私的良スレ書庫
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元スレキョン「ここがけいおん部か……」
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岡島「まー楽器はこれから練習すればいいし、とにかく
新入部員が入ってくれて嬉しいよっ!」
榎本「軽音部存亡の危機だったからね」
中西「そうそう、一年が一人もいないし」
げ。それはそれで面倒だな。抜けにくいし
俺一人だけの部活になったら長門状態じゃないか。
まあ部室を乗っ取ろうなんて馬鹿はそうそう居ないだろうが。
財前「そうだ、せっかくだからこれを機会に
ギターを始めてみたらどうかしら?」
中西「えー、ベースって感じだけどなあ」
キョン「え、ギターですか?そ、そうですね。
それもいいかも……」
ギターなんて持ってないが、買わなきゃいけないのか?
まあ軽音部に入るなら形だけでも楽器が無いと不味いだろうが……
ギターっていくらだろう?5000円ぐらいで買えるだろうか。
榎本「安いのは3万円ぐらいからあるけど、安すぎるのも良くないから
最低でも5万円ぐらいのがいいかな?高いのは10万円以上するけどね」
キョン「ご、5万ですか!」
ハルヒ達に奢らされずに貯蓄してたらそれぐらい溜まってたかもな……。
岡島「そうだ!明日ギター見にいこうよ!」
中西「あ、いいね。十字屋いこ!」
財前「そうですね、私も見たいものがあるし」
榎本「決まりだね!じゃあ、キョン君だっけ。明日空けておいてね!」
そんなわけで、金も無いのに軽音部の皆さんと
ギター屋に行くことになった。
……小遣い前借りを頼まないとな……はぁ……。
なんだよおおおおおおおおおおおお
だまされたああああああああああ
だまされたああああああああああ
>>64
いやジャズマスだろ。
いやジャズマスだろ。
>>46
今きがついた
今きがついた
翌日、駅前に集合して電車を乗り継ぎK都市まで向かい、
サンジョウとかいう駅に着いた。
普段なら休日に部活でお出かけなど、不思議探しだの
映画作りだの気の休まるヒマもなかったが、
本日は4人の可愛い上級生とお買い物である。
これがリア充というものであろうか、実にウキウキする。
が、一つ問題がある。小遣いの前借りを断られた事だ。
よって、手持ちは貯金を下ろした2万円しかない。
まあ調べたところ、1万円のギターなんかもあるにはあるらしいから
適当に安いやつを買うことにするぜ。本気でバンドやるわけでもないしな。
岡島「着いたっ、ここだよー!」
アーケード街の中に入り、少し歩くと
『JEUGIA』なる店があった。ギター屋と言えば
マニアックな店構えを想像していたが、なかなか小奇麗な店だ。
ところで、じぇうじあと読むのだろうか。
CDショップになっている一階からエスカレーターで下り、
地下がギターなどの楽器コーナーになっていた。広いなしかし。
いかにもバンドやってます的な客もちらほら。
中西「ほら、ギターはあっちだよ!」
キョン「うわ、こんなに……」
俺はエレキギターです!的なギター、丸っこいギター、
何だか尖った形のギター、スピーカー内蔵のギター、
多種多様でどれがいいのかさっぱりわからん。
一つ言えるのは、圧倒的に予算が足りないってことだ。
アーケード街の中に入り、少し歩くと
『JEUGIA』なる店があった。ギター屋と言えば
マニアックな店構えを想像していたが、なかなか小奇麗な店だ。
ところで、じぇうじあと読むのだろうか。
CDショップになっている一階からエスカレーターで下り、
地下がギターなどの楽器コーナーになっていた。広いなしかし。
いかにもバンドやってます的な客もちらほら。
中西「ほら、ギターはあっちだよ!」
キョン「うわ、こんなに……」
俺はエレキギターです!的なギター、丸っこいギター、
何だか尖った形のギター、スピーカー内蔵のギター、
多種多様でどれがいいのかさっぱりわからん。
一つ言えるのは、圧倒的に予算が足りないってことだ。
財前「これなんかいいんじゃないです?」
財前さんが指差したIbanezとか書いてあるギターは、中々立派そうなギターだったが、
値段のほうも立派だった。
キョン「に、二十万……」
中西「スティーヴ・ヴァイのモデルだね、なかなかよさそう」
スティーブだかジョンソンだか知らんが、
一般的な高校生に二十万という価格はあまりにも天文学的ではないだろうか。
この方達、いいとこのお嬢様かなんかか?
榎本「ちょっとちょっと、二十万円は高すぎるってば。最初はそんなに高いの買わなくてもいいと思うよ?」
その通りです。二千円ぐらいので十分かと。
岡島「そーいや予算いくらなの?」
キョン「ええと……に……」
おや……一本のギターに目が釘付けになる。
特に変わったところのなさそうな普通のギターだが、
赤と白のボディーがやけに美しい。
キョン「これは……」
中西「ああ、フェンダージャパンのムスタングだね。
ショートスケールで可愛いよねー」
キョン「むう……」
一目ぼれとはこんな感じであろうか。
とにかく気に入ってしまった。だが……
岡島「これ気に入った?買っちゃえ!」
値札には八万円とある。予算の四倍だ。
キョン「予算が……」
一目ぼれとはこんな感じであろうか。
とにかく気に入ってしまった。だが……
岡島「これ気に入った?買っちゃえ!」
値札には八万円とある。予算の四倍だ。
キョン「予算が……」
財前「そうですね、初めてならギター以外にも買わないと
いけないものがありますし、予算が厳しければ
もう少し安いものがいいかも」
え?ギター以外にも必要なの?
