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    元スレ男「女の子に…なってる…?」

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    タグ : - 次スレ→1341054588 + - TSF + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :


    -学校-

    キーンコーンカーンコーン

    「ふあー疲れたねみー」

    「そだなー」

    「にしても最近時の流れがやけに早く感じるよ」

    「俺もだよ。もう5月なのになー。新年度が始まってからまだ一週間前しか経ってないような感覚だ」

    2 :

    はよts

    3 = 1 :

    俺の名前は男。とある学校に通うごく普通の学生だ。
    新学期が始まり、更にクラス替えなんつーイベントがあったため俺は大分不安だったんだが、運良く友と同じクラスになる事ができた。

    ちなみに友ってのは俺の幼馴染で、小さい頃から一緒のクラスになる事が多かった。
    腐れ縁、ってやつなのかな。

    4 = 1 :

    「そいや明日は健康診断だな」

    「そだなー」

    「健康診断ってエロいよな」

    「ああ、分かる。凄く分かる」

    「男女同じ部屋で上半身を医者に晒す。だがしかしその部屋には当然仕切りがあり、男は女が検診を受けている所を見ることができない」

    「ああ、そうだな。それに覗こうものなら今後女子から汚物を見るような目で見られ、陰湿なイジメを受ける事も間違いなしだ」

    5 = 1 :


    「だがその歯がゆさがたまんねぇっ!」

    「ああ、漢のロマンって奴だな」

    「一生に一度でいいから桃源郷をチラリとでも見たいもんだ」

    「一生の宝物になるだろうな」

    6 = 1 :


    「ああ。それじゃ、そろそろ帰るか」

    「ああ、そうだな。俺ちと寄るとこあるから今日は一緒に帰れんわ、ごめんな」

    「おう、了解。じゃあな」

    「じゃあな、男」

    7 = 1 :

    見てる人いるのかな…

    8 :

    時間的に人がな

    10 = 1 :

    -家-

    「ただいまー」

    「お帰りお兄ちゃん」

    「おう」

    「ご飯できてるよー」

    「おう。…って、早くないか。まだ夕方だぞ」

    「まあまあいいじゃん。お兄ちゃんお腹空いてるでしょ?」

    「まあ…否定はできないけれども」

    11 :

    がんばれ>>1

    12 = 1 :


    「なら、食べちゃおうよ。冷めないうちに。ね?」

    「ああ…そうだな。ありがとう」

    さて、唐突に妹が出て来たが、実は今俺はこいつと二人で暮らしている。
    父親が有名な医者だった。
    それで数年前海外に転勤することになって、母親も父親に付いて行った為、このようになっている。

    13 :

    後半に入る前に、登場人物まとめ。

    男…この話の主人公(笑)。高校2年生。女ちゃんに初恋し、勇気を振り絞ってアプローチ中…しかし事件は起こった。
    恥ずかしい勘違い(未解決)をした挙句に自殺未遂を起こす。しかもハイレベル構ってちゃん(作者といい勝負)。聴覚に異常があるわけではない。
    見た目は偏差値55。しかし覇気がない。スマブラの使用キャラはリンク。

    女…この話のヒロイン(笑)。高校2年生。男と良い雰囲気?だったにも関わらず、紛らわしい言動により、無自覚のうちに男に決定的な心的損傷を与え、勝手にビッチ認定されてしまった。
    見た目の偏差値63(黒髪清純タイプ)。性格は天真爛漫。上の口、下の口、後ろの穴どれも性的な意味では未使用。

    友…男の親友で、女と同じクラス。男の自殺を未遂にした、友達想いの良い漢。体育系でお調子者。見た目の偏差値48。しかし内面の魅力に溢れている。
    スマブラの使用キャラは、ドンキーコングもしくはファルコン。

    友2…男の同級生。友に比べるとクール。でも友達想い。雰囲気メガネイケメン。見た目の偏差値58。若干の人見知り。
    スマブラの使用キャラはピカチュウもしはネス。

    妹…男の妹であり、唯一の家族。小学校6年生。良好な関係を築いているし、兄妹の関係を超えた感情もない…と思っているのは兄だけでした。結構な耳年増で変態。最近は盗聴関連の電子機器を操り、兄を監視している。
    別に兄と将来一緒になりたいと思っているわけではなく、夜のオカズにするに留め、悪い虫がつかないよう保護しているに過ぎない。
    見た目の偏差値70(小学生基準)。天然茶髪ツインテール。
    性格は純真無垢…だと兄たちは信じ込んでいる。?
    スマブラの使用キャラはプリン。

    14 :

    説明多すぎ、もっと簡潔にしろ

    15 = 13 :

