雛「ちょっと電話借りるわね。」ピッポッパッポ

兄「あ…ああ…」

雛「…あ、もしもし？グラハム？あたし！雛よっ！今から急いでお屋敷から、救急箱を持ってきてほしいの！」

雛「そう！うん…。うん…。わかったわ。待ってる！お願いね！」ピッ

兄「お前…グラハムと仲いいのか？」

雛「うん。お屋敷で唯一の親友よ」

兄「そうなのか…。（うう…グラハムの名前を聞くと心が痛む…）」

雛「緊急を要したからすぐに来てくれるはずよ。」

兄「いやっ…たかがすり傷とかそこら辺でそんな大げさにしなくても…」

ピンポーン

雛「きた！」タタタッ

バタン

兄「人の話聞こうよ～…」

グ
ラ
ハ
ム再来

グラハムグラハム

ガチャッ

グラハム「雛ちゃん！兄さまはどうしたの？はいっ！これっ」

雛「ありがとう！ちょっとね！」

グラハム「わたしはまだお屋敷でお仕事があるから戻るけど…大丈夫？」

雛「大丈夫！本当に助かったわ！ありがとう！グラハム！」

グラハム「うん。それじゃお屋敷に戻るね。」

雛「ええ！本当にありがとう！」

バタン

雛「まったく…兄のやつ…世話やかすんだから！」







兄「いやっ…だから僕は大丈夫だと…」

グラ
　ハム
　　 退
　　 場

やめれｗｗｗｗ

雛「兄！ほら！手当てをするわよっ！」

兄「あ…ああ…」

雛「…………」せっせ

兄「すごいな…お屋敷でこんなことも習うのか？」

雛「ううん。これは我流よ。」

兄「にしては、すごく手慣れてて優しいし…」

雛「そっそうかしら…」

雛「…よしっ！終わり！」

兄「おお…。ありがとう。雛」

雛「べっ別にお礼なんていらないわ。」

兄「でも助かった。」

雛「いいわよ…」

兄「いつもこう優しかったらなぁ…」

雛「何よ…悪かったわね。いつもは優しくなくて！」

兄「たぶん、惚れてるな。料理がうまくて、家事が何でも出来て…こういうときに本気で心配してくれたら…」

雛「…兄は、素直な子が好き？」

兄「うーん…そうだなぁ…。どちらかといえば素直な子の方がいいかな。素直じゃない子も可愛いけどね！」

雛「そっか。」

兄「どうした？」

雛「別に何でもない！」

雛「あっ！あたし晩御飯の準備しなくちゃ…」

兄「おお…もうそんな時間か…」

雛「あんたには雛ちゃん特製のおかゆを作ってあげる。」

兄「おっ！雛が作ったから、きっと旨いだろうな。」

雛「ふふっ！楽しみにしてて！」

雛「じゃあね！」

バタン

兄「雛ちゃん特製のおかゆ…か…」

雛「（素直な子が好き…か。）」

雛「♪～」

妹「あれっ？雛ちゃん今日はご機嫌ね。」

雛「そっそうですか？普通ですよｗ
♪～」

妹「む～やっぱりご機嫌だよぅ…気になるよぉ…」ぷくぅ

雛「普通ったら普通です！♪」

雛ちゃん特製おかき

に見えた

雛「よしっ！できた！妹様どうぞっ！」

妹「きゃぁ～！今日もおいしそう！いっただっきま～…ってあれ？」

雛「どうかしましたか？」

妹「お兄ちゃんは？」

雛「なんか具合が悪いみたいで…」

妹「ふ～ん…風邪でも引いたのかしら？」

雛「……（バカは風邪ひかないのに…ふふっ…）」

妹「ちょっとぉ雛ちゃん！バカは風邪ひかないはずなのにって言わなきゃだめじゃない！」

雛「っ！ごっごめんなさい・・・」

妹「もう雛ちゃんさっきから変よ～？」

雛「そうですかねぇ～？」

妹「はぁ！おいしかった！ごちそうさま！」

妹「じゃっあたしお風呂入ってくるね！」

雛「はいっ。」

妹「♪～」

雛「（兄におかゆもってってあげよ…）」

妹「あっ雛ちゃ～ん！」

シーン

妹「雛ちゃん？」

支援

支援

もしかして兄が幼女になっちゃう話を書いてた人？

書き込みし過ぎて書き込めなくなった

>>267

そんなひとが
kskstの意味を知らないわけがない

コンコン

雛「兄…？入るよ？」

ガチャッ