榎本「うーんと、ピックでしょ、替えの弦でしょ、
音叉かチューナーもいるし、あとエフェクターもあると便利だし、
自宅で音鳴らしたいならシールドと小型のアンプも……
メンテ用の工具とかクロスやオイルも無いとね、ストラップは付属してたかな……」
おいおい、なんだそれ。
じゃあ全然お金が足りないわけですか。
ギターを舐めてたぜ、はあ……。
榎本「お金が無いなら貸そうか?」
キョン「あ、いえ。大丈夫です……」
せっかく連れてきてもらって申し訳ないが、
お金が無いですって言おう。ほんとスンマセン。
店員「あの、お客様。こちらのムスタングで
よろしいのですね?」
キョン「あの、ええと……?」
いや、お金無いんですってば商売熱心な店員さん。
ショーウインドウの向こうのトランペットを欲しがる
黒人の子供みたいな目をしててすいませんね。
店員「お代は既に頂いておりますので。
他にもギター用品含めて一式」
キョン「……はい?」
中西「あれ?既に買っちゃってたの?いつのまに?」
岡島「なあんだ、最初からこれが欲しかったんだあ」
ちょっと待て、俺は払った覚えは無いし
払う金も無い。買えるわけが無い。どういう事だ?
キョン「お代って一体……?」
店員「お連れ様ですよ。男性の。
その方にお代を頂きました」
…………もしかして……
キョン「そ、そいつはどこに?」
店員「上の階に行かれましたよ」
キョン「ちょ、ちょっといってきます!」
こんなマネしやがるのは……居た!
キョン「どういうつもりだ……」
古泉「あなたがあまりにも欲しそうな顔を
していらしたものですから」
キョン「誰が買ってくれなんて言った。
何でこんな事しやがる?」
古泉「普段からあなたに苦労を掛けているお詫びとして、
機関からのプレゼントですよ。受け取っていただけませんか?」
キョン「俺は物乞いじゃない。いらん。
それにこんなマネされたってSOS団には戻らんぞ」
古泉「今はそれで結構ですよ。どうぞ軽音部を満喫してください。
そのためにプレゼントするのですから……。
ですが、満足したら戻ってきていただきたいのですよ」
キョン「もう、沢山だ!俺は普通の高校生活を送りたい!」
古泉「涼宮さんは……あれからずっと落ち込んでおられます。
僕も、涼宮さんが泣いてるのを見るのは辛いのです。
ああ、閉鎖空間の事はいいです。そこまであなたに
押し付けるつもりもありません」
ああ、映画作ってるくらいの時期ならキョンとけいおん部面識無いのか
それにしてもハルヒが叩かれる話は見てて気分がいい
それにしてもハルヒが叩かれる話は見てて気分がいい
キョン「あいつは、今までの環境に身を置いてたらダメに
なっちまうんだ!なんでそれがわからん!
それに、お前らにだって責任があるだろう!
ハルヒの言いなりになって、甘やかして……」
古泉「お言葉ですが……気に障ったらすいません。
あなたにも、何の責任もないのというのですか?」
キョン「え…………」
古泉「確かに我々は涼宮さんを甘やかしてきた、認めます。
涼宮さんの性格に問題があるということもね。
では、あなたはどうです?涼宮さんに怒ったのは英断です。
ですが、そのまま放り捨てて逃げてしまうのですか?」
キョン「逃げるとか……あ、あんなの耐えられないっての、もう!」
古泉「あなたと涼宮さんは、友人でしょう。それも、
深い絆で結ばれている。親友と言えるでしょう。
あなたは親友に言いたい放題言って捨てるのですか?」
キョン「親友って……別にそんな……そのだな……
捨てるとか言われても……」
古泉「すいません、口が過ぎました。ですが、
涼宮さんは賢い人ですし、優しい人です。
ちょっと大人になりきれないだけなのです。
あなたに怒られたことで、彼女も成長するはずです」
キョン「う……と、とにかくだな、戻る気はないし
ギターを買って貰うつもりは無い!もう、帰れ!」
古泉「おっと、お連れの方がギター一式を抱えて
こちらに向かってこられましたよ。
もう返品しようがありませんので受け取ってください。
では、僕はお邪魔でしょうのでこれで」
キョン「お、おいっ!……金、今度返すからな!」
古泉「いえ結構です、ではギター頑張ってください」
キョン「くっ……なんなんだよ、あいつ……」
岡島「お、キョンくんいたいた!」
中西「さっきの人って1年9組の古泉くんだよね?」
財前「うちのクラスでも人気ありますよ、古泉くん」
榎本「ふうん、キョンくん友達なんだ」
キョン「え、ええまあ……」
中西「さて、ギターも買ったしどっか遊びにいこー!」
岡島「新京極の方いってみよ!」
その後は美少女4人とのK都めぐりとなったわけだが、
考え事で頭がいっぱいで、ぼんやり付いていくばかりだった。
友達……か……
こういう時いつも思うけど俺なら普通にありがたく頂くわーえらいな
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