元スレカイジ「アカギの墓参りにでもいくか・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
351 = 307 :
今、流れは俺にある
353 = 307 :
捕手
354 :
まさか残っているとは
355 :
まだだ
356 = 316 :
まだ終わらんよ
357 :
363 = 307 :
まだいけるか!?
364 = 307 :
馬鹿げてる。だが天才的だ!!
365 = 307 :
昨日の人まだぁ?
早く鉄骨の続きぃ~!
367 = 282 :
>>365
覚えておけ・・・・・・
大人は続きを書かない・・・・・・!
レポートしながらなんで昨日以上に遅いけど許してちょうだい
後自分は>>1とは無関係です
368 = 282 :
――カイジ、地上43メートルの鉄骨渡りへの挑戦を決意・・・!
――そんなカイジに感化され、次々に参加者は増えていく
カイジ(他の参加者が増えた・・・?関係ない・・・・・・!)
カイジ(これは個人戦・・・要は自分が渡り切ればいい・・・・・・それだけ・・・・・・!!)
石田「カイジ君・・・!渡れるよね・・・!俺にも・・・・・・!!」
カイジ「大丈夫だ・・・・・・さっきの橋よりも簡単になってるんだ・・・・・・渡れる・・・俺達は・・・・・・!!」
――しかし、カイジ・・・この時まだ気づいていない
――この橋の本当の恐怖に
373 = 340 :
今寝てしまっても……
明日まだこのスレ、ここに……あるよね……?
374 = 371 :
>>373
なかったら俺をよべ
俺は
知らんぷりだ
375 = 282 :
――次々に足を踏み出していく勇気ある者・・・
――そしてついに、カイジの番となる・・・・・・!
カイジ(大丈夫だ・・・押されないなら渡れる・・・・・・怖がる事なんか、無い・・・!!)
カイジ「!!」
――遂にカイジ、鉄骨の上へ・・・!
――瞬間カイジの体を駆け巡る、平常とは異なる感覚・・・
カイジ(・・・どういう事だよ、これ・・・・・・)
カイジ(見ているだけなら気付かない・・・・・・ただ、踏み出してみれば分かる・・・・・・)
カイジ(この橋・・・・・・さっきまでの物とは明らかに別物・・・・・・)
アカギ「・・・・・・気付いたかい・・・?」
カイジ「・・・なんなんだよこれ・・・・・・・・・・・・」
カイジ「まるで・・・濡れた手で心臓を掴まれたような感触・・・・・・これが・・・・・・」
カイジ「これが・・・命を賭けるってことなのか・・・・・・!?」
――カイジの中に芽生えたのは、恐怖・・・!
アカギ「・・・一歩目で気付けて正解・・・・・・・・・一歩目なら、自分で覚悟を決められる・・・」
アカギ「蛮勇だけで進んでいると、そいつに気付けない・・・・・・そいつが橋の途中で出てくれば・・・・・・・それこそおしまい・・・・・・」
アカギ「見失ってしまう・・・・・・自分を・・・・・・」
カイジ「・・・・・・」 ゴクリ
アカギ「・・・進まないのか・・・・・・?」
カイジ「・・・・・・・・・・・・進んでやるさ・・・!」
376 = 307 :
>>373
安心しろ!
俺がほしゅる!!
377 :
wktk
鉄骨渡りの話は好きだ
378 :
やっぱカイジはかっこいいなぁ関わりたくはないけど
379 :
>>378
だよな
なんかいらんとばっちりくらいそうだよな
380 = 282 :
――感情はすぐに他人へと伝染する
――それは恐怖とて例外ではない
――カイジが鉄骨のほぼ3分の1に到達しようかという時、とうとうそれは始まった・・・!
先頭「か・・・風だっ・・・!!」
カイジ「なにっ・・・!?」
カイジ(こんな所で風に吹かれれば・・・バランスを崩す事必至・・・・・!)
カイジ(何とかやり過ごせるか・・・?風の吹く数秒・・・数十秒・・・・・・)
アカギ「・・・とうとう始まった・・・・・・」
カイジ「・・・何がだ」
アカギ「・・・この鉄骨渡り・・・唯一の障害・・・・・・吹き続ける風・・・・・・」
カイジ「吹き続ける・・・・・・?分かる、のか・・・・・・そんなこと・・・・・・」
アカギ「・・・ククク・・・・・・何もわかっちゃいないな・・・」
アカギ「・・・・・・ここからはこいつとの戦い・・・・・・途端に止まる・・・・・・参加者の足・・・・・・」
カイジ「馬鹿言うなっ・・・!吹きやまない風なんてない・・・やむのを待てば・・・・・・!」
アカギ「・・・カイジ・・・・・・」
アカギ「・・・・・・吹いてるか・・・?・・・・・・風・・・・・・」
カイジ「!?」
ざわ・・
ざわ・・
381 = 379 :
読んでるぞ。だから頑張れ
支援
382 = 282 :
カイジ(・・・そういえばおかしい・・・・・・風の力を・・・感じない・・・・・・)
カイジ「・・・・・・吹いて・・・ないのか・・・・・・?」
アカギ「正解は両方・・・・・・吹いてないけど吹いてるのさ・・・・・・」
カイジ「それ、どういう・・・・・・」
アカギ「・・・見てみろ・・・」
――アカギに促されるままカイジ、おもむろに顔をあげてみる
――そこに広がっていたのは異様な光景・・・!
