私的良スレ書庫
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元スレ妹「兄さんが家出した・・・・・・」
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>>448
ちょっと何言ってるか分かんないです
ちょっと何言ってるか分かんないです
そうやって、この辺の人達に色々と話を聞いた。
旅館の人にも話を聞いたが、良く分からないらしい。
「え?あぁ、まぁ、確かにそれっぽい団体は見たけど」
「もう帰っちゃったんじゃない?」
「うーん、わからんのぉ」
兄「そうですか、ありがとうございました」
俺は地道に聞き込みをしていたが、
特に変わった情報も得られず、
遂に、最終日が来てしまった。
兄「……結局見つからなかった」
男『そうか、だが、まぁ、会えるんじゃないか』
兄「……そうだろうか」
男『まだ気になるか?なら満足いくまで探すと良い』
男『やるだけやってみるんだ』
兄「……あぁ」
俺は、荷物を片付けて旅館を出た。
ちょうど昼で、晴れだった。
旅館の人にも話を聞いたが、良く分からないらしい。
「え?あぁ、まぁ、確かにそれっぽい団体は見たけど」
「もう帰っちゃったんじゃない?」
「うーん、わからんのぉ」
兄「そうですか、ありがとうございました」
俺は地道に聞き込みをしていたが、
特に変わった情報も得られず、
遂に、最終日が来てしまった。
兄「……結局見つからなかった」
男『そうか、だが、まぁ、会えるんじゃないか』
兄「……そうだろうか」
男『まだ気になるか?なら満足いくまで探すと良い』
男『やるだけやってみるんだ』
兄「……あぁ」
俺は、荷物を片付けて旅館を出た。
ちょうど昼で、晴れだった。
兄「……居ないか」
爺「ん?いつぞやの若いのか」
婆「いつみても良い男ね~」
兄「あ、ども」
爺「探してる人は見つかったかい?」
兄「いえ……」
爺「そうかい」
婆「しっかし最近の若い子は綺麗なのが多いね~」
爺「そうじゃのう、さっきの子も別嬪さんじゃったからのう」
兄「……あの、その人って、どれくらいの年に見えました?」
爺「ん?そうじゃなー」
婆「高校生くらいじゃないかしらねぇ」
兄「はぁ……」
爺「なんじゃ?探してる人なのかい?」
兄「いえ……わかりません」
爺「ん?いつぞやの若いのか」
婆「いつみても良い男ね~」
兄「あ、ども」
爺「探してる人は見つかったかい?」
兄「いえ……」
爺「そうかい」
婆「しっかし最近の若い子は綺麗なのが多いね~」
爺「そうじゃのう、さっきの子も別嬪さんじゃったからのう」
兄「……あの、その人って、どれくらいの年に見えました?」
爺「ん?そうじゃなー」
婆「高校生くらいじゃないかしらねぇ」
兄「はぁ……」
爺「なんじゃ?探してる人なのかい?」
兄「いえ……わかりません」
追いついた…だと?
支援
ちなみに老夫婦いわく兄もイケメンだそうだが男と兄はどっちのがイケメンなんだ?
支援
ちなみに老夫婦いわく兄もイケメンだそうだが男と兄はどっちのがイケメンなんだ?
兄「あの、どっちに行ったか分かります?」
爺「ん?おまいさんが歩いてきた方にむかってったが」
婆「ありゃ桜並木を見に行ったね」
爺「確かに、絵描きっぽかったからのう」
兄「……そうですか、ありがとうございます」
爺「おうおう、げんきでなー」
婆「やっぱり良い男ね~」
絵描きで、美人で、高校生……。
まさか……とは思うが、とりあえず旅館の方へ戻ってみる事にした。
兄「……」
―――
兄「……」
歩いても歩いても、誰も居ない。
昼だというのに……
それに何故か今日は日差しが強かった。
兄(疲れたな……あのベンチに座るか)
爺「ん?おまいさんが歩いてきた方にむかってったが」
婆「ありゃ桜並木を見に行ったね」
爺「確かに、絵描きっぽかったからのう」
兄「……そうですか、ありがとうございます」
爺「おうおう、げんきでなー」
婆「やっぱり良い男ね~」
絵描きで、美人で、高校生……。
まさか……とは思うが、とりあえず旅館の方へ戻ってみる事にした。
兄「……」
―――
兄「……」
歩いても歩いても、誰も居ない。
昼だというのに……
それに何故か今日は日差しが強かった。
兄(疲れたな……あのベンチに座るか)
>>456 男はインテリ風の正統派イケメン。
兄は、死んだ魚の目のちょっと暗い感じ。
カシャッ......
