知の世界からの、警告の鐘のように


    ―――ドクンッ


    脈打つ

    …予感が…確信に変わろうとしているように


    佐天「………初春」

    274 = 180 :

    なんか美琴さんが不憫すぎて佐天嫌いになってきた

    275 = 110 :


    …大丈夫、だよね?

    戻ってくるよね?初春

    今から、買い物に付き合ってくれるんでしょう?

    なら…早く…戻ってきて

    これ以上、私に嫌な予感をさせないで……


    佐天「…どこ……初春…?」


    …どこに…いるの?

    277 = 110 :


    この…

    感じたことのない…得体の知らない黒い何か

    それが私の胸の奥から沸きだしては、黒く染めていく

    私はこの感情を知りません

    感情とは…なんだったか

    それを教えてくれたあの方は

    私ではなく、お姉さまでもなく…

    …あの女を選びました

    …わかります。わかりますお姉さま

    あなたも感じたのでしょう?

    この余すことなく黒一色に染まった渦を

    どうしようも出来ない、この『感情』というものを


    御坂「……」

    278 = 110 :


    だから、お姉さまは狂ってしまわれたんですよね。一ヶ月前に

    しかし…

    …お姉さまは

    …お姉さまは、優しすぎました

    優しいからこそ、先に自分が壊れてしまった

    ですから、失敗してしまったんです

    御坂「…と、ミサカは断言します」

    …大変、申し訳ございません

    お詫び申し上げます


    ミサカは…


    優しくありません

    279 = 110 :


    まったく、手を抜く気がございません


    利用できるものは利用し

    利用できないものは排除します

    私は…お姉さまほど甘くありません


    私の中にあるこのどす黒い物が

    私を突き動かすのです


    女を排除し、彼を奪い返せと

    280 = 269 :

    御坂妹こええ

    281 = 110 :

    ――――

    ・公園・

    一方「……はぁ」

    …なんか…余計疲れたな

    あの野郎と話すのがこんなに疲れるとは…

    一方「…アイツ、いつか殺してやる」

    …とりあえず

    今はあいつのことはどうでもいい

    …問題は…

    あの、クソガキ

    どこ行きやがったあのバカ

    昨日まではギャーギャーうるさかったのに

    クリスマスがどうだのこうだのって…

    …これだからガキは…

    282 :

    姉がヤンデレールガンなら妹は?

    283 = 126 :

    >>282
    ヤンデレディオノイズ

    284 = 110 :


    一方「…」


    『もうすぐ、クリスマスなの!』

    『だから、ミサカはミサカはプレゼントが欲しいなって、可愛くお願いしてみたり』

    『もぉー!なんで無視するのー?ミサカはミサカは真剣に言ってるのにー!』

    『クリスマスって、何か美味しいものを食べる日なんだよね?』

    『ミサカはミサカはとっても楽しみなの!』


    一方「……」


    ……チッ

    285 = 110 :


    何が…クリスマスだよ

    …友達もいねェくせに…誰と祝おうってんだテメェは…

    …寝言は寝てから言いやがれ…クソガキ…


    一方「……仕方ねェ」


    テメェ一人じゃ可哀想だから

    俺が一緒に過ごしてやる


    ……だから


    早く出てきやがれ…クソガキ

    ――――――

    287 = 110 :

    ………

    ―?―


    打止「…………」


    …暗い

    …とても、暗い

    何も見えない

    起きたらここに居て

    手と足が縛られていて

    身動きがとれない

    ここは…どこ…?

    どうして…こうなってるの…?