    ―SSスレにありがちなこと―
    ・書き手の体調が悪くなる、急に用事ができてSSが中断される
    ・SS終了してもいつまでもクソみたいな馴れ合い
    「誰も見てないのかな(ならやめようかな)」→「見てるよ」→「じゃあ書きます」とかいうショートコント
    ・なぜかかなり腰低めの書き手だが他のスレじゃキチガイ
    ・エロを入れたがる奴がいる
    ・聞いてもないのに「◯◯で再生された」「○○ちゃんでイメージ」とかいうレス
    ・ちょっとでも批判されるとすぐ「嫌なら見るな」と即レス脊髄反射
    「SS書くの初めてorまだ◯回目だから~」とか言って進行の遅さや文章が拙い事の言い訳
    「これは稀に見る良SS」
    「あとは任せた」「こんな感じのを誰か頼む」 と他人任せ立て逃げ
    ・途中まで面白かったのに安価なんか始めて激しく萎える
    ・書き手が失踪して保守レスを最後にスレが落ちる、もしくは他の奴が代わりに書き始める。しかもつまらない

    16 = 1 :


    「いやー、我ながら上出来!」

    そして今、家事全般は妹がやってくれている。手伝いたいのだか「いいからいいから」の一点張りでなかなか手伝わせてくれない。
    少し体が心配になってくるな。

    「…いつも、ありがとな。本当に」

    「な…何よいきなり。怖いよお兄ちゃん」

    「うおぅ、ひでえ…」

    まあ、こんな奴だけど、自慢の妹だ。将来いいお嫁さんになるだろうな。

    17 :

    >>13
    スマブラのくだりが重要な伏線なんだな

    18 = 1 :

    -食事後-

    「ごちそうさま」

    「うん。じゃあ、後は私がやっとくから、お兄ちゃんはお風呂入っちゃっていいよ」

    「ん、分かった」


    さて、俺はこの後普通に風呂に入って普通に寝た、はずなのだが…

    翌朝、とんでもない事態が訪れた。

    19 :

    みてるよ

    20 = 1 :

    -朝-

    ジリリリリリリリリリ

    「くそ…うっせえなコノヤロ」

    カチッ

    「よし…寝るか」

    21 = 1 :


    ガチャ

    「お兄ちゃん朝だよ起き……………、えっ?」

    「あ、あれ?あたし家事のしすぎで疲れてるのかなあ?やっぱりお兄ちゃんに手伝ってもらった方が良かったかな…あはは。あはははははは」

    「ふあぁ…どうした妹…」

    「へ!?あ、お兄ちゃん?いや、誰!?」

    「え?」

    「」(パクパク)

    「ん?あー、?てすてす」(女声)

    「…えっ?えええええ!?」

    22 = 1 :


    「ちょっ、待っ…」

    ガサゴソ

    「」

    (あ、あるはずのものが無くて無いはずのものがある!)

    「女の子に…なってる…?」

    23 = 1 :


    「えと、お兄ちゃん…なの?」

    「…あ、ああ、多分」

    「ど、どどどどうしよう何これどうすれば」

    「」

    「」

    24 :

    ↓Bで戻れますよ

    25 = 1 :


    -数分後-

    「あ、と、とりあえずお兄ちゃんの学校に連絡するから!」

    「…あ、ああ」

    「着替えは…私のを貸してあげるから!下着も………使っていいから!」

    「」

    「と、とりあえず着替えといて!電話して来る!」

    26 = 1 :


    「着替えるって…何にだよ」

    「…っていうか何だよこの状況!」

    「俺が女に?何で?いつの間に?どうやって?」

    「ああああえあああい意味わからん!!」

    「どうすんだよどうすりゃいいんだよ」

    27 = 1 :


    「もういいや…とりあえず妹の私服でも着とくか」

    ヌギヌギ

    (うっ…下着なんて付けてなかったから胸が丸見え)

    (なんか、エロい…)

    サワサワ

    (柔らかい…それに何か若干気持ちいいかも)

    28 = 1 :


    (下はどうなってるんだろ)

    モゾモゾ

    (ん…なんかあるはずのものがないのって不思議な感覚)

    (こんな感じなんだ…)

    「んっ…」

    29 :

    非常に読み応えがあって面白かった
    SSとは思えないような完成度
    随所に張り巡らされた伏線とその鮮やかな回収の仕方
    登場人物たちの事細かな心理描写、それによって成せるリアリティある会話
    特に終盤の山場では凄く感情移入しちゃって見てるこっちがハラハラしちゃったよ
    そして飽きのこないストーリー展開、王道でありながら新しいストーリーは
    この作者独特のレトリックによって成せる新ジャンル
    間違いなくこの作者はいずれプロの作家として大成するんだろう
    こんな素晴らしいSSに出会えてよかった
    次回作も期待してるから頑張ってくれ

    30 = 1 :


    >>29
    ちょwww勝手に終わらせんなww


    「ふぁ…」

    サワサワ

    (気持ちいい…)

    サワサワ


    ガチャ

    「お兄ちゃん!聞いt」

    「ひっ」

    「うわわわわわごめんなさい本当にごめんなさい!!」

    ガチャバタン

    (最悪だ…いつの間にか気持ちよくなろうとしてた…しかもそれを人に見られた…っ!)