ゴクッゴクッ......
兄「……ん?」
向こう側にも、ベンチが設置されていた。
そこに座っていたのはスラリとした髪の長い女の子だった。
兄「……」
一目、美人だった。
白いワンピースに白い肌を覗かせている。
胸元にキラリと光るネックレスが……
兄(……どこかで見たような)
ボーッとその美人の辺りに視線を泳がせていると、
不意に目が合った。
兄「……」
「隣、いいですか?」
兄「え……あ、はい……」
兄は、死んだ魚の目のちょっと暗い感じ。
カシャッ......
ゴクッゴクッ......
兄「……ん?」
向こう側にも、ベンチが設置されていた。
そこに座っていたのはスラリとした髪の長い女の子だった。
兄「……」
一目、美人だった。
白いワンピースに白い肌を覗かせている。
胸元にキラリと光るネックレスが……
兄(……どこかで見たような)
ボーッとその美人の辺りに視線を泳がせていると、
不意に目が合った。
兄「……」
「隣、いいですか?」
兄「え……あ、はい……」
どうしたんだか分からないが、
その美人さんは俺の隣に座ってきた。
「……ここ綺麗ですよね」
兄「そ、そうですね」
「あ、綺麗なネックレスですね」
兄「あ、はい」
「誰かからのプレゼントですか?」
兄「そうですね、昔妹に……」
……妹?
俺は何故かネックレスを見る度に妹が脳裏に……
「……実は、私もこのネックレス、貰い物なんです」
兄「そうなんですか……」
「えぇ、とても優しい兄からの……」
兄「!?」
その美人さんは俺の隣に座ってきた。
「……ここ綺麗ですよね」
兄「そ、そうですね」
「あ、綺麗なネックレスですね」
兄「あ、はい」
「誰かからのプレゼントですか?」
兄「そうですね、昔妹に……」
……妹?
俺は何故かネックレスを見る度に妹が脳裏に……
「……実は、私もこのネックレス、貰い物なんです」
兄「そうなんですか……」
「えぇ、とても優しい兄からの……」
兄「!?」
「……」
兄「え、え、あ、あ」
「ふふっ」
兄「い、妹?」
「久しぶり、兄さん」
兄「……ぁ……」
瞬間、頭の中が真っ白になった。
その次に、忘れてた物がこみ上げてくる。
兄「……す、凄い変わりようだな」
妹「褒めてるの?それ」
兄「い、いや……なんというか」
兄「いや、元気にしてたか?」
妹「うんっ」
兄「そ、そっか……そっか」
兄「え、え、あ、あ」
「ふふっ」
兄「い、妹?」
「久しぶり、兄さん」
兄「……ぁ……」
瞬間、頭の中が真っ白になった。
その次に、忘れてた物がこみ上げてくる。
兄「……す、凄い変わりようだな」
妹「褒めてるの?それ」
兄「い、いや……なんというか」
兄「いや、元気にしてたか?」
妹「うんっ」
兄「そ、そっか……そっか」
あれ?そんなに暑くないのにな……
目から汗がとめどなく溢れてくるよ…………
目から汗がとめどなく溢れてくるよ…………
俺はへらりとベンチに座り込んでしまった。
妹「ちょ、兄さん大丈夫?」
兄「……そうか、こんなに成長してたか」
兄「男から話には聞いてたけど、凄いな」
妹「えへへ、ありがと」
兄「でも喋ってみると変わってないな」
妹「なんだか嬉しいような嬉しくないような」
妹「兄さん、なんか老けた?」
兄「なッ」
妹「冗談冗談、でも髪の毛切ったほうが良いよ」
兄「……面倒」
妹「ダメだよ、印象悪いよ?」
兄「……」
妹「そうだ、髪切ってあげようか?」
兄「なんか前にも同じような事言われたな」
妹「ちょ、兄さん大丈夫?」
兄「……そうか、こんなに成長してたか」
兄「男から話には聞いてたけど、凄いな」
妹「えへへ、ありがと」
兄「でも喋ってみると変わってないな」
妹「なんだか嬉しいような嬉しくないような」
