元スレ姉「弟の寝顔が可愛すぎる……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
351 = 313 :
姉「あーん」
弟「あ、あーん」
ぱくん
姉「ムグムグ……ごくん」
―クスクス
―うわーすごーい
弟「う、周りの目が生暖けぇ……」
姉「うまいぞ弟、お前も食え」
弟「……今食欲ない」
姉「そうか、じゃあ引き続き私に食べさせる作業を続けてくれ」
弟「……」
姉「どうした、なぜそっぽを向く? それに顔が耳まで真っ赤だぞ」
352 = 338 :
ほのぼのしとるのぅ
353 = 313 :
姉「ごちそうさま、美味しかった」
弟「ごちそうさま、恥ずかしかった」
姉「願わくはもう少しクリームが甘くても良かったな」
弟「味なんかわかんなかったっす……」
姉「そうか?」
弟「頼むから、これ以上の恥はかかせないでくれ……」
姉「何を言ってる。デートはまだまだ序盤だぞ?」
姉「腹もいっぱいになったし、また少し歩こうか」
弟「帰りたい…すごく帰りたい…」
354 = 313 :
姉「あ」
弟「今度は何」
姉「アクセサリーショップ、だそうだ」
弟「本当だ」
姉「ちょっと覗いていくか?」
弟「また危険な地雷の臭いが……」
姉「デートなんだか普通だろう」
弟「デートならね」
姉「弟はまだ認識が甘いと見える。女のワガママは聞いてやるものだぞ」
弟「へいへい、行くよ行きますよ」
姉「自棄になるな。クレープのダメージが相当大きかったようだな」
弟「そりゃね……」
355 :
リアル姉がいても姉属性ってのはあるんだぜ
主に姉を姉として見ていないばあい
っつーわけで支援
356 = 313 :
ウィーン
店員「いらっしゃいませ」
姉「ほおぉ……外から見るのとではまた違う印象だな」
弟「あんまキョロキョロするなよ、恥ずかしいだろ」
姉「物珍しくてついな」
弟「ガキかよ、ったく……」
姉「弟くん、見ろ。ペアイヤリングだと。二人で買ってお揃いにしよう」
弟「(他人のいる前では一応くん付けなんだ……)嫌だよ、恥ずかしい」
姉「じゃあこっちは?」
弟「ペアネックレスとか大して変わんないだろ」
姉「むぅ……じゃあ私に似合いそうなのをお前が選んでくれ」
弟「そうだな、これとかどうよ」
姉「指輪か……つまりそれはプロポ」
弟「死ね」
357 = 313 :
弟「俺ガ、指輪ヲ、選ンダノハ、単ニ、一番、安カッタカラデス」
姉「なんというケチ臭い。もっと太っ腹でいかないか」
弟「じゃあ指輪も止めた。出るぞ」
姉「待て、くれるというなら私もやぶさかではない」
弟「ちゃんと素直に欲しいって言ったら、買ってやるよ」
姉「……欲しい。弟くんからのプレゼント、すごく欲しい」
弟「よーし、いい子だ。すみません、これ見せてもらえます?」
店員「はい、かしこまりました」
358 = 313 :
ウィーン
姉「……」ニコニコ
弟「えらい機嫌いいな」
姉「それはな。初めて弟からプレゼントもらったし」
弟「財布的には避けたい痛手だったけど、まぁいいや」
姉「さっそく着けてみてもいいか?」
弟「好きにすれば?」
姉「では……」
カサカサ
姉「おぉ……素晴らしい。この指輪は今の私にはどんな希少な装飾品より価値がある」
弟「そうかい」
姉「ありがとう、大事にするからな」
弟「あ……うん(ヤベ、今ちょっと姉ちゃんが可愛く見えた…)」
359 :
面白いじゃないか
360 :
純愛モノと聞いて
361 = 313 :
姉「さて、じゃあそろそろ夕飯にするか」
弟「言っとくけど、俺はおしゃれな飯屋とか知らないからな」
姉「私だって知らない」
弟「じゃあどうすんだよ」
姉「少し距離はあるが、美味いラーメン屋を知ってるんだ。そこで済まそう」
弟「なんかあれだな、おっさんみたいだな」
姉「お前がコジャレた店でも知ってれば良かったんだがな」
弟「期待するだけ無駄」
姉「分かってる、早く行こう」
362 :
>>355
元々なかったのを安価だかで告白したってのもあったな
363 = 313 :
ガラッ
店員「いらっしゃい」
弟「けっこう駅前から歩いたな」
姉「隠れた名店だからな」
弟「へぇ……」
姉「親父、豚骨ラーメンネギメンマ多めで。あと炒飯と餃子」
店員「あいよ。今日もよく食うねぇ」
弟「……注文、滅茶苦茶手慣れてんな」
姉「常連だからな、お前も早く決めるといい」
弟「えーと、じゃあ俺は醤油ラーメン。あと餃子をセットで」
店員「あいよっ」
姉「少食だな」
弟「さっきクレープ食ったじゃん。むしろ姉ちゃんこそどこにあれだけ入るんだよ」
365 :
これは……
けしからん!もっとやれ!
