私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレキョン「お前は中学の時の……」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★★
レスフィルター : (試験中)
鉄壁かと思われた長門が落ちた時点で未来は決まったようなもんだな。
橘「あんな最低の男、どこがいいんでしょうね?
見てるだけで吐き気がします」
古泉「さて、愛欲というものは奥が深くて僕にはよくわかりません。
僕も、愛する人を汚されて殺意というものが沸きました」
橘「おお、こわいこわい……」
キョン「…………」
金田はいい。あいつは死んで当然のクズだ。
でもハルヒは……ええい、金田にベタ惚れの女なんて……殺して……
キョン「……で、どうやって殺すんだ? 狙撃でもするのか?」
古泉「銃殺がお好みですか? お使いください」
古泉が取り出したのは、オートマチックの拳銃だった。
古泉「金田はあなたにお譲りします。
不慣れだと、至近距離でないと外すかもしれません」
キョン「ハルヒは……?」
古泉「あなたに、涼宮さんが殺せますか?」
キョン「…………」
古泉「涼宮さんは、森さんがやってくれます。
僕にもできそうにありません……」
キョン「お前……いいのか……? ハルヒを……」
古泉「いいんです。いいんですよ……」
古泉の頬を伝う涙に、こいつの中でどんな葛藤があったのか、少しわかった気がした。
昨日の駐車場にの近くに到着する。
俺たちを出迎えたのは、森さん、多丸兄弟。
そして、佐々木と九曜。
佐々木「争いごとは好きじゃあないんだが、見届けようと思ってね。
僕だけ安全な場所で待機だなんて、できないさ」
九曜「――――」
キョン「佐々木……俺はこれから人を殺してくる」
佐々木「ああ。事情は知ってるさ。君の事を蔑もうだなんて微塵も思わない」
キョン「お前のことを、嘘を並べて侮辱するあいつは許せんからな」
佐々木「……何故、嘘だって知って……」
キョン「さあ、前に聞いた気がしたんでな」
佐々木は、笑って見送ってくれた。
駐車場には、70人以上の暴走族どもがいる。
こいつらも殺すらしい。理由? 人殺しと超常現象を見られると困るからだってさ。
ソリッド・スネーク……ではなく、戦闘服に身を包んだ
新川さんが手榴弾を投げて、戦闘は突如開始された。
燃え上がるバイクや車、そして人間。
まあこんなものは戦闘なんて呼べるもんじゃない。
DQN1「あ、あ、うわっ、燃えとる、燃え……ああああああああああ!!」
ただの大量虐殺である。
多丸圭一さんと裕さんが自動小銃を掃射する。
次々と血を吹き出して倒れていく暴走族たち。
そりゃあ、火器で武装した、戦闘訓練を積んだ人間相手に、
鉄パイプやナイフを持った暴走族が何人いようとどうにもならない。
木村「なんじゃいおどれら! どこの組…………うが……」
パニックになり拳銃をパンパン撃って、
味方に当てちゃったりしてたお茶目なヤクザのオジサンも、頭部にいくつも穴が開いてご臨終である。
だが、これで勝てるなんて思っちゃあいない。
この状況を許す分けない奴が、向こうに一人いるからだ。
突如空中で静止する小銃の弾。
そのまま地面にパラパラと転がり落ちる。
燃えさかる炎の中を平然と歩いてくるのは、
もちろん長門だ……
長門……おまえを敵に回すことになるなんてな……
長門はいつもと変わらない無表情で、なにやら早口で呪文を唱えると、
周りの景色が一変した。
朝倉に殺されそうになった時のような、不思議な空間に駐車場は閉じ込められた。
長門がスっと手をあげると、何台もの火のついた車やバイクが持ち上がる。
長門「…………」
そのまま炎の塊となって、我々に――
九曜「――――」
当たる分けないよな。こいつがいるんだから。
長門「邪魔をしないでほしい。我々はまだあなた達と戦う時期ではない」
九曜「――それは――あなたの……都合――」
長門「ならば仕方ない。九曜周防の処理を申請する」
九曜「――きなさい……肉欲に――溺れた――人形」
そして二人のトンでもない戦いが始まった。
こいつらスーパーサイヤ人か?と思えるようなその内容だが、
残念ながらそれを描写する能力も気力も無いので、割愛する。
九曜「――土産」
戦いが終わり、そう呟いた九曜のが手に持っていたものは
長門の頭部だった。
不思議と悲しくも驚きもしなかった。
こうなることを既に予感していたのかもしれない。
悲しむなら、全てが終わったときだと思ったのかもしれない。
長門が居なくなったあと、もう彼らには自らを守る術はない。
だが、彼らは死の間際にまでも見苦しいあがきを見せる。
DQN「お、おい、お前あいつらの知り合いちゃうんか!!
お前がいって話合いしてこいや!!」
みくる「うっ……う…………たすけ……」
暴走族の一人が朝比奈さんを蹴り飛ばす。
よろよろと倒れこんだ先には、炎を上げる車があった。
みくる「ああぁぁっ! 熱い! あちゅ……」
髪や服に引火し、朝比奈さんは炎に包まれる。
DQN「うわ、燃えとるで! こっちくんな! くんな!」
みくる「…………あ……い…………」
朝比奈さんの頭部がビクン、と揺れ、そのまま崩れ落ちる。
森「体を焼かれて苦しみながら死ぬよりは……」
森さんが、自動小銃を構えて悲しげな顔をしていた。
それが合図だったかのように、一斉に開始される掃射。
人が死んでいく声が聞こえる。ある二人を残して、みんな射殺された。
ある二人とはもちろん、金田とハルヒだ。
類似してるかもしれないスレッド
- キョン「会社クビになった……」 (1001) - [60%] - 2010/1/30 16:45 ★★★×4
- キョン「ここがけいおん部か……」 (272) - [59%] - 2009/9/25 19:45 ★★
- オーク「いいオークの日か……」 (280) - [57%] - 2014/11/9 15:45 ○
- ハルヒ「な、なによこいつ……」 (386) - [55%] - 2010/1/27 22:45 ★★
- ハルヒ「な、なによこいつ……」 (464) - [55%] - 2010/1/2 21:30 ★★★
- エレン「頭を打ったみたいだ……」 (215) - [54%] - 2013/5/23 11:15 ★
- キョン「突然ハルヒが家にきた……」 (180) - [52%] - 2012/1/27 20:15 ★
- ジャン「なんで俺がクリスタと……」 (147) - [52%] - 2013/5/16 16:00 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について