妹「兄さん、なんか老けた?」
兄「なッ」
妹「冗談冗談、でも髪の毛切ったほうが良いよ」
兄「……面倒」
妹「ダメだよ、印象悪いよ?」
兄「……」
妹「そうだ、髪切ってあげようか?」
兄「なんか前にも同じような事言われたな」
>475テンション上がるのは分かるけどもwww
おい俺今BGMに「愛・おぼえていますか」きいてるんだがドンピシャだぞ
妹「ふふっ」
兄「……母さんは」
妹「抜け出してきちゃった」
兄「え?」
妹「母さんに頼んでね、日本に私だけ帰ってきたの」
妹「行く宛あるの?って言われたけど」
妹「中学時代の知り合いがね、泊めてくれて」
兄「そうか……」
妹「ちゃんとこっちの学校の入学手続きとかも済ませてから来たよ?」
兄「そうか……」
妹「約束どおり兄さんに会いに来たよ?」
兄「あぁ……」
妹「兄さん泣いてる?」
兄「泣いてない」
妹「うっそだぁ」
兄「……母さんは」
妹「抜け出してきちゃった」
兄「え?」
妹「母さんに頼んでね、日本に私だけ帰ってきたの」
妹「行く宛あるの?って言われたけど」
妹「中学時代の知り合いがね、泊めてくれて」
兄「そうか……」
妹「ちゃんとこっちの学校の入学手続きとかも済ませてから来たよ?」
兄「そうか……」
妹「約束どおり兄さんに会いに来たよ?」
兄「あぁ……」
妹「兄さん泣いてる?」
兄「泣いてない」
妹「うっそだぁ」
>>475
落ち着けwww
落ち着けwww
>>477
ものすごく合わないんだが
ものすごく合わないんだが
その後、俺と妹は今までの事を二人で話していた。
妹「へぇ、凄いなぁ兄さん」
兄「まぁ……我武者羅だったからな」
妹「でもダメだよ、無理しちゃこれからは」
兄「?」
妹「私がさせません」
兄「……ハハ、参ったな」
兄「一応バイトで一杯なんだが……」
妹「それも必要最低限に」
兄「……はい」
兄「……楽しかったか?」
妹「もう大変、言葉通じないし、勉強難しいし」
妹「それに……兄さん、手紙来なくなっちゃったし」
兄「……すまなかった」
妹「いいよ、いいよ、今こうやって会えてるもん!」
妹「へぇ、凄いなぁ兄さん」
兄「まぁ……我武者羅だったからな」
妹「でもダメだよ、無理しちゃこれからは」
兄「?」
妹「私がさせません」
兄「……ハハ、参ったな」
兄「一応バイトで一杯なんだが……」
妹「それも必要最低限に」
兄「……はい」
兄「……楽しかったか?」
妹「もう大変、言葉通じないし、勉強難しいし」
妹「それに……兄さん、手紙来なくなっちゃったし」
兄「……すまなかった」
妹「いいよ、いいよ、今こうやって会えてるもん!」
兄「そうか」
妹「うふふ、また兄さんと一緒に暮せるんだぁ」
兄「嬉しいのか?」
妹「そりゃもう、この日の為にありとあらゆる努力をしてきましたから」
兄「……へぇ」
妹「そりゃ兄の為にここまで綺麗になりましたよ」
妹「次に会う時に変だったらアレだし」
兄「……すまんな、髪ボーボーで」
妹「いいよ、また切ってあげる」
妹「それでさ、兄さん」
兄「なんだ?」
妹「返事……返事は?」
兄「……」
妹「まったんだよ?ずっとずっと、今日まで」
妹「……どう、なの?」
妹「うふふ、また兄さんと一緒に暮せるんだぁ」
兄「嬉しいのか?」
妹「そりゃもう、この日の為にありとあらゆる努力をしてきましたから」
兄「……へぇ」
妹「そりゃ兄の為にここまで綺麗になりましたよ」
妹「次に会う時に変だったらアレだし」
兄「……すまんな、髪ボーボーで」
妹「いいよ、また切ってあげる」
妹「それでさ、兄さん」
兄「なんだ?」
妹「返事……返事は?」
兄「……」
妹「まったんだよ?ずっとずっと、今日まで」