兄「おお…雛か…ありがとうわざわざ持ってきてくれたのか。」

雛「うん。下りてこなかったから寝たのかと思ったわよ。」

兄「ごめんごめん。」

雛「あっ！いいから！起きなくて」

兄「えっ…でもそれじゃあ…食えない…」

雛「いいわよ…食べさせてあげる。」

兄「！！！！（なんだこいつ！なんかかわいいぞ!?）」ゴクリっ

妹「雛ちゃ～ん！」

妹「あれぇ？どこ行ったのかな…。着替えを持ってくるの忘れたからとってもらおうかと思ったのに・・・」

妹「バスタオル巻いていけばいっか…」

妹「なんてったってでんせっつ～♪」

妹「♪～」

妹「ん～それにしても、雛ちゃんどこ行ったのかな…」

???「きゃっちょっとぉ！」

妹「っ!?」

妹「えっ…今お兄ちゃんの部屋から…」

妹「雛ちゃん？」

妹「なんでお兄ちゃんの部屋から雛ちゃんの声が…」

雛「しっかり食べてよね～！」

兄「そんなこと言われても…寝ながらなんて…」

雛「うるっさいわね～。ほらっ！あ～ん」

兄「あ～ん。」

がちゃっ

兄＆雛「っ！
」
妹「っ！！何…してるの？」

支援

妹「２人でなにしてるの？」

兄「いやっ…これは…」

雛「具合が悪いから、私がご飯を持ってきたんです。」

妹「ふ～ん…」

雛「妹様こそ、どうかしたんですか？そんな格好で…」

妹「いやっ…お風呂に入ろうと思ったんだけど、着替えを忘れたから取りに来たらお兄ちゃんの部屋から雛ちゃんの声がしたから…」

雛「私たちが変なことをしてると思ったんですか？」

妹「べっ別に…」

雛「そうですか…。あんまりそんな恰好でいると風邪をひきますよ？」

妹「そっそうね。じゃあ…お風呂入ってくるね。」

兄「おうっ！ごゆっくり～」

妹「そちらこそ！！！！」

バタン！！！

妹の嫉妬ktkr

兄「…？何怒ってたんだぁ？妹のやつ…」

雛「さぁ？まっそんなことはいいから、ほらっあ～ん。」

兄「う…うん。あ～ん…あつっ！」

雛「おかしいなぁ…ちゃんとふーふーしたのに…」

兄「もっとしっかり頼むよ…雛…。」

雛「あっあたしだってがんばってるわよ！」



妹「まったく！２人でいちゃいちゃいちゃいちゃ…」ぶつぶつ

雛「ねぇ…？兄。」

兄「ん～？」

雛「あんたのお母さんとお父さん…もとは主従の関係って知ってた？」

兄「どういうこと？」

雛「あんたのお母さんは、お屋敷で昔メイドだったってことよ！」

兄「へぇ～初耳だな…」

雛「兄はどう思う？」

兄「なにが？」

雛「主従の関係から…っていうの」

兄「なくはないんじゃないか？」

雛「ほんとっ!?ほんとにそう思う!?」

兄「あっああ…。どうしたんだよ…いきなり…」

雛「べっ別に…何でもないけど…」

雛かわいいよ雛

グラハムかわいいよグラハム

雛「あっあたしねっ？実は…」

兄「…？」

雛「最初と比べると…結構あんたのこと、いいって思ってるんだ…」

兄「はぁ？」

雛「だっだから！け…結構あんたのこと好き…かも…」

兄「…ええ!?」

雛「べっ別に、好きってそういうわけじゃ…」

兄「…？何が言いたいんだぁ？」

雛「だっだから…、もう！ニブいわねっ！」

兄「？？？」

兄「グラハム、結婚しよう」

雛「だから…そのぉ…」ポリポリ

兄「？？？」

雛「もういいっ！い…行くわよ？」

兄「…？ああ。」

雛「あっあんたが好きになっちゃったのよ～！ばかぁ～～～！！」

兄「なっ…！」

兄「（なんだってぇぇ!??）」

グラハム「だから…そのぉ…」ポリポリ

兄「？？？」

グラハム「もういいです！い…いきますよ？」

兄「…？ああ。」

グラハム「兄さんが・・・・好きになっちゃいました・・・」

兄「なっ…！」

兄「（なんだってぇぇ!??）」

で脳内再生

兄｢な、なんだってぇー！｣

兄「な…。なななな…」

雛「い…言っとくけど…嘘なんかじゃないからね…」

兄「……」