    (もうダメ…恥ずかしくて死んじゃいそう)

    31 = 1 :


    (そうだよね、お兄ちゃん元々は男の子だったんだもんね…)

    (女の子の体に興味あるのは当然だよね…)

    「えっと…もう、入って大丈夫かな、お兄ちゃん…」

    「うん…」

    32 = 1 :


    ガチャ

    「ごめんね…」

    「ううん、あたし、こそゴメン…」

    (一人称が変わってる…)

    (ていうか恥ずかしくて赤くなってるお兄ちゃん可愛い…!)

    34 :

    しえん

    35 = 1 :


    「えっと…それで、あたしはどうなるのかな…」

    「あ、うん、えと、校長先生に直接話したんだけど」

    (何だコイツパネェ)

    「なんか校長先生、お母さんの知り合いらしくて、事情話したら二つ返事で色々オッケーしてもらえたよ」

    「なんだその設定初めて聞いたってか妹の交渉術パネェ」

    36 = 1 :


    夜遅いのに支援ありがとう


    「まず1つ。元々のお兄ちゃんは転校した事にします」

    「えっ」

    「2つ目。今のお兄ちゃんは今の学校に転校して来た事にします」

    「えぇっ」

    「あとは細かい事を色々。あ、制服は学校に保存してある予備を貸してくれるって」

    「はぁ」

    37 = 1 :


    「だから安心して学校行ってね♪お兄ちゃんの性別が変わっちゃった事は校長先生しか知らないから、誰にも怪しまれないよ、大丈夫」

    「そうか、ありがとう」

    (もうなんかこの状況に慣れてきた。どうにでもなーれ)

    38 :

    ほう

    39 = 1 :


    「じゃあ、そろそろ出発しようか。お兄ちゃんは学校に着いたらまず事務室に行って校長先生に会わせて下さいって言うの。多分事務の先生には何らかの連絡が行ってるから通してくれるよ」

    「うん」

    「で、校長室行ったら制服貰って着替える、と」

    「ああ、分かった」

    「制服、スカートなんだから立ち振る舞いには気をつけてね?」

    「んー、努力はする」

    40 = 1 :


    「それから、その言葉遣い。」

    「うん」

    「もっと女の子っぽくしなきゃ」

    「ほう」

    「せっかく可愛い顔持てたんだから、中身も可愛くならなきゃ」

    「えっ、可愛いとかそんな」

    (照れてるお兄ちゃん可愛い)

    「うん…分かった、努力するね」

    (私もお姉ちゃんって呼んだ方がいいかな)

    41 = 1 :


    「じゃ、行こっか」

    「うん。あ、ところでさ、下着のサイズがちょっと小さ 妹「ああん?」

    「ごめんなさい何でもないです」

    「そっか♪じゃあ出発!」

    (こえぇ…)

    42 = 1 :


    テクテク

    「じゃあ、ここでお別れだね」

    「うん…」

    「頑張ってね!お姉ちゃん!」

    「お姉…ちゃん…か」

    (なんか、寂しいな。元々あった自分が消えてくのって)

    「うん、分かった。頑張って来るね」

    「じゃあね!」

    「うん!」

    43 = 1 :


    -校長室-

    校長「おお、女さん。妹さんから話は聞いたぞ。これから大変だとは思うが頑張ってくれ」

    「…はい」

    校長「じゃあ、これが制服だ。そっちに小さい部屋があるから着替えておいで」

    「はい」

    44 :

    しえーん

    45 :

    かわいいよおおおお

    47 = 1 :


    校長「あ、そうそう。着替えたら職員室に行って元の担任に話しかけるんだ。クラスは前と同じ。そのほうが女さんも馴染みやすいだろう」

    「わかりました。ありがとうございます」

    校長「じゃあ、私はちょいと用事があるから出るな。こっちの鍵はしめるから、そっちの部屋にあるもう一つの扉から外にでてくれ」

    「はい」

    校長「じゃあ、健闘を祈る」

    ガチャバタン

    48 = 1 :


    「ふぅ…」

    「大丈夫かな…」

    「まだ女の子としての振る舞いとか色んな事が全然分かんない…」

    「友…助けて……っ」

    「ってダメか…もうあたしは男じゃないんだ…」

    「周りはみんな顔見知りなのに、みんなはあたしの事を知らない。転校した事になってる元々のあたしの事なんてどうせすぐに忘れられていくんだ…」

    「寂しいよ…………っ」ポロポロ

    49 = 1 :


    「友…友…っ」

    「もっと男同士でバカやりたかったよ…」

    「クラスの男達とも、女の子とも仲良くなりたかった。男として」

    「けどもう叶わないんだ…。あたしは、新しい自分として生きて行かなくちゃいけないんだ」

    「自分が消えるのって、こんなに寂しくて辛い事だったんだね……………」

    「…ひっく…」ポロポロ

    50 = 1 :


    「………けど、泣いてばっかりもいられないよね」

    「もう、なっちゃったものはしょうがないんだ」

    「頑張んなくちゃ、あたし」



    「……………よし!」


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