――誰もが吹いているはずのない風から身を守り、縮こまっている・・・・・・!!
ざわ・・
ざわ・・
カイジ「・・・・・・これ・・・」
アカギ「風なんて吹いてない・・・・・・ただ、先頭の奴が・・・引き金を引いてしまった・・・・・・呼び起こしてしまった・・・・・・」
アカギ「風という自分の命を狙うモノ・・・それに対しての、そしてこの橋に対しての・・・・・・恐怖・・・・・・!」
アカギ「いうなれば臆病風・・・風は風でも・・・臆病風・・・!」
カイジ「臆病風っ・・・・・・」
アカギ「こいつは厄介・・・・・・見えないだけに・・・対処のしようがない・・・・・・」
アカギ「しかもこいつは、そんじょそこらの風よりも無慈悲で強力・・・・・・・・・・・・!」
カイジ「・・・・・・・」 ざわ・・
383 :
アカギはカイジの隣でフワフワ浮いてるのなwwww
想像したらワロタwww
384 = 282 :
カイジ「・・・・・・どうすりゃあいい・・・」
カイジ「・・・こいつを乗り越えるには・・・・・・」
アカギ「簡単さ・・・・・・おびえなきゃいい・・・」
カイジ「それだけ・・・・・・?」
アカギ「・・・それだけ・・・・・・簡単だろ・・・?」
カイジ「・・・・・・馬鹿だった・・・・・・俺が馬鹿・・・」
カイジ「アンタに聞いた俺の馬鹿・・・・・・」
アカギ「・・・・・・そうかい?」
カイジ「もういい・・・・・・アンタと話してたら臆病な自分が馬鹿に思えてきた・・・・・・」
アカギ「ククク・・・それでいい・・・・・・」
アカギ「恐怖に支配されてなきゃ前に進める・・・・・・」
カイジ「・・・・・・」
――カイジ、かろうじて持ち直す事に成功・・・
――しかし、かろうじて
――カイジの、渡る者たちの命は文字通り風前の灯・・・・・・!
386 :
おいついた
支援
387 = 282 :
――確かにカイジは持ち直した
――しかしそれはカイジだけであり、他の者たちは違う・・・
――恐怖は、確実に男たちの灯を消しにかかる
先頭「うわあああああああああああああああああああああ・・・!!」
―― 一人落ちれば、あとはもう連鎖
――まるで死神が男たちの頭上を飛び回り引き落としていくように、次々に落ちてゆく、奈落へ・・・!
カイジ「・・・ひでぇ・・・・・・これが・・・」
アカギ「そうさ・・・これが臆病風・・・・・・それに吹かれた男の末路・・・・・・」
カイジ「・・・こんなあっさり・・・おかしいだろ・・・・・・ありえていいのかよ・・・・・・!こんなの・・・・・・!!」
アカギ「通るさ・・・・・・向こうもこっちもルール通り動いてるだけ・・・・・・」
カイジ「だからって、こんな・・・・・・あんまり・・・・・・」 ボロボロ
アカギ「・・・・・・」
カイジ「・・・・・・ップだ・・・」
アカギ「・・・・・・何・・・?」
カイジ「もうヤメだ・・・!利根川・・・・・・!!ギブアップ・・・!!もう金は要らない・・・・・・!!!だから電流を切れ・・・切ってくれ・・・・・・!!」
388 = 307 :
上手いね!
ワクテカ!
390 = 379 :
やっぱりアカギは度量が違うな
391 = 282 :
アカギ「・・・・・・ククク」
利根川「・・・ククククククク」
カイジ「何がおかしいっ・・・!!笑ってねぇでさっさと切れ・・・電流を・・・・・・!!」
アカギ「・・・最悪・・・・・・まったく分かっちゃいない・・・」
利根川「何故切らなければならん・・・電流を・・・」
カイジ「聞こえなかったのか・・・!!もう金は必要ないんだ・・・だから・・・・・・!!」
利根川「愚図が・・・・・・忘れたか・・・ルールを・・・・・・」
利根川「渡り切るか・・・死ぬか・・・・・・このゲームにはそれしかない・・・・・・」
カイジ「・・・そんな」
アカギ「無意味だ・・・・・・理は向こうにある・・・何を言っても勝ち目はない・・・・・・」
アカギ「生き延びたいんなら・・・・・・渡り切るしかない・・・」
カイジ「・・・くそっ・・・くそっ・・・・・・貴様等それでも人間か・・・・・・!!」 ボロボロ
利根川「ククク・・・酷い言われようだな・・・」
アカギ「それに俺は幽霊だ・・・・・・もう人間じゃないのさ・・・・・・」
カイジ「うるせぇっ・・・黙りやがれ・・・・・・!鬼っ・・・!悪魔っ・・・・・・!!」
392 = 385 :
繋ぎうめぇw
支援
394 = 282 :
カイジ(渡り切ってやる・・・・・・あの鬼・・・渡り切って・・・殺してやる・・・・・・!!)