妹「……どう、なの?」
兄「……きちんと約束は守るさ
兄「なんていうか、うん、好き……だなうん」
妹「ハッキリしてない、もう一回」
兄「好きです愛してます」
妹「本当に?」
兄「おう」
妹「ホント?」
兄「おう」
妹「んじゃ、証明してください」
兄「……どうやって?」
妹「それを女の子に言わせるのでありますか?」
兄「……わかったわかった、やるよ、やればいいんだろ!」
俺は、勢いだけで妹にキスをした。
しかも短い。凄く短いキスを。
けれどキスをした瞬間に忘れていた妹の感触が、
湧き上がってきた。
兄「……」
兄「なんていうか、うん、好き……だなうん」
妹「ハッキリしてない、もう一回」
兄「好きです愛してます」
妹「本当に?」
兄「おう」
妹「ホント?」
兄「おう」
妹「んじゃ、証明してください」
兄「……どうやって?」
妹「それを女の子に言わせるのでありますか?」
兄「……わかったわかった、やるよ、やればいいんだろ!」
俺は、勢いだけで妹にキスをした。
しかも短い。凄く短いキスを。
けれどキスをした瞬間に忘れていた妹の感触が、
湧き上がってきた。
兄「……」
兄「……」
妹「何か喋ってよ、兄さん」
兄「……お前、これが俺にとっての人生初のキスだぞ?」
妹「えぇぇぇぇ!?」
兄「そんな驚く事か?」
妹「てっきり経験済みなのかと」
妹「ほら、兄さんかっこいいし……優しいから」
兄「俺はお前の事だけしか考えてなかったよ」
妹「……」
兄「どうした?」
妹「……な、なんでもない」
妹「それより、着けててくれたんだね、ネックレス」
兄「俺にとって大切な物だからな、お前も着けてるじゃないか」
妹「そりゃ私にとって大切な物ですから」
兄「……そうか、そうだよな」
妹「何か喋ってよ、兄さん」
兄「……お前、これが俺にとっての人生初のキスだぞ?」
妹「えぇぇぇぇ!?」
兄「そんな驚く事か?」
妹「てっきり経験済みなのかと」
妹「ほら、兄さんかっこいいし……優しいから」
兄「俺はお前の事だけしか考えてなかったよ」
妹「……」
兄「どうした?」
妹「……な、なんでもない」
妹「それより、着けててくれたんだね、ネックレス」
兄「俺にとって大切な物だからな、お前も着けてるじゃないか」
妹「そりゃ私にとって大切な物ですから」
兄「……そうか、そうだよな」
うっひょおーーーーー!┝゙┝゙┝゙┝゙┝゙
ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア
ハアハアハアハアハアハアハアハアハアハア
妹「……ねぇ兄さん」
兄「なんだ」
妹「その、私達ってどういう関係なのかな」
兄「そりゃ、所謂恋人って奴だろうな」
妹「もう一回言って」
兄「何が?」
妹「もう一回言って」
兄「……恋人だろうな」
妹「……えへへ」
兄「……だよ、調子狂うなぁ」
妹「兄さん、これからお世話になります」
兄「唐突だな」
妹「そりゃこれからまた一緒に暮らすもんですから」
兄「あぁ、んじゃお前の部屋も作らないとな」
妹「えぇ、私兄さんと一緒でいいのに」
兄「なんだ」
妹「その、私達ってどういう関係なのかな」
兄「そりゃ、所謂恋人って奴だろうな」
妹「もう一回言って」
兄「何が?」
妹「もう一回言って」
兄「……恋人だろうな」
妹「……えへへ」
兄「……だよ、調子狂うなぁ」
妹「兄さん、これからお世話になります」
兄「唐突だな」
妹「そりゃこれからまた一緒に暮らすもんですから」
兄「あぁ、んじゃお前の部屋も作らないとな」
妹「えぇ、私兄さんと一緒でいいのに」
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