    打止「………」

    誰か…いないのかな…

    289 = 120 :

    私怨

    290 = 142 :

    ゾクゾクしてきた。

    291 = 110 :


    昨日まで、一緒にいたあの人は…今は側に居ない

    …いつもは……何も感じないのに…

    今は、寂しい

    意地悪だし、ケチだし、口悪いし、髪の毛白いし…

    …猫も、飼っちゃダメって言うし…

    …凄く嫌な奴なのに…

    今はとっても

    とっても……声が聞きたい


    打止「………お腹、すいたの」


    …たこ焼き

    …たこ焼き…食べたいな

    …あの黒くて長い髪の女の人が、食べさせてくれた…

    美味しかったなぁ…

    292 = 110 :


    また食べさせてくれるって、言ってたし…

    …暖かいもの、たくさん貰ったの…

    打止「……マフラー、暖かいの…」

    首元に巻いてあるマフラー

    あの人のマフラー

    これだけが、まだ…暖かさがある…

    この暖かさに…ミサカはミサカは……救われてる


    大丈夫

    きっと大丈夫

    まだ希望はあるの…


    打止「ミサカの……」


    ミサカのクリスマスは…きっと来るの

    293 = 110 :

    ――夜


    ・路地裏・


    佐天「…初春ー!!」

    私の声だけが、暗い路地裏に響く

    さっきからずっと声を出しすぎて

    喉が枯れそうだ…

    でも…

    …ここに、初春が…いる…

    ―――――――――――

    …数十分前

    佐天「……初春が、いないんです!」

    黒子『…!…初春が…?』

    佐天「…白井さん!私……何か嫌な予感が…してたんです」

    294 = 110 :


    佐天「初春を…一人にしちゃいけないような気がしてたんです!」

    黒子『……佐天さん…』

    佐天「前に感じたような…何か嫌な…そんな…」

    黒子『…わかりますわ、佐天さん』

    佐天「…え?」

    黒子『…私も同じでしたの』

    黒子『…最近、違和感を感じるようになりました』

    佐天「…違和感…?」

    黒子『ええ、まるで…』

    黒子『ずっと誰かに監視されているような…』

    黒子『私たちの日常を、覗き見されているような…そんな感覚』

    佐天「…!」

    295 = 110 :


    黒子『…いえ、もう今はそれどころじゃありませんわね』

    黒子『…佐天さん、今から私が言うところに向かっていただけますか?』

    佐天「…あ、はい!」

    黒子『…おそらく、初春のいる場所は―――です』

    佐天「…はい」

    黒子『私も今からすぐにそこに向かいますわ』

    佐天「…わかりました」

    黒子『では、後程…』

    ―――――――――――


    佐天「…」

    296 = 110 :


    初春は仕事で…昨日ここに来ていたらしい

    昨日ここで…何か…あったの?

    …いや、今はそれよりも…


    佐天「…初春ー!」

    呼び掛け続けるしかない…!

    佐天「初春ー!!」


    …ガサッ


    佐天「…!」

    297 = 288 :

    補習

    298 = 110 :


    …ニャーン


    佐天「…ね、猫…?」


    ニャーン


    佐天「……なんだ猫か……初春じゃないのか……」


    「私がどうかしましたか?」


    佐天「………え?」


    初春「こんなとこで何やってるんですか?佐天さん」


    ……え……?


    佐天「…初……春…?」

    初春「…はい?」

    299 = 126 :

    まさか最初から御坂妹と美琴は入れ替わってたのか?
    でもそれだと本物の美琴はどこに?
    まさか打ち止めと一緒に……

    300 = 110 :


    佐天「…あんた…今まで何を…」

    初春「何って…仕事ですよぉ~」

    佐天「…え…?」

    初春「いやぁ、昨日白井さんに任されてた仕事がありまして、まだ報告するには調査が必要だったんで、今日もここに来てたんですよ」

    佐天「…で、でも、初春…私たちと帰ってるときに…トイレに行くって…」

    初春「ああ、すみません。やっぱり時間的にも仕事に間に合わないと思いまして、抜けさせてもらいました」

    佐天「…それじゃあ、なんで、連絡してこないのよ!?」

    初春「すみません、携帯の電池が切れちゃってまして…。連絡できませんでした」

    佐天「…そんなの…」

    …おかしい…

    絶対におかしい…

    初春がそんなことするわけ…!


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