――カイジ、前を向きなおす
――しかしそれは、あまりにも遅い復活・・・
――見渡せば、そこにはもう三人。カイジ、石田、佐原の三人だけ
石田「カイジくん・・・・・・もう、もう・・・終わりだ・・・・・・!!」
カイジ「・・・・・・石田さん・・・前を向こう・・・・・」
カイジ「大丈夫だ・・・渡り切って、見返してやるんだ・・・鬼を・・・・・・!!」
石田「・・・・・・違う・・・そうじゃないんだ・・・・・・」
カイジ「何・・・?」
石田「・・・・・・言う事を聞かないんだ、もう、足がっ・・・・・・!!」 ボロボロ
カイジ「っ・・・!」
カイジ「大丈夫だ・・・!前を向いて、俺を見ててくれ・・・・・・!渡り切ろう・・・・・・二人一緒に・・・・・・!!」
カイジ「俺が渡って見せる・・・石田さんは俺に続いて・・・・・・」
石田「・・・もう、限界なんだ・・・・・・」 ボロボロ
カイジ「駄目だ・・・!臆病風に吹かれたら死んじまう・・・・・・!!気を強く持つんだ、石田さん・・・・・・!!」
石田「・・・・・・俺は、俺は・・・・・・」
石田「・・・俺は進めない・・・・・・臆病な・・・駄目な・・・男なんだ・・・」 ボロボロ
395 = 307 :
やべぇよ。またカイジ読みたくなってきたぜ!
所でカイジの堕天録の続きはいつ出るの?
396 = 369 :
>>395
アカギ終わってからじゃね?
397 = 282 :
石田「これ・・・・・・受け取ってくれ・・・」
――突き出されたのは、石田の持っていた1000万チケット
カイジ「駄目だっ・・・・・・!あの船からも生きて帰れた・・・二人とも・・・だから今回も・・・・・・!!」
石田「カイジくんっ・・・!」
カイジ「!!」
石田「何も言わずに・・・・・・受け取ってくれ・・・・・・頼む・・・・・・」
カイジ「・・・・・・石田さん・・・」 ボロッ
カイジ「俺に・・・これは・・・!」
アカギ「・・・・・・受け取れ・・・カイジ・・・・・・」
カイジ「・・・!!」
カイジ「アカギ・・・!!!!!」
カイジ「この非常時に・・・貴様・・・・・・まだ言うか・・・!!俺は石田さんを見捨てないっ・・・・・・!!」
アカギ「・・・ならばなおさら・・・貰ってやれ・・・・・そのチケット・・・」
カイジ「・・・何・・・」
アカギ「そいつは・・・・・・もうこれ以上持たない・・・・・・今持ち直しても・・・いずれ落ちる・・・・・・奈落へ・・・・・・」
398 = 307 :
>396
そっか!サンキュ!
wktk
399 = 354 :
>>398
零が第一部完って感じになったからか
もう連載再開してたぞ
400 = 282 :
カイジ「・・・・・・信じられるか・・・!そんな世迷言・・・・・・!!」
アカギ「・・・・・・そうか・・・じゃあ・・・見捨てるわけだ・・・お前は・・・・・・この男を・・・・・・」
カイジ「違う・・・俺は見捨てない・・・・・・!!」
アカギ「違うね・・・お前は見捨てるんだ・・・・・・」
アカギ「この男を・・・この男の覚悟を・・・・・・」
カイジ「・・・!」
アカギ「べつに構わないさ・・・それでも・・・・・・」
アカギ「俺は邪魔しない・・・・・・見てるだけだ・・・」
カイジ「・・・・・・・・・・・・・くそっ!!」
石田「・・・カイジくん・・・早く・・・・・・!」
カイジ「分かった・・・・・・受け取る・・・!受け取ればいいんだろ・・・・・・!!!」 ボロボロ
カイジ「ただ、石田さん・・・・・・諦めるんじゃない・・・戦い抜こう・・・最後まで・・・!!!」
石田「・・・・・・」
石田「・・・ああ・・・」 ニコッ
カイジ「それじゃあ・・・俺の背中をよく見て進むんだ・・・・・・!大丈夫・・・俺は落ちない・・・・・・石田さんも・・・!!」
石田「・・・・・・」
石田「ありがとう、カイジくん・・・・・・最後の最後で・・・俺は救われた・・・・・・」
アカギ「・・・」
みんなの評価 : ★★★
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