366 = 313 :
店員「あい、醤油と豚骨お待ち」
姉「ありがとう」
弟「お、美味そう」
姉「美味そうじゃない、美味いんだ」
店員「ははは、姉さんうちのラーメンのファンだからね」
姉「味はどうだ、弟?」
弟「……うん、抜群」
姉「そうか、お前も気に入ってくれたなら良かった」
店員「彼氏さんもうちの常連になってくれればいいんだけどねぇ」
弟「ぶっ……!!」
姉「汚いな、吹き出すとは何事だ」
弟「違います、彼氏じゃなくて弟です」
店員「あれ、違うの? 仲良さそうにしてたからてっきり」
姉「いいじゃないか彼氏で。私は一向に構わん」
弟「あんま変なこと言うな!」
367 = 313 :
すみませんが職場へ行く用事があるので行ってきます
再開は三時前後かと
では
368 :
あぁん
369 = 355 :
楽しみにしてるぜ
370 :
豚骨と醤油の両方出せる店は信用できん
372 = 365 :
俺は豚骨食うと腹壊すからな………
373 :
サイドメニューがある店自体信用できん
ラーメン一本で勝負だろ女子高生
374 :
姉が味噌派じゃないのが残念だからもう会社行かない
376 = 355 :
まだかなまだかな
379 = 308 :
>>373
………そりゃたしかにJKだけとさぁ
380 :
勃ちすぎて股間が痛い・・・
382 :
イ呆
383 :
巾凡
384 = 324 :
帆
385 :
後9時間ぐらいか?
386 = 313 :
すまん、仕事場の手伝いして家事してたらこんな時間になっちゃった
続き書くね
>>385
三日ルールはなくなったみたいだよ
388 = 313 :
ガラガラ…
姉「ふぅ、満腹満腹」
弟「美味かったけど、もう二度とこの店には来られないな……」
姉「何故だ?」
弟「恋人と間違われたから」
姉「そんな小さいことで悩んでたのか。尻の穴がなくなって便秘で死ぬぞ」
弟「でもやっぱり、端から見たら俺らっておかしいんじゃ……」
姉「私がなんの覚悟もなしに弟に恋人宣言なんかすると思うか?」
弟「それに俺を巻き込むのは間違いなく間違ってると思う」
姉「周囲の目なんか気にするな。それより最後に行きたい場所があるんだが、いいか?」
弟「え? まだ歩くの?」
姉「もう一度駅前まで歩くんだ」
弟「また引き返すのかよ!」
姉「腹ごなし腹ごなし。さぁ」
弟「本当、今日の姉ちゃんはワガママだ……」
389 = 313 :
再び、駅前……
姉「着いた着いた」
弟「姉ちゃん、歩くの早すぎ。俺追いつけないって」
姉「すまんな、少し気が急いて歩調が早くなった」
弟「で? 行きたい場所ってどこなの?」
姉「まぁ待て、もう少しだ」
弟「……?」
姉「……ほら」
弟「うおっ!」
――パァッ
弟「すげぇ……今こんなことやってたんだ……」
姉「駅前の噴水は、十二月になると七時からイルミネーションで飾られるんだ」
弟「知らんかった……」
姉「無粋な弟のことだ、だろうと思っていたよ」
390 = 385 :
>>386
再開が三時前後って言ってたから午前三時前後かと思ってなww
さて、正座するか
391 = 313 :
弟「すげぇ綺麗。なんか夢みたいだ」
姉「夢なものか。現に今、隣に私がいるじゃないか」
弟「……悪夢かな、これ」
姉「減らず口の多い奴だ」
ぺたり
弟「おい、しなだれかかるなよ。これじゃ本当のカップルみたいじゃん」
姉「周りにはそうにしか見えていないだろうがな」
弟「えっ?……あれ、いつの間にこんなに人が」
姉「ここは七時を過ぎると格好のデートスポットになるんだ」
弟「マジかよ……」
392 :
>>385
3日ルールはとっくの昔に消えた。
スレは保守している限り残る
393 = 313 :
姉「……」
弟(あぁ、ヤベェ……姉ちゃん絶対この状況楽しんでる)
姉「……なぁ」
弟「は、はい?」
姉「あそこのカップルを見てみろ」
弟「……チューしてますね」
姉「いい雰囲気だからな」
弟「……で?」
姉「察しろ馬鹿、私もキスしたいという意味に決まってるだろうが」
弟「俺は嫌です」
姉「だが断る……ん」
弟(こ、こいつ……目ぇ瞑って強制的にキスしなきゃいけない空気にしやがった)
姉「弟……早く……」
弟「うぅ……クソっ!!」
ちゅ
394 = 313 :
姉「……おい、この期に及んで額にしかキス出来ないとは、貴様ヘタレか」
弟「うっせーばーか! 誰が姉ちゃ……お前となんかキス出来るか!!」
姉「むぅ……弟がここまで根性なしだとは思わなかった」
弟「おら、帰るぞ!!」
姉「周囲の目の冷ややかなこと……それにすら気づかないお前は最悪だ」
弟「えっ……」
―うわぁマジ最低
―彼女どなるとかあり得んし
姉「今ここでは、私たちはカップルとしか見られないんだぞ? おまけにお前は額にキスまでしてる」
弟「あ……」
姉「姉弟だとバレても事、キスをせずに帰っても事。さてどうする?」
弟「……謀ったな策士め」
姉「分かったら早くキスを」
弟「くっ……」
396 = 368 :
え
399 = 313 :
姉「今度はちゃんと、口にだぞ?」
弟「うるっせーよ分かったよ!」
姉「聞き分けのいい子は大好きだぞ……では」
弟「くそっ……なんとか姉ちゃんに一泡吹かす方法はないか」
姉「何をぶつくさと、早く腹をくくれ」
弟「……やむを得ん」
姉「!?」
弟「姉ちゃん、覚悟しろよ」
姉「な、何を……」
むちゅっ
姉「んむぅっ……!!」
弟「……これでどうよ?」
姉「ディ、ディープキスとは考えなかった……」
弟「俺だってやる時はやるんだよ」
みんなの評価 : ★★★×4
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