雛「な…何とか言いなさいよ…。」

兄「嬉しいよ。」

雛「え？」

兄「今まで、面と向かって告白してきたのは、雛が初めてなんだ。」

雛「だ…だけど、毎日あんなにたくさんのラブレター…」

兄「もらってるけど、読んではいないんだ。」

雛「じゃあどうしてるの？」

兄「まとめて倉庫に保管してる。」

兄「告白とかは文面とかじゃなくて、
相手と向き合って話さないと、告白じゃないと俺は思ってるから」

雛「…っくぅ！（やっぱ…悔しいけどかっこいい…！こいつ！）」

兄「おいハム」

ぐらはむ「はい、なんですか？」

兄「よし、これからお前の名前はハムに決定な」

まただ。
バイバイさるさん

保守

兄「でっでも…驚いたな…雛には、絶対嫌われてると思っていたんだけど…」

雛「嫌いなやつのためにおかゆ持ってきて食べさせないわよ…」

兄「え？ご主人様だから持ってきてくれたんじゃないの？」

雛「（しまった！これじゃあ前から好きだったことがばれちゃう！）」

雛「そっそうよ！違うけどそうよっ！」

兄「素直じゃないなぁ…」

雛「そっそれで、どうなのよっ！へ…返事というか…」

兄「返事って？」

雛「勇気を振り絞って告白したんだから、返事くらいくれたっていいじゃない…」

兄「へっ返事？」

雛「あ…あたしだって…頑張ったんだから…」

兄「そうだな…。（どうするべきなんだろう…）」

兄「（雛は可愛いし…家事は何でもこなす…
っまぁ家のことを全部任せてたらストレスだって感じるしな…。俺でよければストレス解消の相手になってやれるし…）」

雛「（なんかすごい悩んでるわね…。はぁ…やっぱ…主従の関係からってのはなくはないって言うのは…あたしを喜ばせる嘘だったのね…ぐすん…）」

兄「わかった…」

雛「・・はいはいどーせダメでしょ」

兄「付き合おう。」

雛「え」

兄「付き合おう。」

雛「あんた本気で言ってんの！？」

兄「さっき言ったじゃないか。主従の関係から…そういうのもなくはないって。俺はうそをつかない。」

雛「なんか…こいつヘンなのかバカ正直なのかわからない…」

兄「こっちへ…」グイっ

雛「きゃっ…！んむっ！」

兄「んむ…んん…」

雛「んむぅ!?（え？え？なにこれ!?キッ…キス！？）」

雛「ん…んんん…（キスってこんな…感じなんだ…）」

兄「ぷはっ…」

雛「い…いきなり何するのよ…」

兄「にしては抵抗しなかったな」

雛「ばかっ…」

雛「…いいから…もっと……」

兄「ん？」

雛「もっと！」

兄「仕方ないメイドだな…雛は…」

雛「ごめんねっ…♪」

一方、妹は。

妹「あの二人…今頃何してるのかしら…」

妹「気になるわね…。」

妹「そういえば…あたしお兄ちゃんに
ファーストキス奪われたんだ…。」

妹「お兄ちゃん…焦ってたなぁ…」

妹「ファーストキスだなんて嘘なのに…」

妹「ファーストキスなんて…ちっちゃい頃に
お兄ちゃんと済ませてるわよ…」

妹「お兄ちゃんすっかり忘れたし…」

わくわく

パンツを脱いで待っていた方がいいですか？

既に全裸で待機に決まってるだろがｯ!!!

回想中…

ちび兄「もう泣くなよ…妹…」

ちび妹「うぇ～ん…」

ちび兄「もう～…ほらっ。んっ」ちゅ

ちび妹「……」ぽかん

ちび兄「泣いてる女はこうすると泣きやむんだって。ほんとだなっ」

ちび妹「…。」

ちび兄「もう泣くなよっ？」

ちび妹「うんっ！」

ちび兄ｗｗｗｗｗｗｗ

余計泣く場合もあるけどな！

ちょっと萌えた

妹「あの時のお兄ちゃん…ほんとにカッコよかったなぁ…」

妹「なにかあったら、すぐに飛んできてくれたし…」

妹「はぁ…。」

妹「最近雛ちゃんと一緒だし…」

妹「そっそりゃ兄妹なんだし、結ばれることはないけど…」

妹「離れてくこともないよね…」

妹「…！」ブルブルっ

妹「なんだろ…。湯船につかってるのに震えが…」

妹「いやな予感…」